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特別な共演になりました。出会いは2007年、彼女の誕生日に到着したのがコロンビアの始まりで、末永くメールを通じて交流も続いて、今回ようやく共演の道を模索することができました。今日の集中したリハーサルで全体の構成を作ることができたので、後は音響、証明、もろもろの部分を舞台で調整するのみ。 Jazzフェスティバルの審査員でもある彼女の、きめ細かい楽曲と徹底したアレンジに心打たれています。リハーサルをしていて今までになく厳しく楽しい一時でした。 演奏する楽曲は全てオリジナルのインストで構成、お互いが作曲に徹しているので曲を煮詰める際に曲自身の方向性を損なうことなく、実にスムーズでした。 コロンビアでの仕事の厳しさを知る彼女が、今回の公演の演出に本当に驚いていました。振り返ってみると多くの偶然が重なって、現在の奇跡に至っているのですが、決して容易ではなかった厳しい日々も、このリハーサルを終えてみると今となっては愛おしく思える。彼女の出身、スイス大使館の方々も訪れてくださる事となり、歴史に残る共演の機会をになりそうです。 佐野まりhttp://twitter.com/sanomarihttp://www.facebook.com/danzacharango
2012.07.29
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一難さってマタ一難。コロンビアで七転び八起きな日々が続いています。傷ついている場合ではないのですが、想像以上に人々の心模様は複雑でした。交互の連絡では必要最低限の返事を頂けることはなく、何を考えているかわからない不気味さ、、距離をとっておきながら、都合の良いものを感じると途端に変貌。ほがらかな笑顔の奥の限りない冷たさと、プライドの高さ、、得体の知れない怖さを感じます。 この場所で心を砕く必要があるのだろうか、、無意味な労力をヒシヒシと感じて涙、、がこぼれないように上を見上げると、そこには何時も大きな雲、空、そして鳥。 久しぶりに穏やかな暖かい気候の午後、まーるくなって眠っている鳩さんを見てマリオを思い出していました。昨日はブエノスアイレスの映画フェスティバルでマリオの映画が上映されていて、今回は歌手のMariaさんが上映の責任者となってくれました。きっと特別な一時だったと思います。大家さんが既に準備してあったポストカードを配ってくださったとのことを奥様から聞きました。コロンビアでのマリオの上映までは未だ時間がありますが、ブエノスアイレスの皆さんと作った物語、コロンビアでおとどけすることができる日が楽しみです。ションボリしていた矢先、再び素敵な記者の方との出会いがありました。新聞での来週掲載の準備を進めています。 佐野まりhttp://twitter.com/sanomarihttp://www.facebook.com/danzacharango
2012.07.28
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約2週間、煮詰めていた招待状が完成しました。この招待状は、のりこえてきた1ヶ月の涙、惨めさ、疲労の結晶、手にした時の一瞬の喜び。まず分かち合うことができたのは、早く仕上げるために努力をしてくださった印刷所の方でした。 そんな喜びは束の間、明日から招待状をシッカリと届け、多くの手配の日々が訪れます。とにかくマズ初日に向けて集中。昨日の国営放送での広報も初日に集中して行ってきました。アナウンサーの方はモット自分の事を語ってほしかったようで、、ただ内容的にも自分の事を話すことはできるだけ避けたく、その行き違いでイマひとつな内容になってしまいました。 日々難しい課題で溢れています。映像作家との作品が何時できあがるか、未だに見えない状況で、、夜ションボリしているとアルゼンチンのエクアドル大使館の文化担当官とメールで遭遇、スカイプを通じて少し今の状況をお話しました。「心配しないで、今まで既に幾つもの結果を出してきたでしょう。あなたの仕事は個人的なものではない事を忘れないで。私も含めた皆の夢であることを忘れないで。離れているけど本番まで私が一緒にいることを忘れないで。スカイプで話を続けましょう」 できる全てを最後まで、、佐野まりhttp://twitter.com/sanomarihttp://www.facebook.com/danzacharango
2012.07.25
