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発達障害、ピアノで勇気・・・柏原 ◇府内初リサイタルに270人 発達障害のある宮崎市在住のピアニスト・野田あすかさん(34)のリサイタルが30日、柏原市のリビエールホールの小ホールで開かれ、約270人が聴き入った。 藤井寺市で発達障害の子供たちの音楽指導をしているピアノ教師・西村有香子さん(47)が動画投稿サイト「ユーチューブ」で聴いた野田さんの演奏に感銘を受け、「不安を抱えるお母さんたちを勇気づけたい」と企画。知人らの協力を得て、府内では初となるリサイタルを実現させた。 野田さんは自らが作詞、作曲を手がけた「手紙~小さいころの私へ~」を手話を交えて歌った後、ベートーベンの「エリーゼのために」などを演奏。野田さんの伴奏で、来場者も一緒になって阪神大震災からの復興を願う曲「しあわせ運べるように」を合唱した。 発達障害の子供がいるという藤井寺市の津嶋裕美さん(34)は「音色が温かいものを運んできてくれる感じがして涙が出た。本当に勇気をもらいました」と話していた。[yomiuri online http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20160430-OYTNT50261.html]音楽で繋がるって素敵ですね。身も心も癒されて勇気がみなぎってきそうです。179万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント、感謝です・・。
2016.04.30
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東日本大震災 原発事故5年 知的障害者施設ようやく帰還東京電力福島第1原発事故を受け、福島県富岡町から群馬県に集団避難している知的障害者施設「光洋愛成園」の利用者と職員の約100人が新施設の完成に伴い、27日に5年ぶりに福島県に戻る。福島県によると、県外に集団避難した福祉施設13施設で最後の帰還。将来的な職員の確保など課題はあるが、利用者らは期待に胸を膨らませている。あす福島に 新施設は福祉の核に 光洋愛成園は社会福祉法人「友愛会」が運営。事故当時、原発の南約10キロにあり、利用者と職員合わせ約150人いたが、約1カ月の避難所生活を経て約100人が群馬県高崎市の国立知的障害者施設「のぞみの園」に移った。福島から約300キロ離れた見知らぬ土地で、「いつ帰るの?」と毎日のように不安を口にしていたという。 施設があった場所は現在も「居住制限区域」に指定されているため、福島県広野町に新築された。昨年2月の着工以来「のぞみの園」の壁には建設中の写真が張られ、避難者の気持ちをなだめてきた。 利用者の坂本由理子さん(36)は「古里に帰りたい。南相馬市で暮らしている祖母と姉も楽しみにしてくれている」と話す。保護者代表の桑原正敏さん(72)=福島市=は長女(45)に会うために毎月、3時間以上かけて高崎に通っていた。今月21日にあった新施設の落成式に出席し、「これで頻繁に会いに行ける」と喜んだ。 再建事業費は20億円超。国や県の補償金、東電の賠償金だけでは足りず、独立行政法人「福祉医療機構」から数億円借り入れた。返済に20年かかる。職員は、放射能への不安などからこれまでに3分の1が退職した。再出発の道を選んだ職員は39人で、国が定める最低基準の36人をわずかに超える程度だ。 友愛会の寺島利文事務局長の心配は尽きないが、「帰還はゴールではなく通過点。広野町を発展させる上で、福祉の一つの核になりたい」と力を込める。【毎日新聞 http://mainichi.jp/articles/20160426/k00/00e/040/184000c 】いつの時もひたすらゴールを目指して歩む。きっと環境も安定し、次なる一歩がある乱せるのでしょうね。
2016.04.29
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発達障害持つ大学生を支援社会 福祉法人「すいせい」 伊藤柳子理事長(67)分け隔てない社会実現を リポートが書けない、仲間に溶け込めない、など発達障害を持つ大学生の就活を支援する先駆的組織が神戸市にある。 社会福祉法人「すいせい」(同市垂水区)だ。http://www.sfsuisei.org/発達障害とは注意欠陥多動性障害(ADHD)や学習障害(LD)、アスペルガー症候群などの総称で、診断を受けていない学生も含め、その数は年々増加。日本学生支援機構の調査では、発達障害の可能性がある学生は数万人に及ぶという。「すいせい」では学生自身や大学から症状を聴き取り、企業に症状に応じた適性を検討してもらうネットワークを構築中だ。活動に賛同してネットワークに名を連ねる大学、企業はそれぞれ20を超え、定期的に会議を開いて学生の支援策を練っている。 その法人を率いる。銀行員や資産管理会社社員などをへて家庭に入った元専業主婦で、行政や福祉のプロではなかった。子育てが一段落した時、友人に誘われ、絵を描いて精神障害のある人を癒やすボランティアを始めた。これが契機となり、本格的に精神障害者を支援する法人の設立を決意。約20年間、障害者を援助し続けてきた。 「20年前は障害を持つ人が就職するには大変な苦労があったけど、年々、世の中の理解が深まった感じで、やりがいを感じる」。今月、「障害の有無で分け隔てしない社会の実現」を目指して障害者差別解消法が施行され、障害者支援活動に追い風を吹き込む。 政府は官公庁や企業の女性管理職を増やす政策を打ち出しながら、具体策なく、数字を下方修正した。しかし、社会には地に足つけて地道に活躍している女性は少なくない。数字ではなく中身が肝心なのだ。 [毎日新聞http://mainichi.jp/articles/20160426/ddn/013/100/056000c ]それぞれのニーズに合わせた支援社会の構築が進んできていますね。
2016.04.28
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発達障害者「配慮を」=避難所入れず物資困窮-家族ら、無理解を痛感・熊本地震 熊本地震では、自閉症など発達障害を持つ子供やその家族の多くが、トラブルを恐れて避難所に入れず、車や自宅での生活を強いられている。行列に長時間並べず、食料や水の配給すら受けられない人も。東日本大震災で同様の問題が多発したため、厚生労働省などは必要な対応をパンフレットにまとめたが、教訓が生かされたとは言い難い。【特設ページ】熊本地震 最新情報 被災による環境変化に対応できない発達障害の人は、共同生活になじめずパニックを起こしたり、大声を上げたりすることがある。制止や叱責が混乱を助長する場合もあり、周囲の理解と支援が必要だ。 「『物資が欲しければ避難所に入ればいい』と門前払いされた。入れないから苦しんでいるのに」。発達障害の息子(15)がいる熊本市の岡田丈二さん(50)は悔しそうにつぶやいた。16日未明の本震でライフラインが止まったが、地震におびえ落ち着きをなくした息子を見ると、周囲への迷惑が不安で避難所に行けなかった。 自宅の備蓄が底を尽き、助けを求めた避難所で掛けられたのは「一人一つ、平等なので欲しければ並んでください」という言葉。息子連れで長時間並ぶのは不可能で、手ぶらで自宅に戻った。 同じ境遇の人から相談を受けた古木満雄さん(63)は、発達障害を持つ次男を施設に預けて支援に奔走。同市の支援センターに掛け合い、何とか回してもらった物資を障害者のいる家庭に配った。センターもそこで問題に気付き、ようやく21日に物資を受け取れない人向けの配給を始めた。 「誰も避難できず、じっと我慢していた」と振り返る古木さん。避難所でパンフレットを見せて説明しても取り合ってもらえず、「普段以上に理解のなさを痛感した」と話した。 「張り詰めた中で問題を起こせば地域に住めなくなる。避難所に入れない自分たちはどこにいけばいいのか」と話すのは、自閉症の娘を持つ益城町の玉作恵子さん(58)。過去の台風や防災訓練でも全く対応がなく、「高齢者らと同じ配慮の目を少しでも向けてほしい」と訴えた。 厚労省所管の発達障害情報・支援センターの東日本大震災翌年の調査では、岩手、宮城、福島の3県で回答した276人中、避難所に行ったのは23%。「問題なく過ごせた」のはその18%だけだった。同省の担当者は「市などと連携し、熊本地震の実態把握や対策に努めたい」と話した。[jiji.com http://www.jiji.com/jc/article?k=2016042600039&g=keq]いざとなったら大変なのはみな同じ、各自治体の早急の対策が必要ですね。
2016.04.27
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樹木希林「私は子どもの頃、自閉症で...」 がんが人生の転機樹木希林、がんが人生の転機「先を計算できる生き方をしなければ」女優の樹木希林が24日、都内で行われた映画『海よりもまだ深く』(5月21日公開)完成披露試写会後の舞台あいさつに登壇した。“なりたい大人になれた?”をテーマにした同作だが「私は子どもの頃、自閉症で、こうやって人前でしゃべるような大人になるとは思って無かったのでなりたい大人になれたわけじゃないんです」と告白した。その上での“転機”として「ただ、ズルズル役者をやって12、3年前に『がん』というものに出会った時に『ああ、先を計算できる生き方をしなければ』と思ったのがターニングポイントかな」としみじみと語った。カンヌ国際映画祭に正式出品が決定している同作は作家くずれのダメ男・良多(阿部寛)と彼に愛想つかして出て行った元妻・響子(真木よう子)、息子・真悟(吉澤太陽)が、良多の母・淑子(樹木)の暮らす団地で一夜限りの家族の時間を過ごす…という物語。メガホンをとった是枝裕和監督が実際に暮らしていたという本物の団地で敢行された撮影を振り返り、樹木は「うちのあんな団地の小さなお風呂じゃなくてローマ風呂に入ってたんだから! エヴェレストにも行ってる」と阿部出演の別作品でアピールすると阿部は「狭すぎて(『テルマエ・ロマエ』は)思い出さなかったです」と苦笑い。“ダメ男”役に阿部は「多かれ少なかれダメなところは自分にもある。せこいところや弱いところは好きですね」と共感。樹木は「みんなダメ息子っていうけど、それほどダメって思わない。私の周りにはもっとすごいのたくさんいるもの、うちの息子はダメじゃない!」とすっかり母目線で擁護していた。 [Huffington post http://www.huffingtonpost.jp/2016/04/24/kiki-kirin_n_9769064.html]多彩な才能の持ち主ほど、それこそ未知数の体験を重ねているのでしょうね。
2016.04.26
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長男と同じ障害、おなかの赤ちゃんに 夫婦で悩んだ末 香川県で暮らす4人家族。休みに散歩を楽しむ。会社員の夫(46)はよく笑う長女(5)と手をつなぎ、主婦の妻(50)は音楽が好きな長男(9)とつなぐ。兄妹には重度の知的障害がある。長男のときは出産後に染色体検査を受け、長女のときは受けたうえで産んだ。 「白く映るはずの胎児の脳が見えません」。妻が、医師から告げられたのは、2003年9月。妊娠4カ月の健診で、超音波検査を受けたときだ。37歳だった。 精密検査を受け、医師から「死産になるかもしれない。生まれても、人として生きることは難しい」と告げられた。翌月に陣痛誘発剤を使用し、胎児を体外へ出した。両手におさまるほど、小さい女の子だった。妻は前の年に流産したばかりだった。 05年夏、4度目の妊娠で、順調に成長する胎児が確認できた。経緯を知る医師から、胎児の染色体検査を勧められたが、夫婦は断った。「やっと育った命なんです。何があってもあきらめたくない」 長男が産声をあげたのは、06年4月。足の指が6本あり、医師から長男の染色体検査を勧められた。生後1カ月で、染色体に異常があり、知的障害の可能性が高いと告げられた。「スプーンを使って自分で食べますか」「自分の名前が言えますか」。母子手帳に記された子の成長を問う質問に、「いいえ」の回答が少しずつ増えていった。 もう1人子どもがほしい。そう望んだのは夫だ。夫婦が老いた後に長男を支えてほしいとの思いだった。妻は戸惑った。「その子に同じ障害があったら育てられないよ」 09年夏、43歳のときに妊娠。今度は、妻が胎児の染色体を調べたがった。経緯を知る医師が、大阪で出生前診断の専門クリニックを開いたと聞き、訪ねた。 絨毛(じゅうもう)検査で、胎児に長男と同じ障害があるとわかったのは秋だった。医師からは「障害はあるけども、生きられる命だ」と説明された。胎児は女の子だった。中絶が認められる妊娠22週まで、残り10日ほどに迫っていた。香川に帰る約3時間の車中、ハンドルを握る夫の目には、03年に中絶した子の顔が浮かんでいた。超音波検査の画像で映された胎児の顔と、そっくりだと思った。助手席の妻に声をかけた。「命をあきらめないでほしい」。妻は「自信がない」と答えた。 妻は両親と話し合うため、徳島の実家に長男を連れて帰った。両親からは「あきらめるんだろう」と念押しされた。「うん、そうやね」と返しながら、胎児の姿を思い浮かべた。ドクドクと動く心臓を止めることが怖かった。 長男を寝かし、部屋でひとり正座して考えていたときだ。自分のすぐ右側から、ささやくような声が聞こえた気がした。「今度はちゃんと産んでね」。中絶した子の声だと思った。心が傾き始めた。 医師への回答期限の前夜、食卓で母が口を開いた。「そんなに悩んどるということは、産みたいからやろ。ほな産んだら。『この世のことはこの世で』って言うしな」。後悔するなと、言われたように感じた。 翌朝、妻は医師にメールを送った。「私、産みます」。悩んだ末の答えだと思えた。 兄妹はまだ言葉を話さない。おむつも外れていない。一人で食事できない。夫婦は、いつまで面倒をみることができるだろうと考える。 長男のときは産んでから障害がわかり、戸惑った。長女のときは、障害があるとわかって産んだ。妻は「出生前診断を受けたことで、長女を産む半年前に悩み、覚悟を決めることができた。それは今を生きる上でも支えになっている」と話す。 もし互いに結婚相手が違ったら。そう考えた時もあるが、すぐに「違う違う」と思った。「私はこの子たちに会いたかった。会えてよかったと心から思います」(浜田知宏)■検査法は様々 採血での診断も 出生前診断は、染色体や遺伝子の異常による疾患や胎児の奇形の有無について、出産前に検査すること。受精卵の時点で調べる着床前診断、妊娠中に胎盤の絨毛(じゅうもう)を採取する絨毛検査、羊水から胎児の細胞を採る羊水検査などがあり、妊婦検診で行われる超音波検査も含まれる。 2013年4月には各地の病院が、妊婦の血液から胎児の染色体異常などを高確率で判定できる新型出生前診断を導入した。検査は採血で行うため、羊水検査などと比べて安全性は高いとされるが、確定診断ではない。十分な情報がないまま診断を受け中絶が広がれば、生命の選別につながりかねないとの指摘もある。 新型を実施する病院グループ「NIPTコンソーシアム」のまとめでは、昨年9月までの受診者は、少なくとも延べ2万3656人。339例が陽性(偽陽性を除く)で、結果が把握できた329例中、270例は中絶、53例は子宮内で胎児が死亡した。陽性結果を受けて妊娠継続を希望したのは、6例だったという。[朝日デジタルhttp://www.asahi.com/articles/ASJ3X5R5JJ3XPTFC019.html ]いろいろな医学の検査が進む中でも、生かされる命の息吹を感じずにはいられませんね。
