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シモツケソウの開花から8日が過ぎました。この間、徐々に開花の範囲が広がり、5~6分咲きまで咲き進んで来ました。ここまで来ると満開とは言えないまでも、見応えは十分に感じられます。この先もう少しは花のボリューム感は増しますが、散る花と新たに開花する花が拮抗して、こんな高原状態が暫く続いた後、幕引きの時を迎えることになります。この間の最大の敵が雨です。折悪しく梅雨入りの時期に重なることが多く、大雨に見舞われる様なことがあれば、一夜で幕引きとなることもあり、のうのうと花を楽しむだけでは済まないのが実情です。
2022年05月31日
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優雅な姿を見せてくれたコマクサ類は花は全て終ってしまいました。花の頃を振り返って思うことは、この高山系山野草の栽培スキルを何としても確立したいということです。そうしたコマクサで、上手く受粉できた個体は種子を完熟させています。その内の一つ、「丹頂」は50輪を超える花を咲かせましが、受粉に成功し完熟まで漕ぎ着けたのは僅かに2輪だけでした。画像はその「丹頂」が残した種子で、全部で15粒採取できました。 無制限に・・・という訳にはいきませんが、現在は2品種で各々1株だけしか保有していません。不意のアクシデントで絶滅、などということを避ける意味でも、この種子はできるだけ早く播種しようと思っています。採取・播種を1日で、という早業は逃してしまいましたが、今日か明日にも種蒔きを済ませたいと思います。
2022年05月30日
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昨日の”むかご”案件に続き、もう一つの”むかご”問題を紹介します。ユキワリイチゲの”むかご”がどちらかと言うと歓迎できるものだったのに対して、今回取り上げるのは敬遠したい部類の”むかご”です。それが上画像の黄金オニユリです。 この品種の”むかご”は、根元付近と茎先端部の未成熟なものを除く、全ての葉っぱの付け根に生成されます。完熟に近付くと表面は暗紫色に変化し自然に落下しますが、落花先が土壌であればほぼ100%発根し、独り立ちして成長します。発根から数年経過した1株から、毎年200個ほどの”むかご”が放出され、放置すれば小さな花壇は数年でジャングル化してしまいそうです。で、完熟前に全て手摘みで駆除しているのですが、ちょっとした留守の間にこぼれたものから毎年20~30株が発根して根付いてしまいます。これも残らず手作業で抜き上げ、総数で3株を維持しているのが現状です。 今回、古参株4株から摘み取った”むかご”の全量がこちらで、ザックリ見積もって200個ぐらいかと思います。これが全数プチ花壇で発根した様を想像すると、冷や汗が出そうです。そんな強靭な生命力の一方で、原産地の津島では品種としては減少傾向だという、俄かには信じ難い情報もあって混乱しています。
2022年05月29日
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ユキワリイチゲは早々と休眠に入り、ポットは更地状態になってしまいました。そうしたポット表土のあちこちに、小は大豆粒から大は乾燥したマカロニほどの黒い物体が顔を出して来ました。ユキワリイチゲのファミリー増殖手段の一つ、”むかご”です。このまま放置しておけば、夏の間に発根し、半年後には葉っぱを出しますが、今でさえ過密状態のポット(6号プラ鉢)は収拾が着かなくなってしまいます。ということで、これらの”むかご”の定住先は後で考えることにして、まずは採取することにしました。 画像の様に表土を蹴散らして、半ば露出しているものもありますが、多くはしおらしく地中に身を隠しています。そうした隠遁派も表土を数mmめくれば表に出てしまいます。それやこれやを見付け次第捕獲して集めたのがこちらです。昨年もこれに近いものが発生した筈で、ポット内は相当な”押し競饅頭”状態と推測されます。来季に向けての新芽が生成される前に・・・ということは今の内に、過密解消のための植え替えを行う必要がありそうです。
2022年05月28日
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今年は作落ちしてしまった白花大輪トキソウです。低温保存中に芽出しが始まってしまい、慌てて定植したのですが、屋外に出す訳にもいかず二重ガラスの間際で1ヶ月ほどを過ごさせましたが、この間に不運なアクシデントがあった様で、手前のバルブでは新芽そのものが消滅してしまいました。時間が経てば再生するかも、ということで静観していたのですが、一向にその気配をみせていません。最悪、このまま秋を迎えて、このバルブで家系(?)を閉じることになるかもしれません。 後方の個体も葉っぱは必要以上に長く伸びてしまい、ツボミは生成せずに現在に至ってしまいました。僅かな変化としては、ただの棒状に伸びていた葉柄の基部が膨らみ始め、次の世代へのステップに入ったことが確認できます。問題は親バルブの頂上部から出て来た新芽です。この様な芽吹きは珍しくはありませんが、新世代の候補まで成長することは殆どありません。まるで絶望に向かって突き進んでいる様に見えてしまいますが、望むらくはいくつかの幸運に恵まれ、来年の活動に繋げられる養分を親から受け取れることを祈るばかりです。
