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私:先日、辛口評論家の佐高信氏と西部邁氏の対談「知識人の裏切り」を西部ゼミナールで見たが、佐高氏が福島第1原発の水素爆発を予見出来なかった原子力安全委員長の班目春樹氏を「あれで原子力の専門家かね」と厳しく批判していたね。A氏:今朝の朝日新聞の連載記事の「プロメテウスの罠・官邸の5日間」の29回目にそのシーンが出てくるね。私:3月12日午後4時49分、日本テレビが1号機の水素爆発の映像を流す。 寺田学首相補佐官はあわてて「総理、これを見てください」と総理執務室に行く。 執務室にいた班目委員長は「あちゃあ」という顔をしたのを寺田氏は印象に残っているという。 彼は「総理がカッとして班目氏をガツンとやらなければいいが」と思ったという。A氏:実は、その前日の執務室で菅直人首相は、班目氏に「水素爆発はないのか」と何度も尋ねたが、班目氏は「水素爆発はありません」と断言していたからだね。私:それを佐高信氏はついたわけだね。 専門家が泣くね。
2012.01.31
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A氏:今朝の朝日新聞で高倉健のロングインタビューが載っていたね。私:男がほれる男優だね。 すでに80歳。A氏:日本アカデミー賞最優秀男優賞の4度受賞は高倉健だけだという。 しかし、映画を引退しようかなと一時、思ったらしい。 それが先輩俳優の大滝秀治氏の演技に接して、再び役者魂に火がつき、今年、映画「あなたへ」に出演するという。私:引退を考えたキッカケは中国でとった映画「単騎、千里を走る」で撮影が終わったときに、百何十人というスタッフみんな泣いたという。 高倉健に抱きついてきた。 この中国での体験は衝撃だったという。 お金の問題でなく、こんな現場があるのかと考えさせられ、4年ほど仕事ができなかったという。A氏:日本人は今、お金より大切なものに気づき始めたのではないかという。私:国会なんか見ていると議員に「恥ずかしい」がなくなっているという。A氏:汚い日本語を堂々と使っているからね。私:俺は高倉健の映画で警官役の「駅・STATION」が好きでDVDで持っているよ。 また、いい映画を見せてほしいね。
2012.01.30
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今朝の朝日新聞は日曜日なので例によって書評が掲載される。 毎週、6冊がメインにとりあげられる。 今週は、次の6冊だが、読みたいと思う本なし。1.「人間 昭和天皇」上・下 高橋紘著 著者は皇室記者として昭和天皇と会話を交わしたこともあるという。 この力作が刊行される前にガンで亡くなったという。 昭和天皇の行動は、昭和史のメインをなすが、すでにいろいろの本で読んでいるので、この大作を読む気は起きなかった。2.「謎のチェス指し人形『ターク』」トム・スタンデージ著 チェスに無関心なので興味なし。3.「領土」諏訪哲史著・ 小説だが書評を読んで興味わかず。4.「平等と効率の福祉革命・新しい女性の役割」イエスタン・エスピアン=アンデルセン著 ちょっと専門的な感じで、かつ硬そうなので敬遠。5.「星月夜」伊集院静著 ミステリー小説だという。 最近、ミステリー小説に飽きてきたのでこれも敬遠。6.「さわり」佐宮圭著 天才的な女性琵琶師鶴田錦史の人生を描いたものだという。 琵琶に無関心なのでこれも敬遠。
2012.01.29
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私:今朝の新聞の社会面で、インフルエンザが急増し、すでに100万人を超え、推計で111万人だという。 5歳から14歳が約半分を占め、冬休みを終えて学校が始まったことが影響しているという。A氏:60歳以上は8%と低いが昨年同期の2倍だという。 君は昨年の12月上旬に予防注射をしているね。 予防注射をしてもかかることがあるそうだが軽くてすむらしいね。私:5年間有効だという肺炎の予防注射もしたよ。 それよりも、驚くのは日本海側の大雪だね。 関東にいると考えられない風景だね。 俺は、10年くらい前に、用事で2月初めの青森市に行ったことがあるが、初めてその大量の雪を目の当たりにして驚いたがね。A氏:テレビの大雪の放送を見ると、雪下ろしや雪かきは大変だね。 屋根に人の身長くらい高く積もった雪を下に下ろすのだから、危険な作業だね。私:すでに、今年は40人の死者を出し、高齢者が大半だという。 寒さはこれからが本番だから、年寄りは要注意だね。
2012.01.28
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A氏:青森にある大間原発の工事再開に、対岸の函館市が反対の声を上げていると、25日の朝日新聞で報じているね。私:こないだこのブロブで取り上げた「隠される原子力 核の真実・原子力の専門家が原発に反対するわけ」で、「プルサーマル計画」というのがあったね。A氏:原発使用済み燃料を再処理して取り出したプルトニウムを、また原発の燃料にしようというものだね。私:正確にはプルトニウムとウランの混合酸化物(M OX)を燃料とするのだね。 これを既存のウランを燃料とする原発で無理に使おうとするのが「プルサーマル計画」だったね。 ところが、このMOX燃料を100%使い、最初からこの燃料専用の原発が、青森の大間原発なんだね。 世界最初の「フルMOX」原発だという。 2014年に運転開始の予定で建設が進んでいたが、東日本大震災の影響により工事進捗率37.6%でストップ。 この工事再開に対岸の函館市からストップが入ったんだね。A氏:東日本大震災までは、函館市は大間原発については、地元の青森と違い、海を隔てているから蚊帳の外だった。 言わば、文字通り「対岸の火」だった。 ところが、距離からすると、大間原発は青森市より80キロだが、対岸の函館市とは25キロの距離だという。 福島第1原発事故を考えたら、大変危険な近距離だね。 