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街中が静まり返っています...アルゼンチン、ドイツ非常に接戦でした。最初のゴールの瞬間、今日は!と思ったのですが、、途中から何故かリズムが狂ってしまって押されぎみ。同点ゴールが入って延長戦の後PK。名ゴールキーパー、ボンダンシエリは怪我で途中退場。次のキーパーはダイブ頼りなかった。とにかく終わってしまった..大きな夢が終わってしまった。今日は最寄の食堂で100人近くの方と観戦、日本に情報を送る準備をしていたのですが..この結果、全て帳消しです。100人の方と盛り上がるのはトモカク終わってドンよりを共にするのは何よりも辛い。始まる前に電話で緊張してどうにもならないと友人。今頃どうしているやら..
2006.06.30
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映画の場面を想定してエフェkト的なパーカッションのレコーディングを行いました。素朴なパーカッションを一揃い持っていき、トニカクボリュームのある音色とクリーンな録音をお願いしました。素朴なジャンベがマイクの種類や位置によってマルデ日本の和太鼓のような雰囲気をかもし出すことができます。他、ボンゴも同じく。レコーディングでは思わぬ玩具のような楽器がマイクと録音の仕方によって驚くべき音に.. 様々なリズムを叩きだす中で毎回一緒に仕事をしているエンジニアとのコミュニケーションも充実、すごく充実した時間を過ごすことができました。最近、友人のダンサーに巻き込まれ思わぬアシスタント役を押し付けられていましたが..回を重ねるごとに複雑な気持ちになりイライラしていました。制作の現場は皆それぞれ自分の持ち味や専門を生かして仕事に打ち込んでいます。そんな中で「一体どうしてこんなことをしているんだろう..」 シミジミ考えていました。多くの年月と経歴を重ねてきて今ようやく穏やかに専門に取り組んでいるところに、こういった無意味な時間を過ごし、関係のない仕事を押し付けられることは結構こたえます。そういった一時を過ごすことでテンションも落ちていく..数日前に約束をしてしまったので最後の機会と割り切って、NOKIAという会社のプロモーションパーティーで踊るために必要という..再び身体への「お習字」 結局この日は心を込めて書いたにも関わらず、肌の露出は厳禁と着物を着せられたため、全く意味のない作業となってしまいました。場所は凄かった...装飾美術館には大音響と画面を備えた盛大な設備が設置され、赤い絨毯、お出迎えの女性.. 何もかもが豪華ですが、先日のとあるホテルで行われた公演と同じ。豪華絢爛、中身は「0」 むなしくなるばかりの芸術の悪用。彼の表現と心を込めた舞踏はマネキンと化していて..赤い絨毯を足早に歩く人々が時折チラリと目線を送るのみ..食事が始まってからは誰も見ていない、存在もしない空間でヒタスラ踊り続けている。隣に飾りのように立ち尽くしている人間置物といい..最後に登場したオーケストラのチープなことときたら...。見てはいけないものを見てしまったようです。
2006.06.30
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昨日ケリをつけようと思っていた度重なるずうずうしい依頼.. 再び早朝に電話がなって駆けつけることになってしまいました。まず一撃..ところが、あくまで開き直る。再び早朝の「お習字」なんだかんだいって巻き込まれてしまっています... でも実際、撮影が始まるとクリエィティブな空気に染まり、結局さいごまでつきあってしまった。終わってみるとソレはそれで楽しかった。際立った才能を目の前にすると時として人は失礼を許してしまいます。明日の予定も何となく立てられていて..今回は仕方ない。このまま流れに身を任せるしかなさそうです。今日は4月から毎週水曜日に受講している舞台撮影セミナーの最終日でした。3ヶ月間、舞台撮影を通じて非常に有意義な一時を受講生と重ねてきて..なんだか終わってしまったら凄く水曜日が空白に思えてしまいそうです。クラスの雰囲気が最高に良かった。個性的なメンバーがソレゾレの持ち味を十分に発揮、表現する中で心地よい交流の一時が生まれていました。先生もトテモ楽しそうに授業を行っていました。こういった集中セミナーはメンバーによります。そして今回はホームページを作ることでクラスの友好に一役買うことができました。最近こちらで流行っている無料のホームページ FOTOLOG を利用してクラスのホームページを立ち上げました。授業で撮影した写真をアップしたり、クラスメートの写真をアップしたり..皆さん喜んで下さって、何よりこうしてクラスが終わっても、このホームページを通じて引き続きクラスメートが繋がっていく..そんな土台になっていきそうです。インターネットのお陰で新しいコミュニケーションの形を演出することができます。大切なのは誰かが橋渡しをできるか、できないか..雰囲気は大きく変わってくる。ほんのささいなことだと思います。舞台撮影セミナー2006HP
2006.06.29