2022年05月27日
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日本シュンランの「天紅香」は今年も作落ちしてしまいました。それも「やむなし」と言わざるを得ないほど、株立ちは貧弱になっています。例えば株元を少し拡大してみると、円内の様に、ザッと半分ほどが枯れてしまい、このポットに於いては新子による世代交代が停滞している様子が見て取れます。今回はこうした枯れたバルブを切除し、用土も新しいものに更新して、世代交代を促進させる環境を実現することにしました。 作業内容はすこぶる単純で、①枯れてしまったり、著しく健康状態の良くないバルブを切除し、②新しい用土で植え直す・・・これだけです。まず①については、完全に枯れたバルブ2点と葉っぱ1枚だけまで弱体化したバルブ1点を切り取りました。続いて②については、保水性を向上させる様、赤玉土と鹿沼土の配合比を幾分上げた用土で植付けました。こちらが植替えを済ませた様子です。今年1年はリハビリ期間として、株立ちの強化を進めることを目指します。
2022年05月26日
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ネリネ・「Rosea」のプランタに寄生したネジバナで花芽が大きく伸び上がっていました。発見のきっかけは枯れ始めた葉っぱや雑草を取り払う作業の中でした。花序を構成する部位は、まだ米粒大という状態で、ネジの気配も見せていません。 この花の本番は6月中旬から7月上旬なので、まだ助走期間は十分あります。月が変わる頃にはネジが右巻きか左巻きかが判別できる程度までは成長すると思いますが、ワタクシにとっての興味のポイントは、最初に咲くのが白花か、或いは一般的な赤花か、という点に尽きます。
2022年05月25日
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アムールナデシコが大量のツボミを膨らませています。開花の時期が近付いている様です。昨年の1番花開花は5/25でしたが、これに並ぶのは無理としても、大きく遅れることはなさそうに見えます。花色は、やや青みがかったピンクですが、何分にも花のサイズが2cmほどしかなく、華やぎを演じるには小粒に過ぎて、同時期に咲くシモツケソウの派手さの陰に隠れがちです。
2022年05月24日
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シモツケソウが予想より早く咲き始めました。昨年と比べて1日早い開花です。開花に気付いたのが正午をかなり過ぎていて現場は日影になっていたため、花の色合いに鮮やかさを欠いていますが、初日の出来栄えとしてはまあまあと言えます。今開花しているのは花序の底辺に位置する個体群ですが、徐々に上に向かって咲き進み、1週間ほどで見頃を迎えます。と言っても満開という訳ではなく、その後は散っていく花と新たに咲く花が、ほどほどにバランスが取れて、高原状の盛期を迎える様になります。 この花にとっての敵は雨で、最盛期が梅雨に重なる様な年は、見頃が短かくなったり、花の見栄えを損ねることになってしまいます。と言っても、それは低標高の人里で咲く個体群について言えることで、亜高山帯では開花時期が梅雨が明けてからになるため、こうした被害は免れます。例えば井吹山の標高1300m付近や、白山の2000から2500m付近では花期は7月末から8月初めとなり、この時期に訪れれば、霧がピンクに染まる絶景に出会えるかもしれません。
2022年05月23日
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未だに正体を掴みかねているスミレですが、この冬を何とか生き抜いた5株を定住先に植え替えることにしました。実は昨秋、発芽から4ヶ月ほど経った時点で半分弱を5号ポットに植え替えていたのですが、そのポットに植えた全個体が強力な寒気で成仏してしまいました。原因は凍死だろうと推測しています。 話を戻します。上画像のポットでは5株が命を繋いでいます。今回はこの5株の内、3株を”終の棲家”としての5号ポットに、残る2株をリスク分散のため他のポットに植え替えるものです。途中の作業はお決まりの流れなので省略しますが、こちらが植替えを済ませた様子です。植替えのために掘り上げていて分かったのですが、株元には小さな花芽が準備中でした。4月に開花した花芽は、花後全て摘芯していたので、第2幕を上演するつもりの様です。早ければ1~2週間で開花するのでは?、と思っています。
