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近所のゲーム販売しているチェーン系レンタルDVD店で、PS5のソフトのコーナーがない・・・これはつい先日発売されたばかりのゲームハードとしては異例の冷遇、それこそ海外のXBOXシリーズ並みの冷遇で・・・ 理由はわかるんです。まず、年末年始は任天堂のソフトが圧倒的に強い。そのうえ、PS5に関しては国内で売れるキラータイトルがいまのところ存在しない。一部マニア以外、ハイエンドゲームに関してはユーザーはPS4の性能で満足していて、PS5を改めて買う需要状態にない。そもそも転売屋によってハードそのものが買えない・・・ いろんな状況が重なって、こういう冷遇が行われてもショップ的には仕方ないものかと。何よりPS5じゃないと遊べない、というソフトがない限り、ユーザーはどんなに性能を誇られても、また、この先にどんな魅力的タイトルがラインナップされていても、遊べない以上、今、買うことはないわけで。 そんなわけで国内のpS5のスタートダッシュが厳しい。へたするとps4の方が今後も売れ続けてしまうのではないかと思ってます。
2020.12.30
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任天堂スイッチの「ゼルダ無双 厄災の黙示録」クリアしました。時間的にはラスボスまで25時間。サブクエもそこそこやった上での感想です。以下、ネタバレありで-------------------- うーん、正直な感想としては「そこそこ旨いサクサクのサラダ煎餅を大量に食わされ続けた」といった感じでしょうか・・・いつもの無双、草刈りゲームだなと。 というか、私がゼルダの伝説の、中でもBOWをここ数年でのベストゲームにする理由は「オープンワールドである意味があったゲーム」で。広大なマップでありながらプレイヤーは空も飛べ、崖も登り、泳いでもどこにでも行ける、それこそまんべんなく、バラエティーに富んだゲーム性(祠のクエストなど)と、ユーザーのアイデア次第で攻略の方法、バトルの流れすら編み出せる戦略性、断片的でありながら想像の余地をユーザーにたくさん与え、かつ、物語の面白さもあるストーリーであったことです。 一言で言えば「ハイラルという世界の自由」が最大の魅力でした。 ですが、今作は基本がコーエーテクモの「無双システム」であり、大量にいる敵を攻撃範囲広い主人公の武器で薙ぎ払う。つええ!気持ちいい!・・・が続くのは最初の2.3時間でしょうか。実はやっていることがずっと同じ。拠点にいる中ボスを同じやり方(攻撃を避けつつ周りのザコを蹴散らし、特定のマーカーが出たタイミングでシーカーストーンの技を当ててリミッターを削り、ブレイクしたところで必殺攻撃)の繰り返し。これたけでなんと最終ボスまで全く同じ攻略で倒せてしまう。 また、難易度の付け方も雑で、単に固めの中ボスが複数同時に攻めてくるか、制限時間で調整しているようにしか感じられない。ステージ1と終盤のステージとの攻略差がほとんどない。 で、今作最大の不満が・・・「BOWの世界なのに一本道」これはダメだ!一見広大なフィールドに見えて通れる場所が決まっている。BOW最大の魅力であった自由度を完全に奪われてしまったようなもので。腰の高さくらいしかない柵で向こう側に行けない、これがBOWのキャラを操作していると、こんなにストレスとは・・・ で、結局冒頭の感想の「そこそこ旨いサクサクのサラダ煎餅を大量に食わされ続けた」というのはこういうことです。操作性もキャラの動きもクイックで、最初のうちはサクサクと歯ごたえも軽く美味しく感じていたが、ずっと同じ味。気分を変えて別キャラでやっても、ちょっとカレー風味とか、海苔塩味とか、風味が違うだけで同じ味。さらにいうと、難易度の変化が味や歯ごたえではなく「決められた時間内に50枚食べろ」みたいな・・・ずっと扁平な感じでエンディングに到達してしまいました。 ノンストレスというと聞こえはいいですが、アクションゲームって結局プレイヤーに適度なストレスを与えてクリアしたらその行為にカタルシスを感じるものです。決してムービーを見るため、物語を見せるためだとしたら本来、邪魔な要素にしかならない。その辺、最近やった隻狼やダークソウル3のような鬼のような難易度、しかし、戦い方に必ず攻略できる隙があり、必死になって敵を倒した気持ちよさのタイプとは違う、「爽快感」を「派手な草刈り」と捉えている感じがしました(無双シリーズ特有のものですが) もっとも、私がBOWを好きすぎて、その延長で今作を買ってしまったことが間違いでもあるのですが。 あ、そこそこ楽しめた(クリアまで行った)ので、けっしてつまらないゲームではありません。特にあのシーンとかはファンアイテムとしても盛り上がりますからね。点数的には65~70点といった作品でしょうか。 とりあえず、今作をやって改めてゼルダのBOWという作品がすごかった理由がよくわかりました。
