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講義2日目・・実は技術的に柔道から煮詰めたという。鈴木ビューポイントも同じく、日本の武道が様々な形で演技、舞踊指導に取り入れられている。2日目の講義は特にソンナことを感じる流れでした。畳で暮らす日本人の動作が骨盤に良い影響を与える・・西洋の舞踊技術は身体に負担がかかり結果的に身体を痛めてしまう。そんな身体の調整法としての技術。今回のグループの皆さんの雰囲気、先生の指導の仕方、全てにおいて威圧感を感じない心地よい流れに身を任せています。ふと気がつく・・威圧感と常に対面しなければならなかったこと、そんな場面の数々。威圧感を与えることで権力を持ち、道を切り開く・・そんなことが必要な国、街がある。そこで無理をして対応しなくてもいいし、別の道や創り方があることを心に刻む日々。講義の後、パブロネルーダの家を訪ねました。目的地そのもの以上にアンデス山脈の頂きを快晴の空の下、はっきり見ることができて、橋の上で佇んでいたのですが実家・瀬戸の景色と少し似ている気もしました。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2014.09.30
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講義初日を終えて身体の芯が変わったような・・動きを骨から整えるということの方向転換。とても良い雰囲気で先生の暖かい雰囲気も含めて満足。講義を受けている場所も豪快な建物ですがオーガナイズがきめ細やかで、清掃も行き届いていて場所の情熱を感じます。チリの地下鉄が気に入っています。ブエノスアイレスもそうですが、壁画の大美術に感動。特にチリでは宣伝が削除されているので、美しさが際立って心に響く。日本の友人に写真を見てもらって「混雑でも癒される感じ」というコメントをもらいましたが、視覚や雰囲気によって環境が大幅に変化する・・よりよい日々のためのチョットした工夫。 佐野まりFacebook / danzacharango Instagram / amistadmusical
2014.09.29
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昨年、出演したスペイン女性創造者フェスティバルから約1年・・共に過ごしたダンサーの皆さんとの交流がフェイスブックを通じて続いています。 皆さんソレゾレ世界を飛び回っていて、今年、再会を予定していたサルバドールとニカラグアのダンサーはメキシコへ、そして1番親しかったチリのダンサーはブラジルへ、同じくコスタリカ、メキシコを経て・・ようやく再会1号の夢が叶いました。飛行場に到着すると思い切り元気ポーズで登場したチリの名ダンサーパウラ! 今年も年末ギリシャ、パリでの公演を予定、多分メンバーの中で1番とびぬけている。アイディアも活動も一際まぶしく、何より人柄がタンポポのようにキラキラ暖かい。スペインでは彼女がイントロで楽器を設置するためにハチドリになってくれました。今回も深夜12時の到着にワザワザ飛行場まで駆けつけてくれて、ホテルにチェックインするまでの中途半端な一時、彼女の家に待機させてくれました。積もる話を一気に行なって、近況報告も含め盛り上がって、夕方ホテルに到着してからも遭遇。特別なアイスを食べに連れて行ってもらいました。仲良しコンビで幸せアイスクリーム。Empolio de la Rosa というアイス屋さんで「バラの味アイス」素晴らしかったです。本当にチリに来て良かった。佐野まりFacebook / danzacharango Instagram / amistadmusical
2014.09.28
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値上がりの激しいブエノスアイレス、飛行場までの往復に利用している交通機関が倍近い価格に跳ね上がっていて、今回は1週間という短い旅のため荷物も少なめなので、思い切って我が家から1丁先より出ている路線バスを利用して飛行場まで出かけてみました。5ペソで行けてしまって・・なんだか今まで非常に無駄な出費をしてしまっていたことにハタと気がつく・・確かに物価はあがって大変なのですが、節約しようと本気になれば、それはそれなりに道は開ける・・2時間の飛行場までの道程・・真っ赤な夕陽を見ながら追悼。出発する2時間前に知ったのですがフォルクローレ界の静かな巨匠ラウル・カルノタさんが亡くなってしまいました。