2022年05月22日
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トキソウが開花して8日が過ぎました。既に花は寿命を迎え、茶色く変色しかけています。花→種子のプロセスによるファミリー増殖は幕を下ろし、別のプロセス、つまり地中のバルブ分裂による増殖に移行した模様です。画像はこの1週間足らずで新たに顔を出した新芽(矢印)です。昨日時点で合計3芽が確認できました。 昨年秋の時点では20芽程で5号(15cm)陶鉢は大賑わいでした。それが「記録的」とも言われた寒い冬の間に凍傷などで半数ほどが姿を消してしまい、ポットの半分が空地状態になっていました。秋までに昨年並みの20芽ほどに個体数を回復させたいと、この子たちの頑張りに期待しているのですが、取り敢えずその作業の最初の1歩を踏み出した様です。
2022年05月21日
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シモツケソウ(下野草)が急速に膨らみを増し、開花が近いことを告げています。ツボミの大きさは1mmを僅かに超えるくらい、という小ささですが、つい最近まで白っぽい萼弁に全周が覆われて白っぽく見えていたものが、今は膨らんだ花弁で萼弁が押し広げられて、花弁のピンクが透けて見える様になって来ました。昨年の開花は5/23でしたが、この勢いなら今年も昨年とごく近い時期に開花することもありそうです。我が家の小庭が華やぐ第1幕が間もなく開幕します。
2022年05月20日
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日本シュンランに新子の季節が始まろうとしています。画像中央に鎮座しているのが、最近芽を出した新子と見られる個体です。昨日現在、確認できたのはポット植え、露地植え全般を見回してこの1芽だけでした。とは言え、例年ならそろそろ新子発生のピーク期を迎えるので、遠くない時期に一斉に芽を出し始めるのではないかと注目しているところです。
2022年05月19日
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気温が上がって来ると必ずやって来る「招かれざる客」があります。アブラムシです。これに取り付かれると、目に見えて草花が損耗する訳ではありませんが、次第にハリを失い、やがて枯れるものも出てしまいます。そのアブラムシの第1波がやって来ました。 侵攻を受けた先はサワランのポットです。こうした事態に備えて、草花に直接噴霧しても枯れたりすることがない駆除剤を常備していました。さ~、出番だよ、ということで、いつもの保管場所を覗いてみたのですが、当の駆除剤が見当たりません。昨年最後に使用したあと、定位置に戻さず、他の場所に置いてしまった様です。とは言え、今湧いている賊どもは、すぐに駆除しなくてはいけません。 幸い第1波は4ー50匹の小さい規模です。今回は手作業で駆除することにしました。用意したのはストローと粘着テープです。粘着テープの粘着面を外にして、ストローの一端に巻き付け、これで賊どもをくっ付けて剥がすという甚だ原始的な方法です。こちらが捕縛した様子です。一部は取りこぼしがあったかもしれませんが、2-3日は注視しつつ、発見次第残らず捕縛することにします。並行して、第2波、第3波に備えて駆除剤を手配することにします。
2022年05月18日
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レンゲショウマ(蓮華升麻)のツボミが始動しました。花期が7月中旬から下旬であることを思うと、かなり早い様に感じられます。ツボミの大きさは七味唐辛子に入っている麻の実ほど、といったところです。この時期にこれほどのサイズに育ったという記憶も記録も持ち合わせていません。もしかすると、今年は早咲きの記録を書き換えるかも・・・などと、特段の裏付けもないことを想像してほくそ笑んでいます。
2022年05月17日
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3月初めに新潟市まで花苗リクルートに出掛けた際、雪割草5点の他に山野草を何点か仕込んでいました。その内の1つがこれ、福寿草「秩父紅」です。店舗に並んだ段階で、既に苗は青息吐息、疲労困憊といった有様で、無事に育つかどうかは、かなり否定的な風貌でした。その分、値札はディスカウントされていて、健康な個体の1/3ほどの値付けになっていました。で、次の春まで生き延びれば拾い物、ということで、リスクを承知で購入してしまいました。それから2ヶ月余り、茎は休眠入りを待たずに枯れてしまいました。この辺で、株の状態を確認して、賭けの勝敗を見極めよう、ということで、苗を掘り返して状態を判定することにしました。それが上画像です。 根の半分ほどは腐敗、炭化していましたが、これはかなり以前・・・ということは、購入以前からこの状態だったものと推測されます。店舗に並んだ状態で元気がなかったのはこのためだった様です。残る半分は健康色が維持されていて、その中核部には米粒大ですが新芽も生成されていました。これなら、僅かではありますがまだ復活の可能性は残っている筈、ということで、通常のポットに植え付けて次の春を待つことにしました。新居は5号の深型ポリ鉢です。コチラが植え付けを済ませた様子で、この状態で春をまつことにします。