2020.12.28
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わたしがいまだにわからないのは・・・ 選挙でよく「ほかにマシな党がないから消去法で自民党に入れる」って人が多いですけど、現状を見ると一番まともじゃない政党って、自民党じゃないかと。 たとえばよく自民党を選ぶ理由に「経済」を挙げている人がいますが、安倍政権になって8年間で消費税が2度上がって、しかも、お給料(手取り)は増えましたか?さらにいえば不正や疑惑、昨今の公文書破棄とか、先日の安倍元首相による桜を見る会の結末といい、どこに「消去法で残る理由」があるのかと。 たとえばこれが「自民党の党是ややり方に政治的賛同しているから支持する」ならわかるんです。しかし、そうではなく無党派層と呼ばれる人にとっては欠点しかなかった。株価はいざなぎ景気並みの好景気といいつつ、一般人の手取り収入は先進国中なぜかずっと下がっている。年収300万円が中間所得層になり、恩恵を全く受けていない。 東日本大震災の民主党政権での「危機対応ができない」と批判した当時野党の自民党ですが、今回のコロナでは自民党はもっと危機対応ができない、それどころかこの状況下に国会を閉じてしまい、野党の臨時国会の要求にも応じない、何もしない政党ですよ? 民意は選挙のみでしか示せない、選挙は当選してほしい人を選ぶだけではなく、受かってほしくない人以外に票を入れて意思を示すとした場合、もし、今の状況が悪い、おかしいと思ったら少なくとも消去法で「自民党は外す」のが有権者の行動だと思うのですが。
2020.12.27
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金曜日に今年最後の出社をしました。 最近は都内でコロナ新規感染者が増えていることで大掃除も一斉に集まらず。4班に分けて別の日に各自の机周りと指定された共有スペースの掃除程度で。なんともこじんまりした作業で終了。いつもならある忘年会などもないまま解散。そのまま年明け5日まで冬休みということになります。 しかし、どこもそうでしょうが本当に今年はコロナに振り回され、しかもまだ継続中で来年どうなるかもわからない。自分自身も今の会社は今期も収益が出ていますが、コロナによる一時的な巣ごもり需要でもあり、本格的に経済が縮小すると、我々のような娯楽産業が必要ない支出として削られていきますからねえ・・・ つくづく思ったのは昨年のこの時期、世界がこんな風になるなんて誰が予想したでしょうか?世界の脅威と言ったら戦争とかテロとか、あるいは階級差社会の貧富の差、世界に再び広がり始めた民族主義の波だと思っていたら、そんな人間の思惑などはるかに超越し、老若男女、国籍も民族も宗教も関係なく、あらゆる社会活動に影響をあたえるウイルスとは・・・ 年末にようやく有効と思われるワクチンの実用が始まり、上手くいけば少なくとも「単に怯えるだけの生活」からは抜けられると思いますが、そのワクチンも世界中に広がるには時間がかかります。 そんなわけで、とりあえず我々にできるのは「手洗い、マスク、人込みを避ける」ぐらいですねえ・・・
2020.12.27
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「総理大臣ですから全く関わっていなかった」安倍前首相 ・・・バカだろ?いや、この場合のバカとは「こんな人を昨年から疑惑を持たれたときにアクロバット擁護していた安倍応援団の人。 やれ「野党の難癖」だの「マスゴミによるねつ造」「こんなことで無駄な時間を使うぐらいならもっと別の論議を」・・・ 結局、「すべて野党の指摘が正しかった、安倍元首相が118回も虚偽発言をして、しかもそれによって国会の時間を浪費し、しかも野党の指摘を「嘘つきだ」とか「名誉棄損だ」とか根拠も示さず国会で堂々と言い放った厚顔無恥」という。 私が気持ち悪いと思ったのは、あの時、散々無理やりな擁護をしていたツイッターの人が、今回の安倍元首相自身が認めたとたん「こんなことは政治の世界ではどこでもある」だの「野党は鬼の首を取ったように騒いでいるが、こんなことをしても支持率は上がらない」「国民の大半は桜を見る会など興味はない」・・・ どこまで愚かなんだと。