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月末なので、各県の前月の有効求人倍率が発表された。過去最低レベルの雇用情勢となっており、マクロ経済では輸出や生産が底を打った(かも)とは言え、雇用情勢の方は未だ厳しさが続いているようだ。------------6月の有効求人倍率(カッコ内は新規) 宮城労働局資料から。なお厚生労働省資料。 全国 0.43(0.76) 対前月 -0.01(+0.01) 東北 0.33(0.66) 対前月 同(+0.02) 宮城 0.38(0.75) 対前月 同(+0.05)------------■青森県(NHKニュースから) 6月有効求人倍率は0.29で前月を0.03p上回る。全国より0.14低く、秋田と並び下から2番目に低い水準ながら、青森県の倍率が全国で最も低い水準から改善したのは5か月ぶり。 スーパーの開店など、まとまった求人が出たことや、農協が例年より早く求人を出したためで、依然として製造業や情報通信業などは低調で、全体の求人数は前の年に比べて減少しており、厳しい情勢は依然変わらない。■岩手県(同) 過去3番目に低かった5月と同様の0.32倍。 地域別では、花巻が前月と同じ0.19で最も低く、最高の盛岡地域でも0.39と各地域で厳しい状況が続いている。今後も明るい材料がほとんどみられず、底を打ったかどうかは判断できない、と労働局。■宮城県(同) 0.38で、過去最低(昭和40年9月=0.37)に迫った5月と同様。(宮城労働局) 新規求人は、業種別では情報通信業が前年比41%、サービス業が39%の大幅減。去年10月から今年9月までの1年間に仕事を失ったり契約を打切りされる非正規雇用の数は、7月時点で5,150人。 電機などの大手企業で新規求人も出始めたが、中小企業は求人を出せない状況が続く。少なくともあと数ヶ月は厳しい雇用情勢が続くとの労働局の話。(以下、労働局資料から、おだずまジャーナル) 地域別には、仙台(0.44)が0.04p改善、気仙沼(0.38)が0.03p改善。低いところでは、大河原0.12や白石0.15など。■秋田県(同) 0.29倍で、1年6月ぶりに前月を上回ったが、依然として厳しい雇用情勢。 求人7.1%増で、求職者は4.2%減少。しかし、昭和58年以来の低水準が続いている。新規求人は、建設業などで前年同月より増加の一方、製造業、卸売・小売業は落ち込んでいる。 労働局は、国の緊急雇用対策などで一部の求人が増えたため有効求人倍率はやや回復したが、主な産業は低迷している、県内の雇用は厳しい情勢が続く、と。■山形県(山形労働局サイトから) 0.33で0.01p改善。 また、原数値(パート含む全数)では、0.32倍となり、前年同月を0.45p下回り、29月連続で1.0を下回った。正社員に係る有効求人倍率(原数値)は、0.14倍で、前年同月を0.24p下回る。■福島県(NHKニュース) 0.34倍で、0.01pの減となり、前月に続き過去最低の水準を更新。 地域別には二本松が前月と同じ0.17倍、白河と須賀川が0.02p改善しともに0.21倍、福島は0.01p悪化して0.27倍と、依然として中通り地域の雇用情勢の悪化が目立つ。 一方、今年9月末までに仕事を失う非正規雇用労働者の数は前月の調査からさらに129人増えて7,258人となったが、福島労働局では企業の非正規雇用労働者に対する雇用調整は一段落したものとみている。正社員も含めて、夏場や年末にかけて大きな雇用調整が起こりうることから、県内の雇用情勢については今後も予断を許さない状況が続くだろう、と。
2009.07.31
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新聞(デーリー東北)で見たのだが、八戸高校の吹奏楽団が8月1日に東京ディズニー・シーで演奏を披露するのだそうだ。ウォルト・ディズニーが発案して、米国のディズニーランドで始めたミュージック・フェスティバル・プログラムなる制度で、一般の演奏者がゲストとして園内で演奏し、ゲストにも楽しんでもらうという企画。記事によると、八戸高校の部員が市内の楽器店で応募用紙を目にしたのがキッカケだとか。東京ディズニーリゾートのサイトで、スケジュールを見ると、ちゃんと出ている。1日の9:20にアメリカンウォーターフロントのステージ。あの大きな船の前の場所だろう。記事によると、75人の部員は、当日は私たちもキャストの一員だから、お客さんに楽しんでもらえるよう頑張りたい、と張り切っているそうだ。ショーの一環として聴かせるのだから、高い完成度も要求される。八戸高は今年度の全日本吹奏楽コンクールでも県代表に輝いた。東北大会は8月29日に盛岡市のようだが、同校部員にとっては思い出の夏になることだろう。折しも今日は京葉線が停電でTDLやTDSのお客さん達は大変だったようだが、そんなTVニュースを見てかえってワクワクしているのではないだろうか。明日31日に移動するのでしょう。特別な経験です。思う存分楽しんで下さい。
2009.07.30
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来年12月の東北新幹線全線開業に伴い設置される七戸町の仮称・七戸駅の正式名称が「七戸十和田駅」に決まった。今日(29日)JR東・盛岡支社が発表。東奥日報は速報で扱い、デーリー東北は号外で報じた。駅名については地元市町村の間で調整が難航し、「七戸」と「七戸十和田」の両案がJRに提示されていたもの。地元の七戸町の大平均副町長は、「さまざまな議論があったが、ようやく決まり安堵している。決まったからにはしっかりと準備を進めて、駅の開業が町の活性化につながるようにしたい」と話していた(NHKニュースから)。様々な思いがあるのは当然。しかし、開業を期待する気持ちという点では地域は一体だろう。決まった以上は、活性化に一丸となっていくものと期待したい。決定までに至る町の姿勢としては、地元商工会が一万人の署名を集めるなど活発に活動していることを受けて議会が全会一致で可決した「七戸」と、上十三広域市町村圏協議会(8市町村)が昨年合意した「七戸十和田」の両案を、町長が今年1月にJRに提示。つまりは、調整をJRに一任した形だ。町の地元や議会の意向と、広域の意向と、双方の板挟みになったが、いずれにしても七戸の名が入るならば、という判断なのだろうと考えられる。東奥日報の新幹線特集の記事を読んでいて私が興味深く感じたのは、広域協議会が昨年秋に新駅名を話し合った際に、七戸町の福士町長が、「七戸単独では駅の利用価値が限定される。インパクトのある名前にすることがふさわしい」と発言したこと。六戸、横浜の二町が「七戸駅」を主張したようだが、結局は会長(十和田市長)と福士町長の間の協議に委ねる決定とされた。経緯を詳しく知らないが、名称に拘って合併を破談させるなど長期的視野を欠く了見の狭い首長も散見されたことを思えば、自分の町のプレゼンスを高めることに固執するよりも大きな利益を考える態度には喝采を送りたい。六戸町長などの反対論は、駅所在地に近接していない地名(十和田湖や十和田市中心部などの位置関係を指すと思われる)を付するのは観光などの点で外来者に混乱を来すことになる、という理由のようだ。たしかに一理あるが、駅勢圏の小さい在来線駅と異なり、新幹線の場合は広域の動線を考慮して良いように思われる。ところで、七戸としては、南部縦貫鉄道が野辺地と七戸を結んでいた時代が、つい最近まであった(97年運行休止、02年廃止)。往時の構想としては、旧陸羽街道沿いに、三戸まで結ぶ考えがあり、八戸に奪われた主動脈を、青森までの最短ルートとして回復しようという狙いだったのだと思われる。しかし、大構想の実現に先立ち、三本木は十和田鉄道(現十和田観光鉄道)で三沢と接続し(1922年)、五戸は八戸と五戸電鉄(後の南部鉄道)で結ばれ(1930年)、1962年にやっと千曳(後に野辺地)との間で開通した。(関連する過去の日記 南部縦貫鉄道(2009年3月21日))新幹線駅の開業は七戸町の悲願だっただろう。だからこそ単独名称の期待も高かったかも知れないが、上北・十和田一帯の視野に立って活性化を考えて行くべきだし、そうなって行くと期待したい。ところで、駅の位置はどうなのだろう。町の駅周辺整備計画資料で見ると、町役場や七戸城跡などの中心部よりはやや北側、国道4号沿いで、県の営農大学校や奥州街道松並木、道の駅しちのへ等のすぐそば。広域の動線を考えても、なかなか良い立地ではないだろうか。新幹線開業で、町がかわり、地域が活性化し、多くの客が当地を訪れる、そんな有り様を、前向きに楽しく私も考えていきたい。
