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仙台市泉区のながさわ歯科医院の長澤です。いつも有り難うございます。皆様の健康に役立つ情報をお届けできたらと思っています。 タバコネタです。まあ、私もいつも苦労しているのが、飲み会ですね。もう年齢的にも上の部類にいるので、まわりが気を遣って喫煙する人は私から離れてくれますが、残念なのは、タバコを吸う人とあまり話ができないことですかね。 東京のファミレスなんかは、環境がひどくて、禁煙コーナーにたどりつくまでに喫煙コーナーを通り抜けなければならなかったり、トイレが喫煙コーナーにしかなかったりと、全く非喫煙者に対する配慮がされてない事が多いですね。 <受動喫煙調査>飲食店利用者の7割が「不快」 飲食店で食事する際、他人のたばこの煙で不快な思いをした経験のある人が喫煙者も含め約7割に達したことが、製薬会社「ファイザー」(東京都渋谷区)の調査で分かった。「同じ飲食店はもう利用しない」と答えた人も6割を超え、受動喫煙対策が急がれる実態が明らかになった。 公共的な場所での受動喫煙については、神奈川県が今年、防止条例の素案を発表するなど関心が高まっている。これまで、利用者側の意識調査はほとんどなく、同社が10月、週に1度以上飲食店を利用する800人(喫煙者、非喫煙者各400人)を対象にインターネットで調査した。 「飲食店で他人のたばこの煙によって不快な思いをしたことがある」と答えた人は全体で67.3%、喫煙者に限っても46.5%いた。不快な思いをした人のうち、62.8%が「次回は同じ店を利用しない」と答え、「利用する」と回答したのは22.3%だった。喫煙者でも43.0%の人が利用しないと答えた。 また、不快な思いをした人のうち、「たばこをやめてほしい」と言えずに我慢している人は81.8%に達した。特に、同席する上司が喫煙を望んだ場合、非喫煙者の95.8%は、喫煙席に座ることを余儀なくされていた。 日本では、健康増進法によって飲食店などの施設管理者は防止措置をしなければならないが、罰則がない。飲食店側の多くは、分煙対策の費用負担に難色を示す。喫煙対策に詳しい中田ゆり・神奈川県禁煙条例(仮称)検討委員会委員は「受動喫煙対策を講じない店は、気づかぬうちに客を失っているといえる。だれもが安心して飲食を楽しめる飲食店が求められている」と話している。【河内敏康】
2008年12月27日
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仙台市泉区のながさわ歯科医院の長澤です。いつも有り難うございます。皆様の健康に役立つ情報をお届けできたらと思っています。 昔は中曽根元首相の事を誤解していた時期もありましたが、中曽根さんという人はなかなかの腹が座った人物だなと最近は思っております。 首相や、社会のトップにいるということは、私生活は無いと考えてもらわないとわれわれ下々の民衆が困るんですね。「悩みに悩みぬいて」正しい答えを見つけてもらわないとこまります。 「私邸に帰りバーに行き終わり」中曽根元首相が麻生首相に苦言 激震・麻生政権 中曽根元首相は25日、衛星放送「BS11」の番組収録で、麻生首相が私邸住まいと夜のバー通いを続けていることについて、「首相は夜寝ている時も首相だ。昔の政治家は官邸を死に場所と心得ていたが、戦後の政治家は私生活と公が分離し、私邸に帰ってバーに行って終わりにする感じになった。天下、国民を背負っている(との自覚が必要だ)」と苦言を呈した。 また、衆院解散時期に関して、「来年7月に都議選がある。2009年度予算は通さないといけない。5―6月が一番可能性が高い」と述べた。 中曽根氏は今月7日に右腕を骨折して都内の病院に入院していたが、20日に退院した。(2008年12月25日18時58分 読売新聞)
2008年12月25日
