2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
全29件 (29件中 1-29件目)
1
私:その後の朝日新聞の連載記事「プロメテウスの罠」をまとめてみよう。 日本からの使用済み核燃料の英仏への輸送は1978年に始まった。 再処理で高レベル放射性物質が最初に日本に帰って来たのがフランスからで1995年4月だった。 青森県のむつ小川原港に到着だ。 輸送用キャスク(cask)に雨があたると一瞬で水蒸気が上がったという。 A氏:高温なんだね。私:高レベル廃棄物はガラスと混ぜあわせたガラス固化体というものになる。 大量の放射性物質が詰まり、核分裂は続いていて高温だという。 このときは、ガラス固体化28本がひとつのキャスクに詰められて戻ってきた。A氏:キャスクに雨があたって蒸発したから、中のガラス固体化はもっと熱いんだね。私:最終処分の前に、何十年も厳重に保管して冷却をしないといけない。 2回目のガラス固体化の運送は1997年で、フランスから40本。 こうしてフランスからは2007年までに1310本が戻ってきた。A氏:英国でも再処理をやっているね。私:英国から返還が始まったのは2010年からで840本が予定されているが、まだ、104本しか戻っていないという。 英国のセラフィールドにある日本向け再処理工場が稼働を開始したのが1994年。 しかし、2005年、事故で閉鎖した。 そこで、別の工場でプルトニウムにウランを混ぜ、MOX燃料に加工され日本に運ばれてきた。A氏:例のプルサーマル計画だね。私:しかし、浜岡原発に運ばれる予定が、菅前首相の運転停止指示で、2011年8月に英国は日本向けMOXの工場を閉鎖した。 プルトニウムは英国に保管されることになった。 現在、英仏には約28トンのプルトニュウムがあるという。A氏:保管料がかかるね。私:2.4万トンの使用済み核燃料を37年保管すると保管費用は約1兆円だという。 危険度がはるかに高いプルトニュウムを28トンも保管するとなると、こんな額ですむはずがないね。 しかも、日本にも45トンのプルトニュウムがある。A氏:また、電気代の値上げかね。私:トイレのないマンションの原発は、停止しても、「過去の汚物」処理でまたカネがかかるね。
2012.02.29
コメント(0)
私:WOWOW3で放映したのを見た。 以前に、部分的には見ていたが、今日は最後まで見たね。 朝鮮戦争の映画だね。 韓国軍は学生も軍人として訓練する。 学徒動員だね。 これはその学徒が、自らの学校を守り、多くは倒れる話だね。A氏:朝鮮戦争というと、1950年からで、覚えやすい数字だね。 勃発が6月25日。私:この映画では北朝鮮軍の大佐が出てくるが、8月15日まで勝利という言葉が出てくる。 その日は金日成の誕生日なんだね。 北朝鮮軍はそれをめざして進撃するんだね。 この映画は実話に基づいていて、1950年の8月11日に学校を攻める北朝鮮軍と学徒71名との戦いだね。 この映画では、すでにアメリカ軍が参加している時期だね。 韓国軍の将校が、応援をアメリカ軍に要請に行くが、アメリカ軍にも余裕が無い。 そのとき、2つの新対戦車バズーカ砲が提供される。A氏:北朝鮮の戦車はソ連の最新鋭のもので、その鉄板はアメリカのバズーカ砲ではびくともしなかった。 あわてて口径の大きなバズーカ砲が作られ、補給されたという。 この映画の8月頃には新バズーカ砲が間に合ったわけだ。私:ここに登場する学生は、俺たちと同じ年齢だね。 朝鮮戦争が起きたとき、俺たちは高校生だったからね。 もう、20年前になるかね。 俺は、韓国に用事で行ったことがある。 そのときに、通訳をやった人が俺と同じ年齢だった。 彼の高校生時代は3年続いた朝鮮戦争の真っ只中で、自動小銃の発射で青春が終わったと言っていた。 彼は、最初は韓国軍にいたが後に北朝鮮軍に入り、最後はまた韓国に戻ったという数奇の運命を辿っていた。 父母を失い、多くの親戚も失い、結婚もせず、孤独となった。 彼の最後の望みは、キャンピングカーで、韓国の田舎を流浪して暮らすことだったが、もう年だ。 「徒然草」を愛読しているといっていた。 今、彼はどうしているだろうか。 身体は戦争で鍛えられていたから健康でいるだろうか。 映画を見て思い出した。A氏:一方、日本は、朝鮮戦争のおかげで、経済が急速に回復するね。私:倒産しかけて、創業社長が退陣したトヨタは、石田退三社長の時代になるが、トヨタも朝鮮戦争の恩恵を受けた例にもれない。 当時の石田社長の次のような談話がある。 「この数ヶ月、ワシは夢を見ているようだ。 トラックも四輪駆動車もろくに塗装もせずとも、羽が生えている鳥みたいに(韓国の米軍基地を目指して)飛んでいく。 中国の義勇兵がプサンまで攻め込んできたときは、値段もへったくれもなかったで。 よこせ、よこせの矢のような催促じゃった。 ワシも長いこと商売をやってきたが、あの時ほどボロ儲けしたことはなかったわ。 戦争直後のときも(豊田自動)織機は信じられないくらい儲けたが、今度はケタが違う」 このカネがトヨタの生産設備に投入され、高度成長に向う。
2012.02.28
コメント(0)
私:いよいよ、年度末で大企業の子会社天下り人事がはじまるね。 こないだ新聞の株式欄でそのことを書いているのを見たね。 社長で天下りするが、大抵、従業員とは初めて顔を合わせる。 仕事は、子会社採用の部課長連中が仕切っているから、まかせればよい。 下手に介入するとかえって混乱する。A氏:毎日、出勤して、新聞でも読んでいればいいということか。私:ところが、こないだ知り合いのISO9001のコンサルタントに企業天下りのことを話していたら、ISO9001と天下りが関連した話が出たね。 その子会社は従業員100人くらいの中小企業で、ある大手の子会社だ。 社長や重役は天下りで、2年くらいで、また、子会社の退職金をもらって、退職する。 A氏:官僚の天下りと同じだね。私:ところが、十数年前の話だが、当時、中小企業でもISO9001取得がブームになり出したことがあった。 新しく天下りした社長は、2年間の在任中に子会社にISO9001を認証させることを考えた。A氏:毎日、新聞ばかりよんでいないで、自分の社長時代の手柄を残したかったんだろうね。私:そこで俺の友人がコンサルタントとして呼ばれた。 予定通り1年ほどかかけて、準備は終り、審査に入った。 