2009.07.29
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スコアを見て、胸が詰まる思いだった。9回に追い上げて、あと一歩だった。試合の詳細を見てみると、まさしく互角に渡り合った好ゲームだったようだ。東奥日報の記事を見ると、下北から初の甲子園に向けて地域も盛り上がった。市内の家電店は全部のTVで野球を放映。市長も涙したというが、本当に素晴らしい健闘だったと思う。試合だから、勝ち負けはつく。しかし、全力で戦うこと、そして地域の皆さんが応援すること、これも大多数の人は直接高校野球に関係しない人なのだろうけど、地域のつながりだから応援する。それだけのことだが、それで良いではないか。準優勝おめでとう。今日という日の奮闘を誇りにして欲しい。さて、今日のイーグルスは盛岡で岩隈完投、打っては山崎の2発で快勝。後半戦の良いスタートを切った。えっ!どこまで中村ノリをスタメンにするのか、と大いに気になるのだけれども、ともかく明日の秋田も連勝をお願いしたい。それともう1つ。岩手の高校野球を沸かせたジャイアンツの木村正太投手が今日は9回に1イニング登板して、三者凡退。一軍登録以来、やっと6試合目くらいの登板だが、スコアを見ると今日が最高のピッチングだったのではないか。得意のカーブとストレートのコンビネーションが冴えたように思う。防御率も落ち着くだろうが、何より木村投手自身が落ち着いて投げられるようになったのではないか。これからも大事な場面で登板が多くなるだろうから、是非とも本領を発揮して行って欲しい。
2009.07.28
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今日は家のエアコンを切っていたようだ。10時過ぎに帰宅すると、娘二人がお父さんの部屋のベッドで寝ている。下の子はぐっしょり汗をかいている。起こしてやって、下着を着替えさせてあげた。仙台も湿度の高い日が続いて、2日ほどエアコンを稼働させていた。今日は少し涼しかったようだが、それでも2階の部屋で窓を閉めて寝ていると、もともと汗かきの子ども達なので、かなり汗を出したようだ。雷雨も止んでいるので、窓を開けて、風を入れた。ゆっくりと空気が動く。明日(もう今日だ)の予報は27度だという。気温そのものは高くないが、最近の湿度には参っている。身も心もカラッとしたいところだ。さきほど、skyAを見ていたら、橋上ヘッドや阿波野さんが出ていて、前半戦のイーグルスの戦績などを語っていた。阿波野さんの告げた後半戦のキーマンは、抑えの福盛。イーグルスの弱点だった抑えの形を作れば、という指摘。そのとおりですね。明日(もう今日です)の盛岡の試合は、岩隈と石井。復帰後2連続KOのエースに、野村監督が直々のアドバイスをしたそうだが(河北新報の記事)、ここらで絶対に借りを返してくれるでしょう。頑張れ岩隈! 有銘らリリーフ陣と、川岸、福盛の活躍でパターンを作って、打線は存分に打つ。こんな勝ちの形式を、まずは後半戦スタートの盛岡の試合で、実証しよう。GO!GO! イーグルス!子ども達の汗を、も一度拭いて、今から、私もその脇に寝ます。
2009.07.28
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昨日は午前中は高校野球県大会などをTV観戦。良い試合が続いていた。午後には下の子と県外まで出かけてきたが、ちょうど出かける3時頃に、高校野球も雷雨の恐れで中断。東北道を走っていると途中でものすごい豪雨となり、運転も少々怖いくらいだった。帰り道では夜空にカミナリ。また一部で通り雨に出くわした。子どもが、有銘のようだ、と言うので不思議に思った。登板すると突然の嵐を呼び起こす。オールスターでの防御率3桁は残念だったが...などと考えながらも、それにしても子どもながらによく考えたコメントだな、と思って聞き返したら、「アニメのようだ」とのことだった。暗い空に一瞬白く光る稲妻を見て、そう思ったらしい。有銘さん、スミマセン。今朝は少し気温も下がり、過ごしやすそう。年に何日も稼働しないエアコンを、ここ2日ほど動かしていた。早朝に家内がスイッチを切ったようだ。雷雨の後の夏の朝。何か爽快なことでもあるか。月曜の出勤です。
2009.07.27
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またまた選手権大会の話題ですが、宮城は今日が準々決勝。東北全体では既に4県で代表が決定しています。ここまでの熱戦を振り返って何点か取り上げたい。■青森明日27日の決勝戦が、青森山田高と大湊高に決まった。三沢に快勝し代表を目指す常連の山田。対する大湊は、甲子園初出場を狙う。準決勝では、センバツ出場の光星学院を破った野辺地西を相手に、猛攻を見せて10-1のコールド勝ち。野辺地西が延長で光星学院を破ったのも見事だと思ったが、ノーシードから決勝進出の大湊の快進撃もすばらしい。青森県の野球事情をよく知っているわけではないので、地元の新聞の記事を確認してみる。下北から初の甲子園をめざして地元は一丸。準決勝で快勝したこともあり、あと1勝を信じて盛り上がっているようだ。かたや、大金星の後に大敗した野辺地西は、激戦の疲れと気の緩みからか予想外の展開にうなだれていた。(デーリー東北の記事から)みんな一生懸命だ。がんばった皆さん、応援した地域の方々。■山形酒田南が優勝。決勝は打線爆発で17-0の大勝。主戦の安井投手は5戦連続完封とまさに王者の貫禄だ。しかし決勝まで勝ち上がった新庄東も立派だった。延長戦を制してベスト8となり、準々決勝では春の優勝校の羽黒に粘り勝ち、準決勝では米沢中央を振り切る。そもそも開幕前の評では、日大山形、酒田南、羽黒、鶴岡東という上位シード4校が中心になると見られていた。初戦で第8シード東海大山形を破った新東のここまでの快進撃は大いに讃えられる。準決勝で下した米中は、実は春にコールド負けしていたそうだ。■秋田明桜が3-0で強豪の本荘を下して13年ぶりの代表。連覇を目指した本荘の必死の守りも素晴らしかったが、シード校が序盤から敗退する波乱の大会の勝者はこれで決まった。秋田県には悲願がある。県勢の11年連続初戦敗退の汚名を雪ぐことだ。たしかに勝ちには恵まれないが、甲子園では毎回素晴らしい試合を見せてくれる。明桜には失礼になるかも知れないが、圧倒的な常連私学がないのも秋田の特徴で、公立伝統校の大舞台での奮闘は見事だった。今回は、校名変更後初の舞台で、明桜に思い切り暴れまくって欲しい。
2009.07.26
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朝の一仕事から帰ってきました。6時台にラジオを聴いていて、ちょっと驚いた。トヨタが、新型プリウスについて、補助金を受けられる年度内の納車はこれ以上不可能だと正式に発表したという報道だ。バッテリーの生産が追いつかず、宮城県に建設中の工場の稼働を12月に早めるが、それでも間に合わない、ということだった。驚いたというのは、宮城県の名が耳に飛び込んできたこと。あれ、ローカルニュースだったか、と一瞬とまどったが、そうではない。トヨタの新型プリウスは、ハイブリッド世界最高水準の燃費性能38km/lで、200万円の価格。5月の発売前から予約が殺到し、トヨタでは休日出勤などでフル生産を続けているが、受注が多すぎる状況だ。吉田川沿いの長閑な田園風景に浮かぶ緑の丘陵地。大和町のパナソニックEVエナジー新工場の建屋が姿を顕した。年内に操業を始めるが、生産ラインの増強計画を前倒しして、年間30万台体制に強化する方針という(今朝の河北新報)。最先端技術と超人気車種の生産。経済の最前線の話題の行く手が、大和町のあの工場にかかっている。全国に、世界に、つながっているのだ。