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仙台市泉区のながさわ歯科医院の長澤です。いつも有り難うございます。皆様の健康に役立つ情報をお届けできたらと思っています。 交通事故は随分減少しましたが、タバコ関連死は増加する一方ですね。 私も12月に入って忘年会にいきましたが、何がいやかと言うと帰りのタクシーがタバコ臭いのがたまらないですね。ひどい時は窓を全開にして頭が冷えて痛くなるのをガマンしても、タバコ臭いのにはガマンができません。 20万人の死者ということは、国家的殺戮に近いですね。 まあ、この国のお役人は国民がどうなっても構わない人たちですから、何とも思っていないと思いますが。たばこが原因で死亡、年間20万人 対策に増税必要?2008年12月22日 asahi net. たばこが原因で病気になり、死亡する人は、年間20万人近くにのぼるとみられることが、厚生労働省研究班(主任研究者=祖父江友孝・国立がんセンター部長)の調査でわかった。研究班は「健康対策として、増税を含めたたばこ対策がもっと必要だ」と指摘している。 国内の四つの疫学調査データを解析した。80~90年代に40~79歳の男女約29万7千人に喫煙習慣などを尋ね、約10年間追跡。2万5700人が死亡していた。喫煙率は男性54%、女性8%。 たばこを吸っていて病気で亡くなるリスクを、吸わない人と比べると、男性では(1)消化性潰瘍(かいよう)(胃潰瘍、十二指腸潰瘍)7.1倍(2)喉頭(こうとう)がん5.5倍(3)肺がん4.8倍(4)くも膜下出血2.3倍。女性では(1)肺がん3.9倍(2)慢性閉塞(へいそく)性肺疾患(COPD)3.6倍(3)心筋梗塞(こうそく)3倍(4)子宮頸(けい)がん2.3倍などだった。 また、過去に喫煙歴がある人も含めると、男性のうち27.8%、女性の6.7%が、たばこに関連した病気で死亡していた。 こうしたデータをもとに、05年の死亡統計にあてはめて計算すると、年間死亡者108万4千人のうち、たばこ関連の死亡者は男性16万3千人、女性3万3千人。05年時点の喫煙率は男性39%、女性11%のため、たばこに関連した病気になり死亡する人は今後、男性で減り、女性で増えると予想される。 解析の中心となった同センターの片野田耕太・がん対策情報センター研究員は「増税のほか禁煙治療をもっと広めるなど、総合的な対策を進める必要がある」と話している。(田村建二)
2008年12月24日
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仙台市泉区のながさわ歯科医院の長澤です。いつも有り難うございます。皆様の健康に役立つ情報をお届けできたらと思っています。 こんなことはわかりきった事なんですが、やっと科学的に証明されたということなんでしょうね。 仙台は全国的に見ても砂糖の消費量が多く、学童の虫歯も多い地域なんですが、これも社会的要因で虫歯が多くなっているんでしょうね。 大阪なんかはどうなんでしょうか。大阪のおばちゃん達は常にアメちゃんを持ち歩いているといいますし、砂糖の消費量も多いんでしょうね。 白い物は全て精製されていますから、依存性ということでは、麻薬と一緒なのではないでしょうか。人間の身体は、精製された物をうまく処理する事ができずに薬物依存になるような気がします。薬も西洋薬よりは、漢方。白砂糖よりは、黒砂糖。精製された塩よりは、不純物の多い塩。白米よりは玄米。白いパンよりは、色のついたパン。甘いものにも依存性のあることが判明 糖には依存性があるという、長年疑われてきた説が科学的に立証され、スコッツデール(アリゾナ州)で開催された米国神経精神薬理学会(ACNP)年次集会で発表された。研究を率いた米プリンストン大学(ニュージャージー州)心理学教授のBart Hoebel氏によると、糖の大量摂取が脳内で依存性薬物に極めてよく似た作用をもたらすことが動物モデルにより示され、「糖依存症(sugar addiction)」が後にアルコールなどの薬物依存症の「入り口」となることさえあるという。 今回の研究では、ラットを対象に1日のうち12時間は食餌を与えず、その後の12時間には食餌および糖水(ブドウ糖25%およびショ糖10%、清涼飲料に近い濃度)を与えることを3~4週間続けた。その結果、糖の大量摂取によって、報酬系に関与する脳部位である側坐核で神経伝達物質ドパミンが急増することが判明。依存性薬物にも脳の同じ部位でドパミンを放出あるいは増加させる作用があることがわかっている。ただし、糖を与えるだけでこの作用が起こるわけではなく、糖をしばらく断った後に大量に与える、ということを交互に繰り返す必要があった。3週間後、ラットには喫煙、飲酒、モルヒネなどを止めた人とよく似た離脱(禁断)症状がみられた。 次にラットの脳のエンドルフィン(編集部注=脳内の神経伝達物質で幸福感をもたらすといわれる物質。