ところが1点、主任審査員が指摘したことがあった。 その子会社の現場は、コンベヤーで製品が流れ途中の検査工程で最終品質が確認され、包装され、最後にダンボールに入れて、ラベルを貼るという流れだ。 このダンボールに包装された製品を入れるときに貼るラベルとの一致の確認を最終検査としたんだね。 この会社は100人ぐらいの従業員だが、単純作業が多いのでパートタイマーが8割くらいを占めていた。 当然、最後のラベルとの一致確認は単純作業だから、パートがやっていた。 これを審査員は、最終検査は重要だからパートはだめだと言い出したんだね。A氏:だって、製品は包装の中だから製品品質の検査はしていなのではないの?私:そうだね。 そこでコンサルは、クレームをつけるべきだと助言した。 ところが、社長は、わざわざ、担当課長を連れて審査機関に足を運んで、審査員に修正案を提示して、なんとかパスできるように交渉に行ったんだね。 コンサルタントは頭に来て、指導をやめたという。A氏:社長は審査員に頭を下げてなんとか自分の任期中にISO9001の勲章が欲しかったんだ。 目的は、自分の手柄を作ることで子会社にきちんとしたシステムを残すことは無視だね。私:社長の目的は達成されたが、その子会社のシステムは歪んだものが残ったと俺の友人のコンサルタントは言っていたね。 企業天下りの弊害の一例かもね。
2012.02.27
コメント(0)
私:橋下大阪市長が、坂本龍馬の「船中八策」にならって、画期的な改革案を出しているが、たしか、その中に首相公選制があったと思うね。 首相を米大統領のように、国民が直接選ぶわけだ。A氏:その米大統領選の選挙運動が今、真っ最中だね 今朝の朝日新聞の「ザ・コラム」では、その大統領選の汚さにふれているね。私:来月、米大統領選を題材にした「スーパー・チューズデー」という映画が、日本で公開されるそうだが、当選するためなら魂を売るような男が何人も出てくるという。A氏:そして、選挙工作員というプロがいる。 「問題献金の中和作戦」という例は面白いね。 あるプロの話として、自陣候補が不祥事を起こした経営者から巨額献金を受けていたとき、当の経営者に頼んで、相手候補に目立たない額を献金をさせた。 気づかず、相手は献金問題でせめてくる。 「あなたも同じ人物から献金を受けている」と切り返したという。私:建国時から、清く正しい大統領選など、一度もないという。 その原因は「王侯貴族のいない米国では、大統領選こそ至上の権力。 賭けが大きい分、死にものぐるいになる」ということだそうだ。 日本で首相公選制にしたら、どういう状態が想像できるかね。 やはり、汚いものになるかね。 実現は容易ではないだろうが。
2012.02.26
コメント(0)
私:朝日新聞の連載で毎日「プロメテウスの罠」という記事がある。 もうかなり長く続いていて、原発についての詳細な事実が記載されている。 24日からは、日本の原発の使用済み核燃料の処理をしている英仏の話題に変わったね。 この問題は、このブログの「隠される原子力」でとりあげたので興味があったね。A氏:日本はせっせと使用済み核燃料の再処理を英国・フランスに委託し、45トンものプルトニュウムを保持してしまったということだね。 そこでこのプルトニュウムを始末するために、苦し紛れに考えられたのが「プルサーマル」計画だったね。私:この新聞記事は、核燃料の処理をしたプルトニウムが、英国からどのようにして日本に返ってくるのかを詳しく報じているね。 まだ、これから連載されていくので推理小説のような興味があるね。 使用済み核燃料は、パシフィック・ニュークリア・トランスポートという英国の会社の船で運ばれている。 船は4隻あり、英国と日本、フランスと日本の往復がほとんどだという。 イギリスの西海岸カンブリア州のバロー港を母港にしているという。 核物質を運ぶパシフィック社の船は、航行途中の国々に嫌われるので、日本までの約2カ月の航海中、一度も寄港しないという。 テロの襲撃に備え、武装もしている。 日本で積まれた使用済み核燃料がバロー港に荷揚げされると、北に約40キロ離れた再処理施設、セラフィールドまで鉄道で運ばれるのだという。 プルトニウムの輸送は93年が最後で、99年からウランとプルトニュウムを混ぜたMOX燃料の運搬が始まる。 運搬は年1,2回だが、パシフィック社の年売上高は約26億円で利益は約1.3億円だという。 明日のこの欄は、それについての取材が載ることになるね。
2012.02.25
コメント(0)
私:今朝の朝日新聞の「池上彰の新聞ななめ読み」の欄では、こないだ問題になった東大地震研究所の首都直下地震「4年以内に約70%」を報じた読売新聞の記事をとりあげているね。 これは1月23日の読売新聞朝刊1面で扱っているが、この記事に対して、東大地震研究所のHPでは 「この試算はすでに昨年9月に地震研究所談話会で発表されたもので、その際にも報道にとりあげられていた。 それ以降、新しい現象が起きたり、新しい計算を行なったりしていない」 という。A氏:4カ月経過してから、一面で取り上げるほどのニュースではなかったんだね。私:去年9月以降、首都圏の余震は減っているので、4カ月経過した現時点で試算すると確率は下がるという。 事実、京都大学防災研究所が同じ式を使って今年1月までの地震回数で割り出した確率は「5年以内に28%」だという。A氏:俺は東大と京大の違いに気になっていたんだが、なんだ、データの期間が違うということか。 同じ式で、昨年9月までの余震データで計算すると東大の「4年以内に約70%」、 今年1月までの余震データで計算すると京大の「5年以内に28%」というわけか。私:当時、テレビでも直接、東大地震研究所の所長にインタビューしているのを聞いたが、必ずしも「直下型」と言っていなかったような記憶があるね。 南関東と言っていたような気がするね。 とにかく、大地震はいつ起きるかもしれないから、日頃、防災に心がけるしか無いね。
2012.02.24
コメント(2)
