上級編 を始めたのは、800点を超えた後である。その名の通り 上級編 であるため、700点台のうちはお勧めしない。
上級編 は記事問題をテーマとしている。パート7では、広告問題から始まり、記事問題、ビジネス文書、eメール、注文のエビデンス、グラフ問題などなどがある。 上級編 はその中でも記事問題にスポットを当てている。
私も記事問題は苦手である。広告問題は、解答が含まれる場所を探し易い。またビジネス文書問題では、お決まりのパターンが多く、結末が予測し易いと思う。しかし記事問題は、最初の数行で大きなトピックは分かるものの、登場人物や会社名などが多く、長文が羅列されており、非常に難しい印象だ。
上級編 では、こういった苦手意識を克服すべく全て記事問題で構成されている。その内容は全て本番を上回る難しさであるため、本番は簡単に感じるという趣旨である。
結論から申し挙げると、この本は短期的なTOEIC点数アップを目指す人にはお勧めしない。何故なら難し過ぎるからだ。読んでて途中である挫折しそうになる。
しかし、TOEICの勉強に少し疲れた人が単なる読み物と思ってトライするのはアリだと思う。何故なら難しいが内容はかなり面白いからだ。
通常TOEICの問題といえば、架空の世界の話ばかりなのであるが、本書は事実を題材としているのである。
その題材は世界各国に及び、かなり興味がそそられる内容が多い。しかもTOEICの問題同様にコンパクトにまとめられているため、難しいといえども、通常の書籍を読むよりは手間も省けるであろう。
内容の例を挙げると、
幽霊が出るので有名なレストラン
インドにある世界一贅沢な個人住宅
金髪美女だけで経営されるリゾート
レッドブルを始めとする広告効果
南極の過酷レース
UAEの飛行場建設
などなど。内容はどれも面白かった。
読むのに時間は非常にかかり、TOEICへの効果は短期的には感じられないため、ぜひ読み物として、時間が出来たときにチャレンジして頂きたい。
Alex
新TOEIC TEST読解特急3 上級編
posted with ヨメレバ
神崎正哉,TEX加藤,ダニエル・ワーリナ 朝日新聞出版 2011-09-07
【このカテゴリーの最新記事】
- no image
- no image
- no image
- no image