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今日から当社の全国セミナーが始まった.本日は広島会場で,技術担当の菅野君や顧問の辻先生を中心に研修を行ってもらっている.当社のセミナーは,経営的な内容から始まり,それを支える技術的な知識と技術を具体化する商品説明などから構成されている.セミナーを始めて数年が経つが,全国各地で開催予定の今回の内容は,結構いい線いってるんじゃないかと思う.こういった内容を各都市まで出かけていって無料で行っている.セミナーを無料で開催するために働いている訳ではないのだけど,当社の営業営業活動には大変役に立っている(と思う).僕の出番は明日の福岡会場からで,来週は東京での開催(9日)も予定している.内容的には,「市場分析」・「社会的なニーズの理解」・「成長機会の方向性」などについて話すつもりだ.最初の「市場分析」にしても面白いのは,自社がどの市場に属しているか,つまり何業なのかってことすらも曖昧であることだ.害虫駆除業を「業界」って思っているのは当事者たちだけで,世の中の人はそんな「業界」あることも何をしているかも知らない.社会ニーズとしては,害虫が媒介して生ずる食中毒の防止であったり,害虫のもたらす不快感を軽減することであったりする.白蟻防除も別に白蟻が憎いからやっているわけではなく,「住宅という資産を劣化から守る」という大義名分があり,劣化の原因のひとつとして白蟻被害があるから白蟻を防除するのだ.だから害虫駆除はいわゆる「業界」ではなく,「衛生管理産業」の一業務であったり,「ハウスメンテナンス産業」の一メニューであるっていうのが僕の見解である.そうすると虫だけを考えているのと違って,色々な方向性が見えてくる.どんな「業界」でも,自社が実は何業かって分かってないんじゃないかなあ.まあ続きは各会場で.そうそう,ホームページにもスケジュールを載せておきます.
Feb 28, 2006
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シーズン前の仕入れ交渉をしているのだが,連日多数の会社の方と会っていると,とても面白いことに気づく.元々「単に安くしてくれ」っていうつもりもなく,その商品の業界事情を聞き,その会社の経営戦略を聞ける範囲で聞き,そして仕入額が多くなるように(つまり当社が沢山売れるように)するための知恵の出し合いを楽しんでいる.結果として価格水準が下がってくれば良いし,それ以上に多面的に意見を聞くことで,見えていなかったビジネスチャンスも見えてくる.仕入先は事業パートナーであって,ゼロサムゲームの競合相手ではない.如何に創造的な関係を築けるかが鍵だと思う.でも交渉していて面白いのは,相手も(悪い意味で)辻褄合わせのサラリーマンだなあって思う瞬間が多々ある.とりあえず上司に説明できる知恵を提案し,実は当社に有利な「逃げ道」を作ると見事にそこに誘導されてしまう.当社に有利なことは見え見えでも,とりあえず説明材料,それに売り上げが増える見通しを交換条件に持ってくると大抵は要望に応じてくれる(と思う).もちろん当社の力も十分ではないから,担当者も良くて当社にも良い落とし所がいつでも見つかるとは限らないのだが,相手の立場も考えて知恵を絞ると案外うまくいくんじゃないかと思う.考えてみれば当社と顧客との関係も同じで,何もなしにいきなり価格を下げてくれと言われたら当社としてもまずは拒否反応,そして諦めと如何に手を抜くかを考えてしまう.当社の場合,サービス業に対する「業務用資材販売」というB2Bのビジネスだから,資材購入費は顧客企業の全費用の10%程度を占めているに過ぎない(顧客企業にとって大部分の費用は人件費).資材費だけを値下げをしても顧客企業にとっては,それ程経費削減にはつながらないから,むしろ売り上げを上げるサポートをしてくれという要望の方が強いように思える(希望的観測も含めて).要するに,同じ「仕入れ交渉」でも,単なる価格の場合もあるし,仕入額アップとの組み合わせの場合もあるし,また経営または技術サポートの拡充の交渉でもありうるのだ.こういう訳で近頃は「仕入れ交渉」も楽しんでやってる.そう言えばある会社の方が,「それならいっそのこと会社ごと買ってくれ」て言われたのには笑ってしまった.まんざらでもない話だけど.
