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『脳からみた自閉症』 大隅典子著社会的な関係構築に困難を感じる人々がいる。自閉症と呼ばれ、発達障害と位置づけられる。しかしこの診断名が問題であることが、本書を読むとよくわかる。理由は二つ。第一に、自閉症には環境よりも遺伝子の影響が圧倒的に強い。それなのに、ワクチンや育て方が原因だという誤解がいぜん流布している。英語のDevelopmentは遺伝子が体を形成する過程である「発生」の意味も含む。これを、生まれてからの成長を示す「発達」と略して訳したのが誤解を招いている。第二に、自閉症者と健常者の違いは症状の量的な差だけであり、本来は連続している。線引きは難しい。40年前に比べ、自閉症は70倍に増えているという。晩婚化による遺伝子の損傷といった理由もあるが、診断基準と社会の変化が増加の原因であることも明らかだ。 コミュニケーション能力が人生を決めると思い込んでいる若者が多い。人付き合いは苦手だが、個性的な業績を残す人々の居場所が確保されるべきだ。 本書には、分子生物学の基礎知識にもとづく自閉症の正しい見方を伝えたい、という願いが強く感じられる。 講談社 900円2016年05月30日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun http://www.yomiuri.co.jp/life/book/review/20160523-OYT8T50091.html【楽天ブックスならいつでも送料無料】脳からみた自閉症 「障害」と「個性」のあいだ [ 大隅典子 ]脳からの見解がどんどん進んで、より正しい見方と理解を願うばかりです。🌠
2016.05.31
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発達障害や自閉症に視覚で訴え 予定表で集中力や責任感、自立へ 自閉症や発達障害者の支援を考えるセミナー(福井新聞社後援)が28、29の両日、福井市文化会館で開かれた。参加者は、専門家による講演を通し、スムーズに意思疎通を図るための手助け方法などに理解を深めた。 福井県内の知的障害や発達障害がある子どもたちを支援している「にこにこクラブSUNFISH」が主催。保護者や特別支援学校の教員ら約50人が参加した。 自閉症児の支援グッズを開発販売している会社「おめめどう」(兵庫県)社長の奥平綾子さんが講演。自閉症や発達障害がある人は、話し言葉でのコミュニケーションが苦手だったり、先の見通しを持ちにくかったりする傾向があることから、視覚に直接訴え、行動の予定が把握できるスケジュール表やカレンダーの活用を勧めた。 奥平さんは「『次すること』が分かれば、今していることへの集中力や、時間までに終えようとする責任感が芽生えてくる」とし、自立につながると強調した。 【福井新聞 http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/96438.html】「おめめどう」のグッズは、以前にもこちらで紹介させて頂き、http://plaza.rakuten.co.jp/allarounder/diary/201405080000/http://plaza.rakuten.co.jp/allarounder/diary/201509260000/自ら購入もしていました。http://omemedo.ocnk.net/多くの発信に何かしら糸口が見つかるのは有難いですね。🌠
2016.05.30
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自閉症の馬術選手が児童書に 世界に挑む歩み描く 知的障害を伴う自閉症がある馬術選手、深津類さん(26)=兵庫県姫路市東今宿=の歩みを描いたノンフィクションの児童書「めざせスペシャルオリンピックス・世界大会!-がんばれ、自閉症の類くん」が出版された。中学校でのいじめなどを乗り越え、馬術で世界に挑む現在までを、児童文学作家の沢田俊子さん(京都市)が確かな筆致で記している。 類さんは乗馬クラブでアルバイトとして働く傍ら馬術に取り組み、障害者の全国大会で何度も優勝している。 3年前、類さんを紹介するテレビを見た沢田さんが「歩みを本にしたい」と、類さんの母裕子さん(56)に連絡。裕子さんが残していた記録を渡し、やりとりを重ねて書籍化にこぎ着けた。 本は1993年、類さんが3歳のときに幼稚園や保育所など13カ所で入園入所を断られるところから始まる。14カ所目でようやく入ることができたが、そこで初めて自閉症の疑いが濃いことが両親に伝えられたという。 小学校の入学当初もさまざまな問題が起きたが、親友のまねをしたり一緒に行動したりすることで落ち着き、人と話すことができるようになる。しかし、中学校ではいじめの標的になった。同級生に水を掛けられ、蹴飛ばされ、ついには「死ね」と言われたことなどが克明に記される。 また、公立高校の一般入試や、高校の卒業がかかった測量の実習テストなどさまざまな試練に果敢に挑戦する様子も紹介。乗馬で世界を目指し、成長し続ける類さんを生き生きと描写している。 裕子さんは「成長過程を追体験し、ハンディがあってもあきらめないことの大切さを知ってほしい」と話す。 A5判、152ページ。1300円(税別)。全国の書店で販売中。文研出版TEL03・3814・6277【神戸新聞NEXT http://www.kobe-np.co.jp/news/himeji/201605/0009120332.shtml】めざせスペシャルオリンピックス・世界大会! がんばれ、自閉症の類くんハンデイがあってもあきらめない大切さ、ハンデイがある分、その倍以上頑張れる強さを持ち合わせている、それこそが人間力なんでしょうね。🌠
2016.05.29
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発達障害 結婚「憧れと諦め」 独身、一人暮らしについてあれこれ考えている当欄宛てに、大阪の直美さん(37)から便りが届きました。(編集委員 森川暁子) 〈私も独身で、今年で37歳。きょうだいと一緒に親と同居して、なんとか助け合いながら暮らしております。29歳の時に発達障害だということがわかり、結婚するかしないか、今でも迷っています。 現在、アルバイトの身で、経済的に苦しい事もありますが、発達障害特有の「顔の表情が読み取れない」ことや、「気がつくと相手を怒らせてしまう」ということがあったりして、「やっぱり無理かなあ」と思ったりします〉 直美さんを訪ねました。 いつか家庭を築くものだと…… 幼いころから友達の輪に入らない子だったそうです。本が好きで、友達の家に行けば、その子のことより、その家の本棚にある本のことで頭がいっぱいになりました。活字に親しんできたせいか、直美さんの文章はわかりやすく書かれています。 高校を卒業して工場に就職しましたが、製造ラインでぼんやりしてしまい、9か月で退職。その後は祖母の介護などをしていました。 発達障害(アスペルガー症候群)の診断を受けた後は、事情を理解してくれるスーパーで、カートを片づける仕事に就きました。体調を考慮した短時間のアルバイトで、障害年金を合わせて、収入は月に10万円ぐらいです。 いつか結婚して家庭を築くものだと思っていたし、親にも早く結婚をと言われていたそうですが、障害がわかってからは、どうしたらよいかわからなくなりました。 心に決めていること〈かかりつけの精神科の先生にも相談しないといけません。(結婚するなら)同じ障害を持つ方との方がいいかなあと思ったりしますが、発達障害者専用の婚活はなかなかないもので、出会いもありません。 ただ、心に決めている事があります。気がつくと相手を放っておいて自分勝手な行動ばかりしていたり、自分一人でいる方が楽しかったり、世間の体裁をとりつくろうことや、肩書にとらわれていることがあったら、結婚はやめておこうという事です〉 直美さんは、話をしながらノートに大きな円を描き、縦線で半分に区切りました。結婚へのあこがれと、無理だと思う気持ちは半々です。 手紙には、こんな文面もありました。 「赤毛のアン」マリラおばさんって、いいな 〈人口の減少はどうしても気になりますけれど、自分の障害が原因で相手を苦しめてしまうのは、本当につらいし、いけない事です。 でなければ、このまま、同じ障害を持つきょうだいと力を合わせて「赤毛のアン」に出てくるマリラとマシューのように暮らしてゆくのもいいかもしれません。アンのような子が、うちにも来てくれるかどうかはわかりませんが〉 モンゴメリ作の「赤毛のアン」で、施設から来た少女アンを引き取って育てるマシューとマリラは、未婚の兄妹です。直美さんは子供のころ、この本をアンの視点で読みましたが、今は、結婚しないで子供を育てるマリラたちに、とても興味を引かれるそうです。実は、私も同じ事を考えたことがありました。(現実的には難しそうですが) 〈もしも、子供ができなかったら、何か一つ、「世の中の役に立つもの」を作っていきたいと思っています。それが何なのかは、自分でもまだよくわかりませんが、これからじっくり考えていくつもりです〉 ごきょうだいにも障害があり、心配事は尽きませんが、仲はとてもよいそうです。直美さんはこんな風におっしゃいました。 「乗り合わせた宇宙船みたいなもので、この乗組員でやっていくしかないのかもしれない。でも、ステップアップができるように、これまでの生活から、少しずつはみだしてみようと思います」 「お互いに、ぼちぼちいきましょうよ」。別れ際、直美さんはそう言って、私をはげましてくださいました。 ◆アスペルガー症候群 人との意思疎通が苦手で、特定のことに強くこだわるなどの特徴がある。先天的な脳機能障害が原因とされる。 別文化と理解し、つきあう 早稲田大の梅永雄二教授(発達障害臨床心理)の話「定型発達(健常)の人と、あるいは障害がある人同士で結婚をして仲良くやっているケースはありますが、不安になる気持ちもよくわかります。アスペルガー症候群への理解がもっと広がることが重要です。治療すべきものではなく、いわば別の文化を持った人たちだ、という見方ができます。違って当たり前と考え、求め過ぎず、その人自身をよく観察してつきあう。実はアスペルガー症候群の人に限らず、これはあらゆる人との関係にいえることです」 何か一つ世の中の役に立つことを 前回の「パンダおばさん」へのご感想をいただいています。http://www.yomiuri.co.jp/osaka/feature/CO020571/20160512-OYTAT50020.html大阪市淀川区の住職、服部隆志さんは〈「どこの誰だか知らないけれど、誰もがみーんな知っている」は、月光仮面の主題歌です。