2009.07.25
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各県の代表の座をかけた熱戦も大詰め。青森では三沢高校がベスト4に進出。岩手では、全国上位の期待も高い花巻東と古豪盛岡第一が決勝進出。秋田は名門の明桜が実に13年ぶりに代表に決まり、本荘は涙をのんだ。福島はベスト4が揃い、私立3強に光南。山形は酒田南、日大山形など常連がベスト4に名前を連ねるが、第1シードの羽黒を破ったノーシード新庄東が注目だ。みんな頑張って欲しい。トーナメントで敗れたチームの分も。
2009.07.24
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今週は意識的に生活リズムを変革する取組をしています。それは、トイレ(大)を夜にすること。もう長いこと、朝ご飯の後、出かける前に済ませるという生活をしていました。しかし、これを夜のお風呂に入る前の辺りの時間に変えようというものです。長いこと朝がルールになった、と言いましたが、それも結婚後のことだと思うので、まだ15年程度の浅い歴史とも言えます。学生時代や独身時代は、それこそ不規則でした。食事や睡眠など、生活の万事が不規則であったのですが。そう言えば小学校の頃には、よく母親に、朝でも夜でも良いから決まった時間に入るように癖を付けるといいんだよ、と言われたのを思い出します。我が家の子ども達は、それこそ不規則で、自分の子ども時代を思い出します。さて、今日まで続いています。トイレ、風呂とゆっくり?入って、また朝には余裕が生まれるという効果もあります。特にこだわる理由もないのですが、人間の生理的生活リズムを intentionally に変革できるのだろうかという興味があって、こんなことを実験しております。
2009.07.24
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昨日(22日)は、日本食堂ではなくて、日食の日でした。皆既が観測できるトカラ列島とやらは悪天候で残念だったようだが、曇り空の仙台でも部分食の観測はできたとニュースで見た。私自身は仕事に熱中するタイプなので、昼休みまでトンと忘れていた。日本で次に皆既日食が見られる時は私はもう70で、生きているかどうかもわからない。そんなわけで、今回の日食を噛みしめようと、報道から何点かつまんでみた。■仙台 仙台市天文台では、中国のテレビカメラと回線を結んで観察会を行った。仙台でも、午前11時12分には66%が欠けるのが肉眼でもはっきりとわかったそうだ。ああ、見たかった。■青森 ATV青森テレビニュースのHPに幻想的な画像が出ている。■岩手 奥州市の奥州宇宙遊学館では、観察会が開かれたが、曇り空で残念。雫石町の小岩井農場のまきばの天文館では雲間から太陽が顔を出し、部分日食が観測できた。IBCニュースのサイトから。■秋田 秋田市では見えなかったが、大仙市大曲で観測した雲の切れ間に見える部分食の画像が出ている。秋田さきがけ新報のサイト。■山形 厚い雲の切れ間から見えたようだ。各TV局のニュース。■福島 結構きれいに観測できたようだ。という感じで、一応東北各地の日食を堪能いたしました。
2009.07.23
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どうしても拭えない疑問がある。どうして中村ノリを使い続けるのか。昨夜の試合も、終わってみれば4-6で負けたが、ノリが大ブレーキ。9回表の遅すぎた反攻だが、もしノリにヒットでも出ていれば、山崎まで回った可能性がある。そもそも、憲史を出すなら、9番の嶋に対してではなく、打てないノリのところで代打に出すべきだ。案の定ノリで易々2アウトを献上してしまった。仙台のオリックスとのカードでも、ヒットは打ったものの、3塁守備では横を抜くゴロに飛びつこうともせず、また全力疾走で内野安打をもぎ取る姿勢も見られなかった。先発スタメンに残さねばならないから、8番に入れざるを得ない、という扱いのように思えてならない。ファンとして辛いことではあるが、ここはどう考えてもスタメンから外して、代打要員などとすべきだろう。単純なことなのだが、勝利を最優先にすべきだ。形だけを重視した「継投」病で墓穴を掘ることの多い投手やりくりを合わせて、監督の2大病弊だ、と敢えて言いたい。
2009.07.22
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読売の調査では(20日記事)奥山氏が先行し、岩崎氏が追う展開。しかし有権者の4割近くが態度を保留し、情勢は流動的としている。奥山氏 民主、社民支持層の4割近く、共産支持層の3割強、無党派層の2割 職業別には専業主婦岩崎氏 自民、公明支持層の3割近く、共産支持層の2割 地域別には、宮城野区で2割強と奥山氏と並ぶところで、市民の関心度は低くなく、投票に行く人は9割を超えている。新人の乱立も要因だが、医療、子育て、福祉、雇用対策などの課題解決を求める声が高い。という記事だが、実際に市長選挙に関心が高いのだろうか。実際に市井の雰囲気としては、あまり盛り上がりを感じないのだが、投票率はどうか。各候補が訴えるところの「市政の課題」認識が、改革姿勢などのイメージのレベルにとどまり、私にはどうも弱いように感じられるのだが、それでも新聞各紙が財政健全化や都市構造などの課題を有る程度えぐってくれているから、多少は市民の意識も高まっているのだろうか。15日の河北新報の記事では、奥山氏がかなり先行しているが、6割弱が態度未定で投票率によっては流動的とする報道だった。河北の中間情勢分析は明日の朝刊に出るのだろうか。(当ジャーナルは特定の候補や政治勢力を支援するものではありません。)■過去の記事 選挙の夏へ それにしても低調な市長選挙(7月14日)(仙台市長選挙の投票率について)
2009.07.21
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暑い夏。三連休の最終日は、大衡村に足を伸ばしてみました。セントラル自動車本社工場のクレーンが、まさに林立するがごとくに丘陵地を埋め尽くしています。そのふもと、国道4号側に、昭和万葉の森があります。昭和30年4月の全国植樹祭会会場と隣接する落葉広葉樹林を、昭和天皇在位60年を記念して平成元年に開園。画像は、昭和天皇お手植えの松です。ヤマユリが咲き乱れ、ねむの木の花も咲いておりました。あじさい園も見事です。お昼の茶屋も満員でした。説明の木製看板に書かれていた昭和天皇御製の歌(植樹祭にのぞみ) 茂れとし 山べの森をそだてゆく 人のいたつき 尊くもあるか(前日に大雪があった式典が印象的だったので、後日回顧されて再度詠まれた) 日影うけて たちかゝよひぬ春の雪 きえし山邊に 植ゑえたる松は
2009.07.20