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2007年、初めてのコロンビア公演以来 お世話になっている国営放送に共演のNathalie Gampertと共に伺います。初めてコロンビアに到着した日が彼女の誕生日で、歌手のビクトリアスール(ビッキー)に到着して即、連れていかれ彼女はビッキーと共にコロンビア音楽物語の始まりでした。丁度新作の発表を行っていた彼女からコンサートの出演依頼をうけたのですが時間が間に合わなくて、実現に至らず、、スイス出身・コロンビア在住の彼女とは何処か共通する佇まいを感じて、交流がシッカリ続いていました。 今回ようやく本格的に共演の道を模索することができそうです。そんな彼女と一緒に国営放送に伺うことになりました。名アナウンサーLuisa Pineroさんとは2008年に特別番組に招待されて以来。それぞれ彼女の番組に個人で出演してきて今回の合流、、特別な一時になりそうです。佐野まりhttp://twitter.com/sanomarihttp://www.facebook.com/danzacharango
2012.07.24
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昨年の4月から制作している新しい映画「はちどり」、今回の公演で発表を予定していながら映像作家の多忙で完成に至らず、、一体どうなることやらと思いつつ時が流れていました。ようやく本腰、一気に煮詰めています。才能豊かな流石の編集を見せてくれました。今日の前進を見て少し安心。ただ少し音楽的な視点がずれていたため修正、可能性を探しつつ、、「映像が足りない、撮影を行いたい」と彼女。後2週間、、ここぞという忙しいときに再び追加は少し厳しい、、なにはともあれ制作の時間が1番しあわせを感じる一時。 街の撮影と手の撮影、、本気になるとトコトンやり遂げる馬力のある彼女を信じています。 佐野まりhttp://twitter.com/sanomarihttp://www.facebook.com/danzacharango
2012.07.23
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ふと窓の外に大きくはためいている国旗に気が付きました。7月20日、アルゼンチンは友達の日、コロンビアは独立記念日。メキシコでの独立記念日体験を思い出し、早速ボリーバル広場に行ってみたのですが、鉄柵で閉鎖されていて広場に入れないだけでなく、全く祝典の動きも見られず、、唯一Googleコロンビアは祝典モードで、自由の象徴ハチドリがデザインされていました。 せっかくの独立記念日、なにかそれらしき動きを求めて歩いてみたのですが、、何事もなく御馴染み通い詰めていた国立美術館へ。講義を行う教室の下見を行った際に丁度そこで行われていた、絵画イベントに参加。久しぶりに絵筆で絵画に挑戦、そのあと久しぶりに展示物をユックリみていると睡魔におそわれ、美術館のソファーに座って、そのまま爆睡。深い深い眠りの中、、ふと気がつくと警備の方が「ここでは寝ないでください」 本当に気持ちよく眠らせて頂きました。この美術館では8月にハチドリ講座を開講するので、そそくさと失礼しつつ、、シミジミ疲労がたまっていることを確認。 来週から尚一層いそがしくなる、、乗り越えてきた日々と、乗り越えなければならない幾つかの課題。各大学の担当者の方からの御連絡が、敬意のあるものに変わってきました。嫉妬や嫌悪で溢れ結果をだすほど複雑な状況になっていくブエノスアイレスと比べ、コロンビアでは厳しさの中、結果と共に進む道を皆で煮詰めることができる、、必要とされていく道程を感じることができるのは、何より幸せなことです。できる全てを込め責任を果たすのみ。 佐野まりhttp://twitter.com/sanomarihttp://www.facebook.com/danzacharango
2012.07.22
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先週末から広報のため、招待状、ポスターなどを煮詰めていました。4大学の様々な情報を全て平等に均等に掲載するのは非常に難しく、彼是2日間、デザイナーの方と共に夜遅くまで検討してきて、ふと閃いたというか気が付いたのは、1番大事なことは何か、、ハッと我に返りました。全てを白紙に、、デザイナーさんに謝りつつ新たに作成。 招待状を虹色の鶴が一つにまとめ、ポスターは各大学で独自のものを作成。来週の火曜日に仕上がる予定です。この招待状から始まる物語、、を想像しながらメールを開くと新聞社の記者の方からの連絡が届いていました。 大学の担当者から薦められ、共演することになった学生の純粋な感性に心打たれています。学生だからこそなのかもしれませんが、本当に純粋でストレート、、思わぬ刺激となりました。彼女は感性に身を任せ、本当に心から躍れるし歌える、、安心して独自の即興に身を任せてもらいます。大学というところはシミジミ、ダイヤモンドのように純粋に輝いている人が集っている場所。久しぶりに刺激を受け、感化される日々が続いています。 佐野まりhttp://twitter.com/sanomarihttp://www.facebook.com/danzacharango
