全22件 (22件中 1-22件目)
1
明るいお月様が雲の向こうにあるようです。月明かりのせいで雲が少し透けています。夜空に雲の端っこがところどころ白くなっています。ホテルの窓からから見下ろした夜の海に似ています。真っ暗な海面に沖から波がやってきます。規則正しく平行に並んで。それをそのまま空に映したような海のような夜空でした。違うのは波の音が聞こえないことだけ夏の終わりの心残りに今年は会えなかった海を演じて見せてくれた秋風の贈り物でした。
August 31, 2007
コメント(2)

それは、突然にやってきました。急な電話を受けて耳を疑いながらも話をちゃんと理解しようと一生懸命全身で言葉を受けとろうとする自分がそこにいました。父に意識がなく救急車で運ばれたということだけがしっかり聞き取れた事実でした。ドラマのような事が今、自分の目の前に起こっているそれでもどこかちゃんと冷静でいることができたり絶対に大丈夫と根拠のない自信があったのはやはりテレビのこっち側でドラマを見ている気分だったのかもしれません。聞いたままを赴任先の主人に伝えて子供たちにカギを持たせて送り出しとりあえず一泊分の準備を詰め込み一番早い電車の時間を確認する。何もかもがスムーズに手際よく整い京都駅に着いてから朝食をとっていないことに気づきました。ひと心地着いたのは電車でモノを口にした時でした。全ての偶然が幸いしたのは父の生き方が起こした必然だったかもしれません。うまく偶然が重なって事なきを得ることができました。ベットを笑顔が囲んでいました。泊り込むこともなく帰路に着き主人の車から見た風景は私の好きな、高速道路から空だけが見える景色。 この空を見れてやっぱり今日も幸せな一日でありました。
August 30, 2007
コメント(4)
子供たちが学校から持って帰ってきた家庭新聞に大蔵流狂言師 茂山千三郎さんのお話が載っていました。茂山狂言では「笑い」を「和らい」と呼ぶそうです。笑えば心が和み親子、家庭、地域もまるくなります。とありました。「和らい」素敵な言葉です。その文字を紙に見るだけで和やかなキモチになれそうで。「笑い」は体をも内面から元気にする効果もあると聞きました。「笑いすぎるとシワが増える」と、いつかカツオ君が言ってたけど、「和らい過ぎてシアワセが増える」といいですよね。笑顔は人を優しくしてくれるし「笑い」は「和らい」で空気を和やかにしてくれます。そんな「和らい」を運ぶお仕事は実はとても大変なのかもしれませんがでも昔から人々が生きていく上で無くてはならない大切なお仕事だったように思います。キモチを元気にする狂言絶えずにここまできたのは「和らい」が必要であったから。毎日、殺伐としたニュースが流れるこの現世で純粋なキモチに立ち戻って思いっきり笑って、和んでたくさんの人が生きて行けたらいいのにね。
August 29, 2007
コメント(0)
今、メインに使っている香水が残り少なくなってきました。次に同じモノを買おうか迷っています。この香りをメインに使いはじめていくつかのストーリーがありました。そして、それが今からまた新しく展開し始めようとしています。この香りをここで閉じるとこの小節の記憶となって刻まれていくことが素敵だなって思うのです。とてもお気に入りであるのだけれどもう1本使ってみたいのだけれど新しいことの始まりに新しい香りを見つけてみようかと思います。どちらかといえばデフェンダーな私です。そんなことも少しドキドキです。
August 25, 2007
コメント(4)
あれだけ鳴いていた蝉の声がいつのまにか時々しか耳にしなくなった。夜、どこからか虫の声がする。ちゃんと季節が動いているんだということを私たちは小さな虫に教えられる。夜空の月を見上げても夏の月ではなく秋の月に変わろうとしているのがわかる。同じ月なのに何がどう違うのかは説明できない。でも今夜はクーラーは要らなくても眠れそうです。地球上では温暖化が叫ばれ電力の需要が極限を超えそうだとしても地球はクールに自転と公転を繰り返して宇宙の中を進み続けるそのさまを想像すると少しだけ解き放たれた気がします
August 24, 2007
コメント(0)
テレビのニュースでも流れるほどの久しぶりの京都の雨は今まで降らなかったストレスを一気に吐き出すかのよう。100M向こうの建物が水煙で見えなくなるくらいのどしゃぶりでした。おまけに嬉しくなるほどの雷マンションの10階窓から見える景色の半分以上は空その空から隙間なく降り落ちる矢のような水とカメラのフラッシュのみたいな天上の輝き。それを見ているだけで暑さにヒリヒリしていたキモチが潤うような気分になれてこんな街中でも感じることができる偉大なる自然に感謝です。地表の温度はこの雨でどのくらいクールダウンできたのでしょうか。
August 22, 2007
コメント(2)

