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今日は再び舞台撮影の実習がありました。以前から皆で記念撮影を!という話があったので我カメラを設置して実習前にパチリ。先生いわくワールドカップ前なので、それらしく並ぼう..サッカー選手のように前列後列で並んで撮影。皆さん個性的で才能豊かなトッテモ面白いクラスです。以前の報道写真のメンバーも同じくですが、末永いお付き合いができるのはイツモ写真関係。視野が広いというか..トッテモ話がはずみやすい傾向があります。ただ、今日の芝居は少しショック..WOYZECK 実際に存在した人物の物語らしいのですが、とにかく主人公が最初から最後までヒドイ仕打ちに合い続け、最後に仲間を殺してエンディング。登場人物は全て超変人。汚いシーンと惨めな主人公の生業を延々と見せられウンザリしてしまいました。Ciruco Ruso ロシアサーカス人間「見世物小屋」の世界..というか、世の中の黄昏を集結したような物語でした。終わってからクラスメートが「素晴らしい」と連発する中、相槌をうちながら複雑な気持ち..どこが素晴らしいのだろう??.. ふと今回一緒に参加している親しい友人と目が合い意気投合。彼女と不満をわかちあいながら帰宅しました。今日の実習は撮影を禁じられ、明日の撮影に向けての計画を頭で練るように..とのことで、再度しかも撮影しながらこの舞台を見なければいけないなんて..非常にユーツです。ただ..舞台中盤おもわぬ場面がありました!相棒マリオと同じアマゾンインコが登場。芝居をおこなうのです。クチバシで3度カードを選び出す..羽根は切られているのでしょう、止まり木から飛び立つことはありませんでした。舞台の最後に再び登場するのですが、音楽が鳴るたびに叫ぶので傍にいる役者さんが餌を与えコントロールしていました。明日の撮影は、この場面にかけるつもりです。これだけのために実習にいくといっても過言ではありません。インコが働く生々しい芝居.. 芝居が終わってから舞台挨拶に向かう時、少しビックリしたことがありました。舞台監督が「サッサと挨拶に並べ!」と役者をまくしたてていたのですが..先日の舞台撮影で見た監督と違って、まるで役者さんが奴隷のようでした。こちらのダンスカンパニーに参加したときも憤慨したことがあったのですが、役者、ダンサーは監督の自由自在になる操り人形のよう.. 芝居の内容が登場人物が全て惨めだったため、余計そんな印象が残って寂しい気持ちになりました。
2006.05.31
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先週から始まった新しいプロジェクト立ち上げるためのリハーサルがユックリと進められています。お互いをジックリ確認しながら煮詰めていく..各自の持てるものを提供しつつ、可能性を探っていく。こんな機会を持てるのはトテモ貴重なことだとシミジミ思います。皆、目の前のことで忙しく、慌てているため、なかなかこういった進め方はできない。まだ2回目ですが毎回、本当に刺激的な発見に満ちています。今日はイスラムの発声を学びました。メンバーのトルコ系オペラ歌手が自身の生徒に行っているレッスンを私達におこなってくれました。舞踏ダンサーには発声法から始まり、深いセリフを発するに至るまで.. 私は発声からイスラムの音階をハーモニーで辿るまで.. 独特の響きが心地よく、いつしか眠るように歌っていました。なんだろう..この新鮮な一時。どこか遠くへいざなうような道程の中で彼等に出会ってから物事が明確に見えてきたような気がします。大切にしたいもの、大切にしたい一時..ただ今日、一体どんな舞台になるのか少し見えてきた。皆それぞれ彷徨っているんだな..共演という機会でフト思います。
2006.05.29
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先日こちらで御紹介したドキュメンタリー映画の監督、ビデオアーティスト Pietro Silvestri さんと再会できました。目的は、再会を出会いへ導くこと。今ともに舞台を煮詰めている舞踏ダンサーGustavoとPietroが出会ったら素敵だな..ずっと思っていました。直感に身を任せビデオを見せてもらう会を企画。集った5人で和気藹々盛り上がる中で少しずつ深いコミュニケーションに発展していきました。メンバーそれぞれが幸せを噛み締め..喜んでくれました。「感性」の交流..何かが生まれる予感がしています。
2006.05.27
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かれこれ4年前、歴史的な大暴動が起きてから現在のKirchner大統領に収まり、多くのことが変わりました。特に大きな前進として軍事政権時代の悲劇を過去に留めず、掘り起こし多くの事を明確にした..これは本当に大きな仕事の一つだったのではないかと思います。ゆっくりではあるけれど少しずつ乱れきったものを訂正。今回の政権の仕事、なんだかんだいっても評価されるべきものが沢山あるのではないかと思います。今までがひどすぎたから..急に変えようとしてかわるものではありません。現在の政権の声かけで集った人々。35万人もの人々が五月広場に集合しました。12時からの催しに向け自宅から自転車で駆けつけたのですが、道という道に大型バスが止まっていて、本当に全国から集まってきていることをヒシヒシと感じ鳥肌が立ちました。「これは凄いことになるかもしれない..」肝に銘じつつ、五月広場へ..人々をかきわけ前進、舞台30mまで辿りつきました。ただ催しが始まってからは舞台前方では後ろから押し寄せる人の波によって、危険を感じる圧力.. しかもケンカが始まってしまい、なんとナイフを持ち出した!..これ以上ここに留まるのは危険と判断、催し前半で退散しました。でも実は、そのあとに本番が.. 大統領夫妻が舞台へ五月広場の母達も集合、大御所アーティストも登場して最高の名場面を最寄のカフェのテレビで見ました。撮影できなかったのは残念ですが、押し合う人々の中に身をおいて民衆の願いと喜び、そして厳しい日々など多くのことを体感。現場に身をおくことで見えるもの.. 肝に銘じていました。
