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「さぁ、誰から相手にしようか。 それともまとめて来るか?」ジスが挑発してくる。「なめやがって・・・ だが、ここで潰すのもありだな」「邪魔するなと言いたいところだが、 ワシも加わらせてもらうぞ」マルトロも名乗りを上げる。「ほう、かつての五峰仙が プライドも捨ててくるか」しばしにらみ合いが続くも、「流石にこれはうまくいかぬか、 まぁいい、ラグジュイの離反が成っただけでも よしとしておくか」「逃げる気か!?」「各々、長居は無用だと思うが?」誰も応えることはできなかったが、ジスは続ける。ラグジュイの離反が世界の動乱をより激しくするきっかけになるだろう・・・と。「楽しみは取って置かねばな。これで失礼する」ジスはその場を後にし、しばらく誰も声の出ない状態だったが、直に戦後処理にかかる。「そのうちまた招集掛けるかもしれんが、 そのときは頼むぞ」マルトロの言葉により戦いは終わりを迎え、統首たちはそれぞれの本拠へ戻っていった。一連の戦いとともに関連した情報が少しずつ広がっていく。ラーキバイドが死にムルディという男が後釜に。世紀の一戦は勝負つかず。それはリューゴの元にも届いた。「リューゴ、大丈夫か?」リューゴはしばらく黙っていたが、「ラーキバイドが病死!?ほんとか・・・?」「ほんととは限らねぇだろ」バズルタは続ける。「何なら話そうか? オレの推測でよければだけどな」
2010/09/26
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ムルディは声高に言う。「ジス総司令官、自らお出まししている」「それはまた珍しいな。 だが、取引条件は満たした。 オレ達の戦いは終わったんだ」ラグジュイは続ける。「ただでさえ、テメェ等の手先まがいのことしてたんだ。 これ以上できるか」「ほぅ、損得を最優先させるアナタが そんなことを口にするとは・・・」「ウルセーんだよ、とっとと帰れっつってんだろーが」ムルディは一息つくと、「今回は取引して頂いただけでも 奇跡としていますので、 ま、よしとしときましょう」ムルディはゆっくりと部屋を出て行った。再び、ファン城。ウィク達が戻ってくる。が、異様な男がその場にいて身の毛がよだつ。「ジス!何でお前が」「戻ってきたのか、お前ら。 また邪魔するつもりか」先に口出したマルトロによって静まり返る中、ようやくジスが口を開いた。「ラグジュイの奴め、やはり信用し切れんな」「ラグジュイだと?やっぱり繋がってるのか?」「流石に統首がこれだけ揃うと、壮観だな」ジスは疑問に答えるわけでもなく、ほくそ笑み、「面白いものを魅せてやろう」ジスはおもむろに動いたかと思うと、消えた。「なに!?」そして突然、離れたところに現れる。「ワズ、大丈夫か!?」ジスはワズをすでに吹き飛ばしていた。「あ、あぁ」「心配するな。ただの挨拶代わりだ」ジスの右手に握られている剣には真新しい血が滴っている。「ナイトじゃねぇのか、忍か!?」「フハハハハハハハ」一思いにジスは笑うと、「これは闇に代々伝わる秘術“錬加体”、 メイン職にサブ職をひとつ掛け合わせる術だ」その言葉に辺りはひっそりと静まり返る。そんな中、マルトロが一人つぶやいた。「禁呪の生き残りが本当にいるとはな・・・」その言葉により、ジスの声がさらに大きくなる。「そうだ!貴様らに味遭わされた痛み、 忘れたことはない!!」統首達はジスを取り囲んだが、ただ立ってる包囲網だけでさえも弾き飛ばされそうな程、ジスの気力は高まっていった。
2010/09/19