自分が必死に黄金だと思って祭り上げていたのが、単なる糞だったことがわかっても、まだそれを認められない。それどころかその糞を必死に黄金であろうと信じ、言い訳している。 あなたがそこまで信じた安倍元首相という人物に、あなたは裏切られたんですよ?完全に。しかも、---------------「政治責任は極めて重いものであると自覚をしている。反省の上に立って国民から見て、一点の曇りもないように透明性を確保していくために責任を持って徹底をしていくということだ」--------------- って、もうこのウソツキの口からどこに責任とか透明性なんて言葉が出るんだと。
2020.12.25
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少年ジャンプの新年号にこち亀が掲載されていて。いやはや、やはり読んでいて安心感があります。 今回のテーマがコロナ禍ですが、相変わらずの面々、相変わらずの展開、本当に「また来週以降も掲載されるんでしょ?」ぐらい、ジャンプという誌面に当たり前に存在していたキャラクターだったんだなあと思いました。 連載当時から思っていましたが、こち亀の魅力っていろいろありますが、「変わらない」ということだと。でも、この変わらないというのは定点世界、時代にずっと同じ場所にいる「サザエさん」時空なのではなく、世の中の潮流に私たち読者と同じ歩調で生きる、だから、新しいガジェットやら世の中のブームやら事象も遠慮なく取り入れ、両さんというガキのまま大人になった中年おっさんキャラが懐かしキャラにならず愛される理由なんだろうなと。 ジャンプでは連載終了後も定期的にこち亀が載っていますが、秋元先生がいらっしゃる限り、いや、ジャンプが存在する限り、またいつでもふらりと両さんが帰ってきてほしい。そんな作品です。
2020.12.24
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安倍氏「全ての発言に責任」 信頼性揺らぐ答弁振り返る リンク先の動画を見ていただけると、ずっとこのブログで「桜を見る会の首相の答弁はおかしい」といい続けていたことがわかっていただけると思いますが。 今回、桜を見る会、その前夜祭での数々の疑惑に関して、「118回の事実と食い違う答弁があった」ということが正式に(ここ重要)衆議院調査局から発表がありました。 これ、何を意味しているかというと「この首相は嘘つきで、全くのでたらめを強気であの国会の場で発言できる、信用のできない人間であり一国の首相を8年も続けた、周りの忖度した、異常事態であった」ということなんです。 気持ちの悪い言葉に「だって国民が選んだのだから、これは有権者の責任」という人がいますが、これって「選挙で彼や自民党など与党、現政権に一切投票していなかった人間も責任があるのか?」という話になります。今の政治はおかしいと、野党や反対した人間にまで責任を負いかぶせる。まるで彼を選挙で支持したかのように言われるのは非常に心外で。 上の話に戻りますが、国会の予算委員会で、膨大な時間を費やして行われた質疑がすべて虚偽であったと発覚した以上、安倍元首相のどんな発言にも何の信用もない(あの大舞台で堂々と嘘をつけ、あまつさえ証拠を突き付けて指摘する野党議員に嘘つきとか、名誉棄損だと言い放つ厚顔無恥)人物であることが証明されました。 今回のことを「秘書の略式起訴」で終わらせようとしているようですが、つい昨年、日産のカルロスゴーン氏が民間企業の不正経理疑惑レベルでなぜか9か月も拘留され、取り調べを受けたことと比べると安倍氏は「任意取り調べに応じた(しかも、拘置所ではなく取り調べは取調官が訪ねてという逆の待遇)」あまりにひどい差であり。 森友、加計学園もそうでしたが、もう今後この男の発言は一切信用できない、保身のためならどんな嘘も平気でつけ、一切責任は取らないという政治家に最も向かない人物であり、それを支えている内閣、政党、支援者はそんな性格も見抜けない、目の曇った人だと思うしかありませんよ。 だからこそ「そんな政治家を首相に選んだ国民にも責任がある」と、責任を薄く広く一度も支持していない私のような人間にも覆いかぶせるな!といいたい。
2020.12.23