青森市よりはるかに危険だ。 それを、函館市民が、福島第1原発事故で気がついたわけだ。私:その青森県のほうは、工事の停止で地元経済が停滞しているので工事再開を求めているという。 青森と函館は対立してしまったね。A氏:もっとも大間原発が完成しても、使用済み核燃料は、発熱量が高く、超ウラン元素という厄介な放射性核種を含んでいるため、普通の再処理工場では処理できない。 「第2の再処理工場」が新規に必要になる。 普通の原発の使用済み核燃料の再処理をする六ヶ所再処理工場すら動いていないのに、「第2の再処理工場」など、夢のまた夢だね。 それなのに工事再開とはね。私:排泄物は違うが、トイレのないマンション工事が、また見切り発車だね。 函館市の反対でマンションは果たして建てられるだろうか。 そうかといって、今まで、せっせと使用済み核燃料の再処理を英国・フランスに委託し、45トンものプルトニュウムを保持してしまったものは、MOXで使ってしまわなくてはならないしね。 ますます、問題をかかえてしまったね。
2012.01.27
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私:俺は、新聞のテレビ番組案内は、あまり読まないのだが、23日の朝日新聞のテレビ番組の「フォーカスオン!」という欄の記事が気になったね。 日本テレビ系で29日(日)深夜放送する「ビキニ水爆実験」のドキュメンタリーものの紹介だね。A氏:君に言われて新聞を見たよ。 アメリカが1954年に太平洋のビキニ環礁で実施した水爆実験の被曝被害の実態と真相が消え去った経緯を放映するというね。私:これは、高知県の元高校教師の山下正寿氏が、コツコツと真相に迫ったものだね。 ビキニの実験では第五福竜丸の被曝しか報じられていないが、当時、延千隻以上のマグロ船が南の海に向かっていた。 山下さんは80年代なかばから、それらの漁船乗組員を訪ね歩き、多くの人が若くしてガンで死んでいることを突き止める。A氏:この調査に光をあてたのが南海放送の伊東英朗ディレクターで、日米両政府は水爆実験からわずか7ヶ月後に200万ドルの慰謝料で事件を封印したという。私:しかし、伊東氏の取材結果はローカル枠で流したが、深夜放送なので反応がすくない。A氏:それが福島第1原発事故で、その調査報道の価値を一気に高めるんだね。 こないだの君がとりあげた小説「ディアスポラ」のようにね。 放送は、日本テレビで深夜放送だが全国放送されるというね。私:俺は、テレビ予約をしておいたよ。 録画でゆっくり見るつもりだ。
2012.01.26
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A氏:君が昨日のブログでアメリカの「機会の平等」は先進国で最低だというポール・クルーグマンの言葉を引用していたが、今日の朝日新聞の夕刊で、24日夜のオバマ米大統領の一般教書演説では「公平な経済」として掲げられているね。 「公平」という言葉が使われている。私:「誰にとっても機会、負担、ルールが公平な経済を作り直す」というのがメインだね。 疲弊している中間層所得層の支援がポイントだね。 減税などの財源を富裕層への増税でまかなうことを表明している。 カジノ資本主義の本山の金融界への規制も強化する方針だという。A氏:富裕層への減税と規制緩和で経済を再生すると訴える共和党と真っ向からの対立だね。私:99%の貧しい人はどういう選択をするのだろうかね。
2012.01.25
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私:今日、図書館に本を借りに行った。 ついでに、図書館に古い新聞を保管してあるので、朝日新聞のクルーグマンコーナーの記事をさがした。 これは気になった記事だったんだが、うっかりしていてまとめるのを忘れていた。 図書館で探したら、1月12日の朝日新聞に載っていた。 大統領選にからんでの評論だね。 これによると今、米国は、一般的な思い込みと違い、先進国で一番、「機会の平等」が少ない国だという。A氏:アメリカンドリームではないのかね。私:原因はセーフティネットが穴だらけだからだという。 一流大学の新入生のうち74%が、社会的地位が上位25%の家庭の子どもだという。 最下位の地位25%の家庭の子は新入生3%で、しかも中途退学が多いという。 「賢くて貧乏な子」は「愚かでも金持ちの子」より学位が取りにくいという。A氏:貧しい子が立身出世するということはあまり期待できないというわけか。私:共和党はセーフティネットを破壊しようとしている。 そのうちに、大金持ちの相続税はゼロになるだろうという。A氏:99%の貧者と1%の富者は固定化しつつあるのかね。私:これは、俺のブログの「余震・アフターショック・そして中間層がいなくなる」で3回にわたってとりあげた国の富が1%の人に集中している姿と同じだね。 この問題は、今年のアメリカの大統領戦でどうなるか、注目すべき問題だね。
2012.01.24
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昨日のブログで、新規に図書館に予約した本をかかげたが、 ついでに以前から予約してまだ順番か来ていない本をまとめておく。1.「突然、僕は殺人犯にされた ・ネット中傷被害を受けた10年間」 予約日・8/26 ・待ち数42.「国家は破綻する・金融危機の800年」 予約日・12/25・待ち数733.「ナチを欺いた死体 ・英国の奇策・ミンスミート作戦の真実」 予約日・12/25・待ち数594.「密売人」 予約日・9/18・待ち数885.「暴力団」 予約日・11/13・待ち数69 なお、「養老孟司の大言論 2 嫌いなことから、人は学ぶ」 (予約日・7/8)は半年待ちで順番が来たので明日図書館に借りに行く予定。
2012.01.23
