以前は一利起というサッポロ味噌ラーメンを看板メニューにした老舗店が営業していた場所です。今だから言えるけど、当時の店主はくわえ煙草で調理をするような人で、それを目撃した私は二度と行きませんでした。まぁ、老舗ということもあり熱烈なファンが付いている店ではありましたが。
高齢を理由に店を閉めたと聞いてはいましたが、その後に入ったが佐野ラーメンのお店。佐野ラーメン、話しには聞いていましたが、あまりイメージはありません。以前、仙台市内にも佐野ラーメンのお店はありましたが未食のまま撤退して記憶はあります。また、高速道路のSAで試食の佐野ラーメンを食べたことがありますが、正直言ってパッとしないというか、それほど美味しいと思いませんでした。
とは言え、友達のお土産で食べた喜多方ラーメンが全然美味しくなくて喜多方ラーメンにまったく食指の動かなかった私が伊藤商店のラーメンを食べて目から鱗が落ちたり、フードコンベンションで食べた白河ラーメンにまったく感心しなかった私がいがらしのラーメンにハマったり、やはり「ちゃんと調理されたラーメン」を食べてみないことには話しにならないので、行ってみました。
お隣もラーメン店で「薫寿」。駐車場はちゃんと分けられているので、それぞれのお店の駐車スペースに駐めましょう。一利起をそのまま使っているので、カウンターのみ8席程度のお店。メニューはシンプルですが炒飯や餃子も提供しています。今回は初訪問という事で、ラーメン680円をオーダー。
まず目を引かれたのは透明度の高いスープ。味わいは、見た目以上にパワフルでしっかりした味わいです。最近流行の魚介出汁な感じではありませんが、メインの旨味はなんだろう?思い当たるお店のない独特なスープです。
トッピングはバラ巻のチャーシュー2枚、刻み葱、ナルト、青菜、細割きメンマ。チャーシューは結構しょっぱめでしっかり味の入っているタイプ。青菜は雪菜かな?メンマはコリコリで良いアクセントになります。
麺は平打ちの縮れ麺。表面ツルツル、噛むとモチモチ。なかなか腰の強い、弾力のある麺です。喜多方ラーメンや白河ラーメンに通じるものがありますが、それらよりも強い弾力を感じました。麺量は普通で、小腹の私には丁度良い。
なかなか美味しいラーメンでしたが、普通すぎてウリがないのがちょっと心配です。あえて「普通」であることをウリにする、つまり毎日でも食べられる馴染みのあるラーメンをアピールするのであれば、せめて価格は600円まで下げて欲しいとも思います。お隣もラーメン店なわけだし、通り沿いに超人気店のおり久もあるんだし。
11:00〜 月曜定休
仙台市青葉区折立2丁目1−16
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