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「ぐわっ」リューゴが再び床に転がる。「さっきよりスジは良くなったかな」ピエロにはまだ余裕があるようだ。リューゴは剣を手に立ちあがり、構えようとすると、足下が大きく揺れる。「何だ?」振り返ると、ダークナイトが倒れていた。「なんだと?もう倒されたってのか!?」ピエロも驚きを隠せないでいる。「やぁやぁ、時間かかってなぁ。 あら、まだやってるのか」バズルタが現れる。「貴様、何者だ!」「何者っつったってねぇ。 人間としか・・・」バズルタは頭を掻いた。ピエロに動揺が走り、隙ができている。リューゴ達はそれを逃さず特攻を掛ける。「ぐふっ、ここでやられるのか・・・」「ふぅ、やっと終わったな」「ちょっと聞きたいんだけど・・・」マイアがバズルタを見る。「どうやって倒したの?」バズルタはまた頭を掻きながら、「どうやってって・・・ ミラーで倒したんだけど」「ふーん。の割には、 支援掛かってなかったような気がしたんだけど?」バズルタは返す言葉を亡くした。「ま、いいんだけど。 一言くれればいいのに」マイアは軽く流して話を終わらせる。「んじゃ、帰ろう」「ようやく見つけたぞ」いきなり知らない声が後ろから飛んできた。「誰だ?」「お前がリューゴだな?」「だから誰なんだよ?」3人組の真ん中のリーダーらしき男が答える。「我々は“ガドロア様”の使いだ」思わぬ言葉にリューゴは息をのむ。「ガドロアだと?」「そう。ガドロア様からリューゴ、 お前をつれてくるよう指令が出たのだ」堅苦しい言葉に違和感を覚える。「ガドロアはどこにいるんだ?」「来てくれればわかる」「なんかスゲー怪しいな」(ん、あいつ、どっかで・・・)バズルタは何か感じ始める。
2010/04/25
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「来ないなら、こっちから行くぞ」ピエロがヨーヨーを持つ手に力を入れる。「犬の散歩」ヨーヨーが振り下ろされ、地面に着くとコロコロと前に転がる。「なんだ?」と思った瞬間、ピエロが消えた!?「どこだ?」「こっちだ」いつの間にか移動している。「ってか、犬に引っ張られてるじゃねーか」「ウチの犬はヤンチャでな」再びピエロがヨーヨーを放す。「今度は本気で行かせてもらうぞ」ピエロが言うように、今度はヨーヨーすら見えない。「うっ」リューゴは腹に重みを感じる。「このまま死んでもらおうか?」「冗談じゃねー」リューゴは集中してヨーヨーが転がる微かな音を拾う。「そこか!」「うぐっ」初めてリューゴの剣がピエロに当たる。「少しはやるようだな。だが・・・」ピエロはヨーヨーを持ち上げ、引っ張って糸を見せる。「この糸で巻きつかれれば、 貴様の体はスパッと切れる。 いや、グチャグチャになるかな?」「やられなきゃいいんだろ」とは言ったが、ヨーヨーの動きになかなかついていけない。何度かやりあっていくうちに、向こうのペースにはまりだしていく・・・。「ここだっ」ピエロの放ったヨーヨーがリューゴの左腕に巻きつく。「やべっ、しまった」「切り裂けっ」ピエロがヨーヨーを引っ張る。糸が腕に食い込み始める。と同時に、もの凄い音と炎に包まれる。次第に炎が鎮まると、リューゴは左腕を確認する。いくつか切り傷はあるが、腕はくっついている。「どうなってんだ?」「燃える糸でよかったね」マイアが隣に降りてくる。「助かったぁ、ありがとう」「生憎、糸は燃えるが、 ストックはたくさんあってね」ピエロは新しいヨーヨーを装着する。「負けてたまるか!」リューゴは走り出す。
2010/04/18