脳内麻薬とも呼ばれる)を遮断すると、離脱症状、不安、行動減退、ドパミン値低下などが生じることわかり、ラットの行動と神経化学物質との関連性も裏付けられた。糖依存の作用は長期間持続し、糖を断つ時間を長くするとさらに多量の糖を摂取するようになり、糖を摂取させないとアルコールの摂取量が増えることもわかった。 研究グループは、このような脳の変化の一部が大食症(過食症)や無食欲症(拒食症)などの摂食障害患者にも起こっていると推測している。太りやすい食べ物は満腹感を調節する機構を乱し、さらに食べることへと駆り立て、その悪循環が体重増加につながるのだという。この点を裏付けるためには、さらに研究を重ねる必要があると述べている。[2008年12月10日/HealthDay News]
2008年12月19日
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仙台市泉区のながさわ歯科医院の長澤です。いつも有り難うございます。皆様の健康に役立つ情報をお届けできたらと思っています。 喫煙が米国で年間44万人の死亡原因になっているとは驚きですね。 タバコ会社は殺戮団体としか言いようがないですね。 更に日本の場合は国家をあげてタバコ会社を運営しているわけですから、これも国家的犯罪と言えるのではないでしょうか。 最近、わが医院でも歯周病への影響や、全身との関連、インプラント手術においてのリスクを説明すると、禁煙する方が多くなってきたように感じます。脳内の分子スイッチで喫煙欲求が抑えられる 脳内の神経ペプチド受容体を遮断することによって、たばこへの欲求を急速に低下できる可能性のあることが新しい研究で示され、米科学アカデミー発行の「Proceedings of the National Academy of Sciences(PNAS)」オンライン版に11月24日掲載された。 米スクリプス研究所フロリダ(ジュピター)の研究グループによると、神経組織内にある短鎖のアミノ酸であるヒポクレチン-1(hypocretin-1、別名オレキシン A、orexin A)によって、ラットがニコチンを渇望する一連の生化学反応が発生するという。 研究主任のPaul Kenny氏は「ヒポクレチン-1受容体を遮断すると、ラットのニコチン使用を続ける意欲が減退しただけでなく、脳の報酬回路に対するニコチンの刺激作用が無効になった」と述べ、この受容体を効果的に遮断する方法を突き止めることができれば、新しい禁煙治療につながる可能性があるとしている。今回の研究では、低用量の選択的拮抗薬SB-334867(市販されている化合物で、研究によく用いられる)を使用してヒポクレチン-1受容体を遮断した。 前頭葉のごく小さな領域に損傷を受けた人が自発的にたばこをやめる事例がみられるが、今回の知見でその理由が説明できると考えられる。研究グループによると、ヒポクレチン-1受容体は脳の前頭葉にあるクルミ大の島(insula)と呼ばれる部位に存在するという。同研究所による過去の研究では、ヒポクレチン-1受容体がコカイン依存症の再発を制御する上でも中心的な役割を果たしていることが判明している。 喫煙は米国で年間44万人の死亡原因となっており、それによる医療コストは年間1,600億ドル(約15兆円)に上る。禁煙を試みる人のうち、1年後まで禁煙を維持できる人は約10%にとどまるという。[2008年11月24日/HealthDay News]
2008年12月12日
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仙台市泉区のながさわ歯科医院の長澤です。いつも有り難うございます。皆様の健康に役立つ情報をお届けできたらと思っています。 この話で気に入ったのが、『毎日,自由時間がふんだんにできるのだが,では,ヒヒたちが,ふんだんにできた自由時間を何に使うかというと,「お互いの暮らしを不幸せにすることに使うのだ」と,サポルスキーは言う。』のところです。 まるでアメリカの社会のようです。他国民だけでなく、低所得層の自国民の命をも、危険にさらしている。ブッシュはこのヒヒ社会の凶暴な暴君と言ったところでしょうか。 格差症候群 ヒヒ真似の勧め---「格差症候群」は動物界にも 今回の話題は,ロバート・サポルスキー(51歳,スタンフォード大学生物学・神経学教授)の研究にまつわるものであるが,彼は,「中年ケニヤ」と呼ぶのがふさわしいような,個性的な科学者である。