2006.05.25
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ブエノスアイレスには多くの報道関係の専門学校がありますが、映像関係で知られるORT、そしてラジオ放送部門の名門は ETER 両校とも私立なので校内は穏やかで小奇麗..コレが公立となると勝手が違い、今問題となっていることでもあるのですが、予算の関係で校内は悲惨な状況だそうです。学部によってカナリ違うそうですが、心理学専攻の校舎の話を聞いて非常に驚きました。校舎は2つに分かれていて、距離が10丁ほど..なにしろ移動が大変な上にトイレが少なく、しかもほとんど壊れているとか.. こちらの公立大学は全て無料なのですが、こんなに環境が悪いのは考えもの。何とかしろ!と学生が立ち上がるものの、学内の派閥闘争でケガ人が出るほどの騒ぎに発展、今大きく揺れているアルゼンチンの学生事情..ラジオ専門学校のETERのドキュメンタリー"Historia"にコラボレーとすることになりました。音源や資料を提供、今日は全体の骨組みとなるインタビューに答えてきました。98年から、これまでのアルゼンチンにおける活動を淡々と語っていて、大事なことを思い出すことができました。たまには振り返るのも悪くないですね。本当に多くの方々と共に今がある..そして今後も多くの人々と共に未来を作っていく.. そんなことを肝に銘じていました。担当はConseptradioのディレクターでもあるPatrisio君。彼は国営放送のスタッフでもあるので本当に丸1日ラジオに徹している..凄い情熱! 学校内を見学、スタジオを備えたグループレッスンに適した教室。味のある古いラジオが飾ってありました。実習生が番組を和気藹々つくっています。 オペレーターはプロの方が担当。ETER escuela de Radiofonica
2006.05.24
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時折、嬉しいカルチャーショックに遭遇します。4月の終わりに思わぬメールが届きました。「私達のグループは東洋とアンデスの融合を模索したダンスカンパニー「川」です。あなたの音楽を使用して踊っています。よろしかったらレッスンを見に来てください。」 立て込んでいて時間がたってしまったのですが、ようやく見に行くことができました。場所はカタルーニャ文化センター..スペインのカタルーニャ地方の文化を推進する施設でサスガ..の建物でした。美術展や劇場が沢山あって、素晴らしい文化施設です。カタルーニャ地方ならでは大好きなミロやガウディの展示もあって感激。レッスンは劇場で行われていました。恵まれた環境でノビノビと、しかも繊細で芸術的な振り付けとアイディアに惹かれるものを感じました。2枚目のアルバムの「ポトシの星空」を使用して二人のダンサーデュオでの舞踊を見せてくれました。作家を目の前にしての披露にトテモ緊張した..とダンサー。私自身もナンダカ自分の曲がかかって目の前で見る初めての舞台にドキドキしました。本当に光栄なことです。この曲は国立舞踊大学の講師が生徒のコンクールに使用して金賞を受賞したこともあったり.. 作者の手を離れ出会いを重ねているのを見るのは子供の授業参観を見ているような..(経験はありませんが)皆さん礼儀ただしくて、とっても素敵なグループでした。今後の彼女達との交流が楽しみです。
2006.05.23
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新しいプロジェクトがイヨイヨ始動。オペラ歌手とダンサー、3人で舞台を作り始めました。メンバーは個性派ぞろいです。日本で舞踏を学びヨーロッパで活躍した後、アルゼンチンへ。TANGO BUTOH という自らの境地を切り開いたアーティスト Gustavo Collini Saltor コロン劇場のエリートとして切り開いた道を南の島で煮詰め、ヨーロッパ的なエッセンスと南アジアの文化を融合させたミステリアスな佇まいの歌い手 Eduardo Medrano そして南米、メキシコの感性に武道のエッセンスの加わったチャランゴ。夜10時から始まったリハーサルは終わったのは朝方4時すぎ..このストイックな時間の感覚と、煮詰めることのできるスタジオを持っている幸せ。今日は初日ということで舞台作りに慣れているBUTOHのダンサーがディレクターとなり様々なことを試してみました。オペラ歌手が「木」となり中央で歌う傍を年老いた老人となり演技をする。お芝居は幼稚園以来かもしれない..楽しさよりも苦痛の方が強かったのですが、ダンサーの指導で少しずつときほぐれていき、最後は立派な遺体となるまでに至りました..。何だろう、この新鮮な楽しさ.. とっても目が覚めた気持ちです。
2006.05.22