夏が終わりに近づくとふと思い出すフレーズがあります。かなり昔の曲なのに色あせてもちゃんと記憶の中に居続けるのがすごい。 ゆく夏に なごる暑さは夕焼けを吸って燃え立つ葉鶏頭秋風の心細さは コスモス何もかも捨てたい恋があったのに不安な夢があったのにいつのかしら時のどこかに置き去り空色は水色に 茜は紅にやがて来る淋しい季節が恋人なの丘の上 銀河の降りるグランドに子供の声は犬の名をくりかえしふもとの町へ帰る 「晩夏 ~ひとりの季節~ 」 BY 荒井 由実 熱く焼けた焦げ跡はどんなに時間が経っても消えずに残って時間というものを恐ろく思うのはどんな痛みもいとおしく思えるものにしてしまうということ。
August 20, 2007
コメント(0)
連日の酷暑夕立さえない。青い空にはたくさんの雲が行き交っているのに雲は水蒸気それはどこまで行ったら水に戻るのか突き止めて見たくなるような晴れ上がった空。夕方、洗濯物を取り込んでいると久しぶりに北西の方角、山に薄黒い雲が集まり始める。ずうっと見ていると縦に稲光がいくつも走った。やった!夕立が来る。親譲りの雷好きな次女を呼んでしばらく二人で眺めていた。「遠雷」という言葉をどこかで聞いたことがあるけれどそれはこういうことをいうのだろうか今、「えんらい」と入力したらちゃんと変換候補に上がってきた。正しい使い方は知らないけれど今日見た雷雲がそんなイメージだった。そしてそれは夏の終わりを告げる景色にも思えた。
August 19, 2007
コメント(0)

早くに目覚めた夏の朝たまには散歩に出てみる。こんなに朝早くても活動している人たちに出会うとワクワクしてくる。朝の涼しさに空を見上げてみたらいつもは見上げたりしない鳥居がそこにそびえていた。 こんなに大きかったんだ。こんなに背が高かったんだ。意外なものが見えてくる朝の散歩は発見ばかり。
August 17, 2007
コメント(0)

今回の奈良は少しローカルな場所を訪ねてみました。不退寺。平城宮跡の北西に位置するお寺で在原業平が建立し、彼自作の観音様がありました。参拝の方は誰もありませんでした。でも静かな木々の間を抜けて訪ねることは小さな空間ではあるけれど心落ち着ける場所でありました。お寺の名前が「退かず」というイメージが気になって訪ねた場所でした。そのあと、秋篠寺に向かいました。 ここに納められている伎芸天立像が有名で少し開いた口元と傾けたお顔がなんとも言えない雰囲気をお持ちでした。境内のあちこちに萩の木がありました。もう咲いている花もあり、暑い中でも、秋の気配は確実にやってきていました。 最後に訪れた西大寺。 写真の真ん中に立っておられるこの大きな緑色の観音様は 生駒山の中腹辺りにあるお寺さんからの寄贈で金色に塗る手前の緑色だそうです。西大寺は、大仏さんので有名な東大寺に対しての西のお寺で、東大寺がお父さんで、西大寺が娘さんだと言うことでした。写真には収められなかったのですが本堂に安置されている鎌倉時代作の菩薩さまに私はとても惹かれました。ぴかぴかに磨かれた床と昼間なのに薄暗い本堂にたくさんの燈籠に火が灯されていてそこは、とても心穏やかになれる空気がありました。暑い散策を終えて特急電車ならではのお楽しみ 私は、このたなかさんのが一番好きです。
August 15, 2007
コメント(0)