66歳、、ガンだったとのこと。親しい女性歌手の友人Silvina が彼のパートナーで1番に彼女の事が心配。残された身近なものが1番悲しいし辛い.. 多くの友人が共演しているので多分10回以上、生演奏を目の当たりにしました。独特のメロディとコード展開、博士のような・・特別な存在感で多くの尊敬を集めておられました。去年かなり大きな特別公演が行われていましたが、、もしかしたら最期が見えていて敢えて特別公演を開催していたのかも・・ 生で聞いたことのある方、直接お会いして御挨拶したことのある方の死は、蘇ってくるものが多くて尚悲しい..。心より御冥福をお祈りします。エセイサの飛行場は利用する度に改良されていて、よりスピーディーになって、今回は特にスタッフの感じが良くなっていました。何年か前はヤルキのないスタッフと物が無くなる騒動、空港前のタクシーも含めて危険がイッパイといった感じがありましたが、今となっては過去の出来事。素晴らしい対応と危険人物が一掃され、数少ないWifiフリーの設置された快適な飛行場となりました。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2014.09.27
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昨日から2日間に渡ってTeatro x la identidad というアイデンティティを追求する劇場フェスティバルを見ることができました。五月広場の祖母プロデュースで蒸発者の孫の発見推進と寄付を募るための企画で、毎年訪れてみたいと思っていたのですが、開催時期の9月頃から海外渡航が始まるので機会を逃していました。今回は偶然、情報を目にして以前から見たいと思っていたCatalinas Sur劇団の公演がサン・マルティン劇場のメインホールで開催されるというので、病み上がりで夜出かけるのは迷ったのですが、2度とない機会・・と思い劇場へ。さすが人気の高い劇団を無料で見れるということもあって、2時間前にチケットを手に入れるため大行列ができていました。一人2枚までチケットを頂けたので念のため2枚頂いて友人に連絡、たまたま早めの帰宅でBotica de angelスタッフ、ジョランダさんと合流。なんと彼女は同じ劇団を93年に道端で見ていて、その劇団を約10年後に名門劇場の大ホールで見る感激、そして同じく劇団の監督とコスタリカで遭遇、ブエノスアイレスで再会、初めてみることができる感激、そんなダブル感激をわかちあいつつ、、テーマとなっているアイデンティティに関する実話を本人の口から聞く体験談の激しさに絶句。アルゼンチンの暗黒の時代、軍事政権が殺害した30000人にのぼる蒸発者は監禁された場所で子供を産んだのですが、その子供達は何者かに連れ去られ、子供の必要な家庭に提供され、その数400人に昇るといわれています。蒸発者の母親が孫を探す活動を続け、これまでに115人が見つかりました。特に団体の代表者エステラ・カルロットの孫、ギドくんの発見は世界的なニュースでした。 「未だ見つからない孫たちがみつかるまで続けます」という強いメッセージが俳優さん、監督、劇場関係者と共に団体関係者、見つかった孫自身の言葉を始まりと終わりに聞くことができました。一同静まり返る一時、、本人自身による体験談とメッセージが重たすぎる・・舞台は各国から移り済んだ移民の集うボカ、コンベンティージョ(長屋)物語がミュージカルとなっていました。(Vengo desde lejos) 80人以上に昇る人々が舞台で演じていました。これだけの人数を見事にまとめ、完璧な音程で歌いこなす、、中には小さな子供もいました。ジョランダさんが見たように当時は路上で活動していたものが、今となっては劇場を持ち、地域の文化を支える担い手として大きな役割を持つコミュニティー劇場の存在。日本のドリフターズのような感覚・・愉快で音楽的。そして参加型・・この土台はウルグアイのムルガから成り立っていて、監督もウルグアイ系。ジョランダさんもウルグアイ系、、協調性と引率力のあるウルグアイの存在感、素晴らしい。寄付も兼ねて素敵なピンバッチを購入。マリオは美味しそうなクッキーと勘違いしているようです。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2014.09.25
