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☆そういち☆

☆そういち☆

2014年01月03日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 人は生れながらに人を恋している。憎しみや争いが人間の本旨であり得ようはずがない。様々な不純な動機のために国と国とは分れ、心と心とが離れている。不自然さの勢いが醜い支配におごっている。

しかし永続し得る不自然さが何処にあり得よう。凡ての心は自然へと帰りたがっている。凡てが自然に帰るならば、愛はもっと繁く吾々の間を通うはずだと私は思う。何事か不自然な力が、吾々を二つに裂いているのである。


「汝曹なんじがともがら互に愛せよ」と教えはいう。しかしかかる教えが現れるよりも先に、人情は生れながらに「互を愛したい」と求めていると私は想う。愛は聖者の教えであるが故に深いのではない。人情に基くが故にその教えが深いのである。


人が自然な人情のままに活き得たら、この世はどんなにか温かいであろう。この世に真に貴いものは、権力でもなく知識でもない。それは一片の温かい人情であるといつも想う。

しかし何が故か、人情の生活は踏みにじられて、金や武力が世を支える柱だと考えられる。かかる勢いはさながら「互を憎め」とさえいうように見える。国と国とはいつも戦いの用意を怠おこたらない。しかし人情に背くかかる勢いが、どうして永遠な平和や幸福の贈り手であり得よう。ただかかる不自然さが蔓はびこるばかりに、心が心から本意なくも裂かれているのである。長い間代る代るの武力や威圧のために、どこまでも人情を踏みつけられた朝鮮の歴史を想う時、私は湧き上る涙を抑え得ない。


「民芸四十年」 柳 宗悦 (著) 朝鮮の友に贈る書より

柳 宗悦については↓


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%B3%E5%AE%97%E6%82%A6


朝鮮の友に贈る書は、青空文庫で全文が読めます。




柳宗悦が、この文章を書く契機となった3.1運動は、↓


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E3%83%BB%E4%B8%80%E7%8B%AC%E7%AB%8B%E9%81%8B%E5%8B%95#.E5.BD.93.E6.99.82.E3.81.AE.E5.8F.8D.E9.9F.BF

もう少し抜き書きします。


「朝鮮の内なる感情がその民族において固有であり、内なる歴史がその経験において独特であるに従って、その藝術もまた真に独歩である。批評的歴史家はその国是こくぜを事大主義であるという。しかし少くとも藝術においてはそうではない。朝鮮の藝術そのものが、それ自身の美において偉大である。どこに事つかえるべき他の大があったであろう。今日法隆寺や夢殿に残された百済くだらの観音は、支那のどの作品に劣るであろう。またどの作品の模倣であり得よう。それらは日本の国宝と呼ばれるが、真に朝鮮の国宝とこそ呼ばれねばならぬ。」




久しぶりに美しい日本語を読む。

日本人の言葉というより、ホイットマンの詩でもを読んでいるかのような感じになる。


ホイットマン同様の人間への信頼とその確信の深さが、僕を唸らせる。


「私は人間の深さを信じ、真理の力を信じている。必ずや正しい道が最後の捷利者である事を信じている。また自然の美しい意志がいつか満される事を疑わない。また刃よりも愛が絶大な力の所有者である事を疑わない。または柔かい人情が、平和の固い守護者である事をも信じている。よし様々な汚濁おじょくの勢いが蔓はびころうとも、私は宗教が真にこの宇宙を支配する力だと信じている。また藝術がこの世を浄め、美しくする力だと信じている。争いは本流を作りはしない。愛に飢える人情がこの世の家庭を作るのである。人間の心の底には、どうしても奪い得ない情愛の求めがあると私は信じている。」


もうひとつ、思い出した文章がある。

アウシュビッツ収容所に於いて、ユダヤ人が血で壁に描いた文章を・・・・・


人間が人間らしく生きられる。



あの状況下で書いたユダヤ人が居た。



(-∧-)合掌・・・






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Last updated  2014年01月03日 06時43分09秒
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