Feb 27, 2006
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今日は,今年に入った新入社員の人たちの歓迎会があった.営業部の中堅社員として入社した堀上さん,営業事務の大田さん,それに今日は欠席だったけど営業事務パートの菖蒲(しょうぶ)さんの三人だ.そう言えば今年に東京の同業者を買収して,そこの社員の方を一人だけ引き継いだので,新しいメンバーが段々と増えてきたなあ.もちろんその代わりに他の方向を見出したり寿もしくは妊娠を期に,退社される方もいるのだけど(そしてまた復帰する人もいる),段々と価値観を共にし,一緒に働いていてストレスのない集団になってきたように思う.結局会社は人で成り立ちそして同時にチームプレーだから,「同じ価値観を持てる」ということが一番大事になる.その価値観が正しいか正しくないか,世の中に受け入れられるかどうかは次の段階で,まずは「皆のベクトルをそろえる」ってのがビジネスの土俵に上がる大前提となる.経営者になって5年が経過してしまったけど,専門知識や能力というより,やはり「ベクトルが揃っていて人柄が良い」ってのが一番だなあと思うようになってきた.学問の世界においては知識はそれなりの価値があるかもしれないが,チームプレーでありしかも顧客という「相手」のある話では,単なる知識は「静的な優位」を意味するに過ぎない.チームで創造的でダイナミックなゲームを展開し,顧客というパートナーとの共同発展を実現するには,単なる知識では不十分で,「動的でネットワークを生かした創造力」が必要になる.この「動的でネットワークを生かした創造力」には実は「人柄」と「コミュニケーション能力」を必要とするのだ.ちょっと難しく言い過ぎたかもしれないが,専門知識だけを売り物にする人はビジネスの社会では実は不十分で,意外と「人柄」がダイナミックなビジネス展開を可能にするって話である.一見人が良くて損しているような人がビジネスで成功し,専門知識を小出しにして目の前の利益を追いかける人が成功しないってことは,当然のことだと思う.当社はこうして段々と強いチームになっていく.これからも「人柄重視」でいきたいと思う.
Feb 24, 2006
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昨日は住宅産業を勉強しようとセミナーに参加してきました.講師の方は元建設省の役人で,(本人いわく)「役所を追い出され」て,現在住宅関連のNPO法人理事長をやっている人だ.この人がまたとても変わった人で,学生運動上がりということもあるのだろうが,「今の住宅産業は詐欺集団で,役所も法律違反の運用ばかり指導している」ってのが持論の様でした.(僕も含めて)お金を払って,「売り上げアップの秘訣」とかを期待して参加されている工務店の方に向かって,なかなか過激で(門外漢の)僕にはとても面白かった.話の内容は毀誉褒貶があると思うけど,僕にとってはもっともだと思うことも多々あって収穫でした.特に日本の住宅の問題として,(1)新築が高過ぎることと,(2)一旦取得すると価格が上がっていかない(資産形成につながらない)という点が指摘されていました.つまり消費者はその価値もないのに高過ぎる住宅を買わされ,しかも買ったときが一番高くて価格はどんどん下がっていき最後は建物の価値はゼロになってしまう.考えてみると,「価格が高くて他人には価値のないもの」とは,まさに「道楽」のことである.金持ちなら「家は道楽」で良いだろうが,一般の人もすべて「道楽」であってはいけない.最近,「フラット35など金利が安くて長期間固定のものがあるから,今すぐに家を買うべきだ」って論調がある.でも家が「高くて価格が下がっていくもの」である限り,金利が安いからといって一般の人が借金して「道楽」をするってのはちょっとおかしいと思う.本来は,「払ったお金に相当する価値が本当にあり,しかも資産価値が上がっていく家を買う」のが本当じゃないかなって思う.家が高過ぎるのは工務店の生産性と価格設定の問題としても,「資産価値の維持・向上」については,実は僕らの業界の人たちが出来ることが沢山ある.資産価値が下がっていくのは,住宅が短寿命で残存価値がないから(日本の住宅平均寿命は25年),そしてこれは一戸建ての長期維持計画(アフターメンテナンス)が充実していないってことが主な原因である.アフターメンテナンスといえば,当社の主な顧客である白蟻防除業者さんが最短距離にいて,この役割を果たせるかが当業界の課題でありビジネスチャンスであり,住宅が道楽でなくなるキーになってくるのかなって思っている.なんだか話が大きくなってきそうだけど,だからビジネスって面白い.社会ニーズが実在する中で当社も何か貢献したいなあって思います.
