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自宅に新聞記者の方がいらっしゃいました。今回の記事作成の準備を本格的に行ってくださるようで、まず映画を見たいとDVDをわざわざ取りに来てくれました。新鮮な情熱、入社して間もない若手の記者の方のようです。ベテランの方の的確な対応は安心できるのですが、時間をかけて取材を丁寧に進めることのできる新人さんの佇まいが嬉しい。どんな仕事も同じですが、慣れてくると仕事の感動が薄れ、機械的な流れで進める取材では、特に人間そのものに触れる文化面では面白い記事には至らない。だからかもしれませんが、文化面の記者は毎年あたらしくなっています。続けることが難しいのか、敢えて続けさせないのか、、全ての作品は別々ではなく育っていく過程があるので、個人的には以前に取材して頂いた方に続きの報告をしてみたい。今日は本当に良い気候で、ここ数日夕方に大雨が降る肌寒い日々が続いていたので、外に出たい、外にいたい、、そんな心地よい気温と眩しい太陽、青い空。数日前に完成したポスターを持って街にでました。 多すぎる山積みの1000枚のポスター、意外と貼れる場所は少なく、どうしようかと思っていたのですが、今生活しているマリスカルという界隈は日本の青山、原宿のように、お洒落で小粋なカフェ、ホテルなどが集中しているため、頼めばポスターを貼ってくださる可能性はあり。ただ今回の大きなポスターを頼むのには勇気がいり、躊躇していたのですが、ポスターのデザインがインコのマリオで、頼んでみると反響が良く、皆さん快く特別な場所に展示してくださいました。ポスターのデザインの大切さをシミジミ感じています。ポスターをお願いすることで御店の方々との交流、思わぬ素敵な場所を発見して喜んでいます。 帰り道、素敵な満月に癒されました。本当に丸くて輝きが深い。9月最終日の満月に約束。コロンビアと同じく時折遭遇する小さなネガティブは気にせず、出きる全てを行うことのみに集中します。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2012.09.30
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Casa de la Cultura のコーラスグループとのリハーサル2日目。Zamba del Loro Marioの歌の練習が始まりました。シンプルな歌なのですが、発音の難しい箇所を中心に煮詰め2時間ほどで歌の大部分が仕上げることをできました。ドイツ語やラテンなどの歌唱で慣れているメンバーの方達は、長年の訓練で鍛えられたプロフェッショナルな歌唱力と表現力であっという間に音楽が取り込まれていきます。 コロンビアで舞台にあがったことのない日本語を学ぶ大学生とのリハーサルから本番までの経緯も新鮮で感動的でした。今回また違った過程をふまえ、歌が大きく育っていく流れに身をまかせています。 これから本番までの物語が楽しみです。ディレクターのJorge Jaramilloさんが情熱的でトッテモ素晴らしい方で毎回、リハーサルでの一言一言に心打たれています。 佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2012.09.28
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夕方1000枚のポスターを無事、印刷所より受け取ることができました。1000枚は少し多いような、、気もしたのですが実際うけとってみて、その重さにビックリ。小さなスーツケースをズルズルと引き摺って施設に到着。まず共に制作を進めているCasa de la Culturaへ。きれいに仕上がって関係者の皆様とても喜んでくださいました。 そのまま同じ場所で行われているエクアドルの親友Mauricio Proanoの参加しているコンテンポラリー音楽祭へ。久しぶりの再会、なにより才能豊かな音楽家の輝く作品の数々にビックリしました。前衛音楽、全く想像できない作品の展開、エクアドルの作曲家の作品をドイツの音楽家達が演奏、ドイツ在住の日本人の方も参加されていて感激。(Akiko Okabeさんというピアニストの方でした) 本物の音楽家達の創造の追及を目の当たりにして、思い切り目からウロコが落ちました。エクアドルならではのアフロ音楽との共演もあり、とても面白かったです。 会場にはMauricioくんの両親も御来場されていて、彼のお父様は元アルゼンチンでエクアドル大使をされていたエクアドルを代表する詩人。2009年記録写真を担当させて頂いたアルゼンチンブックフェアーに招聘された3人の作家の一人で、先日カフェリブロでのAbdonさん、施設の代表者であるRaulさんに続いて再び再会。今回はコレマデの全ての仕事が見事に丸く繋がって嬉しい再会が続いています。 佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2012.09.26