専門は,慢性的ストレスが身体に及ぼす生物学的影響であるが,1970年代後半から頻回にケニアを訪問,ヒヒ(baboon)のコロニーを対象とした研究を続けてきたことで知られている。彼が,ケニアのサバンナで,ヒヒの診察・採血をする様子をテレビで見たことがあるが,鎮静剤入りの注射器を筒に仕込み,「吹き矢」としてヒヒに打ち込む様は実にユーモラスだった。射程はわずか10メートル,ヒヒが油断する隙に「吹き矢」を発射,命中したあとは,「コテン」と倒れるまでヒヒを付け回すのである。 サポルスキーによると,倒れたヒヒをすぐに連れ去るのは「御法度」である。「もし,エイリアンが現れて突然人間を連れ去ろうとしたら,回りは黙っていないだろう」と,彼は説明するが,まず倒れたヒヒにぼろ布をかぶせ,仲間の視界から遮断することが「誘拐」を成功させる秘訣なのである。誘拐後,速やかに血圧測定・採血などを実施,ヒヒの健診を完了させる。 彼が研究対象とするケニアのヒヒ・コロニーは,食環境が非常に恵まれているので,食べ物を探して一日中苦労する必要がない。毎日,自由時間がふんだんにできるのだが,では,ヒヒたちが,ふんだんにできた自由時間を何に使うかというと,「お互いの暮らしを不幸せにすることに使うのだ」と,サポルスキーは言う。体が大きく,力が強いボス・ヒヒ(オス)は多数のメスを性のパートナーとして占有するだけでなく,力が弱いオスに暴力をふるい,その力を誇示する。一方,暴力をふるわれる立場のヒヒは,そのうっぷんを晴らすかのように,自分より力の弱いオスに暴力をふるったり,あるいは,かいがいしくボスの「毛づくろい」をすることで親分に取り入ろうとしたりするのである。 かくして,コロニーの中に,ヒヒ間の上下関係(ヒエラルキー)が成立するのだが,サポルスキーによると,個々のヒヒにとって,自分がヒエラルキーのどこに所属するかによって,その健康度が大きく変わるという。たとえば,ヒエラルキーの下位に所属するヒヒほど血中糖質コルチコイド値が高く,社会的地位が低いことに起因する慢性的ストレスの影響が,免疫能・耐糖能の低下や高血圧・動脈硬化症の増加等の健康被害に結びついているのは,ヒトの場合の「格差症候群(status syndrome)」と変わらないのである(註1)。ヒヒ社会から消えた「格差症候群」 ところで,サポルスキーが観察を続けてきたコロニーの一つ,Forest Troopの有り様が変わったきっかけは,1980年代初めに,人間たちのゴミ捨て場が近くにできたことだった。その結果,ゴミ捨て場を漁って人間の食べ残しを食べるヒヒが現れるようになったのだが,人間の食べ残しを食べるようなグルメ志向の強い(つまり,食い意地の張った)ヒヒは,なぜか気性の荒いヒヒに集中した。しかし,グルメ志向を満足させることに夢中だったヒヒたちは知る由もなかったが,不幸なことに,人間たちの食べ残しは結核菌に汚染されていた。かくして,人間の食べ残しに手を出したヒヒが,食い意地が張っていたがために結核で死ぬという悲運に見舞われる一方で,Forest Troopのコロニーにとっては,構成員から気の荒いヒヒが消えるという社会的変化が招来されたのだった。 当然のことながら,気の荒いメンバーが消えてしまった後,コロニーの「文化」はすっかり様変わりした。ヒエラルキー間の暴力沙汰が激減,「思いやり」や「いたわり」の行為が目立つ,平和な社会が実現したのである。それだけでなく,ヒエラルキー上下間の血中糖質コルチコイド値の違いも消失,社会的地位の違いに起因するストレスが著しく小さくなったことが示唆されたのだった(註2)。 以前にも論じたように,いま,日本では猛スピードで格差が拡大,格差症候群に基づく健康被害の進展が心配されてならないのだが,私たちは,いったい,いつになったら,思いやりといたわりの社会を実現することで格差症候群の問題を解決したヒヒたちを真似ることができるようになるのだろうか?(つづく)註1:格差症候群については,本連載128‐133回で論じたが,霊長類における格差症候群についてはサポルスキーの総説(Science308:648‐652, 2005)が詳しい。 註2:Sapolsky RM, Share LJ(2004)A Pacific Culture among Wild Baboons: Its Emergence and Transmission. PLoS Biol 2(4):e106
2008年12月11日