Feb 23, 2006
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今日は大阪のペストコントロール協会の総会に出席した.理事を拝命してから数年が経つが,まだまだ新米みたいなものである.業界は変わっていかねばならず,協会はその指針を出していくボランティア組織であるが,どうも「協会」ということになると「会費を出す会員=受益者,協会の理事=義務者」って構図が出来てしまう.理事は全員民間企業の経営者か社員で,理事に選ばれることはもちろん名誉なのだが,もちろん本業を差し置いて協会活動をする訳にもいかない.その点当社にとっては,いわば協会員はお客さんで,比較的顧客サービスの一環として理事活動も出来るのだが,それでも限界はある.いつも思うのだけど,こういった民間団体の協会は,割り切ってどう我々の業界の地位の向上を図れるか,会員の皆の経営状態が改善するにはどうしたら良いかってことに集中したらよいと思う.これが「協会」ということになると手続きがどうだとか,予算がどうだとか結構うるさいことにもなる.でも行政組織ではなく所詮民間団体なんだから,硬いことは言わずに「どうしたら業界良くなるの」って話をしたいと思う.結局,業界のためひいては自社の発展のために社会にもっと関連を持って貢献していきたいということなら,いっそのこと自分でやった方が早いって気もしてくる.社会ニーズにダイレクトに,その使命感とビジネスチャンスに呼応する企業だけが集まって協会を作り,硬いこと言わずに話を進めるってこともいいなあ.その点,10年前に創めた小野さんは偉い.誰か一緒にやってくれないかなあ.
Feb 21, 2006
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ある(有名)社団法人の理事長で,官僚天下りの方に会いに行った.たまたま別の会合でその人の先輩だという人に紹介されたのだ.僕の用事は日本ペストコントロール協会の理事として,そして飲食店などの害虫の問題を改善するべく協力を申し出る企業の社長としての訪問だった.非常に驚きだったのがこの理事長の対応だった.ろくに僕の顔も見ずに「あんた○○さんの知り合い?それでなんの話だ?」って新聞に目を落としながらの対応.ちょっとそれはないなって思ったけど,まあ笑っちゃいました.僕が一応訪問も目的を説明すると,またなんの返答もせずいきなり内線で担当者を数人集めてくれました.なかなかやってくれる.結果的にはこの担当者の方々はいい人たちで,それなりに誠実に対応してくれた.この組織は省庁の外郭団体で,理事長や上の方の人たちは天下り組だ.100歩譲って1.5流くらいの人たちだと思うのだけど,いわゆる「プライド高き官僚天下り」って本当にいるんだなって思った.僕の官僚の友人たちは多分0.5流くらいの人たちだから,決してこうした傲慢不遜な人たちじゃないけど,こんな人の下で働く僕のあった担当者たちは,何も言わずにじっと思考停止しているのだろう.まあ0.5流だろうと1.5流だろうとたとえ3流でも,謙虚であることって人間として最低の基準であると同時に,歳をとって多少なりとも成功すると難しいことなんだろうと思う.「謙虚にして奢らず」って稲盛さんの言葉だけど,毎日反省しながら生きていかねば難しいのだと思う.あの理事長だって,ちょっとは頭使って生きていけばいいのになあ.