2012.07.21
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栄養満点な1日でした。広がる青い空の下、緑の芝生の上を走り回り、久しぶりのサッカー。3000mでのサッカーは非常にハードですが美味しい空気を思い切り呼吸。シミジミと芝生に横たわりました。 気が付くと心地よいベットの上でグッスリ。1日の出来事すべてが魔法のようでした。昨夜は親しい友人の御宅へ伺い、御馴染み仲間達と夕食。久しぶりのラザニアと野菜、とにかく健康的な御食事と暖かい笑顔に癒されます。ブエノスで出会った方々との素敵な交流と会話、、思わぬ出会いは末永い宝物となりました。 夕食の前、10日間につめてきた「音楽の和」を公開。Fabio Obregonとの共演は実に刺激的で楽しい一時でした。パーカッションとオカリナ、笛を中心にリズムと音響効果を模索しました。演奏を重ねるたびに良くなってきていて、とっても良い形で公開できたようです。場所が何より特別で、マイクを一切使用しなくても十分に聞こえるし届く空間、芸術的で文学的なカンデラリアの新しい喫茶店。開いたばかりの夢のある場所、El Copeton。実は日本人の霊気指導者がインテリアデザインをアドバイスしてくださったとのことでした。 Fabioくんと相方Luciaさんは既にエクアドルに向けて旅立ちました。また何処かで共演できる日を楽しみに、それぞれの旅を続けるのみ。出会ってから10日間、今となっては出会ったばかりの日が遠い昔のように思えます。佐野まりhttp://twitter.com/sanomarihttp://www.facebook.com/danzacharango
2012.07.16
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今日で丁度コロンビアに来て1ヶ月がたちました。1ヶ月というのは身の回りの物が丁度いれかわる時期で、、些細なことなのですがコーヒーや粉ミルク、シャンプーなど日用品を使い切られていて、新しく購入しなければ、、そこでフト時の流れに気が付きます。人の流れにも気が付きます。ようやく出会った方々との交流が深まっているというか、、昨夜、大学のある文化担当者より素敵なお便りを同時に何通か頂きました。 「この体験は私達にとって大きな思い出として長く、深く残るでしょう」 その方との始まりは少し複雑な状況でした。 早朝に呼ばれて行って見ると、「今いそがしい」と返されてしまい、、(それなら呼ばないでほしい) その方に限らず様々な機会に「?」という対応の数々が重なり、とっても空しくなってしまった事が多々、、コロンビアで迎えた誕生日。 この状況は40代半ばでアマリに情けない、、コロンビアの大きな雲を見上げつつ、やるべきことを行いながら心は宙を彷徨う日々。 ションボリしていると飛んできて暖かい口ばしを頬によせてくれるマリオ、絆の深いブエノスアイレスの母カンポスさん、国営放送のアナウンサーの方々、同士と呼べる音楽仲間、、映画フェスティバルのための帰国を心待ちにしていたのですが、この膨大な仕事の責任を果たすためキャンセル。 ホームシックに陥っている時に「アルゼンチンの風」 アルゼンチンのシンガーFabio くん、その仲間達、国立美術館の素敵なコーディネーターと出会い、元気復活。仕事を続けることができました。国立美術館では子供達に特別講義を行うことになりそうです。マリオの映画上映の後、子供達と交流、講演、、オランダ人のコーディネーターの方は本当に情熱的な方でキット素敵な機会を作ることができるでしょう。何かが変わり始めている。いつも思うのですが滞在1ヶ月をすぎると現地の人になる。1番うしろでもいい いつかできるその日まで 待ち続ける強さが 1番素敵だと思う 1日50羽、鶴を折っています。真心の鶴を皆様に届けられるように、、「日本はお盆です」、母からのメッセージ。同じ人の手によって不本意に亡くなってしまった方々の魂に合掌。そしてそんなことが二度と起こらない、戦争のない、よりよい社会を皆で作っていけますように。佐野まりhttp://twitter.com/sanomarihttp://www.facebook.com/danzacharango
2012.07.14