2016.04.25
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介護と農業担う知的障害者育成 塾開所 社会福祉法人はらから福祉会(本部柴田町)は5日、障害福祉サービス事業所「はらから蔵王塾」を蔵王町遠刈田温泉の別荘地「蔵王山水苑(えん)」に開設した。知的障害者の専門学校と位置付け、介護と農業に携わる人材を4年間で育成する。 開所式には関係者約30人が出席。福祉会の武田元・理事長は「地域ぐるみで介護と農業の働き手に育て、4年後に一人前となって巣立つことをこの目で確かめたい」とあいさつ。入所した塾生3人が「自立のためここで働くことを決意した」「休まずに頑張りたい」などと抱負を語った。 校舎は改修した旧保養施設で、塾生のグループホームも整備した。4年間をめどに介護や介護補助の仕事、農産物の生産・加工・販売の基礎を近隣の高齢者施設や農地で学び、就労につなげる考え。蔵王山水苑を拠点に福祉の地域づくりに取り組む企業団体やボランティアも運営に協力する。 はらから蔵王塾の定員は20人。特別支援学校の高等部卒業程度で、障害福祉サービスの受給者証を取得(見込みを含む)している知的障害児者を募集中。連絡先は0224(26)6606。[河北日報 http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160409_15002.html]なかなか担い手のいない分野での育成、がんばる気持ちを第一に、大切に育んであげたいですね。
2016.04.24
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知的障害男性の高校受験「介助者拒否は違反」 支援団体、北海道教委に質問状札幌市内の中学を卒業した知的障害のある男性(15)が、本年度入試で同市内の定時制道立高を受験した際、介助者の同席を認められなかったのは、障害者への配慮を求める障害者差別解消法に反しているなどとして、男性を支援する団体が14日、高校と道教委に質問状を提出した。 提出したのはDPI(障害者インターナショナル)北海道ブロック会議と、インクルネットほっかいどうの両団体。両団体によると、男性は3月下旬から4月上旬にかけ、入院先の病院で、定時制道立高の面接による入試を3回受けたが、不合格だったという。 男性の母親(51)は面接時、面接官の質問の内容を分かりやすく伝える介助者の同席を要望したが、高校は「公平性を欠く」との理由で認めなかったという。 4月に施行された障害者差別解消法に基づく文部科学省の対応指針では、入試の際の合理的配慮を義務付けており、母親は「介助者を付けてこそ公平性が保たれるのに、配慮がなかった」と主張した。 [北海道新聞 http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0259473.html]入試要綱などで事前に調べたり、問い合わせることはできなかったのか、当日になって揉めるのは不甲斐ないですね。
2016.04.23
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京都大学開発の発達障害の特性別評価法が保険収載 京都大学大学院人間・環境学研究科の船曳康子准教授らが開発した発達障害の特性別評価法が4月から保険収載された。発達障害者の特性を生活現場でのニーズを重視して目で見て理解できるようにした評価尺度で、医療保険が適用されることで一般の医療、療育面での活用が期待されそうだ。 京都大学によると、この評価法は当事者だけでなく、家族や教師ら異なる立場の多様な支援者が、発達障害の個人差を視覚的に理解できるようレーダーチャートに示している。表示される要素はこだわり、睡眠リズム、反復行動、コミュニケーションなど14項目で、それぞれを5段階で評価する。 個人差を理解するには、専門家の一方的な評価だけでなく、本人がどれだけ困っているかという指標も必要になる。このため、評価は医師と心理士、本人らが共同で当たり、主に生活歴の聴取から進める。この評価法を用いることにより、本人がどのような生活現場でどういった支援を必要にしているのか、支援者が共通理解することができる。その結果、支援の迅速化、うつや神経症など2次障害の予防も期待できる。 発達障害への支援は2004年、発達障害者支援法が生まれてから、支援制度の整備が進んできた。しかし、発達障害の個人差が大きいため、個別の対応では試行錯誤が続いている。これまでの評価法は診断を重視したものが多く、支援の現場で必要なことを包括的に評価できていなかった。[university journal http://univ-journal.jp/6610/]多くの方の関わりによってわかる事が多い分、より正確な評価法なのかもしれないですね。。手帳区分にも是非、利用して頂きたいです。
2016.04.22
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発達障害者に支援や配慮を 避難生活なじめずパニックも熊本県などでの一連の地震で、多くの住民が避難生活を強いられている。自閉症など発達障害がある人の中には、環境の変化に対応するのが難しいため、パニックをおこしたり、共同生活になじめなかったりすることがあるので配慮が必要だ。 国立障害者リハビリテーションセンター研究所の発達障害情報・支援センターが東日本大震災(2011年)の翌年、岩手、宮城(仙台市を除く)、福島の3県で、発達障害がある人(もしくは、家族が代理で回答)にアンケートしたところ、276人が回答。避難所を利用した人は23%で、そのうち避難所で問題なく過ごせた人は18%にとどまった。 偏食で配給食が食べられない▽見守りが必要で配給の受け取りに行けない▽夜中に目を覚まして声を出してしまう――など、障害特有の行動で、本人だけでなく、家族の負担も大きかった。周囲に遠慮し、避難所生活をあきらめて車中生活を送った家族もいた。 同センターは調査を元に、「災害時の発達障害児・者支援エッセンス」を冊子にまとめた。見た目で障害があるように見えないことがあるため、周囲の理解と支援が必要だという。「周囲が本人を大声で叱ったり、取り押さえたりする」といった避けるべき事柄や、指示の伝え方、居場所の配慮など、避難所や自宅での対応例がまとめられている。 支援エッセンスなどの情報が載った「災害時の発達障害児・者支援について」のページへは、同センターのトップページ(http://www.rehab.go.jp/ddis/)から入る。 日本自閉症協会も、「防災・支援ハンドブック」と自閉症の人が困った時に支援を求める「助けてカード」を、ホームページ(http://www.autism.or.jp/bousai/index.htm)からダウンロードできるようにしている。 同協会によると、今回の震災で、自閉症の人がいる家族の中には、車中泊している人が出てきているという。孤立し、必要な情報が届かない危険性がある。支援に関する問い合わせは「発達障害者支援センターか、地元自治体などに」と話す。窓口の対応で問題が解決しない場合は、同協会事務局(03・3545・3380かメールasj@autism.or.jp)へ。厚生労働省と情報共有するという。 ■発達障害児・者への支援のポイント(日本自閉症協会「助けてカード」から)・その人に対して声かけを(一斉に伝えても伝わらない)・指示や予定は明確に・否定的でなく、肯定的に(走っちゃだめ→歩こうね)・大声で叱ったりするのは逆効果・(発達障害の人が)興奮したときは、その場から離して気持ちをしずめる 【朝日デジタルhttp://www.asahi.com/articles/ASJ4M4325J4MUCLV007.html】いざとなったら普通の大人でもパニックに陥ります。せめてもの心がけが普段から必要ですね。 178万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント、感謝です。
2016.04.21
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自閉症17歳の居場所 個性奏でるピアノ 各地で演奏=神戸支局・五十嵐朋子旋律に合わせて上体が揺れる。指の動きが穏やかになると、その表情に笑みが浮かんだ。全身で音楽を味わっているように見える。各地のコンサートで活躍する高校生ピアニスト、末近功也(こうや)さん(17)=神戸市西区。自閉症や知的障害があるが、音大生が挑戦するような難曲を弾きこなす。言葉で表現することは苦手でも、演奏からはピアノを愛するひたむきな気持ちが伝わってきた。 昨年9月、岡山県倉敷市であった「風の音コンサート」。障害のある人たちによるステージの最後に、末近さんが登場した。背筋を伸ばして一礼し、深く息を吸ってショパン作曲の「英雄ポロネーズ」を弾き始める。圧倒的な技量に会場が息をのむ。弾き終わり、一礼する様子は、自信に満ちていた。障害のあるピアニスト仲間とともに、月2、3回程度、各地のコンサートに出向いている。 末近さんは兵庫県立阪神昆陽特別支援学校(伊丹市)の3年生。2歳で自閉症と診断され、知的障害は中度という。2歳10カ月から神戸市の療育施設に通い、年長から一般の幼稚園に入園。小学校、中学校では支援学級で学んだ。現在は職業科で就職を目指して実習などに励んでいる。 音楽は、生まれたときから常に身近にあった。母百合子さん(50)はピアノ講師。姉紗菜さん(21)もピアノを習い、家には自動演奏機能のついたピアノがあった。幼い末近さんは、好きな曲のテープを繰り返し聞いては喜んでいた。 だが、ピアノを習うまでには時間が必要だった。障害の特性で、じっとしていられない。5歳で話すより先に筆談ができるようになるなど言葉が遅く、会話や人の指示を受けることが苦手だった。両手の指を1、2本ずつ使って、耳で覚えた童謡などを弾く程度だった。 小学2年の時、転機が訪れた。学校でもらった簡単な音楽教材で音符を覚え、家の楽譜が一気に読めるようになったのだ。ピアノを弾く百合子さんの脇に立ち、楽譜をめくるようになった。ショパンの「スケルツォ第2番」を百合子さんが弾き始めると、隣で一緒にメロディーを奏で、うまくいくと跳びはねた。 落ち着きが出始めた小3から、本格的なレッスンを受けるようになった。正しい指遣いを教わると、ぐんぐん上達した。発表会で楽しそうに弾く姿を見て、父良浩さん(50)と百合子さんはプロを目指す学生が競う「県学生ピアノコンクール」に小4から出場させた。特別支援学校からの出場はただ一人。高2の昨年、初めて銅賞を受賞した。 自分に自信を 「自分に自信を持って生きられるように」。両親がずっと心を配ってきたことだ。 小さい頃は多動で、「いつ爆発するか分からない爆弾を抱えているような感じだった」と百合子さんは振り返る。障害の特性でこだわりが強く、見通しの立たないことが苦手。食事や風呂の時間が遅れるとパニックになることもあった。聴覚も敏感で、嫌いな人混みのざわめきやデパートの館内放送の電子音で、動けなくなったこともあった。 一方、得意なことには集中力を発揮した。小2で2桁のかけ算が好きになり、99×99から11×11までの式と答えを書き連ねて覚えた。小5で世界地図をきれいに色分けして描いた。中学生時代は楽譜を写すことに熱中した。英語も得意で、2年前には英検3級に合格。パソコン検定にも複数合格した。 今、百合子さんは「いろいろな人が支えてくれた」と思い返す。小学生の頃、末近さんが帰り道で動けなくなっていると、同じ学校の子が電話をくれた。紗菜さんの友人は、障害を理解し一緒に遊んでくれた。 言葉の代わり 末近さんのピアノへの取り組みには特徴がある。練習は1日約1時間半と多くない。最初から最後まで弾き通したいというこだわりがあるため、指の運びの難しい部分だけというやり方はしない。それでも、たいていの曲は1週間から10日もすれば弾けるという。暗譜も早く、演奏に10分以上かかるような長い曲でも、弾けるようになった頃には覚えている。 両親は「もともと素早い動作が得意で、足も速い。