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THE CHARGE AT FEATHER RIVER
監督 ゴードン・ダグラス
脚本 ジェームズ・R・ウェッブ
撮影 ペヴァレル・マーレイ
音楽 マックス・スタイナー
出演 ガイ・マディソン、ヘレン・ウェスコット、ヴェラ・マイルズ
フランク・ラヴジョイ、ロン・ハガティ、ネヴィル・ブランド
ジェームズ・ブラウン
本編96分 総天然色 スタンダードサイズ
西部劇映画「フェザー河の襲撃」をDVDで鑑賞しました。
かつてテレビの「ゴールデン洋画劇場」で放送され(1971年7月30日)、これまで再見する機会がなくて、ずっと見たいと思っていた映画です。
古い西部劇映画DVD10枚が収められている「西部劇パーフェクトコレクション」(コスミック出版 税込み1460円)の「平原の勇者」に入っているのを知って、購入したしだい。
で、再生してみると驚くくらいに映像が劣化している。小さなテレビではともかく大画面テレビでは人物の顔がわからないくらいに画質が悪いです。見ているうちに慣れてきますが、これは他人様にはお薦めできません。古い映画なので、このようなものしかないのだろうか?
南北戦争が終わってすぐの頃。 西に延びる鉄道の敷設に土地のインディアンが抵抗を示し、戦いが避けられない事態になっていた。ペロース砦の指揮官に呼び出されたアーチャー(ガイ・マディソン)は、5年前にシャイアン族に拉致された白人姉妹を奪還してほしいと依頼されます。
民間人として牧場経営をしているアーチャーは断るが、その姉妹が戦争の時の部下ジョニーの姉と妹だということを知り、引き受ける。 アーチャーは補佐役として付けられたベイカー軍曹(フランク・ラヴジョイ)、かつての部下だった若者ジョニー、従軍画家、不行跡で懲罰房に入れられていたワケありな兵隊たちを引き連れて出発する。
数日後、シャイアンの集落をつきとめ、夜陰に乗じて姉妹のアン(ヘレン・ウェスコット)とジェニー(ヴェラ・マイルズ)を救い出すことに成功した。ところがジェニーはシャイアンの酋長と結婚することになっており、彼等と一緒に帰還するのを喜ばない。一行は追跡をかわしながらベロース砦に戻るが、砦はシャイアンの襲撃を受けて壊滅していた。
1953年11月に日本公開された作品で、当時の3D映画ということで、インディアンの矢や斧、槍が観客に向かって飛んでくるカットがある。話題性はそれくらいしかないB級西部劇ですが、ヴェラ・マイルズがインディアンにさらわれた姉妹の妹役を演じています。酋長に見初められて結婚することになっていたと云って帰るのを拒む。姉の方も白人社会に戻っても白眼視されるので、やはり気が進まない。 救出劇と敵地からの脱出行を描き、追撃をうけながら、水が欠乏し、フェザー河の対岸に陣取って襲ってくるインディアンとの戦いをクライマックスとしています。ラストで騎兵隊が救援に来るのですが、こういう場面では突撃ラッパを吹き鳴らして現れるともっと盛り上がるのになぁ。
もう少し良い画質だったら印象も変わるのではないかと、画質が悪いのが惜しまれます。
見ていて気になったのは、主人公アーチャー(ガイ・マディソン)が、南北戦争時の部下で鼓手をしていた若者ジョニーから「キャプテン」と呼ばれていて、翻訳字幕は「隊長」となっています。隊長にはちがいないので特に違和感はないけれど、この場合は「大尉」とした方が良いのでは?と思うのだけれど、どっちでも良いことです。
このような映画は昔のようなテレビの洋画劇場で、日本語吹替えで見た方が面白いのかもしれない。