岸からの海釣りでたびたび耳にする 『サラシ』というワード。
ヒラスズキやロックフィッシュ、ヒラマサなどを狙う際には重要な要素の一つです。
今回は、釣果を左右するサラシの善し悪しを判断する方法を紹介します。
『サラシ』が釣れる理由
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磯のルアーフィッシングで重要な要素の一つ 『サラシ』。
ヒラスズキ・ロックフィッシュ・ヒラマサなどの攻略に欠かせない要素の一つですよね。
一般的にサラシは “魚を集めやすい”といわれますが、その理由を見ていきましょう。
?@酸素が豊富
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サラシは岸や根で波が砕けて空気と混ざったものです。
なので、 酸素を豊富に含み多くの魚を集める 要因になります。
また、酸素が豊富なことで 魚の活性も高くなりやすく、ルアーへの反応が良くなることもサラシの特徴です。
?Aプランクトンが集まりやすい
サラシがあるところは流れが収束しているところが多いです。
なので、 プランクトンが集まりやすい 傾向があります。
また、気泡の影響で植物プランクトン同士がくっつき、それを捕食する動物プランクトンが集まり、さらに小魚が寄り、中・大型の魚が寄ってくると行った食物連鎖も起きます。
?Bベイト(エサ)が集まりやすい
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サラシは酸素が豊富で、プランクトンが集まりやすいことから、それを捕食する 小魚(ベイト)も集まりやすい です。
集まってきた遊泳力の弱いベイトは、複雑な流れにより泳ぎが制限されるので、フィッシュイーター達にとって捕食しやすい絶好のエサになります。
?C魚から見えにくくなる
サラシは気泡により白く濁ることで、影を落とさず 人の気配を消す ことができます。
また、サラシ自体が太陽光を遮り水中に影を作ることで、魚の警戒心も薄くなりやすいです。
さらには、波の音が人の足音などをかき消してくれる効果も期待できます。
『サラシ』の善し悪し
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サラシは釣れると言っても、全てのサラシが好条件になるとは限りません。
サラシにも 善し悪しがあります。
見た目で判断できる “良いサラシの条件”をチェックしていきましょう。
サラシの規模が大きい
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サラシは規模が大きい方が魚を釣りやすいです。
規模が大きければそれだけプランクトンやベイトが集まりやすく、フィッシュイーターのストックも多くなります。
さらには、サラシが大きいことでルアーをアピールできる距離も長くなり、ルアーを見切られにくくなります。
濁りが少ない
サラシを狙って釣るときには、濁り具合も重要なポイント。
特に、砂が混じっているような濁りは避けたいですね。
砂が混じっていると、泡を消したり、気泡が出来にくくなる要因になります。
濁りがあるかどうかは、水際から離れた高い場所から見るとわかりやすいです。
サラシを狙うときは、底が岩になっている場所を狙うことを意識しておきましょう。
「泡のような」サラシは避ける
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良いサラシの条件として“水中にサラシが厚く出来ていること”も挙げられます。
水面に留まっている泡のようなサラシは、あまり良くありません。
泡のようなサラシが水面の留まっている場合は、潮の流れが起きていないので、魚が居着いていません。
また、切れた海藻などが混じっているサラシもあまり良いものとは言えず、ルアーアクションの妨げになることが多いです。
サラシ+α
サラシは「+αの条件」があれば釣れる可能性がグッと高くなります。
流れ(カレント)、流れのヨレ、ブレイク、スリット(溝)、根などの条件が絡んでいると、魚がいる可能性が高いです。
変化が少ない場所では、フィッシュイーターがベイトを追い詰めやすい壁際も良いポイントの一つ。
壁際を狙う場合は、足元からできるだけ水深がある場所を狙うのがポイントです。
良いサラシを狙えれば釣果UPの可能性大!
良いサラシの条件を知って、それを釣り場で見つけられれば、釣果UPに繋がるかもしれません。
釣れる可能性の高いサラシを見極めて、丁寧なアプローチでサラシを攻略しちゃいましょう。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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