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ウイルスに打ち勝った証として来夏に東京五輪開催=菅首相 だから!なんでウイルス制圧を勝手に「夏まで」という時限をもうけるのか?それどころか今現状で日本は政府の言った「勝負の3週間」で完全にウイルスに負けっぱなしじゃないか。 私は、こういう自然相手の政策に目途は立てても「オリンピックを開くために〇月〇日までにコロナを制圧する」などという考え自体が非科学的な、それこそオリンピック利権のために間違った政策を起こしかねない、愚かな指導者だと思います。というか、つい9か月前からずっとこの調子。昨今ではGOTOキャンペーンだって当初は「コロナが終息してから」だったのが、「夏ごろまでには終息しているはず」というスケジュールを優先して結果、医療関係者が一番懸念していた「空気の乾燥する秋から冬」に実施して、今、えらいことになってるというのに・・・ つくづく思うのだが「オリンピック開催って、人々の命を危険にさらしてまで遂行しなければいけないイベントなの?」ということ。おかしな話で、たとえコロナが日本国内で終息していたとしても、世界ではどうかわからない。その上、こんな世界状況で日本に国が考えていた外国人のオリンピック観光客がこの極東の島国に訪れて、コロナ前のように期待するインバウンド効果を落とせるほどになっていると思うか?むしろ今、完全に損切りできないとズルズル予算だけ垂れ流す結果にしかならない。すでに当初のコンパクト5輪構想はコロナ前から予算の3倍を超えていたのに。 コロナに打ち勝った証としてオリンピックを開きたいのであれば、一旦、オリンピックそのものを期間を含めて凍結し、コロナ対策に注力すべきじゃないだろうか?というか、現実として医療崩壊が起きているこの国で何を言っているんだと。例えるなら実家が火事で今、燃えているのに、週末の家族旅行の予定を立てているような。 それこそ「オリンピックなどやってる場合か~~~!」です。
2020.12.22
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自分の仕事の「範囲」について。 たとえば、私は会社で「ゲーム内のキャラクターを動かすモーションアニメーター」というのが入社時の肩書でした。それをメインに仕事を日々やっています。 で、ここで問題になるのは「キャラクターのモーションにかかわる仕事」というのは、単にポリゴンモデルを動かしてアニメーションを作ればいい、というだけではなくなってくる、特に人数が少ないラインだとそれが大きくなっていって。 まず、そのポリゴンモデルを操作するための仕込み(RIG製作)を行います。これに関しては職人が自分の使いやすい道具を作るのと同じで個人差があるので仕事の範疇としてOKとします。 次に「作ったデータの管理」これもデータを作りっぱなしではどうにもならないし、勝手にファイル名を決めてプログラマーさんに渡すわけにもいかないので必要です。 作ったデータをUE4などのミドルウエアに実装し、実機で見ることができるようにする。これも自分の仕事の確認、という意味で必要だというのも理解できます。 が、問題はここから 「モーションを作るうえで必要なファイル名の命名規則やキャラIDなどの登録と管理、文章化」 「ゲーム内で必要になるアニメーションの見積もり」 「アニメーションを誰がいつまでに作るかというスケジューリング」 「クオリティーの判定と他人へのリテイクや修正」 「イベントモーションを作るうえでの舞台劇でいう場見とイラスト化、イメージボードの作成」 ・・・ これってもう、ディレクターか、アニメーションでいう制作管理、マネージメントの世界で、アニメーションを作りながら「片手間に」できる仕事じゃない、独立した仕事です。 で、こちらに求められるのが「これらを専門的にこなす能力」という・・・ちょっと要求多すぎませんかね? 私は自他ともに認める「不器用で同時並列で仕事ができる人間」じゃありませんので・・・せめてお給料を2倍いただき、その増えた一人分の金額で別の人を雇ってくださいとw
2020.12.21
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加藤氏、首相の夜会食は継続 「話を聞くのは大事」 もう・・・どうしょうもねえなと。つまり「国民の皆さんは自粛してください。でも、我々は自由にします。なぜなら、あなた方とは身分が違うからです」 と言ったようなもので。だいたい話を聞くのであれば、なぜこの状況下で会食にする?広く一般企業でもやっているリモートが一番じゃないか・・・ つくづく思うのだが、安倍政権は馬鹿なトップが間抜けな姿をさらすことによって国民に不信感を与えたが、菅政権は肝心な時には国民の前に姿を現さず、こういう自身が私たち庶民に出した要請と真逆のことをして顰蹙を買う。 