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大学での予定を煮詰めている間に様々な出会いが重なり、番外編としての予定が生まれつつあります。Fabio Obregonアルゼンチンの吟遊詩人のエクアドル出発前、壮行会としてのコンサートが今週の土曜日に行われます。路上、カフェ中心に日々の糧を得ながら、愛する彼女と共に世界を渡り歩き始めた彼の日々は特別です。キューバ、ベネズエラ、ニカラグア、グアテマラ、メキシコ、そしてコロンビア、、1年半に渡る旅の中で多くの物語と哲学的な詩の世界に心打たれています。 旅の最中には色々なハプニングが訪れますが、コロンビアでは住居の問題が度々浮上。昨夜、突然お世話になっていた家を出なければならなくなってしまい、我がホテルに訪ねてきました。丁度、満室で受け入れることはできず、カンデラリア地区の多くのホテルを周り滞在先を一緒に探しました。夜は危険を避けるため滅多に外出することはないのですが、夜のカンデラリアの街並みは昼間と違って、また素敵な味わいがあり、思わぬ社会見学となりました。怪しい宿、地方から渡ってきた方々の人生、、、カンデラリアの独特な佇まいにアラタメテ感動。今週の土曜に行われる場所も本当に素敵な場所です。パーカッションと笛、オカリナで彼のエクアドル出発前のエネルギーに参加することになりました。コロンビアでアルゼンチンの音楽家と共演、、嬉しいです。 4月14日、19時半開演Cafe Libro EL COPETONCr 3 12b-79 tel 2827749佐野まりhttp://twitter.com/sanomarihttp://www.facebook.com/danzacharango
2012.07.13
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日程のオーガナイズを終え、少しずつ舞台制作が始まろうとしています。大学のオフィスで担当者から我が大学では、どのような舞台を考えているのですか? と聞かれ「テーマはダンスです」と応えると即、電話で大学の誇る生え抜きのダンサーを集めてくれました。コロンビアを代表する歴代のダンサー、そして大学が機会を与えたいという才能豊かな学生。舞台制作のため、急遽会場も変更、音響、照明の整っていて、何より豪快なスクリーンと古き良き映写機、見事な会場に圧倒されました。コロンビアの大学は、芸術面で物凄い威力。文化の土台を築く大学の力に心打たれています。 即席の合流でしたが運命的なものを感じました。 佐野まりhttp://twitter.com/sanomarihttp://www.facebook.com/danzacharango
2012.07.12
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本日9日、1816年アルゼンチンがスペインからの独立を宣言。独立記念日として公の催しが早朝から行われ各家庭でも祝宴が繰り広げられ、真冬のアルゼンチンで食べるロクロという煮込み料理を思いつつ、、昨日のアルゼンチン関係者との楽しい一時を振り返っています。 先日、国立美術館での演奏を見にいって親しくなった吟遊詩人 Fabio Obregonと本格的にリハーサルが始まりました。ホテルの部屋=はちどりスタジオにて、素敵な彼女Luciaさんと一緒にきてくれました。その直後、彼らの友人フランス人Rolandoくん、イタリア人Teresaさんも来て下さって、狭い部屋にギッシリ。でもこの豊かで暖かい一時に本当に癒されました。アルゼンチンから持ってきたとっておきのアルファホーレスを喜んでくれて、久しぶりにアルゼンチンモード。マテ茶を飲みながら近々おこなわれる彼の公演サポートのため、アレンジの可能性を煮詰めています。ここではリラックスして楽しみながら即興的な参加を楽しんでいます。 基本はパーカッション、そしてリコーダー、オカリナを使用して彼の持ち味、人間オーケストラ的な部分は邪魔しないように、、彼のハイトーンボイスと豊かな音楽性に感化されています。サポートでは我が事を離れつつ、我が事で磨いてきたものを別の形で提供するなかで、気が付くことも多く大きな成長の機会になります。特にFabioくんの極まっている詩心が素敵で、多くの音楽家が譜面台に向っているところ、物凄く複雑な長い歌を見事なにも見ないで歌い遂げる、、その佇まいも好感。 思わぬ独立記念日直前ファミリー公演となりました。この元気を素に今週も頑張れそうです。佐野まりhttp://twitter.com/sanomarihttp://www.facebook.com/danzacharango
2012.07.09