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準備を進めてきた広報の完成まで後1歩。本日ポスター、ポストカードが仕上がります。御馴染みエクアドルの文化施設Casa de la Cultura が全て手配してくださいました。多くの方と進めることのできる真心な舞台制作、施設の運営するコーラスグループとの共演が決まりつつあり、再び新しい物語を重ねることができそうです。 広報のプロセスは多くの鳥が羽ばたいていくような、、4年目のエクアドル公演でシミジミこれまでの物語の重なりを想っています。皆さんが楽しみにしてくれている、、そんな期待にここではプレッシャーは感じません。自分も一緒になって楽しみに進めることができる、、波長と歩調が整っているからかもしれません。 2008年に某アーティストと舞踊プロジェクトを進めるためにエクアドルにきて、全てが駄目になって呆然、空を見上げた際に手元に何か不思議な感触。手すりにピエロが備え付けてありました。なんでこんなところに、、と正直おどろいたのですが、文化施設に通う度にピエロくんに御挨拶。元気に進めることができる守り神のような存在になりました。 今もピエロ君は立派に存在しています。4年の間に手すりは移動、片腕を失っている状態ですが、4年前と同じく日々ご挨拶しながら過ごしています。失ってしまった手を直してあげることができないか、、検討しています。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2012.09.25
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Festival de Equinocsio エキノクシオ祭にゲスト出演で誘われ、equinocsio エキノクシオって何? 直前に調べてみると、日本語でもエキノクシオで多くの記事が見つかりました。メキシコではピラミッドに蛇の神がおりてくるらしく、春分、秋分に唯一見られるとのこと。 エクアドルではMitad del Mundoという街で、彫刻の影が消えるらしい。滞在しているキト中心からカナリ離れた場所で、親しい方に車で連れていってもらう予定だったのですが、直前にキャンセルとなり、、一人で行くためのルートがわからず今回は御遠慮することを伝えると「まだ間に合う、来て欲しい」とのメッセージを携帯から頂き、意を決してバスを乗り継いで約1時間半ほどで到着。思ったより簡単で近い距離でした。 最初、間違った場所に到着してしまい、museo inti ñanという面白い施設でトーテムの森という世界各国に佇むトーテムが大使館の寄付により設置されていて、考古学に精通した主催者が1960年より運営している考古学を学ぶための庭、「考古学庭園」、、のような、世界の摩訶不思議な古代彫刻が一同に会していました。庭にはハチドリも飛んでいました。 ゆっくり見学する間もなく、この場所の館長さんが主催しているという、フェスティバル会場へタクシーを手配して頂き会場へ。到着後は即、衣装に着替え音響のセッティングをして舞台へ、演奏後は大使館の車で再び即、ホテルまで、、竜巻のような一瞬の出来事で何が何だか把握しきれずに終了。会場の皆様も突然あらわれた「踊るチャランゴ」に呆然、、ただ音響のスタッフの反響と司会者の方がピースをしてくださったので、喜んで下さったようではあり、これはこれでよしとして近々またユックリこの施設を訪れてみたいと思っています。 久しぶりに踊ってシミジミ、、いろいろなことを抱え込んでしまって集中できない日々を終え、個人的に1番しあわせを感じるダンスにおける舞台、本来の道程をシッカリ煮詰めること、そのために2008年にエクアドルに来た、あの日を想っていました。年齢的な限界はありますが、「まだ踊れる」今だからこそ、やるべきことがある。佐野まりhttp://twitter.com/sanomarihttp://www.facebook.com/danzacharango