2022年05月16日
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1番花の開花から1ヶ月を超えたコマクサの「丹頂」です。1番花は花弁全体が淡いピンクを帯びていて、嘴(くちばし)の赤の印象が薄められてしまい、少々ガッカリしたものでした。この”ガッカリ”感は、後続の花で次第に改善し、今咲いている花の花弁はカタログ通りの「白」で、紅一点の嘴の赤みを際立たせています。 それはそれとして、花のボリュームは今がピークといった印象で、ポット内を賑わせています。この賑わいぶりは期待を大きく超えるもので、久々にいい個体に当たった、という感覚を味わっています。未開花のツボミの他に、まだ葉っぱの塊から頭を出し切っていない花軸もあり、この先1週間か10日は楽しませて貰えそうです。 余談ですが、10日余り前に白花コマクサで種子が完熟し始めたことを紹介しました。こちら「丹頂」ではまだその様な気配は見せていませんが、もし結実する様なら、全力投球(?)で種子を採取して、増殖を試みるつもりです。
2022年05月15日
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トキソウ(朱鷺草)が開花しました。10数年ぶりの再会です。ということで前年比較はありません。 久し振り・・・ということで嬉しい反面、あれれ???という感覚が拭えません。昨年この品をリクルートした際、ラベルには「トキソウ」とだけ表記していたため、てっきりピンク花(朱鷺色)の品種だと理解して購入して来ました。こちらが10数年前に開花した時の様子ですが、これだけ色が違うとちょっとしたショックを伴う「あれれ??」でした。と言っても落胆という意味ではありません。白花品は朱鷺色品と同等以上と見る愛好家も少なくないからです。ということで「拾い物」を得たと解釈して、長く同居して行くことにします。 余談ですが、昨秋休眠に入る前と比べて、この冬の間に個体数は半減以下に減ってしまいました。湿り気を伴うミズゴケを主体とする培地だったため、培地の凍結→バルブ凍死という轍に嵌ったものと思っています。次の冬にはこうしたアクシデントへの対応を強めて行くとして、まずはこの夏は個体数復活を目指すつもりです。
2022年05月14日
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今回取り上げるのは、赤花セッコクの「雷山」です。最初に突起ができた頃にはツボミかと思っていたのですが、成長に伴い節が現れたり、葉っぱの様なものが現れたり、という具合に変貌し、遂には根の様なものが姿を見せるに及んで、これはファミリーの増殖だと結論付けるに至りました。今はまだ親株から養分は供給されていると思われますが、盛夏の頃には根もしっかり伸びて、自然に結合が取れて地面に落下する・・・という流れになる様です。運悪く天地逆さまに落下してしまうと「南無・・・」ということになるのでしょうが、茎が林立する様子を見る限り親株が老化して姿を消す以上に、無事に着地し定着する方の数が多いと見て良さそうです。それまでに葉っぱを再生したり、花を咲かせたり、と随分忙しい季節になる様ですが、節目ごとの振舞いをじっくり見届けてやろうと思っています。
2022年05月13日
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4/15に咲き始めて、間もなく1ヶ月になろうとしている白花コマクサですが、花は今も咲き続けています。初期に咲いた個体の内の数点が結実し、早いものは種子が黒く変色し、完熟したことを告げています(上画像)。 昨年採種し採り蒔きしていた一般的な赤花品がこの春発芽し、管理人を狂喜させたものでした。「夢よもう一度」ではありませんが、この白花品でも種蒔きにトライしてみたくなり、種子を採取することにしました。こちらが昨日採取したものですが、この先も後追いで種子は採取できそうなので、全量揃った時点で種蒔きすることにして、今回の採種分は乾燥しない様にジッパー付きポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で待機させています。種蒔きは今月末か来月始めになろうかと思います。
2022年05月12日
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ユキノシタ(雪ノ下)が開花しました。昨年と比べて3日早い開花で、この程度なら誤差の範囲ですが、それ以上に昨日取り上げた八重咲ユキノシタと同じ理屈で、よく頑張った、と褒めてやりたい心境です。一方で今年の作況に目を向けると、画像に写っている通りツボミの量はかなり多めに付いています。この点だけに注目しても、今年は久し振りの豊作になるのでは?などと、甘めの期待を寄せています。
