その瑞々しさがいっぱいの映画が、この『ブルックリン』です。
多くのヨーロッパ人がアメリカ移住した1950年頃。アイルランドからニューヨークの「ブルックリン」地区に移住した若い女性エイリッシュの物話です。
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やっと慣れた移住先、戻らないつもりだった故郷、それぞれの場所での出会いが不思議な運命をたぐりよせていきます…。
あらすじ・物語の背景
アイルランドの田舎で閉鎖的な生活をしていたエイリッシュ(シアーシャ・ローナン)は、当時の希望の地・アメリカへ単身で移住することを決意。
長期にわたる過酷な船旅のあと、やっと着いたブルックリンでは辛い仕事や生活が待っていました。
先に移住した同郷の人たちに助けられ、また、親しく付き合う青年もできて、なんとか楽しく暮らし出した矢先、故郷から一通の手紙が。
それは、いつもエイリッシュのことを気に掛けていてくれた姉の訃報でした。
結婚の約束もしていた青年トニー(エモリー・コーエン)に、しばらく故郷に帰ることを告げブルックリンを離れることに…。
あらすじ・ここが見どころ
(引用:facebook公式 https://www.facebook.com/BrooklynMovie )
◇やっと慣れたブルックリンでの生活とは?
エイリッシュがブルックリンの生活に慣れるまでは、遠い道のりでした。
アイルランドからブルックリンへの船旅は過酷で、想像以上の船酔いに。しかし、親切な女性に助けられなんとか到着します。
現地の仕事は高級百貨店の販売員でしたが、初めての経験に厳しい指導が待っていました。
しかし、親切な同郷の人たちも多く、みんなに励まされなんとか頑張るエイリッシュ。
そんな中、エイリッシュはイタリア系の移住青年トニーと出会い、深く付き合うようになっていきます。
◇一旦戻るという約束で帰郷だったが…
そんな矢先の姉の訃報は、エイリッシュには大きなショックでした。
母からの電話を聞きながら、大好きだった姉のことを思い出し、しばらく忘れていた望郷の念が募ります。
トニーには、しばらくアイルランドに戻った後、再び帰ってくると約束。一旦、ブルックリンをあとにするのでした。
そして、久々に戻ったアイルランドの故郷。
しばらく忘れていた懐かしい風景、暖かく迎えてくれる旧友たちなど、かつての思い出が一気によみがえります。
◇なつかしい故郷での新しい出会い
(引用:公式サイト http://www.foxmovies-jp.com/brooklyn-movie/ )
帰郷後しばらくして、エイリッシュは旧友たちに誘われるままパーティーに参加します。
久々の故郷での開放感から、パーティーを楽しむエイリッシュ。
彼女の頭からは、やっと慣れたブルックリンのこと、トニーのことが次第に薄らいでいきます。
そんな中で、エイリッシュが紹介されたのはジム(ドーナル・グリーソン)という地元の青年。
ジムに次第に気持ちが傾いていくエイリッシュがいるのでした。
エンディング
エイリッシュは、ジムからプロポーズを受けます。
結婚の約束をしたトニーのことが彼女の頭をよぎったかどうか。
実は、エイリッシュがアイルランドに帰っている間、彼はエイリッシュに手紙を出していました。
その手紙は、読まれないままデスクの引き出しにしまわれていたのです。
感想とおススメ度
(引用:facebook公式 https://www.facebook.com/BrooklynMovie )
映画ポスターにある、赤レンガにもたれた人待ち顔のエイリッシュ。
あの映像、あの表情が彼女の決断でした。
「二つの故郷と二つの愛」の中の、彼女のゆらぎは意味深です。
シアーシャ・ローナンが着るあの当時のファッションを楽しみながら、しみじみと鑑賞できるイイ映画です!
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