2012.09.24
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エクアドルの国立劇場でSueño(夢)という特別な公演が行われていました。Fundacion Trianguroという団体主催のプロジェクトで、80人にのぼる障害児が舞台に立ち、多くのスタッフのアシストの元、演じていました。ダウン症、自閉症の子供達が出来る全てをこめ、特性をフルに生かした出演で、照明と音楽による演出が素晴らしく、最後は会場総立ちでカーテンコール。多くの観客が涙を浮かべていました。 この舞台の完成に至るまでの道程を想像するだけで鳥肌がたちます。皆さんが素敵に輝いていて、子供達も本当に楽しそうでした。 夢の実現は様々ですが、国立映画館でもApaguen las luces という盲目の方のための映画が上演されていて、監督自身が2日間に渡り目かくしをして過ごす状況をドキュメンタリー撮影、その模様の合間に多くの盲目の方々のインタビューが紹介されていました。エクアドルが国家で模索している障害者と健常者の正しい共存の道程。 不自由は実際体験してみなければわからないことが沢山あって、体育大学時代にボランティアで参加した施設で車椅子に乗せて頂いたことがあるのですが、最初は新鮮で面白く、その後は思わぬ恐怖も感じました。 街には多くの危険が溢れていて、ちょっとしたことで大怪我につながりかねない。目隠しをして街を歩く監督の様子も同伴者がなければ、実は非常に危険な試み。そんな体験を行うことのできる授業が指導者の監督のもと義務教育で行われるといい、、学校によっては行われているのかもしれません。コロンビアではパラリンピックの始まる前、毎晩ラジオで出場者のロングインタビューが放送されていたのですが、独自の視点が興味深く、一言一言の重みに視聴者だけでなく、アナウンサー自身の感動もヒシヒシと伝わってきました。贅沢な悩みと、怠慢を反省する今日この頃。佐野まりhttp://twitter.com/sanomarihttp://www.facebook.com/danzacharango
2012.09.23
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エクアドルにきてアルゼンチンの歴史がグンと身近な毎日です。再びGuyasaminグアヤサミン氏のCapilla de hombre へ。今日はイタリア大使館主催による、イタリア人Renzo Sicco演出、ウルグアイの女優Annapaola Bardeloni の演じた、アルゼンチンの軍事政権時代に子供を失った母madre de plazaの物語、Mas de mil jueves が上演されました。当時なにも知らずに暮らしていて、あらためて在住となってから知った多くの惨劇の数々。蒸発した多くが大学生を中心とする10代から20代の若者。我が子を探し闘った五月広場の母の一人が、これまでの経緯を語る一人芝居。 エクアドルは多くの蒸発の可能性のある人々が移り住んだ国の一つで、エクアドルで特に親しいEulariaさんもアルゼンチン人を家にひきとって助けていた方です。昨夜も隣に座っていた方が人権保護の活動をされている方で、同じく多くのアルゼンチン人をかくまっていた方でした。会場はソンナ多くの個人的な体験も踏まえた出席者の方が多く、父親の意志をついでいる息子さんPabro氏と、イタリア大使の挨拶も非常に深い情熱的なものでした。平和の願いと真心の集う場所、集う国。 多くのことをジックリ考え進めることができるエクアドル。アルゼンチン大使館の文化担当官の方が、子供をメインとした社会貢献を推進しておられ、日曜日に演奏で伺うことになりました。大人以上に子供達自身が、他の厳しい事情の街への援助に携わっていて、そんな頼もしい子供達を集めた交流の機会をエクアドルが主催、その最終日としての催しがMitad del mundoで行われるそうです。「踊るチャランゴをきっと子供達が喜ぶと思う」とお誘い頂いたのですが、逆に学ばせて頂く機会になりそうです。 日々更新、、ハッと我に返る機会の多い今日この頃。佐野まりhttp://twitter.com/sanomarihttp://www.facebook.com/danzacharango