普通のおっさん、おばちゃんが変身して誰かを救う、そんな変身願望って、あると思います〉と書いてくださいました。ありがとうございました。 本日は、お便りをもとに、発達障害がある直美さんの思いを聞きました。〈子供ができなかったら、何か一つ世の中の役に立つことを〉という言葉が胸に響きます。そんなことを考えたことがある人は、少なくないと思います。 克服すべき課題とされる「少子化」も「高い生涯未婚率」も、つぶさにみてみれば、直美さんを含めた大勢の、迷いや葛藤が積み重なった結果なのかも、と思いました。 直美さんが今後、どんな出会いをされ、どう決断なさるのかは、まだわかりません。でも、そうです、ぼちぼちまいりましょう、お互いに。(森川暁子) ◆お便りはこちら 〒530・8551(住所不要)読売新聞大阪本社編集委員室「シングルスタイル」係、ファクス06・6366・1894、メールはsingle@yomiuri.com2016年05月26日 Copyright © The Yomiuri Shimbun http://www.yomiuri.co.jp/osaka/feature/CO020571/20160526-OYTAT50033.html障害者カップルが理解を深めあう日々を描いた「ボクの彼女は発達障害」。直美さんは、「この作者みたいに優しい人がいたらいいな」と(大阪市北区の「ムートンオット」で)だれも完璧な人間などいるはずもなく、やはりお互いを補い合うパートナーと生活を共にし人間力を培うことと考えれば結婚もある意味、一番自然な生き方なのでしょうね。🌠 直美さんの自画像 絵が上手な直美さんが、思いを描いてくれた
2016.05.28
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発達障害、支援を充実 改正法成立自閉症やアスペルガー症候群の人を支える改正発達障害者支援法が25日の参院本会議で全会一致により可決、成立した。一人一人の特性に応じ、学校で個別計画を作成したり、事業主に雇用の確保を求めたりするなど、教育、就労の支援充実が柱。関係機関が連携し、切れ目ない対応を目指す。 支援法は議員立法で2005年に施行され、改正は約10年ぶり。発達障害は見た目には分かりにくいが、他人とのコミュニケーションが苦手といった特性がある。周囲の理解が不十分なために日常生活で困ることが多く、「社会的障壁」を取り除く必要があるとした。 教育面では、発達障害がある子どもが他の子どもと一緒に教育を受けられるように配慮。学校側が目標や取り組みを定めた個別の計画を作成し、いじめ防止対策や、福祉機関との連携も進めるとした。 就労面では、国や都道府県が働く機会の確保に加え、職場への定着を支援するよう規定。事業主に対し、働く人の能力を適切に評価し、特性に応じた雇用管理をするよう求めた。 このほか(1)刑事事件などの取り調べや裁判で不利にならないように、意思疎通の手段を確保(2)都道府県や政令指定都市に関係機関による協議会を設置-も盛り込んだ。 支援法は発達障害の早期発見や学校教育、就労などで、国や地方自治体の基本的な責務を定めた。その後、障害者権利条約の批准などがあり、超党派の議員連盟が法改正を検討してきた。■ズーム 発達障害 自閉症やアスペルガー症候群、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)などの総称。他人との意思疎通が苦手だったり、物事を計画的に進められなかったりすることがあるが、人によって状態が違う。脳機能の障害が原因とされるが詳しいメカニズムは分かっていない。2012年の文部科学省調査では、全国の通常学級に通う小中学生の6・5%が発達障害の可能性があると推計された。幼少期に症状が現れるため、早期の発見や支援が重要とされる。■サイド 「障害知り、環境整えて」保護者 改正発達障害者支援法には一人一人の特性に応じた個別計画の作成など、教育の支援充実が盛り込まれた。文部科学省の調査によると、全国の通常学級に通う小中学生の6・5%が発達障害の可能性があると推計される。保護者からは「もっと障害のことを理解し、環境を整えてほしい」との声が上がっている。 東京都内の女性(38)は長男(9)が小学2年生の時に、担任教諭から突然電話を受けた。「お子さんの様子がおかしい。授業を聞いていない」。半信半疑で学校に行くと、長男は教室を歩き回り、床には持ち物が散乱。机の中もぐちゃぐちゃだった。 その後、病院で発達障害の一つ注意欠陥障害(ADD)と診断された。担任と相談し、算数や国語の授業にしばらく付き添った。「先生の話を聞こうね」。長男の隣で声を掛け続けた。 それまで知らなかった“日常”も目の当たりにした。日直が号令を掛ける「気を付け、礼」では、長男のせいで何度もやり直しになり、クラスメートから責め立てられていた。「学校に居場所がなかったんだな。もう少し早く気づいてあげられれば」 長男はやがて落ち着くようになったが、3年生に進級して担任が替わる際、診断名しか引き継がれておらず、がくぜんとした。どのような時に困るのか、どんな配慮が必要なのか伝えてもらいたかった。発達障害は見た目には分かりにくく、周囲に「何か変かな」と思われるくらいで、手を差し伸べてもらえないことが多い。「他の子と同じようにできないことを責めないで、周りがフォローしてほしい」と感じている。【佐賀新聞 http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/315830 】 現場での切実な困窮状況が続く中、支援の在り方ももっと丁寧に提示して欲しいものですね。🌠
2016.05.27
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自閉症の子供の療育を支援、イノベーション女子熊 仁美「もう少し見守りましょう」「ありのままを受け入れよう」自閉症の子供を持つ親たちは、決まって一度はそんな言葉を掛けられる。でも、それって子供たちの可能性を奪ってはいないか?ADDSの共同代表の熊 仁美(31)は、ずっとそんなふうに考えていた。たとえば米国の多くの州では、子供に支援が必要だと判断されれば、公費でセラピストが家庭に派遣される。「早期に療育を始めないと、子供の権利侵害になるとさえ考えられている。でも、日本にはエビデンスに基づく療育というものがまったくと言っていいほど広まっていないんです」現在、自閉症の子供は68人に1人にのぼるといわれる。ADDSでは、応用行動分析という心理学の手法に基づいた専門的な療育をベースに、学生セラピストたちを家庭に派遣する。子供たちを直接支援するというよりは、親が効果的な療育を行えるようサポートするという姿勢を貫く。初めて自閉症の子供と接したのは、大学2年生の時。心理学を専攻していた熊は、現在共同代表を務める竹内弓乃から、自閉症の子供のいる家庭でアルバイトをしている、という話を耳にする。話せる言葉を増やすためのサポートがおもな仕事。すぐに「やってみたい」と思った。自閉症の子供を持つ家庭を訪れると、言えなかった言葉を発せられるようになる、という瞬間に立ち会うことができた。「働きかけた言葉に、反応してくれた。楽しい、と思いました」少しすると「うちにも来てほしい」という声が広まり、1人で10家庭もを受け持つような生活になった。次から次へと声がかかる。でも、ここで疑問が湧いてきた。プロでもない、限られた専門性しかない自分が引く手数多になるのは、おかしくないか?効果が見られるのに、なぜ誰もやらないのだろう?なんとかしたい、と大学の後輩を集め、まずはサークルをつくる。「仕事にしたい」という気持ちはあるけれど、なかなか一歩が踏み出せない。修士課程を卒業し、次は博士に行こう。そんな時、なぜか竹内と二人して願書を出し忘れる、というアクシデントが起きた。覚悟が決まった。いま、100人を超える親子がADDSで専門的な療育を受けている。「次までに『ちょうだい』と言えるように」などと手が届きそうな目標を立て、親とともに子供と向き合う。「こんな形で課題に出会えたのは、きっと私たちだけ」と熊は言う。「早い段階で、自分たちにしかできないことに出会えた幸運を、子供たちに返していきたい」いま、そんなふうに思っている。熊 仁美くま・ひとみ◎1984年生まれ。2009年に慶応義塾大学大学院・社会学研究科心理学専攻修士課程を修了。11年、NPO法人「ADDS」を設立。近年では謎解きと自閉症体験を組み合わせたワークショップを行うなど、「子供を取り巻くすべての人を支援者にしていく」を目標に掲げている。 【FORBES http://forbesjapan.com/articles/detail/12172】NPO法人ADDS関連ブログhttp://blog.livedoor.jp/addsblog/前向きに挑む姿勢がまた受け入れられるのでしょうね。素晴らしい天性をお持ちでもあるのでしょう。🌠
2016.05.26
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「障害プラスα~自閉症スペクトラムと少年事件との間に~」は自閉症への間違ったイメージを広げた?高橋秀樹[放送作家/日本放送作家協会・常務理事]***5月15(日)放送の日本テレビ、NNNドキュメント「障害プラスα~自閉症スペクトラムと少年事件との間に~」を見た。筆者もこれまで放送作家としてドキュメンタリー番組の構成にも携わった。一方で、日本自閉症協会の会員として自閉症にも専門的な関心を持って学んできたつもりだ。よって、自閉症を題材としたドキュメンタリーとなれば、筆者にとってはその番組への関心は倍化してしまうし、真剣に見入ってしまう。本稿では、上記のような立ち位置から、この番組についての感想を記したい。まず感じたことは、この番組の取材・撮影が非常に真摯な態度で行われていた、ということだ。その上で気になったことがある。それは、素材の編集をはじめたある段階において、ある「結論ありき」で、番組が構成されていってしまったのではないか、ということだ。それはタイトルにも現れているように思う。そう、「障害プラスα」の「プラスα」の部分のことだ。ちなみに、「プラスα」の「α」を明かしてしまえば、「α」部分とは虐待のことである。つまり、「障害」に「虐待」がプラスされると何か重大なことが起こることをタイトルが暗示しているわけだ。そして「重大なこと」とは番組では「犯罪行為」であると言う。ここで取り上げられている障害は自閉症スペクトラムであるから、自閉症スペクトラム者が虐待されて育つと犯罪行為に及ぶことが多くなる・・・ということをタイトルは言っているのである。しかし、これは明らかな間違いである。【参考】<「ひきこもり」で迂闊な放送?