時間の感覚が私たちとは違うのかもしれない」と不思議がる。新曲に取りかかる前、徹底的にCDで曲を聞き込んでピアノに向かうスタイルで、強く曲をイメージしているようだ。 「国際障害者ピアノフェスティバル」(2013年)などに参加し、ダウン症、自閉症、聴覚障害など、障害のあるピアニストたちとの交流が始まった。今年3月には米国でも演奏した。今、ピアノは末近さんにとって、社会とのつながりを作る「居場所」になっている。良浩さんは「苦手なことが多いことは本人も分かっているが、演奏で拍手をもらうことが自信につながっている」と話す。 数年前、末近さんが練習中に涙を流したことがあった。コンクール直前、完璧の出来で1曲を弾き終えた瞬間だった。言葉では表現できない「うまくなりたい」という思いがあふれたのか。自分なりに葛藤や失敗を乗り越えながら、真剣にピアノと向き合っている証しだった。 今、年間20ステージ以上をこなす。その姿はひたむきだ。ピアノへの思いを直接聞いてみたかったが、会話が苦手な末近さんは、私が話しかけても答えてくれない。そこで、得意な英語で聞いてみた。「ピアノを弾いている時、幸せですか」。末近さんは首を何度も縦に振った。 今月、障害者差別解消法が施行された。障害がある人たちが暮らしやすい社会をつくるため、差別解消に努めるよう求めている。 障害は「ハンディキャップ」と言われる。しかし、少なくとも末近さんの障害は得意と苦手の差がはっきりしている」という個性だと実感した。演奏から感動をもらうかわりに、その個性を少しでも理解することが「お返し」になるのではないか。そんな思いを強くした。 ■ことば 自閉症 生まれつきの脳の機能障害で、発達障害の一種。コミュニケーションが難しい▽言葉が遅い▽パターン化した行動を好む−−といった特徴がある。症状は多様で、皮膚感覚や聴覚などが敏感なこともある。軽い人も含めて「自閉症スペクトラム」と呼ばれ、約100人に1人が当てはまるとされる。 [毎日新聞 http://mainichi.jp/classic/articles/20160427/ddf/012/040/011000c]自分の居場所ができると、それだけで安心できて、更にまたパワーアップするのでしょうね。
2016.04.20
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精神・知的障害者を正規職員として採用 来年4月 /鳥取県は来年4月、精神障害と知的障害を抱える人を正規職員として採用することを決めた。合わせて数人程度の採用になる見込み。具体的な内容は今後決め、募集要項を公開する。 改正障害者雇用促進法は2018年度から、企業や公共機関に一定割合以上の障害者を雇用するよう義務づける「法定雇用率」の算定対象に、精神障害者も含めるよう定めている。このため県も早期に対応することにした。 現在の高校卒業程度の人を対象にした採用枠の中に精神障害者のための新たな枠を用意。本人の体調などに合わせて負担の少ない業務に取り組んでもらう。一方、知的障害者の採用枠は新設し、事務職を担当する予定という。 県は障害者が働ける場をつくるため、2007年度に県庁に文書や郵便物の集配などをするワークセンターを設けた。知的や精神障害者を非正規として毎年12人程度採用している。15年度の知事部局の法定雇用率は2・95%で、全国4位だった。 県人事企画課の丸山真治課長補佐は「ワークセンターの設置など障害者の雇用の場づくりを進めてきた。引き続き、障害者雇用の先進県として取り組みたい」と話している。【毎日新聞 http://mainichi.jp/articles/20160415/ddl/k31/010/559000c】 踏み切った採用枠、それも正規職員ともなれば、かなりの競争率になりそうですね。
2016.04.19
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地震 自閉症やてんかん団体注意呼びかけ相次ぐ地震を受けて、自閉症やてんかんの患者や家族でつくる団体は、避難所で自閉症の人が不安を感じないよう間仕切りを設けたり、てんかんの人が急に薬の服用をやめたりしないよう、避難生活で注意する点をまとめたハンドブックなどを公表しました。 「日本自閉症協会」は、ホームページに東日本大震災での教訓を基に作ったハンドブックを掲載しています。このなかでは、自閉症の人は、周りの人とのコミュニケーションがうまく取れないことや、いつもと違う状況で不安になり、落ち着きがなくなってしまうことを紹介し、理解を求めるとともに、避難所で自閉症の人が不安を感じないよう間仕切りを設置して、居場所を確保するなどの工夫が必要だとしています。てんかんの患者や家族などでつくる「日本てんかん協会」は、患者が薬の服用を急に止めると、発作がお起きるおそれがあるとして、被災地の患者に対して、薬が残っているかどうかを確認したうえで、必要に応じて医療機関を受診し、薬の服用をやめないよう呼びかけています。受診の際は、かかりつけの医師を優先し、受診が難しい場合は、診療科を問わず、近くの医療機関に相談してほしいとしています。[NHKnewsweb http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160417/k10010485711000.html ]j持病薬は、普段から少し多めに手元に備えておけるといいのでしょうね。
2016.04.18
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聴覚障害者と発達障害者がお付き合い?!「ボクの彼女は発達障害」作者のくらげさん&あおさんカップルに会ってきた こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。 本日は素敵なご夫婦…いや、まだカップルとお食事をしてきました。重版を重ねるヒット作、「ボクの彼女は発達障害 障害者カップルのドタバタ日記」の作者であるくらげさんと、そのパートナーのあおさんです!くらげさんは聴覚障害者で、あおさんは発達障害者。ともにカミングアウトをしている障害者カップルです。くらげさんとの出会いは、少々特殊で…初めて連絡がきたのは、同じく聴覚障害者である斉藤りえ区議を私がサポートして選挙戦が終わった直後。メッセージを交わしてやり取りをしたくらいで、その後は特に目立った交流もなかったのですが、昨秋、中途半端な知識で発達障害のことを書いた私のブログが炎上※http://togetter.com/li/874495 ↓ Twitterを中心に集まる手厳しい意見に対して、半泣きになりながらも逃げずに対応する当時のわたし↓それを見ていたくらげさんが、「こいつはなかなか見どころがある!」と感じた(らしい)↓発達障害に関する著作を2冊、すぐに送っていただく↓その後も「何かあればお手伝いしますよ」と、適宜アドバイスをもらう間柄に…といった感じでして、炎が産んだ絆と申しますか、何がきっかけで人間関係が生まれるかなんてわからないものですね! (いや、炎上はしないに越したことはないですけども)直接お会いするのはくらげさんが2回目、パートナーのあおさんは初対面だったのですが、マンガのキャラクターそのままなやり取りが眼前で繰り広げられておりました^^■そんなくらげさんの著作、「ボクの彼女は発達障害」は、お互いにハンディキャップを持つ2人の日常を楽しくコミカルにマンガで描きながら、悲壮感を漂わせることは一切なく、「発達障害ってこういうものだよ」と優しく教えてくれる秀逸な作品です。例えば、あおさんは「料理が苦手」というくだり。 巷の料理本やネット上のレシピなどには「塩を少々…」 「いい感じに焦げ目がついたら…」などの曖昧な表現が頻発されますが、こうした定量的でない言葉に直面すると、発達障害を持つあおさんはパニックを起こしてしまうそうです。「発達障害者でも理解しやすいレシピ本ってないでしょうか…」というくらげさんの嘆きは、少しの笑いとともに重要な問題提起をしています。あるいはあおさんが、人の話を聞きながらメモを取るのが苦手な話。 彼女は人の話を聞くときに、「一度脳内で文字化して、それを読む作業をしないと頭に入らない」とのこと。なのでこの作業と、メモをとる行為を重複することが難しくなるそうな。そしてある時、聴覚障害者であるくらげさんが情報保障(字幕保障)を受けているのを見て、「おお、あれいいなぁ…」 「字幕があるから、いつもよりすんなり頭に入ってきた」と感嘆していたそうです。情報保障は決して聴覚障害者だけのためではなく、高齢者や発達障害者にも役立つ。まさにこれはその典型事例と言えるでしょう。■そんなわけで、不思議な御縁で交流させていただいているお二人ですが、私自身はこれまでの人生の中で、障害者とほとんど触れ合ってこなかった人間です。そんな私に時に厳しく、時に優しくアドバイスをいただける当事者が周囲にいて下さることは、本当に心強い限りです。今後もお二人の生活と本の続編に期待しながら(笑)、様々な障害者を取り巻く社会の問題について学び、政策提言を続けていきたいと思います。「聴覚障害者と発達障害者が、一緒に生活なんてできるの?!」 「発達障害者ってどういう感じなのか、イマイチわからない」そんな方はぜひ、くらげさんの著作を読んでみて下さいね。もちろんこの一冊で、複雑な「発達障害」のすべてがわかるわけではありませんが、取っ掛かりとしては最適な作品かと思います。貴重な時間をいただいたくらげさん&あおさん、今日は本当にありがとうございました!それでは、また明日。 おときた駿 プロフィール東京都議会議員(北区選出)/北区出身 32歳1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループで7年間のビジネス経験を経て、現在東京都議会議員一期目。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、日本初のブロガー議員として活動中。 [Blogos http://blogos.com/article/172182/]【はじめての方限定!一冊無料クーポンもれなくプレゼント】ボクの彼女は発達障害障害者カップルのドタバタ日記【電子書籍】[ くらげ ]【はじめての方限定!一冊無料クーポンもれなくプレゼント】ボクの彼女は発達障害2一緒に暮らして毎日ドタバタしてます!【電子書籍】[ くらげ ]以前にもアップしていましたが、益々評判になっていますね。
2016.04.17
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同級生に殴られ小4意識不明 きっかけは雑巾投げ…いじめか 足立区の小学校日午後1時半ごろ、東京都足立区の区立小学校で、4年生の男子児童(9)が同じクラスの男子児童(9)に殴られ意識不明となった。119番通報で駆け付けた救急隊が病院に搬送したが、脳内出血と診断された。警視庁が当時の状況を調べている。 区教委などによると、男児らは掃除の時間中、学校の廊下で雑巾の投げ合いをしていたが、一方が相手の背中や腹を殴ったり蹴ったりするようになった。その後、暴行を受けた男児は自席に戻って泣いていたが、しばらくして意識がなくなったという。 暴行を見ていた教諭はおらず、男児が意識を失ったのに驚いた別の児童が教諭に伝えて発覚。心臓マッサージや自動体外式除細動器(AED)を使うなどの救護措置がとられたが、搬送先の病院で脳内出血とわかり、緊急手術を受けた。 2人の間にはこれまでにいじめがあったとの情報があり、警視庁が教諭や同級生らから詳しい経緯を聞く。区教委教育指導課の浮津(うきつ)健史課長は「暴力行為の頻発などでこの学校が過去に問題になった記憶はない。学校としての対応に問題がなかったか検証を進めたい」としている。[産経ニュース http://www.sankei.com/affairs/news/160414/afr1604140027-n1.html ]手加減の程を知らずに手足口を出してしまう昨今の子供の喧嘩事情。武道や作法が廃れてきていることにも何か要因があるようにも思えますね。
2016.04.16
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嫌がらせの手紙で拡がる波紋 自閉症の子どもに対し悪口 13日付のメトロ・ニューヨークによると、自閉症の息子を持つ女性へ、近所の住人から子どもの苦情をつづった嫌がらせの手紙が届き、波紋を呼んでいるという。 ペンシルべニア州フィラデルフィア郊外のメイフェア市に住むボニー・モーランさん(32)の3人の息子のうち、2人が自閉症である。9日にモーランさんの元に届いた手紙には、近所の住人の1人という匿名で、「鳥のように手をバタバタとさせて絶叫するので、天気が良くても窓を開けられない」「野獣のような叫び声をあげ、うちの正常な子どもが怖がっている」「全くしつけができておらず、あなたに問題があるのでは」などと記されていたという。 これを読んだモーランさんは、「どうしたらこんなにひどい悪口を並べられるのか」とショックを受け、何時間も泣いた。そして、意を決してこの手紙を自らのフェイスブックに投稿したところ、全米に広がり支援のコメントが続々と寄せられている。近くに住む障がい児を持つ親からの理解ある励ましもあり、取材に対しモーランさんは、問題を抱えているのは自分だけではないと勇気づけられた、と述べた。 自閉症に詳しい地元の専門家は、「自閉症の子どもは、独自のやり方で考え、物事に対処する」とし、「われわれは、もっと理解と寛容さが必要」と述べている。[DailySun http://www.dailysunny.com/2016/04/14/nynews0414-18/]とても辛いできごとです。日々の生活を平安に過ごせることに逆に感謝しないとですね。
2016.04.15