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止まることなくオーガナイズを続け3週間。ようやく土台を築くことができました。これから骨組みを整え、訪れる方に届けるまで、、長い道程ですが、よりよい想像力に身を任せ、できる全てのことを行うのみ。 作品が場所を人を動かしていく、、そんな流れを体感できるオーガナイズの一時は大変ですが感動的な一時です。とはいえ根を詰めるのも限度があります。そんなところに思わぬ出会いがありました。2007年、初めて訪れたコロンビアで通い続けた場所、国立美術館の日程に「シンガーソングライター(アルゼンチン)」という案内が。。アルゼンチンという記載に即反応、寂しさ募っているところだったので必見。駆けつけてみると舞台にマテ茶セットが、、それだけで嬉しくなって元気になれました。 Fabio Obregon、プロフィールを見るとブエノスアイレスでカナリ活躍した形跡。舞台にギター1本を抱えスナフキンのように現れたアーティストは、椅子に座ると左足にタンバリンをくくりつけました。右足にも何か棒のようなものをくくりつけ、、演奏が始まってビックリ。右足で鉄筋を演奏、パーカッションのタンバリンと共に心地よい人間オーケストラ、、思わず噴出してしまうほど見事なコンビネーションでした。歌は高音で独特の声。歌の内容は限りなく哲学的で、音楽性も非常に豊か、ギターのテクニックも素晴らしかった。まさに目からウロコが落ちる公演でした。 1年半前にブエノスを出て世界を回っているようです。メキシコ、キューバ、ニカラグア、グアテマラ、ベネズエラを経てコロンビアに到着。終わってから話を少しして意気投合。一緒に旅をしているという彼女も素敵な人で居候しているというアパートへも伺ってスッカリ仲良しになりました。 そんな彼からサポートの依頼。詰めすぎた根を少しゆるめ、リフレッシュ気分転換な共演とさせて頂くことになりそうです。久しぶりに良い音楽友達ができました。佐野まりhttp://twitter.com/sanomarihttp://www.facebook.com/danzacharango
2012.07.07
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コロンビアの大学文化の土壌は非常に豊かです。各大学が放送局を運営、商業的な情報からこぼれ落ちる文化情報を細かく伝えるだけでなく、大学自身が紹介の場として企画、運営、文化セクションがシッカリしていて、とても大きな文化力に驚かされました。 今日は打ち合わせの後、以前、電話出演でお世話になったことのあるJaveriana Estudio 91.mhz のスタジオに伺いました。1時間ほどのインタビューだったのですが、情熱的な報道学科の学生による取材で8月の予定と作品について、濃密な説明を行ってきました。あまりに多岐に渡る情報をまとめることは難しく、まとまりのない説明になってしまって恐縮。ただ、今後のおしらせのため良い練習になりました。内容的にも自身のことは控え、ヒタスラ日付と作品の詳細の紹介に徹するのみ。Javeriana Estudio の看板のMusica sin flontera (音楽に国境はない)素敵な放送局でした。 コロンビアは毎日、雨が降って非常に冷え込んでいます。滞在3週間、アルゼンチンよりメールが届き始め逆に寂しさが募って落ち込んでしまったりもするのですが、「nosotros te extranamos (私達は寂しい)」 アルゼンチンの一員であることを実感。身が引き締まります。不思議なことがありました。Facebookに突然、あなたは In The Rain を聞きましたというコーナーが開いていて、、??(聞いていないのですが) アルバム「1番後ろから」の中にある曲で、どうして突然あらわれたのか驚きつつクリック。「雨が降るなら降ればいい、風が吹くなら吹けばいい、お天気やなものに囲まれても、僕はノーテンキに歩いてる」以前制作した曲を再び聞く事はなく、、ハッと我に返るというか。根を詰めすぎて倒れる前にリラックス、国外での舞台裏は常に非常にハードで、成し遂げるまでの孤独な涙を癒してくれるマリオに感謝。待っていてくれるアルゼンチンの皆様に約束。Dont give up 佐野まりhttp://twitter.com/sanomarihttp://www.facebook.com/danzacharango
2012.07.06
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いつからか翻訳とアナウンスが仕事になって、回を重ねるごとに好きになってきている作業。慣れてきたというよりもコツがわかってくると、これも音楽と同じで「間」を探すのが1番おもしろいし難しい。ただ、その間は編集で修正できるので、その修正で間を調整したり、雑音を消したり、実はその作業が1番たのしかったりします。共演するベーシストNathalieの音楽のイントロにある、彼女の娘が幼い頃に朗読した詩の部分を日本語に翻訳、そして朗読して録音。シンプルな詩で翻訳はトッテモ心地よく、素敵な詩が心に深く刻まれて、とても有意義でした。芸術的なものを翻訳する楽しさ、、今までにない喜びです。早速、Nathalieさんに送信、気にいてくれるといいのですが、、。 空には尚一掃、輝かしい満月が山々に囲まれたボゴタの空に、高地ならではの大きな雲の隙間に煌々と光っていて、、ここでは全てに力強さを感じます。人の佇まい、視線、ちょっとした態度、、全てが力強く厳しい。暖かい笑顔の奥に潜む険しさ、、身体が参っている今日この頃ですが、満月に約束。 シンプルな良い心で真っ直ぐに働きかけるのみ。佐野まりhttp://twitter.com/sanomarihttp://www.facebook.com/danzacharango