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私:書評を読んで興味のある本は図書館に予約するのだが、書評に載るような本は大抵、予約が多い。 だから、順番を待って、時がたってその本を入手して読んだ時に、動機となった書評を忘れている。 そこで後から振り返ってみるために、予約したときにブログに書評の要約を残すことにしたよ。A氏:今朝の朝日新聞の読書欄からはどうだった?私:次の4冊を予約したよ。1.「福田恆存 思想の<かたち>・イロニー・演劇・言葉」浜崎洋介著・待ち数3 見出しは「思想を生きた単独者の歩き方」とある。 評者は、「これほど見事な福田恆存論は私は知らない」とある。 俺は福田恆存ファンだったから興味をひいたね。 この書評の最後に「福田は利口なだけの人間を嫌悪した。 そして戦後民主主義の欺瞞を批判するとともに、国家や天皇に没入する俗流保守を斬った。 本書は福田を題材とした反時代的な批評である。 読みながら何度も胸が震えた」 とある。 俺は胸が震えるかね。2.「恋する原発」高橋源一郎著・待ち数29 見出しは「正しさへの強迫観念・解毒するエロスの力」 原発事故から半年がたたないうちに震災をテーマとした小説が書かれたスピードに評者は驚いている。 エロチックな表現が多いらしいが、震災によって、この国の中でながいあいだ隠されていたものが顕れたという。 評者は2度この本を読んで、1度目は哄笑し、2度目は無声の慟哭に変わったという。3.「下山の思想」五木寛之著・待ち数114 これは「売れている本」のコーナーに載っていた。 見出しは「国民大衆の『実感』を見直す」とある。 評者によると、この本は統計や資料が重視される現代が見落とす「国民大衆の実感」を見直そうという趣旨のものだという。 例えば、日本の財政赤字は、放置すれば財政破綻となり、ハイパーインフレとなるという専門家がいる一方、日本の国債は国内で賄っているのだから問題ないという専門家もいる。 専門家でも、明確な解答を得ていない。 現代はそういう問題に満ちているが、著者はどちらにも眉に唾を付け、実感で判断する。 山頂を設定するのでなく、転ばないようにたくさんある下りる道を探す。 これが「下山道」流の解決方法だと評者はいう。 山を登るのでなく、下りるのだね。 「脱成長論」に通ずるのかね。4.「地域を変えるデザイン」筧裕介監修・待ち数1 見出しは「社会に幸せなムーブメントを」とある。 今の日本の社会は複雑な問題が絡んでいて、行政指導の画一的な政策では解決が難しい。 地域に根ざしたソーシャルデザインが必要である。 3.11後の日本に求められるのは「社会に幸せなムーブメントを起こすデザイン」だと説くと評者は説明している。 俺が住んでいうところは一戸建て住宅を中心とする郊外住宅地だが、少子高齢化が進んでいて、過疎的な傾向が強い。 地域の活性化の何かの参考になればと思って読むことにしたよ。
2012.01.22
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【送料無料】東電帝国その失敗の本質私:図書館から予約待ちして借りた。 この本のサブタイトルの「失敗」とは福島第1原発事故のことだね。 しかし、この本では、戦前の日本の電力会社の歴史から、戦時中、敗戦後の占領政策などについても多くの頁を割いている。 後は、「原子力村」や学界、マスコミを巻き込む「原子力安全神話」の広報活動も詳しくまとめているね。 これらはマスコミで嫌になるほど今度の事故で知ったことだね。 特に新しいことはなかったね。A氏:失敗の本質とは何かね。私:官僚以上の、官僚化だろうね。 安全も軽視したコスト削減もやる。 現場は浮いているね。 そして「帝国」の驕りが今の放射能被害となって、人々を苦しめているね。A氏:昨日の新聞だと思うが、原発災害の補償のための原発に対する保険金があがるという報道があったね。 今度の事故で災害の確率があがったからだという。私:自動車保険も、最近あがっているね。 高齢化社会で、やはり自動車事故の確率が高くなっているようだね。 しかし、原発事故は確率で論ずる問題ではないように思うがね。 「ディアスポラ」のようになったらどうするのかね。
2012.01.21
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A氏:昨日、君はブログで宮城県、岩手県のがれき処理が放射能汚染問題で大きく遅れているというのを取り上げていたね。 ところが、今朝の新聞では、自前の焼却灰処分場を持たない大都市圏の市町村では、同じように焼却灰の処分で問題を起こしていると報じているね。私:報道によると、千葉、神奈川、埼玉など、7県の約70の自治体は昨年7月以降、秋田県大館市と小坂町にある処分場への焼却灰の運搬ができなくなったという。 理由は、一部の自治体の焼却灰から基準値8千ベクレルを超えるセシウムが出たからだという。 処分場周辺の「地方が都会の放射能のあるゴミをおしつけられている」という住民感情から、受け入れ停止となり、焼却炉の仮置き場がパンクして問題になっているという。A氏:君のブログの「また、自然公園で放射能汚染発生」でも、横浜市戸塚区舞岡町の「舞岡公園・小谷戸の里」で販売していた「草木灰」から、国の基準値400ベクレルを超える2651ベクレルが検出されたと報じていたというのがあるね。 落ち葉を焼却すると放射能が濃縮されるのだね。私:このときの新聞記事では「草木灰」は肥料の商品として販売されていたから、基準値が400ベクレルだったのだが、廃棄物の場合は8千ベクレルだね。 だから、「草木灰」を廃棄物と扱う場合、8千ベクレルでいいのかとなるね。A氏:一方、原発事故以前から原子力関連業者に対する法律では1キロ当たり100ベクレルを超える汚染物質は一般ゴミとして扱えないとある。 昨日の君のブログでは、神奈川県は、宮城県、岩手県のがれきは100ベクレル以下なら引き取ると言っているが、自分のところで出た焼却灰は何ベクレルで引き取ってほしいのかね。 8千ベクレルでいいのかね。 そうなると「絆」は消えて「身勝手」だね。私:原発事故でこの基準が現実的でないことが、クローズアップしたんだね。 環境省の担当者は、「100ベクレルを埋め立て基準にすれば、被災地を含む首都圏を含む東日本のゴミの大半は焼却処理ができなくなる」という。 放射能汚染問題はがれきの処理が遅れている宮城県、岩手県だけではないね。 首都圏で日常出るゴミは焼却場に運ばれて、焼却されるのだが、この焼却灰の捨場がないと、日常のゴミ処理も問題になるね。 先日のコンクリートに使う「石」では、「マンション→コンクリート→砕石」の放射能の追及連鎖で問題を起こしたね。 今度は、「焼却灰→焼却炉→家庭ゴミ」の連鎖だね。 これらの放射能の連鎖に基準値設定が追いついていないね。 「想定外」かね。