こんな連中がやる政策がことごとく裏目に出るのはむべなるかな。現実にあってないのだから。 第1次世界大戦時に世界で大流行したスペイン風邪。これを紐解くと、第一波よりそれが過ぎた後に襲った第2波、第3波の方がこの国でも死者数が大きい。それと同じ道をトレースしてはいないか? 何より、今年の春先から半年以上、期間はあったはず。対応が後手後手になるのはコロナという新しいウイルスに対しての対応がわからないから仕方ない。しかし、もうあれからずいぶん経っている。 現政権を擁護する意見に「アメリカやヨーロッパに比べたらマシ」というのがあるが、なぜ下と比べる?もっとうまくいっている国を手本にするのが本来なのに。で、その状況でトップの人が上の意識ですよ。
2020.12.19
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菅総理がコロナ禍で国民には5人以上の会食を自粛するように言いながら、自分たちは会食、しかも梯子でやっていることに対して「誤解を与えることになった」と・・・ 誤解ってなんだよ!まさか会食の場はみんな10メートル以上離れた場所で、周りをアクリル板で区切ったレストラン、しかも寒中ふきっさらしの外でやったならわかるけど、そうじゃなく、ごく普通にステーキ屋で何人も集まって食っていたんだろう? たびたび出てくるこの政治家の「誤解を与えた」発言。しかし、それは「こちらの意図を誤解をした方が悪い」というのと同じでこっちが悪いことにされている。 「この時期の会食は首相として配慮不足だった、申し訳なかった」ですむ話をなぜそう言わないのか?
2020.12.17
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これ、一応企業の公式HPでCEOが書いている文面です・・・ どこからも擁護できない、完全な「人種差別」ですよね。異常だよ・・・しかもそれを止める周りの常識人がいない。これを広報が上からの文章だからと許してしまう企業って・・・ これはすでに企業コンプライアンスを逸脱しているTOPということであり、むしろまじめに働く社員がかわいそうです。せっかく作ってきた企業イメージを差別発言(しかも根拠のない、他企業まで誹謗するような)で台無しにする。 アメリカのトランプもそうでしたが、あまりにひどい差別発言を繰り返す人間は「そういう人だから仕方ない」と勝手にまわりが忖度を始める。で、一部の同調する民族主義者に喜ばれ、本人はそれがウケていると思ってさらに繰り返す。しかし、それで悔しい、悲しい思いをする側の視点に立つべきなのが求められるTOP像、というか、国籍や血統で他人を評価しない、まともな人間なのに。 ちなみにこの手の人間が言う「純粋な日本人」などというものは、少なくとも国内には存在しません。というのは、大和民族と呼ばれる日本列島に住む人間の起源は沖縄を経由して伝わった東南アジア系、朝鮮半島を経由して渡来した中国大陸系、そして、ロシアを経由した北方系の3系統の人種が重なりあった移民国家です。そんな基本的な知識もなく「純粋な日本人」とは・・・
2020.12.16
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都内どころか全国で感染者数増加が止まらない、医療関係者から現場崩壊がもう今月の頭ぐらいから言われていた、にもかかわらず「問題ない」として止められていなかったGOTOキャンペーンを、昨日になって首相がようやく一時停止を発表しました。 しかし、この発表も頭がおかしくて「12/28から」と・・・おい! 今回のGOTOの判断というのは、今回のコロナ対策の中で最悪の判断の一つ(他はアベノマスク)ではないでしょうか。わかりやすく言うと「もともとは「コロナが終息してから」というのを前倒しで初めた勇み足で感染を拡大させ、現場が明らかに失敗しているのを「問題ない」として推し進め、支持率が急落したとわかると結局「やっぱまずいよね・・・」とひっこめる。 恐ろしいほどの判断ミスで。しかも、すでに他国で「旅行者が感染を広げた」という研究結果が何か月も前に報告されていた、にもかかわらずです。 菅総理は「GOTOが感染を広げたというエビデンスはない」と言っていました。が、「大量の人の移動が感染を広げる」という可能性が高いのであれば、普通は最初から止めるものでしょう?それに2週間前の増加時に「勝負の3週間になる」と言ってましたよね?なぜその勝負の期間さえ止めることをしなかったのか? 政治家に限らず、組織内で大きな失敗があった場合、それを「誰に腹を切らせるか」でぐるぐる責任の押し付け合いをしているうちに時間ばかり浪費する、ということはあります。しかし、今回は相手はコロナというウイルスであり、そんな人間関係のパワーバランスも忖度も効きません。