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発達障害の子ら向けに教員増=法改正目指す-文科省 文部科学省は13日までに、公立小中学校の教職員定数の基準を改定する方針を固めた。発達障害があり特別な支援を必要とする児童や、日本語の不自由な外国人の子どもらに対応する教員を増やす。このため、義務教育標準法改正案の次期通常国会への提出を目指す。 都道府県ごとの教職員定数は、公立小中学校の数や学級数に応じて配置する「基礎定数」と、少人数学級の実現や特別支援教育、いじめや不登校への対応など、特別な教育上の配慮を行う目的で配置する「加配定数」に分かれている。加配定数は予算折衝を経て毎年末ごろに決まるため、都道府県としては翌年4月以降の教職員の配置計画を立てにくい側面がある。 そこで文科省は、特別支援教育のための教職員など、加配定数の一部を基礎定数に振り替えることで、教職員を安定的に確保することにした。小中学校では学習障害(LD)や注意欠陥・多動性障害(ADHD)などの発達障害の児童が増加しており、児童一人ひとりの特性に応じてきめ細かく対応する考えだ。(jiji.com http://www.jiji.com/jc/article?k=2016041300419&g=soc )教育現場のニーズがここにきてより一層見直されてきていますね。
2016.04.14
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人工知能で自閉症判別=脳活動の特徴検出-東大など周囲との円滑なコミュニケーションを築きにくい自閉症スペクトラム障害(ASD)は、専門医による問診や行動観察で診断されてきたが、国際電気通信基礎技術研究所と昭和大、東京大などの研究チームは人工知能技術を応用し、脳の部位ごとの特徴的な活動パターンから高精度で判別する技術を開発した。論文は14日、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに掲載された。 ASDは発達障害の一種で、診断には専門家による問診などで手間と時間がかかる上、他の発達障害や精神疾患との判別にも課題もあった。 東大病院の八幡憲明研究員らは、ASDと診断された74人と一般の107人を対象に、機能的磁気共鳴画像装置(fMRI)で脳を撮影。脳を140の部位に分け、ある部位と別の部位の活動の関連性や強さを、全9730通りの組み合わせで調べた。 さらに、少ないサンプル数から特徴を見いだす人工知能プログラムでデータを解析。従来型の人工知能では10万人分のサンプルが必要なところを、計181人のデータからASDに特有のパターンを探した。 その結果、ASDでは16の組み合わせで特徴的な関連が見られることが判明。これらの特徴を点数化したところ、従来の診断でASDとされた人とそうでない人を、85%の正答率で判別することができた。 (jiji.com. http://www.jiji.com/jc/article?k=2016041400744&g=soc )人工知能で判別できるこが進み、脳活動の特徴も更に明確になってきましたね。
2016.04.13
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自閉症児 両脳同調性低く 金大、音声反応で初の成果音に対する左右両脳の反応のそろい方の度合いが、自閉症の幼児では健常児に比べて低いことを、金沢大子どものこころの発達研究センターの菊知充教授(48)、博士課程大学院生の栗田俊治さん(61)らが世界で初めて発見した。 自閉症の客観的な早期診断に向けた一つのステップになると期待される。米国の科学雑誌「The journal PLOS ONE」オンライン版に十四日、掲載される。 大人の自閉症は放射線を使う陽電子放射断層撮影(PET)や、狭い空間に入る磁気共鳴画像装置(MRI)で脳の特徴が研究されてきたが、子どもにこれらの機器を使うのは難しく、研究は進んでいなかった。菊知教授らは産学協同で世界に先駆けて開発された幼児用の脳磁計(MEG)を使った。MEGは超電導センサーを頭を覆うように配置した機器で、子どもをあおむけに寝かせて計測する。 研究では、三~八歳の健常児と自閉症の子どもそれぞれ五十人を対象に、「ね」という人の声に対する脳反応を調べた。「ね」は母親が子どもに呼び掛ける言葉。注意喚起など社会的な要素が強く、しかも単音節であることから選んだ。 その結果、声を掛けてから五十ミリ秒(一秒の二十分の一)までの反応で、自閉症の子は左右両脳の同調性が健常児よりも18%低かった。左右の脳の反応にばらつきが見られたということになる。 この事実が自閉症のどの症状と関係しているかは不明だが、大人の自閉症者は脳内で左脳と右脳をつなぐネットワークが少ないことが報告されている。同調性の低さは、子どもでも左右両脳をつなぐネットワークが少ない可能性を示唆している。 今回の成果により、将来、自閉症を診断する際の客観的な補助データを幼児用脳磁計で得られることが期待される。ただ、脳磁計は一台約三億円と高額。菊知教授は「企業によるコストダウンの研究に期待したい」と話した。 (北陸中日新聞http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2016041402100014.html )また一つ、脳内のことが分かってきて、自閉症の理解も深まるといいですね。177万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント感謝です。
2016.04.12
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真っすぐな心 向き合う 「真白の恋」知的障害者の恋 映画で世界に発信 知的障害がある女性の初恋を描いた自主製作映画「真白(ましろ)の恋」が完成し、映画配給会社「エレファントハウス」(東京都港区)が国内外の上映に向け劇場と交渉を進めている。主人公「真白」の初恋を応援する町の人々と、娘を心配する両親の思いがぶつかり、障害者の生き方を問い掛ける。 富山市在住の映画監督坂本欣弘(よしひろ)さん(29)が、故郷の風景を題材とした映画を脚本家北川亜矢子さん(35)に相談。弟が軽度の知的障害者だという北川さんが温めていたテーマを託した。「人を好きになったり、嫌いになったりする感情は、誰にも平等」との思いを脚本に込めたという。 「子どものころから両親に『弟をずっとそばで見ていてほしい』と言われ続けてきた」という北川さんには、両親が過保護すぎるようにも映ったという。自ら、家族の中で感じていた自分と、親の弟に対する姿勢の違いを今作で描いている。 坂本さんは「何をもって障害というのかが自分の中で一つのキーワード。親にとって、子どもには健常者と同じように生きてほしいけれど、不安もある。障害者の恋が主題だけれど、そこで葛藤する普通の家族の姿を映した」と明かす。 坂本さんは五年前に富山市に帰り、映像製作業で製作費をため、インターネット上で資金を募るクラウドファンディングでも百万円を集めた。 主演は、NHKの連続ドラマ「花子とアン」で主人公の学友を演じた佐藤みゆきさん。真白の初恋の相手役を台湾、シンガポールなどでも活躍する福地祐介さん、父親役はベテランの長谷川初範(はつのり)さんが演じる。 富山県射水(いみず)市の港町に住む主人公・渋谷真白が、東京から町を訪れたカメラマンに恋心を抱く物語。反対する家族を押し切り、いとしい人のもとへ会いに行こうとする真白だが…。 「障害持って生まれたからって、人を好きになっちゃダメなの?」「俺は真白に、できる限りつらい思いをさせたくないだけだ」 射水市の港町や立山連峰を舞台に、周りのだれもが真白を大切に思う。両親には娘に普通に恋してほしいという願いと、傷つけたくない思いが交錯する。 当初は恋を通じた真白の成長を見せようと提案した坂本監督に、北川さんは、あえて淡々と生きる真白の日々の姿を強く推したという。 「弟は何事も淡々と受け止める。そんな力をすごいと思う。弟から感じたり、学んだりしたことを軸に、家族の物語を書いた」と北川さん。坂本監督は「作品の中で、恋は転機。世の中にあふれている家族を撮る感覚だった。そんな視点で見てほしい」と話している。 カンヌ国際映画祭で高評価を得た「あん」も配給したエレファントハウスの増田英明代表の話 インディーズ(自主)作品として極めて完成度が高い。地方に生きる若者の心の動きがしっかり描かれ一目ぼれした。英語版も製作しており「あん」と同様、世界に向け発信していきたい。 <さかもと・よしひろ> 一九八六年、富山市生まれ。拓殖大卒業後、映画製作専門学校を経て冨樫森(とがし・しん)監督の下で助監督を経験。「真白の恋」が初めての長編映画となる。 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201604/CK2016040902000234.htmlまた、ひとつ、楽しみな作品が公開されますね。
2016.04.11
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「自閉症だったら、どうしたらいいの?」と、悩むうちにも、子どもは大きくなります。まずは保護者の方が理解して、できることから始めてみませんか?●コミュニケーションが苦手、友だちとのトラブルが多すぎる・・・もしかして「うちの子って、自閉症?」と感じたら、新刊『自閉症スペクトラムのある子を理解して育てる本』を手に取ってみてください。3月末発売予定です。●これ一冊あれば、安心してもらえるよう、保護者の方のためにつくりました。就学前後の子どもをもつお母さんが本当に知りたい、「まずどうしたらいいの?」「正しい情報を知りたい!」という声に応えます。●図とイラストで、正しい最新情報を「やさしく」お伝えします。自閉症スペクトラム(以前は、主に自閉症・アスペルガー症候群と呼称)の基礎知識、かかわり方、ケース別対応、園・学校・専門機関の活用法、年代別に見る子育てのポイントなどについて、ふんだんな図やイラストとともに、やさしく解説し、最新情報もたっぷり紹介しています。http://news.biglobe.ne.jp/economy/0328/prt_160328_3358943266.html【楽天ブックスならいつでも送料無料】自閉症スペクトラムのある子を理解して育てる本 [ 田中哲 ]すでに刊行されている書物です。何かと参考になりそうなのでアップします。
2016.04.10
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発達障害で施設利用拒否の経験約3割 保護者意識調査 障害者向け就労支援事業などを行うLITALICOは、発達障害の子どもとその保護者を対象にした子育てに関する意識調査を実施。3割以上の保護者が、子どもの発達障害を理由に「施設やサービスの利用を拒否、制限された経験がある」と回答した。調査は、同社が運営する発達障害の子どもの子育て支援するポータルサイト「LITALICO発達ナビ」の会員に協力を依頼。364人から回答を得た。子どもの発達障害を理由に、施設やサービス利用を断られたり制限されたりした経験があると33.0%の保護者が回答。幼稚園や保育園が50.8%、習い事・医療機関で47.5%と続く。具体的な内容を尋ねると、▽普段の保育や行事への出席を拒否される▽言葉が出ず、指示に従えないのなら受け入れられない▽習い事でそのような子は見たことがなく、安全にレッスンが受けられるか不安と断られる――があがった。子育ての不安や悩みでは、93.4%が不安があると回答。一方、子どもの発達課題を周囲から理解されていると感じるかでは、46.5%が理解されているとし、子育てについて周囲に相談しやすい環境があるかでは72.3%の保護者があると答えていた。発達障害の子育て情報について、あまり、まったく足りていないの回答が56.6%。どのように情報入手をしているかでは、インターネットからが84.3%、書籍が69.0%。有効に感じる情報源は、療育センターなどの専門機関からが29.7%、友人や知人が18.7%。厚労省が定める4月2日から8日までの「発達障害啓発週間」を前に、同社は意識調査を実施。4月1日施行の障害者差別解消法では、正当な理由がなく、障害を理由にサービスや機会の提供を拒否したり、場所や時間帯などを制限したりするのは不当な差別的扱いであるとして禁止される。https://www.kyobun.co.jp/news/20160406_03/
2016.04.09
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自閉症の子どもが見る世界をリアルに再現した動画が衝撃的毎年4月2日の「世界自閉症啓発デー」にちなみ、今月は自閉症受容月間。世界の自閉症人口は2,000万人以上とも言われているが、一般の認識はまだ浅い。偏見や誤解の対象となっている自閉症への意識改革のため、世界で様々な取り組みが行われている。自閉症の子どもが見る世界をリアルに再現 英国自閉症協会は、自閉症の子どもが見る世界をリアルに再現した動画「Can you make it to the end?」を公開した。 (※この動画には光の点滅、まぶしい色彩や大声、突発的なノイズが含まれている)にぎやかなショッピングセンターを、ママと手をつないで歩く男の子。あふれる色、光、音、匂い、動き、すべては彼には激しすぎることが感じられる。 ごくありふれた光景でも、この子にとって世界は脅威に満ちている。自閉症の世界をありありと体験できる動画は衝撃的だ。 ぼくはいたずらっ子じゃない、自閉症なんだ 「ぼくはいたずらっ子じゃない、自閉症なんだ。ぼくのような自閉症の人々にとって、世界は恐ろしい場所にもなる。ときどき、頭が爆発しそうな音が聞こえる。服を着ていると、肌が燃えているように感じる。ちょっと何かが変わるだけで、世界の終わりのように感じてしまうんだ」 英国自閉症協会は、ただの「いたずらっ子」にしか見えないのは、自閉症に関する知識不足から、としている。http://irorio.jp/glycine/20160408/313573/ 176万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント感謝です。