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時折、ちょっと「調子良すぎ?」という複雑な思いになることがあります。みなそれぞれ自分のことで頭がいっぱいなのはよくわかりますが..都合の良い時に利用するだけ利用して..素敵な言葉を並べるだけ並べて..うっかり使われ邦題になってしまいそうな.. そろそろ冷たく突き放してもいいかな..??と思う今日この頃。やるべきことは全てやった..これ以上、調子よく利用はさせないぞ!バシッ! 結局、日本の文化と巨匠を利用しているだけかも?? 最近、少し不可解.. バッサリ切るときは切る。 これがアルゼンチンでの防衛手段。優しさはコチラでは時として残念ながらマイナスになってしまう時があります。今週の土曜日タンゴ歌手の公演でゲスト出演が決まりました。タンゴ関係者は非常に厳しい姿勢の人達なのでシッカリ勤めたいと思います。この方、本とに素敵な歌声です。
2006.06.28
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ふと連絡をとった恩師リリアーナ先生より、お誘い頂いて..久しぶりにバレエ界へ。小学校の子供達に向けての「眠りの森の美女」特別公演を撮影してきました。スタンダードなバレエが実は1番難しい。場面の変化が細かい上にココゾという飛びの瞬間が沢山おとずれるので..非常に目がまわりました。先生の眠りの森の美女はカレコレ10回近くみてきましたが、今日のは非常にシンプルにまとまっていて良かった。いつも正直、長すぎるような気がしていたので..この公演の見所は何といっても、先生ご自身が思い切り参加しているところ。アウロラ姫を毒で殺そうとする、魔女らしき役どころを見事に演じておられます。 先生に目が釘付け..物凄い迫力と吸引力。この役どころは先生、一生踊れると思う。彼女意外には考えられないくらいのはまり役なのです。舞台に生き通す..舞台を愛してやまない先生。魅力的です。 今日は先生に連れられて..とんでもないものを見てきました。歌って踊れるミュージカルコメディが盛んなブエノスアイレスですが..正直このジャンルとっても苦手。商業の塊、チープでトニカク身体で勝負のキャバレー的な感覚。ゴージャスならよし!とする世界..とはいえ彼等の人を惹きつける物凄い魅力と体型はスゴイと思うのですが..振り付けを先生がされているとうことでしたが、とにかく演出がひどすぎました。内容も頂けない..ストリッパーの物語。こんなに退屈な舞台は見たことがない.. 「帰ります」と席を立ったのですが、出口がふさがれていて我慢するしかありませんでした。リリアーナ先生は魅力的ですが、有名人だけあって金銭の行きかう派手な社交界での先生は..よくわからない。豪華絢爛なホテルで行われ..おしゃれをしてきなさいと言われスーツを着ていきましたが.. なんだか空しくなるばかり。お金のある場所って、どうしてコンナニ空っぽなんだろう..最近、特に素朴で純粋な人達に囲まれているので、ほんとに絶えられなかった。あらためて今年は自分に正直に無駄な時間は過ごさないようにしようと思いました。
2006.06.27
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日本の新聞に優勝までの道程報告として街の様子、人々のコメントなど含めてアルゼンチンの様子を紹介することになりそうです。とはいえ..こちらのプログでの報告が1番早い!と思いますが..思いを越せば4年前、同じような依頼があったのですがリーグ敗退してしまって失業..でした。今年はアルゼンチン! お願いします!! カメラのレンズ掃除しながら書いてます。
2006.06.26
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相棒アオボウシインコのMARIOが映画出演を果たしました。イタリアのドキュメンタリー映画監督 Pietro Silvestri 氏と友人のダンサーGustavo Collini Sartor のコラボレーションは着々と進んでいます。今日なんとなく朝方、今アルゼンチンで行われている日本映画特集「鈴木清順」の解説を読んでみると、凄く友人の好きなタイプの内容だったので、誘いの電話を入れてみました。少々低めの寝不足そうな声で「それどころではない!これから撮影に出かける直前」 傍にいた映画監督に即効で電話がまわされ「もし、どこか良いロケーションが浮かんだら教えてほしい」電話を切ってから徹夜で仕事をしていたのでグッスリ眠り、テレビをつけると ポルトガルVSオランダ戦 退場者5名..格闘技そのものの熾烈な闘いが繰り広げられていて目が覚めました。今回は終わってから審判がカナリ批判されていました。レッドとイエローカードの判断が曖昧.. これでイエロー? あるいは レッドは厳しすぎ?? 次々と退場者が出る判断に戸惑うばかりでした。反則を取り締まるのは大事なことですが、オフサイドも含めて一人が全てを80分判断するのは難しいのかもしれません。審判を増やしたらどうでしょうか..。後半、前半で審判を総入れ替えしてもいい。大ミスで責任をとって審判生活を辞めた方がいらしたようですが..ビデオで全てチェックされる時代、ナンダカ気の毒な気がします。結果はアルゼンチンと良い試合をしたオランダの敗北..