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影丸076 @ Re[1]:時をかける少女(1994)(05/25) かにんこさん、こんにちは。 1994年の「時…
2021年05月26日
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カテゴリ: 映画

 フランス映画を代表する大スターのアラン・ドロンさん。1970年頃には、外国映画スターではアメリカ映画のスターたちを抑えて圧倒的な人気がありました。映画誌「スクリーン」や「ロードショー」の読者による人気投票では断トツの一位だった。

 私はヌーベル・バーグのゴダールやトリュフォーなど関心がなく(ゴダールの「勝手にしやがれ」は面白く見たけど)、もっぱら暗黒街犯罪映画に魅力を感じていました。 高校一年の時に70ミリ映画の大作「史上最大の作戦」を北国シネラマ会館で見た、その時の同時上映が「牝猫と現金」で、今でも好きな映画の一本になっています。そのあとにアンリ・ヴェルヌイユ監督の「いぬ」(63)を三本立て館で見た、この頃がフランス映画の面白さを意識した最初かと思いますが、ジャン・ピエール・メルヴィル監督の「サムライ」でアラン・ドロンを初めて見て(名前は知っていた)、それ以降の「さらば友よ」「あの胸にもういちど」「シシリアン」「太陽が知っている」「ジェフ」「仁義」、リバイバル上映の「太陽がいっぱい」「冒険者たち」。「ビッグ・ガン」と「アラン・ドロンのゾロ」はイタリア映画だが、その後も「レッド・サン」や「リスボン特急」など。

 アラン・ドロンと人気を二分したジャン・ポール・ベルモンドも「オー!」や「暗くなるまでこの恋を」「ボルサリーノ」「華麗なる大泥棒」「ラ・スクムーン」「相続人」「恐怖に襲われた街」など、「暗い、つまらない、眠くなる」など微塵も感じさせないフランス映画の面白い作品ばかりです。 アメリカ人のチャールズ・ブロンソンを有名スターにしたのはフランス映画ではなかったかと。「さらば友よ」で注目をあび、「雨の訪問者」で女性ファンの心をとりこにし、「夜の訪問者」と「レッド・サン」(フランス製の西部劇だ)へと。アメリカで彼がスター扱いされたのはその後です。

 青春映画では、ルノー・ヴェルレーの「個人教授」(68)あたりから見始めて、「さらば夏の日」「哀愁のパリ」。日本に招かれて市川崑監督の、浅丘ルリ子さんが共演した、金沢市が舞台の「愛ふたたび」など、ルノー・ヴェルレーの日本での人気も高かった。 けっしてフランス映画がつまらないとか、暗いとか眠くなるとか言われることもなく、そんなイメージを持たれることもなく、観客がアメリカ映画と比較することもなく同等に意識していた、そんな時代でした。

 サスペンス映画「太陽がいっぱい」はかつてあったテレビの「ゴールデン洋画劇場」での、「ローマの休日」「サイコ」とともに看板的な作品でしたね。






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最終更新日  2021年05月26日 15時33分06秒
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