釣りでは、フィールドを見極めて状況を判断する“思考”が大切です。
今回は、釣りの “足し算・引き算”の考え方を紹介します。
釣り脳を鍛えれば、釣りが上手くなりますよ。
“足し算”と”引き算”
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海と淡水、ルアーとエサ、釣種が違えば釣り方も変わってきますよね。
しかし、どんな釣りでも「基本は同じ」と言えるのではないでしょうか。
今回は、あらゆる釣りで活用できる “足し算・引き算”を紹介します。
基本は「対照的な要素」を組み合わせる
例えば、ルアーのサイズやカラーのアピール力や潮流の強弱など、フィールドにはさまざまな対照的な事柄があります。
それらの要素をうまく足し算・引き算することで、狙うべきポイントや使うべき仕掛けなどが自然と見えてきます。
フィールドを見極め状況を判断して、最適解を見つけ出しましょう。
では、代表的なシチュエーションを例に足し算・引き算を見ていきましょう。
?@.ルアーの大きさとカラー
出典・ photoAC
ルアーを選ぶときに意識するポイントが、ルアーのアピール力。
ルアーのアピール力を 強めるのを足し算、 弱めるのを引き算として考えます。
ボディの存在と強いアクションでアピール出来る大型ルアーは、ナチュラルなカラーを基準に選びましょう。
アクションの強さとナチュラルなカラーが混ざり、アピールしつつもスレにくくなる丁度良い塩梅になります。
逆に、存在感が薄くてアクションが弱い小さなルアーは、アピール力を補うために派手なカラーを基準にしましょう。
カラーの強さとナチュラルな波動で、喰わせ力を高めつつ、しっかり魚に気付かせることができます。
?A.潮流の強弱
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海釣りでは、釣果と密接に関係する潮流。
潮の流れを見極める際は、潮流が 速くなるのを足し算、 弱まるのを引き算として考えてみましょう。
潮が動かないような湾内のポイントでは、潮の流れるところを探しましょう。
「潮が動かない=釣れない」と言っても過言ではないので、潮の動くポイントを狙ってください。
ルアーやウキ、水面に浮いているゴミなどをチェックすると、潮が動いているかがわかりますよ。
逆に、潮がガンガン走る海峡や岬のような場所は、流れが緩くなっているところが狙い目になります。
速い潮に流されてきたベイト・エサが、流れの緩いところに溜まり、それを狙って多くの魚も集まります。
水面に泡やゴミが浮いて停滞しているところは、要チェックですよ。
?B.水深と潮位
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魚の付き場所を大きく左右する、水深と潮位の関係。
水深が深く潮位が高くなるのを足し算、 水深が浅く潮位が低くなるのを引き算として考えてみましょう。
浅いポイントは、魚がエサを捕食するために接岸する満潮付近が狙い目です。
とはいえ、潮止まりは釣れにくいので、満潮付近で潮が動いているタイミングを狙ってみましょう。
潮が引いてしまうとと魚も一気に抜けてしまうので、「浅瀬×干潮」のタイミングは避けるようにしましょう。
潮位が下がると浅場にいた魚たちが深場へと落ちるため、深いポイントは干潮付近がチャンスです。
もちろん、潮が高くてもチャンスはありますが、魚が分散してしまいポイントが絞りにくくなります。
足し算・引き算はあくまでベース
足し算・引き算が全ての状況に当てはまるというわけではありません。
時には“足し算・足し算”や“引き算・引き算”が必要なこともあります。
しかし、足し算・引き算をベースに考えることで、素早く状況判断ができるはずです。
釣り脳を鍛えて、釣りうまになっちゃいましょう。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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