2012.01.20
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A氏:今朝の朝日新聞の「ニュースがわからん!」欄で、東日本大震災で発生した宮城、岩手両県のがれきが他の地域で処理されないために、処理が遅れ、復興の足枷になりかねないと説明しているね。 この震災で一挙に岩手県では11年分、宮城県では19年分のゴミに相当するがれきが出たという。 もう、そろそろ災害から1年になろうとするが、片付かない。私:がれきを引き取り処理しようと協力的なのはたった東京都と山形県だけだという。A氏:「絆」が泣くね。私:各県が躊躇している理由はがれきの放射能汚染だね。 国の基準はがれきで1kg240から480ベクレルなら、通常のゴミ処理で問題ないとしているが、信用がないようだ。 神奈川県は100ベクレル以下なら受け入れてもいいと言っているという。 ここにも「何々ベクレル以下なら安全」という別な「安全神話」があるね。A氏:先日も、コンクリートの石が問題になっていたね。 そこのマンションに住んでいる人の放射能被害が問題になったね。私:これもまた安全基準を決めないといけないのだろう。 もっともその安全基準を信用できるかがまた問題になるね。
2012.01.19
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【送料無料】ディアスポラ私:「ディアスポラ」と「水のゆくえ」の2編からなっている単行本だ。 いずれも勝谷誠彦氏が「文学界」で発表した作品で、それも「ディアスポラ」は2001年8月号、「水のゆくえ」は2002年6月号だね。A氏:10年前の雑誌の作品がなんで今頃、単行本で発刊されるのかね。私:この本も何かの書評で興味をもって図書館に予約して大分待って借りたものだが、その書評にその理由を書いてあったのかも知れないが、忘れた。 だが、読むうちにその理由がわかってきた。 本には「あの事故」としてしか書いていないが、「ある事故」で日本人が国土に住めなくなり、全世界に逃げて散らばったということが前提になっているんだね。A氏:「ディアスポラ」というのは広辞苑でひくと「離散」とあるが、パレスチナから他の世界に離散したユダヤ人をさすんだね。 「民族離散」だね。 何の「あの事故」で日本人は国土を捨てて離散したのかね。私:この本では「あの事故」としかないが、なんとなく分かるのは原発事故のような気がするね。 それによって、日本国土が放射能で汚染されて「民族離散」となったというものだね。 SFの小松左京氏の「日本沈没」は日本国土そのものが無くなる話だが、この本では帰る可能性があるという設定だね。 だから、作品発表後10年も経って、原発事故にあって郷里から「離散」している福島県の原爆被災者のことと関連して、発刊されたのではないかと推測されるね。 この本は、「あの事故」でチベットの高地に避難した20人ほどの日本人の生活を描いいている。 気圧の低い高地ですべてが日本の自然と異なる土地で、避難民として与えられるすこしばかりのカネや資材で生活する。 その中で、日本人のアイデンティティとは何かが問われる。 ある家の主婦が高山病でなくなるが、お骨にする燃料も墓の土地もない。 しかたなく、日本流でなく、チベット人の鳥葬で葬る。 もう一つの「水のゆくえ」もダム建設問題を扱っているが、これも「ある事故」で死ぬ人が出る。 「野外に出るな、家の中にいろ」というのは、今の原発の死の灰からの避難だね。A氏:2編とも原発事故による死の灰の拡散が背景にあり、その広がりは、この作品の発表後10年に、実際に起きた福島第1原発の比ではない「大原発事故」だろうね。私:勝谷氏のこの作品は10年前に福島第1原発を予告したような文学作品だね。
2012.01.18
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A氏:今朝の朝日新聞の「記者有論」欄で経済部の高重治香氏が「年末年始商戦・『絆』の安売りが生む錯覚」と題してコメントしているね。 「絆」ムードに乗って、商魂たくましく、商品にやたらと「絆」をつける。 あまり氾濫することによって、この社会に「絆」が満ちているような錯覚が問題としているね。私:俺の友人で定年後、仏教を研究している奴が、昨年の漢字が「絆」だというのを問題にしていたね。 「絆」のもとの意味は「動物などをつなぎとめる網」だというのだね。 あまりいい意味では使われていないというのだね。 これは、当時、朝日新聞でもそのように解説していたね。 それを、仏教界の大僧正が、筆で堂々と「絆」と書いていたのはあまりにも大衆迎合だと嘆いていたね。 むしろ「縁」が仏教語らしいと言っていた。 ところで「社会の絆」という意味では、偶然、この日の新聞の隣の頁にある「リレーオピニオン」欄で「韓国で子育てをするタレント」と題して阿部美穂子氏が書いているのがつながるね。 彼女は、韓国人と結婚して、韓国に住んでいて、5歳の長男と2歳の次男と暮らしている。A氏:俺も読んだが、韓国では子どもをあまり叱らないという。 だから、子どもはのびのび育つから、積極的だというね。私:子どもに寛容であるとともに、一人ひとりを社会全体の大人たちみんなで育てようという感じがあるというね。 日本では、おせっかいと言われるかも知れないが、自分の子も他人の子も同じ感覚で接するという。 これが本当の「社会の絆」ではないのかね。A氏:俺たちの子供の頃は、そうだったね。 しかし、いつからか、個人介入を嫌う個人主義的なの時代になっているね。 「縛られる」ことを嫌って、自由を求めた時代になったね。 そして、その結果は、時がたったら「無縁死」、「孤独死」だね。私:民主党は子ども手当の理念として「子どもは社会で育てる」と言っていたが、カネだけで片づく問題ではないだろうにね。 高嶋氏が指摘しているように、「絆」の乱発で、「絆」があるように錯覚し、向きあうべき問題の解決は遠のく。 まさに「また『絆』ですか」と日本中がつぶやくようになったら怖いね。