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仙台市泉区のながさわ歯科医院の長澤です。いつも有り難うございます。皆様の健康に役立つ情報をお届けできたらと思っています。 この過酷な勤務実態では、産科、小児科の医師を希望するドクターはますます減少するでしょう。今後の医師は増加するかもしれませんが、何科を選ぶかには拘束力はありませんから、医師ばかり増加して、産科医、小児科医、脳外科医はますます減少することだろうと予想できます。 厚生労働省の医療政策の失敗を問わなければならないのではないでしょうか。1年以上入院する赤ちゃんたち―特集「新生児医療、“声なき声”の実態」(2) 「NICU満床」の原因には、赤ちゃんがNICUに1年以上入院している「長期入院」も挙げられる。 八戸市立市民病院(青森県)の地域周産期母子医療センターのNICUにも、この秋まで約10か月入院していた赤ちゃんがいた。もともと総合周産期母子医療センターの青森県立中央病院で未熟児として生まれ、両親の居住地に近かった八戸市立市民病院に転院してきた。その後、赤ちゃんの今後の生活について病院側と家族側で考えてきたが、継続的な人工呼吸やチューブ栄養、持続導尿などの管理が必要だったので、在宅での生活は難しいと考えられた。このため、同院が受け入れ先を探し、重症心身障害児を診ている近隣の病院の受け入れが決まった。 同院小児科の佐藤智樹医師は、「昔に比べると医療が進んでいるので、命は助かっても人工呼吸や点滴が必要で、長期入院になる赤ちゃんが増えている」と話す。県立中央病院でも、染色体異常を持って生まれ、約2年もの入院の末に先日亡くなった赤ちゃんがいたという。 こうした長期入院の例は、青森県だけにとどまらない。 埼玉医科大総合医療センター総合周産期母子医療センター長の田村正徳氏は、「ここにも1年以上入院する赤ちゃんが年間に1人ぐらいいる」と話す。田村氏によると、長期入院になる新生児は大きく分けて2パターン。染色体異常など先天的な異常を持って仮死状態で生まれ、今後人工呼吸器が外れることが期待できないとされるケースと、早産などで未熟児として生まれ、人工呼吸器によって肺に圧力を受け続けたために慢性肺疾患を発症するが、治る見込みはあるというケースだ。■赤ちゃんの長期入院、1施設に0.5床 新生児医療連絡会の調べによると、2005年に長期入院の赤ちゃんは1施設当たりの平均のNICU病床数である6床に対して0.5床程度を占めている。また、人工呼吸器の付いているNICUベッドの比率も03年には4.15%だったが、06年には6.60%に増えており、NICUの設備が重装備化していることが分かる。 厚生労働省研究班の報告によると、国内では長期入院になる新生児が年間に約200-300人おり、200-250人に在宅か療養施設に移ってもらう必要があると指摘している。人工呼吸が永続的に必要なケースでは、重症心身障害児福祉施設や重症心身障害児(者)を診る病棟のある国立病院などでの療養が望ましいとされている。しかし、「どこの療育施設も定員いっぱいの状態であることと、人工呼吸器を付けている患者のケアは療育施設では難しいことなどで、なかなか受け入れられない」(田村氏)、「病院や障害児(者)の施設はどこも満員なので、受け入れ先ができるということは誰かが亡くなるということ。そんなに簡単なことではない」(佐藤氏)といい、受け入れ先が見つからず入院が長引いているのが実情だ。■NICU1000床の増床を こうした状況から、NICUの増床を求める声は多い。厚労省研究班はNICUが国内に約1000床不足しており、喫緊で200-500床の増床が必要と試算している。 新生児医療連絡会が、会員のNICU施設126か所に対して行った調査によると、新生児病床が「不足」と感じていた施設が72%で、このうち94%がNICUの不足を、77%がGCUの不足を感じていた。新生児病床を「増やしたい」と考える施設が76%あったが、できない理由(複数回答)として、「医師確保」が79%、「看護師確保」が75%と、人材確保が困難であることが多く挙がった。加えて、7:1入院基本料を取得するためにぎりぎりの人数で看護師を配置している病院の場合は、NICUを1床増やすと、新人を雇用しない限りはほかの病床から看護師をNICUに移す必要があるため、施設基準を満たせなくなることを恐れて増床できなくなっているとの指摘もある。