2022年05月11日
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八重咲ユキノシタが咲き始めました。昨年と比べて3日早い開花です。厳冬期も葉を茂らせたまま過ごすこの品種が、この冬のキツイ寒さにも殆ど痛手を負わなかったというのは驚きです。分厚く水分が多そうな葉っぱや茎を思うと、どの辺がこの様な耐寒性能を支えているのか、興味深いものがあります。 1番花の出来栄えは中々の美人さんに仕上がっています。上部の花弁の赤い文様は個体差が激しく、時には文様が1つ、2つ脱落することも珍しくありません。今回の1番花は、この赤い文様が滲みこそあるものの、濃度や輪郭はほぼほぼ均等です。この先、この様に文様がハッキリくっきりした個体が多数現れる様なら、「質的豊作」と言えるのですが、この手の期待は外れがち・・・というのが通り相場の様です。
2022年05月10日
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ニワゼキショウの1番花開花から6日が過ぎました。僅かの間に1日の開花数は10輪に近付き「見頃」と言ってもクレームは付かないであろう規模に達しました。花の大きさは1.5cmに届くかどうかという小さな存在ですが、、眺めていて賑わいすら感じさせる状況です。 画像の株は、この場所に根付いて数年経った古参株です。今年、この株だけで200輪を超える花を咲かせることと思われます。花さえ咲かせれば、確実に実を結びます。通常は管理人が実が成熟する前に摘果して種子をバラ撒くのを阻止しているのですが、ちょっとした留守の間に種子をばら撒いてしまうこともあって、芝生の草取りの度に何点か検出、駆除しています。こんな具合で、花を眺めて悦に入っている裏で、密かな陣取り合戦が行われているのが実情です。この品種には画像の白花の他に紫花も存在するのですが、両者を揃い踏みさせると、こちらの根負けが濃厚であることから、白花1本を通しています。
2022年05月09日
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シモツケソウ(下野草)が、ツボミの準備を順調に進めています。この様子なら、例年の開花日である5月下旬に大きな狂いはなさそうな雰囲気です。個々の花茎の出来栄えだけでなく、全体としての賑わいも回復している様に見えるのが嬉しさを倍増させている要素です。一時は最盛時の半分ほどまで花茎の数を減らしていたのですが、今年は現時点で8~9割まで回復しています。我が家の栽培品は、”地味”で”こじんまり”を旨とするものが圧倒的に多い中で、この品種とリコリスだけが存在感を主張する一群に当たります。その1回目の”お祭り”まであと3週間ほどです。
2022年05月08日
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露地の白花ミヤマオダマキが開花しました。昨年と比べて実に28日も遅い開花になりました。この遅れの理由は、単にこの冬が寒かっただけでなく、春の芽吹きの季節を、蔓延ったリコリスの葉に頭上を覆われて、殆ど日差しを浴びることなく過ごしたことも原因の多くを占めていそうです。先日、そのリコリスの葉を全て刈り払ったことで、ようやく初夏の強い日差しを浴びられる様になり、改めて花を咲かせるという任務を思い出した・・・などと言っては、こじつけ過ぎと言われそうです。 それはそれとして、今年、この品種は多くの花は期待できそうにありません。オフシーズンの間に、もっと日当たりのいい場所に引越しさせることにしようと思います。
2022年05月07日
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3月中旬に発芽したコマクサが、一時は20芽ほどを数えていましたが、評判通りに軟弱でこの1ヶ月半で半数余りが姿を消してしまいました。栽培指南サイトのハウツー記事に照らすと、水遣りが極めて重要だそうで、可能性としてこの点に反省すべきものがあったと思っています。 そうした中で、生き残った株に本葉を出すものが現れ始めました。画像はそうした大人への歩みを始めた中で先頭を走っている個体で、既に2枚目の本葉を見せています。これ以外の個体ではまだ1枚目を出すのがやっと・・・という状況です。こうした経過を思い起こすだけでも、この品種を育て抜くことの難しさを思い知らされている昨今です。
2022年05月06日