2020.12.15
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ゼルダ無双、だいぶ終盤まで進めました。 で、このなかで、というより、他のゲームでもそうですが、面白さに全くつながっていない要素の中に「時間制限」というのがあって。 たとえばこのゲームの場合、ステージでとにかく時間制限のあるタイプが多い(サブイベントバトルだとほとんど)。ですが、それが単にプレイヤーを焦らせる、あるいは理不尽なゲームオーバーでやり直しになる不快感でしかない。 おそらく、「無双のような草刈りゲームのシステムだとゲームの難易度に変化をつけづらい、ので、この時間で難易度を調整できる」と考えてのことでしょう。ですが、やれることが一緒なのに時間制限がついたら、プレイヤーには何のメリットもない。強制的に縛りプレイを要求されているだけ。これによって面白く感じだことは一度もなく。 つくづく思うのですが、こういう縛りがあることを「バラエティーに富んだステージ構成」とは言わない!制限時間に理由があるストーリーやステージギミックならわかりますが、単に「あと30秒!」なんて表示されるだけでは・・・ というわけで制限時間という理不尽のお話。
2020.12.13
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ちょっと呆れたのが、先日、新聞のコラムで識者が「現在の政府の方策は最初に決めた方針を絶対とし、それが明らかに間違っていても誰も指摘できない、戦線では膨大な犠牲者が出ているにもかかわらずそのまま強行される、太平洋戦争中のインパール作戦のようだ」 という文面に対して、ネットで「政府批判をすぐ戦争に結び付けるのは愚か」だの、「失敗の例としてインパール作戦を持ち出すのは歴史を知らない左翼的メディアが~」となっていた。さらにもっとあっけにとられたのが「現場で必死に頑張っている医療従事者や担当職員に背後から銃弾を浴びせるようなことだ」と怒っている人・・・ この手の意見こそ、日本が勝ち目のない太平洋戦争で国土を破壊したのと全く符合しているではないかと。 太平洋戦争で日本が負けたことをすべて旧日本軍の無策、無能に置き換える人がいますが、少なくとも国家間戦争は「一人ではできません」。それを当時、支持した人がいる。どんなに負けている、配給の食料も尽きてまともな食事すらできない、首都上空にB29がやってきて連日空襲で焼かれている、そんなことになっても、この国では国民の側から大規模な反政府運動が起きなかった。それどころか戦争に反対する人間を「非国民」としてつるし上げる、そんな狂った状況を受け入れた民族なんです。 で、冒頭のコメントに同じ血脈を感じます。インパール作戦って、調べれば調べるほど「立案の段階から言い訳のしようのない大失敗作戦」なんです。一例で上げても、-------------------「この作戦が如何に無謀なものか、場所を内地に置き換えて見ると良く理解できる。インパールを岐阜と仮定した場合、コヒマは金沢に該当する。第31師団は軽井沢付近から、浅間山(2542m)、長野、鹿島槍岳(長野の西40km、2890m)、高山を経て金沢へ、第15師団は甲府付近から日本アルプスの一番高いところ(槍ヶ岳3180m・駒ヶ岳2966m)を通って岐阜へ向かうことになる。第33師団は小田原付近から前進する距離に相当する。兵は30kg - 60kgの重装備で日本アルプスを越え、途中山頂で戦闘を交えながら岐阜に向かうものと思えば凡その想像は付く。」Wikiより --------------------- って、アホでしょ?しかも、食料は現地調達、ジャングルで食えるものを賄え、というのです。 これを「歴史的事実と違うから今回の方策と並べるのはおかしい」とは、単に文脈がよめていないだけですわ。 インパール作戦の最大の失敗である「現実を見ないで作戦を強行し、責任の所在があいまいで誰も止められない」と、今の感染爆発状態でもGOTOをやめられない政府ってのは何が違うのか?現場で必死に頑張っている人がいるからこそ、直ちに計画を中止して少しでも感染者が増えることに歯止めをかけなければいけないのに。 そういうことがわからない人なのか、それとも「お上の奴ことに逆らうやつらは国賊」な人なのか?