2012.09.22
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公演前の広報には長い長いプロセスと手続きがあります。Prensaという仕事が単独であるほど、トッテモ多くの専門的な手配があり、この仕事の出来、不出来で当日の結果に大きく現れるだけでなく、公演そのものを歴史の一環にできるか、できないか、、。公演前の徹夜の背景には、このプロセスに費やす時間と労力に消耗する日々があります。特にコロンビアは4つの大学との同時進行で今までにない重責と疲労、ブエノスアイレスと同じく大都会ならではの逆流する様々な流れを食い止めることに徹していました。気候も空気も厳しいボゴタで結果、過労で肺炎を患い、エクアドルではマズ治療に専念していました。気候の穏やかさと空気の澄んだ街・キトの慣れ親しんだ住まいHotel Loro Verdeでスッカリ完治。4年の歴史を積み重ねてきたエクアドルでは、文化関係者との強い絆の元、順調に穏やかに準備を進めています。無事、土台となるデザインが完成。本格的な準備が今日から始まります。今までの体験も踏まえ今回は出来るだけシンプルに、多くのことを背負うことなく、単独での作品に徹することになりそうです。御馴染みCasa de la Cultura のデザイナーの方がトッテモ創造的な方なので、煮詰めていて刺激をうけました。 近日上映「ほほえみの歌」 Zamba del Loro Marioインコの音楽監督とチャランゴでハチドリになりたい日本人、、そんな夢物語。10月8日(月) 19時半開演Casa de Cultura Ecutoriana / Cinematena Nacional後援:日本大使館、アルゼンチン大使館ホテルの傍で生まれた雛が落とした卵を拾いました。ハチドリが密集している木なので、もしかしたらハチドリの雛の卵かもしれません。今日、まさに卵を割って飛び始める日となります。 佐野まりhttp://twitter.com/sanomarihttp://www.facebook.com/danzacharango
2012.09.20
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文化庁、映画館の方々のお誘いで様々な各国の祝宴に参加させて頂いています。メキシコとチリの建国記念パーティーが開催されていました。活動の拠点を南米に移してから多くの機会を頂いて少しずつ場慣れしつつ、以前は戸惑って佇んでいたのですが、4年目のエクアドルでは知ってくださっている方も多く、和の中で皆さんの話を聞いて見聞を深めていました。 国同士の様々な事情はトモカク、祝宴の席では個人的な繋がりを深め、国際交流に皆さん徹していらっしゃる、、そんな草の根の交流と強い絆がイザとなったときに冷静に対応できる和の力を深める機会となることを祈っています。文化や芸術は豊かな川の流れとなり海を大地を皆で大切に分かち合う架け橋となれるはず。 10月8日(月)Casa de Cultura EcutorianaCinematena Nacional近日”Zamba del Loro Mario"公開後援:日本大使館、アルゼンチン大使館佐野まりhttp://twitter.com/sanomarihttp://www.facebook.com/danzacharango
2012.09.18
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生涯を平和への想い一心に作品を描き続けたOswaldo Guayasamin、グアヤサミン氏のCapilla del Hombreを訪ねてきました。昨年に続いて2度目の訪問になるのですが、今回は美術館以上に氏の位牌を根元に納めたという、生前から氏が大事に育てていたというAlbol de la vidaという松の木の前に長く深く佇んでいました。 木には多くの風鈴がぶらさがっていて、風が吹くたびにカランコロンと素敵な音色が響いて、たった美術館で見たばかりの多くの作品を想いながら、木を見上げていました。 美術館は高台にあるので、いつもタクシーでふもとから上がってくるところ、今日は歩いて上がってきてチョッと疲れていたので、そばにある青く光るプールの傍に腰掛け鳥をモチーフにした作品を見上げ、ゆっくり日向ぼっこをしながら木と周辺の山々を眺めていました。