奈良の燈花会に行ってきました。奈良の名勝のライトアップと共に2万を超えるろうそくの明かりを燈して奈良公園一帯、7つの会場で繰り広げられる灯りのイベントです。たまたま奈良に行く予定にその最終日が重なってとてもラッキーでした。たとえば興福寺 夜の闇に浮かび上がるといつもより荘厳に見えました。興福寺を抜けて春日大社までの間の浅茅ヶ原会場 竹篭に工夫された灯りが素敵でした。竹篭の下には風鈴が付いていました。 春日大社までの長い参道に足元を照らす提灯を売っていました。 春日大社の境内の燈籠はお盆と節分の2回、火が灯されるそうです。 燈籠一つ一つが違う模様でそれぞれに託された思いがこもっていました。 娘のお土産に鹿のおみくじを買いました。中身が判らないだけにちょっとドキドキです。 最後に着いた東大寺でしたが、夜の特別無料拝観の時間を過ぎていて残念でした。 奈良は町灯りが少ない分、こういう光のイベントは成功するとどなたかがおっしゃっておられました。暗闇の中に浮かびあがったたくさんの灯りが京都の花灯ろうとはまた違った雰囲気で、本当に素敵でした。
August 14, 2007
コメント(0)
今日は朝からずっとすごい風が吹いています。家中の風鈴が鳴りっぱなしで暖簾やカーテンがはためいています。台風は日本からずっと離れているのに。今日の高校野球、第一試合の京都外大西の試合はすごかったです。9回裏、雨が降り出しました。中継のアナウンサーの話ではレーダーに雨雲は写っていないらしく本当に甲子園の上だけに発生したわずかな雨雲のようでした。息子はそれをドラマチックと呼んでいました。今日の風と甲子園の雨と。気象レーダーは全てを把握したわけではないどんなに文明が進んでも予想外はやってくる。だからこそ全てはドラマチック。今朝方見えるはずだったドラマチックの流星群は重く覆われた雲で見えませんでした。この強い風が雲を今夜こそ吹き飛ばしてくれますように。
August 13, 2007
コメント(2)
今夜はペルセウス流星群が見られるチャンス。どれだけの人がこの空を見上げるのでしょう。流れ星に願いを。そんなことを言われ始めたのはいつの頃からでしょう。今までいくつかの流れ星を見つけたけれど願い事をまともに唱えられた記憶はない突然みつけたきらめきを目で追うのが精一杯今夜はひとつでも願いを唱えることができるかしら願いはたくさん欲張りは駄目だし努力もするけどでも、どうか力を貸してもらえるなら叶って欲しいものばかりさぁ、寝よう。素敵な夜のショーを楽しむために☆
August 12, 2007
コメント(0)
大丸百貨店に出かけました。いつもは必ず高島屋なんだけれど探しているものが高島屋にはなくて大丸でのお取り置きしてもらっていたのでした。最近はあまり訪れたことがなかったのできょろきょろとおのぼりさんでした。そんな中、あるジュエリーショップに目がとまりました。それは独身時代、主人がはじめてネックレスをプレゼントしてくれたお店でした。お店は北山にあって小さなお店ながらもとても素敵な品揃えで欲しいものがなかなか見つからない私のお気に入りを見つけることができる奇跡的なお店だったのです。ステップアップして百貨店にお店を出すくらいに大きくなったんだ。ちょっと嬉しくなりました。品定めをしているカップル、20年後もきっと一緒にいれるよ。その後、地下食品売り場にてまた見つけてしまった懐かしのお店は、高校時代、みんなでしょっちゅう通った甘味屋さん。こんなところでお会いするなんて。和菓子コーナーに軒を連ねておいしいお菓子が山積みでした。みんなそうして頑張ってるんだ~私の今日のお買い物も主人からのプレゼント。ちょっと前までは手の届かなかった価値観を胸張って手に出来る喜びは主人の頑張りのおかげ。その頑張りに感謝してその頑張りに励まされもっともっと向上していきますように
August 11, 2007
コメント(0)
はがきを書く用事がありました。ちょっと工夫がしたかったので、子供の使わないペンを入れてある箱からいくつかペンを出してきました。そのペンがとても書きやすくまた私の好きな色質だったので嬉しくなってもっとたくさん字が書きたくなりました。字を書くことが昔から好きだったことをこのところ忘れていました。キーボードをたたくばかりで。すぐにペンを執ることができるようペン立てを探していたら長女がお友達のピアノの発表会でいただいたかわいいお菓子の缶をくれました。さぁ、準備はできたさて誰にペンを走らせようかな。
August 10, 2007
コメント(0)
秋から冬にかけての通信販売のカタログが届きました。まだまだ暑い中、暖房器具や柔らかそうな毛布などが紙面の中心になっていました。どれもお洒落なものが充実しています。昔から、いつかドラマの様な部屋を持ちたいと思い続けてカタログをめくりそれはそのまま生活優先の中ではそんな夢の思いは叶わないけれど小さな工夫や四季のうつろいを取り入れてひとりで満足しています。小さな幸せは時に、子供たちにも気づいてもらえたりするともうちょっと大きくなって中くらいの幸せに進化します。それが褒められたりしたら大きな幸せに昇格します。幸せは小さな事から。それがたとえ自己満足でも、私を幸せにしてくれることに間違いはないのですから。そんなふうに小さな幸せをいっぱい集めてみましょう。スタンプカードがいっぱいになるときっと大きな特典がもらえるかもしれません ^^
August 9, 2007
コメント(2)
古いお家が3軒解体されました。あっという間に何も無かった更地になりました。やわらかい土に満たされてこんなに広かったんだと改めて感じる風景でした。区切りのロープが張られどこかの不動産屋さんののぼりが立ちそこに家が並んでいたことを瞬く間に忘れさせてしまいました。数日、本当に数日ぶりにそこを通ったらどこからやってきたのかもう雑草が生え始めていました。草木も枯れるようなこの暑さの元、新しく芽生えた雑草たちの力強いこと。夕立さえもないここ数日。もちろん、水をやる人もない。見るたびに生き生きと葉を大きく空に近づいている。真夏の暑さを喜んで求めるかのように一生懸命背伸びしている姿は出勤途中の私のペダルをこぐ力を強くしました。
August 8, 2007
コメント(4)