A氏:今朝の朝日新聞で日本の原油輸入国の割合データが詳しく載っていたね。 これを見ると、サウジアラビアが、トップで32.8%。 次いで、アラブ首長国連邦が22.9%。 イランは8.7%。私:新聞では、イラン核開発への米国の制裁に応じて、石油元売りの国内最大手JX日鉱日石エネルギーは、イランからの原油輸入を1割減らす方針だという。 代わりにサウジアラビアなどからの調達に切り替え、全体の輸入量は減らさないという。A氏:他の元売りのコスモ石油も1月からイランからの調達を減らしたという。私:JXとほぼ同じ量を輸入する昭和石油は、日米の協議がまとまり次第、一部をサウジアラビアなどに切り替えるという。A氏;サウジアラビア様様だね。 イラクは2.7%ということで、まだ石油の産出が回復していないのかね。私:米国はすでに石油輸入国だが、ペルシャ湾岸国の国別輸入量はどうなっているのか、興味があるね。 ところで新聞の同じ頁で、原油価格がじわじわと上がっていると報じている。 専門家の間では、イランなどの中東問題の影響は一部の要因で、大きな要因は各国の金融緩和であふれてきたマネーだという。 カジノ経済の出番だね。 ガソリンの値上げは避けられないね。A氏:原発の代わりに火力発電に使うLNG(液化天然ガス)は中東からはカタール15.1%、アラブ首長国連邦7.0%と合計22.1%。私:多いのはマレーシア19.1%、オーストラリア17.8%、インドネシア11.9%だね。 こっちのほうは、原発停止で問題になるね。
2012.02.23
コメント(0)
A氏:昨日の朝日新聞の夕刊で「イラン原油 4割減継続」とあったね。 イランの核開発に対する米国の制裁として、イランの原油輸出を抑えようとしているね。私:日本はすでにイランからの原油輸入を4割削減しているという。 日本は原油輸入の87%を中東に依存しているが、イランからの輸入は全輸入量の約10%だという。 イランに代わる他の調達先をさがしているという。 米国は、4割減でOKというわけには、いかないかもしれないしね。A氏:日本は原発稼働がゼロになりそうなので、石油依存が増加するのではないの。 これは痛いね。 そして、イランも英仏には原油輸出をストップするというから強気だね。私:いや、それは裏があるらしい。 英仏は、イランからの原油輸入を7月からゼロにするとしたので、石油会社は早めに他に供給先を変えだしているという。 そのため、事実上、ストップに近い状態になっているのだという。 昨日の神奈川新聞に書いてあったよ。A氏:それを知って、イラクはわざと強気になったのかね。 イラクもいろいろ駆け引きをしているんだね。私:イラクの核開発が、石油とからむのは、いかにもペルシャ湾岸国の問題らしいね。
2012.02.22
コメント(0)
A氏:今朝の朝日新聞では、財務省の20日発表によると1月の貿易赤字が過去最大の1.4兆円だと報じているね。 原発事故で火力発電に使う液化天然ガスの需要が高まり、輸入はますます増えるね。私:これまで、日本は貿易収支と海外からの利子や配当などの所得収支の2本柱で経常収支を稼いできたが、これだけ貿易収支の赤字が巨額になると、経常収支は赤字になり、恒常化するおそれがあるという。A氏:日本は資産があり、国債の借金がたくさんあっても平気と言っていたが、どうも一角がくずれてきたね。 経済欄では各国の金融緩和で、カネが市場に渡り、株・原油が世界で上昇と報じている。 日本の原油の輸入金額がまた増加するね。私:そういえば、経済アナリストの水野和夫氏は、日本の成長経済は終わったのだから、統計はGDPは見ないで、経常収支と雇用統計だけ見るというが、その経常収支に変化が出てきたね。 それに輸出がへれば国内雇用もへる。 まさに、成長経済はどんどん崩壊しているね。 インフレターゲットは効果があるのだろうか。
2012.02.21
コメント(2)
A氏:今朝の朝日新聞の国際面で「米軍 静かな帰還」という見出しで、 イラク戦争からの米兵の本国帰還を米社会は「国民の英雄」として 祝うムードはないと報じているね。 イラク戦争は最初は輝かしい勝利だったが、前ブッシュ大統領が 開戦2カ月で「主要戦闘終了」宣言を出したね。 しかし、その後、泥沼化して、米兵は7年間駐留し死者は4500人を超えた。 まさに「血と油」だね。 アフガンと合わせた戦費は1兆ドルだという。私:オバマ政権を悩ませる財政赤字の一因ともなるね。 そもそも、前ブッシュ政権ではイラクからの米軍撤退時期は 明らかでなかったね。 それがオバマ政権では期限を設定して撤退を完了した。 昨日までのこのブログでは「血と油」という2004年に発行された本を 話題にしてきたが、この本ではブッシュ・チェイニー政権は、石油の 確保のため米軍撤退はなかなか決断できないだろうとしていたね。A氏:しかし、オバマ大政権になって撤退となった。 「血と油」ではアメリカの輸入石油の依存度が高くなるのに関連して、 米軍のペルシャ湾岸地域への軍事介入が必要になったとしているね。私:米国への石油供給問題については、イラク戦争は成功だったのかね。 それが、この新聞では報じていないね。A氏:米軍でなく、民間会社が傭兵で管理しているのではないのかね。私:新聞の同じ頁では「イラン 核疑惑 解明なるか」とイランへのIAEAの調査が報じられているね。 そしてその下に、「イラン 英仏向け原油の輸出停止」を発表とあるね。 欧州連合(EU)がイランの核開発に対する制裁強化として イラン石油の全面禁輸を7月から実施するとしたことへの対抗策だという。 もっとも英仏ともイランの石油依存度は少ないという。A氏:アメリカの石油依存度は高いだろうから、どう出るかね。 また「血」が流れるかね。 しかし、アメリカにはその力はあるだろうか。 石油漬けのアメリカにとっては大きな問題でないのかね。私:もっと石油という「もの」から報じてほしいね
2012.02.20
コメント(0)

私:アメリカの石油消費の危機に対する対策として著者は3つを提案している。第1がエネルギー政策と国外の安全保障義務との分離だね。A氏:外国で石油確保のためアメリカ兵の「血」を流さないことか。私:第2は、輸入石油への依存を弱めることだ。 そのために石油消費を抑えるしかない。 特に、消費量の多い交通・運輸関係の消費量を減らすとともに、代替燃料や新しい種類の自動車や推進装置を開発したり、大量輸送機関を充実させたりすることだという。 第3の提案はポスト石油経済への移行の推進だという。A氏:アメリカ人の石油漬けの生活の見直しだね。私:いずれも大変革だね。 これは著者のブッシュ・チェイニー政権の石油政策の批判からくるが、現在のオバマ政権の輸入石油依存政策はどうなっているのかね。 石油供給危機はもっと増大しているのかね。A氏:最近、アメリカは東芝型原子炉2基を新規に増設するというようなニュースがあったね。私:この本は2004年に書かれたものだ。 それから7年経過して、アメリカの石油問題がどうなったのか。 オバマ政権は、著者が7年前に警告した石油問題を解決しようとしているのか。 再び、論じてほしいものだね。