2012.01.17
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A氏:今朝の朝日新聞の社説で、台湾総統選で、国民党の馬英九総統が再選されたことで、「対中安定を選んだ民意」として論じているね。私:しかし、得票率は馬総統は51.3%に対して対立候補は45.6%だね。 投票率は74.38%。 この数字は、馬総統が民意を反映したとは思えないね。A氏:それを言い出すと、大阪市長選でも、得票率は橋本徹氏は58.96%、対立候補の村松邦夫氏は41.04%だから、大阪市民の民意も橋下一辺倒ではないね。 特に今回の大阪市選は60.92%という驚異的な投票率が関係しているね。私:多数決といっても母体の人数が多いと、総意は、簡単には、はかりかねるね。
2012.01.16
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【送料無料】赤い糸の呻き私:どこかの書評を読んで、図書館に予約した。 3ヶ月くらい待ったかね。 この本は、4つの短編と、本の題名となっている中編の「赤い糸の呻き」が一冊になっているね。 この中編の「赤い糸の呻き」が書評でとりあげられていた記憶があるね。A氏:どんな書評だったのかね。私:それがかなり前の書評なので、忘れてしまったんだ。 今度から、図書館に予約する動機となった書評はとっておくことにしたよ。 ところで、この本は、5編とも殺人事件が起きて、その犯人を徹底的に追求する推理小説だね。 ハラハラするサスペンスと違う。 バラバラの事実があり、それらを仮設で組み立てて、真犯人を推理する。 仮設が変わると、当然、真犯人も変わる。 だから、ほとんど対話で話が進行する。 相手の仮設に事実で反論するとまた仮説が変わる。 反論された方はまた別の事実で仮設を作る。 その粘っこい推理の連続につい引きこまれて、2日で読了したよ。 天下国家を論ずるわけではないが、知的なエンタテインメントだね。
2012.01.15
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【送料無料】隠される原子力・核の真実私:再処理して蓄えられたプルトニュウムを始末するために、これを普通の原子炉の熱(サーマル)中性子炉で燃やすという「プルサーマル」計画が考えられた。 しかし、もともとウランを原料とする原発でプルトニュウムを燃やそうとすると安全性で無理がある。 この貧乏くじを引いたのが九州電力で2009年12月に玄海原発3号でプルサーマルを始めた。 次に2010年3月に四国電力伊方原発3号炉がプルサーマルを始めた。A氏:皆、弱小電力会社だね。私:中国電力の浜岡原発4号炉もプルサーマルを開始しようとしていたが、これはこの本が出版された後、例の菅直人前首相の浜岡原発全面停止で中止となっているね。 このプルサーマルで使われた使用済み核燃料は、発熱量が高く、超ウラン元素という厄介な放射性核種を含んでいるため、普通の再処理工場では処理できない。A氏:普通の原発の使用済み核燃料の再処理をする六ヶ所再処理工場すら動いていないのに、第2の再処理工場など、夢のまた夢だね。 それなのにプルサーマルが進められると、その使用済み核燃は原発の敷地内に貯蔵するしかないね。私:この本で、「『原子力発電所』という呼び名は正しくなく、正しくいうなら『海温め装置』だ」という説明があるね。 300万キロワットのエネルギーを出して、200万キロワット分は海に温水で捨てている、という。 温度にして7度上昇するという。A氏:海の生態系をおかしくするね。私:著者は、今、原発から簡単に足を洗えるとしている。 発電所の設備能力では、原発は18%と低い。 原発が発電量で28%になっているのは、火力発電所のほとんどを停止しているからだという。A氏:それに夏のピーク時が問題だけで、それは今年、福島第1原発が停止しても、東電が夏をゆうゆう乗り切ったのでも明らかだね。私;火力発電で二酸化炭素を出しても、もともと、温暖化への影響度は低いんだからね。 つくづく思うのは原発というのはやっかいなものになったね。
2012.01.14
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【送料無料】隠される原子力・核の真実私:この本の初版が出たのが10年12月だから、この3ヶ月後に福島第1原発事故が発生した。 その後、この本がクローズアップされて読者が増え、俺が図書館で半年ほど待って借りられたね。 この本では、原発の地震と津波に対する予防は全くふれていないね。 それは、3月11日以前の出版なのでやむを得ないね。 しかし、温暖化と二酸化炭素との関係から、原発はクリーンエネルギーだという間違いも指摘しているね。A氏:「成長論」と「原発」はつながっているという指摘だね。 君が、「脱原発論者」と「原発維持論者」で共通しているのは、「もっとエネルギーが欲しい」ことだと言ったね。私:著者は、その点は反対だね。 われわれの浪費型のエネルギー消費の見直しも指摘しているね。 広い視野から、原発を論じているね。 ところで、今、皆、福島第1原発事故の問題で「原子力村」とか「安全神話」とか「汚染除去」で熱くなっているが、この本で指摘している原発廃棄物のほうがもっと恐ろしいね。A氏:トイレのないマンションかね。私:それが、もっと生々しくわかりやすく語られているね。 まず、高速増殖炉の問題だね。 