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前回不調の岩隈を応援するため、家族でレフトスタンド。やっぱり本調子ではないようで、4回に集中打を浴びて4点を許し降板。ウラに2点を返しますが、5回表からはスパッと藤原に継投。5回裏こんどはイーグルスの連打で先発岸田を攻略。山崎の見事な2点タイムリーで同点4-4に。6回ウラには岸田暴投で勝ち越し。藤原に初勝利の予感も。さて、7回には頭からグウィンですが1死で走者2人を許して、有銘が死球で満塁として、三振で2アウト。ここで、代打下山に対して、野村監督はピッチャー松本。またもや、どんどん袋小路に入り込むマイナスの継投になってしまうのではないか、とみんなが心配。G出して悪くてA、そのAもすぐ替えて、まだ7回ですよ... 案の定松本は走者一掃の2塁打を打たれて、5-7となる。しかし、今日のイーグルスは違いました。7回ウラに、無死から草野が2塁打で出ると、早速セギ様の2ランで同点!!! ノリも安打で続きますが、4番手平野に真人併殺。8回に松本は再び満塁のピンチ。暗雲たれ込めますが、何とか踏ん張る。9回には福盛が登板。これは当然でしょう。そしてそして、9回ウラに一大スペクタクル。先頭草野が安打で出塁し、すかさず二盗。セギ様、ノリ倒れるが、真人が執念のヒットで出塁。相手も抑えの加藤だが、こちらは代打の切り札憲史は四球を見極めて、満塁。リンデンがクリーンヒット。やってくれました。4時間半の長いゲーム。しかし、良かった良かった。サヨナラは初? 最後のバンザイも、選手がたくさん並んでいました(画像です)。
2009.07.19
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河北新報の記事(18日)に、東北のガソリンスタンドが、08年度末で前年度よりも186店減少した、と出ていた。----------東北合計 07年度末 08年度末 4840店 4654店(-186)青森 771 743 (-28)岩手 727 699 (-28)宮城 908 859 (-49)秋田 632 614 (-18)山形 649 617 (-32)福島 1153 1122 (-31)----------東北経産局のまとめだそうだ。価格競争の激化に加えて不況による自動車販売不振や節約志向で需要が減少。また、給油所全体が減少する中で、セルフ式が激増しており、678店と全体の14.5%にまで増加。特に宮城県は郊外などにセルフ式が多く仙台市中心部ではGSの廃止が相次いでいる。他方で中山間地でもGS過疎が心配されている。ざっとこんな記事だ。ところで、4月か5月の頃だが、河北新報の記事に、宮城県内のガソリンスタンドが3月末で579店に減ったと出ていた。ピークの85年(1,080店)から、500を超えるGSが消えたことになり、今後も廃止届けが相次いでいるという。当時の河北の記事によると、96年の規制緩和(石油製品輸入自由化など)を境に激しい価格競争に入り、淘汰が進み、更に昨年度は原油価格高騰、揮発油税の暫定税率の廃止と復活による混乱もあった。加えて、不況による自動車の販売不振と使用の抑制などで廃止GSが増加。今年10月には、元売り最大手の新日石と新日鉱ホールディングスが経営統合を予定しており、系列GSの削減が進む予定。環境対応車の普及も追い打ちをかける、とのこと。この以前の記事と今回(18日)の記事ではデータが異なるのだが、細かいことだけど河北新報にはこうした事実関係は丁寧に説明する姿勢が欲しい。以前の記事は業界組合か何かのデータだったのだろうか。実は私は当時気になって、公的資料なら事業所統計だろうかと思い多少調べてみたが、途中で断念していた。傾向の描写や課題分析は大事だが、元となるデータや客観的真実についてもソースを示すなど、報道機関には大事に扱って欲しい。そんな訳で、激減したグループサウンズ、ではなくて、ガソリンスタンドの方のGSですが、いったいその数はどう把握すればいいのだろうか。また、GSの数の各県比較などを元に、恐らく自動車登録台数や道路延長などと相関すると思われることから、これらを基礎需要と捉えた場合に、例えば地元大手業者が廃業した青森県など、現実にGS過疎地の深刻さとはどのようなものなのだろうか。関心が沸く。経済産業省の給油所統計が存在することが今回の記事でわかるのだが、経産局によっては毎年7月に給油所数をHPで示している。どこでも減っているようだが、東北経産局では見あたらなかった。そんな訳で、今のところ分析はできないでいる。もっとも、経営の厳しさは認識されているようで、数年前に経営実態の調査が行われたようだが。たしかに私自身も、最近仙台市内の、しかも中心部のあちこちでGS廃止の現場を目の当たりにした。住まいの近くのGSでも、一生懸命に車検を取るなど、努力をされているようだ。生き残りに大変なのだろう。
2009.07.19
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栗原市では、昨年の地震で大規模に崩落した荒砥沢ダム北側地域について、ジオパークの国内認定を目指すという。佐藤市長が16日の定例記者会見で表明した、と各紙が報道している。既に、同市の震災復興計画の中にも柱として盛り込まれている。この方針の適否は論評できないが、認定を目指す「ジオパーク」とは、世界規模ではユネスコの支援する世界ジオパークネットワークが認定しており、日本国内では「日本ジオパーク委員会」が認定しているものだそうだ。国内認定は、北海道の洞爺湖・有珠山など7か所が認定されている。この秋に関係者から成る検討委員会を設けて基本構想を検討し、国内認定を目指すが、世界認定も視野に入れるということだ。ところで、報道の中で、荒砥沢の崩落地は「日本の地質百選」に選ばれている、と出ていたので、ちょっと驚いた。というのは、以前の記事で東北の「地質百選」について記したが、その時には荒砥沢は含まれていなかったと記憶していたからだ。(関連する過去の日記 神秘の地下洞窟 地質百選の龍泉洞(09年3月28日))改めて「日本の地質百選」を調べると、07年5月に83か所を第一次選定したが、09年5月10日(地質の日)に、37か所を第二次選定したということだ。「荒砥沢」もここで選定されている。ジオパーク認定の話に戻るが、日本ジオパーク委員会によると、国内ジオパークとしては、08年に、アポイ岳、洞爺湖有珠山、糸魚川、南アルプス(中央構造線)、山陰海岸、室戸、島原半島の7地域を認定。また、国内の「世界ジオパーク」としては、現在、洞爺湖有珠山、糸魚川、島原半島を、世界ジオパークネットワークに認定申請中で、09年後半に加盟の可否が決定するのだそうだ。山陰海岸、室戸、秩父が、現在のところ世界認定(世界ネットワーク申請)の申請を希望しているそうで、栗原の場合は、まず国内認定を得て、やがてこれらのように世界認定に進める、という考えなのだろうか。日本ジオパーク連絡協議会というのがあって、HPの中で詳しく説明がなされている。さて、ジオパークとして売り出すことや、認定を目指すことは、市長としての判断なのだと思うし、観光面などの活性化に弾みを付けることにもなるだろう。冒頭記したように今論評はしにくいところだが、平泉の世界遺産に関連して記事にしたように、認定それじたいが自己目的化しないようにお願いしたい。■関連する過去の記事 「世界遺産」平泉 新聞はどう報じたのか(08年7月10日)
2009.07.18