2012.02.19
コメント(0)

私:石油供給をペルシャ湾岸以外の地にもとめるのを供給源の「多様化」と言っているね。A氏:「多様化」とはペルシャ湾岸以外の代替え供給元だね。私:代替え供給元は次の8カ国だね。 ・メキシコ アメリカの輸入石油の安定供給国で、埋蔵量も豊富 ・ベネズエラ エネルギー部門に国際投資が増加している。 ・コロンビア アメリカにとって重要な石油供給国である。 ・ロシア アメリカをはじめとする外国投資家の参加にる開発を含め、新たな油田の開発をすすめている。 ・アゼルバイジャンとカザフスタン 確認石油埋蔵量の大幅な増加が見込まれる。 ・ナイジェリア 今後、10年間で倍増の石油生産目標をかかげている。 ・アンゴラ 海洋石油の増産が期待できる。A氏:実際にこれらの油田に一体どのくらの石油生産が見込めるのか。 その内、アメリカに輸出されるのはどのくらいかだね。私:数字的にみると、確認埋蔵量ではペルシャ湾岸が、これら8カ国の約3倍強。 しかし、生産量は同じくらいだ。 そしてこれら8カ国のアメリカへの石油供給の障害となっているのは、多くは発展途上国なので国内消費の増大、油田の深刻な枯渇、それに投資意欲をそぐ政治情勢だね。 長引く地域紛争に巻き込まれる危険性もある。A氏:石油の供給元の多様化は、アメリカへの安定供給の解決策にはなりそうもないということか。私:それにもっと石油がほしいのはアメリカだけではない。 中国やロシアも石油が欲しい。 そこに軍事がからむおそれがある。 アメリカ、中国、ロシアの3大国が石油をめぐって政治的にどういう関係になるかが、更に大きな問題だね。 明日は、著者がこの問題解決に対する提案にふれよう。
2012.02.18
コメント(0)

私:2001年のアメリカ国家エネルギー政策決定グループ(NEPDG)によると、1999年から2020年の間に、石油の生産量を6割増加しないと、世界消費量を満たさないとされていた。 さらにペルシャ湾以外の多くの地域では、生産量が頭打ちになったり、減少したりするので、ペルシャ湾岸産油国は全体で85%の増産をしなければならない。 この本が発行されてから、リーマン・ショックがあったが、石油の需要量の増加は大きくは変わっていないだろうね。A氏:20年間で約2倍の増産が必要だということだね。私:そのためには、アメリカはペルシャ湾岸産油国に石油生産量を倍増し、輸出するように要請しなくてはならない。 それには、これら諸国と政治、経済、技術、軍事の各方面での多くの障害を乗り越えなくてはならない。 特に経済面と技術面だね。 まず石油施設を作る厖大なカネだね。 そして技術力。A氏:カネは外国の投資を求めればいいのではないのかね。私:金満家のサウジアラビアでさえ、2020年までに自力で石油の総生産量を倍増することはできず、かなりの外国資本を必要とする。 しかし、サウジアラビアの首脳部は、国内石油の採掘に外国企業を介入させたがらない。 クエートも外国による石油資源の所有を憲法で禁じている。 カタールとアラブ首長国連邦も似たような障害がある。 イランとイラクは政治的な問題が絡んでいる。A氏:これら諸国は、親米派とみられることを好まないだろうね。 アメリカがイスラエルと密接に結びついているのも問題だね。 イランとは今、核問題で険悪な関係になっているね。私:そこでブッシュ政権では次の3つが課題になった。 第1にサウド家の支配下でのアラビアの政情を安定させること。 第2にイラクのフセインの失脚。 フセインがいるかぎり、ペルシャ湾岸が完全に安定することはあり得ず、また、イラクの石油生産を倍増させることは不可能だ。 第3にイラン政府への圧力を強め、最終的に新米政権を出現させること。A氏:第2はイラク戦争によるイラク兵、民間人、アメリカ兵、フセイン処刑という「血」で終わったね。 イラク戦争のとき、アメリカ軍はすぐに石油施設の確保に走ったが、かなり破壊されたね。 しかし、第3の課題の解決はますます、困難になってきているね。私:第1の課題も解決困難な問題だ。 サウジアラビアは世界有数の高い出生率のために若者が多い。 その若者の失業率が高い。 王政だから政治抑圧も強い。 最近は、民主化にからんでシリアの内紛も国際的な政治問題になっている。 アメリカは、これらの課題を解決し、ペルシャ湾岸国から安定した石油の供給を得ることができるのだろうか。 今のままでは、石油の需要に対し、供給が間に合わず、価格も上がるだろう。 日本も覚悟しないといけないね。 明日は、ペルシャ湾岸以外の石油と紛争にふれよう。
2012.02.17
コメント(0)

私:この本は、2004年の発行だ。 オバマ氏が大統領になったのは2009年だから、この本でとりあげているアメリカ政府の政策は、ブッシュ政権のときのものだね。 そして、9.11のテロ以降の政策を反映しているね。 昨日、ふれた通り、アメリカの石油消費は増大し、それに伴い石油輸入が増加している。 安全保障でも重要な石油を国外に依存するのはいいことではない。A氏:だから、当然、石油以外の代替エネルギーを戦略的に求めるはずだね。 一方、アメリカ人の石油依存の生活の脱出が長期目標として掲げるはずだね。私:ところが、ブッシュ政権は、それに重きを置かず、依然として世界の石油埋蔵量の68%を占める湾岸地域の石油に頼る政策が基本だった。 そして、世界の石油の43%がホルムズ海峡を通過する。 この石油に対するテロリストの脅威とイランのような敵対国の脅威がともに増大している。A氏:最近では、イランがホルムズ海峡閉鎖を言い出しているね。私:これに対する対策は、この地域にアメリカ軍を投入する政策だね。 これはオバマ政権も変わらないだろうね。 実際、テロリストと戦うために計画された軍事作戦と、エネルギー資産である石油を守るために企画された作戦とを区別するのは難しくなってきている。 むしろ、両者を融合しようという傾向がブッシュ政権の政策だね。 