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渡航手続を終え準備を始めたのですが・・早速マリオが気がついて暴れております。というか嬉しくて騒いでいるのかもしれません。大家さん一家に大人気のマリオ、皆がマリオがくるのを楽しみにしていて物凄い御馳走で接待されるので、マリオも美味しい食事を楽しみにしている・・春のマリオは発情期の訪れで、身体を触って欲しくてウズウズしています。度々とんできては背中を撫ぜるようにクチバシで指示。指をつまんで引き寄せられます。そんな意思表示が明確なところがトッテモ好きなのですが、今日は思わぬ姿を目撃してしまいました。買ってきた卵を棚の上に置いておいたのですが、マリオが卵の上に座って温めている・・? ペンギンの世界ではオスが卵を温めるので、わからないでもない・・ 初めての動向に注目しています。インコの卵は見たことがありませんが、きっとウズラのように小さいのでしょう、、マリオと出会ったのは生後1年、既に大きかったので成長の過程を知らないのですが、ネットで調べてみると結構写真があがってきて・・マリオの幼い頃の様子を想像しつつ、一緒にあがってきた鳥商売の様子にショック・・ 佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2014.09.24
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春分の翌日、ふいに動く物事・・一気に前向きな展開。渡航手配を見込んで早めの連絡を頂くことができました。ずっと気になっていた国、そして待ってくれている人がいる国へ・・却下の返事が続いていたので、少し慣れてしまいつつ・・期待をしないことで平成を保っていた今日この頃、、でも結果や行方を楽しみに思えなかったら「終わり」。春がきた! 飛ぶことのみに集中したい・・Dream Hero という歌を制作しました。2004年にサンマルティン文化センターの音響実習で録音、2007年にベース、エレキギターの追加、ミックスダウンを経て、過去と未来が融合するようなプロセス。ペルー出身、Negro de Miercoles, Condorkankiなどのグループでケーナ奏者として活躍、来日も果たしたMarco との共演、彼は2人のテーマソングだと思ってくれていて、いつも大事に演奏を重ねてきました。1番よい形で公演できた2002年のマタンサ劇場公演の撮影をスタジオ録音に重ねました。 ベースとギターは尊敬する素晴らしい創造的な音楽家二人組。当時は一緒にスタジオを経営していて、名パーカッショにストFacundo Guevaraとリリアーナエレーロのサポートを務めている時代に彼等の生演奏に遭遇。舞台裏は実に愉快で、やじさんときたさんのようなコンビ。Diego Rolonのギター前奏が素敵に導引。そしてベースLuis Volcoffのココぞという重いリズムのバックアップ。最期に親友ガストンと全ての録音をまとめるために長い長い時間をかけてミックス、そしてマスタリングで調整。この歌の背景を親友フェルナンド君と文章で煮詰めました。煮詰めに煮詰めて沸騰するエネルギー。応援歌として、お届けできれば・・LINK ビデオDream Herohttp://youtu.be/zbi_OL4iMQE佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2014.09.22
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特別な1日でした。まず日曜の教会にて「春=教育者」の眼差しのお話。先生の日の学校公演の後、しみじみ「先生」について考えていました。今日のテーマは「人生の師」・・思い浮かぶ方の名前を問われ、最初に浮かんだのは本日、誕生日でもあるハイメトーレス氏。先日、コロン劇場での特別公演は本当に素晴らしかった。劇場の1番上の席から満席の観衆の歓喜、アコースティックなコロン劇場ならでは、ハイメ氏の細やかで繊細な音色を満喫することができました。 アルゼンチンが世界に誇る三大劇場、この会場で聞くアンデス音楽。感動で涙が溢れてとまらない・・名場面でした。幼い頃、そして帰国して直後の日本公演、再びアルゼンチンに戻ってきてからの日々も含め100近くの公演を見続けきて、毎回なにか新鮮な試みを見ることができる。変わりない中心となっているダンサー、ハイメ氏の娘が素晴らしいダンスを披露。音響は常に息子さんが担当。強い家族の絆が土台となり積み重なる歴史を刻んでいく。本当に多くのことを学び続けています。劇場に広がるチャランゴの風・・ やっぱり「チャランゴはハチドリ」、アラタメテ心に刻みました。