完全に自分の世界に入っている静かな一時、、「Pichincha山はどれ?」 おばさんが勢いよく話しかけてきて、、突然の中断に一瞬,ムッとしたのですが、お顔が母の姉、大好きな叔母さんに瓜二つだったのでビックリしつつ対応。丁度、美術館に到着した際にガイドさんの解説が始まる時間で、解説にグアヤサミン氏の風景画にPichincha山を描いた作品の説明があったので、解説そのまま御説明させて頂きました。 「どこからいらしたのですか?」 なんとなく聞いてみると、「ウルグアイから着ました。芝居のツアーで来ていて、この後すぐに劇場に向かうんです」 ここ数日、新聞などで見ていたAntigona Oriental、ギリシャ演劇のウルグアイバージョンで演じている役者さんでした。 「実は私も近々、、」 マリオの映画の話をしつつ、話はスッカリ盛り上がり、「偶然ではなく常に物事は必然ね」ととっても出会いを喜んでくださいました。18時からの公演に御馴染みエクアドルでお世話になっているEulariaさんと伺ったのですが、想像以上に激しい内容で、軍事政権時代の哀しみを女性の視点で演じられた作品。Eulariaさんは当時、多くの蒸発の可能性のあるウルグアイ、アルゼンチンの方々を自宅で助けていた方なので、尚一層の衝撃を受けられていたようです。 偶然ではなく必然、、こうして様々な事が繋がっていく、遠いところで定められた道を進んでいくような気がしています。 10月8日(月)Casa de Cultura EcutorianaCinematena Nacional近日”Zamba del Loro Mario"公開後援:日本大使館、アルゼンチン大使館佐野まりhttp://twitter.com/sanomarihttp://www.facebook.com/danzacharango
2012.09.17
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白黒の上質な映像で激しい物語がグングンと展開されていく、、Helenoという実在した天才サッカー選手の物語で、最終的に精神病院で39歳という若さで終える一生、そんな流れにロシアのダンサー、ニジンスキーを思い出しました。 あまりに尖っている神経と才能、、関わる方々特に女性も特別な存在ばかり。 ブラジル映画を見ていてシミジミ、俳優さん達(Rodrigo Santoro、Angie Cepeda)の独特の存在感に驚かされます。実に自然な優雅で美しすぎる佇まい、貫禄、、こんなに凄い世界があったのか、、とただただ新鮮な感動に身を任せているのですが、昨夜は激しい映画の場面に客席の思わぬハプニングも追加され実に刺激的でした。 主人公Helenoは暴力的で度々乱闘場面が登場するのですが、そんな真っ最中に客席で物凄い音がして振り返ると通路に人が倒れていました。隣に座っていた方も同じ見解で乱闘が始まったとばかり思ってビックリしたのですが、倒れていた人はムクッと起き上がり、映画館から走り去っていきました。どうやら遅れて入ってきて、通路に置いてあったリュックにつまずいて思い切り倒れてしまったみたいです、、そのまま着席するところ、はずかしかったのでしょうか、、退場されてしまいました。でも余りに凄い音で丁度、映画の場面の音と一致していたので、特別な3D体験気分。刺激的でした。俳優よし、ストーリー濃厚、何より映画音楽も繊細で素晴らしかった、、今まで見た映画で一気にトップに登りつめるほどの感動。ブラジル映画にスッカリ参っています。ブラジルという国の独自の文化と自然で崇高な佇まいに圧倒され、知れば知るほど親しむことを許されないような、、遠い存在、夢の国。10月8日(月)Casa de Cultura EcutorianaCinematena Nacional近日”Zamba del Loro Mario"公開後援:日本大使館、アルゼンチン大使館佐野まりhttp://twitter.com/sanomarihttp://www.facebook.com/danzacharango
2012.09.16