Feb 20, 2006
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水曜日から東京出張で,水曜日,木曜日と続いてエイムの小野さんと飲む機会に恵まれた.僕はあまり目上の人から(何故か)可愛がられることがないのだけど,小野さんは(これまた何故か)目をかけてもらっているような気がする(気がしているだけです).そういう訳でいつも甘えて,調子に乗って好きなことを(大変失礼なことも含めて)言ってしまう.いつもはそんなこともなく,常識人として生きているのです(と言い訳しておきます).「出会いは一瞬遅からず早からず」と言われるけど,その時に必要な人にピンポイントのタイミングで出会うことが多い.自分でも一種の超能力じゃないかと思っているのだけど,あの人に会いたいなと思うと,電車のホームであったりそういう人を紹介してもらったりする.今日も横浜駅で,最近熱心にヨルダン・オリーブオイルプロジェクトに賛同してもらっている斉藤さんにばったり会った.丁度JICA(国際協力事業団)でこのオリーブプロジェクトのことと,ついでに僕のことも大いに宣伝してきたところらしい.またたまたま出席した会合で挨拶した方から,ある衛生関連の協会理事長を紹介してもらったりもしたことがある.なんだか必要な方が相手から勝手に現れてくださるような状況である.小野さんもそうだけど,最初はなぜこのタイミングでこの人と会うのか分からなかった.でも分からなかったのは僕だけで,段々とその意味が明らかになっていく.不思議なものだけど,出会うべき時に出会っちゃうのですね.
Feb 17, 2006
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経理の仕事って,会社で言うと地味な単なる「計算屋さん」って思われているけど僕はちょっと違うと思っている.会社の活動はすべて数字に表れる.出張の頻度は営業活動の地理的範囲と活発さをあらわしている.人件費には人事の考え方が現れている.経費の使い方,地代,電気代に至るまで「数字」はその会社の考え方を表していると見るのが正しいと思う.そして収入のあり方は,その会社がどの程度社会に受け入れられているかを表している.部門別の採算や商品別売り上げを細かく対応する経費とともに見ていくと,顧客=社会がその会社をどのように見ているかが分かる.つまり,経理とは「会社がどのような意思を持ち,社会からどのように受け入れられているか」を客観的に詳細に見る業務だと言える.上場でも考えているのなら,経理業務は「作業」ではなくて「経営そのもの」だとも言える.ここから考えを発展させると,「現在の会社の状態」から「未来の会社のあるべき姿」を併せ持って考えていくこともできる.僕も頻繁に月次決算書なんかを眺めながら,直近4,5年の当社実績の経緯,また将来当社のあるべき姿を数字に落とし込んで読み取ることをしている.数字を眺めているのって楽しい.当社の歴史そのものがそこに現れているから.昨晩,親しい他社の経理担当者を泣かしてしまったので(愛の鞭),ちょっとフォロー.でも酔っ払って言ったのは上のようなことです.
Feb 16, 2006
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今日は珍しく何の予定もないと思っていたら,午前中の仕入れ打ち合わせを忘れていました.「利は元にあり」と良く言われるが,当社は僕が甘いのか,どうも仕入れ交渉をあまりしてこなかった感じである.顧客からはいつも価格のことを言われるのだが,当社がメーカーに値引き要求をすることは滅多になかったのだ.当社の利益率を考えると,3%でも値引きしてくれるだけで粗利はかなり向上する.逆に100円のものを95円(つまり5%引き)で売ることなんてよくあることだから,仕入れもしっかりしておかないと利益がどんどん減ってしまう.但し仕入れで考えないといけないのは,メーカーの営業協力やサポート体制,それに当社への協力体制などの非価格要素である.こういうのって「非価格」ではあるのだけど,結局は当社の「成長」に寄与してくれる.目先の仕入れ値より,中長期的な成長も考えておかねばならない.午後はアメリカからの来客.ドイツの掃除用品メーカーの代理店で,昨年ラスベガスであった展示会で名刺交換をした会社の製品を扱っている.害虫駆除と清掃は不可分一体のはずなのだが,日本では衛生管理がなぜかなっていない.「日本=清潔」っていうイメージは大嘘で,レストランの厨房や食品工場に行ったことがある人なら,如何に恐ろしい状態かご存知だろう.当社としては,もっともっと衛生環境や清掃を業務にしてもらおうと,こういった商品の紹介もしようと思っている.今日は,外国からの来客も忘れて危うく外出するところであった.気合が抜けてるなあ.