ボルヘス劇場で毎週日曜日に行われている「シンデレラ」、リリアーナ先生の姪っ子サマンタさんが監督主演している作品をようやく見ることができました。スタジオで泣いてばかりいた彼女が、バレエ界のスター引退公演のダンサーとなり、ヨーロッパツアー等の経験を経て、今となってはスタジオを切り盛りしつつ監督をするまでに成長。 この作品は先生が制作したセリフと歌声のある「シンデレラ」で、バレエを知らない子供達が親しめる舞台。先生の監督するものとはマタ違って、映像など新しい感覚が取り込まれていました。参加しているダンサーも、ここ数年スタジオに一緒に通っていた子供達が成長して舞台で踊っていました。しばらく我が事に追われ3年ほどスタジオを離れている間に・・特にシンデレラ相手の王子様を躍っている青年は、教室で親しかった少年で感激。みんなみんな大きく成長! 素敵な年輪が積み重なっていく日々が嬉しい。成長を感じると共に・・ここ数日の体調不良もろもろは、その逆。ただ衰えというよりも、成長のピークを境に確実に変化していく心身の状況を受け入れることが必要。 春分の日、師匠を想い、成長に触れ、再び眩しいブエノスアイレスの空を見上げています。 飛翔ふたたび・・to be continued佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2014.09.21
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緑の絨毯を抱えて帰宅する途中・・寝具屋さんの前を通過。入口付近に立てかけてあったクマさんのマットレスに一目惚れ・・今、使用しているものは彼此12年、変わることなく使用して馴染んではいるのですが2階の雲行きベットは、後付けで通常より小さいサイズのため、マットがはみだしていて歪んだ状態の上で眠っています。このクマさんのマットレスは子供用に作られているので、もしかしたらピッタリはまるかもしれない。160×80×14 ..大家さんに相談、早速ものを見にいってくれました。非常に質が良いものとのこと・・少々高価でしたが大家さんの交渉技術で$200も負けてもらい、自宅に到着。予想通りピッタリおさまりました。寝具って大事ですね・・海外で長期滞在するホテルでベットの心地よさが決め手になります。これで雲行きベットが尚、高く上昇。熱も下がって心機一転リニューアル。大家さんとマリオに感謝。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2014.09.19
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度重なる体調不良、、思い切って部屋の環境整備を行うことにしました。以前から指摘されている部屋の絨毯の取り替え・・いろいろ物を動かさなくてはいけないし、旅も続いて気がつくと8年。絨毯の下にコンモリと溜まった埃の山・・一度、大量の水をこぼしたりしているため既にこぶりついていて、大家さんに特別な薬で綺麗にしてもらいました。手際のいい大家さんの掃除テクニック、あらためて尊敬。いつも思うんですけど、お掃除に心をこめる方って人間ができている。お掃除会社を経営している高校時代の友人を思い出しつつ・・部屋の空気が変わりました・・新しい絨毯を仕入れに以前、この絨毯を購入したオンセ地区の店を訪ねてみると予定の金額の3倍・・物価高騰で跳ね上がっていますが、まさかココまで・・? 戸惑いつつ「緑色を探しています」と告げると「緑色はきらしている」という・・ お店の方に連れられ隣の店へ。 隣の店で薦められたのはゴルフパットのような本格的な芝生絨毯で、なんだかゴルフの練習場で暮らすような感じなので却下。すると「もしよかったら緑は残りものがあるんだけど・・」2m×1.5m を店の奥から持ってきてくれました。 店の方からすれば売れない在庫処分だったようですが、実は丁度そのくらいの大きさを探していて、値段も先程の金額の5分の1。 切れはし値段マジック!部屋に収まった緑の絨毯・・空気も変わって気分一新。正直ここ数年、旅が続いていて自宅や身の回りのことは全く手をかけず、身なりも、栄養も顧みずでしたが、この緑の絨毯をキッカケに少し自宅に留まって創りたい気持ちが沸々・・(ちなみに本日より我が家は土足厳禁、日本様式にすることにしました)佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2014.09.18