>精神科医・斎藤環氏が「TVタックル」をBPOに審査要請呼びかけどう間違いかというと、虐待によって犯罪行為に手を染めることが多くなるのは定型発達者(普通の人)でも同じだからである。よって、自閉症スペクトラム者だけを虐待と結びつけて取り上げるのは明らかな間違いなのだ。番組内では「自閉症スペクトラムそのものが犯罪と結びつくことはない」ということが免罪符のように何度か繰り返されるが、その一方で「自閉症スペクトラム者が虐待されて育つと犯罪行為に及ぶ」というメッセージも繰り返して提示される。この場合、ネガティブバイアスが働くので見た人に残る印象は「自閉症スペクトラム者が虐待されて育つと犯罪行為に及ぶ」になってしまうはずだ。ある医師は筆者と同じ意見を次のように表現している。「この番組の中心テーマは自閉症がある人の更生プログラムなのに、テレビを見る一般の人には、自閉症の人は変な犯罪、トンデモ犯罪を起こすという印象が残ってしまうことだ。自閉症だけだと犯罪を起こさないが虐待を受けると犯罪を起こすという論理は、『やっぱり自閉症は犯罪につながる』となる。虐待は自閉症者だけではなく、いかに普通の人にもダメージを与えるのか、だったら良かったのにと思う」番組制作者は『読後感』にも責任を持つことが必要だと、筆者は考える。[BLOGOS http://blogos.com/article/176474/]プロティアママさんがこの番組の情報提供をして下さっていたので、見ようと思いつつも、残念ながら、つい寝てしまい見そびれていましたが、こういう視点を拝見するにつき、自閉症者の理解がより深くなってきてもいるようで、いかに自閉症者は逆に平和主義者であり、環境に寄って左右されてしまうその弱さにどう対応してあげるかが、今後の課題になりそうですね。🌠YOU-TUBEに番組がアップされています。185万アクセス達成しております。ご訪問にコメント、感謝です。
2016.05.25
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我が子は発達障害児 「母親の告白」をどう評価するか発達障害児が9万人を超えたというニュースは多くの読者に驚きを与えた。ではその親はどのような心境なのか。コラムニスト・オバタカズユキ氏が一冊のコミック・エッセイを紹介する。 * * * 当ニュースサイトで5月7日に、「発達障害児が9万人超え 20年あまりで7倍増の理由」と題する拙稿を掲載させてもらったところ、たくさんの方に読んでいただくことができた。 内容は、発達障害で「通級指導」を受けている公立小中学校の児童・生徒が、この20年あまりで7倍以上増えたというニュースを紹介、増加の主因はこれまで見過ごされていた発達障害が診断されるようになったからではないか、と述べたもの。そして、そのこと自体は医療の進歩だが、例えば、障害児たちを受け入れる学校の先生が多忙すぎて悲鳴をあげている、1クラスあたりの児童・生徒の人数を減らす教育政策が必要だ、と私見を添えた。 医療・福祉界や教育界では普通に知られている事実を書き、ごく穏当な(凡庸な)提案でまとめたにすぎないコラムである。なのに、掲載後の反響が大きく、ちょっと驚いた。 こんなことも滅多にないから、実際に読んでくれたのはどういう方でどういった感想を持ったのか、調べてみた。もっとも目についたのは、「自分もそうだったかも」と、ご自身の児童・生徒時代を振り返る読者の声だった。近年、発達障害と診断されるようになった子の多くは、昔だったら〈ちょっと変わった拘りを持っていたり、落ち着きがなかったり、癇癪を起こしたり、なんらか平均値から大き目に外れた傾向の子〉だったはず、という旨をコラムに書いたのだが、その部分に自身を重ねた方が大勢いたのである。 また、発達障害とは直接関わりはないけれども、これは重要な社会問題だとコメントしてくれる読者も多かった。ネット上で障害者の話はからかいネタになりがちだが、ふざけた反応はほとんど見られず、意外なほど真面目に読んでもらえた感触がある。それだけ「発達障害」が身近なテーマになっている、ということのような気がした。 発達障害者と健常者の間に、明確な線は引けないものだ。誰もが平均値から外れた何らかの性格傾向を有しているためである。その過剰や欠落が社会的日常生活を困難にさせるような場合、障害がある、とされる。 それまで順調にやってきた人でも、自分の置かれている社会環境が変化すれば、発達障害者のような困難にぶつかることも十分にありえる。自分の性格傾向と周囲の人間の常識が折り合わなくなるのだ。そうした人生の不確実性を、たくさんの人々が共有するようになったのだろう。 しかし、そのような困難からの脱出はそう簡単じゃない。薬を飲んで治るわけでもないし、フォローやバックアップをしてくれる社会的資源は不十分だ。発達障害の現実が、決して24時間テレビのようなキレイ事で語れないことは、もっと知られるべきだと思う。 学校の現場が大変になっていることは前のコラムで触れたが、より大変なのは「発達障害児の親」だ。その七転八倒ぶりを描いた書籍が、つい先日文庫化されたので、紹介したい。『娘が発達障害と診断されて… 母親やめてもいいですか』という体験コミックエッセイだ。子供がほしくてたまらなかった1975年生まれの山口かこ氏の娘が発達障害児で、その療育に悪戦苦闘したという実話である。書籍の執筆時の職業はフリーライターだが、子育て時代は、ミュージシャン志望だった勤め人の夫の妻で、専業主婦をしていたらしい。というか、娘の「かんしゃく」がひどく、その世話で手いっぱいだったのである。 専門医を受診したのは、娘が2歳7ヶ月のとき。診断は「広汎性発達障害」。「社会的な対人関係を築くのが難しい」「コミュニケーションがとりづらい」「興味の幅が狭くこだわりが強い」という3つの特性があらわれていた。知的な遅れは認められなかったが、医師から〈一生を通して「変わった人」という雰囲気は変わりません〉と告げられ、かこ氏の苦悩が本格化する。 これより先は、あまりネタバレにならないよう、文庫本の裏表紙にある内容紹介文から引用する。こう書いてある。 〈不妊治療や流産を乗り越え、ようやく授かった娘は広汎性発達障害だった。療育に奔走するが、わが子と心が通い合わない事に思い悩み、気づけばいつしかウツ状態に。チャット、浮気、新興宗教……現実逃避を重ねる中、夫から離婚届を突き付けられてしまう〉 娘が6歳のときに、かこ氏と夫の離婚が成立している。夫が娘を引き取って遠い実家へ。以降、母子は数か月に一度のペースで会う関係になっている。離婚原因は、〈部屋は散らかしっぱなしでおかずは手抜き〉〈表向き「お母さん」を演じてるだけで家庭放棄も同然の私〉の非にある、と著者のかこ氏は書いている。 「不倫に走った上で育児放棄した女の話で最低!」と文庫化前の書籍に対する読者レビューには、星1つの罵声系が相当多い。そして、それと同数以上に、星5つで「発達障害児の親の思いを代弁してくれた!」と絶賛するレビューが並ぶ。 私の感想は星5つだ。潔癖なモラリストは許せないかもしれないが、彼女はものすごく頑張ったのだ。浮気や新興宗教に逃げずにはいられないほど、かこ氏は療育ママ生活に疲れ果て、そして孤独の限界に追いやられていた。その内面を詳細に描き出した本書で、「私だけではなかったんだ……」と救われる読者は幾らでもいるだろう。だから価値ある一冊なのだ。 かこ氏の苦悩は、娘の「心」が見えないことにあった。彼女は、離婚し娘を手放すことを是とした回想シーンで、こう激白している。 〈「自分のことしか考えていない」って!? うるさい!! 発達障害さえなけりゃ私だっていいお母さんになってたよ!!〉 〈「世の中にはもっと重い障害や病気の子どもを持つお母さんもいる」って!? うるさい!! うるさい!! 私は“普通の家族”が欲しかったんだ!!〉 そう、変わり者のお母さんとのひとり親家庭で育った彼女は、強く「普通の家族」を求めていた。娘や夫と「心」が通じ合う、「平凡な家庭」が欲しくてたまらなかった。なのに、頑張るほど一人ぼっちになってしまう。「普通」や「平凡」を求めるあまり、そこから外れた過剰や欠落を受け入れられない。 普通が一番、平凡が一番、と人は言う。私も、歳を重ねるほど、たしかになあと思う。しかし、その小さな願いをあざ笑うかのように跳ね返す壁が、現実世界にはいくらでもある。 結婚生活を続けるということは、配偶者と「心」が通じ合わないポイントを収集することと同じだったりする。魔の二歳児に始まって、反抗期に、受験期に、親離れ期に、子供の「心」がどんどん見えなくなっていくのが子育てでもある。実の親との関係もそうで、介護はまさに、見えなくなる親の「心」を目の当たりにする壁だ。 発達障害児の親のみならず、『母親やめてもいいですか』に「あるある」と共感する人はたくさんいるだろう。「普通」や「平凡」は求めるほどに逃げて行くものであり、見えていたかに思っていたヒトの「心」は見えなくなるのである。そんな理を受け入れ、それでも生きる楽しみを見つけていくことが、人間の成長だと思うのである。【NEWSポストセブン http://www.news-postseven.com/archives/20160521_413777.html 】【楽天ブックスならいつでも送料無料】娘が発達障害と診断されて… 母親やめてもいいですか [ 山口かこ ]【中古】 母親やめてもいいですか 娘が発達障害と診断されて… /山口かこ【文】,にしかわたく【絵】 【中古】afb我が子に無我夢中だった幼児期の頃、きっとそれは誰でも同じはず。「普通」や「平凡」は求めるほどに逃げて行くものであり、見えていたかに思っていたヒトの「心」は見えなくなるのである。まさに人生の修業はここにあるのでしょうね。自分や人の心とまずは向き合うこと、逃げずにいればきっと知らずの内に普通の生活が営まれているものですね。🌠
2016.05.24
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障害のある子どもたちの教育充実へ提言政府の教育再生実行会議は、発達障害など障害のある子どもたちへの教育の充実を図るため、個別の指導計画を作成し進学後も引き継がれる仕組みを整えることなどを盛り込んだ提言をとりまとめ、安倍総理大臣に提出しました。 政府の教育再生実行会議は、一億総活躍社会の実現に向けて、障害のある子どもへの教育の充実などを柱とする提言をとりまとめ、鎌田座長が20日安倍総理大臣に提出しました。提言では、発達障害など障害のある子どもへの教育について、乳幼児期から高校段階までの各学校などで個別の指導計画を作成し、進学後も内容が適切に引き継がれる仕組みを整えるとしています。また、教員の専門性を向上させるため、教員を目指す学生の教職課程で、特別支援教育に関する科目を必修化することや、特別支援学校の教員に対し、特別支援教育に関する免許の保有を必須化することも盛り込んでいます。一方、返済のいらない給付型奨学金については、具体化に向けた議論が続いている状況にあるとして、「検討などの取り組みを着実に進める」という表現にとどまりました。会議の中で安倍総理大臣は「一人一人の個性が輝く多様性に富んだ社会を築くため、今後、馳文部科学大臣が中心となり、関係府省とも連携を密にしながら、速やかに提言の実行に着手してもらいたい」と述べました。【NHKnewsweb http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160520/k10010529081000.html 】支援教育の充実には、教職課程からの徹底したカリキュラムが必要となってきていますね。🌠