ペルシャ湾以外に、ラテンアメリカでは、コロンビア軍が石油パイプラインをゲリラ攻撃から守る能力を補強するように、合衆国南方軍が命じられた。 カフカスでも石油パイプラインをテロリストから守るという名目でアメリカ欧州軍が参加している。 アジアでもスマトラ島とマレー半島の間を抜ける主要航路、マラッカ海峡での石油輸送を保護し、テロ行為を防ぐためにアメリカ太平洋軍が小型艦艇からなる小艦隊の配置計画を発表しているという。A氏:ホルムズ海峡も、マラッカ海峡も日本の石油輸送のメインコースにあるね。私:ブッシュ政権は輸入石油に依存する危機への対応として、ますます軍事力に頼る道を選んでいる。 著者は、外国の石油依存の代償として、アメリカがますます、多くの血を犠牲にするだろうとしているね。 明日は、アメリカが依存している産油国の政治的不安定の問題だね。 著者はこれを「ペリシャ湾岸の罠」としているね。 アメリカは、この罠に引っかかるのかね。 これは、この本の発行後、中東を吹き荒れた民主化の動きにも見られるね。
2012.02.16
コメント(0)

私:1942年、第2次世界大戦に本格的に参戦した時のアメリカは世界最大の産油国で世界の石油総埋蔵量の半分近くを保有していると考えられていた。 これは逆に言うと、自国の石油を使い果たせば、他に頼るべき供給源がないことを意味していた。A氏:第2次世界大戦は、石油の戦争だね。 戦車、飛行機、輸送船、潜水艦、航空母艦、装甲兵器輸送車両など、石油を動力源とする兵器が使われ、厖大な石油を消費したね。私:だから、アメリカ政府は石油の供給問題に早くから危機感を持っていた。A氏:そこで中東が登場するわけだね。 ルーズベルト大統領は、サウジアラビアに武器貸与援助を認めたね。私:1945年2月14日、ルーズベルト大統領はサウジアラビアのイブン・サウド国王と会見した。 会談は通訳を介し、5時間半かかり、記録は一切とられず、アメリカ側はルーズベルト大統領一人だったという。A氏:片や、民主主義のトップリーダー、片や、奴隷に囲まれた絶対君主。 石油という「もの」が両者を結んだね。私:アメリカの埋蔵石油が枯渇する懸念と石油と戦争が結びついているという認識は、以後、アメリカ政府に強い影響を与え、サウジアラビアの石油のアクセスがアメリカの国家安全保障上の重大利権であり、それを守る必要があった。A氏:しかし、イスラムのサウジアラビアとの関係は政治的に不安定だね。 アメリカ軍がサウジアラビアに駐留すると国民が反発するだろうね。私:このため、ルーズベルト大統領以後、トルーマン・ドクトリン、アイゼンハワー・ドクトリン、ニクソン・ドクトリンと試行錯誤がはじまるね。A氏:イランが問題だと、イラクを支援したり、今度は、イラクを叩いたりだね。私:カーター大統領も、ペルシャ湾地域への軍事力投入を容易にするため、統合任務部隊を創設した。 レーガン大統領は、サウジへの武器売却を拡大した。 パパ・ブッシュ大統領のとき、イラクを叩くが、このとき多くのアメリカ兵をサウジに駐留させる。 これが、オサマ・ビン・ラディンを怒らせる。 「アメリカ人を殺し、その軍隊をイスラム圏全土から駆逐するのが、あらゆるイスラム教徒の個人的な使命である」と厳しい口調で言い放った。A氏:しかし、彼を怒らせた最大の原因は、サウジへのアメリカ軍の配備と、1945年にルーズベルト大統領とイブン・サウド国王が結んで以来続いているアメリカ政府とサウド王家の同盟だね。私:輸入石油に対するアメリカの渇きと保護に対するサウド王家の飢えの産物だね。 宗教でなく「もの」が背景にあるね。 明日は、ブッシュ政権のエネルギー戦略にふれよう。
2012.02.15
コメント(0)

私:この本は、以前、読んだ「養老孟司の大言論・嫌いなことから、人は学ぶ」に引用されていたものだ。 この本は、2004年に刊行されていた本なので図書館からすぐに借りられた。 養老孟司氏は、事件の裏の「もの」を基本に考えるべきだとして、太平洋戦争も「八紘一宇」だの「日本軍国主義」という精神主義より、日本軍が「油」の供給に不安を感じてやむを得ず戦ったというね。 背景に「油」という「もの」があることを指摘しているね。 サミュエル・P・ハンティントンが1993年に発表した「文明の衝突」では、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、儒教という「文明」の衝突が「現代世界の紛争の発展における最新の局面である」としている。 しかし、著者は、最近のアフリカやアジアで起きた戦争を調べたたら、大抵は文明の相違やアイデンティティの問題でなく、「資源」が現代紛争のもとであるという結論に至ったという。A氏:養老氏のいう「もの」でみる見方だね。私:アンゴラとシエラレオネの間の流血は、ダイヤモンド産出地の指導権争い。 コンゴの場合は、金と銅。 ボルネオやカンボジャの場合は木材。 これらに民族的・宗教的な敵愾心がからんだものだという。 著者は2001年に「世界資源戦争」という本を出したが、当時は石油をあまり大きく扱っていなかった。 しかし、9.11のテロと続くイラク戦争で、石油が世界の資源のうちでもきわめて特殊で、将来、重大な危機や紛争を誘発する可能性が他の資源よりも高いと考えるようになったという。A氏:アメリカはもともと石油産出国なんだろう。私:1859年に産声をあげたアメリカの石油産業はアメリカの経済成長の維持の中心であった。 そして、1980年から第2次世界大戦まで、アメリカは世界最大の石油生産量を誇っていた。 しかし、石油の需要の増加で1940年代末から輸入石油に頼りだし、1973年には30%と後は、一直線に増加し、98年には外国石油の依存度は、50%を超えた。A氏:アメリカは石油でもっているような国だからね。 特に軍隊では重要なエネルギー源だね。私:だから、石油輸入の安定は安全保障と深く結びついているんだね。 ところで、その石油の埋蔵量は、世界の64%がペルシャ湾岸6カ国にある。 これらの国からの安定供給を確保するには、武力も辞さないというのが、アメリカの姿勢だね。 しかし、その厖大な軍事費用とこれらの国との敵対関係は、石油の安定供給に問題を起こしているね。A氏:アメリカも、日本と同様に石油に対する代替えエネルギーを必要としているわけだね。 特に広い国土を走る自動車、トラック、航空機などの石油消費は大きいからね。私:明日は、サウジアラビアとの同盟についてふれよう。