■自治体と現場の意識に大きな差 一方で、厚労省が今年各都道府県に対して行った調査では、NICUが「(ほぼ)充足している」が23自治体と、「不足している」と回答した22自治体をわずかな差で上回る結果となっており(「把握していない」は2自治体)、現場と自治体の意識に大きな差があることがうかがえる。 青森県立中央病院でも来年度のNICU増床を要望しているが、青森県の担当者は「そういったニーズがあることは把握しているが、総合病院なので、スペースや人材などの問題のほか、がんや脳卒中などの高度医療の整備も検討していく必要がある。もろもろを勘案しながら、ニーズにどう応えていくか知恵を絞っていきたい」と歯切れが悪く、先行きは不透明だ。■新生児医師も不足 しかし、単純にNICUを増やしても、働く医師がいなければ意味がない。新生児医療連絡会の調査でも、「新生児医師が不足」している施設が87%と、医師不足は深刻だ。 新生児科は標榜科ではなく、それぞれの病院によって小児科とのすみ分けなどから新生児医師の配置や役割が異なっているため、新生児医師の数は正確には把握できない。ただ、日本未熟児新生児学会の会員数は3056人で、日本小児科学会の1万9300人と比べると約6分の1と少なく、「小児科の中でもマイナーな存在」(青森県立中央病院総合周産期母子医療センター新生児集中治療管理部門部長の網塚貴介氏)だけに、新生児医療に従事する医師は小児科医の中でもかなり少ないとみられる。■3日に1回の当直 ただでさえ労働環境が過酷といわれる小児科の中で、数が少ない新生児医師の労働環境はどうだろうか。網塚氏は、今年7月から3か月連続で、月8回の当直をこなした。網塚氏の場合、当直日は通常勤務から当直に入り、翌日はそのまま通常勤務に入るため、連続で36時間を超える労働だ。そして翌日に通常の勤務を1日こなせば、また当直に入ることになる。現在は同センターのNICUに医師が1人増えたため、当直は月6回になり、「これでも楽になった」(網塚氏)。一方、八戸市立市民病院の佐藤氏は、通常の小児科の外来や病棟の診療もしながらNICUも診ている。30歳代前半の佐藤氏の当直は月に4-6回。「ここの研修医は6、7回こなしている。自分が40歳代になった時に、月に何回も当直をすることに体が耐えられるかと考えると、いつまでこの仕事を続けられるか分からない。自分の家族と過ごしたい時間もあるのに」と表情を曇らせる。 杏林大小児科の杉浦正俊准教授が新生児医療連絡会の会員医師約400人に行った調査によると、新生児医療に携わる医師の平均当直回数は月6回で、当直翌日も通常勤務をしている人が80%だった。残業時間を含む平均在院時間は推定で月300時間を超えている。平均睡眠時間は3.9時間、月の休みは平均1.8回とまさに過酷で、「家庭が犠牲になっている」と答えた人が59%、「無理して両立」が26%いた。 「新生児科医を継続する意志と期間」については、「指導医世代」では「一生続ける」が40%いるのに対し、「研修医世代」ではわずか8%。「研修医世代」では、「続けるかどうか未定」が52%と過半数で、年齢が下がるほど新生児医療を継続する意志を持つ人が少なくなっているようだ。■「医療安全に不安感じる」過半数 さらに、調査からは医療安全の問題も浮かび上がる。「体調に変調を来した」が38%、「医療安全上の問題を経験した」が27%、「医療安全上不安を感じる」が54%に上っている。 網塚氏は、苦々しげな表情で振り返る。 今年1月、青森県立中央病院に1000グラム未満の未熟児の搬送受け入れの依頼があった。だが、その時に網塚氏は、約40時間にわたる仮眠もほとんどない連続勤務を終えた状態で、自身に期外収縮を感じるほど体調を崩し、自宅に帰り着いた時だった。当時は院内にNICU経験が1年未満の医師しかおらず、指導医の網塚氏が不在の状態では受け入れは難しいと判断したため、受け入れを断ったという。新生児は地域周産期母子医療センターに搬送されたものの、急性期対応がうまくいかず、超低出生体重児の重篤な合併症である消化管穿孔が起こり、大学病院に搬送された。 網塚氏は、「自分がいれば起こらなかったと思う。だが、新生児医療は全速力のリレーを続けているようなもの。たった一人の医師にすべて負わせるのが医療体制と言えるのか」と苦渋の色をにじませた。
2008年12月09日