Feb 14, 2006
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どういうビジネスをやっているかって,その時「たまたま」の「試行錯誤の過程」であって,別に誰から言われたのでも法律で決まっているわけでもない.そう,まさに「たまたま」なのである.勿論,過去のいきさつとかいわゆる「顧客ニーズ」に従って商売していたら,こうなっていたってことはある.でも「そうでなければならない」ってことはないし,うまくいってるビジネスモデルなら,早晩競合他社が参入してきて利益率は下がっていくものだ.そうするとどうすれば良いのかってことだけど,短期的には現状のモデルをもっと「精密に」かつ「真面目に熱心に」やっていくことが大事だ.そして足場を固めておいて,まさにその現状のモデルを意識的に「否定していく」ことも必要になる.ルート営業なら新規営業,卸業ならメーカー業やサービス業,現状の業界から脱し,より広い視点から自分の立ち位置を見直していく.個人としても毎日の終わりに,「今日の反省事項は何か」って謙虚に自分を振り返ってみることが大切だ.そして会社も,「今のやり方が本当に正しいのか」って謙虚に反省しながら振り返っていくのが必要だと思う.いずれにせよ僕たちはまだまだ「試行錯誤」状態.何が正しいのかって分かりゃあしない.慢心せずに,わくわくする新しいやり方をいつも考えていたいものだ.
Feb 13, 2006
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トリノオリンピックのニュースを見ていたら,ジャンプの原田選手が予選で失格敗退したと言う.理由は「体重不足」で,国際スキー連盟(FIS)の規則では,身253センチの板を使う原田は体重が61キロ以上なければならなかったが実際は0・8キロだったという.ニュースに拠れば,原田選手の「勘違い」で完全な個人的ミスだと言う.それはそうかも知れないが,僕は監督も含めた周りのサポートスタッフの問題だと思う.たった200グラム足らないだけだから,ジュース一杯の量を競技前に飲めば良かったことになる.大体オリンピックにでも出ようと言うアスリートなら,非常に優れた一芸に秀でている.特に原田選手は5度もオリンピックに出ている位だから,「一種の天才」とも言える.「一種の天才」は別の意味では「どこか抜けている」のが当然で,天才の天才たる部分を発揮させようとするなら,抜けている部分を補ってくれる周りの協力がなければならない.今回原田選手に競技前の「普通の人の常識」を期待してしまったのが周りのミスとも言える.経営でもそう.一人一人は何らかの才能に恵まれている.人より優れている長所もあれば,人より随分劣っている短所もある.僕は短所を直せと余り言うつもりはない.むしろ苦手なことは得意な人に任せて自分ではなるべくやらずに,長所だけを発揮してもらいたいと思う.苦手なことに時間とエネルギーを使ってしまって,本来の長所を発揮できないのは本当に無駄なことで,経営効率も悪いと思う.経営は,人を育てると共に組織としての力が出せるように各人の長所をパズルの様に組み合わせていくことだと思う.長所を伸ばし,短所を組織(他の社員)で補う.こういうことが出来てくれば「長所ばかり目立つ,システムがしっかりとした会社」になるのだと思う.