2016.05.23
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知的障害に理解を 県手をつなぐ育成会 判断能力が十分でない知的障害者らが、不審者に間違われるトラブルが起きている。 「なんか怖い」などといった偏見で通報されたり、けがを負ったりするケースもある。こうしたトラブルを防ごうと、保護者らは知的障害者の特性を理解してもらう取り組みに力を入れている。 大津市に住む男性(29)は、犬の散歩が日課。自閉症を伴う知的障害があり、散歩中に通行人に声を掛けてしまうこともしばしば。母親(57)は「本人に悪気はないが、不審者への地域の目が厳しくなって誤解される」と顔を曇らせる。 男性は七年ほど前、市内の公園で遊ぶ小学生の女児を目撃。夕暮れ時で、女児がきちんと帰宅できるか心配になり、距離を置いて後をつけたところ、女児の自宅付近で女児の父親にただされた。男性は弁明できず、父親から殴られ、全治一週間のけがを負った。 男性はその後、警察署へ連行され、署員から「女児に恐怖を与えた。二度と公園に姿を現すな」と言われた。公園では、その三日前に刃物を持つ男がうろついていたという情報があった中だった。 男性は昨年も二度、不審者に間違われた。母親は「安全を守るのは分かるが、思いやりのない言葉に傷つく。学校などで配信される不審者情報には『人違いしないように』というひと言を添えてほしい」と嘆く。 市内に住む別の母親(52)も重度の知的障害のある長男(28)が、過去に何度も警察に保護されている。ボランティアに付き添われ、植物園に行った際、ベビーカーに乗った赤ちゃんの顔を眺めた。すると、赤ちゃんの保護者からいきなり鼻を殴られ骨折。ボランティアが目を離した隙の出来事だったといい、被害届も出せなかった。 障害者の保護者らでつくる「全国手をつなぐ育成会連合会」によると、落ち着きがない、同じ所をじっと見るなど、知的障害者の特性はあまり知られておらず、対応に戸惑う人は少なくない。街中には「不審者を見たらすぐ一一〇番を」という看板もあり、通報されて傷つき、ひきこもる人も。子どもが被害に遭っても「うちの子が悪いから」と泣き寝入りする保護者もいるという。 同会では昨年、警察や地域向けに知的障害への理解を求める冊子を一万一千部作製。障害者の特性や対応について紹介しており、全国の警察署へ配った。 冊子の作製に関わった、同連合会権利擁護センター運営委員長の松井美弥子さん(69)は「障害者が生活するグループホームを建設しようとすれば『近隣の地価が下がる』と住民から反対されることもあるくらい、社会の偏見は根強い。理解が進むまでもっと活動しなければ」と啓発に全国を飛び回る。 県手をつなぐ育成会理事長の崎山美智子さん(58)は「障害者の親御さんが声を出さないと、社会はなかなか変わらない。地域の目も温かくなってきたが、理解がさらに広がれば」と話している。◆県警は毎年研修 行政機関などでは、知的障害者の特性を理解する取り組みも徐々に進んでいる。 県警では二〇一〇年から年一回程度、新任警察官などを対象に、県手をつなぐ育成会から講師を招いて研修を実施。知的障害者の特性への知識を深め、障害者の視野の狭さなどを知る模擬体験を行っている。 県警刑事企画課の伊藤和彦刑事指導官(57)は「全国的に障害者への意識が高まってきている。特性を知ることで、対応を考えながら面接できる」と研修の効果を期待する。 大津市では、不審者情報のメール配信サービスで、情報の最後に「不審な者を見かけたときは、すぐに警察への連絡をお願いします」との文言を入れていた。しかし、二月上旬に市民から訴えがあり削除。現在は「見守り活動の参考としてください」という言葉を添えている。同市の担当者は「文言によって傷つく人がいることが分かった。適切な変更だった」と話している。 【中日新聞 http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20160520/CK2016052002000013.html?ref=rank 】何より警察や行政のトップの理解があれば、通報されてもきちんとした対応が臨めますね。🌠
2016.05.22
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立ち歩き・暴言…どう接する? 発達障害の子の対応助言 小学校や保育園でボランティアをする大学生たちに役立ててもらおうと、愛知県立大学の山本理絵教授(55)らが手引をつくった。発達障害の子どもとの接し方について、実例を盛り込みながら助言を送っている。 「授業中にA君は床の上で寝転んだり、席を立って本を探しに行ったり、暴言を吐いてけんかをしたりという状況でした」 手引で紹介されたボランティア学生の体験談だ。小学3年のA君は高機能自閉症の男の子。注意しても「うるっせぇ!」と暴言を吐かれてしまう。障害の特性を学び、「今は席に着く時間だったよね」と具体的に指示したり、「ずっと席に着くことができてえらかったね」と肯定的な言葉をかけたりすると、話を聞くようになった。「スクールボランティア/インターンシップのてびき」では、こうした学生たちの体験談を紹介。「板書を写そうとしない子どもをどう援助すれば」「けんかが起きたら」といった事例ごとにQ&A方式で助言している。 「学生が困る場面は似ている。想定してから行けば、安心して参加できる」。こう考えた山本教授が、2012~15年度にボランティアに参加した学生約130人のリポートをもとに完成させた。 特に発達障害の子どもへの対応を充実させた。文部科学省の12年の調査では全国の公立小中学校の通常学級に、発達障害の可能性のある子が6・5%在籍する。35人学級では2人程度いる計算になる。 同大4年の丸地彩香さん(23)も、教室を飛び出したり、物を投げたりする子に出会ったという。「困った時は先生に相談したり、専門書を読んだりしたけど、起こりうることを知っている方が良い」と活用を呼びかける。山本教授も「先生にも参考にしていただける内容」と話す。 手引は、愛知県内の全小中学校や特別支援学校などに配った。ホームページ(http://www.lit.aichi-pu.ac.jp/syogai/)でも公開している。【朝日デジタル http://www.asahi.com/articles/ASJ4T4VZWJ4TOIPE018.html】 やはり叱るよりは肯定的な語りかけが効き目があるようですね。🌠184万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント、感謝です。
2016.05.21
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韓国で「知的障害女児が自ら体を売った」と認める驚きの判決=韓国ネット「この国は間違い続き」「大人のやることを見ていると韓国の未来が心配」 2016年5月17日、韓国・ソウル新聞などによると、韓国で知的障害のある13歳の少女を相手に買春した男性に「損害賠償責任はない」とする裁判所の判断が下され、物議を醸している。 ソウル西部地裁は先月28日、知的障害者の少女とその両親が25歳の男性を相手取り起こした損害賠償訴訟を棄却した。少女は13歳だった14年、スマートフォンのアプリを通じて知り合った男性と性的関係を持ったとされている。男性は刑事裁判で買春の容疑を認め、罰金400万ウォン(約37万円)の支払いと24時間の性暴力教育プログラムの履修を命じる判決を言い渡されていた。しかし、民事法廷は「少女が精神的な障害により意思決定能力が微弱な状態にあったとは認められない」として、男性の損害賠償責任を棄却した。 これを受け、韓国の170余りの女性団体に所属するメンバー30人が16日、同地裁前で会見を開き、「少女が自発的に売春した」ことを認める判決だとして地裁の判断を批判した。メンバーらによると、少女の知的レベルは7歳児程度だったという。 一方、この判決について韓国のネットユーザーからは次のようなコメントが寄せられている。 「社会的弱者を保護するどころか、加害者をかばっているね。この国は間違い続きだ」 「裁判官の基準はどこにあるんだろう?」 「子を守るべき大人がやることを見ていると、韓国の未来が心配になる」 「裁判官さん、13歳ですよ。23歳じゃないんだってば」 「“地獄の半島”らしい判決だな」 「知的障害のあるなし、同意のあるなしにかかわらず、13歳の子と性的関係を持つこと自体が犯罪でしょ。韓国は弁護士も裁判官もほとんど男だからか知らないけど、だいたいこれで罰金刑って何?こんな法律だから性犯罪が増えるばかりなんだ」 「13歳の障害児が体を売ったと裁判所が認める社会って…。そもそも韓国で売買春は禁止じゃなかったかな?」 「たくさん学んだはずの裁判官が、障害者について全然分かってないみたい」 「障害者が性的暴力の対象になり、そして何ら問題にもならない。この国の法律は完全にクズだ」【Record China http://www.recordchina.co.jp/a137624.html】それでも、まだ、国内から疑問や反論が出るだけでも救われる要素はあるのかもしれませんね。🌠
2016.05.20
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日本郵船、知的障害者支援施設で援農ボランティア日本郵船は17日、知的障害者支援施設「日の出太陽の家」(東京都日の出町)の付帯施設、地球農園テラファームで4月23日に援農ボランティアを実施した、と発表した。社会福祉法人太陽福祉協会の協力を得て、畑作業や支援施設見学を通して障害者に対する理解と認識を深め、「ノーマライゼーション」の理念に触れる目的で実施したもので、2014年に初めて開催してから今回で4回目となった。当日は日本郵船グループ各社の社長・社員、その家族の有志32人が集まり、年齢・体力別に整地、種まき、収穫、肥料作りなどの作業を行った。【logistics today http://www.logi-today.com/233965】社長、社員はともかく、その家族の有志まで集まっての援農事業、継続的な試みもまた大きな絆を強くしてゆくのでしょうね。
