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ドント・ストップ・ザ・ダンス柴田よしき実業之日本社 四六上製☆☆☆☆☆ 園長私立探偵(?)シリーズの最新刊。無認可保育所「にこにこ園」の園児に関わる人物と園長で探偵の花咲が請け負う仕事の関係者がどーゆーわけか重なって、さらにそこにマル暴の大幹部か絡んで…といういつものパターン。前作他に登場したキャラクターの関係者も出て来たりしたのだが、そろそろ誰だっけな~ということにもなっている。 今回は、園児の保護者が暴行されて入院した、というところから始まる。一人残された子供のために、花咲は昔は人気作家で今は全く仕事がない父親に愛想をつかして出て行った子供の母親を探し始めるが、そこに依頼された仕事が絡んできて、話がややこしくなる。そして、その調査の中で、関係者に共通点が出始めやがて彼はその裏に隠れていたややこしい人間関係や様々な人々の思惑を探り当てていく。 この、にこにこ園の父親が殴られた園児がこまっしゃくれていてカワイイのだ。5歳児なのに、園長先生を見事に言い負かしている。それでも、お父さんが入院、お母さんがいない、という状況を子供なりに理解していて、我慢しているのがいじらしい。また、上司のヒモつきなんじゃないかと思うが、広域暴力団の若頭大内練の秘書でニューハーフの長谷川環の美容オタクぶりも垣間見えて楽しい。彼女、スイーツマニアでもあるのだが、このあたりの薀蓄の語りっぷりは女の脳じゃないかもね。この作品には美味しいコーヒーショップやパン屋、ケーキ屋などが子供たちへの環からの差し入れという形で出てくるのだが、それを読んでいるのも楽しい。そして、相変わらず大内は本命の麻生に関わって忙しいだろうに、癒しでも求めているのか花咲に構ってきて面白い。この園長、色々な人々のそうと気づかないうちに癒し系扱いされているようで面白い。
August 24, 2009
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QED~ventus~御霊将門高田崇史講談社ノベルス☆☆☆☆○ シリーズの順番から行くと、先日読んだ「QED 河童伝説」の前編というか前振りにあたる作品。正直、こっちを読み始めたとき、順番間違えてしまったと思ったのだった。ただ、間違えて読んでも、ストーリーに差し障りはない。自分がつまらないと思うかどうかだけだ。 今回はタイトルの通り平将門がテーマ。この人が大親分で祟り神なんかじゃないというのはよ~く分かった。でも八幡のやぶ知らずが出てこなかったのが寂しかった。そして、都内の将門遺構めぐりでは、神田明神、首塚、築土八幡も出てきた。これらは全て私のかつての立ち回り先にあったのだ。懐かしい。そして、これを読んでいて成田山に行きたくなってしまった。今度行こう。また、ちょっと出てくる近代・現代に入ってからの将門首塚を巡る因縁話の推測も非常に興味深かった。これでも一本小説が書けるだろうな。もっと大々的に都市伝説化してもいいような気がする。
August 10, 2009
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