おしゃれ手紙

2022.10.01
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テーマ: ■雑学王■(675)
カテゴリ: トリビア

見世物と言っても、虎の皮を板に張り付けるような代物せはなく、生きた虎を見せるのです。
その虎は、生後七か月ほどの子虎で、大きな犬ほどの大きさです。
また、少々値は張りますが銭七百文(約1400円)を上乗せすれば、
鶏を食べるところを見せると言うのです。
鶏は生きたものか死んだものかは、書かれていません。
それにしても七百文はちょっと高い気もします。
この虎は、オランダ人が長崎へ持ち込んだもので、千七百両もした高価な虎、少しでも元を取ろうというのでしょう。
さてこの虎は、将軍の上覧にも供されたほどの虎でありますが、 実は虎にあらず豹だったのです。
虎は元々日本にいない動物、豹を虎と偽ってもばれないと思ったのでしょうか、しかし、昔の日本では豹を虎のメスと考えていた時代もあり、あながち嘘とも言えません。

「下級武士の食日記 増補版」より
「竹林豹虎図(ちくりんひょうこず)」
名古屋城の本丸御殿(名古屋市)。
一之間と二之間には、「竹林豹虎図(ちくりんひょうこず)」と呼ばれる障壁画がはめ込まれている。
竹林で虎の親子がたわむれる様子が、金箔と岩絵の具で描かれている。
江戸前期に狩野派の絵師が手がけたといわれる。
何頭かはどう見ても豹だが、制作当時、日本では虎と豹は区別されておらず、豹は虎の雌と思われていたとされる。

とら年ですから:陽気に虎拳:とらとら
とら年ですから:「山月記」の虎が表すものと国語の教科書問題
とら年ですから:もしもトラがいなくなったら
とら年ですから:虎の名前の植物
とら年ですから:張り子の虎
とら年ですから:虎口(こぐち)
とら年ですから:虎の語源
とら年ですから:千人針と寅年生まれ
とら年ですから:大坂・高麗橋の虎屋
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Last updated  2022.10.12 10:26:15
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七詩 @ Re:「光る君へ」定子&清少納言「香炉峰の雪」(04/22) 定子の母は漢詩の名手で伊周も学才に優れ…
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