2016.04.08
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Apple、自閉症受容月間にあわせて、ある青年の物語を紹介4月はAutism Acceptance Month(自閉症受容月間)です。 Appleはこれにあわせて、ディランと呼ばれる青年の物語を特設Webページ上で紹介しています。ディランがiPadを用いて周囲とコミュニケーションを取る様子などを紹介自閉症受容月間には、自閉症の人たちが歩むユニークな道への理解を深める取り組みが行われており、Appleが公開したディランという青年に関する特設Webページの公開もそうした取り組みの1つです。 ディランは周囲の献身的な支えと、何年にもわたる努力、そしてiPadによって、他の人とコミュニケーションが取れるようになりました。 その道のりを共に歩んできたディランとその母、セラピスト/コミュニケーションパートナーの声が収録された2本の動画が、今回の特設Webページの公開にあわせて収録されています。 ディランと呼ばれる少年は、自閉症であることに苦しんでいました。「話したくても話せない」「動物たちと話すしかなかった、文字を打つまでは」など、ディランの心の声が収録された1本めの動画では、iPadを使用することで周囲とコミュニケーションを取れるようになったディランの様子が紹介されています。 ディランの母も、これまで聞こえなかった彼の声が聞こえるようになり、またディランも文字によってコミュニケーションを取れるようになったことで、以前より前向きに、そして楽しそうに生活している様子が映像から伝わってきます。自身、そして周囲の変化について、彼は「人生ががらりと変わった」「もう孤独じゃない」と表現しています。 知らないと分からない、そんな事実はこの世にもたくさんあると思いますが、この「自閉症」に関しても、そうではないでしょうか。言葉を聞いたことはあっても、実際に苦しむ方々がどのように感じ、生きているのか、そうしたことをご存知ない方は、ぜひこの動画を見て理解への一歩を踏み出してみてくださいね。 Source:Apple【iphone mania http://iphone-mania.jp/news-109623/】 Apple社からの発信というだけで多くの方の目に留まりますね。🌠
2016.04.07
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誤嚥性肺炎の入院をゼロにした富山市の特養 口腔ケアの3技法とは富山市の特別養護老人ホーム「梨雲苑」は、三つの口腔ケア技法を取り入れ、2年で誤嚥性肺炎による入院ゼロを実現した。個々に合った技法や用具を使うことで利用者の口腔状態は大幅に改善し、職員の意欲は向上。ベッド稼働率もアップし経営面にもうれしい効果が出ている。 社会福祉法人梨雲福祉会(林一枝理事長)が運営する梨雲苑は、1991年に開所した入所定員90人(従来型60人、ユニット型30人、平均要介護度4・1)の施設。2014年に新たにユニット型40人の特養ホームを併設した。 梨雲苑は理事長が医師で、開所当初から看護師の配置を手厚くしたり、機能訓練に力を入れたりするなど利用者の健康に気を配ってきた。口腔ケアも積極的に職員を研修会に参加させ、学んだ内容を生かしてきた。 梨雲苑の口腔ケアが大きく変わったのは、11年4月に歯科衛生士事務所「ピュアとやま」(精田紀代美代表)と業務委託契約を結び、精田代表が開発した「簡単口腔ケア週2回法」「口腔内臓器つぼマッサージ法」「手技で行う咽頭ケア法と排痰」の3技法を始めたこと。坪内奈津子・統括副施設長は「口腔ケアは誤嚥性肺炎の予防につながる。口腔機能維持管理体制加算もつくので経営にも役立つと考えた」という。 週2回法は、全職員が口腔ケアの基本を学んだ後、同事務所の歯科衛生士が月2回訪問して利用者の口腔状態を職員と一緒に点検し、状態改善に必要な用具や使い方を教え、週2回実施する方法。自分で歯磨きできない人には、職員が柄の短い歯科医院専用歯ブラシや株式会社広栄社の舌専用ブラシ「タンクリーナー」などを使いケアする。 入れ歯は洗浄剤に毎日浸けると、漂白剤などが染みこみ粘膜が赤くただれたり、味覚を損なったりするため、パナメディカル株式会社の研磨剤の極めて少ない歯磨き剤「ハイライズ」と義歯用ブラシで掃除した後、株式会社能作のスズ製「抗菌コマきらり」を入れた水に一晩浸け置きし除菌する。 つぼマッサージ法は口内にあるつぼを指で刺激したり、飲み込む時に使う筋肉を引っ張ったりする。摩擦を起こさず、浸透性があり粘膜に残らないセーレーン株式会社の口内用ジェル「シルクのちから」を塗って行う。 つぼマッサージはかむ力や飲み込む力をアップさせる また、排痰法は痰が絡んだ人の肺の上部をたたいたり、押したりすることで空気の通り道を作り、のど元に出た痰を株式会社オーラルケアの「モアブラシ」などですくい取る。 感染症予防にも効果 週2回法はパートを含む全職員を3回に分け全体研修したこと、簡単にできる内容だったことから業務として定着。回数は毎日、毎食後と徐々に増え、歯科衛生士の個別指導を受け、つぼマッサージ法などを行う職員も出てきた。そして13年につぼマッサージ法、15年に排痰法の全体研修を行い、全職員が3技法を習得。自分で歯磨きできない約8割の利用者にも個々の口腔状態に応じたケアができるようになった。 介護士の金井綵香さんは「つぼマッサージをするのは1回1~2分。長時間しないので利用者にも職員にも負担はない」と話す。 梨雲苑が3技法による口腔ケアを始めて4年、利用者の口腔状態は大きく変わった。口臭は消え、唾液はサラサラになり、口の動きや飲み込む力が良くなったことで、食事量が増えたり、ペースト食から常食になったりした人もいる。 10年度に6人(延べ約180日)いた誤嚥性肺炎の入院は12年度に2人(約60日)に減り、13年度にゼロになった。定員が40人増えた14年度以降もゼロを維持している。唾液がサラサラになり、肺炎を起こす悪玉菌が減ったことが要因だ。 また、インフルエンザやノロウイルスなどの感染症も4年間発症していない。個々に合った口腔ケアを毎食後することで、口腔内にウイルスが入っても粘膜に入る前に排除してしまうからだ。 「昔の口腔ケアは集団ケアだったが、今は完全な個別ケアになった。口腔機能維持管理体制加算がつくだけでなく、ベッドの稼働率もアップし経営面でも役立っている」と話す坪内副施設長。現在のレベルを維持するとともに、在宅高齢者やその家族にノウハウを伝えたいと、培った専門性を生かした地域貢献活動も見据えている。 口腔ケア用具はその人に合ったものを使う 【Huffington Post http://www.huffingtonpost.jp/fukushi-shimbun/wheelchair-for-intellectual-disabilities_b_9606882.html】クリアデントタンクリーナー♪3,218円以上で送料無料♪【限定特価】クリアデントタンクリーナー母の日 ギフト あす楽 送料無料(ゆうパケット)HIGHRISE 歯磨きHIRISE はいらいず 子供 ホワイトニング 天然成分 口臭予防 歯肉炎 株式会社不動化学 パナメディカル株式会社ハイライズ 150g心地よい感触の超やわらかブラシ 看護・介護の現場で支持されている、口腔ケア用品です。【高齢者・介護用歯ブラシ】オーラルケア ミニモアブラシ 単品【メール便の場合6本までOK】一つ一つの丁寧で地道な関わりが何より大切、家族でも実践できることなら是非観に付けておきたいものですね。🌠
2016.04.06
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知的障害者の高齢・重度化に備える姿勢ケア 国立のぞみの園(群馬)利用者の高齢化・重度化が進む群馬県高崎市の国立重度知的障害者総合施設のぞみの園(遠藤浩理事長)は、個々に合った車いすを製作・調整するなどして安楽な姿勢ケア(シーティング)に努めている。コミュニケーションの取りづらさなど知的障害者ならではの難しさがあるというシーティング。声なき声にどう応えるかが大きな課題になっている。 1971年に重度知的障害者などを終生保護する国立コロニーとして開所した、のぞみの園。2003年の独立行政法人への組織変更を契機に、知的障害や発達障害のある人の自立支援とそのための調査・研究を行い、成果を普及したり、支援者の養成・研修などをしたりする施設として生まれ変わった。530人いた利用者の地域移行も積極的に進めた。 姿勢ケアの始まりは05年に就職した理学療法士(PT)の金子暁さんが、仙骨座りや褥瘡、拘縮などの2次障害が多い車いす使用者を見て「何とかしたい」と思ったこと。当時、60人が車いすを使っていたが、その大半が標準型とリクライニング型だった。 その後、日本シーティング・コンサルタント(SC)協会の講演会などで姿勢ケアの重要性を学んだ金子さんは、10年に同協会のSC資格を取得。身体障害者の補装具制度を活用して、個々に合った車いすを製作し、クッションを調整するなど本格的に取り組んだ。 すると褥瘡が治ったり、食事が1人でできるようになったり、作業活動が安定する人が続出。2次障害も予防でき、職員の負担も軽減された。そんな姿勢ケアの重要性は全職員に認識され、毎週1回交代でタイヤの空気圧やブレーキの効き具合などを点検・整備するまでになった。■多職種が連携して1月1日現在の利用者は253人(平均年齢62・2歳、平均障害支援区分5・8)。その大半が地域移行の難しい医療的支援が日常的に必要な人、高齢化などで身体的機能が著しく低下して常時介助が必要な人、自閉症・発達障害・行動障害が顕著で特別な支援が必要な人だ。車いす使用者は100人いる。 車いす使用の判断は、3人のPTを中心に行う。のぞみの園は、加齢に伴い著しく機能が低下する知的障害者の特徴を考慮し機能訓練に力を入れており、ケガ防止用プロテクターを装着したり、靴を調製したりするなどして歩くことを可能な限りサポートしている。訓練内容はPTと生活支援員など多職種が参加するケースカンファレンスで決めており、歩行が限界になったときに車いすを使用する。 製作はPTと市内の義肢製作会社の義肢装具士が個々の身長・座幅・膝下の長さ、肘・膝などの可動域、座位能力などを計測・評価し、オーダーメードで行う。最も大切にしているのは、安楽な姿勢を保持することだ。 ベースとなるのは「かがまずに足でブレーキをかけられ腰部の負担が少ない」と生活支援員から好評価の株式会社松永製作所のティルト・リクライニング型車いす「マイチルトシリーズ」で、座幅などを合わせ、座面を板に変えたり、横倒れ防止装置や転倒防止ベルトを付けたりする。クッションは株式会社タカノのウレタン製や、株式会社アクセス・インターナショナルのジェル系、エアータイプなど座位保持能力に合わせて選ぶ。 欠かせないのが、生活状況の変化などを担当の生活支援員に確認することだ。「高齢・重度化した知的障害者は身体障害者や高齢者のように自ら痛みを訴えることも、車いすに座って何をしたいかも言えない。日々、状態に変動があり、可動域などの正確な計測も難しい。だからこそ多職種が連携し、声なき声をくみ取らないといけない」と金子さんは話す。 また「知的障害者は不意に気を取られたり、歩いていた記憶があるため車いすから立ち上がろうとして転倒したりすることが多い。それを防ぐためにも保護者などの了解を得て車いすに転倒防止ベルトを付けている人が多い。やはり安全が第一。高齢者などとは違う難しさがある」という。 コミュニケーションなどさまざまな困難さがあるために丁寧で慎重なシーティングが求められる高齢・重度化した知的障害者の姿勢ケア。毎日の積み重ねの中で培われたそのノウハウは、広く普及されるべきことだろう。 [Huffington Post http://www.huffingtonpost.jp/fukushi-shimbun/wheelchair-for-intellectual-disabilities_b_9606882.html]こうした密接した関わりと見守りが高齢になるとともにより大切になってくる、現場で得られるノウハウの大切さを実感しますね。🌠
2016.04.05