ウラン全体の中で核分裂性のウラン235が占める割合はわずか0.7%。 そこで残りのウランをプルトニュウムに変換するのが高速増殖炉だ。 ところが技術的、社会的に抱える問題が大きくて、世界の核開発先進国は撤退した。 それが、日本では失敗続きなのにあきらめず、すでに1兆円を超えるカネを捨てているという。 こんなでたらめな計画を作った歴代の原子力委員は誰一人として責任をとらないまま、原子力界に君臨していると著者は、厳しく指摘しているね。A氏:例の原子炉「もんじゅ」だね。 なんで、そんなにこだわるのかね。私:原発で生み出されるプルトニュウムには、核分裂性のプルトニュウムは70%程度しかない。 しかし、核兵器用には90%以上のものを使う。 だから、日本が原子炉から作り出したプルトニュウムでは核兵器は作れない。 しかし、高速増殖炉を動かせれば、核分裂性プルトニュウムの割合が98%という超優秀な核兵器材料が得られる。 しかし、計画では、遅れに遅れ、その稼働は2050年だという。 著者はそれも達成は危ないと見ているね。A氏:なるほど、それで日本はせっせと使用済み核燃料の再処理を英国・フランスに委託し、45トンものプルトニュウムを保持してしまったんだね。私:そこでこのプルトニュウムを始末するために、苦し紛れに考えられたのが「プルサーマル」計画だね。 これも大変な問題を抱えている。 これは明日ふれよう。 明日はそれにふれよう。
2012.01.13
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A氏:君が昨日、小沢一郎氏の「4億円」はどこにあり、誰がカウントしたのかというのは、今朝の朝日新聞の指定弁護士との2日目の一問一答に出てくるね。 それによるとカネは赤坂の事務所の金庫にあったのを小沢氏が出したようだね。私:具体的に記憶していないが、金庫から出して紙袋に入れたかもしれないという答えだね。 指定弁護士は1億円のパックというのは10キロの重さがあると質問しているね。 コロンボ調の質問だね。A氏:10キロというと、片手に持つことができるだろうかね。 「4億円」だと40キロだ。 小柄の人間くらいの体重と同じだよ。私:石川秘書は「1億円はビニールコーティングして、新聞紙に包まれ、見えないようになっていた」と証言したが、誰が新聞紙に包んで紙袋に入れたのかと指定弁護士は、コロンボ調に聞いていたね。A氏:小沢氏は、自分がした、と答えているね。私:指定弁護士はさらに 「10キロもある重いものを小沢氏がわざわざ紙袋に入れ、新聞紙で見えないようにする作業は大変なのに、なんで秘書にさせなかったのか」 と追求していたね。 小沢氏はプライベートな資金については秘書にさせていなかったという。A氏:事務所のカネはプライベートのカネなのかね。 1億円で10キロある紙袋を4つ作る作業は大変だろうにね。 ビニールはどこから調達したのかね。 コーティングはどういう方法でやったのかね。私:その作業でかなり時間を取られただろうね。 「1億円」の紙袋を4つ、せっせと事務所で作っている時間は、天下国家を相手としている人にしては、ふさわしくない作業時間だね。 その間、秘書はそばに立って見ていたのだろうか。 それとも小沢氏が、一人孤独で、事務所で作業していたのだろうか。 「4億円」、40キロはどのようにして事務所から運び出され、複数の銀行に振り込まれたのだろうか。 3千万円くらいに小分けして振り込んだというが、ビニールコーティングした1億円は、どうやってバラしたのかね。
2012.01.12
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私:小沢一郎氏のいわゆる「4億円」をめぐる問題は、ミステリーだね。 ジャーナリストの誰かが、これを詳細なミステリー小説にしてほしいね。A氏:なんだか、小沢氏の説明が「知りません」などの一辺倒で、かって、ロッキード事件ではやった「記憶にありません」と似ているね。私:「4億円」という現金は、どこに、どういう状態で小沢氏宅にあったのかね。 金庫に、百万円ずつ束ねてあったのかね。 そうすると「4億円」は4百束となるね。 それを4百束あるというカウントはどこで誰がやったのかね。 小沢氏の目の前でだろうね。 小説だと、このシーンが生き生きと書ける。A氏:数えたのは秘書だろう。 それとも手伝いがいたのかね。 それから、秘書は複数の銀行に3千万円くらいづつに分けて持っていくんだね。 そうなると複数の銀行は10くらいの銀行になるね。 カネの入れ物はかばんかね。 紙袋かね。 入れるとき、また束を数えたのかね。私:重いだろうね。 車で、銀行に行ったのだろうね。 一挙に、1つの銀行に持って行かないという心理は何かね。 これも小説だと心理を描けるね。A氏:そして、これを担保に銀行から、「4億円」借りるんだね。 でも「4億円」の現金は、複数の銀行に分けて預金しているから、銀行から借りた「4億円」も複数の銀行からなのかね。 また、複数の銀行とするとまた車で走りまわったのかね。私:結局、土地を買ったカネは、地主か不動産屋かに現金で払ったのかね。 400束の現金をどこで誰に渡したのかね。 相手の目の前のテーブルに積んだのかね。 渡した相手は、400束をカウントしたのかね。 領収書は誰が書いたのかね。 大ミステリー小説になるね。 探偵コロンボならそれを再現してくれるだろうね。
2012.01.11