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皆口を揃えて「病院に行け」・・ But 病院の待合室で尚ウィルスを追加する方が治るよりも可能性が高いので引き続き安静あるのみ。「じっと我慢の子であった」・・と誰かがいっていましたが、安静の大切さにつきます。一人不安なくいられるのはマリオのおかげ。マリオはこんなときマリオでなくなる・・熱を出す度「沸騰してる!」とかいって洗面器に氷をいれて足の裏を冷やしてくれる人がいました。枕元にいるマリオは同じ目をしています。熱を出すと再会できる気がして少し嬉しい・・峠は超えた・・マリオに感謝。お疲れの様子なので首周りをマッサージしています。大女優のChina Zorrilla さんが亡くなりました。92歳の大往生とはいえ・・あまりに存在感が大きく、我が家の大家さんは舞台好きで、最期の舞台Camino a Meca は本当に良かったと寂しそうに思い出しておられました。「肺炎」が原因で呼吸困難に陥り亡くなったとのこと・・。 アルゼンチンの女優さんですがウルグアイ出身で2011年に引退されてからはウルグアイで過ごしていたそうです。晩年はアルツハイマーを患われてしまったとのこと・・本当に個性的で愉快な女優さんでした。ご冥福をお祈りします。あらためて肺炎に注意・・佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2014.09.17
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高熱2日目、いよいよ真剣に栄養を取り入れ回復に向かって努力、特大ピーマン、オレンジをかじりつつ、日本から持ってきた粉末ポカリスエットも大活躍、そして何より相棒マリオの手厚い看護。本当に一晩中、枕元に待機して時折マッサージまでしてくれました。おかげさまで峠を超え、マリオはお疲れでグッスリ離れた場所で眠っています。自宅でおとなしくしている間、充実した見聞を広める機会と遭遇しつづけています。本当に偶然「ここぞ」というときに今必要なものを目の当たりにすることが多々ありのですが、今日はコロンビアから届いたメールに新しい本の紹介があって、エクアドル人の作家の「霧の中の馬」このスペイン語タイトルに惹かれて、作家のことを調べているうちに素晴らしいラジオ番組に遭遇。番組LINKhttp://www.ivoox.com/podcast-suenos-papel_sq_f110207_1.htmlエクアドルRadio Visionの「紙の夢」・・という番組。作家を中心にインタビューを行なっていて、非常に深い繊細な話が聞けて、この作家の話にイノセンス、、幼少のイノセンス、素朴な佇まいを失って、エゴという混乱に身をおくようになる・・文学界のソンナ権力志向を離れ一人、書き続けること・・作家ですとはいいたくない、、一言一言が「そうそう」と頷いてしまう・・そんな正直な会話に目が覚めました。夜ごはんを食べてからフトつけたテレビで以前から見たいと思っていた、ピアニスト、マルタ・アルゲリッチの日常を撮影し続けた実娘によるドキュメンタリー映画、Blooddy Dautherをみることができました。メキシコに移住してしまった芸術の姉友が絶賛していた映画で、本当に彼女の言う通り、特別なドキュメンタリーでした。ドキュメンタリーの紹介http://www.youtube.com/watch?v=S-rjYze0IXkArgerich plays Shostakovich Piano Concerto No. 1http://www.youtube.com/watch?v=4MzZs6RD5pE天才芸術家の日常は想像以上に刺激的で、突発的で、壊れてしまいそうな繊細な才能とハードな仕事を皆で支えている、、家族、娘達が特に・・。 そんな家族にしか見せない貴重な日常と言霊の数々を記録した映画。映像が貴重すぎる、、そして編集が素晴らしい。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2014.09.15