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妻子5人が発達障害 「うちの火星人」漫画とエッセーになぜ当たり前のことができないんだ――。那覇市のコピーライター平岡禎之さん(56)はかつて、よく子どもを怒鳴って叱ったといいます。妻と4人の子どもが発達障害で、得手不得手は凸凹(でこぼこ)。トラブル続きの家族は、「知ること」で大きく変わりました。投稿あなたは?子どもの発達、気になったことある?ジャーナルM一覧 平岡さんの家ではホワイトボードに、夕飯作り、皿洗いなどと書かれた磁石のシートがたくさん貼られ、一つ終える度に裏返すと、「できた!」の文字が表れる。達成感を味わえる工夫だ。極端に忘れっぽく、集中すると寝食も忘れる。家族の特性を様々な工夫でカバーしている。■まさか我が子が 我が子に発達障害の可能性があると知ったのは6年前のことだ。次男の選矢(えりや)さん(19)が通っていた中学校から呼び出された。他人の物を間違えて持ち帰ったり、団体競技でパニックを起こし、学校を飛び出したり。「手に負えない。専門家に相談を」と促された。同じ頃、小学校教師として働き始めた長女の愛さん(32)は、うつと診断された。集中しすぎる傾向があり、毎晩仕事を持ち帰り自室にこもる。体重は激減、半年間の休職を余儀なくされた。 そんな時、教育委員会のベテラン指導員にもらった発達障害についての冊子を読んで驚いた。4人の子ども全員に当てはまった。「うちを観察して書いたんじゃないかと」。それまで発達障害の本を読んでも、まさか我が子にかかわることとは思いもしなかった。 二十数年の子育てで不可解だった場面が、走馬灯のようによみがえった。保育園で手を洗い続けて、後ろに列を作った長女。どんなになだめても、激しく夜泣きを続けた長男。けんかの直後に冗談を言うなど、気持ちの切り替えが早過ぎる次女。叱られてもニヤニヤする次男。 「何でできないんだ!」「分かるまで正座してろ!」と怒鳴り、手を上げたこともあった。「だらしない、矯正しなければと思っていました」 だが、障害の特性で、時間の感覚がつかみづらいことや感覚が過敏なこと、思ったことを言葉や態度でうまく表現できないことがあると知った。「困っていたのは私でなく、子ども自身だった」。申しわけなさで涙が止まらず、3日間寝られなかった。 一方、妻の成子(なりこ)さん(52)は解放感を感じていた。自身にも心当たりがあった。物心がついてからずっと、周りと同じようにできないことに苦しんできた。「例えるなら、左利きなのに右利きのふりをして、ばれないように常に緊張している感じ。その違和感に名前が与えられ、解放されたんです」 ■ほめて生活安定 夫婦で猛勉強を始めた。子どもを辛抱強く観察する。失敗を責めず、気づきを促す。家族会議で1週間を振り返り、困り事への対処法を考える。子どもの自己肯定感を高める行動療法だ。あいさつしたり、机に向かったりするだけで褒めた。読み書きが苦手な選矢さんは、絵で見る参考書や、文章に定規を当てて読む方法で勉強意欲がアップ。日程管理が苦手な愛さんは、平岡さんが一緒に予定を立て、生活が落ち着いた。 ある日、妻の成子さんが言った。「私たちは普通の人とはものの感じ方が全然違う『火星人』ね。でも、卑屈にならず、堂々と生きていけばいいのよ」。そして平岡さんは「同じ悩みを持つ人とつながりたい。発達障害を知って欲しい」と思うようになった。2013年から「沖縄タイムス」で四コマ漫画とエッセー「うちの火星人」を連載。家族を動物に例え、イラストは絵の得意な愛さんが担当する。地球に適応するため、頭には透明なヘルメット。連載を通し、家庭でも互いの理解が深まった。 平岡さんは13年に愛さんが結婚する際、特性や生活上必要な工夫を書いた「説明書」を持たせた。夫婦が新生活をスムーズに始められるようにとの思いからだ。「まぶしいのが苦手なので、洗濯物は夜干しに」「頼まれ事は即答せず、夫と相談する」などと、イラストと文章で書かれている。今年結婚する次女の美都(みくに)さん(23)にも説明書を作っている。美都さんは「人とのコミュニケーションに難しさを感じてきたけれど、両親や姉、兄に教えてもらってだいぶ自信がつきました。発達障害が分かってから、家族が一層仲良くなった気がします」と振り返る。 平岡さんは話す。「気づくのは遅かったけれど、接し方を変え、環境を整えるだけで、子どもたちが自信をつけて変わった。失敗しても、笑って乗り越えられるように一緒に考えていきたいですね」(前田育穂) ■イヤホン装着、ロールプレー…平岡さん一家の工夫とは、 平岡家では家族それぞれの特性に合わせ、様々な工夫をしている。平岡さんの妻の成子さん、次女の美都さん、次男の選矢さんに、その一端を聞いた。 Q:勉強や家事に集中したい時は、どうしていますか。 A:聴覚が過敏で、大きな音は頭に突き刺さるような痛みとして感じることもあります。携帯音楽プレーヤーのイヤホンで心が落ち着く曲を聴き、周囲の騒音を遮っています(成子さん) 小学生の時は落ち着きがなく、よく学校で注意されていました。発達に詳しい担任の先生がくれたゴムボールを授業中に握ることで、勉強に集中できるようになりました(美都さん) Q:新学期や就職など、新しい環境に入る前にはどんな準備をしましたか。 A:家族に先生役になってもらい、あいさつや面接のロールプレーをしたのが役立ちました。何をどういう順番で話すと伝わりやすいかを教えてもらったのが良かったです(選矢さん) 外国人に日本の習慣を教えるように、「お辞儀は頭を下げてから上げるまで5秒間」などと、具体的に示してもらうと分かりやすいんです。「暗黙の了解」という感覚がないので、具体的な場面を想定して練習することで、自信がつくと思います(成子さん) Q:状況に応じた言葉遣いやふるまいができるようになるコツは。 A:「立場」や「建前」など、対人コミュニケーションで重要な概念は、言葉より、絵で説明する方が分かりやすいようです。「立場」は木にたとえて、地上にいる自分から見て高いところにある枝は目上の人、近い枝は家族や友達。高い枝にいる人には、丁寧な言葉遣いをするのよと教えたら、理解してくれました(成子さん) 【朝日デジタル http://www.asahi.com/articles/ASJ3Z6KWXJ3ZUEHF014.html】【楽天ブックスならいつでも送料無料】うちの火星人 [ 平岡禎之 ]家族5人がここまで密着した繋がりで暮らしている、明るいご家庭がまた微笑ましいですね。。🌠
2016.04.04
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「障害児産んだら人生終わったから」匿名ブログに反響の声多数!「保育園落ちた日本死ね!!!」という匿名ブログは、大きな反響を呼んだ。このブログを読んだ母親が、居てもたってもいられなくなり、はてな匿名ダイアリーに投稿した。タイトル「障害児産んだら人生終わったから、日本死ねっつーか死にたい」の内容がこちらだ。 私は数ヵ月前に第一子を産んだ。私20代、夫30代。二人とも正社員だけど給料は高くない。まあごく普通の夫婦。共働きならなんとか子育てしながらやっていけると思った。だけど、生まれたのは口からミルクを飲むことも息をすることもままならない重度の障害児だった。医師や保健師からは、こういう状態の子供を産んで働いている母親はいないと言われた。人工呼吸器をつけていたり、鼻に入れたチューブから栄養を取っている子はどこの保育園でも預かってもらえない。みんな子供の介護をしながら、手当てをもらって暮らしている。それが当たり前だって。引用:はてな匿名ダイアリーかなり重度な障害を持った子どもが生まれたようで、口からミルクを飲むことも息をすることもままならないという。手当てといっても給料と比べればわずかな額だ。片働きになれば、今の家には住めなくなるし相当切り詰めた生活をしなければならない。次の子を持つのも難しい。だったら、死のうかなって思ったよね。子供と一緒に。就活をけっこう頑張って入った会社だったんだよ。妊娠中、子育てに夢を描いて選んだ家だったんだよ。そういうの全部なくして、残りの人生、親を親と認識できるかも分からない子の介護をするのかと思うと、絶望が凄い。子供が可愛くないわけじゃない。でも失ったものが大きすぎる。引用:はてな匿名ダイアリー出生前診断でも分からない障害が多いらしく、「誰だって障害児を産む可能性はある」ということを指摘した。この内容には、様々な意見が寄せられている。■反響の声これは本当に考えなければならない問題./ 追記有)障害児産んだら人生終わったから、日本死ねっつーか死にたい https://t.co/CRpP8Bcm32— えふわら(カナ入力 (@efuwara) 2016, 3月 8 「誰だって障害児を産む可能性はあるんだから、 せめて、どんな子が生まれても普通に生活を続けていける社会になって欲しいと切に願う。」 / “障害児産んだら人生終わったから、日本死ねっつーかもう死にたい” https://t.co/F8gUeZOozA— なないお (@Nanaio627) 2016, 3月 6 身につまされる。周りにこういう立場の人が実際にいる。この怒りや絶望を責めることは誰にもできない。匿名だからこそ書けたんだよね。≫≫障害児産んだら人生終わったから、日本死ねっつーかもう死にたい – はてな匿名ダイアリー https://t.co/AUniJxbsGA— 雲崙 (@sunshineplace) 2016, 3月 6 妊娠考えたときに、こうなる可能性もすごく考えた。障害児の親へのサポートが少なすぎる現状がある以上、出生前診断で「産まない」って選択をすることは全く責められない。/障害児産んだら人生終わったから、日本死ねっつーか死にたい【追記有 https://t.co/1IByac5pfK— はなこP☆ヒッポロ系ニャポーン (@hanacoppy) 2016, 3月 8 あなたはどう考えるだろうか?(※↓詳しくはコチラへ)参照:はてな匿名ダイアリー/障害児産んだら人生終わったから、日本死ねっつーか死にたい画像出典:Flickr(steb.photography)(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています) ※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。※本記事内のFlickr画像につきましては、著作権者の方が無料使用を許可しているものを、Flickrの画像埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。 [ nicovideo http://news.nicovideo.jp/watch/nw2080587 ]子どもを生む時にはどうしても将来の夢を当て嵌めてしまうけど、子どもを授かることも、五体満足に生まれてきてくれることも、実は奇跡に近いことだって言うことを、分かることがお産なのかも知れないです。ただ、その子がいることで自分が育てられていることを実感できると個人差あれど、また前向きに歩み出せるものなんでしょうね。生かされている命を最大限に輝かしく生きたいものです。🌠 175万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント、感謝です。
2016.04.03
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今日からできる障害者雇用Q&A大胡田誠・関哉直人編 / 弁護士障害者雇用の新たな制度がスタートするなか、多くの職場には戸惑いがあるのが実情です。障害のある人と一緒に働くためには、何をすればよいのでしょうか? 企業の担当者、就労支援の専門家、弁護士たちが、企業で障害のある人を雇うために必要な知識やノウハウを語った『今日からできる障害者雇用』(弘文堂)から、内容の一部をご紹介します。(シノドス編集部) Q1 なぜ、障害のある人を雇う必要があるのですか?(東奈央) コンプライアンスとしての障害者雇用 障害のある人には、長い間、差別・排除されてきた歴史があります。現在はさまざまな法律などが、障害のある人を社会に受け入れることを促していますが、障害のある人の社会進出は十分ではないのが現状です。 障害の有無にかかわらず、すべての人が1人の個人として生活できる社会にするためには、社会が障害のある人を積極的に受け入れることや、企業が障害のある人を積極的に雇用することが非常に重要です。そのために、障害者雇用促進法は、企業や地方公共団体などが、障害のある人を雇用する義務を定めています。 企業にとって、コンプライアンスは社会の一翼を担う上でも不可欠です。障害者雇用促進法が定める法定雇用率を下回らない割合で障害のある人を採用することは、企業の社会的責任の1つを果たすことになります。 また、障害者雇用は、企業の社会的なイメージを考える上でも重要です。多くの企業が、障害のある人も働きやすい職場環境を整え、法定雇用率を守って障害者雇用を推進している一方、それができていない企業があれば、企業としてのイメージにも影響します。 社会にはさまざまな人がいる 障害のある人といっても、WHOの統計では10%、日本の統計では6%といわれるように、身近にいても不思議ではありません。 私たちの暮らしは、多種多様な人によって構成されています。子ども、若者、高齢者、男性、女性、セクシュアル・マイノリティと呼ばれる人など、本当にさまざまです。 現在、日本は超高齢社会に向かっています。1980年代後半の65歳以上の高齢者人口は約10%でしたが、2014年には26%となり、75歳以上が13%といわれています。こうした高齢社会が進むとともに、高齢者の就業率も年々増え、高齢者が暮らしやすい制度や環境整備も進められています。30年ほど前には、こんなにたくさんの高齢者が働く社会など、考えられなかったのではないでしょうか。 私たちはそれぞれ、身長も、体の大きさも、性格も、癖も、余暇の使い方も、価値観も、育った環境も異なります。障害の有無、高齢か否かにかかわらず、人の暮らしを豊かにしていくには、人それぞれの個性を尊重し、足りないところを補い合い、能力を活かし合うことが大切です。高齢社会をきっかけとしたバリアフリーが、その子ども世代の暮らしやすさにもつながっているように、多様な人のニーズに応えることは、多くの人の暮らしやすさを実現することにつながるのです。障害のある人にも、障害のない人にも、誰にとっても使いやすいユニバーサルデザインは、多様な社会が産んだものともいえます。 たとえば、電車内で行き先や停車駅などの情報が表示される電子案内板は、聴覚障害のある人にとってだけでなく、初めてその電車に乗る障害のない人にとっても、非常に便利です。 障害のある人と働くことは、障害がない人や自分には障害はないと思っていた人にとって、新たな仕事のアイデアをもたらしてくれるはずです。障害の有無にかかわらず、1人ひとり、得意なことや癖やこだわりがあります。障害のある人を雇い、一緒に働くことで、障害のある人に向けられた配慮が、他の従業員の働きやすさにもつながるかもしれません。 Q2 採用計画はどのように立てればよいですか?(川地政明) 採用人数はどのように決めるか これから障害者雇用を始める場合、何からやればよいかわからない企業もあるでしょう。