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とにかく人の出入りが激しいスタジオで..少々、というかトッテモ戸惑いました。真面目にインタビューに答えていると人が入ってきて中断、中断に中断を重ねて何を話しているのかわからなくなってくるほど..とにかくバタバタ落ち着きないスタジオでした。一瞬、帰ろうかと思いましたが..我慢。今回は日本の音楽模様を紹介するために呼ばれているので、キッチリ紹介するものだけはしなくては.. と我慢。皆さんにここで質問。もし海外のラジオ局より日本の音楽を4曲、紹介してほしいと頼まれたら、皆さんはどんな曲を持っていかれますか? これが意外と難しい。今日選んだ曲は敢えてココでは伏せます。インターネットで聞かれた方だけへの秘密。選考基準はアーティストの心意気の伝わる純粋な音色と声を選びました。大騒ぎのスタジオが曲を紹介するたびに静まり返っていきました。多分、音色が歌が浸透していったのではないかと思います。そんな様子を目の当たりにして音楽の力って凄いな..とシミジミ思いました。番組が終わってから全く対応が変化して、とっても丁寧に挨拶をしてくださいました。毎回スタジオにドッサリ訪れるプロモーションの応対で、もしかしたら何か切れてしまっていたのかもしれません。出演の後、やっと心が通うことができてホッとしています。
2006.05.21
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ブエノスアイレスは一気に寒くなりました。6度前後の朝、そして夕暮れ..6時頃にはスッカリ日が暮れて、冬の足音を日に日に感じる今日この頃です。Museo Sibori シボリ美術館の中庭で寒空の下、コンサートが行われました。彫刻がさりげなく置かれていて、大きな木々が包み込むように立っています。しかも舞台の後方には電車が通過している..少し離れているので電車の音は騒音ではなく、効果音のように聞こえる..特別な設定でした。去年の今頃からメールのやりとりが始まって以来、日に日に心が通いつつあるアーティスト Florencia Ruiz、話をするたびに惹かれていきつつあります。真面目さと素朴さ..そして舞台は常に静かに燃えている。寒空の下、全く寒さを感じなかったのは、そんな彼女の心意気と純粋な音色に暖められたから。彼女の共演者に対する眼差し、心からのメンバー紹介に好感を覚えています。アーティストとしてのこだわりと追求も..今日の演奏はリハーサルも満足にできず、寒くて大変だったみたいだけど観客は皆あたたまることができた。まるで暖炉のようだった。今日の演奏を見て共演を決めました。誰とでも音を合わせればいいとは思わない..彼女は「音楽は魔法」だという。私は出会いは「魔法」だと思う。彼女と出会いにおける音楽の魔法..。多分7月に何らかの形で公開されるかも...。彼女の音楽は既に日本に届いています。日本語のホームページもありますので是非チェックしてみてください。Florencia Ruiz
2006.05.20
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アルゼンチンといえばタンゴ..のイメージが強いかと思いますが、お薦めのタンゴ歌手を御紹介します。既に、その名はタンゴ界に広く知れ渡っているのですが、このタンゴ界..お金のヤリトリがものをいうのはいうまでもありません。一般的に残念ながら宣伝においては音楽界全てにいえる流れではありますが、それでも芸が際立っていれば自然に知れ渡っていく..人から人へ伝えられていくもの..そんな伝承文化がマダマダ元気なアルゼンチン。それが私にとっては、この国の1番の魅力。Martin Alvarado 彼との出会いは2000年。こちらで何度か御紹介したロックバンド Pasado Violento のリードボーカルでした。当時から彼のボーカルは一際めだっていましたが、バンドが解散してからタンゴの道を進み始めました。7色の声..と定評の高い彼のボーカルが、タンゴでは一段と渋みを増して情感もタップリ。本当に惹き付けられる歌声の持ち主です。Pasado Violentoはユーモアを取り入れ芝居的なバンドでしたが、彼が歌い始めるシーンと聞き入ってしまう。それがあのバンドの1番の魅力でもありました。押しては引く..打ち寄せる波のような舞台。今思えば彼の歌声に惹かれて参加したのかもしれない。今日たまたま最寄の劇場前を通りかかって、ふとポスターを見ると彼の写真が..解散・最終回Trastiendaでのライブ以来。かれこれ4年ぶりでしょうか。どうしているんだろう..ずっとずっと気になっていました。いつも思うのですが偶然というのは必然ですね。時を機して再会した感があります。本当に本当に「唯一」の素晴らしい歌声、多くの方に聞いていただけることを願ってやみません。彼のバックをPasado Violento時代のキーボーディスト Diegoが務めていました。Martin Alvarado
2006.05.19
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友人の写真家 Silvina Di Caudo が何を思ったか突然、「インコが欲しい」と言いはじめました。どうやら我が家のマリオに心打たれたらしく..彼女の母親がインコの大ファンでもあるので早速、鳥市場 POMPEYAに行ったそうです。ところが彼女ときたら何とインコと一緒に猫まで連れて帰ってきた! 彼女の家には既に犬がいるので大変な騒ぎになっています。結局、インコと犬は実家に、彼女の都心のアパートに猫を連れてきました。携帯のメールに愚痴がぽつぽつ入ります。「子猫が夜中あばれて眠れない」「やはり猫と住むのは無理かも..」「そんなんじゃGreen Peaceグリンピースを呼んで家のまで行進するぞ!!」 勝手に飼ったり手放したり簡単にしてはいけません!!! 弱気な彼女を叱咤激励! 今日は夜、舞台撮影の授業で彼女と遭遇、目が真っ赤でビックリ。猫が亡くなったのかと思いました。ここ3日ほど寝てないそうです.. 見せてごらん!!彼女のアパートに押しかけました。mmmmmm これは、、、まるで、まるでタヌキのような顔。笑いをこらえつつ、、可愛い!を連発してさしあげました。タヌキ顔のシャム猫..LUNA。勝手に義母Madrinaにさせられてしまいました。でも、、意外とマリオと仲良くなれるかも。。。。。。。。。。。。。。。。。。INFOMATION 日本時間5月22日(月)早朝6時より..インターネットで受信できます。FM LA TRIBU - Antena del mundo 世界の音楽紹介番組 ゲストhttp://www.fmlatribu.com/la_radio/la_radio_frame.htmこちらのページの ON LINE をクリックしてください。