後半、非常に良い攻めをしていただけに無念。選手がフィールドに仰向けになり呆然としていて..日本の最終日を思い出して辛かった。一方ポルトガルは40年目の正直、大変な喜びようでした。それにしてもベスト8は本当に大きな階段ですね。試合を見終わってフト我にかえり、監督の言葉を思い出しました。階段といえば..「撮影場所に古い建築の階段を探している」と監督。古い建築..もしかして我が家かも?? 携帯にメッセージを送ると即効で撮影舞台が現れました。何でも良いロケーションがナカナカみつからなかったようです。自宅についてマズ我部屋で衣装とメイクを整えると監督の目はマリオに釘付け.. 人見知りのマリオが彼等には好意的な様子だったのでダンサーの頭にのせてみると、スッカリお気に入り。マリオを頭に乗せての撮影が始まりました。カメラ好きのマリオは御機嫌、カメラ目線でポーズをとりつつ、悠々と撮影をこなしてくれました。俳優インコ誕生!我が家の近所にある古いホテルの廊下、階段を撮影。撮影舞台は大満足で帰っていきました。後1週間でイタリアに旅立つPietro監督、今週は一気に仕上げに入っているようです。音楽提供を依頼されているので木曜日に録音して帰国前に渡せるように準備しています。今回の録音はパーカッションのみ。
2006.06.26
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メキシコに2-1で勝利、ベスト8に駒を進めたアルゼンチン。只今ブエノスアイレスは非常に盛り上がっています。クラクションが鳴り響き、ブエノスアイレス市内中央に位置するオベリスクは多くの人が集って大盛り上がり..アルゼンチンの御馴染み応援歌や国家を歌い、飛び跳ねる人々を掻き分け撮影してきました。本当に良い試合だった。メキシコにも深い縁があるので正直、応援は戸惑っていましたが..やはり現在アルゼンチン在住ですし、自宅観戦に2人アルゼンチンの友人同席していたので、アルゼンチンの応援に徹しました。延長戦のゴールの素晴らしいこと! アルゼンチンおめでとう!! 次はドイツです。写真はオベリスク前の人々の賑わい
2006.06.25
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ボランティア組織の主催でのコンサートをブエノスアイレス市内の子供病院で開催しました。今回で2度目の公演になるのですが..設定された場所は野外。子供達の姿はなく大人が大半でした。なんとなく不完全燃焼..。子供達の笑顔に向けて準備していたので「一体なぜココで..」という疑問におちつつ終了しました。子供病院の教会が予定されていたのですが..只今、裁判でもめているとのこと。しかも音楽がらみということで、急遽場所が変更になりました。なんでも子供達に授業を行うことを前提に、ブエノスアイレス市から補助金をもらいつつ..架空の団体が病院内にもぐりこんでいたとのこと。教会を利用しての犯行で牧師さんが訴え裁判の運びとなったそうです。実はその団体に取材を行ったことがあるのですが、納得..どこか腑に落ちないものを感じていました。子供病院では不可解な思いになることが多々あります。実際、関わっているボランティア組織も..一体どこまで信用していいのか、いつも複雑な思いになる。キレイなこと、素晴らしい行いの裏にある「何か」を感じてしまう..疑ったらキリがないのですが、残念ながら善意と詐欺は背中合わせだったりします。敏感な友人のアーティストは素早く察知して、その場を退散しました。彼女はコンサートの後、病棟を見学して子供達と即座に交流、子供達が本当に求めている「何か」を素早く感じ取ったようです。彼女は幼稚園の先生をしているので尚更.. ただここで考えすぎて止まってしまったら最後..確かに不可解だけれどボランティア団体は日々なにかしら取り組んでいることは間違いない。何もしないで批評するよりは彼等の行っている「何か」..何より自分の時間を最大限捧げていることは貴重。アーティスト稼業が多くの時間を自らの創造や模索に費やしているため、奉仕の時間は非常に少ないはず。ある程度の知名度と仕事を築くための大きなエゴを持ち合わせている。1年に1度、彼等に身を任せ距離をとって注げるものを注ぐ。考えすぎないことも必要ではないか..と思う今日この頃です。
2006.06.24
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今日はブエノスアイレスの街角でいろいろいわれそう..ブラジルは強いです。想像していましたが、ポンポンとよくいれてくれる。ロナウドさん..すごい。後1点、日本がゴールしてくれれば落ち着きます。
2006.06.23
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携帯電話に次々とメッセージが入ってきます。日本の活躍にアルゼンチンの友人一同、驚嘆!1-0で勝っていましたが、終了間際にポン..いつも終了間際のショック。何かが途切れるのでしょうか..御馴染みの終了間際。とはいえ日本の瀬戸際の勢いすごいですね。感動しました。負けても勝っても今日の試合、既に十分感動。これから後半が始まります。日本の皆さんは深夜ですね。後半たのしませて頂きます。がんばれニッポン!