基本は仕事が前提ですので、まず「仕事上必要な人数は何人か」ということから考えるとよいでしょう。 また、障害者雇用の大きな指標となる法定雇用率を達成するという目標を設定し、現状の不足人数を算出した上で、その人数を一定の期間で採用していくといった考え方もあります。 採用する職場や業務内容はどのように決めるか 仕事の内容や量を見極め、必要な人数を見積もりましょう。仕事をリストアップして、仕事を切り出し、振り分ける作業を行うと効率的です。採用人数が先に決まっている場合には、それに合わせて仕事を割り当てていくことも考えられます。 障害のある人の場合、最初の時点では、障害のない人と同じように仕事をこなすことは、すぐには難しいかもしれません。その後の状況に応じて、仕事の内容や量を調整していくとよいでしょう。 採用方法 具体的な採用人数と業務内容が決まった後は、いよいよ障害のある人の採用のステップです。その際、どのような障害の種類(身体障害、知的障害、精神障害など)の人を雇用したいかのイメージがあるとよいでしょう。 採用段階では、まずは、求人票を作成し、無料のハローワークや有料の民間の人材紹介会社に提出します。就職希望者から申し込みがあった場合には、面接・採用に向けた段取りを組みます。面接のみでは判断が難しい場合は、トライアル雇用制度を利用して、実習生として受け入れることも1つの方法です。 トライアル雇用制度とは、障害のない人の紹介予定派遣と似た制度で、2~3か月の期間、有給での契約を結んだ上で、実際に働いてもらい、その仕事ぶりを評価して採用を決められるという仕組みです。トライアル雇用中に問題が発生した場合には、契約期間満了として雇用契約を更新しないこともあります。 さまざまな機関や制度を使いこなす さまざまな機関や制度を使いこなす採用計画を立てる上では、自社だけでなく、外部の専門機関や公的な支援制度を使うとよいでしょう。企業にとっても障害のある人にとっても、よりよい職場を生み出すことができます。 とくに、ハローワークとの連携や、障害のある人の就労支援機関である障害者就業・生活支援センターとのつながりを作ることも重要です。障害者就業・生活支援センターから就職希望者を募ることもできますし、職場への定着支援の協力をしてくれることもあります。採用後も、就職支援を目的として、地域障害者職業センターからジョブコーチという障害者雇用の専門家を派遣してもらうことで、さまざまな相談をすることもできます。 企業も障害のある人も安心して仕事をするには、就職のあっせんにかかわった障害者就業・生活支援センターや就労移行支援事業所などから、就職前の本人の経歴や特性を聞いておくとよりよいです。 このように、障害者就業・生活支援センターなどの支援機関を採用計画の段階から活用することが、障害者雇用を成功させるためのポイントです。 障害者雇用を始めるにあたって、ほかにもこんな疑問に答えます。Q 障害のある人と一緒に働くことで、職場にどのようなメリットがあるのですか?Q 採用前に実習生を受け入れるという仕組みがあると聞きました。実習にあたって、何か気をつけることはありますか?Q 障害のある人にどのような仕事を用意すればよいですか? また、現在の業務をどのように割り振ればよいですか? Q3 障害のある従業員を雇うことは何となく不安ですが、どのような雇用形態で採用すればよいですか?(東奈央) さまざまな働き方がある 雇用形態は、障害のない人の雇用形態と同じように考えましょう。 障害のない人の場合、正社員、契約社員、期間従業員、派遣社員、アルバイトなどの雇用形態がありますが、それらは障害のある人にもあてはまります。 障害のある人の場合、障害者雇用促進法によって、企業の規模に応じて、雇用すべき従業員数に占める障害のある人の割合(法定雇用率)が決められ、その割合を最低限守ることが決められています。 雇用率の対象となるのは、原則として、所定労働時間が週30時間以上の常用雇用労働者(期間の定めのない場合や、期間の定めがあっても契約が更新されるなど1年より長く雇用が見込まれる場合)です。短時間労働者(週に20時間以上30時間未満の労働者)については、1人を0.5人とカウントし、重度障害者の場合は1人を2人とカウントすることがあります(これを、「ダブルカウント」と呼びます)。 所定労働時間数の条件をクリアすることを前提として、雇用率の対象となる雇用形態には制限はなく、正社員も派遣社員もアルバイトもすべて含まれます。 すぐに正社員にしなければならない? 仕事は、その人の生活を支える大切なものです。仕事による収入は生活をしていくために不可欠ですし、それに伴う雇用保険や健康保険などの社会保険も、生きていく上で重要です。 そのため、障害のない人と同じように、収入や地位はより安定した方が望ましいことはいうまでもありません。障害のある人が働くときにも、給料が安定し、社会保険制度などが充実している正社員として就労する方がよりよいことは確かです。できるだけ最初から、正社員として働ける道を用意することが理想です。 ただ一方で、最初から正社員として働くことは、企業にとっては大きな経済的負担になることもあります。また、周囲の同僚とのバランスや経験不足などから、障害のある人自身が、逆にプレッシャーや不安を感じてしまう場合もあります。そうなってしまうと、仕事が安定せず、継続的に雇用されることが難しくなってしまうこともあるでしょう。その点では、まずは契約社員としての雇用やトライアル雇用制度を利用しながら、正社員への登用を行うことも考えられます。 また、職場内で従業員同士がよい関係を築くことや、障害のある人への偏見を防ぎ同僚の理解を得るためにも、正社員登用にあたっては本人の仕事ぶりを点数化して評価するなど、客観的な指標を用いることも1つの方法です。こうしたことは、障害者雇用に限らず、障害のない人の雇用の場合も同様といえます。 ただ現実には、障害のある人については、本人は正社員登用を希望しているのに、いつまでも契約社員や期間従業員として働かざるを得ないケースが多く見られます。障害のある人1人ひとりの希望や仕事の状況を踏まえつつ、正社員になりたい人がなれるような制度づくりが大切なのは、障害のある人も障害のない人も同じです。 採用活動にあたって、ほかにもこんな疑問に答えます。Q 採用時に障害の種類を限定して募集してもよいですか?Q 障害のある従業員について、他の障害のない従業員とは別の給与体系を設けてもよいですか?Q 採用募集を行うには、どのような連携先や媒体を活用すればよいですか? Q4 障害のある従業員が入社することになりました。労働時間や休憩時間を設定する上で、とくに気をつけることはありますか?(青木志帆) まずは本人の障害の特徴をよく知ること 障害といってもさまざまですので、必ずしも労働時間や休憩時間の配慮が必要とは限りません。本人や支援者から本人の障害の特性をよく聞いて、休憩時間への配慮が必要かどうか、どのぐらいの配慮があれば無理をすることなく働けるかを考えます。一見、障害のない人には気づかないところで、時間的な配慮が必要な場合も考えられます。採用する段階で、日常業務の流れを一度シミュレーションしてみてください。思わぬところで配慮の必要性に気づくかもしれません。 労働時間に注意した方がよい障害の例 労働時間の長さに注意した方がよい人としてあげられるのは、精神障害の他、内部障害、難病などの病気に由来する障害のある人です。肢体不自由のある人の場合も、その原因が病気にある場合には、体力的に自信のない人もいます。フルタイム勤務はできるがそれ以上の残業は原則難しい、1日6時間程度の時間短縮勤務ならば大丈夫、などといった事情がそれぞれあります。 また、視覚障害のある人や車いすを使う人の場合は、満員電車での通勤にはどうしても危険が伴いがちです。無理に通勤時間帯のピークに出勤をすると、人が多すぎてホームから転落しそうになったり、物理的に車いすでは電車に乗ることもできなかったりして、通勤が難しい場合があります。そこで、勤務開始時間を考えながら時差通勤を認めることも1つの解決策です。 休憩時間に注意した方がよい障害の例 労働時間の場合と同様に、精神障害のある人や病気に由来する障害のある人など、体力的な配慮を必要とする障害の場合、休憩時間への注意が必要です。また、知的障害のある人や発達障害のある人の場合も、集中力を長時間持続させるのが苦手な場合があります。 本人の実力を最大限発揮できるようにするためにも、どのような特徴があるのか、本人あるいは支援者と一緒によく見極めることが大切です。 一般的に、昼休みは正午から45分から60分の時間、また午後に15分程度の休憩時間が設定されていることが多いです。ただ、疲れやすい人の場合は、1回あたりの休憩時間を短めにして、休憩の回数を増やした方が少ない負担で働ける場合もあります。 個別に労働時間を変更することになったら 障害のある人と日常業務をシミュレーションした結果、変則的な時間設定をした方がよいとなった場合、就業規則とは異なる労働条件を設定することになります。その場合、どのような労働条件であるかを文書にして、障害のある人に伝わるようにわかりやすく説明することが必要です。 入社にあたって、ほかにもこんな疑問に答えます。Q 障害のある従業員が入社することになりました。休暇などの決め方は、障害のない従業員と変える必要はありますか?Q 通勤について、企業は、障害のある従業員に何か特別な配慮をする必要はありますか?Q 配属を決める上で、どのようなことに気をつければよいですか?Q5 障害のある従業員の仕事の効率は、やはり他の障害のない従業員より低いのですが、これを勤務評価や給与に反映させてもよいですか?(柳原由以) 同じ仕事には、同じ給料を 業務の内容と給料の関係については、「同一労働・同一賃金」という原則があります。これは、同一の仕事をする従業員には、同一水準の賃金が支払われるべきというもので、ILO(国際労働機関)の憲章にもある基本的な人権の考え方です。この原則は、障害のある人にもあてはまるので、障害を理由に給与に差をつけることは許されません。 では、障害のために、同じ仕事をする障害のない従業員より仕事の効率が低い場合、そのことを理由に給与を低くすることはできるでしょうか。 障害のある人が本当に働きやすい環境か まず、仕事の効率を判断する前に、障害のある人が働きやすい環境にあるか、必要な配慮がなされているかを確認しましょう。たとえば、机やパソコンなどが仕事に必要な場合、障害のある人にとってそれらが利用しやすい状態になっているでしょうか。もしそうでないことで、障害のある人が仕事をしにくい状況ならば、企業側が労働環境配慮義務を果たしていないことになります。 また、知的障害のある人の場合、本人の理解度に合わせたわかりやすい説明をしているでしょうか。仮に、障害のない従業員が使うマニュアルを渡して十分な説明もせずに仕事を依頼し、それによって知的障害のある人が理解できずに仕事ができていないならば、必要な配慮が足りないといえます。 配慮を十分に行った上でも仕事ぶりが改善しない場合は、その理由を洗い出しましょう。その上で、現在の仕事ではなく、障害の特性に応じて、その人の能力や経験に合った仕事に配置転換することも検討しましょう。過去の裁判所の判断でも、障害のある人が特定の仕事をできない場合には、他の配置可能な仕事に就けることを検討しなければならないとされています。 障害のある人の仕事の効率が低いことを給与や勤務成績に反映させるためには、その前提として、最低限、その仕事をこなすために必要な配慮がされているか、その仕事以外に、障害の特性を生かした仕事に異動することができないかを検討する必要があります。 人事にあたって、ほかにもこんな疑問に答えます。Q 専門職で採用した従業員が中途障害を抱えることになりました。本人の意向に沿わない専門職以外の部署に配置転換してもよいですか?Q 障害のある従業員が、仕事に来られなくなってしまいました。休職にあたって、どの程度まで配慮すればよいですか?Q 休職期間の満了日が近づいても、障害のある従業員が職場に来られそうにありません。就業規則に従って解雇してもよいですか? Q6 障害のある従業員への現場の理解が十分ではなく、何をしていけばよいか困っています。どのように現場の理解を深め、モチベーションを高めていけばよいですか?(関哉直人・堀江美里) 何に関して理解が十分ではないのかを整理する 現場の理解が十分ではないというとき、まずは、何に関して理解が十分ではないのかを明確にしましょう。 障害者雇用そのものに対する理解が不十分なのか、あるいは、障害のある従業員本人に対する理解が不十分なのかによっても、対応は変わります。本人への理解が不十分な場合、その人の仕事の効率に対する理解なのか、あるいは、その人のコミュニケーションや対人関係に対する理解なのか、というように原因を突き詰めて考えていきます。 現場に障害者雇用の経験があっても、そのときのよくない出来事が原因となって、かえって現場に不安を発生させているというケースもあります。障害者雇用の経験の有無にかかわらず、このような問題はしばしば起こります。 障害者雇用そのものに対する理解が不十分な場合 障害者雇用自体への理解が十分ではないことがわかったら、企業の障害者雇用に対する基本的な考えを継続的に従業員に伝えることが必要です。障害者雇用を進めていくことの意義や、多様性のある従業員を雇用していくことで企業価値が高まるというメリットを伝えたり、障害者雇用を行うことで職場の雰囲気がよくなった事例を紹介したり、その事例の中で障害のない従業員が障害のある従業員にどのようにかかわっていたかを紹介したりすることが大切です。 また、従業員への研修として、外部から講師を呼んだり、障害者雇用を進めている他社への見学会を開催したりして、従業員自身が障害者雇用に触れる機会を提供することも効果的です。この他、ジョブコーチ(職場適応援助者)養成研修などの受講をすすめて、障害者雇用の社内専門家としての相談員を育てた上で、理解を広げるという方法も有効です。 