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ずーっと気になっていた。同年代以上の人たちに多いように思う。人にも寄るが、ごく自然に「河北新聞」と言う人が、結構多い。今のところの私の推論は次の通り。例えば岩手日報や福島民報の場合は、通称として「日報」「民報」が定着している。何かのイベントについても、「日報○○大会」などと呼ぶのだと思う。岩手県で生まれた私だが、祖父は岩手日報をたしか「日報」と呼んでいたと思う。家で購読しているのは、日報のほかに、エリア紙もあったが、一応呼び分ける意味もあったのだろう。ちなみに、全国紙を購読している家は近所には少なく、たまに河北新報をとっている家があったが、「河北」と通称していたと思う。また、福島の場合は、県レベルの新聞に「民報」「民友」があるから、明示的に両者を呼び分ける事情があると思われる。仙台・宮城における河北新報の場合を考えると、例えば私などは自然に「河北」と呼ぶ。そして前提意識としては、全国紙とともに県内で購読されている一般紙を通称で呼び分ける一環として、「朝日」「日経」などと呼ぶのと同様に、「河北」と通呼する。実際に、学生時代は全国紙を読んでいたし、社会人になってからもしばらくは全国紙と併読していたものだ。だが、生まれながら河北新報が家の唯一の「新聞」という環境にあった仙台・宮城の人としては、新聞といえば河北、という意識が定着しているのではないか。つまり、新聞の一種としての「河北」ではなく、父親が日本中に何千万人といるのに「お父さん」とは間違いなく自分の父を指すというような感覚で、相対視することもない。自然な意識としては、あっ、あれね、「新聞」ね、という感覚なのだ。だが、あの「新聞」にあんな記事があったね、などと人に話すときには、さすがに相対視しなければならないから、「河北」と頭に付ける、ということになる。イベントや関連会社の呼び方も、「河北○○」とするのが一般的だ。「新報○○」とは決してやらない。先の岩手日報や福島両紙との対比で言えば、「日報」と呼び習わしているのなら、まさかそれを「新聞」とは呼び変えない。「河北」と呼び習わしているから、自然に、「新聞」とつなげることができる。以上が推論だ。どうでも良いことなのだが。
2009.07.17
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東北各県の高校野球の熱戦をザーッと眺めてみたが、福島ではスゴイ試合があったようだ。2回戦の会津農林と相馬。会津農林は3回オモテに9安打を集中させて、打者16人で11点を挙げて、11-3となる。相馬高校としては、5回終了で得点差コールド負けか...しかし、5回ウラに2点を挙げて食い下がる。7回に5四死球と4安打に2失策を利して一挙10点を挙げて逆転。会津農林も9回表に2点を返すが及ばず、壮絶な試合は16-14で相馬高校が勝利。(福島民報、朝日新聞などから)これはスゴイです。「あきらめない」ことの大切さを教えてくれるような熱戦でしょう。他方で秋田は延長戦が多かったようだ。本荘、大曲工業、湯沢商工がいずれも延長戦を制して勝った。秋田は第1シードの秋田商業が早々に姿を消す波乱があったが、公立校が甲子園で素晴らしい試合を展開してくれる印象が強いのが秋田県だ。初出場(たぶん)を狙う大館鳳鳴も2回戦は快勝したようだ。今後の展開が大変楽しみである。学校数の多い岩手も3回戦に入り、だいぶ進んだが、既にして一関学院や専大北上は姿を消した。花巻東が優勝候補筆頭だが、公立校を含めて他校にも十分チャンスがある。頑張って欲しい。ところで、宮城県では全球場で3日間の長い空白。この日程は何でだろう。
2009.07.16
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残念でしたね。涌井にヒネられた。井坂もよく頑張ったのですが、打線がつながらないです。まあ、相手がエースだから仕方ないと割り切って、同一カード負け越さないように、今日(16日)は絶対に勝ちましょう。連敗をしないという意味でも。1つづつ借金を返していけば、Aクラスは近づきます。長谷部なら勝てるでしょう。打線には是非1巡目に得点を。つまり1回オモテがポイントですね、と勝手に解説。
2009.07.15
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梅雨空の東北にも高校球児の夏が来た。各県で昨日は雨天順延となった地区大会が、今日(14日)は順調に進められたようだ。各紙の報道から話題を拾ってみた。■山形県 山形東高の女子選手が入場行進 10日の山形大会開会式で、山形東高野球部3年の女子選手が堂々と入場行進の先導役を務めた。規定で女子選手の大会登録は認められないが、特別許可の背番号21でグラウンドに立った。 この選手は中学校時代にソフトボールで活躍。中学3年の秋から地元のクラブで野球を始め、山形東高進学後も野球部入部を熱望。大会に出場できないことなどから、監督も一度は断ったが、選手の熱意とチーム内の協力により入部が実現。 山形東高は、初戦で延長11回5-4で勝利。しかし今日(14日)は2回戦で長井高に3-4で惜敗のようだ。 チームの敗退は残念だと思うが、意志を貫く姿勢とチームの後押しが素晴らしいと感じた。■岩手県 一関学院が初戦敗退 第2日の12日、センバツで全国準優勝の第1シード花巻東が9-0のコールド勝利で発進したのに対し、第2シードの一関学院は2-4で初戦敗退。一関学院は昨秋に東北大会で準優勝。センバツ出場濃厚とも見られた好チームだっただけに、夏にかける意欲は強かったはず。両雄が、明暗を分けた形となった。■秋田県 引き分け再試合は大館鳳鳴が勝利 9-2で大館鳳鳴が勝利。昨年準優勝の同校には注目していたが、12日は五城目と延長引き分け。再試合の今日(14日)は終盤に大館鳳鳴が突き放したようだ。それにしても、前々日に200球前後の奮闘を見せた両チームのエースが今日も先発。両チームを讃えたい。ところで我がイーグルス。藤原が乱れたが、出してしまった小山がまた乱調で逆転を許す。という状況をネットで一瞥して、どうしてこうなのか、と嘆きながら帰宅して、たった今PCで見てビックリ。岸を攻略して大逆転勝ちのようだ。高校球児の魂が甦ったか。
2009.07.14
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仙台市長選挙戦が始まり初めての月曜日。町の中心部は各陣営の声がこだましていた。そして衆院の解散が来週、総選挙は来月30日、と日程が明らかとなった。市長選挙は6人も立っている割には、どうも低調で、例によって投票率も悪いだろう。都議選の投票率が54%というのは驚いた。高い。仙台市長選挙は、藤井後継を争った前回(平成17年)が43.67%、その前は56.26%で、ちなみに市議会選挙は前回(平成19年)が46.39%である。市長選挙が平成13年に56%と高かったのは、参院通常選挙と同日だったから。その前は3回続けて30%台だ。市議会選挙は前々回(47.58%)で割り込むまでは50%台を続けていた。仙台市では市長選挙より市議会の方が、常に投票率が高い。知事と県議の選挙についてもそうだ。都会に一般的な現象なのだろうか。新潟市サイトに17の政令指定都市の投票率の比較表が出ているが、やっぱり一般に市長選挙より市議選の方が投票率は高いようだ。統一選となるためだろうか。そして、この比較表に出ている仙台市長選挙は、新人の戦いとなって投票率の高い前回(43.67%)なのだが、それでも全国6位。市議、知事、県議、国政など他の選挙では、13位とか16位とかの低調ぶりだ。概して東高西低だが、やっぱり仙台市は低いと言っていいように思う。投票率は時々の争点や現職出馬かどうか等によって相当左右されるから、一概には言えないが、以前にも当ジャーナルで何度か指摘したように、進学率、所得、投票率は、仙台・宮城の地域性を示す3低現象と言えるように感じる。(もう少しデータを広く集めて分析してみたいと思います。いずれ。)
2009.07.14