2012.02.14
コメント(0)
私:先週のブログで、ISO9001の適用除外の問題にふれたが、実は、これはISO9001の歴史が背景にあるね。 ISO9001は2000年の改訂前には、ISO9001、ISO9002,ISO9003という3つの選択規格だった。 設計のある会社はISO9001、設計のない会社はISO9002,製品検査だけの会社はISO9003を選択するわけだ。 この3つを中心に関連する規格をISO9000シリーズと言っていた。 ところが、問題が出た。 3つの規格の選択は企業の自由だから、設計のある会社でもISO9002を選択できる。 そして、ISOをとったといえる。 ひどい例はイギリスである設計事務所でISO9002を選択して認証したことだね。A氏:設計事務所と言えば、設計業務しか無いではないの?私:図面のコピーや製本を作業としてISO9002でとったようだね。 これでイギリスのISO9000シリーズの監督部署の長が頭に来たそうだね。 こういう悪用を防止するために、2000年改訂ではISO9001に一本化し、設計のない会社は設計の「除外」を宣言するということになったわけだね。 この「除外」という新語が出て、その解釈でもめたわけだ。A氏:なるほど、それで「除外」は「7.3 設計・開発」だけだという審査員が出るわけだね。 そして、「悪用」で「除外」できないように、「除外は正当で、詳細な理由が必要」となったわけなんだね。私:ところが、2000年版前の87年版でも94年版でも、企業側に実態のない業務については「適用除外」を認めていた。 「ときには、契約によって要求事項の一部を追加又は削除して『修正tailoring』することが必要なこともある」とあった。 この「修正」が2000年版で、ISO9001への統一のための新語「除外」に変わったんだね。A氏:そこで、「修正」と「除外」に違いがあるか、解釈の問題になったわけか。私:2000年版以降の規格本文を素直に読めば「適用不可能」としか書いてないから「修正」と「除外」は同じと考えられるね。 ISO編「中小企業のためのISO9001何をなすべきか・ISO/TC176からの助言」の「除外」の解説例を読むとそれが当たっているね。 設計以外の例として、次があげられる。 ・測定機器を使っていないときは、校正の要求(7.6)は「除外」となる。 ・顧客支給品がないときは、7.5.4は「除外」となる。 ・7.5.3の項目中で、トレーサビリティが「除外」で、識別が「除外」できない場合がある 別の解説に、2002年にTC176の日本メンバー4名がワークショップを開き、当時JABのHPに載ったものがあるね。 このワークショップは、2000年版ができ、規格の解釈上でいろいろ問題が出たので開いたものだね。 その中で「除外」という新語登場でいろいろ疑問が出たことにふれ、「『除外』という言葉の意味を『該当しないと宣言する』と読み替えるようにすすめる」とあるね。 すなわち、「除外」と「該当しない」=「適用除外」は同じだね。 「実際にその業務・機能がないのに、「除外」せず特にそのことにふれず、結果としてあたかもあるかのように誤認させることは問題である」としているね。A氏:しかし、「ない」業務の「ない」の正当性を詳細に説明できるのかね。私:設計のない部品メーカーは「顧客が設計を行うから」くらいしか書けないね。 養老孟司氏が「『ある』の証明は簡単だが『ない』の証明は困難だ」と言っているね。 この2つの証明は対等ではない。 筑波山麓に「ある虫がいる」は、1匹で捕まえれば証明できるが、「ある虫はいない」は広い山麓を虱潰しに調査しないといけない。 そういう健全な教養が審査員にないと「『除外』理由をもっと詳細に書け」ともめるだろうね。
2012.02.13
コメント(0)
A氏:数年前に自民党政権のとき「100年安心プラン」といった年金の崩壊がすでに明らかになってきたね。 年金の賦課方式が少子高齢化で無理になる。 そんなことは数年前から十分にわかっていたことだ。 年金計算の前提となる経済成長率や賃金上昇は先のことは分からないのに、数字通りに未来はあると信じていたようだね。 一種の「神話」だね。 「年金神話」で「百年安心」となっていたんだね。私:「年金神話」は、「原発安全神話」と同様に崩壊した時、被害は大きいね。 一方、財政再建で、増税論議が盛んだが、これにさらに年金一本化と積立方式への転換財源がからむ。 社会保障向けの消費税増税だけではまかなえるのだろうか。 今度は楽観的な神話は捨てて、先を冷静に見るべきだね。 そして、計算の前提はいくつか作るべきだね。 俺たちはこの世にいない頃に問題が現実化する。 死んでしまえばおしまいだが、それでも孫のことを考えると深刻になるね。
2012.02.12
コメント(0)
A氏:こないだの君のブログ「放射能を浴びたX年後」で水爆実験を扱っていたのでアンテナが張られていたせいか、今朝の朝日新聞の小さな記事がひっかかったね。 「私の視点」欄のスタンフォード大・国際安全保障協力センター特別研究員の樋口敏広氏の「低線量被曝・リスク判断は社会的な議論で」というものだね。 この寄稿のメインテーマとはずれるが、ここに1954年の水爆実験のことが書いてあるね。私:日本の消費者は「放射能マグロ」の恐怖におびえたとあるね。 しかも、玄米や野菜からはセシウムやストロンチウムが次々と検出されたとある。A氏:米国政府は、放射能汚染による健康被害は少ないと主張して、君のブログにあるように、日米政府は水爆実験からわずか7ヶ月後に200万ドルの慰謝料で事件を封印。私:それから、マグロや野菜などの検査をピッタリやめて、日本人は低放射線量をあびた食物を食べていたんだね。 その頃、放射線の影響を受けやすい少年少女だった人は、今は50歳代だね。A氏:俺たちも食べていただろうね。私:低放射線量の安全基準というのはなかなか科学的に決められそうにないようだね。
2012.02.11
コメント(0)