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印刷物の手配と広報を考えると、実はありそうで足りない期間と時間。はっと我に返り、引き続き右往左往、手続きで休まずとびまわっていました。そんな中、まるで魔法のように消えたカメラ、、コロンビアに続いてまたしても。。不注意と言われればそれまでなのですが、コロンビアと同じく突然消えてしまう、、重要なものの数々、カメラの中には先日の公演の記録とテレビ放送での様子が未だバックアップされておらず、そっくり記録も含めて紛失してしまいました。写真は全ておとしているのですが、、再び落ち込んでいます。 今回は紛失の旅といっていいほど重要なものを無くしていて、、旅に出たのが良かったのかどうかまで考えてしまうほど。ただ今日の文化庁の手続きでは今までの積み重ねもあって、様々な予定が追加されつつあり、立ち止まらず進むのみ。 市内の中古販売店で同じカメラの旧式タイプをみつけることが出来ました。35ドルという破格の値段で助かりました。早速、親しい猫さんを撮影後、ご挨拶ビデオを試しも兼ねて撮影。アップしたところです。http://youtu.be/g6suQpXXUEM 10月8日(月)Casa de Cultura EcutorianaCinematena Nacional”Zamba del Loro Mario"公開後援:日本大使館、アルゼンチン大使館佐野まりhttp://twitter.com/sanomarihttp://www.facebook.com/danzacharango
2012.09.14
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1ヵ月後の公演に向けて本格的に準備を始めました。まず映像チェック、マリオの映画は内容はトモカク、制作の段階で特別な機材を使用していないため、大きな映画館での上映は画質の面で不安。 特に本格的施設、国立映画館で昨夜のような素晴らしい映画を見ると、チェックの時点で無理があるなら速やかに辞退、、を考えていました。「尊敬する映画館のレベルを尊重したいので正直な意見をお願いします」 映像技術担当者に託しました。結果は今まで上映してきた他のどの施設よりも映像がはるかに輝いていて、さすが国立映画館、プロジェクターの品質の良さで画像を見事に整えてもらえるようです。担当者も「これなら大丈夫」 本当にホッとしました。ようやく本格的な広報を明日から始めることができそうです。 映画館スタッフの会議が長引いて、映画館で技術担当者を待っている間に今年の公演の内容を舞台で模索していました。今までは多くのゲストを迎え、舞台で賑やかな饗宴を演出してきましたが、映画そのものに饗宴が繰り広げられているので、舞台はシンプルで濃厚なイントロにしたい。10月8日(月)Casa de Cultura EcutorianaCinematena Nacional”Zamba del Loro Mario"公開後援:日本大使館、アルゼンチン大使館佐野まりhttp://twitter.com/sanomarihttp://www.facebook.com/danzacharango
2012.09.13
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久しぶりにジックリ映画を楽しみました。今日からブラジル映画週間がエクアドル国立映画館で始まり、初日オープニング”El Payaso"ピエロ、タイトル通り、サーカスのピエロが主人公。親子ピエロの確執、サーカスに所属する旅芸人達の日常、舞台、、撮影は最近3Dで見たダンス映画PINAを想う迫力。 音質、画像すべてにおいてトッテモ完成度が高く、俳優さんの演技もトッテモ味があって、心に深く残る素晴らしい作品でした。 何より満席の会場で映画を心から楽しむ人々の様子が素敵で、サーカスを実際に皆で楽しんでいるような、、映画そのものだけでなく、会場みなで大きな旅に出ているような、、ニューシネマパラダイスの映画の中に参加したような、、大事な忘れがちなことを沢山おもいださせてくれた貴重な一時に感謝。 映画館のスタッフとの再会。1ヵ月後の上映を夢みつつ、、10月8日(月)Casa de Cultura EcutorianaCinematena Nacional”Zamba del Loro Mario"公開後援:日本大使館、アルゼンチン大使館佐野まりhttp://twitter.com/sanomarihttp://www.facebook.com/danzacharango
2012.09.12