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政党が本格的にコミ戦(コミュニケーション戦略)に取り組んだ選挙は、05年の郵政総選挙とされる。この時、自民党の世耕弘成は、米国のコミ戦などを調査した上で徹底したマスコミ戦略を展開。候補者の服装や第一声の内容、党幹部応援投入のタイミングや場所、更には、歴史的大勝利にも幹部には硬い表情を強いるなど、テレビを通じて国民にどう映るかを、最後までコントロールした。鈴木哲男『政党が操る選挙報道』集英社、2007年(集英社新書0397B)とても興味深い本だ。NTT広報部出身の世耕がコミ戦の重要さを党幹部に説き、自ら主導したというものだが、05年総選挙の前に、「実験的に」導入したのが、04年4月の統一補欠選挙だという。統一補欠選挙は全国で3箇所で行われたが、埼玉8区は、自民候補(当選)の選挙違反に加えて所沢市議10人が逮捕されるなど、地元自民党組織が瓦解していた。世耕はここに着目して、党本部が仕切る選挙戦を提案、党改革検証・推進委員会の安倍委員長に承諾される。立候補者がいない窮状を逆手にとって、自民党からの立候補者を全国公募。候補者にはスタイリストをつけ、自転車の遊説を演出。しかも、移動は全力走行を支持。場所は新興住宅地、団地、公園。相手は前回比例復活の民主党候補は、街宣車の上から見下ろすのに対して、常に走り回っているというイメージを作り出した。さらに、世耕は、候補者選考の論文の山を記者に見せつけるなど、テレビメディアの特性を最大限利用して、話題づくりに努力した。結果は、大方の予想を覆して、自民の柴山昌彦氏が、民主の木下厚氏を制して当選。党本部主導で一元的かつ効率的に選挙戦略を推進することの大切さを実証した形となり、05年の総選挙で開花する。この時に詳細なデータ収集などで戦術を支えたのが、05年1月にコンペで契約していた広告代理店のプラップ社だ。従来の電通との馴れ合い関係を脱却する思いが世耕にはあった。ところで(ここでやっと宮城の話題になるのですが)、05年4月の補欠選挙では、埼玉の例にならって、候補者を公募。宮城2区では秋葉賢也が勝利した。ここでも、プラップ社は公募の広告作成や秋葉のPRなどに深く関わった、という。福岡2区と宮城2区で補選が行われた。宮城2区は鎌田さゆりの議員辞職に伴うものだ。宮城2区は、投票率36.75%で、秋葉賢也58,023 門間由記子52,381 菊地文博22,702など。当時の県連会長は市川一朗。全国から27人が応募。最終選考は選考委員会面接、論文審査、街頭での政策発表会などが行われたが、秋葉氏はいずれもトップだったと市川会長は記者会見で語っている。
2009.07.12
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残念なサヨナラ負けでした。ラジオで聴いていたのですが、最後は福盛が抑えられず。接戦をモノにできる継投を確立すべきではあるのですが、誰をどこでどの順番で出すか、シーズン中盤の現在に至ってもなお手探り状態。非常に辛いです。長谷部の起用もどうだったのか。例えば有銘を長く使う方法もあると思う。もし長谷部で行くなら田中の後にスパッと切り替えるとか。どうも、「継投パターン」にこだわり、また右左パターンにこだわる形式論に思える。攻めのリリーフ投入になっていない。次の投手を出すたびに、どんどん不安が広がる最悪の状態。もっとも、敗戦の原因はチャンスをつぶした攻撃に在るのですが。
2009.07.11
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楽しい応援でした。仲間5人で3塁側内野席。最初にちょっとパラつきましたが、雨も止んでくれました。始球式にリチャード・ギア親子が登場してビックリ。また、今日は藤崎ゆかたナイターとやらで、近くに居た浴衣姿のきれいなお姉さん達が表彰されていました。このお姉さん達も、山形から来たオジサンも、フォアボールを心配していたおばさん達も、最後は一緒に応援して、大変楽しかったです。ああ、ボールパークっていいですね。試合は川井が頑張ってゼロに抑えてくれました。ホームランの山崎と一緒に2番手で初勝利の福盛がお立ち台でしたが、私は今日の功労は川井投手だと思います。それと、福盛の後は、敢えて先発要員の井坂を送り込んだのですが、本来のリリーフ陣ではなくあえて井坂に任せたことで、絶対勝つという雰囲気が伝わりました。9回に3点は失いましたが、とにかく勝ったことが大きいです。これから挽回と行きましょう!試合の後、仙台駅前で2次会、家に着いたのは11時過ぎでしたが、久々の勝利。良かった、良かった。
2009.07.10
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東北の鉄道 百景・絶景フォトコンテストの作品を眺めている。どれも美しく、また、忘れかけていた東北の心の情景を見事に映し出している。東北地区「鉄道の日」実行委員会が行ったもので、東北の駅100選のサイトに出ていた。ところで、東北の駅100選として紹介された各駅のページを巡るのも楽しい。秋田内陸縦貫線、津軽鉄道など、行ったこともない路線や駅を、訪ねてみた。
2009.07.09
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大槻先生がなぜ火の玉の解明に精力を注ぎ、また超能力やオカルトなどの非科学を厳しく糾弾するのか。先生の考え方がわかって、大変面白かった。大槻義彦『大槻教授の最終抗議』集英社、2008年(集英社新書0467B)第1章に、大槻先生の幼少の頃について説明されている。小学校5年の9月の夜、母屋から離れた風呂に入っていて、庭の柿の大木の根本から浮かんできた火の玉(ひかりもの)を見た。火の玉は大槻少年めがけて近づいてきて、少年は思わず五右衛門風呂に潜り込んだ。先生の生まれた角田市などでは、ひかりもの(火の玉)が出ると近所で人が死ぬなどの言い伝えがあったが、大槻少年はこの体験を学校の先生に話し、やがて科学を志し、不思議な火の玉の正体を自分が解明しようと、物理学を専攻することとなる。また、先生の生まれた家は地元の庄屋を務めた家柄で、先祖は栃木県の古峯神社で修行をした祈祷師として地域の相談を受けていたという。先生が幼少の頃には、毎年夏に福島県から「浜のゴゼさん」がやって来て家に10日ほど逗留し、村人に様々なお告げを行う。米作りに影響を与える天候など、深刻な問題について御託宣を聞いた。全盲の女性が山道を通って歩いてくること、また地域の人たちが頼っていたことなど、ただならぬ不思議な「超能力者」に、畏敬の念をいだいていたそうだ。さらに、尊敬していた父が中国で終戦の翌年に亡くなったのだが、大槻少年は「虫の知らせ」を体験する。後に知らされた死亡日に、少年は丸森町の父の実家を訪れ、父の持ち物をいつくも発見していた、というものだ。後に、偶然の重なりに際して心から生み出されたものに過ぎない、と解明しているが、実は助教授になる頃まで、この件だけは霊的なものと結びつけて考える傾向にあったというのだ。角田市の小田で、若き日の大槻先生が科学と非科学の間に苦悶していた。
2009.07.08
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12日の告示を前に5人が名乗りを上げているが、対決の構図がわかりにくいというのが、市民の一般的な捉え方ではないだろうか。副市長経験者の2人、市議経験者の2人、若手経営者の1人。現職が引退を決めているのだから、梅原市政の評価や、再開発を含む都市構造問題、更に厳しい市の財政などについて議論を深めるチャンスだ。しかし、どうも物足りない。現市政の評価についても、梅原氏の手法がどうだとか、そんな程度にしか見えない。東西線を含めてまちづくりをどうするのか、もっと真剣に議論を提示すべきだ。丘陵や田畑を抱えて特異な膨張を続けてしまった仙台だ。副都心の是非、街中(まちなか)の再生、など市長が明確なビジョンを示して欲しいと感じるのは私だけであるまい。市民の協働がどうとか、それは大事なことではあるが、どうも政治手法論議の域を脱し切れていないように思う。一歩リードしていると目される奥山氏自体がそうだし、市議経験者の2人も、市政の透明性や協働論議など、何だか同一座標軸で自分の立ち位置を探しているような感じに思える。民の立場で立候補されるのならば、手法だけでなく、仙台をどうするのかもっと訴えて欲しい。(公開討論会に直接赴いたわけでもないので、私自身が候補者の訴えをよく分かっていない面もありますが。)