Feb 12, 2006
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今週は珍しく泊り出張はなしで久しぶりに二回もスポーツクラブに出かけることが出来た.余りにも久しぶりなので,リハビリ程度に抑える.30分ほどトレッドミルで歩いたり走ったりで,丁度400キロカロリー消費.ストレッチをだらだらとしてすぐに上がり.健康管理も仕事の内と思って今年は多少運動もしようと決めている.外食が多いので体重も油断するとすぐに増えてしまう.晩酌などしないし家では極めて健康食なので,出張がなければ運動も出来て健康になっていく.但しそれでは仕事にならず,今度は精神的には良くない.何事もバランスだなあ.今日は日帰りの名古屋出張で,顧客の社内研修で講演をした.2時間近く話す方も大変だが,社長の前で真面目に聞いていなければならない社員の方はもっと大変だろうなと気の毒に思う.なるべく興味深く,それでいて真面目に聞いてもらえればためになる話をしたとは思っているのだが,果たして伝わっただろうか.帰りに名古屋駅の高島屋のデパ地下で,美味しいパン屋がないかと探したのだがなんとポンパドールしかなかった.駄目だなあ.ブランドショップをテナントに入れる前に,まともなパン屋くらい入れないと.今の僕のお気に入りはポール(PAUL)のパンで,東京からの帰りに品川駅の構内に最近出来た店でお土産に買って帰っています.
Feb 9, 2006
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船井氏の本の感想の続き.我々が経験する物事は何でも「必然」の結果であり,その時に「必要」なことで,かつ「ベスト」な出来事なのだという.この考え方ってまさしく僕も長年思っていたことで,この人はこういうことを言っていたんだなあとちょっと感動した.どんな不幸に見えることでも,「必然,必要,ベスト」と前向きに捉えることで,そこから学び成長することが出来る.例えば当社がいる害虫駆除業界は,特に白蟻防除分野においては市場縮小が言われている.でもそれは家の建て方の進歩や消費者意識の変化からすると,まさしくそれは必然の結果であり,その中で事業を営んでいる会社が次のステージにいくために「必要」な現象とも言える.そして徐々に市場縮小していくことが,経済的および時間的な余裕を与えてくれているという意味で,「ベスト」な傾向だと言える.去年から問題が表面化したリフォーム詐欺の影響も,困っている業者の方は多いのだが,やはり進歩の背中を押してくれる「必然,必要,ベスト」な事件だったとも言える.僕も自分の人生において,まさか害虫駆除業界における中小企業社長なんてやるとは思っていなかった.銀行勤務,留学を経て,大企業での勤務,アカデミックな研究生活の後,次は中小企業の経営も面白いかなって思って軽い気持ちで始めたのだが,これも今思えば「必然,必要,ベスト」であった.お陰でそれまでの人生では経験できなかったことに毎日直面しているし,ここから少しずつステージを上がっていくことでより真剣に人生を生きることが出来ると思っている.たまたま僕と一緒に働く人になった人も「必然,必要,ベスト」,僕らの進化していく方向も「必然,必要,ベスト」,これから何が起こるかわからないけど,「必然,必要,ベスト」なのだ.そう,何事も一見悪いことも良いことも,「必然,必要,ベスト」なのだ.こう思って毎日生きていこうと思う.
