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起業が求められる時代です。 成功の法則などない、あるのは成功の実例だけだ。 起業の現実でもあります。 ”101人の起業物語”(2004年8月 光文社刊 竹間 忠夫/大宮 知信著)を読みました。 日本のITベンチャー起業家250人の取材データから、101人の成功物語を厳選して、彼らはなぜ成功したのかを紹介しています。 ここ数年のうちに誕生したニュービジネスを、主にIT分野に絞って取材し、その成功者の実像に迫っています。 新しいビジネスモデルを作り、会社を維持発展させ、大きく育てるには何が必要か、どうやって危機を乗り越えたかなどを簡潔にまとめています。 もともと日本工業新聞に5年間にわたって連載されていたコラムを、本にまとめたものです。 単なる事例の列挙ではなく、章ごとにテーマを設定し分類し直され、総括として、事例から学ぶ生き残るベンチャーの条件、がまとめられています。 興味ある事例がいくつかありました。1 新しいビジネスモデルを作る2 会社を維持発展させる3 大きく育てるには何が必要か4 どうやって危機を乗り越えたか5 世の中は変えられる!
2008.05.28
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管理人は、今年4月に詩仙堂を訪ねました。 京都市左京区にある国の史跡で、現在は曹洞宗永平寺派の寺でもあり丈山寺といいます。 ”詩仙堂”(1995年1月 淡交社刊 水野克比古/石川順之著)は、写真を水野克比古、本文を石川順之で構成した京の古寺からシリーズの3冊目の本です。 詩仙堂の四季がよく分かります。 詩仙堂は、徳川家の家臣であった石川丈山が隠居のため造営した山荘で、中国の詩家36人の肖像を掲げた詩仙の間から由来します。 造営は寛永18年(1641年)丈山59才の時に行われ、90才で没するまでここで詩歌三昧の生活を送ったそうです。 詩仙の肖像が狩野探幽によって描かれ、詩仙の間の四方の壁に掲げられています。 石川丈山は、1583年うまれの江戸時代初期の文人で、もとは武士で、石川喜右衛門尉重之と言いました。 大阪の役後、丈山と號しました。 江戸初期における漢詩の代表的人物で、儒学・書道・茶道・庭園設計にも精通していました。 煎茶の祖とも言われています。 詩仙堂は正確には凹凸?(おうとつか)というそうです。 でこぼこの土地に建てられた住居の意味で、建物や庭園は山の斜面に沿って作られています。 丈山は詩仙の間を含め、建物や庭の10個の要素を凹凸?十境と見立てました。 庭は四季折々に楽しむことができ、特に春のサツキと秋の紅葉が有名です。 本には、これらのことが水野克比古氏のきれいな写真で丁寧に紹介され、本文は、詩仙堂住職、石川順之氏の文章で記載されています。 今度また、秋に行きたいと思います。 京の古寺から(3)淡交社
2008.05.21
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いま、アジアはインフレに苦しんでいます。 これからどうなるのでしょうか。 ”2015年アジアの未来”(2006年6月 東洋経済新報社刊 日本貿易会特別別研究著)を読みました。 2015年のアジアの未来予想図を描き、アジアに生きる日本の課題と解決策を考察しています。 昨今の世界経済情勢は、注目の、ブラジル、ロシア、インド、中国をはじめ、今後も高成長が期待される新興市場が経済的に台頭することにより、ますます世界経済が拡大・発展していくことへ期待が高まっていました。 そこに、サブプライムローンの問題をきっかけとしたアメリカの景気の減速とともに、世界同時不況の入り口にあるような気もします。 また一方では、恒常的な問題として、資源・エネルギー価格の動向、環境への負荷、農業問題など、想定されるさまざまなリスク・ファクターが存在しています。 石油や食料の高騰は、少し前までは、これほどとは想定されていませんでした。 リスクは成長を阻む要因になりかねないため、有効と考えられるソリューションが必要です。 アジアのサステナブルな経済発展の可能性について、そのポテンシャルの高さを疑う人は少ないです。 しかし、その反面、アジアは持続的に経済成長を遂げる上で、資源争奪、政治的リスク、環境破壊、食糧危機など、多くの脆弱性を抱えています。 今後、人口減少という戦後まったく経験が無い事態が起こる日本について、明確にわれわれの進むべき進路を指し示してくれるものはまったくありません。 日本はエネルギー資源の高騰や環境問題など、アジアの抱えるさまざまなリスクを共有すると同時に、日本固有のリスクに直面することになるため、日本は、アジアのリスクを解決し持続的成長をサポートし、更にアジアの持つポテンシャルの高さを活用する方向でしか日本にとってのソリューションはあるまいといいます。
2008.05.14
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後から思えば、ああしておけばよかった、ということがいくつもあります。 同じことが、タイミングひとつで吉と出ることもあれば凶となることもあるからです。 何ごともタイミングひとつで、成否が違ってきます。 万全の準備をしてもタイミングが狂えば、すべてが水泡に帰すことも少なくありません。 タイミングって難しいですね。 下手をすれば失敗にもつながりかねません。 ”タイミングのいい人悪い人”(2001年8月 日本実業出版社刊 山形 琢也著)を読みました。 経営コンサルタントの著者が要所でチャンスを逃さないコツを伝えます。 日ごろから運のよい人と悪い人がいますが、運のよいといわれる人も何もしていないわけではなく、努力やちょっとしたコツなど人知れぬ秘訣を持っているようです。 このタイミングの取り方もその人知れぬ秘訣のひとつではないでしょうか。 タイミングを知るために必要なものは何かといえば、経験と知恵です。 その前提に、状況判断力、決断力、行動力がなければ意味はありません。 そういうものを含めて、経験と知恵の凝縮した眼を持つ者だけがタイミングを察知できます。 しかし、経験と知恵に勝る者だけが、グッド・タイミングをつかむことができるのかと言えば、そうでもありません。 タイミングは、経験と知恵を超えた別の要素を持つ者に味方するということがあるようです。 たとえば情熱とか信念といったものです。 タイミングを大切にする人は、間違いなく人生の勝利者になれます。 天に味方される人になりましょう。・人間の迫力と自信がグッド・タイミングを引き寄せる・常に相手が何を望んでいるかを考える習慣をつけよう・勇気と実行力が時の利(天の味方)を呼び込む・運や偶然に頼るな、それではタイミングはつかめない・アンテナを高く張り情報をつかむ努力を惜しむな・待つだけでなくタイミングを仕掛けてつくりだせ・教育・指導はタイミングを考えて行なえば効果が倍増する・人間カを高めれば周囲がグッド・タイミングで応えてくれる・ささいなことにも気づくカを身につけよう・時には最高のタイミングの演出も必要だ
2008.05.07
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