2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
全4件 (4件中 1-4件目)
1
![]()
半夏生今野敏ハルキ文庫 角川春樹事務所☆☆☆☆ 某匿名巨大掲示板の某スレッドで話題だったのと、今度好きな俳優さん主演でドラマ化されるようなので読んでみた。でもシリーズものの途中から読み始めたせいか、登場人物の設定がシリーズを続けて読んでいる読者にはわかっても、私のような新参にはちょっとピンとこない。また、今回の捜査もバイオテロなので、捜査一課はあまり本来の捜査をしていない。だが、ちょっとしたことから糸を手繰るように犯罪の詳細が明らかになりっていく過程や、マル暴とヤクザの馴れ合いも面白かった。 シリーズのほかの小説も読んでみようかな。
March 23, 2009
コメント(0)
![]()
赤い月、廃駅の上に有栖川有栖メディアファクトリー 四六変形上製☆☆☆☆☆ 著者の作家生活は今年の1月で20周年だそう。その記念でもあるらしい。長年のテツ(鉄道おたく)の著者による鉄道にまつわる短編集。すべて雑誌「幽」に掲載されたもの。もしかして、この版元「新耳袋」出してるところかな? 私も電車での旅行は好きだが、せいぜい時刻表が読める程度で鉄子ではない。だが、旅行先でよくそれらしき人々とは行き会う。今回も鉄道にまつわるちょっと怖い話。時刻表もまともに機能していないどころか、設備すら満足にない南のどこかの国で目的地に辿り着くことなく、全く得体の知れない土地に迷い込んだ話、ゾっとする結末の表題作。大阪万博の鉄道にまつわる話…。私も大阪万博の会場跡にある国立民族学博物館には、大学受験の時に行っているし、その時に大学が千里中央からバスだったので、千里中央にも行った。その時のことを思い出し、楽しく読めた。 いつもは、著者と同名の推理作家ないし大学生が主人公の推理小説が多いが、こういう話でもいい意味で生活感があるフィクションが読めるから好きだ。
March 9, 2009
コメント(0)
![]()
壁画修復師藤田宜永講談社文庫☆☆☆☆☆ 初めて読んだ著者。実はミステリかと思って手に取ったのだが、どうも違うようだと思ったものの、中世のフレスコ画の修復師が主人公と知って、面白そうだったので購入。 主にフランスの田舎で中世のフレスコ画を専門の修復するアベ。彼の名前はフランス語では神父という意味になるそうだが、彼(この人も過去に結構色々あった人)があちこちのフランスの田舎で出会う人生模様が淡々と語られる短編集。 中世のフレスコ画を真夜中の教会で修復する(その方が静かなので好きなんだそうだ)というのもなかなか不気味だが、その名前のように、周囲の人々は彼に心の中の秘密を吐露していく。中世からそのまま現代になったようなフランスの田舎での話は、そのまま舞台を変えればどこでも通用しそうな普遍的なもの。そして、この著者の情景描写や料理の描写もあいまって、どの短編もまるで映画を観ているかのようだった。
March 7, 2009
コメント(0)
![]()
虫も殺さぬ太田蘭三光文社文庫☆☆☆☆☆○ ホテルで溺死体で発見された男の胃の中からは女性の下半身の体毛が発見され…といういささかヘンタイな冒頭だが、その後はごく普通の刑事物。北多摩署の個性の強い相馬刑事や蟹沢刑事が出てくる。しかも、この相馬刑事、母親の看病を口実に殺人事件の捜査をサボって山登りをしたら、重要証人の人間関係を掴んできたり、事件の手がかりをつかんでくるのだから、お偉方も文句を今一つ言い切れない。更に被害届けの出せない大金ばかりを狙っているノビ(忍び)の泥棒、八島大二郎と一緒に山登りをして、一緒に温泉に入ったりしているのだ、相変わらず。しかもこの男を容疑者宅に忍び込ませて、証拠品(といってもゴミに近い)を持ってこさせたりもしている。色々ありえないとは思うのだが、この相馬刑事が憎めない。また、180センチ、80キロの相馬と細身で髪の毛も長めでインテリっぽい優男にも見える大二郎のコンビが私はかなり好きだ。それでこのシリーズを読み始めたわけだし。 今回は、40歳前後のA型だという体毛の主が誰か、ということで捜査が二転三転する。それっぽい女が被害者の周囲にわんさかいるは、途中で参考人の一人が殺される、クワガタ盗難事件も起こる、でストーリーは盛りだくさんだが、綺麗に収束する。 一昔前の小説で今はあまり出ていないようだが、このシリーズを読むのも楽しみが増えた。 どうでもいいけど、「下半身の体毛」そのものズバリで書いてしまうとNGワードで投稿できないのだ、この楽天ブログ。原作の解説にもそのものズバリで書いてあるのに。
March 2, 2009
コメント(0)
全4件 (4件中 1-4件目)
1