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仙台市泉区のながさわ歯科医院の長澤です。いつも有り難うございます。皆様の健康に役立つ情報をお届けできたらと思っています。 社会環境が激変する中で、われわれの最後の砦は何かと言われれば、健康です。健康であれば、どんな環境の変化があっても、何とかなるものですが、少しでも弱いところがあれば、ストレスがかかることによって必ずその弱いところに何らかの症状が出てきます。 さてその健康を左右する物とはなんでしょうか。 実は口腔内の健康です。 口腔内には200~300種類もの菌がいると言われています。この菌をコントロールするだけで、かなり違います。何故かと言うと、これらの菌はノドを経由して身体に入るだけでなく、歯ぐきの毛細血管を通って全身を巡っているのです。だから、口の中を清潔にするだけで変な菌が身体からいなくなるのですよ。これだけでもかなり健康になるはずです。 ご参考までに。以前から「仕事のできる人は靴を見ればわかる」といわれていたが、現代はそこに新しい要素が加わっている。「仕事ができるかどうかは“歯”を見ればわかる」と。相手に好印象を与える“歯”を手にするために、注目すべきは予防歯科である。 ビジネスシーンでも歯の大切さが指摘され、オーラル(口腔)ケアや予防歯科、ホワイトニングへの関心が年々高まっている。それでも、客観的なデータによると、日本人のオーラルケアに対する認識はまだ十分とはいえないようだ。 2005年の歯科疾患実態調査(厚生労働省)によると、満80歳の段階で自分の歯が残っている本数は平均で約9本。先進各国のなかでも低い数字だという。平均値なのですべての人に当てはまるわけではないが、可能性はある。 「日本は治療歯科、つまりトラブルが起こって始めて通院される方が多い。それに対して、欧米ではトラブルを起こさないようにする予防歯科の意識が高く、フィンランドなどではきちんと制度化されています。考え方の違いもありますが、これからずっと健康な歯を維持したいなら、予防歯科への意識を高める必要があるでしょう」 こう語るのは、独自の予防歯科プログラムに定評がある、神奈川県海老名市、ベル歯科医院の鈴木彰先生。20代、30代の頃は問題がなくても、40歳を過ぎる頃から歯のトラブルを抱える人は増えてくる。そのトラブルを未然に防ぐ、または遅らせるのが予防歯科の基本的な考えで、歯が印象を左右するビジネスマンこそ強く意識すべきなのだ。 歯に関連するトラブルの代表は虫歯と歯周病だが、そもそも原因はどこにあるのだろう。 「虫歯も歯周病も細菌感染によって起こります。虫歯の主原因はミュータンス菌で、この菌が砂糖などの糖質を食べると分解されて酸ができ、歯の表面を溶かしていきます。歯周病の主原因もいくつかの菌に特定されていますが、嫌気性で空気に触れると死んでしまうため検査が難しい。ただ年齢とともに免疫力が低下するため、歯周病が進むのは間違いありません」 歯や歯茎に違和感を覚えた人は要注意。虫歯は目で確認できるが、歯周病は見えないところで進行するから怖い。さらにメタボリックシンドロームとの関係も指摘されているのだ。 「最新の研究では、糖尿病と歯周病の相関関係が明らかになっています。つまり、予防歯科は糖尿病のリスクを低減するとも考えられるのです」 脇腹のたるみが気になる人も、ドキリとさせられる指摘である。ではどうすれば虫歯や歯周病を遠ざけることができるのか。予防歯科の考えはシンプルで、虫歯や歯周病の原因となる細菌を可能な限り取り除く。そしてその状態を維持する。まずは日々のセルフケアが大切という。 「基本はやはりブラッシングです。ただし1つの歯ブラシではなく、糸状のフロスやインタースペース・ブラシで歯のすき間の汚れも落とすこと。歯磨き剤には、歯の表面を硬くコーティングするフッ素入りのものをおすすめします。表面のエナメル質を補う成分の入ったものを、定期的に使うのもいいでしょう」 さらに、キシリトールが配合されたガムやタブレットも効果的。キシリトールの化学合成式は砂糖によく似ているため、ミュータンス菌は好んで食べる。しかし分解しても酸はできないため、たくさん食べさせることで菌は弱っていくという。 「夜、歯を磨いたあとにキシリトールを摂取する。寝ている間はミュータンス菌の働きを抑える唾液の量が減るため、虫歯が進行しやすいのですが、キシリトールを摂取してから眠れば、そのリスクを減らせます。歯を磨いてからガム? と思うかもしれませんが、キシリトールは砂糖ではないのでご心配なく」 もちろん、甘いものの過剰摂取や暴飲暴食は避ける。規則正しい生活を送り、できれば適度な運動を行なって免疫力の低下を防ぐ。 