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前に進むと、何やらまた音がする。シューッシュルシュルシュル「何の音?」「ヤツの音だ」そして、突然現れる者・・・。ピエロの姿で宙に浮いているように見える。その手にはヨーヨーが握られている。三人が立ち止まっているのを見て、「なんだ、私を知らぬのか?」「いや、伊藤さんだろ?」「あ・・・」ピエロの顔が歪む。「伊藤じゃない!イ=トゥダ=ナ!」「イイ戸棚?」「貴様・・・」しかし、ピエロは寸前で怒りを抑えると、「バカにはお灸を据えてやらんとな」おもむろに勢いよくヨーヨーを回すと同時に、黒い鎧を纏った剣士が現れる。身体はさっき闘った機械戦士よりもひと回り大きく見える。「こいつはダークナイトだ、闇に沈め」ダークナイトが大剣を振るう。リューゴは剣の振りが大きかった分、何とか回避できた。すかさず次の攻撃が襲ってくる。再びかわすと、リューゴは攻撃に転じる。三対一の攻防がしばらく続く。しかし、ダークナイトが墜ちる気配が全くしない・・・。「やっぱ、ゴリ押しじゃ無理か」バズルタがつぶやく。「どういうこと?」「アイツ、回復術使ってるからな」「どうすんだよ?」その問いにバズルタが応える。「オレがダークナイトを殺る」「わかった、こっちは任せろ。 気兼ねなくミラー使ってくれ」「こんな策しかねーで、悪ぃな」三人は二隊に分かれる。リューゴとマイアがピエロに対峙する。「まんまと私の策に嵌ったな」「ハマってるのはどっちだよ」「この減らず口が!封じてくれる」ピエロはヨーヨーを操って変幻自在な攻撃をしてくる。「ぬわっ、何でこの糸斬れねぇんだ?」剣に巻きつくヨーヨーにリューゴは驚く。「そんなもんでは斬れぬ」さらに、巻きついたヨーヨーが反動の力でリューゴに襲いかかる。なす術を捜すため、一歩後退する。「どうした、逃げるのか?」ピエロは不敵に笑うと、ヨーヨーを回し始める。
2010/04/11
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「ちきしょう、まだ止まんねーのか!」じりじりと焦り始める。その時、体がふっと軽くなるのを感じる。?リューゴが静かに目を開けると、バズルタが隣にいた。「態勢整えろ、それまで止めとく」リューゴは剣を手に取り、息を強く吐く。後ろに下がったリューゴにマイアが近づく。「ごめん、技出して・・・」「いや、そんなことはいいけど」「通常攻撃でやるしかないね」マイアと話していると、「そろそろいいか? それともオレが殺っちまってもいいか?」バズルタはアンテクラをとめながら、後ろに声を掛ける。その声には本当に一人で敵を倒してしまいそうに聞こえた。「それもいいか・・・。 いや、やっぱ抜け駆けは許さん!」リューゴとマイアが再び戦線へと復帰する。「マイナーヒーリング」バズルタがリューゴと入れ替わり様にすかさず回復術を唱える。闘いに時間を掛けながら、しかし確実に敵の体力を削っていく。リューゴは傷付きながらもしっかりと意識を持って敵に対する。「のりぃゃあ」「てぃやっ」ついには敵を討ち滅ぼす。「すんげー疲れた、腕イテー」「うーん、休んでいたいけど、 そんなこと言ってられなくない?」「なんで?」「休めるとこあるぞ?」「え、そなの?あー、よかった。 なんか無さそうなカンジしたから」「狭いけどね・・・」だが、一息吐いている二人には聞こえなかったようだ。少し進むと、カタカタ鳴っているモノの正体が見えてくる。(何だ、あれ?)人、一人分ぐらい立てるような円い型をしたものが、いくつか連結して回っている。「何、コレ」「乗って奥に行くんだよ」「え、乗れるの?」「ま、乗らないくても行けるんだけどね」「なら、そっちで」三人は左へと曲がり、少し行ったところで休憩をとる。「次が伊藤さん?」「んだな」「どんな奴か楽しみだな」ホリドーの死闘が再び始まろうとしている。
2010/04/04
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