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私:朝日新聞の「エダノミクス対マエハラノミクス」は今日の新聞で3日連載の最後だね。 今日は、原発の対応をめぐる枝野幸男氏と前原誠司氏の対立を描いているね。A氏:枝野氏は原発は「成長神話」の象徴だという。 枝野氏には原発の「安全神話」と達成困難な成長率を掲げる「成長神話」とが重なるという。私:一方、前原氏にとって原発はグローバル市場に打って出る「目玉」だという。 特にインドやベトナムが期待される。 国内でも脱原発は経済を停滞させ、経済成長のブレーキとなるとみる。 原発は、依然として経済成長に不可欠とみている。A氏:原発でも正反対の対立だね。私:朝日新聞の立場は、エダノミクス側でもなく、マエハラノミクス側でもない。 問題は、この二人の将来ビジョンについて民主党として、とことん主張を戦わせて来ず、論争を避けて場当たり的な対処を繰り返してきたことを批判しているね。A氏:今日の朝日新聞の「座標軸」コラムでは、主筆の若宮啓文氏が「『日本の自殺』を憂う」と長文の論考を書いているね。 国の借金が瀬戸際までふくれたいま、「日本の自殺」が、かってなく現実味を帯びて感じられるとしているね。私:若宮氏はこの論考の最後で「新エネルギーで経済も打開したい」と言っているから、その意味では、朝日新聞はエダノミクス派に近いかもしれないね。しかし、経済成長と財政再建の両立問題は、日本だけでなく先進国でも直面している難問で、これを解く魔法は、枝野氏と前原氏がとことん議論しても見つからないだろうね。 朝日新聞は、枝野氏と前原氏の対立に焦点をあてるより、この対立問題がそもそも本質的に難問であるという点を掘り下げるべきだね。
2012.01.10
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私:昨日の「脱成長か、成長か」の続きが、今日の朝日新聞に載っているね。 3回連載の2回目だね。 今日は社会保障費の問題で、両者の対立をかかげているね。A氏:前原誠司氏は、社会保障費を成長を阻む「コスト」とみる。 例えば、企業は健康保険料や年金保険料の半分を負担しているからね。私:しかし、枝野幸男氏は、新しい産業を生む「需要」とみる。A氏:増税よりデフレ克服を優先するマエハラミクスは、竹中平蔵氏と重なる。 前原氏は竹中氏と親交を重ねているという。私:両者の国家観の違いがからんできたね。 これからどのように問題が発展するか、大きな課題だね。 明日の最終回を期待したい。
2012.01.09
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私:今朝の朝日新聞には、興味ある記事が2つあったね。 一つは「脱成長か、成長か」というもので、経済成長は期待できないという枝野幸男氏と、経済成長はまだ可能だという前原誠司氏という同じ民主党でも対局にある2人をとりあげているね。A氏:そして脱成長を「エダノミクス」、成長を追求するのを「マエハラノミクス」と命名して、その違いを説明しているね。 これは連載になるね。 君がよく引き合いに出す、水野和夫氏は、成長路線の放棄を唱えているが、氏は「企業が潤っても、高騰するエネルギーの確保や株式の配当に回り、国内の雇用にはつながりにくい」と言っているという。私:もう一つは、4面の「再生日本政治」というコラムで「貧困の多数派 歯止めを」という見出しで、経済評論家の内橋克人氏に対するインタビュー記事だね。 グローバル化やマネー資本主義が進み、非正規雇用が増え、中間層が崩壊する社会の到来は、貧困者が多数派となる「貧困マジョリティ」で、危険な時代への予兆だという。A氏:消費税増税も、TPPも「貧困マジョリティ」を増幅させる。 そして、「貧困マジョリティ」は「ウップンバらし」政治を要求する。 橋下徹大阪市長の「ハシズム現象」も「貧困マジョリティ」の心情的瞬発力に支えられている面が大きいという。私:内橋氏も脱成長路線だね。 エダノミクス派だね。 グローバル化の中で、それに対抗できる「新たな経済」を作ることが本当の政治の役割だとしているね。 俺は、内橋氏がマネー資本主義を問題にしているように、背景には「カジノ資本主義」の世界制覇戦略があるような気がしてならないね。
2012.01.08
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A氏:今日の朝日新聞の夕刊の一面の下に「米経済『治癒しつつある』」という見出しで大統領経済諮問委員会のクルーガー委員長の談話が載っていたね。 12月の雇用統計で非農業部門の就業者数が前月より20万人増え、失業率も8.5%に下がり、2年6か月ぶりの低い水準になったというね。私:2面では「ユーロ一時97円台」というニューヨーク外国為替市場のニュースとともに、このアメリカの雇用回復でドル買いユーロ売りが進んだとあるね。 ところがニューヨーク株式市場のほうは値を下げている。 米国雇用統計で12月がよかったのは「年末商戦で臨時の雇用増があったことでかさ上げされた」との見方が根強く、株式相場を押し上げる要因になっていないという。 今年は大統領選があるだけに、雇用統計の変化は軽々しい判断は禁物だね。
2012.01.07
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A氏:この前、君はこのブログで「学校選択制 ブレーキ」というテーマを取り上げていたね。 橋下徹大阪市長が、教員の質の向上に学校選択制を公約で掲げていたことと関連していたね。 ところが、それに関連して、気になった新聞記事が、今日の朝日新聞の夕刊で、東京都23区の区別の区立中進学率が出ていたことだね。 それによると、23区の平均区立中進学は7割で、後は私立・国立中や公立中高一貫校を選んでいるという。私:全国平均92%に対して、東京は異常だね。 しかも、区ごとに全く進学率が異なる。 港区は47%。 半分以上が区立中に進学していない。 これに対して、足立区は80%台。A氏:地価や家賃が高い都心の区は区立進学率が低い。 これは親に経済的な余裕があれば私立を選ぶ傾向があると学習塾の経営者が言っているという。私:親の経済的な格差が、区立の進学率に影響を与えているんだね。 区立の学力指導があまり信頼されていないから、カネがある親は区立を選ばないんだね。 橋下大阪市長の学校選択制の狙いは、東京では区立中学校間の選択でなく、私立・国立中や公立中高一貫校との選択制になっているね。 東京では勝負はついているということかね。 これは子どもの教育格差、ひいては経済格差の固定化に拍車をかけないだろうかね。
2012.01.06