2020.12.12
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昨今の政府のやり方を「アクセルとブレーキを同時に踏んでいる」という例えがあるが、最近は「認知症の老人がアクセル踏みっぱなしでいるのを必死に医療関係者や現場対応の人が車の後ろから紐で引っ張ってかろうじて抑えている」としか思えない・・・ 早く運転席から引きずり降ろさないと崖に突っ込むぞ!
2020.12.12
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以前、思い付きの弊害というものを如実に感じられる仕事で企画の人とバトルしたのですが・・・ 詳しくは話しませんが、提出締め切りの3日前にあるキャラクターを絵面がいいからザコとしてでなく中ボスクラスで使いたいからそうしてと。 向こうとしてはキャラを入れ替えるだけだから簡単だろう、ぐらいの感覚なのです。ですがこっちは大問題で。 まず、通常のザコと中ボスでは必要になるアニメーションのパターン数が違う。足りないものがあるのを埋めなくてはいけない。そのための工数が発生する。 さらにいえば、キャラクターにはすべてIDが振られていて、そのIDのフォーマットが雑魚と中ボスで別れている。このID名でたとえばプログラマーがキャラの使用モーション判定を行ったり、モデラーさんはこのIDでモデルのフォルダを分けていたり、エフェクトやサウンドもそのIDを基準にキャラの情報を入力している。さらに言えばスクリプトで中ボスの動きを追加したり・・・ これらすべてを「全部書き直す」ことになると。締め切りの3日前に。それは無理だと。相手はそこまで考えてないでの発言なのでしょうね。ひっこめましたが。 つくづく思うのですが、こういった思い付きをできる、出来ないは「やる気がある、無い」の問題にしてはいけません。スケジュールがあるか、ないかの問題にすべきなんです。でないとなぜか期待に応えないこちらの責任にされる。 逆に言えば、もっと早い段階、それこそ1か月前に言えばできなくもない。これは通常業務に追加の業務なので、他の作業と並行しつつ少しづつ進めるしかない。ましてや締め切り3日前のあわただしい時にやれることじゃない(特にその時期はプログラマーの気が立っている) 良いものを作る、というからには、よいスケジュールを与えなくてはいけない。泊り続きの地獄をくぐったから情熱的ないいゲームが作れる幻想があってはならない。それは後にうまくいってしまうと成功体験として労働環境を悪くするばかりなので。 どこかで現実としての「防波堤」役がなくてはいけないのですが。それは本来、スケジュール管理のマネージャーの仕事のはずなのに・・・
2020.12.11
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北海道、大阪でコロナの医療崩壊寸前で自衛隊の出動要請、ってのは、それこそ東日本大震災とか昨年の洪水レベルの危機的状況、にもかかわらず感染爆発の要因になることが分かり切っているGOTOは続けるだ、オリンピックは絶対にやるだって、政治の頭がおかしい。 そもそもGOTOは「コロナが収まってから」というはずだったのに、なぜか「GOTOやらないと経済が回らないから」になっている。経済が回らない業界へ直接給付金じゃないのか?あと、疲弊しているのは旅行関係者だけじゃないはずなのに。 というか、GOTOをいま止めたら大変なことになる、の大変の意味が「コロナ蔓延で既に医療崩壊寸前、自衛隊出動要請」になってるじゃないか・・・
2020.12.10
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長くゲーム作りをプロとして、とアマチュア(同人)として で作っていると、どちらの作業でも見えてくる共通のものがあって。 それが「こういう状況になる可能性」というもの。先見性、というより、この計画で進むとこれが足りなくなる、こういった状況が発生する、この場合をどうする、といった経験から予測できるリアルな未来です。 たとえば、企画の人があるゲームのバトル仕様を書き、必要になるモーションを洗い出してこれを作ってくれ、と私の仕事(ゲーム内のモーションアニメーター)に依頼されます。