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新技を覚えたものの、アイメラでの闘いは苦しいままだ。見覚えのある敵に対しては倒せるようになってきたが・・・。もう一段階上の機械系・ユザトと獣系・ノールとの闘いを何とか乗り越えると、「ようやく本番だな・・・」「い!?まだなんかいんのか?」「あれだよ」バズルタが指す先には、牛の頭を持つ人間、まさしく「あれがいにしえの・・・?」古の怪人ミノタウロスだ。見るからに怪人を漂わせ、倒されれば頭から丸呑みにされそうだ。「敵ミツケタ・・・」猛然と突撃してくる。振り払われた斧をかわしても放たれた風圧までは避けられない。踏ん張って動けなくなっているうちに、次が来る。今まで幾度となく、数々の敵の攻撃を受けてきたリューゴだが、今回は一段とケタ外れだ。踏ん張りきれず、体ごと吹っ飛ばされる。「ぐぇっ」「大丈夫か?」リューゴは立ち上がってバズルタに視線を送る。一方で、マイアは足止めを仕掛ける。ミノタウロスは立ち往生するが、斧を振り回してくる。いくつもの風圧に襲われ、逆に窮地に陥いる破目になる。三人は各々散るしかなく、大した作戦も立てられないまま、攻めあぐねた。足枷が取れたミノタウロスが再び斧を構える。「死ネ」「くそっ、させるか!」リューゴは形振り構っていられない。「ショックウェーブ!」リューゴの放った斬撃はミノタウロスの斧にぶつかる。連続で放った攻撃でもミノタウロスに弾かれるかと思いきや、じりじりと押し返していく。「ヌ、ヤルナ」それを見て、リューゴは最後の一撃に賭け、「おんどりゃぁぁあああああ!」!!!より以上、気合が入ったことで斬撃が大きく見えたようにみえたが、実際そうではなかった。白く輝く斬撃はミノタウロスの斧を弾き飛ばし、胴体にざっくりと傷つける。「グオァァアアア」「うへ、今日もガス欠て・・・」「あとは何とかするよ」マイアは逃げ逃げミノタウロスを倒した。「他の技ロクに覚えてねーんだな・・・ らしいっちゃ、らしいけど」三人は帰路に着く。
2010/06/27
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「だいぶ、放置してたね。ごめん・・・」「もう思い出してももらえないかと・・・」カイルの笑顔はかなり暗い。「お前ら、そこで休んどけ。 ちょっと肩鳴らしてくるから」バズルタはカイルを連れて行く。カイルの能力を一通り確認すると、「ウチのは見てのとおりグダグダチームだから、 嫌だったら別に・・・」「まぁまぁ、そんな気は要らないよ。 いつだって抜けれるんだし」「おーい、回復したか?」二人が戻ってくると、そこはまるで飲み会の残骸のようだ・・・。あちこちに栄養ドリンクが転げ回っている。「うえ~、キモチわるっ」「なにしとんじゃ、アホ! マイアまで一緒んなってるし・・・」「だって当分、動けそうになかったんだも・・・」マイアも気持ち悪そうだ。バズルタはカイルの方を見ると、「興味本位でOKしちゃってごめん・・・」「元々、邪魔したのが始まりだからね。 こっちこそ悪かったよ」カイルは改めて謝罪と別れを告げる。「また会ったらよろしく!」カイルは去っていった。静かな時間が流れ始める。・・・・・・・「イイ戦力だったんだけどな・・・」バズルタはつぶやきながら寝ている二人を眺める。「ま、こんなこともあるわな・・・」リューゴは頭を叩かれ、跳び起きる。「ぬぇ?」「いつまでも寝てんじゃねーよ、カゼ引くぞ」寝てた前の記憶が少し跳んでいる。マイアも起きていたが、目はうつろだ。バズルタはまだ何やら、ブツブツと小言を言い放っている。「早く起きろ、帰るぞ!」リューゴはフラフラと荷物を手に取るが、何かが欠けているような気分になる。「もう一人いたような・・・。 マイア、知らない?」「え?うん。一人いたような・・・。 夢だったような・・・」「二人で同じ夢は見ないでしょ。 いたよね、バズルタ?」「いねーよ?」バズルタの怒声にも似た応えにリューゴは混乱する。「って、忘れてんじゃねーよ、馬鹿っ!」叩かれた頭からスッと記憶が雪崩れ込む。「いたんじゃん、良かった・・・」
2010/06/20