その点では、ベンチャー企業経営者の方は、斬新ではある。海外企業誘致などを掲げるようだが、是非はともかくとして、協働論議などではない未来の仙台を訴えている点は良いと思う。もっとそんな論議を深めて欲しい。それにしても、なぜなのだろう。もともとオール与党体制とか、市役所一家と言われてきた仙台市政だけに、出過ぎたクギになりたがらないのか。いやいや、そうだからこそ、体制を突き破るリーダーを市民は心の中で待っている。国政や他の知事選挙、指定都市市長選挙では民主が連勝しているという。私は、別に国政の構図を持ち込む必要はない、仙台は仙台の議論で良いと思うが、それにしてもやっぱりカギは民主党の動向だ。今回は、市民オンブズマンや共産党の動きが表面化しないのも不思議だが、争点をえぐり出し、未来の仙台の論議を深めるためには、民主党に期待したい。オール与党志向が悪いとは思わないし、国政の動向に浮かれて、殊更に対立の構図を描こうとするよりは、真摯に市政の課題と向き合ってくれる方が良い。だから、今の民主党県連の姿勢それ自体は良いと思う。しかし、もっと市政の課題を提示して欲しい。少なくとも、藤井・梅原市政の評価、それも政治手法面ではなくて市民にとって実のある政策の面として、いかに評価しているのか。よく見えない。経済界も教育の世界も、開明の風が薄く、旧態依然と評される仙台の文化だ。政治の面でももっと「進んで」欲しい。民主党自体もまだまだ新しい組織だけれど、仙台・宮城を切り開く力となって欲しい。現職退任で大いに議論する好機なのだから。(選挙に関して特定の候補や政党を支持する意図ではありません。)
2009.07.08
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我が国の近現代社会史を考えるとき、新宗教の存在は欠かせないのではないか。創価学会は政治的側面が強くて報道で知ることはあっても、その他の新宗教は、甲子園で学校名を知るくらいで、私自身は全くと言って良いほど何も知らない。島田裕巳『日本の10大新宗教』幻冬社、2007年(幻冬社新書061)を読んでいるが、おだずまジャーナルなので、東北との関わりは出てこないか、に注目しながら読んでいる。農村に典型的な兼業農家に生まれた私は、地域の誰もがそうだったように、地元の寺に属して先祖を供養するのが当たり前で、当たり前だけに宗教を殊更意識することもなかった。小さい頃は、大都会の金持ちは別として、大体の日本人は、同一性があってそんなもんだろう、と思っていた。新宗教などは、たまに事件を起こしてテレビで取り上げられるくらいで、身の回りには、宗教や社会階層や経済事情など、決定的に異なる人は居ないだろう、と意味もなく思っていた。同書で出てくる東北は、実はほとんどなかった。次の2点くらいか。1 璽宇(じう)が一時期八戸に拠点を置いたこと 長岡良(なが)子(璽光尊)を中心とした教団で、1947年に金沢で、引退直後の双葉山や囲碁の名人呉清源らが町中を練り歩く事件を起こす。璽宇は、皇室崇拝の国粋主義の傾向をもっていたが、敗戦と天皇人間宣言を受けて、今度は皇室に代わり自ら世直しをするとして、行軍と称してGHQにまで赴くなどの活動を行っていた。しかし、金沢事件で取締りを受け、邪教であると報道されたため、白眼視を受け、各地を転々。 金沢を払った後、山中湖、八戸、箱根、横浜、鎌倉、藤沢を経て横浜市港南区に落ち着く。2 宮沢(ママ)賢治と国柱会 創価学会の創始者牧口常三郎は、北海道尋常師範学校の頃に、日蓮主義運動に関心を寄せていた。日蓮主義の中心人物は国柱会(こくちゅうかい)を作った田中智学で、皇国史観と日蓮信仰を結びつけ、一世を風靡した。牧口は、智学の講演会に出かけたが、その内容に納得できなかったのか、宮沢賢治や石原莞爾とは異なり、国柱会の会員にはならず、日蓮宗の一派である日蓮正宗に入信する。
2009.07.07
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ボヤいても仕方がないが、やっぱり昨日の敗戦は痛すぎる。前半は残塁の山だけど、セギの本塁打や真人の中押しなど、何とか得点ができて、ノリも打っているから、今日は勝ちのイーグルスを見られたな、と子ども達も喜んでいたのでした...井坂をあきらめ、その後は、やっぱり小山。7回表。イヤな予感は十分にしていたのですが、2安打を献上して青山に。でも青山は三振に打ち取る。ウラに真人が6-3としてくれたので、トンネル脱出と思ったわけ、です。一応。妻は、何で投手変えるのか、なんで岩隈とか良い投手出さないのか、と素朴ながらも鋭い指摘。子ども達は、みんな出してしまって、延長になったらどうするの、と不安を漏らす。延長どころか、リリーフ陣が悪いところを披露して、ジ・エンド。思えば、井坂の降板はしょうがないとして、また青山の被弾はアクシデントだとして、継投のタイミングと選択は、どうだったのだろう。グウィンで引っ張らざるを得ない状況になってしまった訳だが、中島の打席の途中で有銘を替えてしまったのは、悔やまれる。とは言え、不安定なリリーフ陣を見れば、出す順番についてベンチの采配も非難はできないと思うが。とりあえず、主軸打者の復活が光明。相手投手に脅威を与える無形の力。投手陣は、後半を守れる陣容再構築が必要か。川岸はいつ戻れるのだろう。
2009.07.06
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と言いたくなるような試合。最後はちょっと疲れてしまいました。魔の8回表。青山がライオンズの上本にまさかの被弾で6-5と追いつかれる。有銘をはさんで、次のグウィンだ。ヒットと4つの四球で、完全に独り相撲。グウィンひとりを責めるわけにもいかない。打線は、2回、3回、そして5回と、何と3イニングも満塁の絶好機に無得点。こんなこと有るの、て感じ。それでも、セギに先制ホームランと中押しのヒットもあったし、中村ノリも4安打と当たった。ライオンズは早めの継投が実った。やっぱり投手力の差でしょうか。画像は最終回の草野。直人が四球を選んで、走者一二塁。最後まで盛り上がったのではありますが。
2009.07.05
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今日はKスタに行きます。一場の初勝利以来、家族4名で応援すると、大体は勝つことになっているので、今日は快勝間違いなし!と言いたいところですが、今朝の新聞にもあったように、野村監督のボヤキのネタが切れるくらいに、良いところナシ、泥沼の連敗です。昨日の試合も、直後に同点にしているにも拘わらず、ドヨ~ンとして、勝てる気がしない。永井の投球術がどうとかあるんですが、やっぱり問題点は打てないこと、バントも失敗しては得点できません。攻撃して点を得る競技なのですから。野球とは。ついに4位まで落ちて、きょうは相手のライオンズと並ぶという、ちょっと淋しい目標ですが、まだ半分も残っているシーズン。一試合づつ、です。7月を何とか3位でしのいで貰いたいです。課題の打線ですが、やっぱり長打力のある選手の活躍が絶対に必要。草野、セギ、憲史、鉄平、といった左打者が今日は活躍してくれるでしょう。きっと。さて何時に家を出るかな。朝には鉛色をみせていた空も、明るくなってきた。
2009.07.05