夏野菜をいただきました。 早速、夏野菜のトマト煮を作りました。私が子供の頃は夏野菜はおだしとお醤油で炊き合わせたものでした。あまり野菜が好きではなかった私は一緒に炊かれていたおだしのおじゃこばかりを選んで食べていました。その経験から美味しくできたと思った野菜たちでしたが下の子達2人はあまり進みませんでした。残ったトマト煮は鍋ごとしっかり一晩冷蔵庫で冷やし今日のランチの冷製スパゲッティのソースになりました。これもまたとてもおいしかったのに下の子2人はあまり進みませんでした。お日さまをいっぱいに浴びた野菜たちは元気をくれるような気がします。たくさん食べた私はいっぱい元気になれました。まだまだ夏は長い。
August 6, 2007
コメント(0)
夏休みになると高校時代の頃の仲良し友達と会う話が持ち上がる他府県に行ってる友達の帰省に合わせてどこかで時間がとれたらと。一緒に過ごした時間はわずかでその後、もう20年も経つというのにどんな時もそのままでみんなで集えばそんなに時間が経っていることなど信じられないくらいの空間になる。会いたいと思うのは友達の顔を見たいことはもちろんのこと実は、その時に戻れる高校時代の自分にも会いたいのかもしれない。何度でも語れる昔話の中に現実逃避のタイムトリップして自分を癒しているのかもしれない。この今を戦うために。そしてきっと永遠に終わらないかもしれない子育てを卒業する時を語り合いながら私たちはのびたくんの引き出しに飛び込んで過去や未来を行ったり来たりして限られた時間をめいっぱい話し込むのでした。
August 5, 2007
コメント(2)
エルメスのソルドに行って来ました。一日限定の招待会はたまたま高島屋方面に出かける用事と重なってうまくいけば欲しいものでてるかなぁというくらいの軽い気持ちでした。10時オープンの10分前、招待状に記載された指定の入り口に着きました。なんだ、意外に少ないなって思いながら、渡された整理券の番号を見ると194番。その入り口から係りの方の先導で開店前の高島屋に入りました。催し物会場にはそう、193組の方がちゃんと並んでおられました。催し物会場に着くとすぐに入場が始まりました。会場は一番手前にバックとスカーフ・ネクタイ奥には靴や洋服がありました。バックは10種類くらいまるでDFSのようにワゴンに山積みになっていました。オープンすぐに人並みはそのバックの山に流れ込み選ぶ作業もなくたくさんの方が渡された大きなナイロンの袋にいくつも詰め込まれていました。私には十数万のものをそんなふうに買う気にはなれませんでした。お目当てのものもでてなくてオープン5分で結局、何も買わずに会場を後にしました。そんな私に、高島屋の方々が深くおじぎをしてくださるのが少し切ない気がしました。帰りのエレベーターで一緒になった方が携帯で話されているのを耳にしました。「レベル低すぎ~」と。私の持っているエルメスのバックは本当に欲しくて、一生懸命選んで主人に買ってもらったものばかり。エルメスブティックで大きなソファに座って包んでもらうのを待っていたりすることも含めてその高額のものを手にする喜びがあるような気がします。だから、今日のソルドは私の思いとは違ったもので少し残念でした。
August 3, 2007
コメント(2)

5年生の次女が初めて一人で旅をしました。 特急電車で1時間半。いつもおじいちゃん・おばあちゃんちへは兄弟3人での旅だったのがお姉ちゃんの受験にお兄ちゃんの部活で行けなくて今年はひとり。お兄ちゃんもお姉ちゃんも一人で旅をしたことがない。この旅はきっと彼女の人生で大きなものをもたらしてくれると信じて見送りました。
August 2, 2007
コメント(6)
あっという間に8月になりました。私の夏に宿題はないけれどいつのまにか冬になってしまわぬようにこの夏にしかなかったことを残しておきたいと思うのです。ここ数日、お月さまは、リビングから空を望む私に応えるように東の山から少しづつ私の正面をまっすぐ昇ってゆきました。昇り始めたお月さまはぐんぐんいえいえ、あっと言うまに窓の四角い枠を超え、私が座った位置から見えなくなりました。地球は回っているのです。その速さはこうして目に見えるほどに。秋はすぐにやってくる。夏はすぐにたたんでしまうから今こうしている夏を大切に過ごして。「いつのまにか」という言葉はこの夏に当てはまらぬようにここにあった夏を私に刻みたい。
August 1, 2007
コメント(4)
全22件 (22件中 1-22件目)
1
![]()