2006.05.17
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時折、出演等の依頼が集中する時が訪れます。何故なのか..わからないのですが、あらゆる依頼が集中する中で、疲労と注意が散漫になり今回の思わぬ怪我に結びついてしまった。とはいえ出演の依頼はなるべく断らず全て伺うようにしています。話をする中で見えてくるものもあるし、知らない誰かが受信してくれる貴重な機会として、発信するものには欠かせない仕事の一部。 今週日曜の世界の音楽を紹介するAntena del Mundo を皮切りに 来週はインターネットラジオとFM局2社、そしてラジオの専門学校からドキュメンタリー制作としての取材依頼を受けました。これは今までの物語を音声で表現、関わった方へのインタビューなどが編集されるようで..彼等は有名人の関係者のコメントを取りたがっていますが、それはキッパリ断りました。バレエの巨匠リリアーナ先生やチャランゴの巨匠ハイメトーレス氏の名前があがっていて、確かに彼らと親しいものの、こういった形で絆を壊したくない。 日本時間5月22日(月)早朝6時より..インターネットで聞けます。FM LA TRIBU - Antena del mundo http://www.fmlatribu.com/la_radio/la_radio_frame.htmこちらのページの ON LINE をクリックしてください。 こちらのドキュメンタリーや売り込みの御馴染みのパターン、有名人の名前を利用しての引き込みや売り出し。どこでも同じかもしれませんが..誰と演奏した、誰と親しい etc そういった流れは苦手です。そして、そういったことを売りにしているのを見ると逆に疑ってしまう。本当に力と心があれば、本人の足並みだけで昇っていけるはず。先日こちらで触れたトルコのギタリストDenizhanから「恐れを知らなければ多くのことができる、あなたを見ているとドンキホーテを思い出す」というメールが..ドンキホーテの話は詳しく思い出せないのですが、唯一ただひたすら自由でいたい。こういったささいなことで自由を失いたくない。有名ではなく信頼を大切にしたい。世界の音楽コレクター Ricardo Zuvilivia 氏が8年に渡って発信する番組
2006.05.16
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友人の記者が取材許可を取り付けてくれてKONEX文化センターで行われている、パーカッションクリニック La bomba de tiempo まるで昔流行ったアニメの「タイムボカン」のような..そんなタイトルの催しを取材しました。非常に多くの若者が押し寄せ、ラテン諸国ならではのパーカッション人気を開演前の長い行列で体感。シンプルで迫力のあるムルガなど、パーカッションを中心とした音楽は、サッカー観戦にもピッタリ、高まるリズムと民衆の思い、デモ行進にも欠かせないパーカッションは生活の一部。今日の催しは15人のパーカッショニストが中央でリズムを刻み、観衆が周囲を取り囲んでリズムを体感。2時間以上に渡り、彼等のリズムや繊細な変化を体感する中で人々はトランス状態に導かれていきます。15人のプロフェショナルな音色が心地よく人々に浸透していく..ふと日本の太鼓文化を思っていました。楽器は多少変わっても、この躍動感の中で魂が上へ上へと導かれていく感覚は同じ。この15人を指揮していた Santiago Vazquez. 非常に注目されているパーカッショニストで Roja文化センターのディレクターから何度も見るように薦められていた人物でした。非常にクリエィティブで存在感のある彼の活動、アートディレクターとして催しだけでなく、インデペンデントレーベルや劇場のプロデュースなど大黒柱的な存在。今日の公演で彼のリーダーシップを目の当たりにしました。創造的で光る音楽家は山ほどいますが、彼のように多くの人間を引っ張り、まとめる能力を持ち合わせている人物は少ない。周りに人が集まる、しかも持続性を持って未来を築いていく力強さを感じる。お薦めの訳をシミジミと感じながら..撮影を行っていました。記事と写真、最近そんなコンビで仕事が始まりました。記者についていき現場の写真を収める..まず自身で選択、それを記者が選択、そして最後に編集長が選択。始めのうちは全ての写真を見せていたのですが、記者が自分の気に入らない写真を選ぶので複雑な気持ちになりました。好みと感覚の差..しかも編集長はNO。もしかしたら写真を選ぶセンスないかも?? それに納得のいかない写真を掲載されくない..それならば渡す時点で削減してしまえ.. 彼は全ての写真を見たがるのですが「ない」アッサリ言い切る。記者の御機嫌伺いよりも自分のビジョンを保つことにしました。ブエノスアイレスは過去にとらわれない、新しい世代の勢いが非常に活発。今年に入ってからソンナ人々との交流が豊かになってきました。しかもその勢いが世界に橋をかけていく..今、日本でも彼等の活躍が日に日に注目されつつあるようです。
2006.05.15