2016.05.19
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学校から逃げ出した自閉症の少年…傍らに座って寄り添う警官の姿に称賛の声米国・ノースカロライナ州の警官の姿がFacebookに投稿され、称賛の声を集めています。自殺の可能性も警官のティム・パーディさんは、ある高校から自閉症の生徒が逃げ出したという通報を受け、現地に向かったそうです。少年はこれまで暴力行動なども見られ、さらに自殺の可能性も心配されていました。パーディさんは、少年を見つけると、一緒に道に座りこみ静かに話をしたといいます。そのうち少年は落ち着き、笑顔すら見せるように…。 Officer Tim Purdy was dispatched to a situation involving a young autistic high school student who left the campus and may have been suicidal. Due to the young man’s neuro-developmental disorder, he also had a history of displaying violent behavior. In order to build a connection with the young man, Officer Purdy sat next to him on the ground, talked things through and even got him laughing. Officer Purdy established trust and a relationship that allowed officers to get this young man the help that he so desperately needed. There’s more to policing than making arrests and enforcing the law. Sometimes taking those extra little steps makes the biggest difference in someone’s life.#CMPD #compassionもっと見る ノースカロライナ州メクレンバーグ警察のFacebookの投稿には「パーディ警官は信頼と絆を築き上げました。それこそが少年にとって何より必要なものだったのです。逮捕したり法を強いたりするだけが警察ではありません。こうした小さな行為が誰かの人生に大きな変化を与えることもあるのです」と書かれています。称賛の声多数13日の投稿から2日あまりで、いいね!の数は63万人。「傷ついた子への思いやりは大切。素晴らしい」「こういう警官がたくさんいるといいのに」といった称賛の声が多数寄せられています。【irorio http://irorio.jp/umishimaakira/20160517/320806/ 】なんとも器の大きい警察官です。こうした経験豊富な人材の確保が必要ですね。
2016.05.18
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アートコーポ、発達障害対応の保育施設 まず埼玉に7月 アートコーポレーションは7月、発達障害の可能性がある幼児・児童向けの保育施設を開く。まず埼玉県朝霞市など2カ所で始め、今後5年で50カ所に広げる。施設には心理療法士や作業療法士らが常駐する。睡眠リズムを安定させる手法などで早期の対処をめざす。 アートコーポの子会社のアートチャイルドケア(大阪府大東市)がhttp://www.the0123child.com/outline.php10月に奈良市でも開業し、年度内にも札幌市や川崎市で施設を開く。 【日本経済新聞 http://www.nikkei.com/article/DGXLZO02397840W6A510C1TI5000/】専門家に支えられての保育、大切な幼児期にの育成に有難い施設の開設ですね。🌠
2016.05.17
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<法律お助け隊 坂本雅弥弁護士>仕事に自信をなくす 知的障害がある息子 私の息子は日常会話に不自由はありませんが、軽度の知的障害があります。息子は今春、「障害者枠」で、機械部品の製造工場に就職しました。しかし、障害のため集中力が長続きせず、仕事の内容を理解するのも遅いために失敗も多く、上司から何度も怒られています。仕事に自信をなくしている息子のために、何かできることはないでしょうか。(東京都・主婦 44歳)◆合理的な配慮 事業主へ求めて 仕事に自信を失った息子さんは、とてもつらい思いをされているでしょうね。今年四月一日に施行された「障害者の雇用の促進等に関する法律の一部を改正する法律(改正雇用促進法)」は、そのような息子さんの力になるかもしれません。 同法は事業主に、障害者が働く場合に生じる支障を改善するための合理的な配慮を提供する義務(合理的配慮義務)を課しました。ただ、障害の内容や程度によって必要な配慮も異なるため、国の「合理的配慮指針」は、事業主と本人が話し合い、具体的な合理的配慮の内容を決めるよう求めています。 息子さんの場合、上司に配慮がないため、仕事で失敗をしています。そこで、あなたが息子さんと一緒に事業主と話し合い、必要な配慮を求めてはどうでしょうか。集中力を持続させるため、こまめに休憩時間を設けることや、絵や写真で仕事の順序を示し、仕事内容を理解させることなどが考えられるかもしれませんね。 もっとも、同法は事業主にとって「過重な負担」となる配慮を提供する義務までは認めていません。「過重な負担」は企業の規模、事業活動への影響や費用・負担の程度、実現が困難かどうかなどにより判断しますが、安易に「過重な負担」を認めると、障害者の働く場を制限することになるため、慎重に考えるべきです。休憩を多くすることや仕事手順を図示することは、通常、事業主への「過重な負担」とはならないでしょう。 なお同法では、合理的配慮をめぐる紛争解決のための調停制度が設けられています。事業主との話し合いが難しければ、弁護士へのご相談をお勧めします。 「悩みの小部屋」相談募集します 人生の悩みにお答えします。法律相談は今野久子弁護士など5人、教育や子育て、恋愛、人間関係などは尾木ママ、辰巳渚さんが回答します。(すべてのご相談にはお答えできません。お名前は紙面には掲載しません) 【東京新聞 http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/nayaminokobeya/CK2016051402000210.html】 何より親身になって悩みに答えてくれる、今は本当に心強い味方が増えましたね。🌠183万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント、感謝です・・。
2016.05.16
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発達障害の子との接し方 実例で学んで 愛知県大が手引小学校や保育園でボランティアをする大学生たちに役立ててもらおうと、愛知県立大学の山本理絵教授(55)らが手引をつくった。発達障害の子どもとの接し方について、実例を盛り込みながら助言を送っている。 「授業中にA君は床の上で寝転んだり、席を立って本を探しに行ったり、暴言を吐いてけんかをしたりという状況でした」 手引で紹介されたボランティア学生の体験談だ。小学3年のA君は高機能自閉症の男の子。注意しても「うるっせぇ!」と暴言を吐かれてしまう。障害の特性を学び、「今は席に着く時間だったよね」と具体的に指示したり、「ずっと席に着くことができてえらかったね」と肯定的な言葉をかけたりすると、話を聞くようになった。 「スクールボランティア/インターンシップのてびき」では、こうした学生たちの体験談を紹介。「板書を写そうとしない子どもをどう援助すれば」「けんかが起きたら」といった事例ごとにQ&A方式で助言している。 「学生が困る場面は似ている。想定してから行けば、安心して参加できる」。こう考えた山本教授が、2012~15年度にボランティアに参加した学生約130人のリポートをもとに完成させた。 特に発達障害の子どもへの対応を充実させた。文部科学省の12年の調査では全国の公立小中学校の通常学級に、発達障害の可能性のある子が6・5%在籍する。35人学級では2人程度いる計算になる。 同大4年の丸地彩香さん(23)も、教室を飛び出したり、物を投げたりする子に出会ったという。「困った時は先生に相談したり、専門書を読んだりしたけど、起こりうることを知っている方が良い」と活用を呼びかける。山本教授も「先生にも参考にしていただける内容」と話す。 手引は、愛知県内の全小中学校や特別支援学校などに配った。ホームページ(http://www.lit.aichi-pu.ac.jp/syogai/)でも公開している。 http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/【朝日デジタル http://www.asahi.com/articles/ASJ5D5FT6J5DUBQU00V.html】手引を作った愛知県立大の山本理絵教授(右から2人目)と学生たち=愛知県長久手市現場でも取り組み、模索が続く中でも、少しずつ進歩が見られるようになってきていますね。🌠
2016.05.15
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知的障害者雇用へ 31日まで受け付け、初の採用試験 /京都京都市教育委員会は10日、知的障害者を対象にした初めての採用試験をすると発表した。臨時職員として、市内にある総合支援学校4校のいずれかで、データ入力などの事務や清掃など環境整備の補助にあたる。今月31日まで、受験の申し込みを受け付けている。 受験資格は、16歳以上65歳未満で、療育手帳の交付を受け、介護者なしに仕事ができることなど。募集人数は若干名で、雇用期間は今年10月1日〜18年3月30日までの1年6カ月。希望や適性に応じて勤務時間を決める。 選考期間は6月19日〜8月下旬まで、筆記、面接、実技、実地試験がある。市役所などで募集案内を配布している。 市教委はこれまで、教員、事務職員の採用試験で身体障害者を対象にした選考枠を設けてきた。問い合わせは教職員人事課(075・222・3781)。【毎日新聞 京都版http://mainichi.jp/articles/20160511/ddl/k26/010/528000c 】 総合支援学校での勤務なら、現場の先生方の見守りもあり、安心でしょうね。とても素晴らしい取り組みですね。🌠