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エクアドルの眩しい雲の流れを見ながらユックリと過ごしていて、少しずつ痛んでいた心身が回復しつつあります。再会を楽しみにしていたアルゼンチンの吟遊詩人Fabio君はキャンセルで現れなかったので、そのまま街を散策。1年の間に変わった様々なことを垣間見ながら街を歩いていました。 エクアドルの治安は非常に悪化しているそうです。ツーリストも世界経済の変化で少なく、溢れていたホテルや店が閉店していて、旅行者のガラパゴスへの中継地点であるマリスカル地区はガランとしています。親しいTシャツ販売の店もなくなっていました。 当たり前だった多くのものが変わりつつある、、人の流れ、お金の流れ。2012年は世界的な変わり目。良い、悪いではなく新しい政治によって変化していく世の中の流れを冷静に見極める必要がある。 10月8日(月)Casa de Cultura EcutorianaCinematena Nacional”Zamba del Loro Mario"公開後援:日本大使館、アルゼンチン大使館佐野まりhttp://twitter.com/sanomarihttp://www.facebook.com/danzacharango
2012.09.10
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先週の日曜日34時間のバスの旅の末、到着して早いものでエクアドルにて1週間。最初の舞台を終え、ようやく本当の意味でリラックス。ゆっくりと部屋でくつろぎつつ、久しぶりに本を読んでいます。(最初の舞台は再会と思わぬ出会いに恵まれ、サッカーの影響で大盛況とはいかあないまでも暖かく有意義な機会でした) Casa de la Cultura所属の作家の方から3冊、小冊子を頂きました。Ulises Estrella、国立映画館のディレクターでもある詩人の方で、皆の尊敬を集める映画を通じた文化発信に貢献された方です。先週、惜しまれつつ30年に渡り努めた役職を引退されました。Ulises氏の下で3度に渡る公演をCinematecaで行ったのですが、何よりも創造における信頼とバックアップで自由に前進することができ感謝しています。頂いたLa Revolusion nesesaria (革命の必要性)を読みながら、芸術という冒険によって育まれる、人間性における新鮮な交流と前進、、時折ふと我に返り複雑な気持ちになることが多く、疑いと不安に包まれてしまうのですが、この本を読み進めるうちに信じる道程をアラタメテ模索することができました。簡単でインスタントなものを押しすすめる世の中の流れの中で、それに対抗する芸術活動は必要な革命。 公演に一家で訪れて下さったEularia Galarzaさんの御宅に伺いました。トラディショナルなお昼ご飯(Bolita Verdeというバナナの果肉で作る団子の浮かんだスープ)を一緒に作らせて頂いて、シミジミこうして手をかけ、時間をかけ味わうものの大切さ、忘れがちなものを常にエクアドルで学ばせて頂いています。今日は夕方コロンビアで出会ったアルゼンチンの吟遊詩人Fabio Obregonと再会予定。旅立ってから1ヶ月、お互いの冒険交換、明日再び次の国へ旅に出るそうで、ほぼすれ違いながら南アメリカでの日々を重ねている、、芸術な旅仲間の存在に夢と体験が広がります。10月8日(月)Casa de Cultura EcutorianaCinematena Nacional”Zamba del Loro Mario"公開後援:日本大使館、アルゼンチン大使館佐野まりhttp://twitter.com/sanomarihttp://www.facebook.com/danzacharango
2012.09.09
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到着して4日、、既に1ヶ月滞在しているような心地よさ、多くの予定が一気に決まりつつあります。コロンビアに滞在している間に受け取ったメールに9月7日付けでのコンサートの予定が勝手に組まれていて驚かされました。メールでは「この頃にはエクアドルにいると思うから予定をいれました」 Cafelibro由緒あるキトの文化発信カフェの店長Gonzaloさんは情熱的で個性的。20年に渡って草の根で文化活動を支えてきました。 Cefelibroの猫さんPelusaと奥様Silviaさんの暖かい眼差しが素敵です。 