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畠中恵角川書店 四六上製☆☆☆☆☆◎ 同じ著者のこちらは、幕末期の神社の禰宜を主人公にした話。 清鏡神社の神官で宮司の長男、川辺弓月は「ゆめうら」ができる。とはいっても、その占いの力は甚だ不安定ではあるのだが…。しかし、その力を大きな神社の権宮司佐伯彰彦に見込まれて、大店の札差の家の行方不明になっている息子候補者3人の中から選んでくれと頼まれる。しかし、そこでとんでもない事件に巻き込まれてしまう…。 この話も好きだな~。こちらも続編を読みたい。しっかり者の弓月の弟、信行も可愛いし、彰彦さんも好きかも♪
August 13, 2006
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畠中恵新潮社 四六並製☆☆☆☆☆◎ ↓の「しゃばけ」の続編?にあたる短編集。「ぬしさまへ」「栄吉の菓子」「空のビードロ」「四布の布団」「仁吉の想い人」「虹を見しこと」の6編。 病弱ゆえに過保護にされている若旦那一太郎だが、それを負い目に感じこそすれ、自分にもできることに努力している姿がかっこいい。でも、すぐ体調崩して、死に掛けたりしてるけど。周りのオバケも人間もどっちも個性的で読んでいて楽しい♪。が、作中の人間模様はちょっと切なかったり、寂しかったりする。下手に人情モノより私には好もしいけど。。。。 けれど、「しゃばけ」の最初を読んでいるときは白沢の仁吉と犬神の佐助がよかったが、いつしか吹っ飛び、若旦那・幼馴染の栄吉・若旦那の異母兄松之助がお気に入りになっている。続きも読もう。
August 12, 2006
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畠中恵新潮社 四六上製☆☆☆☆☆◎ 2001年第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作品 ファンタジーノベル大賞は、「オルガニスト」「後宮小説」など凄い作品が多いので、いつもこの文学賞受賞作には注目している。この作品は優秀賞受賞。 江戸時代、体の弱い薬種問屋の若旦那一太郎と彼を守る妖怪達の話。 まあ、妖怪と人間の捕り物帖だ。細かなことは置いておいて、素直に楽しめる。しかし、周囲が病弱だからといって、一太郎をここまで甘やかすか…(苦笑)これ、映画で観たら楽しそうだ。また、小鬼のような鳴家が可愛い。人間の登場人物も日限の親分やお隣の栄吉くんなんかもいい味を出している。それから、もう死んでいる役だが、一太郎のおじいちゃんもいい♪ が、大店の手代から家付き娘を嫁にもらっておきながら、外に子供を作った、その子供がこれから出てきそうなのだが、どんな感じに出てくるのか楽しみだ。 この作品もでももう一つの本棚向きなんだよな~。
August 10, 2006
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内田康夫講談社文庫☆☆☆☆☆○ こっちの方が「天河伝説殺人事件」より面白かった。 「天河~」を探しにいった先で、タイトルに釣られてちょっと読んでみたのだが、最初に出てきた昭和61年ころのワープロの描写が面白くて図書館で借りたようなもの。 分不相応ともいえる見合い話をもらった女性の兄と母が相次いで殺される。そして、その兄はかつて浅見に助けられたことがあり、今回も彼に当時最高機種のワープロを譲るようにと遺言にもにた言伝をしていた。 このワープロの描写が…「一人では運べない」「200万円」「50字×三万行の≪膨大な≫記憶容量」「ブラウン管に50字×40行」…今にしてみると信じられない。。。。それにフロッピーも5インチだって。。。。そうだ!私が大学のコンピューターの授業で使ったアレだ!! この描写に引き込まれて読み始めたのだが、謎解きも結構楽しめて、予想より面白かった。私は過去にさかのぼるミッシングリンクものが好きなせいもある。途中で何となく犯人も見当がつくが、コツコツと終戦直後から田舎町に住んでいた祖父母の歴史をたどっていく過程が面白かった。また、角兵衛獅子のことも興味深い。 しかし、一番興味深かったのはワープロOASYS 100GXの描写だろう…。ちなみに浅見は70万程度のワープロだったとか…!あれからまだ20年も経っていないのに、何と技術が進歩したことだろうか。
August 9, 2006
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内田康夫角川文庫上下巻☆☆☆☆☆ かつて映画になり、中森明菜が主題歌歌った。大学時代に一度読んだのだが、今回、天川に旅行するため参考に図書館に借りに行って読んでみた。もうとにかく、全てを忘れているではないか…(苦笑) 能の宗家を舞台に起こった連続殺人事件。確か最初に読んだときは、ミステリとしてよりも天川の風景の美しさにうっとりとしたのだが、今回はそうでもなかった。季節が今は盛夏だが、この作中は初冬なのだ。その季節感の違いだろうか。また、神社を建て直したのか、薪能は露天で行われると信じていたが、実際の天河弁才天社の能舞台には屋根がある。。。。後書きによるとこの作品が書かれた当時は改修中だったようだ、やはり。また、浅見は車で動くが、私は公共の交通機関のみの使用なので、実際に天川から吉野に行くには直通ではいけず、下市口まで出て、電車で吉野口に行かねばならない。 細かい描写はいいとして…。どーも印象に残りにくい話だ。前もそうだが、今回もそう。が、再読でうっかり作者の後書きを先に読んでしまい、犯人が分かって(つまり誰が犯人だったかも忘れていた)しまい、少々しらけた。あれはちょっといかがなものか、の後書きだな。。。勘のいい人なら犯人に気付いてしまうだろう(苦笑) とはいえ、作中に実際の地名が出てくるのはたのしい。それもあって、吉野にも行ったが、しかし、暑かった…。
August 8, 2006
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