Feb 9, 2006
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船井幸雄の本を読んでいたら,「天才とは素人のベストを常に出せる人のことである」って書いてあった.天才の定義がそれに当たるかは分からないが,少なくともその道の「プロフェッショナル」は常にベストパフォーマンスを出せないと思う.話しはちょっとそれるが,母校の水球部の後輩達が,毎日練習や試合の様子をメーリングリストで送ってくれる.この間も結構大事な試合があったのだが(水球なのに最近では冬も予選や大会がある),ここぞという時にライバル校に負けてしまった.生徒いわく「最初からガンガンいけずそのまま試合終了まで追いつけなかった.精神力が弱かった」.僕自身選手だったからよく分かるのだが,往々にして試合になると「相手のレベルやペースに合わせてしまう」ってことが良くある.試合なのだから遠慮せずに相手のことなんか気を遣わずに最初から飛ばしていけば良いのだが,品の良い(?)公立進学校の僕達はついつい相手に合わせて試合を始めてしまう.相手もスロースターターなら良いのだが,最初からエンジン全開で本気モードでやってこられるとたちまち最初でしてやられてしまうってことになるのだ.多分これって喧嘩も同じで,最初の一撃が大事って言われるのだが,ちょっと遠慮なんかしてしまうと取り返しのつかないダメージを蒙ってしまう.最初の話に戻るが,プロフェッショナルとはすなわち常に(最初から)本気モードでベストを出せる人たちだと思う.経営のプロは調子が良いときでも,常に危機感を持ってフル回転する.これを稲盛さんは「土俵の真ん中で相撲を取る」と表現し,土俵際で逆転を狙って最後の力を出すくらいなら,最初から土俵の真ん中で力を出せと言っている.営業のプロは今月の数字を月末間際になって取引先にお願いするのではなく,月初から勤勉に数字を積み上げていく.新規事業も既存事業が悪くなってから始めるのではなく,調子が良くて余裕があるときに「必死に」やるものなのだ.つまり,追い詰められてから頑張るのではなく(=素人),プロは,「最初からベストを尽くす」ものなのだ.さて大事なところでひ弱さを見せる後輩達に向けてのアドバイスは,試合開始の最初のシュートで相手のキーパーの顔面を狙えってことであった.それくらいケンカ腰で気合を入れなければ,死に物狂いで向かってくる相手には勝てない.さて,当社もあんまり格好つけてないで,常にベストを尽くそうと思う.
Feb 8, 2006
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最近のライブドア騒動を見ていて面白いと思ったことがある.例のフジテレビである.フジテレビは急に実質乗っ取りされそうになり,最終的には金で解決するという方法を取った.それはそれで仕方ない面があったのだが,問題は「一矢報いる」と思ったかは分からないが,あれほど非難していたライブドアに資本参加したことだ.単なる競合者ではなく,道徳的にも非難し価値観もまったく相容れないとしていた敵と,最後は一種の協力関係を築くってどんなものだろうと僕は思っていた.おそらくちょっとはフジテレビ側に,当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったライブドアに嫉妬に似た魅力を感じていたのではないかと思う.それがちょっといやらしい判断だった.今になってライブドアの不祥事が暴かれ株価は暴落し,資本参加していたフジテレビは巨額の含み損を抱えることになった.このままだと上場以来初めてのの赤字決算も不可避の状況だ.普通なら不倶戴天の敵が勝手にこけて「ざまみろ」ってことなのだが,最後の最後で色気を出して「泥棒に追い銭」をしたばかりに,現実には「泣きっ面に蜂」である.前回はライブドア憎しで被害者的な側面はあっただろうが,今回は自業自得である.やっぱり「駄目なものは駄目」ってことなのだろうなあ.
Feb 6, 2006
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中小企業はどのように戦うべきか?曰く,企業ブランドのない中小企業はオンリーワンの技術を磨くべきだとか言われる.中小企業が大企業の向こうを張って,彼らと同じ市場で彼らが長年培ってきたブランドイメージやネームバリューの点で対抗しようとする戦略は,どう見ても得策でないと思う.そしてそれが借り入れで賄われる場合はなおさら危険な戦略だ.元々中小企業にとっての投資はリターンがかなり明確に期待される場合でも,資本金(増資)を含む自己資金で賄うべきだと思う.ましてやその使い道が所謂「ブランド構築」とかいう投資効率が曖昧なものだと,極めて先行きは不透明だ.現在の資金繰りをぎりぎりに回していくことを「(資金の)自転車操業」と言うのだが,借り入れをして投資効果の不透明なものにお金を使いまた借りては消費してしまうのは,「無駄遣いの自転車操業」と思ってしまう.ギャラを前借りしてパアーっと飲みにいく芸人みたいなものだ.では,中小企業はどう戦うべきか?僕は極めて単純に考えていて,第一は「勝てる土俵を選んで勝てる相手を選んで戦っていく」とことだ.「勝てる土俵」と言うのは大企業などの強敵のいないニッチ市場である.そしてそのニッチの中で勝てそうな相手と勝負をしていく.第二に「大企業並みに働く」ってことも大事だと思う.大企業と中小企業の違いは,人材の違いと言うより単純に「働く量の違い」が大きいと思う.夜中に東京の丸の内や大阪の淀屋橋を通ると,どこのビルだって電気がついていて働いている人たちがいる.僕の昔の同僚や同級生は殆ど大企業で働いているが,夜12時を過ぎないと一緒に飲みにもいけない人たちが多い.元々優秀な上に沢山働いている人たちがいる大企業に勝とうとするなら,彼らのいない市場で頑張るか,彼らより一生懸命に働くしかない.中小企業の勝てる道とはこういうことだと思うんだけど,違うかなあ.