私:今朝の朝日新聞社説で、「沖縄負担軽減・見える成果につなげよ」というタイトルの社説が出ていたね。A氏:要するに、普天間移設とパッケージだった海兵隊のグァム移転を切り離し、嘉手納基地より南の5施設の返還をしようというものだね。私:そうすれば、沖縄基地負担軽減が少し早まるのではないかという見方だね。A氏:日米両政府は、負担軽減の実績を上げることで、普天間の辺野古移設への理解を得たいという思いだろうと社説は推測しているね。私:しかし、専門家の別の見方もあるね。 米国は、日本政府が普天間の辺野古移設でもたもたしているので、別の手を打ったというものだね。 普天間固定化はやむを得ないと考えているかだね。A氏:普天間返還合意から16年たったからね。 途中、鳩山元首相の安易な腹案なき県外移転で問題をこじらしたね。私:社説は、辺野古移転を白紙に戻すしか無いという。 そして、今回の方針転換を堂々巡りの議論から抜け出す出発点とすべきと社説は言っている。 しかし、どうも、普天間固定化の新たな出発点となる恐れも否定出来ないね。 それにもふれるべきだね。
2012.02.10
コメント(2)
一昨日は、冷たい雨と強い風。 午後から雨がやんだが、寒い。 最近、インフルエンザが流行しているので、外出するときは寒さには気を付けないといけない。 ところが、今日は朝から青天。 気持ち良い青空だ。 青空に誘われるように、午後、久しぶりに近くの自然公園にウオーキングに出かける。 冬の厚手のジャンバーを着て出かける。 寒いと思ったが、20分ぐらい歩いたら、汗ばんできた。 森のアップダウンする小道の落ち葉を踏んで歩く。 カラスの鳴き声がときどきするくらいで静寂である。 ジョギングする人が追い抜いて行った。 1時間40分くらい歩いたろうか。 携帯電話の万歩計は11972歩。 家に帰って、すぐ汗ばんだ肌着を着替える。 体は温かいので、しばらく家の暖房はいらないくらいだ。 テレビで報じている連日の日本海側の大雪は横浜では想像できない。 明日も日中は晴れそうだが、気温は低そうだ。 早く春が来ないか。
2012.02.09
コメント(0)
私:先週の水曜日に福島市にある会社に用事で行ったんだが、そこの会社の社長と世間話をしていたら、社長が「福島の放射能レベルはイタリアより低い」と言っていたね。A氏:ああ、自然放射能のことだね。 なにか、去年の8月頃、テレビでやっていたようだね。私:ローマは都市が花崗岩でできているからかね。A氏:福島の場合は、危険なのは人工放射能物質そのものが移動していることだね。 口から人体に入ることもあるね。私:内部被曝というやつか。 しかし、その社長はあまり放射能は気にしていなかったね。 小学校ではうるさいらしいがね。
2012.02.08
コメント(3)
A氏:今朝の朝日新聞の文化欄で芥川賞選考委員を辞任する石原慎太郎氏のインタビューが載っていたね。 18年間選考委員をやっていたそうだね。私:俺は、雑誌文藝春秋に芥川賞の作品が載るとき買うんだが、その小説を読んだのは1回くらいかね。 ほとんど、読んでいないね。 むしろ、面白かったのは、選考委員の選評だね。 委員によって評価が違うのが面白かったね。A氏:何か、作品よりも「もうそろそろ」この作家に芥川賞をとらしてやろうとする選考委員がいるようだね。私:いつも、選評を読んでいて面白かったのは、石原慎太郎氏と村上龍氏の二人が他の選考委員と違い、反対意見のことが多かったね。 石原氏は時代が変質して自我が弱くなったと批判しているね。 日本は、個人主義になったというが、違うようだね。 昔が良かったというのは年寄りの言うことかも知れないが、芥川賞作品も、選評もこれで面白くなくなったね。
2012.02.07
コメント(0)
A氏:一時、中断していたISO9001のことなんだが、最近、ある少企業の社長に会ったら、取り引きの都合で、遅ればせながらISO9001の初回審査を受けたという。 そこで「除外」の書き方で審査員ともめたという。 その会社はISO編「中小企業のためのISO9001何をなすべきか・ISO/TC176からの助言」というのを参考にして、「除外」を書いたんだね。私:勉強熱心な会社だね。 ISO9001では、項目7に限って、自社に該当する業務がなく「適用不可能」な要求項目があるときは、「除外exclusion」を認めているね。 「適用除外」だね。 そしてそれを品質マニュアルに明記せよという要求があるね。 問題はそのマニュアルでの「除外」の書き方で、審査員とテニオハ問題になりやすい。A氏:その会社は製品設計がないので「7.3 設計・開発」を「除外」にしたが、そのほかshallベースで他にも、「除外」を明記したんだね。 たしかに俺も読んだが「ISO編「中小企業のためのISO9001何をなすべきか・ISO/TC176からの助言」の「1.適用範囲」の解説では「組織に該当しないことが特定された要求事項のみを『除外』できる」とあるね。 そして「小項目(sub-clause)に規定されている要求事項を1つ除外できることもあり得る」とある。 例として、「7.3 設計・開発」の小項目や顧客支給品がまったくない場合は、7.5.4を「除外」してもよいとある。 さらに引渡し後の活動には責任がない場合には「7.5.1のf)」の部分は「除外」してもよいとあるんだね。 ところが、審査員は「7.3 設計・開発」以外はマニュアルでの「除外」を認めないという。私:かって、そういう審査員は結構いたがね。A氏:その企業では、顧客支給品を加工しているんだが、「7.2.1c)」の「製品に適用される法令・規制要求事項」の確認は適用されないので「除外」とマニュアルに書いた。私:「7.3.2 設計開発へのインプット」のb)にも同様の要求があるね。 だから、顧客が設計・開発をしている場合、顧客が製品に適用される法令・規制要求事項を確認しているから、部品加工している側は、通常「除外」だね。A氏:ところが、審査員は、適用される法令には「税法」「商法」もあるとして「除外」できないと指摘したという。 不適合ではないが、本審査では不適合になるかもしれないと言い出したという。 そして、さらに「除外」と「適用不可能」とは違うと主張したという。私:「製品に適用される法令・規制要求事項」に「税法」「商法」が含まれるとはね。 顧客支給品加工の少企業にも税理士が受注のつど必要なのかね。 噴飯物だね。 ISO9001規格にある通り「適用不可能」要求が「除外」になるんだよ。 「除外」を「7.3 設計・開発」にだけにしたいためのテニオハを押し付ける強引な屁理屈だね。 それで、本審査はどうなったの?A氏:その他にもおかしな指摘があったので、クレームを審査機関の上部に出し、審査員交替となったという。私:当然だろうね。 まだ、そんな審査員がいるんだね。 ISO9001審査は日本では20年以上になるのにまだ成熟していないようだね。