ゲストでこれまでに4度程、出演したことがあるのですが突然きまった公演に向けて到着後、猛スピードで準備。Gonzaloさんの勢いに身を任せています。コロンビアでの公演報告も兼ねて、Zamba del Loro Marioと踊るチャランゴと共に盛り沢山な事になりそうです。本日エクアドルVol.1 9月7日(金)20時開場Cafelibro (Leonidas Plaza N23/56)entre Ventimilla y Wilson"Encuentro Cultural por La Paz"同じく昨日手続きを全て終え決定しました。 10月8日(月)Casa de Cultura EcutorianaCinematena Nacional”Zamba del Loro Mario"公開後援:日本大使館、アルゼンチン大使館佐野まりhttp://twitter.com/sanomarihttp://www.facebook.com/danzacharango
2012.09.07
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久しぶりの長距離バスの旅、、以前は30時間以上のバスの旅を往復で繰り返していたのですが、最近はずっと飛行機のみの渡航が続いていて、年齢も重ね、体調不良も含めて少しドキドキ。。特に国境を越えるバスの旅は色々な意味で勇気が要ります。コロンビア、ベネズエラ間は何度か実施したことがあるのですが、コロンビア、エクアドル間は初めて。コロンビアでは最終的に出費が余りに重んでしまい、共演アーティストの意外な請求と盗まれてしまった余りに大きな損失の数々、、今思えば結果的には間違ってしまったかもしれないコロンビアでの日々。精神的なリフレッシュも兼ねて冒険を選択しました。 コロンビア・ボゴタからバスで24時間、国境のIpialesという街でバスからタクシーに乗り変え、出国、入国手続きを終え、次のエクアドル・キト行きのバスに乗り換えます。この国境での移動は決してスムーズではなく、タクシーに相乗り、警察の度重なる荷物検査など多くの関門を突破しなければなりません。今回の国境越えの際も暇な警察官に細かく荷物検査をされましたが、あまりに無駄なチェックで遊ばれてしまっていたので、再び楽器演奏で閉めさせてもらいました。「これはなんだ」と箱に入ったオカリナを取り出されたついでに「聞きたい?」「弾いてくれ」 OK、、 目を閉じ演奏開始、、ついコロンビアでたまっていた悲しみの全てを込めてしまいました。オカリナの演奏にカナリ感動してくれたみたいです。 即検査終了、出国、入国手続きの間も荷物を預かってくださって、しかも安全な手続きと安全なタクシーまで手配してくださって一石二鳥。オカリナパワーってすごい、演奏業で良かった、、とシミジミ思いました。 次のバスは相乗り大型バスでTurcanという街のターミナルからキトまで8時間。5ドルという値段に驚かされましたが、乗り合いバスなので度々妙な場所で止まり、ドッサリ人が乗っては降りていく、、そんな人々を見ていて様々な人の暮らしを想像。こんなところに暮らしている素朴な多くの人達。ダンボールや大袋を抱え、電気も携帯もない生活、、バスの旅では忘れている大事なことに気がつかされます。今回ひさしぶりのバスの旅で残念ながら耐え難いことも、、運転手が音楽を大きな音で流し続けているのですが、質の悪い音楽ばかりで、映画もバイオレンスもの映画の中で何百人もゲームのように打たれて亡くなっていく、、見たくない映画、音楽を長時間、無理やり見せられ聞かせられるのは非常に厳しい。多くの曲を創作することができた景色を楽しむバスの旅にピリオド、、バスで旅をする素朴な人々の心もこうして汚染されていく。暴力的な映像、音楽の勢い、、真心という無駄な抵抗の数々。 お馴染みのホテルLoro Verde(緑のインコ)に到着、心から休まっています。柔らかな澄んだ空気に体調も一気に良くなりました。静かで芸術的なホテルで部屋の隅々に素敵な飾りがあります。全てを新しく始めることができる、、そんな気持ちになれました。佐野まりhttp://twitter.com/sanomarihttp://www.facebook.com/danzacharango
2012.09.03
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