これらは予防歯科だけでなく、健康全般の視点からも当然心がけるべきである。 そして喫煙。歯周病を進行させる因子としてのデータも示されているため、鈴木先生は禁煙を強くすすめている。 こうしたセルフケアを行なったうえで、専門家によるプロフェッショナルケアを受けるのが理想のパターンだ。ブラッシングで落とせるプラーク(歯垢)は全体の50%。フロスやインタースペース・ブラシを正しく使えば70%までは高められるが、そこから先はプロでなければ難しいという。 「ブラッシングでプラークは落とせますが、実はその下にバイオフィルムと呼ばれる膜が付着しています。雨の日にクルマを運転中、ワイパーで水滴は落とせても油膜は残りますよね。ワイパーがブラシで水滴はプラーク、油膜はバイオフィルムです。細菌の巣窟であり、プラークをつきやすくするバイオフィルムを除去するために行なうのがPMTC※。専用のブラシやラバーカップでこすり取っていきます」 そのあとで、歯の石灰化度を高めて酸に溶けにくくするためにフッ化物(フッ素)を塗布。市販の歯磨き剤よりも強力なもので、訓練された歯科衛生士が適所、適量を判断して行なう。 次は歯の周りの歯肉がつくる、ポケットと呼ばれる溝。ブラシが届かず、歯周病菌が多く存在する厄介な場所だが、専用の器具を挿入し、先端から薬剤を薄めた液を吹き出し、超音波の振動を作用させることで細菌を洗い流していく。 「この予防処置を週に1回、4週間行なうと歯は驚くほどきれいになります。その後は状態に応じて、年に何度か通院して検査すればいい。予防歯科と聞くと、相当な時間とおカネがかかるように思う人がいますが、そんなことはありません。予防せず、トラブルが起こったら治療代が発生するわけですから、要はどちらを選ぶか。ずっと健康な歯のままで過ごしたいなら、予防歯科をおすすめします」 予防歯科を成功させる秘訣をうかがうと、先生は、 「ゴールを決めること」 白くしたい、虫歯ゼロにしたい、歯周病の予防をしたい……。ゴールが違えば手段も少しずつ変わってくるため、歯科医と相談しながら自分に合った方法を見つければいいのだ。 「治療から予防へ」歯に対する意識を、ここで少し変えてみようではないか。※PMTC=プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニングDiamond社
2008年12月05日
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仙台市泉区のながさわ歯科医院の長澤です。いつも有り難うございます。皆様の健康に役立つ情報をお届けできたらと思っています。 個人的にはタバコ大嫌いな人間なので、どんどん禁煙する人が増えたらいいなと思っております。 スモーキングプアならず、ヘルスプアにもなりますけれど。今の世の中では、ヘルスプアーイコール、プアになってしまいます。景気悪化で「スモーキングプア」増加中? 「最近、たばこの本数が減った」と感じている喫煙男性が全体の4分の1??。製薬会社グラクソ・スミスクライン社(本社・東京都渋谷区)の喫煙に関する意識調査で、物価上昇や景気後退が世の中の禁煙ムードをさらに促進している結果が出た。同社は、たばこ代で金銭不足に陥る「スモーキングプア」と呼べる人たちが増加しているのではと分析している。 調査は10月初旬、全国の20~40歳代の男女900人を対象に、インターネットを通じて行われた。内訳は、喫煙習慣のある男性と、禁煙に成功した男性がそれぞれ300人、夫が喫煙者で非喫煙の主婦と、非喫煙の未婚OLが各150人。 喫煙男性のうち、「物価上昇でたばこを吸う本数が減った」と感じている人が26.7%、また、「家計のために禁煙を検討している」と答えた既婚男性は52%と過半数を占めた。 1カ月のたばこ代の平均は8910円で、こづかいの中で占める割合が3割以上と答えた人は37.3%。こづかいの半分以上がたばこ代に消えると答えた人も11.3%いた。 一方、夫が喫煙者である主婦の86%が「最近の物価上昇で家計が苦しくなった」と感じており、「夫に協力して欲しい節約は」という質問に対して、「たばこをやめる」という回答が76.7%と1位を占め、2位以下の「携帯使用料を減らす」(22.7%)、「のみ会を減らす」(22.0%)を大きく引き離した。
2008年12月03日
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