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昨夜は夜遅くまで思わぬパーティーに参加してしまい、疲労で朦朧としつつ朝方、携帯電話の充電をしようと充電器を持ち上げたところ..手が滑って充電器が落下。 と共に2本の爪も落下,, 人差し指の爪はカナリ深くはがれてしまいました。早朝の叫び声.. ああああああああーーーーーーーーまるでターザンのように,,。マリオも呆然、すぐさま励ましに飛んできてくれましたが、ショックは大きいです。演奏に欠かせない人差し指の爪、しかもはがれてしまっているので当分、成長には時間がかかりそう。まずは黴菌だけは入らないように厳重に包帯をして過ごしています。これで今週のレコーディングは延期、予定していたリハーサルも中断。今後は細心の注意を配って生活しよう。心構えに欠けていました。反省。ラジオ関係の依頼が続いています。ブエノスアイレスのラジオ学校がドキュメンタリーを制作するそうです。これまでの物語、様々な演奏の録音やインタビューの録音を提供します。結構、探すのに時間がかかりそうなので、この負傷のお休みの機会を利用して片付けも兼ねて準備。ものは考えようでガッカリしている暇はない。国営放送での生演奏は延期させてもらいました。油断が思わぬ迷惑に,,反省しきりです。21日(日)は18時からFM Tribuの世界の音楽 Antena del Mundo に出演します。インターネットでも聞けるそうです。日本時間は22日の早朝6時..ですが、、最新のアルバム制作に関する話題と日本の音楽事情をお話する予定です。
2006.05.14
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かれこれ4年前、ブエノスアイレス映画祭で出会ったトルコのギター奏者Denizan。彼女はフォルクローレの巨匠アタワルパユパンキの大ファンで憧れのアルゼンチンに卒業制作の調査も兼ねて訪れていました。たまたま映画祭で後ろに並んでいたため、何となく話が始まり意気投合。我が家に招待してたこ焼きを御馳走しました。その時にdenizhanが弾いてくれたギターの音色と歌声は忘れられません。生まれ故郷トルコの幻想的な響き。何よりDenizanの暖かい誠実な人柄は、当時アルゼンチンの利用するばかりの世知辛い人々に疲れていたので、凄く大きな気分転換ができました。そんなDenizanは、ことあるごとにドイツで私のことを出会う人々に語ってくれているらしく、思わぬ方からメールを頂いたりするのですが、今回はダイレクト電話がなりました。ドイツからやってきたというTobias君。実に特別な少年でした。彼はドイツから協力隊の一員として訪れ、貧しい人々の食事を提供するComedorにて6ヶ月間に渡り仕事をしています。先日こちらでVilla31での思わぬ体験を御紹介しましたが、彼はキルメス地区にある、もっと大きく問題を抱えるVillaにて彼等と共に生活、福祉活動を行っているのです。こんなに目の澄んだ心の綺麗な人に会ったのは初めてかもしれない。彼と話をしていると視界がパーーっと開けていく。日々の試みと彼等との交流を話してくれました。彼は子供達に芝居を教えています。子供達の内面の痛みや苦しみを芝居を通じて表現する中で癒してほしい..とのこと。きたばかりの当初はカメラを盗まれたり散々な目にあったとか..でも今では彼等の友達として、危険は全くない。日々少しずつ彼等と共に前進することを模索している.. 世のため人のため実際に活動を本格的に行っている人。出会いを運んでくれたDenizhanに感謝です。彼のホームページを制作しました。これからきっと色々な話を届けてくれると思います。英語でメッセージなど良かったら残してあげてくださいね。Tobias Boos
2006.05.13
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今日の月は特別キレイでした。多分、日本でいう仲秋の名月にあたるのかもしれません。この丸い月をみながら自然保護地区を歩く予定でした。土壇場で別の予定へ向かうためにキャンセルしました。今おもえばコチラにいってれば良かった。こんなに酷いライブは初めて見たかも..ここ数年、活動を共にしてきたバグパイプ奏者の新しい道程。来日まで果たしたことのあるアイルランドのケルトグループにゲストとして参加。ステップアップを期待していたのですが,,何やら様子がおかしい。そもそも彼等との繋がりを取り持ったものとして、彼から当然招待されるものと思っていたのですが..なんの連絡もなく.. こんなに恩知らず ?? それならOKと満月散歩に繰り出そうということになってのですが、直前に「やはり見届けたい..」 長年の共演を今回の紹介先で失ってしまったとしても..恩知らずだったとしても友人の前向きな新しい道程は見届けて祝福するべき! 紹介したグループの代表に連絡をとりかけつけました。ところが..天下のコリセオ劇場はガランとしており、時間を大幅に押しての期待したオープニング..暗闇の中、全く始まらない。(ギタリストがピックを探していた模様) ライブは、まるでリハーサルを見ているような..ゲストのダンサーはリーダーの小さな娘、実に家庭的。大劇場には大劇場の公演の形がある。これが小さなライブハウスなら全てOKなのだけど.. 中心ななっている女性のボーカルの酷さ、しかもマイクを通じて「水がのみたい」 お茶の間劇場のような流れにガッカリ。プロフェショナル..について考えていました。
2006.05.12