2006.06.22
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試合前、通りは静まり返っていました。皆さん早々テレビの前にスタンバイした模様です。先日の大勝利の余韻をひきずっているのでワクワクたまらない興奮状態のアルゼンチン国民一同です。レストランで始まりを少し見たのですが感動でウルウルとしていました。とはいえ..今日の試合、実に疲れました。入りそうで入らない..アルゼンチンは終始攻め勝っているにもかかわらず、決定打なし。最後はオランダに攻め込まれハラハラ危ない場面も。攻撃型のメッシとテベスがトップでしたが、やはり決定打はクレスポとサビオラが握っているのかもしれません。何はともあれ同点でも1位通過。次はメキシコ..今度は負けたら後がないのでイヨイヨといった感じです。安心感のあるチームですが何があるかわからないのがサッカー。サッカーの試合を見てからユックリと自宅を出発したのでしょうか..今日の18時からの舞台撮影授業は大幅に遅刻してきた生徒ばかり。先生も授業の始まりはサッカー談義。はたして今日は負けるべきだったのか、勝つべきだったのか..イギリスとはあたらないでほしい..政治が混ざって見苦しいから..などなど様々な意見が興味深かった。アルゼンチン帽子を被って劇場前で写真をクラスメートがとってくれました。次回で授業は最終回です。なんだか寂しい..とても良いクラスでした。
2006.06.21
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ワールドカップが始まってサッカー一色のアルゼンチン。この期間、様々なことがストップする..先日のアルゼンチンの試合の行われている時間、ほとんど車の通らなくなったコリエンテス大通り。友人はココゾとばかり撮影に使用していたようです。それはトッテモ名案。本当にサッカーで街中が動いている..すごいことです。日本の試合が終わって..様々なコラムや情報を見ていました。孤高の中田選手の話..興味深く読んでいました。チームメイトとの間に溝があったようで..難しいですね。仲良しごっこでは済まされないもの..とはいえ、チームワークという仕事が全ての球技では、交流は非常に重要。南米チーム、特にブラジルの選手は陽気で笑顔満載、気難しさを感じないけれど厳しく激しい面も。それは貧しさから立ち上がったハングリー精神が土壌にあるからにつきない。アルゼンチンでの芸術家との交流もソンナ激しさを常に感じます。それが音楽や舞台の厚みとなる。子供病院での演奏、踊るチャランゴを野外で行うことになりました。子供病院内にある広場にて..多くのゲストを迎えて行います。繊細で伝わりやすい子供達へ真剣勝負で挑もう..中田選手の姿をみながらそんなことを思っていました。今日、知り合いのパーカッショニストの公演を見てきたのですが「最悪」でした。申し訳ないですが途中退散。彼とはレコーディングを行う予定もあったのですが、今日の舞台を見て取りやめ。めちゃめちゃな構成..語りのひどさ.. 仕事において厳しさと激しさは非常に大切。
2006.06.20
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生まれて初めて人の身体に文字を書きました。イタリアの映画監督とブエノスアイレスのアーティストをテーマにしたショートフィルムの制作が着々と進んでいます。何より Pietro監督の動きには毎回釘付け。実に穏やかで着実。それに比べ我友ダンサーの大混乱ときたら..前日、急に依頼してきたボディペインティング、お習字のりの文字書き。たたでさえパソコンの多用で文字を書く機会が減っているので、どうなることやら..しかも筆は絵の具用。こちらの依頼は相手の都合などそっちのけで展開されるのは日常茶飯事です。しかも、本人は遅刻してくるし.. 誰のために早起きしたわけ??事前に準備するべきことが沢山あるのに結局、本番は頼まれたものが必死に即興で頑張るしかない。カナリ不満はあったのですが我慢、我慢.. でも、結構それなりに楽しめました。人の身体の上をダンスするような..そんな雰囲気と流れを作らせてもらって..できあがり。ダンサーの抱えてきた舞踏家・大野一雄さんの本と自分で持っていった「文字の背景」という写真集の中にある言葉を描いていきました。そのシチュエーションをダンサーも周囲のスタッフも気に入ってくれたみたいなので、一件落着。我侭でマイペース、困った君だけど実際、表現されるものを目の当たりにすると許せる。惹き付けて病まない存在感と優しさが滲み出る.. 頭にくるけど友達やめられない。ソンナ人って貴重かも。
2006.06.19