Feb 4, 2006
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今週は,水曜日から今日までまたまた東京出張であった.1月末日付けで東京に基盤を持つ同業者の株式を買い取り,当社の子会社として業務を引き継ぐことにしたのだ.害虫駆除業者向け卸会社として30年以上続いた老舗企業で,経営者及び社員の高齢化で段々と業績が落ちてきたところだったのだが,東京市場開拓に注力している当社にとってもお互い良いタイミングとなったと思う.規模的にはそんなに大きくないところだから,今時流行りのM&Aと呼べる程の話しでもなく,当社にとって目先の売上げがそんなに劇的に上がる訳ではない.それでも30年間培ってきた営業基盤というものはそれなりに十分ある訳で,この無形資産を生かすも駄目にしてしまうのも当社のこれからの努力次第だと思う.先代の社長を始めとした人たちの長年の努力を無駄にすることないよう,頑張っていきたいと思う.そういう訳で今週も今年入社の堀上くんとの出張であった.彼の勉強もかねて大体の案件に同行してもらっている.今回の買収案件の実務的な進行,メーカーとの共同プロジェクト,ある会社と進めている新規事業計画,なんだかまだはっきり言えない段階のことばかりだが,いずれも当社の将来にとって重要な案件ばかりだ.今回の出張でも,朝から夕方まで打ち合わせ等に目一杯詰まり,夜は夜で会食等があって十分彼にも,また東京にいる川上君にも付き合ってもらった.今まではここまで僕が煮詰めてきても,結局実務段階で実行していく「やり手エンジン」がいなかった.堀上くんの入社で他の今までいた人にも波及的に「エンジン化現象」が進んでいく.そして物事が早く進むようになったし,実際成功の確率も高くなるような気もする.今年はなんだか面白い年になりそうである.さあ,これからが楽しみ,楽しみ.
Feb 3, 2006
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人間は長年一つの作業や業務だけをやっていては,能力が伸びていかないと思うし段々と飽きてもくる.僕自身も一つのことは大体5年が最大で,今までも3年か4年毎に焦点を変えてきたと思う.高校時代の水球3年,受験勉強1年,大学での勉強,外交官試験の受験勉強2年,銀行時代4年,留学3年,で現在に続く.現在の経営者業も5年で,第一ステージを終えつつあると思う.会社としても個人としても現在の事業を発展させて,第二ステージに行かないと飽きてきてしまう.また毎日の業務の中でも,当社では複層的なマルチプルな役割を社員に期待している.社内キーワードでクロスオーバー(「部門の枠,担当業務の枠を越えて貢献する」)とか言っているけど,要は一人何役もやるということだ.例えば,個別顧客への販売戦略を考えながら商品開発のアイデアを出していく,販売を行いながら技術向上の必要性を訴えて研修を提供する,業務用害虫駆除商品を販売しながら新規事業の紹介をする,外を向いた活動をしながら社内のシステム作りをするっていう様なことである.色々なことをやっていくことは勿論大変だが,毎日の些細なことに気を取られがちな日常に対してより大きな視点も提供してくれると思う.経営者の僕はそう言った個人の特性を見抜き,皆を励ましてよりマルチプルな活動をしてもらう.それが個人の能力の開発につながり,会社もしなやかに伸びていけるものだと思っている.ちょっと高度でややこしいけど,その方が面白いでしょ.
Feb 2, 2006
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