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アーティストからレコーディングの依頼を受けました。これが意外な展開,, 全てのパーカッションをボーカルスタイルで行ってしまう方、テレビにレギュラー出演する時の人。彼がトリビュートアルバムを制作するらしい。全ての曲に自分の才能、ボーカルパーカッションを注入、参加したアーティストの曲が生まれ変わる..という流れ。「あなたが好きなように好きな曲を弾いてほしい」 話をするうちに、どこからか、まるでこちらがレコーディングをさせてくださいと依頼したかのような話の流れに.. 著作権とかってどうなるのだろう.. レコーディングの費用は?? まだ全く決まっていないようだけど.. 通常、日本ならある程度決まってから連絡するような気がします。これをアルゼンチン式と理解するには、あまりに特別な流れ..複雑な気持ちになりました。テレビって怖いな..と思ってしまった。
2006.05.11
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今日はPietro Silvestri監督の上映最終日。意表をつく作品が公開されました。監督のイマジネーションによる映像表現。ビデオクリップ的な作品で..4作品が公開されたのですが、中には非常に鋭い映像と音声によるものがあって、多くの来場者が会場を後にしました。確かにドキュメンタリーを求めてきた方にはつらいものがあったかもしれない。しかも4作品を立て続けに見せられては、耳と目にこたえるものがある.. 上映が終わってホッとして監督の話を朦朧と聞いていて..ふと知り合いと目が合いました。ドキュメンタリー制作への参加を依頼してきた記者がきていました。終わってから舞台撮影の講義に駆けつけ、引き続き先日の撮影の批評を聴講。その後、クラスメートとその記者と合流、ドキュメンタリーに関する話題に触れたところ「彼女は何の責任も持ちたくない,,」と記者に指摘されました。彼の提案したドキュメンタリーの話に即のらなかったから..のようですが、ここ数日の一連の流れでフト気がついてしまった。ドキュメンタリーも舞台撮影も、人の仕事や物語を利用して自分の作品ができあがる..一喜一憂しているクラスメートの写真を見ていて空しくなった..この素敵な構図は振付家と舞台監督が行ったもの。ドキュメタリーは知識、見聞を広めるのはいいけれど、豊かな生き様や物語は登場人物のもの。最終日に上映を主催したディレクターがPietro監督を真のアーティストと紹介した。ものを生み出す、作り出す創造への道.. 自らの身を削り、追求、模索.. 何かを利用して作られるものに疑問。しかもそれで表彰を狙う?? それが他人の痛みなら尚更疑問。 ドキュメンタリーへの参加をやめました。そういったもののために時間を割かず、そういったもののために心を割かず、自らの血と肉で結果を出すことができるのは素晴らしい。
2006.05.10
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「何もなくても生きられる..ということをインドから学んだ」と Pietro Silvestri 監督。 2日目の今日はイヨイヨ本番、監督の煮詰めた本業インドのドキュメンタリーが紹介されました。こんなに際立った世界は見たことがなかった,,何もないからこそ、際立つのかもしれない..。アルゼンチンに滞在する意味をフト考えていました。ありすぎる中で見失ってしまうものがある。心と精神の豊かさは物質の豊かさと反比例,,牛が牛に見えない..気がしました。まるで人のように牛が存在していて、人が牛のように存在している。様々な屍が当たり前のように転がっていて..人々の目は、どこまでも力強く、太った人が一人もいない。知らなかった世界を目の当たりにして凄くビックリしました。ナチュラルでリアル..監督の作品、心から本当に多くの人に見てほしいと思います。
2006.05.09
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凄いドキュメンタリー監督の特集がCooperacion文化センターで行われました。イタリア Calabria からやってきた Pietro Silvestri 監督は 1997年にインドの Abani Biswas 監督と出会い、インドのBengalaに4年間滞在。Bengara語を完璧に身につけ、その街のトラディショナルなアーティスト達を追い続けた,, インドで掘り下げた日々をドキュメンタリー映画として公開。世界中で絶賛された作品をアルゼンチンで初めて3日間に渡って紹介、その初日。今日はまず自身の生まれ故郷イタリアのCalabrini のドキュメンタリーが紹介されました。監督はインドでのドキュメンタリー成功の後、自身の始まりを掘り下げるに至ったようです。その昔、第一次世界大戦の時代に貧困に窮したイタリア南部から多くの人々がアルゼンチンに移り住む..南部出身者の多くがタンゴの偉大な巨匠であるアルゼンチン。そんなイタリア南部のトラディショナルな音楽を伝統的な楽器製作者のドキュメンタリーで掘り下げ、その楽器を使用した家族がアルゼンチンに持つ若手の楽団がアルゼンチンを訪れる中で、Carabrini出身者・移民の郷愁と共に2カ国を結んでの壮大なテーマでのドキュメンタリーで締めくくる,,先日イタリア映画特集を見て感じたのですが,,イタリアに触れるとアルゼンチンが深く見えてきます。監督のお話の後、訪れた人々より質問を受け付け様々な意見が交換されたのですが、イタリアから移り住んだ人々の精神的な戸惑いと郷愁にシミジミ.. ドキュメンタリーは多くの人の心を理解する扉を開くことができる。監督の素晴らしい仕事に感謝。
2006.05.08