障害のある従業員本人に対する理解が不十分な場合 障害のある従業員本人に対して、理解がある人とそうではない人が、ほとんどの場合では両方いるでしょう。まず考える必要があることは、理解が十分ではない従業員が少数であっても、その従業員が障害のある従業員と接することがあれば、その人間関係が障害のある従業員のストレスになるということです。理解のある従業員を活用しながら、地道に理解を広げていきましょう。 障害のある従業員本人の仕事の効率が低いことに対する理解が不十分な場合、その原因として、障害者雇用に対する企業の基本姿勢が共有されていないことが考えられます。給料を1つの例に考えても、障害のある従業員が周囲のサポートを受けた上で障害のない従業員と同じ水準の仕事を仕上げた結果に対して給与が同一水準なのか、仕事の効率にかかわらず給料が同一水準なのか、障害のある従業員の効率がよくないことを前提に給料が違うのか、といったように、さまざまな方針が考えられます。企業の方針が明確でないと、理解が不十分になる傾向が強いです。 職場での理解が広がるには、何より本人が職場で仕事ができるようになることが一番の近道です。障害の特性を考慮し、障害のある従業員が仕事をしやすい環境を整えましょう。最初は、障害のある従業員が働きやすい配属先や勤務形態を、職場のルールに沿って採用するとよいでしょう。 また、仕事の切り出しを行い、これまで障害のない従業員が行っていた仕事を障害のある従業員が担当することで、障害のない従業員が別の適性のある仕事を行うことができる場合もあります。この場合、お互いにとってよい状況が生まれます。 さらに、企業には障害のある従業員が仕事のしやすい環境を提供していくことが求められますが、仕事の効率についても同様です。 障害のある従業員の効率を上げるための具体的な配慮や職場環境づくりが、障害のない従業員の人事評価につながるという仕組みを作ると、組織全体が協力的になることもあります。 一方、障害のある従業員本人のコミュニケーションや対人関係に対する理解が不十分な場合、本人の了解を得た上で、障害の特性としてコミュニケーションが得意ではないといったことを、同僚に伝えるという方法もあります。また、その障害の特性に関する社内研修を行うこともできるでしょう。障害のある人を外部から講師として呼んだり、障害のある従業員自身が講師となって社内研修を行ったりしている企業もあります。 人によっては、同僚との必要以上のコミュニケーションを望まない人もいます。ですが、多くの障害のある従業員は、同僚とのコミュニケーションを望んでいます。ただ、これまでの人生経験の中で、コミュニケーションを取ることに自信がもてなかったり、人との距離がうまく取れなかったりする人もいます。本人の障害の特性や性格を考えながら、少しずつコミュニケーションを深めましょう。 職場に不安が発生している場合 これまでの障害者雇用でのよくない経験による不安が職場に存在する場合、障害のある人は仕事ができるということを体感するのが効果的です。そのためには、障害のある人が短時間の職場体験をする機会を設けるなど、少しずつ段階を踏んでいきましょう。障害者雇用は特別で大変なことだという印象は、もともと障害のある人に理解のあった人に対しても不安や先入観を与えてしまうことがあります。そうした気持ちを取り除くとともに、障害のある人と同じ職場だと仕事がはかどるということを実感できるきっかけとして、職場体験を活用しましょう。 企業の現状を見直す 障害者雇用が社会的に推進されている一方で、過去に障害者雇用がうまくいかなかったために、再度障害のある人を雇うことに消極的になる企業も増えています。不十分な職場の理解の中で障害者雇用を進めることは、障害のある従業員にとっても障害のない従業員にとってもよくない状況です。障害のある従業員が配属されている部署だけでなく、企業全体の状況を把握し直した上で、障害のある従業員も障害のない従業員も働きやすい職場環境を考えていきましょう。 Q6 障害のある従業員のモチベーションは、どのように高めていけばよいですか?(関哉直人) 褒めること、評価すること 褒められること、評価されることは、障害のあるなしにかかわらず、誰でもうれしいことです。とくに障害のある人は、生育歴の中で褒められたり評価されたりする機会が少ない人も多いため、褒める、評価するということがとても重要です。 一方、特別支援学校などでとても評価されてきたのに、企業に入ったら急に評価されなくなったということで、モチベーションが下がる人もいます。企業とはそういうもの、厳しい企業社会を経験してこそ社会人、といった意見もあるかもしれませんが、障害のある従業員がいかに多くの社会的な困難を経験してきたかは、障害のない従業員には想像しきれないものです。まずはモチベーションを高めるためにも、褒めることを実践するのは大切です。 ある企業では、評価することを具体化した表彰制度を導入しています。さまざまな面で企業に貢献したことを評価し、社長から直接表彰状を渡します。これは、その従業員の能力に対する表彰というより、その従業員のある側面での貢献や努力を評価することによる表彰であり、結果としてモチベーションの向上につながっています。 表彰された自閉症のある従業員は、表彰の直後にはうれしそうな表情は見せなかったものの、表彰状を入れる額を買うために表彰状の寸法を丁寧に測っていたそうです。 キャリアアップ 障害者雇用では、何年働いても、昇給・昇格がないという例も少なくありません。これは、障害のある従業員の能力に対応した措置かもしれませんが、それでは本人のモチベーションが上がらないという点は、障害のない従業員と同じです。 勤務内容や勤務態度、企業への貢献度合いなどを考慮して、定期的に昇給・昇格を行ったり正社員へ登用する仕組みを作ったりすることは、きわめて重要です。場合によっては、障害者雇用独自の昇給・昇格制度を作ることも考えられます。 先ほどの企業では、各業務の現場で、特定の業務での経験などを評価して、リーダー、サブリーダーを任命し、作業の進捗管理や後輩への指導といったリーダー的役割を任せています。また、特定の業務で卓越した技能を習得できた従業員を対象に、社内独自の資格を認定する社内資格制度を導入し、障害のある従業員のモチベーションの向上に努めています。 他にもモチベーションの低下の原因として、業務の固定化ということも考えられます。仕事の幅を少しずつ広げることで、本人の自信にもつながり、他の従業員や部署との人間関係も広がるでしょう。 1人の従業員と向き合う 障害のある従業員の仕事に対する姿勢や働きぶりが気になり始めると、ついその従業員に厳しいことをいってしまったり、その従業員の前では笑顔が消えてしまったりします。そうなると、その従業員のモチベーションの低下が仕事の効率を低下させ、それに対する上司の対応がさらにモチベーションを低下させるという悪循環を生み出してしまいます。こうした状況では、本人にじっくり時間をかけて向き合い、話を聴き、モチベーション低下の理由を理解し、改善に向けて一緒に取り組み、褒める、評価するということを着実に行うのが大切です。 Q7 障害のある従業員から、「同僚の従業員からいじめを受けている」という訴えがありました。どのように対応すればよいですか?(関哉直人) まずは話を聴き、適切な対応をする 最初に、同僚の従業員から受けているとされるいじめの内容を確認します。そのいじめの背景に、障害に関する差別や偏見、無理解、勘違いなどがあるのかも合わせて確認します。 初期段階によくあるケースとして、いわれている内容は厳しい指導であったり少し強い口調であったりするものの、他の障害のない従業員も同じような場面があるのだから我慢すべきだとして、明確な対応がなされないことがあります。しかし、障害のある従業員は、その生育歴の中で、怒られることや厳しくされること、強い口調でいわれることに慣れていないことも多く、また、厳しくいわれるとかえって指示が通らないことも多いです。そのため、厳しい指導方法を見直した方がうまくいく場合が少なくありません。 また、障害者虐待防止法では、職場での障害者虐待をとくに禁止していますが、これは、障害のある人がその障害の特性から、虐待を虐待と認識できなかったり、虐待に対して反論が難しかったりするなど、虐待を受けやすい立場にあり、とくに職場で虐待を受けるケースが多いからだといわれています。この虐待には心理的虐待も含まれ、いじめもこれにあたる場合があります。職場でのいじめを放置することも、管理職を含めた使用者による障害者虐待(ネグレクト)とされる場合もあり、いじめに対しては迅速かつ適切な対応を取ることが不可欠です。 具体的な対応 いじめの内容が身体的な暴行を伴うものであったり、パワハラやセクハラにあたるものであったりする場合、被害側の保護、加害側の処分を含めた厳正な対応が必要です。 いじめの背景に障害に関する差別や偏見、無理解、勘違いがある場合、いじめたとされる従業員に対し、障害に対する理解を促し、本人の障害の特性を踏まえた指導や対応を求めていくことが必要です。障害に対する理解を促すためには、自社の障害者雇用の理念や考え方を改めて丁寧に伝えるとともに、研修や他社の見学の機会をもつことが有効です。また、その障害のある従業員の障害の特性をジョブコーチなどの第三者の立場の人から説明してもらい、いじめたとされる従業員と定期的に面談の機会をもつことも効果的です。 いじめの実態が特定の従業員との人間関係の問題である場合、「厳しい指導」、「強い物言い」が原因であれば、本人の障害に対する理解とともに、そのような指導が本当に必要かつ有効かを考えることが必要です。その他の人間関係上のトラブルがある場合、調整が難しければ、一旦お互いの距離を置かせてストレスを軽減させるという対応も考えましょう。また、生活上のストレスが背景にある場合は、支援機関と連携して対応することも重要です。 具体的な対応を考える際には、ジョブコーチや障害者就業・生活支援センターに相談をすることも効果的です。 いずれにせよ、本人が「いじめられている」と訴えていることは、何らかのSOSを発している状態です。SOSを的確にキャッチして、本人が何に困っているのかをよく見極めながら解決に臨むことが大切です。 入社後の定着にあたって、ほかにもこんな疑問に答えます。Q 障害のある従業員の仕事の効率が上がらず、本人も周囲も対応に悩んでいます。また、別の障害のある従業員は、周囲との人間関係に悩んでいます。このような問題は、どこに相談すればよいですか?Q ある障害のある従業員は、家庭での心配事を職場でもよく口にします。家庭の問題が仕事にも影響していると思われる場合、どのように対応すればよいですか?Q ある障害のある従業員の家族から、連絡帳を活用してほしいといわれています。連絡帳については、どのように扱っていけばよいですか?Q 障害のある従業員から、「同僚の障害のある従業員から一方的に好意を抱かれていて、仕事がしづらい」という訴えがありました。どのように対応すればよいですか? 【synodos. http://synodos.jp/faq/16697/2 】【楽天ブックスならいつでも送料無料】今日からできる障害者雇用 [ 大胡田誠 ]雇う側の真意を心得えていると逆に雇用されやすい域に身を置くこともできますね。🌠
2016.04.02
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障害者差別解消法が施行へ、日比谷公園に700人 4月1日に施行される障害者差別解消法を市民に広く知ってもらおうと、障害のある人や支援者らが31日、東京都内で記念パレードをした。 「差別のない選べる社会に!」「障害のある人もない人も地域で共に暮らしたい」などと書かれた旗を車いすに掲げたり、ボードを持ったりした約700人が日比谷公園を出発。「だれでも入れるお店にしよう」「みんな違ってみんな一緒」などと声を上げた。買い物客らでにぎわう繁華街を抜け、約1時間かけて東京駅近くに到着。黄色や赤などの風船を手に持つ人、コスプレする人、オープンカーで音楽を披露するグループもいた。 法の誕生を祝う気持ちを込めてバースデーケーキを模した帽子をかぶって参加した、車いすを利用する女性(44)は「法律によって、社会参加しやすくなればうれしい」。大阪府吹田市の大学生でヘルパーの女性(19)は「まだバリアーは多いけれど、時間をかけて社会が変わっていく一歩になると思う」と笑った。パレードは、DPI日本会議など4団体からなる「障害者差別解消法の施行を祝う実行委員会」が主催。3月27日から4月28日まで、東京を含め大阪、広島、沖縄など全国13カ所で、パレードをすることやチラシを配ることを企画した。 DPI日本会議事務局長で車いすを利用する佐藤聡さん(48)は「待ち望んだ法律がいよいよスタートする。いい法律ができても知らないと差別は繰り返される。課題もあり100点満点ではないけれど、一緒に法律を育てていきたい」。知的障害のある本人やその家族らでつくる全国手をつなぐ育成会連合会統括の田中正博さん(55)は「見た目でわかりづらい障害もあるが、違いを認め、かかわってほしい。それが差別の解消につながる」と話した。 障害者差別解消法は、障害の有無で分けへだてられることなく共生する社会をつくることを目的としている。「障害を理由とした不当な差別的取り扱いの禁止」や「社会的な障壁を取り除くための合理的配慮の提供」を国や自治体、企業などに求める。【朝日デジタル http://digital.asahi.com/articles/ASJ304K87J30UTFL007.html?rm=409 】バリアフリーを掲げていても、なかなか乗り越えられない差別の壁、違和感なく普通に暮らせる社会作りが求められますね。🌠
2016.04.01
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