2012.07.03
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毎回、身体が馴染むまで時間がかかるコロンビア。今回は思わぬ発疹が体中にできてしまい、多分なにか食べ物のアレルギーだと思うのですが、原因不明のまま2週間。今週から大学とダンスにおける創作が始まりそうなので身体を整えるべく、野菜中心の食生活に切り替え、時をみつけては歩く機会を増やしつつ様子見。 日曜日は御馴染み教会のミサへ。カンデラリアは所狭しと教会が立ち並んでいます。その中で最も佇まいが美しい教会へ。いつも閉まっていて中を見る機会はなかったのですが、やはり内装も独特、ステンドグラスがトッテモ素敵でした。牧師さんの笑顔と声も心地よく、パイプオルガンを演奏しながら歌っている少年の歌声も個性的。ブエノスアイレスのサンタクルスのような社会派の教会には未だ、メキシコでも、コロンビアでも出会う機会はありません。やはり皆さんが言うように独自の道程を歩んでいる珍しい教会なのかもしれません。とはいえ、毎回なにかしら心に残る言葉があります。今日は「シンプルな良い心」というテーマ。ふと反対を考えると「複雑で悪い心」、、そういう人になりやすい社会に流されてしまわないようにしたいものです。 ボリーバル広場に向う道に多くの人だかりが、、アルゼンチンでもよく行われている「人生の選択の自由」における行進。虹色の風船で出来た戦車が運ばれていました。ステージでは小学校など子供の教育の場で差別用語を植えつけることを辞めるように、大人の偏見が子供に反映されてしまう流れを止めるように、という演説が行われていました。同時に流されているディスコミュージックの爆音と、酒瓶を抱え酔っ払っている若者、、「シンプルな良い心」の話を思い出しつつ、、偏見や差別はトモカク、個人主義の快楽の権利ばかりの主張には複雑な気持ちになります。今日の主人公の方々が社会のために大きな仕事を皆で行ったら、差別は尊敬に変わり、闘わなくても認められる場所を獲得できるのかもしれません。 ふと空を見上げると真っ白な丸い月がポッカリ山の上に浮かんでいました。佐野まりhttp://twitter.com/sanomarihttp://www.facebook.com/danzacharango
2012.07.02
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嫌な予感は少ししていたのですが、、招待されたフェスティバルの会場に訪れてみると、一般客は全く訪れていない中、スタッフばかりがドッサリとたむろしていて、出演時間になっても連絡をとっていた担当者も訪れていない状況で、、街の方の話では税金を使用して懐に収めるためのカモフラージュイベントではないか、、とのこと。文化という場所で度々おこる不可解な金銭の流れ、、心ある本当の文化が呼吸する場所はトテモ少なく限られています。そういった場所に集中すること、そうでない場所には関わらないこと、、再び心に刻む機会となりました。 大学という場所の時間の流れの心地よさ、こういった場所で創作を煮詰めることの意義を考えていました。多分、実験、研究的な佇まいの「踊るチャランゴ」界隈は、煮詰める形が似ているのかもしれません。特にダンスに力を入れている大学の制作したコンテンポラリーダンスの本に心打たれています。日頃から思っていたのですが、コンテンポラリーダンスのコレオグラファーは詩人であり哲学者。物凄く深い視点の持ち主、そんな現代の生え抜きの芸術家の想いが盛り沢山で、デザインも素晴らしく、嬉しく読み込んでいます。 ダンスに力を入れている大学の依頼で様々な創作予定が沸き起こっているのですが、ベーシストNathalieとの創作が形になりつつあり、可能性を模索するために最寄の美術館で行われているジャズコンサートに行ってきました。御客様はソレホド多くはなかったのですが、演奏が進むにつれ客席を後にする方が絶えず、、技術も名声も素晴らしい方々なのですが、音が鳴りっぱなしで疲れました。音のない場所「間」の大切さ、、ダンスも同じく、「動と静」 そんな部分を今回の公演で探してみたい。 佐野まりhttp://twitter.com/sanomarihttp://www.facebook.com/danzacharango
2012.07.01
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