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昨年、帰国した際に持ち帰った純米酒。大切に大切に保管。ココゾという時に開けようと閉まってありました。今日がマサニそのお披露目の時,,張り切って持っていったのですが、思わぬ展開に大いに戸惑っています。新しい企画の立ち上げ..実に興味深い共演の機会を模索しているところなのですが、メンバーに浮世離れしている人が約1名.. 住所 Eva Peron を Juan Peron と間違えたというのです。全く逆の遥か彼方で待っていたという..しかもアマリニ有名な道を間違えるなんて.. あなたは本当にアルゼンチン人???でも..わからないでもない。その方、アルゼンチン人ですが東洋の舞踊を本職としていらっしゃる。アルゼンチンに住みながら心は東洋に住んでいるのかもしれません。というわけで待ちぼうけも何なので彼抜きで開栓しました。純米酒「あきたこまち」 身体中に染み渡る..これぞ酒! こちらで手に入る台湾製の米酒とは訳が違う。先日いただいた御漬物と共にHoracio Lopez氏、そして奥様と水入らずで頂きました。2003年 Cooperacion劇場で共演して以来ですが再び新しい共演の機会を準備しています。1番問い合わせの多い公演でしたが、お互い別々の企画で忙しかった..でも、それぞれの道で結果を出すことができました。 Horacio氏は参加しているグループCuatro ElementoでPremio Gardel、 私はAmistad MusicalでPremio Bares Notables 賞を獲得すればいいというものでもありませんが、一人よがりではなく、広い意味での認知は仕事として必要なこと。そんなお祝いを純米酒で迎えられて本当にしあわせ。今日は久しぶりに大いに日本人を噛み締めました。
2006.05.07
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本当に掘り出し物天国、ブエノスアイレスは日々、盛り沢山な創造で溢れています。剣道の生徒 Mercedes の出演している舞台を見てきました。彼女は穏やかで大人しいのですが非常に掘り下げるタイプで、説明を見事に解釈、自分なりの展開を試みる...ただものではないなと思っていたのですが、やはり凄い人でした。彼女は演技派、そして非常に厳しい演出家としてしられる俳優Julio Chaves(話題の映画Custodioの主役)の主催する塾生なのですが、彼の演出による舞台で主役を務めています。Mi propio nin'o de dios.. ポスターは何となく宗教的ですが、話はホラーな展開でした。終始サングラスをした主人公は、生まれつき目に障害を持ち、決してサングラスを外しません。母は裁縫の仕事をしていて、度々おとずれている布のセールスマンが彼女に恋心を抱いている。穏やかな部屋でのやりとりが淡々と.. でも最後あっと驚く瞬間が訪れる。密着した狭い空間でナンダカ舞台に思い切り参加している気分。なんだろう..この緊張感は。これが芝居の魅力なのでしょうか.. あまり演劇関係は縁がなかったのですが、ここにきて急に身近になってきました。それにしても..役者さんの記憶力には毎度、本当に驚かされます。どうしたらセリフをあんなに覚えられるのだろう...芝居を見て劇場を出ると電話がなり、Tandil音楽祭で出会った記者の友人から「お薦めの音楽家が演奏するからきてほしい」 タクシーに飛び乗って指定された場所にかけつけるとナンダカ入り口に黒服のガードマンが立っていて..「大丈夫かなコレ??」きょろきょろしながら入口に近づくとガッチリとめられました。「知り合いの記者から呼ばれたのものです」 と告げると怪訝な顔で「ここにはそういったものはいない..入りたければどうぞ、入場は135ペソ」.......はい???? 135?(家の家賃の半分近く..そんな馬鹿な??) 135??...思わずガードマンと揉めてしまいました。ふと通りの向こう岸を見ると,,同じようなお店がある。間違えました、、とそそくさと退散。タンゴ関係のツーリスト向けの店だったようです。なんともお高い店があるのですね..本当にブエノスアイレスは旅行者と現地在住者の店が思い切り分かれています。10倍以上のお値段にビックリです。お薦めの音楽家はギターアコースティックDUO Lucas Pagano と Facundo Goroztiza によるコンビ。全てオリジナル曲によるインストや歌、見事な演奏と共に非常に新しかったのは、こんなに繊細で完璧な演奏に加え芝居的な要素を取り入れていて、見るものを飽きさせない。音楽と芝居..またしても驚き。知る人ぞ知る..アンダーグラウンドの輝き。情報を仕入れるのは難しいけれど見つけたら追いかける..そんなお客様で店内は溢れていました。彼等は,「道では演奏しない」と言い切った。この手のスタイルは路上でさぞかし受ける=儲かるだろうと思って訪ねたのですが..愚問でした。「守りたいものがある」 儲けるためにではなく、大切に築きたいものがある。売れる、売れない..生計etcでくくれない、芸術家としての「仕事」 本物だと思いました。誘ってくれた記者Germanに場所の指定の不正確さを責めつつ感謝。
2006.05.06
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お薦めライブ!として様々な機会に「見るように」いわれてきたアーティストMariana Baraj のライブを見ることができました。偶然ふとライブ当日に彼女のホームページに伺って、そのままライブに直行。魂のかたまり!実にソウルフルでナチュラル、そしてクリエィティブ。トラディショナルな歌を彼女ならではのアレンジに仕上げている..とにかく力強くて素敵な方でした。由緒あるBorges劇場での公演、今日は特別ゲストとして彼女のお父さんBernardo Barajが登場。フラメンコダンサー、そしてマリンバ奏者との共演、でもベースはソリストのパーカッション奏者としての佇まい。女性でパーカッションを演奏しながら歌いきる..この迫力。厳しい事情のブエノスアイレスですが、こういった多くの本物に出会う度に心からブエノスアイレス住民ポルテーニャであることを幸せに思う。Mariana Baraj