2016.05.14
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8人目のこびと?白雪姫に恋をした自閉症の男の子がかわいすぎるジャック君は自閉症とともに生きる2歳の男の子だ。普段は知らない人に対しては極端に照れてしまうのだという。そんなジャック君も、白雪姫の美しさを前にすっかり魔法にかかってしまったようだ。ジャックの初恋は、昨年11月にディズニーランドで始まった。▼白雪姫に抱き寄せられてこの表情YouTube/Amanda Coley▼白雪姫がほかの子と話しているときにも目がハートYouTube/Amanda Coley▼そして思わず……YouTube/Amanda Coleyヒザまくら!どのプリンセスやキャラクターにもこんな反応を示したわけではないという。▼メリー・ポピンズにはシャイな面が出てしまったFacebook/Disney Adventures & Autismお母さんも涙この瞬間を見ていたお母さんは、思わず涙してしまったそうだ。ジャック君もこの動画が気に入っており、何度も見ているという。そして見終わると手話で「もっと」とせがむのだという。 そう、ジャック君は自閉症の影響で言葉を話さないのだ。白雪姫に愛を伝えるのに言葉は必要なかったように、ジャック君は笑顔で周りの人を幸せにしている。「ディズニーは自閉症児にとって最高の場所」ジャック君のお母さんであるアマンダさんが、白雪姫との動画をフェイスブックで公開したところ、大きな反響と大量の友達申請があったという。そこで動画を5月9日にYouTubeで公開したところ、たった2日で39万回以上も再生された。お母さんは「ディズニー・アドベンチャー&オーティスティック」というフェイスブックページを開設。その中で、彼女の3人の息子のうち、2人が自閉症であることに触れ、「ディズニーは自閉症児にとって最高の場所。100%幸せにしてくれるわ」とコメントしている。 【irorio http://irorio.jp/jpn_manatee/20160512/319917/】なんとも可愛らしくて、微笑ましいニュースですね。こういう話題ばかりだといいですね。🌠
2016.05.13
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てんかんや自閉症の治療につながる脳神経メカニズムを解明 慶應義塾大学は2016年4月28日、神経ネットワーク活動の統合に必須の働きをするカイニン酸受容体がシナプスに組み込まれるメカニズムを解明したと発表した。このメカニズムはてんかんや自閉症に深く関わっていると考えられており、今回の研究成果がこれらの病気の原因解明と治療法開発に役立つことが期待される。[NikkeiBPNet http://www.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/05/06/12486/?rt=nocnt ]シナプスにおけるグルタミン酸とその受容体を介した信号伝達の仕組み(図:慶應大学のプレスリリースより)ちょっとした新しい解明でも、理解や治療に繋がると良いですね。
2016.05.12
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発達障害児ら追うドキュメンタリー「みんなの学校」奈良で29日上映会 特別支援教育対象の子供らがほかの児童と同じ教室で学ぶ大阪市立大空小学校の1年間を追ったドキュメンタリー映画「みんなの学校」の上映会が29日、奈良女子大学講堂(奈良市)で行われる。 大阪市住吉区にある同小学校は平成18年に開校。「すべての子供の学習権を保証する学校をつくる」という理念の下、「地域に開かれた学校」として全国的にも先進的な取り組みを実施。「現場からの教育改革」などと評価されている。 「不登校ゼロ」を目指し、発達障害など特別支援の対象児童もほかの児童と同じ教室で学ぶ。教室を飛び出してしまう児童や友達に暴力を振るってしまう児童を、他の児童や教師らが粘り強く見守る様子が映し出されている。 上映会は午後1時半開演。終了後、同小学校初代校長の木村泰子さんと、奈良市立一条高校の藤原和博校長の対談も行われる。 チケットは大人2千円(前売り1500円)、大学生1500円(同千円)、高校生以下無料。問い合わせや申し込みは実行委代表の池田さんにメール(minna.movie.nara@gmail.com)か電話(電)080・3557・1876で。[産経ニュース http://www.sankei.com/region/news/160507/rgn1605070050-n1.html]何より対談が楽しみな上映会ですね。 181万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント、感謝です。
2016.05.11
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自閉症の空港職員を侮辱したラッパーの50セント、お詫びに10万ドルを寄付するもさらに炎上ラッパーの50セントがInstagramに掲載した動画(現在は削除済み)が波紋を拡げている。動画は50セントがシンシナティ空港で「今時の若い奴らはイカれてるぜ」とカメラに向かって独白するシーンから始まる。横を歩く清掃職員にカメラを向けて「名前は?」と話しかけるが、彼は真っ直ぐ前を見たまま、首を横に振りながら歩き続ける。無視されたと思った50セントは彼を撮影しながら「こいつを見ろよ。よくこの仕事に就けたよな。……おい、ふざけんなよ! こういうガキがほんと増えたよ。若い奴らはマジで頭おかしいぜ」と暴言の限りを尽くすのだ。この怒りをファンと共有しようと思ったのだろう。動画をInstagramでシェアしたが、逆に「恥知らず!」との激しい非難を浴びてしまう結果となる。バイラル化した動画がこの職員の同級生の目に止まり、彼の名前と事情が判明した。50セントが侮辱した職員は高校を卒業したばかりのアンドリュー・ファレル(19)。自閉症だ。同級生は動画にこうコメントした。「僕は彼と同じ学校に通っていました。彼は非常に重い社会性の障害を抱えています。これまでにあなたがやったような嫌がらせを受け続け、ずっと辛い思いをしてきたんです。あなたは1人で悦に入っていればいい。大勢のファンを失ったと思いますよ」さらに動画はファレルの両親にも届いた。「なぜ私の子を攻撃するんですか? あの子の何を知っているというの? こういったインターネット上のいじめは、あなたが有名人であろうとなかろうと絶対にするべきではありません。いじめは人を傷つけ、立ち直るためには長い時間がかかるんです」と、母親はテレビ番組の取材で訴えた。ファレルは自閉症だけではなく、聴力障害と社会不安障害も抱えているという。事件の背景が明かになるにつれて、「50セントは障害者差別の最低野郎」であるとの悪評が広まっていった。また、50セントはEFFENというウォッカの広告塔を務めているが、バーやラウンジがTwitterで「もううちの店ではEFFENは出さないよ」とボイコットを次々と表明し始めた。「EFFENの最高の使い途を考えた!」とトイレに流す写真をシェアしたラウンジもあり、EFFENのメーカーが遺憾の意を表明するに至った。この状況に恐れをなした50セントは、今週火曜に短い謝罪文を発表した。「空港での出来事は、不運な誤解から生じました。心からお詫びします。侮辱するつもりはありませんでした。あなたとあなたの家族の幸せを祈ります」ファレル家はこの謝罪を受け入れ、50セントに自閉症の支援団体へ1万ドルを寄付するよう、弁護士を通じて願い入れた。50セントは事態の収束を図るべく10万ドルを寄付。ここで止めておけばよいものの、寄付を報じたニュースのスクリーンショットを「言いふらしてくれ!」とのコメント付きでInstagramに投稿し、「偽善者!」「金で何でも解決できると思ってるのか? 間違ってるぜ。神は何でもお見通しだ」「バカなゴリラだな」とさらなる炎上を自ら招いている。[女性自身 http://jisin.jp/serial/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%A1/hollywood/23858]言動の自由はあれど、やはり公然の場では一呼吸おくことも大事ですね。
2016.05.10
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意外に多い「大人の発達障害」はマニュアル化で克服する 子どもの間で増えているといわれる発達障害。他の人とコミュニケーションをとるのが苦手だったり、じっとしていられなかったりするのが特徴だが、実は大人にも多い。「今の若いヤツは」と怒っていたのは、この先天的な障害が原因だったかもしれないのだ。■1クラスに2、3人はいる身近な障害 IT企業に勤めるMさんの部下、Yさん(26)は有名女子大を卒業。サイト運営を担当しているが、何度注意しても同じ失敗を繰り返していた。「この前も注意したよね」と諭すと「はい」との返事。暖簾に腕押しで、怒りを通り越して呆れた。終始この調子で周囲の社員からも総スカン。対処法に困っていたところ、Yさんに発達障害の特徴的な行動が見られることに気づいた。 NPO法人若者メンタルサポート協会理事長の岡田沙織氏によると、「今や発達障害は1クラスに2、3人はいるといわれる身近な障害で、大人も1~2%の割合で存在するともいわれます。発達障害は、性格や育った環境のせいではなく先天的な脳機能の障害。見た目では分からないのですが、時に理解されない行動を起こします。特徴を大まかに言うと、相手の気持ちなどをくみ取ることができず、認知する能力に偏りがあります。会社で起きがちな特徴をチェックリストにしました」 空気が読めない、常識がないのは、若者を象徴する行動でもある。それが、先天的な障害かもしれないのだ。言葉を文字通りにしか理解できず、あいまいな部分が分からない。似たような場面で注意されても、本人には同じという認識がない。視野が狭く、全体を見ることができない。優先順位がつけられないために一度に複数の仕事をふられるとパンクしやすい。