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引き続きアルゼンチンでテレビ観戦してます。ワールドカップいよいよベスト16が揃いつつありますね。この第一関門突破にマサニ世界が命がけ..その大事な一戦、日本vsクロアチア 引き分けで終了。まだ望みは絶たれたわけではありませんが2-0でブラジルに勝つのは..どう考えても厳しい。アルゼンチンはサッカー大国だけあって、テレビ、ラジオ共にサッカー報道専門家が揃っています。多くの批評家は自分自身でもサッカーをプレイしている人が多く、体験から滲み出る厳しい批評が繰り広げれれていて.. そこまでいうか! というコメントが盛り沢山。彼等いわく.. 「サッカー選手はキーパー川口だけ」(後は??) 「子供のサッカーのようなミス、信じられない!(パスミスの瞬間)」「全く前線での圧力なし、守りのみのつまらない日本サッカー」「ジーコの若者は一体どうなっているんだ??」「飾りの選手を何とかしろ」(元ボカの高原選手に特に厳しい批評)といったコメントを聞きながら試合を見ていると..段々ユーツになってきます。日本の中継ではどのようなコメントが繰り広げられていたのでしょう。クロアチアでは..?様々な国の批評を知るのも面白いかもしれません。アルゼンチンは先日の試合で批評家一同、天狗になっている!!! 気が少ししました。でもそんな調子にのってしまうところが愛しかったりもしますが.. 確かに面白いサッカーではなかった..かも。躍動感と情熱、個人個人の生き生き、のびのびしたプレイを見たい。そんなサッカーが好きです。ブラジル、アルゼンチンはヤハリ見ていて、負けても勝ってもスカッとする。日本も以前はカズやゴン、城のようなノビノビした人物が光っていた。輝かしい人物の登場を願っています。
2006.06.18
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1年に1度おとずれる個人的な祝日=誕生日。家族と大切な友人の誕生日は心を込めて祝福しなければ、友人関係に亀裂が走るほど..アルゼンチンでは大事な1日となります。丁度、それがコンサート出演の日にあたってしまいました。黙っていようと思ったのですが、コンサートに訪れた友人が花束などを持って参上したため主催者にあっという間に伝わってしまい..舞台で紹介され誕生日の歌を客席から歌ってもらうにまで至ってしまいました。正直とっても恥ずかしかったです。Nuria Martinez 非常にクリエィティブなアーティストで、こちらの多くの巨匠と共演、録音を重ねている。アンデスの管楽器における先駆者的な存在。彼女のコンサートにゲストで出演しました。1度のリハーサルで一気に煮詰め本番。自宅でアレンジも含めて煮詰めていたので何とかなりましたが、久しぶりにハラハラしました。トラディショナルな楽曲は自由勝手には演奏できません。キチンと辿る上で繊細な共演者とのヤリトリがある..新たな勉強の一時でした。彼女の演奏は何度か見ましたが、今回のトリオは絶妙なコンビネーションとアレンジ、本当にお薦めです。ゲストも多彩でした。(名コプレーラ Laura Pelarta 名ギタリスト Diego Rolon 踊るチャランゴ Mari Sano)場所はペーニャ・コロラド。フォルクローレの発信地として非常に信頼の厚い、素晴らしいお店です。壁にはギッシリ素敵な民族色の強い絵が描かれていて.. 何より驚いたのは音響。こんなに素晴らしい音響はナカナカありません。なんと音響技師 Eduardo氏はアメリカで経験を積んだ非常にプロフェショナルな方でした。「グロバリゼーションで日々プロフェショナルが失われている」とエンジニアの方の一言には重みがありました。今年の10月、タンゴ奏者と共に来日するそうです。リハで好みの音を伝えると音色を作るのに5秒とかからなかった。日本でお世話になったレコーディングエンジニアの谷さんを思い出しました。日本は比較的プロフェショナルにおいて保たれている秩序があります。上下関係など経験に対する敬意が重んじられているからでしょうか..その面ではコチラは少し学んだ程度の経験のない人々が全てを知ったかのような顔で仕事をしていることが多い。そしてそういった態度が仕事を得るというよりも奪う点で大いに生かされてしまっている..残念な背景があります。ペーニャコロラドに重要なアーティストが集う意味がわかりました。音楽家に対しても非常に好待遇でした。本当に素晴らしいペーニャ(フォルクローレのライブハウス)です。ペーニャコロラド COLORADO住所 Guemes 3657 tel 4822-1038今日の主役 Nuria の音色は特別。また何時か機会があれば音色で会話をしてみたい。何よりお客様が本当に喜ばれていて..それが1番嬉しかった。本当に様々な物語に溢れていて特別なコンサートでした。そして素敵な新しい年の始まり..皆さんに感謝です。(写真は Luis Szniberg 氏によるものです)
2006.06.17
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2度目の試合が2時間後と迫ったアルゼンチン。テレビ番組は全てワクワクとサッカー報道に徹しています。昨日から口を開けば人々は「明日はアルゼンチン!」 試合が早朝に行われるため誰も学校にはいかないだろう..とのこと。約20000人のアルゼンチン応援団が現地でスタンバイ。始まる前は国をあげたワールドカップの勢いは苦手..と少し敬遠していたのですが、いざ始まってみるとスッカリ盛り上がりに便乗してしまいました。思わずアルゼンチン色の毛糸のホカホカ帽子を買ってしまった。只今、帽子を被ってアルゼンチンのユニフォームでテレビの前でスタンバっている自分が怖い.. 8時からはアルゼンチンのトップスターが特別番組を行うようです。ナタリアオレイロ、スサナヒメネス、マルセーロティネーリ、ファクンドアラナ..これが日本だったらスマップなどが日本から訪れていたりするのでしょうか。日本の報道はどのような様子ですか? 実は子供病院での演奏を依頼されたのですが丁度、日本ーブラジルの日でした。その旨を伝えるとあっさり予定が変更されたのです。恐るべしサッカーに対する敬意。アルゼンチンvsセルビアモンテネグロ はじまります!!