2006.05.05
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2日前にも触れましたが..相棒のアマゾンインコ・マリオ、レコーディングを終えてから、また一段と輝きを増しています。体験を重ねるたびに幾らかの成長が見えるような,,彼の声を含んだテーマ「しあわせの森」の制作に入りつつあるのですが、その前に約5年の歳月をかけて、ようやく完成した曲「風花」 1曲に5年..その理由は様々ですが、お陰様で豊かな仕上がりになりました。復活させた音の数々、、エンジニアの感性と共演できました。(引き続きコチラでレコーディング模様を御紹介中)丁度、そんな時にラジオ出演依頼が入り早速ご紹介することができそうです。ONAIRは日本時間11日(木曜日)の深夜2時..少し夜更かしな時間帯ですが、よろしかったら御拝聴ください。国営放送スタッフのPATRISIO君が運営されているインターネットラジオCONSEPT RADIO に出演します。Consept Radio非常に良質な音で放送されています。上記のページを開くだけで即、受信できます。
2006.05.04
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先週土曜日に行われた撮影実習での作品を持ち寄って、それぞれの作品の批評が行われました。話題はデジタルとネガポジの違いに集中。生徒の半数がデジタルカメラを使用しているのですが、ダントツにデジタルの撮影が色合いも含めて勝っていました。舞台撮影は僅かな光でシッカリと被写体を捕らえるのは至難の業。その分デジタルは非常に効果的に光を捉え、しかも全てチェックされた上で撮影を行っているので確実に場面も抑えることができます。当日、講師もデジタルを使用しているのを見て少しビックリしました。授業ではデジタルに批判的だったので,,劇場のポスターも実はデジタルだったようです。こうなってくると細かい知識云々よりも場面を抑える反射神経が全て。写真の知識見聞を深めるのは大切なこととはいえ,,いつも思うのは結局、場面につきる。先生は特に、この写真を気にいってくれたようです。
2006.05.03
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ダンサーの友人Alejandraの影響で、ふと思わぬ国の映画を見たくなります。個性的な彼女は国立舞踊大学に入学したものの、システムでガンジガラメの授業に納得できず我道を模索するため学校を辞めて只今創作の道に徹しています。Yogaや太極拳など多くの授業を受けながら新しい身体作り、そして見聞を深めるために映画を見まくっている,,インド映画の美しさや、フランス映画の深み、そしてアフリカ映画のリズムなど、彼女の感動に触れる度に世界へ開かるれ扉を感じる。 今後が楽しみな友人。近々メキシコへ渡ります。レンタルビデオでアフリカの映画を借りました。いつもトランジットで通過しているヨハネスバーグ,,その炭鉱に出稼ぎに出ている夫、そして村に残されている妻と娘の物語。HIV感染がテーマになっていました。ズールーというアフリカの言葉が心地よかった。役者さんも実に自然。まるでドキュメンタリーのようでした。何より撮影が素晴らしい。写真集を見ているような気持ちになります。愛地球博にアフリカ諸国が全て訪れていました。彼等との交流は言葉の関係でスペイン語諸国の取材に集中してしまったため、ほとんどなかったのですが、ベネズエラ滞在時に何故か多くのアフリカ人と親しくなりました。彼等は社会フォーラム2006でベネズエラを訪れ、そのまま残ったと聞いています。愛知万博でもアフリカ諸国からのスタッフやダンサーが何人か残っていると聞いています。残るために脱走した..という話もありました。素晴らしい景色とは裏腹に厳しい事情のアフリカ..この映画では、おおらかかでゆったりとしたアフリカの日常と現実が描かれていました。一度おとずれてみたいものです..アフリカ 映画yesterday
2006.05.02
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ブエノスアイレスは日に日に冷え込んでいます。まさに冬間近,,相棒のマリオも寒いのか度々飛んできては寄り添ってきます。少し仕事をするにはひっつきすぎ,,ただ邪険にすると怒って、パソコンをかじって壊した余罪があるので要注意。本当に存在感の大きいインコです。 そんなマリオのページを開きました。Edda Diazさんの影響なのですがスペイン語のプログで今、マリオとの日々を報告しています。沢山メッセージも頂いて大好評。多分、今回の写真が受けたのでしょう。 是非ご覧ください。あっと驚く写真が掲載されています。Mario Log 今日はメーデー。世界的に様々なデモ行進が起こっていますが、中でも注目はアメリカ。15万人の行進..ってどんな状況なのでしょう。労働者というよりも例の移民に関する抗議運動のようですが、アメリカは南米全土からはどうしようもなく嫌われてしまっている国、とはいえ、なんだかんだいって皆、夢とお金を求めてアメリカへ..どう考えても一つにまとめようのない人の流れ。スペイン語のアメリカ国家が話題になっていますが、歌詞を探しているのですけど見つかりません。どなたか御存知でしたら教えてください。
2006.05.01
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