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秋田県観光連盟発行の「湯王秋田」(平成19年11月発行)なる温泉ガイドブックを、手にして読み耽っている。温泉ジャーナリストで元祖温泉達人の野口悦男さんが監修し、序文を寄せている。「源泉かけ流し」の語を普及させた野口さんだが、日本が後世に残すべき「温泉遺産」を認定するべく、毎年秋田県に1か月ほど滞在して、覆面調査を行っているのだそうだ。秋田県は、湯治の形態が色濃く、つまり地域に密着した温泉風呂が多く、温泉好きにとって大変喜ばしいことだ、と記している。ところで、今ネットで見ていて驚いた。その野口さんは昨年秋に亡くなったのだそうだ。このガイドブックには、秘湯、療養温泉など各コーナーの最初にも、野口さんの文章がある。少し拾ってみる。----------秘湯人気が過熱するに伴い、大都市に近い温泉地は、見栄えや効率を強調しながら、何かを見失った。しかし、北東北には魅力的な秘湯の宿がまだ多く点在している。特に秋田県の奥羽山脈や八幡平の山麓には、湯守の心と旅籠の人情を受け継ぎ続ける湯宿が点在する。秋田県には全国でここだけの療養的な温泉の利用方法がある。後生掛温泉のオンドル。玉川温泉の天然岩盤浴。まさに日本の温泉遺産だ。----------実は私も2年前に、3泊にわたり湯治風の温泉滞在をした。このガイドブックには載っていない、八幡平周辺の谷川沿いにある、小さな一軒宿だ。携帯さえ通信不能だったように記憶しているが、特に何をするでもなく、川のせせらぎを耳に、日常とは別の世界で、ただ過ごす時間。アコモデーションの整った観光ホテルとは違った生活だ。自然に囲まれて、生物としての等身大の自分を発見する、という感じか。大げさに言えば。もっとも高い精神性を求めて訪れたわけでも何でもない。単独ではなく、家族で滞在したので、キャンプのような楽しさもあった。子ども達はどう記憶しているのだろうか。さりげない非日常環境での生活。特に理由を言葉で上手に述べられないが、また訪れたいと、思う。
2009.07.03
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前に人口重心の記事を書いた(6月27日の日記)。ところで、そこでも引用した総務省統計局の資料によると、平成17年の国勢調査に基づく仙台市の人口重心は、北緯38度16分10.48秒東経140度52分38.72秒とされている。その地点は、どこだろうか。ネットで経緯度を入力してみると(便利な世の中になった)、重心のある地点は、青葉区錦町一丁目8番のブロックの北東の端になるようだ。ホテルKKR仙台のあるブロックで、地図上では(財)宮城厚生協会仙台錦町診療所の建物が所在している。この地点だ。仙台のヘソという訳です。まさしく市街地のど真ん中だが、いわゆるマチナカが一番町だとイメージすれば、それよりはやや北東に触れていることになる。これは、南光台、鶴ヶ谷、向陽台、松陵などの団地がこの方角に集積しているため、なのだろう。
2009.07.02
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仙台は早朝から冷たい雨。心の中には札幌3連敗の予感が重くのしかかっています。初戦を落としてしまったのが痛い。今日はダルビッシュです。しかし、試合は最後までわかりません。久々の朝井投手には、何にも怯(ひる)まず、迷うことなく、己を信じて突き進んで欲しいです。そう、自分を信じることです。打線には、是非、暗雲を打ち破って欲しいですね。そんな訳で、藤井とタケシさんの応援歌を引用いたしました。頑張れイーグルス。
2009.07.02
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30日の河北新報にこんな記事があった。(当ジャーナルで要約)------------南相馬市出身の10代女性(東京在住)が新型インフルに感染した件で、南相馬市は当初事実と異なる説明をしていた。同市は25日の記者会見で父親の職業を「会社員」と説明したが実際は市職員とみられる。二次感染防止のために正確な情報提供が不可欠なだけに、市の対応は厳しく問われそうだ。------------報道されている感染については、女性が東京の予備校で感染した模様で、22日に発熱し、翌23日に父親の車で南相馬市の実家に戻った。市内で検査を受けて、感染が判明。父親は感染防止のため30日まで自宅待機となっている、ということだ。父親が感染したかどうかまでは現時点では報道がないが、帰省中の車中では両親ともマスクをしていたとの報道もあった。福島県や南相馬市の発表は、おそらく無用の混乱を避ける趣旨で家族の勤務先は明らかにしないつもりだったのだろう。職業については、一般サラリーマンとでもする感覚で「会社員」と言ったのではないか。調べたら、じつは読売新聞が29日に報道していた。それも、「インフル感染者の父「会社員」はウソ、市職員だった」という見出しで、やや刺激的な報道ぶりだ。当局のウソを暴いたつもりスクープのつもりか。父親は南相馬市の課長だそうで、想像するに、新聞記者がどこからか「実家」の情報を得て追及したか、あるいは市役所内部から聞きつけたのだろうか。河北の記事は、これを後追いで取材した形だろう。ウソといえばそうだろうが、この新聞の姿勢はいかがなものだろうか。たしかに、市民の感染可能性があるという点では、重大な事項だ。当局は一定の配慮から秘匿したわけだが、そのこと自体判断を問題視するなら、問題提起としては一応わかる。しかし、ここまで感染者の所属する学校や会社については、さまざまな論議はあるけれども、ウイルスが弱毒性であると判明するに連れて、これを明らかにしない当局の配慮は、合理性があるものと考えている。新聞の言いたいのは、たぶん、役所がウソをついた、けしからん、という程度のことに尽きるように思われる。市役所の建物を通じた市民への感染を新聞が本当に心配するのなら、感染事例をどこまで公表すべきかという本論を展開すべきだ。具体例を取り上げるのなら、これまでの感染例をすべて検証するのが筋だ。ところで、「会社員」とウソをついた、というなら、その前提として「会社員」の定義はどうなのだろう。私は、公務員の人が会社員と紹介された記事を見かけたことがあるが、サラリーマンという程度の意味だろうから、それで構わないと思う。もちろん、公務そのもの或いは公務の信頼に関する報道なら当然しっかりと表現すべきだろうが、その場合でも、一般的に「公務員」というのは意味がなくて、「誰それ課長が自分の担当事務についてこう語った」、「どこどこの校長先生が飲酒運転した」などの報道になるはずだ。普通に社会生活を送る一市民として取り上げる場合に、なぜ新聞は「会社員」と公務員を分けるのだろうか。例えば、○○ランド入場者1万人目記念は、公務員の山田太郎さ~ん、とか。分けるとしても、どう分類するのか。会社員、会社役員、公務員、団体職員... 教員なら公立も私立も教員なのか。そもそもこうした記事の表現のルールは新聞社は公開しているのか。所属している先の態様が、公なのか私なのか、そんなことよりも、市民生活としては、サラリーマンか自営業、の方がまだ意味があると思うが、そもそもそんな肩書きが何故必要なのだろう。別に、仙台市在住の誰々さん、で良かろうに。話を新型インフルに戻すが、30日には、名取市の「会社員」男性が感染したとの報道があった。29日に宮城県が発表したもの。発表資料では、「角田市内の勤務先」とはあるが、会社かどうかなどはわからない。新聞記事では、「名取市の会社員男性」とある。エクアドルに出張する角田市の会社とは、と思いを巡らしていたところ、今日(1日)の記事では、宇宙航空研究開発機構(宇宙機構)が30日、当人は角田市君萱の角田宇宙センター勤務と発表したという。さて、JAXAは法に基づく独立行政法人だ。私は「会社員」で構わないと思うのだが、ウソを糾弾するほどに職業に厳しい新聞としては、どう書くべき事になるのか。JAXA職員の感染の件に関して、「会社員ではなかった」ことを取り上げたり、これを問題視する記事はないが、唯一毎日新聞だけが、「県対策本部は男性の職業を会社員と説明していた」と記述しており、県が事実と異なる説明をした、と暗示しているつもりのようだ。ただ、それ以上のコメントはない。河北新報は、昨日の記事で「会社員」と書いたのはウソでした、すみません。と言わないのか。
2009.07.01
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