2006.06.16
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2度の演劇撮影の後、いよいよダンスの撮影。舞台撮影の講義、大詰めです。先日リハーサルを見学してからの撮影とはいえ、リハーサルでは衣装が用意されていなかったのですが、演目の一つは全身黒ずくめ、バックも黒、、ライティングだけが煌々と明るく..非常に困難でした。サンマルティン劇場おかかえのダンスカンパニー Maurisio Wainot の率いるサンマルティン・コンテンポラリーバレエ団。振り付けが素晴らしく大ファンで全ての公演を欠かさず見てきたのですが、今回はリハーサルの一部始終を見ることができるだけで感激でした。時折、厳しい振付家のチェックが入り照明やダンサーの位置が訂正されていきます。今回の舞台は今までになく、お芝居の要素をフンダンに取り入れたものでした。ピアノや小さな椅子、様々な小道具が演出に取り込まれ、ダンサーは宙吊り.. 衣装もレトロで一瞬にしておとぎ話の世界に迷い込み、望遠レンズを通して彼等の動きを辿っていると一緒に踊っているような錯覚に陥りました。そういった意味で凄く撮影が楽しかったです。
2006.06.13
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たった今日本オーストラリア戦が終わりました。アルゼンチンにて早朝10時よりテレビ観戦でした。最後の5分前後に3点一気に押し込まれ終了。母に国際電話で今日は勝つねと最初の1点で話したのが良き思い出となってしまった..終了10分前にテレビの司会者、日本勝利の香がするというコメントに相方が10分は永遠と釘をさしていました。オーストラリアの最後の勢いは本当に凄かった。次はブラジル、そしてクロアチア..がんばれニッポン!!今、自宅の大家さんに今日の不満を聞いて頂きました..大家さん曰く「最後まで何事もわからないということをサッカーは常に教えてくれる」..ごもっともです。
2006.06.12
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穏やかな日差しの下..リハーサルが急遽、中止になったので久しぶりにレコレタ美術館にでかけました。本当は愛用の帽子を美術館前の蚤の市に探しにでかけたのですが、青空市場だけあって流動的、お気に入りの帽子屋さんはいらっしゃいませんでした。ふらりと美術館に入ると素敵な展示が沢山あって、心がもりもり元気になりました。最近、新しい動きが一気に押し寄せてきて心がハラハラしています。歩みだしてしまえばOKなのですが実際、本番前は様々な人の圧力に押されて疲れてしまうときがあります。抜きん出た方は、皆さんソレナリに我が強く、時折攻撃的。気持ちの波もカナリ激しいのかもしれません..様々なものを受け止めながら関係を築いていく.. 約1ヶ月でダイブ落ち着いてきました。カエルを中心に魚、犬、サル..見ごたえタップリの焼き物が並んでいました。瀬戸に持ち帰って展示したい気持ちです。現代陶芸展にピッタリ.. 作者は LUIS BURGARO FREISZTAV さん。芸術におけるアカデミックな教育を受けることなく全て自己流が持ち味の芸術家。この自由で力強い発想はキットそんな捉われていない自然な表現のたまものなのかもしれません。2時間近く見続けていました..
2006.06.11
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日本の試合と前後してしまいましたが..アルゼンチン勝ちました。今回のワールドカップ、いろいろ舞台裏のドラマを知ることが出来て感激が尚一層たかまります。メキシコのゴールキーパーの方、試合前にお父様を亡くしてしまったとか。代表に選ばれるも試合に出場することなく、今回はじめて祈願が叶った矢先にいる.. あんまりです。代表23人に選ばれることだけで凄すぎるのに、そしてフィールドに立てるかどうか..成就には限りない闘いが.. 本当に今テレビで見ている代表選手は凄い。物凄い努力と実力、そして幸運の持ち主。勝った負けたも大事ですが、そんな彼等のプレーを満喫できるテレビ中継に感謝。ちなみに今、韓国戦みてます。
2006.06.10
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来週の金曜日にゲストで参加することになったアーティスト Nuria Martinez とリハーサルを行っていました。彼女とはカレコレ6年前に1度レコーディングの準備をしたことがあったのですが、予定していた曲のアレンジが変更になり実現には至りませんでした。それ以来、クリエィティブな彼女の公演に何度か足を運び、昨年のBares Notablesの公演に彼女が来てくれたり、なんとなく繋がっていました。 3週間前、彼女の新しいトリオでの公演を見てきたのですが、実に素晴らしかった..メンバーとのハーモニーが繊細で絶妙でした。今まで見た中で1番よかった..とメールで感想。すると彼女から「今度の公演にチャランゴで参加してほしい」..彼女はアンデス音楽を独自のアレンジで近代的に演奏するのですが、今まで見た公演に何故か1度もチャランゴが登場しなくて不思議でした。