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白花シラン(紫蘭)が開花しました。昨年と比べて1週間遅れの開花です。誤差の範囲・・・とは言えない幅ではありますが、この冬を考慮すると”やむなし”とせざるを得ません。 長い間、露地で放し飼い状態にしていたものを、昨年からプランタ栽培に戻しました。地中の自由な動きができなくなったストレス(!?)が影響したのか、昨年は芽を出した4芽の内、花を付けたのは1芽だけという寂しい作況でした。環境はそのままですが、今年は芽を出した5芽全てに花軸が付属しています。また、露地植えの頃には草丈が60cmを超えることも珍しくなかったものが、今年は最大でも25cm止まりに小型化しています。これで普通サイズであり、何とか「世間並み」の体型に戻った、という印象です。
2022年05月05日
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あと1ヶ月もすれば自然に葉を枯らせて束の間の休眠に入るリコリスですが、今は伸び放題に伸びた葉が半ば横倒し状態になって周辺に被さり、見かけ上繁茂する範囲が倍増したかの様な景観を実現しています。株元を掻き分けて内部を見ると、既に1/3ほどは枯れています。花後に葉を出してから7ヶ月、もう十分に光合成は足りただろう、という勝手な判断で、見苦しく繁茂する葉を、前倒しで刈り払おう、ということにして作業に取り掛かりました。 作業そのものは園芸バサミでチョキチョキ切り払うだけの簡単なものです。30分余りで全てを刈払い、刈り取った葉っぱをプチ菜園に穴を掘って埋めました。その様子が下の画像で、最下段の土壌が黒っぽい部分が葉っぱを埋めた場所です。梅雨入り頃には土に戻り、いい肥料になる筈です。
2022年05月04日
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ニワゼキショウ(庭石菖)が咲き始めました。と言いながら、「随分草臥れてるじゃん!! 」と突っ込まれそうな見てくれですが、その理由は気付いたのが5時に近い夕方だったために、花弁を閉じて眠りに就く準備に入った場面でシャッターを押すことになったためです。明日1日ぐらいは寿命があると思われるので、シャキッとした画像は明日トライしてみます。因みにこの個体、今年の1番花で、昨年と比べて2日早い開花です。昨年までこの場所(親株から2m離れた位置)にニワゼキショウは認知していなかったので、飛散した種子が風に乗るなどの方法でここまでワープ(!?)して発芽したものと推定されます。現在、ニワゼキショウは我が家では総量規制の対象なので、管理人の目を盗んでこの場所に根付いた様です。油断できない、中々手ごわい相手ではあります。
2022年05月03日
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先だっての日曜、4/30に、いつもの弾丸ツアーで福井県大野市に出掛けていました。目的は、あるスキー場に群生するカタクリを見物することでしたが、結果は”大外れ”に終わってしまいました。 このスキー場のカタクリを知ったのは30年余り前の事でした。新設されたスキー場や高速道路にはタラが大量に自生する傾向があり、当時は随分美味しい思いをすると共に、群生するカタクリは目を楽しませて貰ったものでした。今は?というと、ゲレンデには木質チップが分厚く撒かれて、カタクリはほぼ全滅していました。そのチップは腐敗が始まり、カタクリに変わって大量のキノコが生えていました。もう一方の楽しみ、タラの木も全滅状態で、木そのものが姿を消していました。 そんな具合で、主たる目的は完全な「空振り」に終わり、帰路に就きましたが、せめて帰りは気分を変えよう、ということで大野市から福井市を経由して帰りました。車を走らせていて、水田の準備が始まっている風景が目に付きました。その水田の畔や土手は完全に除草され(実は雑草防止用のネットが張られています)、そこにシバザクラが植えられています。田植え前、水田に水が張られると、反射分を含めると花のボリュームは倍増して、壮観だろうな、という印象でした。画像は水路の土手に貼られたもので、ここが比較的高密度に植え付けられていた場所です。まだ全面にシバザクラが行き渡るという状態ではありませんでしたが、数年後に再訪する機会があれば、土手全体に咲く様子が見られるかもしれません。
2022年05月02日
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コマクサ「丹頂」が開花のペースを上げて来ました。この品種ではサクラの様に一斉に咲き進むことはない様で、花軸1本単位で咲き進んでいる様に見えます。この花軸は2本目で、1本目はピークを僅かに過ぎた頃、賊どもに喰い荒らされてしまいました(既報)。3番手から5番手は若干の遅れで足並みを揃えている様に見えます。他に、株元には草丈2~4cmほどの花軸が数本見られますが、もしかするとこれらの小さい花軸は開花まで漕ぎ着けられずに立ち枯れるものが出るかもしれません。理由は気温が上がり過ぎて品種ごとの開花に適した温度範囲を超えるためで、春に咲く山野草でよく起きる現象です。
2022年05月01日
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