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A氏:今朝の朝日新聞の経済欄では、「株価『昇り龍』に期待」という見出しがあって、証券業界では、辰年は「昇り龍」や「辰巳天井」と言って巳年とともに株価上昇の期待が大きいという。私:1988年の辰年の頃はバブル景気で株高。 次の辰年の2000年はITバブルによる好景気。 さて、今年の辰年はどうなるかね。 ところで昨年、ブータンの王様が来日し、震災の被災地である福島県相馬市の小学校を訪れ、小学生と話したときに、「龍」の話が出たね。A氏:王様は「龍はどこにいるか」と小学生に質問していたね。 そして「龍は皆の心のなかにある」と説明していたね。私:それから「龍は、経験によって成長する」と言っていたね。 今年の経済はどのように経験を生かすことができるかね。
2012.01.05
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今日、朝から二人兄弟の孫が遊びに来た。 兄は小学3年生。 弟は幼稚園の年中組。 二人は兄弟でよく遊ぶが、喧嘩して負けて弟が泣くことがよくある。 興味あるのは、テレビゲームをして、負けると弟のほうが悔しいと言って大泣きすることである。 そして、ゲームを放棄する。 こうやれば、よくなると教えてようとすると、ケチをつけられるのかと思い拒否する。 兄は、小さい時から、負けると悔しい顔はするが、大泣きをしたことなどは一切皆無。 そして再挑戦している。 現在、ゲームは達人の領域だ。 ゲームに対する対応の違いは性格の違いだろうか。 それとも弟は、いつも負ける兄に対する反抗心があるのだろうか。 そして、この違いは、将来どのように影響していくだろうか。 見守りたいと思う。
2012.01.04
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私:俺は毎年、箱根駅伝のテレビ中継を見るのを楽しみにしている。 年始めに、この箱根を舞台にした駅伝は、スポーツの素晴らしさを象徴していると思うね。 華麗なシーンはなく、淡々と走るだけなのにね。 しかし、今年は、東洋大の例の「山の神」が華麗な姿を示したね。A氏:東洋大の柏原竜二選手だね。 往路の最終区間は箱の山をクネクネ曲がりながら走って登る最大の難コースだ。 この区間を大学1年生のときから、毎年担当し、先行する他の大学選手を追い抜き、トップになるんだね。 見ていて気持ちがよかったね。私:そして、往路はいつも東洋大が優勝。 柏原選手は「山の神」と言われるようになる。 こうして、今年、彼は大学4年で最後の駅伝だね。 4年間、山登りを走ったが、今年は初めてトップでタスキを受け取ったので、追い抜く相手はいない。 それなのに、自己との戦いで区間新記録を達成した。 輝かしい4年間だね。A氏:俺も昨日から、駅伝のテレビを見続けているが、今日の復路は2位を大きく引き離しての総合優勝だね。 しかも総合での大会新記録だ。私:柏原選手は、今年は主将をつとめたというが、4年の積み重ねで見事に大役を果たしたね。 こういう人間の姿を目の当たりに見ると、清々しい気分になるね。 暗い正月三ヶ日にならないでホッとしたよ。 だから、箱根駅伝はいいね。
2012.01.03
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私:昨年末の12月30日にフジテレビで「わ・す・れ・な・い~東日本大震災・命の記録」をやっていたね。A氏:俺も見たよ。 3時間にわたり、実に克明に3月11日の津波と、人々の命を追っているね。 一瞬の判断が、生死を分けることがわかるね。私:俺は録画しておいたので、今日また見たよ。 荒れ狂って、人家を壊し、車を押し流していく、波を見ると、海水が何か巨大な怪物に感ずるね。 残酷な生き物のように牙を向いて走りまわる。 穏やかな海のイメージからは想像できないね。 人の生死もそうだが、自然のこわさを改めて感じた映像たね。 唖然として、見ているうちに自然に対するショックが未だに残っているよ。 今度、穏やかな晴れた日の海を見る時、平静な気持ちで見れるだろうか。
2012.01.02
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A氏:あけましておめでとう。 君は、年末年始には区切りはなく連続だと言っていたが、やはり、区切りをつけて過去を考え、未来を予測することも重要ではないの?私:それもそうだね。 今年もよろしく。 ところで、元旦の朝日新聞の社説はよくまとまっていたね。 タイトルは「ポスト成長の夜明け・すべて将来世代のために」だね。 日米欧の赤字財政は、成長を無理に追い求めたツケだというのはその通りだと思うね。 日本でもバブルがはじけてデフレになると、経済成長だといって、国債を乱発し続けた。 それでも成長がみられないと、また、追加の国債を発行する。 赤字は累積する そして金融緩和する。 余っているカネはカジノ資本主義を「成長させる」。A氏:原発問題も同じだね。 経済成長のためにはエネルギーが必要だから、原発がダメなら代替エネルギーが必要だという。私:脱原発の人も原発維持の人も共通している心理は「もっとエネルギーがほしい」というものだね。 そんなにしてまで、エネルギーを何に使うのかね。 経済成長かね。A氏:社説は財政支出や金融拡大に頼った「成長の粉飾」は、もうしないということを主張しているね。私:「成長の粉飾」でなく、「原発安全神話」と同様の「成長神話」だね。 これから脱しないと、原発災害どころでない「大きな人災」に襲われるだろうね。 今年はその転換期となるかだね。 それとも、だらだら行って、行くところまで行くかだね。A氏:今年の年末に否応でもその答えがでるね。私:今年は、アメリカ、フランス、ロシア、韓国などの大統領選がある。 政治は変われるだろうか。
2012.01.01
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