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「ふぬっぅ、流石にキクな」「チッ、思った以上に効いてねぇ・・・」「どうした?秘薬が尽きたか」イオはうっすらと笑みを浮かべる。ボルチェも笑みを浮かべていたが、それは絶望感で溢れていた。「マスター・・・ワリィ、 最後の一本使わせてもらいます」ボルチェは小ビンのふたを開けると一気に飲み干した。「最後の足掻きみせてやらァ!」しかし、そう叫んだものの、なかなか前への一歩が踏み出せずにいる。そしてついには、その場に突っ伏してしまった・・・。「お?おい、どうした。エンストか・・・?」イオの声を聞いたか聞かずか、ボルチェは最後の言葉を発する。「く、そ。動け、よ・・・」「・・・かわいそうなヤツだな」その頃、ラグジュイに動きが出る。ピーッ、ピーッ「なんだ、何の音だ?」ラグジュイはウィクに対して何も示さず、「ちっ、無茶しやがって・・・」そう言うと、なにやら別の装置を取り出し、スイッチを押した。「てめぇのツラなんかもうみたくねぇ、 今日のところはこれで仕舞いだ」「何?何があった?」「・・・」ラグジュイは黙って消え去った。「全く、何考えてんだよ・・・」ウィクは一人つぶやき、うなだれた。ラグジュイはウーノス城へと帰還した。「マスター、どうしたんですか?こんなに早く」「あぁ、ちょっとな」他の主力も戻ってきた。その最後には、気絶したボルチェも担がれている。「ボルチェ!やられたのか!?」「いや、それにしちゃあ、傷が少ねぇ」「・・・クスリの副作用だ、飲みすぎやがって」「よく無茶するからな、コイツは・・・」一通り話し終えると、「おや?もう片がついたのですか?」どこからともなく不審な男が現れる。「ムルディ!てめぇ、何しに来やがった?」「陣中見舞いですよ、向こうに誰もいないんで わざわざコッチまで来たと言うのに・・・」「てめぇの話じゃ、5本は大丈夫じゃなかったのか?」ラグジュイはクスリの話に切り替える。「まぁ、物事に絶対はありませんからねぇ・・・」ムルディははぐらかす。「ケッ、とっとと消えやがれ!」「その前にひとつ」ムルディは十分に間を取ると、「さっきは終わった?と聞きましたが、 まだ終わっていないことはわかってますよ」「俺達の役目は終わった、 ギルマス部屋までの道は開け放ったぞ」「盟友として戦いを見守るのも大切だと思いますが?」「・・・」ムルディは続けて話す。「そういえば、最終局面に向かっている人を知らせていませんでしたね。 その人の名は・・・」
2010/09/12
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ラグジュイ他五名の侵入を許したものの、城門の外では戦いの攻防が激しさを増していく。「これ以上、侵入させるな!」「マスターに続けェ!」一方、城内では次々と火花が飛び散り始める。国際ギルド連盟統首VS一ギルドGalaxy。肩書きからすれば、勝負は目に見えなくもないが・・・。イオVSボルチェナンタエムVSべザフハイシャンVSキドゥニアワズVSザージそして、ウィクVSラグジュイラグジュイの前にウィクが立ちはだかる。「おい、なんでオメーがここにいんだよ」「連盟だからな、当然のことだ」「その優等生ヅラが気に食わねぇんだよ、 とっとと消えやがれ!」ラグジュイは嫌悪感を示すが、ウィクも黙っていない。「お前、騙されてるのがわかんねぇのかよ!?」「アァ?何の話だ。 あぁ、お前らに騙されてきたよな」「貴様ら、こんなことして何になるっ」「説得なんざ、聞く耳ねぇ。 統首の力見せてもらおうじゃねーか」「おーおー、イキリ立ちやがってよぉ」ボルチェがイオに飛び掛る。イオは動じず先を見据え続け、「貴様は実体か、はたまた虚像か」「・・・ホンモノだ」「ホンモノねぇ、 忍たる者、策なしで行動するわけがあるまいっ」イオが斧を振り下ろす間際、ボルチェは脇に逃れる。「俺のスピードについて来れるか?」「追うのもまた一興」イオは一足先に消えるも、ボルチェもまた消える。「逃げ切れると思うなっ」「土遁」ボルチェは地中へと逃れ、「ふん、地中には追えずとも、 これでも食らわせてやる」イオが吠え、叫ぶ。「さぁ、いつまで潜っていられるか」「ちっ、シャウトか。 しかたねぇ、水龍陣!」地上のイオは足元の異変に気づくと、辺りを見回す。「・・・あそこか」やや遅れて雷虎陣の発動を確認すると、「やはりな、想定の範囲内だ」とつぶやくも、逃げ切るのは難しく、防御に全神経を集中させていく。
2010/09/05
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