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大女優エダさんに誘って頂いた今回の特別公演は「先生の日」を祝しての開催。学校での式典の流れの中に組み込まれていて、到着して即すべてを一気に取り繕う流れ,, 想像はしていましたが暫く緊急対応な機会から遠ざかっていたので、即興で全てを丸く収めつつ、後日に疲労がドーンと押し寄せます。直後の不思議なレコーディングも身に応えました。フレーズのみ簡単な録音とのことだったのですが、結局2時間以上に渡る重複録音。いかんせん高熱が続いて日本語がまとまらず・・ しかも雨が降り続いてドンヨリとしたブエノスアイレス。自宅でマリオに看病してもらいながら体制を整えています。2日間寝込んで目覚め振り返ってみて今となっては「全て良し」素晴らしい創作の機会と冒険となったと思えます。とにかく今は次の予定に向かって体調を整えるのみ。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2014.09.14
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1週間ほど前、電話がかかってきて共演の話を頂きました。場所は学校・・アルゼンチンでビジャと言われる場所、英語ではハーレム。大都市ブエノスアイレスには多くのビジャが各地区にあって、1番危険と言われるアパッチ、そして問題の多いレティーロ駅近くのビジャ41。そして今、麻薬組織の温床の場として話題になっているビジャ・フローレス・・ここにある学校で120人程の生徒へ 丁度「先生の日」にあたる感謝の1日に伺うことになりました。かれこれ10年近く前、ビジャ41の学校で演奏したことがあります。細い道端を関係者と歩いていて、なんともいえない香が充満していて・・子供達が昼間から吸っているマリワナでした。9歳前後の子供達・・気持ちよさそうに道端で楽しんでいて非常に複雑な心境。ほっといていいわけがないのですが、そんな自由で無法な地帯がビジャでの日常。演奏が終わってから関係者の方の家にお邪魔したのですが、外から見るのとは違って中は意外と小奇麗で、ケーブルテレビもあって充実していたりもしました。窓から見える高層ビルと、港の高級ホテルの景色が忘れられません。上があって、下がある・・あまりに大きな違いをココに住む子供たちは生まれた時から背負っている。努力とか、そういったことで何とかできることばかりではない始まり・・誘って下さったのは親しい大女優のエダ・ディアスさん。彼女と一緒に伺うことのできる光栄で貴重な機会・・前日の今日、打ち合わせを行いました。思ったよりズット激しく煮詰める機会でアイディアを交換しながら、演目をまとめることができました。エダさんの旦那さんも人形劇で参加することとなり、エダさんは詩の朗読、踊るチャランゴでハチドリが飛び、最期は子供達の参加へ・・とにかく真心とサプライズをお届けするのみ。 かれこれ2か月前に一緒に撮影した写真が現実味を持ちつつあり・・まるで今思うと前触れのようです。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2014.09.09
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月曜日までかかるかもしれない・・とのことでしたが昼時に電話をいれると「修理は終わっているけれど、本体のホイールが割れていて取り替えたので修理代はXXX」・・「ええええ!?」結果、予定を大幅に超える金額となってしまいショック。 他の自転車修理屋よりカナリ好意的な値段の場所でしたが、この不景気に体制を変えたのかも、、?店を訪れると新しい車輪、新しいブレーキが設置されていて、古いホイールを見せてくれました。確かにボロボロに割れていて、トニカクまずは試し乗りから・・。 まるで別物・・走りが全く以前と変わっていて、夢のように軽快な自転車に生まれ変わりました。どれだけ酷い状態で走り続けていたかも気がついて反省。店の方に「メンテナンスしないと自転車が可哀想」、、本当に自転車を愛している方なんだな、、としみじみ。こうして戻ってきたリニューアル自転車で夜おこなわれた女優エダディアスさんの特別公演へ駆けつけることができました。昨年から人気テレビドラマ、避暑地での劇場公演など大活躍の後、再び元のソロスタイルに戻られ、今日は久しぶりのワンマンショーを間近で見ることができて、あらためて彼女の素晴らしさを体感。細やかな演技の幅、お客様とのレスポンス、次々と見事な演出が即興で行われていく・・その迫力に毎回、圧倒されます。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2014.09.06