2012.02.06
コメント(0)
A氏:今朝の朝日新聞の「座標軸」欄で、主筆の若宮啓文氏が、防衛相の田中直紀氏の無知を指摘していたね。私:あぁ、例の憲法9条2項の「芦田修正」のことだね。 自衛隊が合憲か、違憲でもめるときの理論的な基礎だね。A氏:予算委員会で石破茂氏は意地悪で質問したのかどうか分からないが、9条に「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」とあるのに、なぜ、自衛隊を持つことができるのかと質問した。 田中防衛相は答えられなかったという。 要するに有名な「芦田修正」に無知だったということだね私:呆れた石破氏が「芦田修正」を説明すると、田中氏は「知らなかったのでよく理解したいと思います」というように答えたという。A氏:国会の場が高校の歴史教室だね。私:防衛相として適任かと言う前に、国会議員としての資格を問われるね。やれやれだね。
2012.02.05
コメント(0)
私:先週のブログ「ビキニ『死の灰』の真相」で書いたように、29日の日本テレビ深夜放送の「放射能を浴びたX年後」を録画しておいたのを見たよ。A氏:俺も君に言われて、録画して見た。 1954年のビキニ環礁での水爆実験による放射能災害の記録だね。私:この水爆実験では第五福竜丸だけが、マスコミでクローズアップしたが、実は、千隻ほどのマグロ漁船が、当時、近くの海で漁をしていたんだね。 しかし、それらの人はクローズアップされていない。 とってきたマグロは測定器で測ってから、廃却された。A氏:ところが、日米両政府は水爆実験からわずか7ヶ月後に200万ドルの慰謝料で事件を封印した。 とたんに日本のマグロの放射線検査は終了。 それ以後、日本人はしばらくは、放射能で汚染されたマグロを食べていたことになるね。 そして第五福竜丸以外の船の乗組員に、放射能被害に対する国の補償は出なかった。私:アメリカは実験の前に、日本を含め、太平洋の各地や、アメリカ本土に測定器を設置して死の灰の拡大の測定をしていたのだね。 水爆は6発実験されるのだが、ある水爆の爆発の時の死の灰は、測定値によると日本本土全部に降っていたね。 これは当時、公表されていない。 俺たちも死の灰をかぶっていたんだね。A氏:このドキュメントの主人公は高知県の元高校教師の山下正寿氏だが、第五福竜丸以外の多くのマグロ船の乗組員を取材して、多くはガンで若くしてなくなっているのを知る。 そして、国の補償を求める運動を起こすが、いまだにラチがあかない。私:諦めずに運動を続けるというところでこのドキュメントは終わっているね。
2012.02.04
コメント(0)
![]()
【送料無料選択可!】養老孟司の大言論 2 (単行本・ムック) / 養老孟司/著 私:例の養老孟司節であれこれ書かれた本だね。 本の題名の「嫌いなことから、人は学ぶ」というのは適切でなかったね。 本のあとがきで内田樹氏との簡単な対談があるが、内田氏はこの本の中心的課題は「異同論」だと言っているのが当たっているね。A氏:「異同論」?私:「同じ」と思っているものが、実は「違う」という問題だね。 養老氏は解剖学専門だが、例えば、上腕動脈があり、腕に血を送る。 これは、すべての人で「同じもの」かというと、実は「違う」。 胎児からの発生過程からして違う。 そのため、動脈と神経の位置が人によりかなり違ってしまうのだという。 遺伝子もそうだという。A氏:個人差は遺伝子ではないの?私:それも違う。 養老氏は、「氏」と「育ち」だという。 遺伝子が「氏」なら発生の過程は「育ち」で、「同じ」遺伝子を持っていても、「育ち」で全く違うものができる。 これから展開して「遺伝子が何かを『明確に決める』」と思っている人が多いが、別に「きちんと」決まっているわけではないという。A氏:そう言えば、DNAは外界の影響で柔軟に変わるそうだね。私:自然が作った生物というのは複雑だということだね。 「同じ」と思い込んでいるだけで、実際は「違う」のだね。 養老氏は、「違う」ことからスタートすべきとしているね。 俺は養老氏のマネをして、「俺の目の前に『馬』を連れてきてくれ」と冗談で言うんだよ。 そして、誰かが「馬」を連れてくる。 そうすると「それは『隣の家の馬』ではないか」と俺はいう。A氏:「馬」というのは「概念」だから、存在しない。私:要するに、人は個々の具体物から概念化していく。A氏:脳化だね。私:一番下から上に段階を遡っていくと最後は「神」に到達する。 ところで、現代人は、概念語で「違うもの」を「同じ」としている。 「同じ」と思うものをもっと具体的なモノに視点を置いて「違い」を知るべきだね。
2012.02.03
コメント(0)
A氏:2月1日の朝日新聞の「ニッポン人脈記」を読んでいたら、東レの「シルック」という製品開発のことが書いてあるのにひっかかったね。 それは、君がブログ「養蚕の歴史ひっそり幕」で蚕のことを書いていたからだね。 そのアンテナにひっかかったね。私:俺も君に指摘されて新聞を読んだが、「シルック」は東レ技術陣が20年かかって1963年に開発した合成繊維だという。 たいしたもんだね。 養蚕業が衰退しても、絹糸が入手できるとはね。A氏:絹糸はヒトの髪の毛のわずか20分の1の細さだが、丈夫で光沢がある。 蚕は首を8の字に振って糸を吐くから、微妙な太い細いがある。 これが独特のふくらみ感を生む。 「キュッキュッ」という絹鳴りの音がする。私:東レの技術陣は知恵を絞り、絹鳴りも再現できた。 京都の問屋のベテランが「触っても絹と区別ができない」と舌を巻いたという。A氏:しかし、ちりめんのシボ(細かいデコボコ)感が再現できないそうだ。私:吸湿性、軽さもまだ絹にかなわないという。 蚕の芸術はたいしたものだね。
2012.02.02
コメント(0)
昨日、用事があって、福島市のビジネスホテルに泊まる。 訪問した会社は地震の被害はあまりひどくなく、すでに正常な活動をしていた。 放射能というのは、見えないし、臭いもないので、生活は従来と変わらない。 昨夜は、郊外は零下7度という異常な寒さだったので、道路が凍り、朝の通勤時間帯は交通事故が多かった。
2012.02.01
コメント(0)
全29件 (29件中 1-29件目)
1