■マニュアル化で乗り越える これらはすべて発達障害が原因とも考えられるのだという。そのため、「応用力を期待するのではなく、やるべきこと、してはいけないことを事細かに説明し、マニュアル化することで本人のデータベースに蓄積させることが必要です。逆にマニュアルさえあればクリアできることが多いのです」(岡田さん)。 それを知ったMさんは、細かく指導できる先輩社員をYさんの指導係に任命。禁止事項を逐一指導されたおかげで問題行動が減り、次第に周囲に受け入れられるようになった。 弁護士で精神保健福祉士の平林剛氏が言う。 「コミュニケーションがうまくいかないのは本来、双方に責任があります。ところが、相手が発達障害となると、一方的に発達障害の側の責任にされやすい。責任を押し付けるのではなく、お互いに理解するためにはどう伝えたらいいのかを考えることも必要です」周囲の人や本人が発達障害に心当たりがあり、生活に支障を感じている場合は「発達障害に関する勉強会に参加してみる、心療内科を受診してみるのもいいかもしれません」(岡田氏)。 発達障害はマニュアルさえあれば能力を発揮できる。頭ごなしに“ダメなヤツ”と思わず、違う見方をしてみよう。■発達障害にありがちな行動チェック□大幅な遅刻を繰り返す□仕事の段取りが悪い□同時に2つの仕事ができない□仕事の締め切りが守れない□何度注意しても同じ失敗を繰り返す□応用力がなく臨機応変な対応ができない□別の用事を頼むと前に頼んだ用事を忘れる、両方ともできない□「なる早で」「適当に」などあいまいな指示に混乱する□自分の関心のないことには全く興味を示さない□気が利かない□報告がダラダラ長く結論が分からない□急な予定変更でパニックになる□協調性がない、酒の席で“とりあえずビール”ができない□偏食で食事をシェアすることができない [日刊現代 http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/180903/1]とても明確なマニュアルで仕事も人間関係もうまくいけばいいのでしょうね。
2016.05.09
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市営住宅など、障害者らがいる世帯優先…熊本市 熊本市は7日、市営住宅や民間借り上げ住宅など新たな約210戸の入居について、避難所などに要介護者や障害者、妊婦らがいる世帯を優先すると発表した。 #rect-l{position:relative;left:-5px} 公募は行わず、職員が1世帯ずつ意向を確認し、最適な物件を割り当てる。 対象は要介護度1以上、身体障害者手帳1~4級、妊婦、5月末時点で1歳未満の乳児がいる世帯など。住居に損害を受けていることも条件となる。 市は、市営住宅約80戸、特定優良賃貸住宅約60戸、サービス付き高齢者向け住宅約70戸を用意。家賃や敷金は免除し、市営住宅と特定優良賃貸住宅は原則6か月、高齢者向け住宅は2年まで入居できる。 市職員が7日から、福祉避難所、9日から一般の避難所を回って対象世帯の意向を確認。特に保護が必要な世帯を優先し、可能な限り、それぞれに合った住宅を選ぶという。2016年05月07日 16時56分 The Yomiuri Shimbun http://www.yomiuri.co.jp/national/20160507-OYT1T50091.htmlみんなが大変な中でも、やはりより苦境の中で頑張っている人にとの配慮は何よりでも、障害が身体のみに制限となるとやはりやるせなさを感じますね。
2016.05.08
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自転車整備 障害者に自信…札幌にリサイクル店◆販売数道内一めざす 障害のある人が放置自転車を整備して販売する「ホープ再生自転車販売店」が札幌市西区に今春、本格オープンし、人気を集めている。店を運営するNPO法人「生活相談サポートセンター」の代表、斎藤博之さん(64)は「整備した自転車が目の前で売れていくのは、障害者にとってものすごく達成感がある。放置自転車に困る人を含め、みんなに感謝される仕事」と話し、いずれは道内一の販売台数を目指すという。 同店は昨年3月に試験的に開店し、冬場は閉店していたが、今年3月の本格オープンにあたり、約2週間かけ、障害者らが約200平方メートルの駐車スペースを店舗として全面改装した。 現在は身体や精神、知的に障害があるスタッフ7人が、自転車のサビ落としやブレーキのきき具合を確認する作業などに明るい表情で携わっている。 他人の目を気にすることなく、自分のペースで取り組める作業は障害者にも好評という。斉藤さんによると、ぴかぴかに光っていく自転車を間近にした精神障害のある男性は、「自分には価値がないと思っていたが、廃棄物一歩手前の自転車が再生していくのがうれしく、自分にも可能性を感じた」と話した。 仮店舗で始めた昨年は秋までに160台を販売。今年は年間で500台以上を目標にしている。斎藤さんは「2~3年内にリサイクル店として北海道で1番の販売台数にしよう」とスタッフに語りかけ、奮い立たせている。 作業を通して自信を深めていった障害者の姿に、斎藤さんは「再生」を感じたといい、店名には、希望を意味する「ホープ」とともに加えた。 営業時間は午前10時~午後6時。日曜祝日は休み。問い合わせは同店(070・5611・0859)へ。2016年05月05日 [ 読売新聞 http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20160505-OYTNT50014.html]手に職をつける、自転車整備は身近で震災時でも一番役立ったようで、とてもニーズのある分野でしょうね。
2016.05.07
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発達障害などで通級指導の子ども9万人余 過去最多発達障害などのため通常の学級で学びながら一部の授業を別の教室で受ける「通級指導」の対象となっている小中学生は全国で9万人余りと、これまでで最も多くなったことが文部科学省の調査で分かりました。 「通級指導」は、読み書きが苦手だったり対人関係をうまく築けなかったりする障害のある子どもが、ふだんは通常の学級に在籍し、障害の状態に応じて一部の授業を別の教室で受けるものです。文部科学省が全国の公立小中学校を対象に調べたところ、通級指導を受けている子どもは去年5月1日の時点で9万270人と、前の年度より6520人増え、これまでで最も多くなったことが分かりました。調査を始めた平成5年度に比べて7倍余りに増えています。障害別にみますと、言語障害が最も多く3万5337人、次いで注意欠陥多動性障害が1万4609人、自閉症が1万4189人、学習障害が1万3188人などとなっています。一方、障害に応じた指導ができる担当教員は7006人と前の年度より444人増えましたが、教員1人当たりが担当する子どもは平均で13人と、ここ数年、横ばいとなっています。文部科学省は「障害のある子どもには丁寧な少人数指導が求められるので、担当教員を充実させたい」と話しています。[NHK newsweb http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160506/k10010510271000.html]少子化でもこの現場での問題はもっと深く丁寧に取り組まないといけないのでしょうね。 180万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント、感謝です。
2016.05.06
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又吉が「ZERO」でキャスターデビュー「大人の発達障害」を伝える ピース・又吉直樹(35)が28日放送の日本テレビ系「NEWS ZERO」(月~木曜・後11時、金曜・後11時半)でキャスターデビューした。マンスリーキャスターとして、月1回登場する第1回目は「大人の発達障害」をテーマに自身による取材VTRを紹介した。 人とのコミュニケーションが取れずに悩む大人たち、というシリアスなテーマに挑んだ。障害のため電話の応対ができず4回も転職した36歳のPCメーカー社員に密着取材し、その日常をリポート。「それぞれの立場で大変な思いをされている人たちがいる。私たちのまわりにも普通にいらっしゃるんで、理解がほしいですね」と神妙にコメントした。スポーツやランキングのコーナーでは笑いを取るなど、いろんな表情を見せた。「火花」で芥川賞を受賞している又吉だけに、ジャーナリストとしての手腕にも期待できそうだ。[スポーツ報知 http://www.hochi.co.jp/entertainment/20160428-OHT1T50223.html ]いろいろ経験が人間を成長させますね。
2016.05.05
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知的障害の長男殺害で懲役3年 父に地裁判決 /神奈川横浜市で昨年10月、知的障害のある長男を殺害したとして殺人罪に問われた無職、渡部進被告(75)の裁判員裁判で、横浜地裁は28日、懲役3年(求刑・懲役6年)の判決を言い渡した。近藤宏子裁判長は、長男による激しい家庭内暴力を動機と認めつつ、「酌むべき事情を考慮しても、実刑は免れない」と述べた。 近藤裁判長は「長男は知的障害を抱えながら、父に認められたいと努力していた。慕っていた父に突然命を奪われ、あまりに哀れ」と指摘。事件は渡部被告の「親としての責任感によるもの」としながらも、「第三者への相談は可能で、対処の手段は見つかったはず」と非難した。 判決によると渡部被告は2015年10月18日、横浜市青葉区の自宅で、就寝中の長男琢磨さん(当時45歳)の首を包丁で刺し、殺害した。【毎日新聞 http://mainichi.jp/articles/20160429/ddl/k14/040/191000c 】 それぞれの家庭の事情はあれど、やはり最悪の結果だけは避けたいものですね。
2016.05.04