チャランゴのないアンデス音楽はクリープのないコーヒー.. 物足りなさを感じつつ、チャランゴが嫌いなのかと思っていました。クリエィティブで優しい音色の彼女の奏でるケーナ、フルート、サンポーニャ..などと合わせていて心地よかった。遅れて登場した同じく今回の特別ゲストのギタリストも最高でした。ハイメトーレス氏とも確か演奏していた方だと思うのですが、まおやかな7弦ギターはベース音がズシンときて、重ねる音色をバッチリまとめてくれます。プロフェショナルで創造的、こんなに刺激的で楽しいリハーサルは久しぶりです。2作目のレコーディング、渡辺亮さんとの共演以来かもしれない.. 本番まで1週間、ゆっくり煮詰めて新鮮な一時を楽しみたい。丁度、誕生日にあたるので新しく何かが生まれる気分です。
2006.06.09
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ブエノスアイレスは久しぶりに大雨でした。降るときは降る...ドオオオオッと降ってきた雨で予定が狂いました。こちらの人は雨が降るとヤルキをなくす人が多い。私も含めてですが..今日、ある打ち合わせを企てていたのですが成し遂げることができず。機会は翌日へ..ただココで考えるべきなのは何故ながれてしまったか。 流れるべきだから流れたのかもしれません。第6感=感性。自由を守ること。心の内にある声に耳を傾け、閃きという魔法の箱を開ける。日常の生業によって閉じられた箱、そしてそれ以上に「エゴ」によって閉じられる箱。 鍵は敬意と真心。viva libertdad y creatividad .. deseo todo lo mejor
2006.06.08
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高速インターネットを契約しました。アルゼンチンでは電話回線もしくはケーブルテレビを利用したものが大筋です。お願いしてから実際の取り付けまでは2週間も待たされましたが、取り付けは5分とかかりませんでした。こんなに簡単にできるなんて..びっくりです。面白かったのは気難しいマリオが取り付けに訪れた電話局の人に感動。背中に早速まとわりついていました。「鳥を飼っていますか?」と聞いてみると..「いえ..でも鳩と共に仕事したりするので。ちなみに僕、MAGOです」 マゴ MAGO =「孫」ではありません。手品師さんでした。帽子の中からワーーツと鳩が出てくるアレです。部屋に入ってきた時から只者ではないな..と思っていましたが、誰よりも素早くキャッチするマリオ 君はヤッパリすごい!早速、使用しているのですが本当に快適です。日本ではブロードバンドというのですね。こちらではバンダアンチャといいます。
2006.06.07
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アルゼンチン、ブエノスアイレスの誇る文化の拠点サンマルティン劇場で日本映画が特集されています。鈴木清純監督による映画が新旧そろえて紹介されているのですが、5月の終わりに始まって気になっていたものの..忙しくて見にいけなかったのですが、今日こそは!と出かけたところ、始まる直前に劇場が火事に.. 幸い大事には至らなかったものの、消防車が何台も駆けつけ目抜き通りコリエンテスに面する劇場なので思わぬできごとに皆びっくり。原因は8階にある台所が焼けてしまったようです。資料など販促物などの紙に燃え移りカナリ煙がでていたとか.. 映画は中止となってしまいました。ワールドカップを後2日に控えアルゼンチンはサッカー一色となってきました。土曜日の試合の行われる日は撮影実習の予定もあってのですが講師の意向で中止となりました。にぎやかな1ヶ月になりそうです。
2006.06.05
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De que nasionaridad ? = どこの国の人? 南米で東洋の顔つきをしていれば、この質問に常に遭遇します。アーティストは日本やアルゼンチンに収まらない、それぞれの国を持っている。自らの国を生い立ちや持って生まれたものによって築かざるおえなかった。突然変異のような..ある意味で尖がった世界に住んでいる。今年に入ってから、そんな際立った人達との交流が続いています。交流を重ねるたびに共感と深い広がりを感じている Florencia Ruiz 今日はじめてお互いの音を重ねていました。 もくもくと歩く彼女のギターの足並みに、後ろからチャランゴでついていく..そして柔らかいパーカッションで足並みを辿りながら、彼女の声で示される場所「彼女の国」へ。足並みの中で生まれてきた言葉をつぶやいてみる。それは日本語でキット彼女は意味を知る由もない..驚いたのは彼女が歌い始めると、ほぼ同じ内容の歌がスペイン語で綴られたこと。魔法のような機会に遭遇しました。外には見たことのない空..四方八方に広がる雲が踊っていました。ふたつの国が出会って新しい世界が生まれる。今煮詰めている舞踏家とオペラ歌手との舞台も同じく..今年に入ってから全ての出会いが濃厚で、そんな様々な出会いの行方を彩っているような空でした。
2006.06.04