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「俺はカイル・ウィンティ。 よろしく頼むよ」「職は?」「あぁ、これ(槍)だとわかんねぇか。 番人だよ」番人とは、敵の攻撃力や防御力などを低下させる技を主に使う職だ。「斧だとしっくりこなくてね、槍よくね?」「あ、修行の途中だった」「手伝おうか?」と、カイルは言ったが、「いや、なるべく早く終わらせたいし」バズルタは断る。「えー」二人の反応に、「楽すんな! そういやさっき、別の技使いやがったな」何をしているかというと、一つの技だけを使って敵を倒していくという修行だ。リューゴはマナクラッシュ、マイアはヘイストを極めていく。しかし、技を極めると言っても、どうなれば最終地点なのだろうか・・・?ましてや敵を倒すだけでもかなりの労力が必要だ。精神力も尽きかけ始め、「ちっ、満足に技すら出せねぇのか? クソったれがぁ!」ヤケクソの一撃がリューゴから放たれる。だが、その一撃は今までに見てきたものとは違い、青白い光が辺りを覆う。「何だ、こりゃ?」「それが新技だよ」バズルタはようやく修行の意図を告げる。「おっしゃー、やったぜぇ!」「ちょっと待ってよ」先を越されたマイアは必死になるが、何も出ない・・・。「さっきから何も出ないんだけど、 やっぱりマナ(精神力)切れ・・・?」「指南書、見てみなよ」(見たって、今までの技しか載ってないんじゃ・・・)念のため開いてみる。リューゴも開けて見ると、「モータル クラッシュ」が白紙だったところに浮き出ている。どうやら上級の技は覚えないと見れないようだ。と、隣でマイアが声を上げる。「なんか出てる・・・。 ダメージエンチャンター?」マイアもいつの間にか覚えたようだ。「攻撃力上昇の支援技だからな。 攻撃力ねぇから気付かんかったわ」「なんだ、さっきから出来てたんじゃん、もう・・・」マイアはヘナヘナと座り込む。「ちょっと休憩、あ・・・」二人は忘れていた存在を思い出した。
2010/06/13
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「俺、相当ヤバいんだけど・・・」「私だって・・・」二人がこそこそと話していると、「今日は明日の準備な、明日テラに来てくれ。 以上、解散!」バズルタの予期せぬ言葉に動きが止まる。「なんだ?まだ行き足りなかったか?」二人は黙ったまま首を横に振り続けた。テラで再会した三人。「アイメラってどこにあるんだ?」「もしかしてあそこじゃない?」「あそこって?」マイアは以前、テラに鳥の顔の石像を発見し、開いた口の中から異様な気配を感じた、という。リューゴはテラにいた頃を思い出していたが、モートゥースに追われた記憶しか浮かんでこなかった・・・。鳥の口の前まで来ると、確かに異様な感じがする。開いた口の中は赤黒く光っている。中に入ると、薄暗いがフレヌゥスとはまた違って、広大な土地である。草木は全く生えておらず、枯れ木や倒れている石柱がボロボロになっており、殺伐とした空気が溢れている。そして、あちこちで獣がうろついている・・・。三人はまず、小動物らしきモノを軽くあしらうと、見覚えのあるヤツに出くわした。「あれはターラにいた、ケモノ・・・」やはり、今までと同様に姿が似ていても、その土地土地で力量は違っているようだ。軽く攻撃したリューゴは簡単に押し返される。「これならどうだっ」今度の攻撃は力が入っていたが、受け止められる。「獣には火でしょ」しかし、マイアの攻撃にも敵は耐え、時間が流れていく。すると突然、敵が雄叫びを上げたと思うと、いきなり消滅する。「え?」「どうなった?」「あ、お取り込み中だったかな?」一人の男が視界に入ってくる。男は右手の槍を地面に突き立てると、すまなそうに笑ってごまかしている。「槍って何職?」「コッチに聞かれても・・・」「オレもみたことねぇな・・・」三人は邪魔されたことも忘れて、槍ばっかり見ている。「邪魔しといて悪いんだけど、 お邪魔させてもらえない?」「え、あ、いや、いいんじゃない?」「え?うん」「あ?ああ」槍の謎がわかるならと、三人は曖昧に許していた・・・。
2010/06/06
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