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避難所で行き場を失う発達障害者たち 不規則な生活にパニック起こす人も発達障害者 つらい避難所 物音、不規則な生活にパニック 行き場失い車中泊最大で18万人余りが避難した熊本地震。なお多くの被災者が避難生活を強いられる中、物音や予定外の出来事などに過敏に反応する特性のある発達障害を抱える人たちが行き場を失っている。多くが避難所の環境に耐えられず、車中泊や知人を頼って移住を余儀なくされている。 高機能自閉症の女性(27)は16日未明、熊本市の自宅で本震に見舞われた。散乱する落下物の中から布団と毛布だけを持ち出し、避難所へ身を寄せた。 発達障害とは自閉症や注意欠如多動症、学習障害などのこと。うち、自閉症を含む「自閉スペクトラム(連続体)症」の特徴としては社会性の障害、コミュニケーションの障害(言葉の遅れ)、想像力の障害とそれに基づくこだわり行動がある。重い知的障害を伴う人から知的能力の高い人まで幅広く、聴覚や視覚、嗅覚、味覚などの知覚過敏や不器用など多様な特性も伴う。 聴覚が過敏なこの女性にとって、避難所は地獄だった。話し声、いびき、子どもの泣き声。余震の度に周囲のスマートフォンから一斉に警報が鳴る。不規則な生活も耐え難かった。ころころと変わる食事の時間、いつ寝ていつ起きるのか、だらだらと過ぎる時間。間もなく激しい頭痛に襲われるようになった。 避難4日目、女性はついにパニックを起こした。何をどうして良いのか分からない。心臓がドキドキし、うろうろと歩き回った。たまらず、所属する「熊本県発達障害当事者会Little bit」顧問で精神保健福祉士の山田裕一さんに電話した。「すぐにそこを出なさい」。当事者会の仲間の家に身を寄せた。頭痛はぴたっと治まった。 別の熊本市の母親(50)は16日未明の本震後、知的障害を伴う自閉症の次男(22)と避難所へ向かった。 着いて間もなく、次男は落ち着きを失った。爪をかみ、耳をふさぎ、ぴょんぴょんと跳びはねた。「ここは無理だ」。1時間で外へ出た。車中にこもった。 熊本県内には各地に福祉避難所が設置されたが、この母親に福祉避難所という選択肢はなかった。「初めての場所に連れて行くときは、事前に写真を見せたりして、どんなところか分かった上でないと、行くのをひどく嫌がる」 「5日間だけ頑張ろうね」。見通しが立たないことを嫌う次男にそう約束し、車中泊を続けた。幸い、日頃通う作業所が地震後も開いており、昼間は次男をそこへ預け、自分は自宅の片付けに没頭した。6日目、何とか約束を守って、帰宅できた。 避難所などを巡り、発達障害者を支援している山田さんは「彼らはストレスがあってもそれを認識し、伝えることが難しい。周囲の理解も薄い。周りの方々は『非常時にわがまま』と切り捨てず、そういう特性の人もいると立ち止まって考えてほしい」と話した。=2016/04/30付 西日本新聞朝刊=[livedoor news http://news.livedoor.com/article/detail/11473518/] どれほど多くの備え、心の準備があっても、いざとなったら誰でもパニックでしょうね。
2016.05.03
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騒音が苦手な自閉症の人のため、「音のない時間帯」を設けたイギリスのスーパーに注目が集まる 音や光に敏感で、騒々しい場所にいるとパニックを引き起こすとされる「自閉症」。そんな症状に苦しめられている人にも快適に買い物をして欲しいという願いから、「静かな時間帯」を設けようとしているイギリスのスーパーが注目を集めている。音楽も小さく、エスカレーターも停止そのお店とは食料品から生活雑貨まで扱うASDAというチェーン店で、マンチェスターのCheetham Hillという町にある店舗。「静かな時間」は5月7日から始まり、毎週土曜日の午前8時から9時までの1時間を予定。店内では音楽のボリュームを下げ、エスカレーターも停止し、自閉症の人たちも心地よく買い物を楽しめるようにするという。騒々しいお店で苦しんでいる姿を目撃この「時間」を思いついたのは店舗マネージャーのSimon Leaさん(39)。実は彼も不安症を患っており、以前から人びとが騒いだり音楽が鳴り響いたりするお店に入るのを苦手にしていたそうだ。そんなある日、騒々しいお店で苦しんでいる自閉症の子供を目撃し、自分の店舗には「静かな時間帯」を導入しようと決断。人々の反応を確かめるために導入の予定をフェイスブックで知らせ、アドバイスを求めたところ、約980人にシェアされ圧倒的な支持が得られたという。実際に彼のフェイスブックには「なんて素敵なアイディアなの!」や「いけ!Simon」「ファンタスティック」「よくやった!」といった賞賛の声が多く届けられている。全員の声が聞こえパニックに陥ることも自閉症の人は、そうでない人が平気な音でもドキッとしてしまい、時には強い恐怖感と緊張に見舞われることがあるという。特に救急車の音や消防車のサイレン、掃除機の音、怒鳴り声、赤ちゃんの泣き声、犬の吠える声などが苦手とされ、騒音から自分に必要な音だけを聞き分けるのが難しく、大勢の中にいると全員の声が聞こえてしまいパニックに陥る場合もあるとか。また視覚や嗅覚なども敏感で、店や公共スペースでは明るすぎる光や強い臭い、人々の混雑などの過剰な情報によって、圧倒されるような感覚を引き起こすケースもあるそうだ。Simonさんは英紙The Independent の中で「(略)私はどうしたら自閉症や障害を持つ買い物客を助けられるか話し合いました。快適な買い物のために、私らがわずかに変えられるのなら、お店は皆にとってもよりよい場所になると思います」と語っている。多様な人びとの願いを丁寧に汲み上げ、1つ1つ実現していくという姿勢が社会全体にとっても大切なことなのかもしれない。出典元:Asda launches ‘quiet hour' to help autistic customers - The Independent (4/25)出典元:ASDA launches 'quiet hour' to help people who dislike noisy atmospheres - The Telegraph(4/25)出典元:Manchester Asda introduces 'quiet hour' to help autistic shoppers - The Guardian(4/25) [irorio http://irorio.jp/daikohkai/20160430/317770/ ] すばらしい試み、そして心強い一歩ですね。 ここまで障害者に寄り添えるって感動的です。
2016.05.02
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自閉症スペクトラムの人が平均より18歳も短命な理由とは? 「対人関係の形成が難しい」「ことばの発達に遅れがある」「想像力や柔軟性が乏しく、変化を嫌う」という基準で診断される自閉症スペクトラム(ASD)患者は、健康的な人の平均寿命と比べて平均18年も寿命が短いということを示す研究結果をスウェーデンのカロリンスカ研究所が発表しました。Premature mortality in autism spectrum disorder | The British Journal of Psychiatryhttp://bjp.rcpsych.org/content/208/3/232People on the autism spectrum live an average of 18 fewer years than everyone else, study finds - The Washington Posthttps://www.washingtonpost.com/news/to-your-health/wp/2016/03/18/people-on-the-autism-spectrum-live-an-average-of-18-years-less-than-everyone-else-study-finds/カロリンスカ研究所が精神医学系論文誌・The British Journal of Psychiatryで発表した研究は、自閉症スペクトル(ASD)患者の死亡傾向を調査するというもの。ASDを持つ成人が若くして死亡してしまう主要原因は、心臓病やがんなどの一般的な疾患によるものではなく、自殺が最大の原因であることが判明しています。 研究はスウェーデンの国家登録データから社会コミュニケーション障害を持つ2万7000人と、健康な250万人を対象に調査が行われました。その結果、ASDを持つ人は、ASDと診断されていない人より、平均で18年も早く死亡していることがわかりました。さらに、「ASDのみ」と診断されている人は平均より12年早く死亡していますが、ASDに加えて「学習障害」と診断されている人は、平均より30年も早く死亡する傾向にあるとのこと。ASD患者が死亡する年齢は、認識能力によって左右されることが判明したわけです。また、言語能力が高い人の中で、「自閉症スペクトラム」の概念が制定される以前にアスペルガー症候群と診断された人も、健康な人より早く死亡する可能性が2倍近くあることもわかっています。なお、全体的な傾向は性別の影響がなかったものの、学習障害を持つASDの女性に限り、早く死亡する可能性が最も高いとのこと。専門家は「これらの傾向は自閉症の遺伝的要因だけでなく、社会的要因も早期死亡率に影響を与えているかもしれない」と指摘しています。あるスウェーデン国内の調査では、ASDを持つおよそ40%がてんかんに苦しんでいることがわかっています。さらに自閉症治療のために食事や運動が制限されたり、多くの投薬を飲まざるを得ないという長期的ストレスは、ASD患者の早期死亡に紐付くひとつの原因と考えられます。しかし、自閉症チャリティ団体・Autisticaは、自閉症患者は著しい「社会・文化的圧力」を受けているという調査結果を報告しており、他人からのいじめ・調和への圧力・社会的隔離などの複合的原因が、ASD患者を自殺に走らせていると指摘しています。Autisticaの代表であるジョン・スピアーズ氏は、カロリンスカ研究所の研究結果に対して「我々は自閉症に苦しむ多くの人たちが、40歳の誕生日を迎えられないという現実を認めてはいけないのです」と、ASD患者に対して社会的圧力が生まれないよう呼びかけています。ASD患者は幼年期のうちに自尊心を確立するのが難しいことを示す研究結果もあり、学習障害を持つ成人のASD患者は、自殺する可能性は一般平均の9倍以上になることがわかっています。[gigazine http://gigazine.net/news/20160405-autism-spectrum-short-lived/]自殺が原因とはとても衝撃的であり、驚きでもあります。想像できないほどにストレスを抱え込んでいるとしたら、もっと生きやすい環境を模索しないといけないのでしょうね。
2016.05.01
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