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4日間連続、舞台撮影実習の日々が続いています。芝居から一転、今日は憧れのサンマルティン・コンテンポラリーバレエ団のリハーサル。撮影計画をたてるための見学でしたが皆それぞれシッカリとカメラ持参。観るだけでは計画はたてられない、実際に撮影して初めてわかるもの..全員一致の意見です。それにしても難しい撮影でした。動きが早くて全く焦点が合わせられない上に、照明がピンスポットが多いため、ダンサーが真っ白く焼けてしまう..撮影はともかく、Maurisio Wainot 率いる人気のカンパニーのリハーサルを観ることができたのは収穫でした。どのように煮詰めているのか..1度みてみたかった。公開のせまっている段階なので、もうほぼ出来上がっている舞台とはいえ細かい訂正を振付家が加え、照明の位置が訂正されていきます。微妙な位置関係、前後の動作..本当に細かい仕事模様。テレビのドキュメンタリーで見たことがありますが、実際に振付家の指示を目の前で見るのは非常に迫力があります。この実習..実は撮影以上に多くのものを学べる機会となりました。クラスメートに誘われ映画館へ。Cronica de la fuga.. (和訳・脱走コラム) 軍事政権時代に捕らわれた捕虜が脱出に成功するまでを描いたフィクション。とにかく全てがリアルでした。1977年の暮れから78年の3月まで..実際に行われていたヒドイ拷問のシーンや捕虜の生活が克明に描かれています。実際にあった出来事を脱出した捕虜が記した本を映画化したもの。元捕虜だった人々は無事に国外へ、皆祖国を離れ海外で生活しているようです。こんな体験をした母国は捨てざるおえないのでしょう.. 1番恐ろしかったのは軍人が当時放送されていたテレビを見て楽しんでいるシーン。その映像は記憶に残っていました。当時10歳、この国に入国したのは78年1月17日。あの映像を見ながら自宅で普通に家族で何も知らずに暮らしていた。そしてこの拷問は目と鼻の先で行われていた..。何も知らずに過ごし、何も知らずに帰国..軍事政権時代の話を目の当たりにするたびに複雑な気持ちになります。(写真は後ほどアップします)
2006.06.03
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昨夜の舞台撮影実習でグッタリしているところに再び撮影の機会が訪れました。クラスメートに年配のイブシ銀な女性がいます。鋭い目線と素敵な笑顔、徹底したコダワリを持って写真に向かっている方。そんな彼女から「絶対お薦め!」と誘われ、監督と親しい彼女が撮影許可をとってくれました。場所も自宅から5丁の最寄だったため、昨夜の撮影でグッタリしていたのですが、23時からの公演に駆けつけました。OLINDAという劇団によるミュージカルLVR。7人の登場人物が様々な問題を打ち明けるのですが、一人一人が最後それぞれの物語を替え歌にのせて熱唱。そこにダンスが大いに盛り込まれていて振り付けもなかなか良い、何より舞台が進むにつれ登場人物に親しみを感じていく..こうして劇団のファンになっていくのですね、きっと.. 衣装も鮮やかで楽しかった。ゲイ、人を殺してしまった娼婦、強姦の被害者、過食症の女性、恋人の出来ない女性、妄想に悩むピエロ、結婚の夢を失った独り身の女性.. 正直、物語は極端で単純でしたがスカッとする楽しさと躍動感に心打たれました。彼女のお薦めの訳がわかったのは終盤のダンス。羽根のような衣装がヒラヒラと揺れている中、青白い光が差し込み素敵でした。どこかでこの場面は見たことがあるような気もしないでもありませんが,, 主人公の周りをクルクル回る中で浮かび上がるもの..御馴染みな振り付けが今回の割とコメディータッチな舞台に突然あらわれると尚一層、効果的。本当に思わぬ掘り出し物とはこのことで.. 昨日重たい芝居の撮影でドンよりしていたものがスカッと晴れました。
2006.06.02
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舞台撮影実習2回目、サンマルティン劇場で来週金曜日に封切りの舞台WOYZECK、通しリハーサルの撮影許可がおりて、昨日はリハを見て撮影計画を立て、今日がその本番でした。この舞台は映画化され名作として知られている作品とのこと。元軍人の虐待され続ける人生が延々と展開されていくのですが、本当に各場面は強烈でした。こちらの舞台で御馴染みの全裸はモチロンのこと..主人公WOYZECKに、ありとあらゆる虐待が行われていきます。役者の熱演は素晴らしいのですが、主人公WOYZECKを撮影していて本当に気分が滅入ってしまいました。彼の怨念がレンズを通じて突き刺さってくるので..ピントもぶれがちで朦朧としてきます。2回の実習を終えて思ったのですが、どうもこの舞台撮影の仕事は向き不向きがあるようです。仲間が撮影している姿を見ていて思いました。WOYZECKをあきらめ、穏やかなものを探しました。この4枚を提出することにしました。次回の講義には舞台監督が作品を見に来るそうです。
2006.06.01
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