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ウルグアイへの2度に渡る渡航を経て、国境を超えた我が自転車は遂に力尽き、完全にタイヤがパンクしてしまい、せっかくだから思い切り傷んでいる前輪部分も含めてメンテナンスすることにしました。行きつけの自転車修理屋さんに持って行ってみると、、一言これは取り替えないと駄目。これも駄目、あれも駄目、、次々と修理箇所が増えトータルかなりの手術が必要となってしまいました。いっそのこと新しい自転車に? とフト頭によぎったところ「この自転車の価値を知らないね」・・お店の方いわく、この型のパーツは手に入らないし、非常に頑丈で貴重な骨組みとのこと。たしかに見た目にもガッシリ、しっかりしていて愛着も湧いているので一気に治すことを決めました。一体いつからこの自転車に乗っているのだろう・・と過去の記録を辿ってみると、なんと2005年10月27日に盗まれた直後、自転車屋さんから譲り受けたこと、すっかり忘れていましたが来年で10周年に至るという・・長い長い同士だったことがわかりました。http://plaza.rakuten.co.jp/marisano/diary/200510270000/パンクの修理は何度かしましたがメンテナンスは初めて。無事なおるかどうか、、。とはいえお世話になっている自転車修理屋さんは非常に自転車に愛情があって、価格も含めて信頼できるので入院決定。入院直前、最後の走りはコロン劇場のまで・・。日曜日に行われるハイメトーレスの特別公演がコロン劇場で開催されます。しかも入場料無料・・今日、金曜日に10時より予約券が渡されるとのことで朝一番に行こうと思っていたのですが、大雨が降っていて11時に到着。残念ながらチケットは10時20分にはなくなっていたとのこと。早めに駆けつけた方は朝の7時から並んでいたそうです。非常に遠くから駆けつけていた高齢の方々は憤っていて、チケット受付で劇場と揉めていました。コロン劇場で行われるハイメ氏の公演は初めてだと思うので本当にみたかった・・ガッカリして変える途中、タイヤもションボリ、パンクしました。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango
2014.09.05
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昼時,用事を済ませ最寄りの店に入ると丁度テレビで速報が放送されていました。静まり返った店内は皆テ レビをみつめていて・・皆で情報を黙って見続けていました。4年前カラカスで行われた公演の後、緊急入院。その後2度と目を覚ますことなく4年の日々が経過していました。数日前、誕生日を迎え55歳となった元ソーダステレオのボーカル、アルゼンチンの誇る世界的アーティスト、グスタボ・セラティ。本日永眠。目を覚まし再び舞台に立つ日が訪れるのではないか、、と皆が期待していました。(難しいし多分、無理とはわかっていても)彼の母は放送で日々良い方向に向かっていることを報告していて、手を握ると握り返すし、反応がある、、そんな話を聞いたばかり。本当に突然の速報に一同呆然・・丁度この日はガルデル音楽賞の授賞式が行われていました。最高の追悼の場となり、親しい仲間が皆、素晴らしい追悼のメッセージを残していました。個人的に追いかけていたわけではないのですが、とにかく出会う友人の多くが彼の音楽に魅せられていて、コロンビアの特に親しい友人Diegoは思い切り彼の影響を受けていたので、知らせを聞いてマズ彼のことが頭に浮かびました。そして彼と共演した女性パーカッショニストAndrea.. 皆さんの悲しみを想いつつ・・ガルデル賞をみながらフイに思い立ち、通夜の会場に友人と駆けつけ戻ってきたところです。会場にはビデオクリップで使用されたお馴染みの車が・・そして20丁近くの行列が続いています。南米全土、メキシコ、スペイン、多くの新聞が一面で速報を掲載しています。あらためて今、聞いてシミジミ・・素晴らしい声。繊細で純粋で、広がる軽やかで伸びやかなメロディ、名曲の数々・・ ご冥福をお祈りします。Puente http://www.youtube.com/watch?v=eAO7CEcCD3sZona de Promesa メルセデスソーサとの共演http://www.youtube.com/watch?v=M3J78VrkYlkアルゼンチンは2日間、喪に服し、通夜は5日、昼12時まで、その後チャカリータ墓地に埋葬予定とのこと
2014.09.04
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