で、それを見ると大概必要最低限のモーションがそろっていない。特に実作業経験の薄い場合、彼らはあくまで脳内で「こんな感じ」の細部まで考えていない、上手くいっているときの仕様しか書けていない。 が、こちらはそれを「作業員として」実際に何度も経験している。このアニメーションを表現したい場合、こういう条件ではどうなるか、こういった場合はどのアニメーションを使うか?これだと違和感しかない表現になるがよいのか? わかりやすい例だと、アクションゲームで「梯子を上り下りする」というモーションが欲しい場合、せいぜい「梯子を上る」「梯子を下りる」程度しか書かれていない場合が多いが、実際は・梯子を上っている途中に止まれるのか?・止まれる場合はその間のモーションは?・梯子の長さはステージによって異なるので、データを最低2分割、一段登るごとに右、左で切り分けで出力が必要ではないか?・降りる場合もおなじか?あるいは降りる場合は捕まった姿勢のまま滑り降りるなど簡略化した方が見た目もテンポもよいがどうか?・梯子の上下中に攻撃を受けたらどういう表現をするのか(落下か、あるいはダメージ表現があるのか、無敵なのか)・頂上まで登り切った時に通常ポーズに戻る動作が必要ではないか?(このままだと梯子を上る間抜けなポーズで頂上からスタートになる) と、まあ、経験からこれぐらい出てくるんですよ。ざっと考えただけでも。 そういう、零れ落ちているところを、その仕様書から改めてこちらがリストアップします。場合によっては企画の人が書いたモーションリストの5倍以上、追加しないと仕様どおりの表現はできない。で、5倍にも膨れ上がれば、彼らの見積もったスケジュールとの大きな剥離が見える。彼らにとっては「単に梯子を上り下りするだけだからすぐにできる」と・・・しかし、実際はこのモーションに、さらにプログラマーには専用の移動スクリプトを組んでもらわなければいけない。これまであった地上を歩く再生プログラムとは違うのだから。 これがよくある「スケジュール破綻の兆候」で。そういうのはベテランの、しかも現場で作業をしているか、画面を見て作っているかによってしか判断できない。 ゲーム作りの現場での経験則というのは想像した作りたい仕様をいかに細部まで煮詰めるか、にほかならず。逆にこれができないと悪い形で「現場に丸投げ、クオリティーには口を出す。でも最初のスケジュールは守ってね」という害悪にしかならない。 例えば上の梯子だったら、私なら「上る動作に意味がないのなら、梯子の下でボタン入力するとワープで上に移動する、降りるときは既存のジャンプ下降で着地すればいい」とwでも、この方が絶対にユーザーレスポンスもいいんです。この辺はどこを見せ場にするか、がわかっていないと、無駄な作業をどうでもいい場所に使うことになる。 経験は思考の柔軟性も生む。ある表現に対して「こうじゃないとできない」ではなく、「これでも別におかしくないからいいじゃん」で通用したい。
2020.12.09
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いじめ「ある」を「ない」に アンケート22人分改ざんの小学校講師を懲戒免職 仙台市教委 まあ、ひどい話で。子供のSOSを教師に「なかったことにする」ことをされたら、いじめられている子は絶望しかない。 これに似た言葉で「いじめではなく、単なる悪ふざけの範疇だと思っていた」ということをいじめ自殺事件があった時に担任や学校側がいうことがありますが、私としては「悪ふざけなのは加害者側だけ。被害者にとって悪ふざけでされた行為はどストレートいじめである」と。 たとえば、げた箱の上履きを隠す、という行為。これ、やった側にとっては「いたずら、遊び」です。が、それで惨めな思いをする子供側にとってはこの上ない恥辱で、そういうものが積み重なって死を選ぶ、なんてのは大人社会であっても同じ。 上のニュースですが、こういった場合、今の教育法では「いじめが発覚した場合、担任や先生は速やかに職員全体と学校長に報告し、教員全体の問題として取り組まなくてはならない、それを市の教育委員会に報告義務がある」んです。つまり「担当教師一人の問題にしない」ということであり、また、この報告によって給与査定や指導力の査定に増減させてはいけない。でないと問題発覚を恐れ、ずっと隠すことになるから。 なにより「いじめ問題」って、世間に公表される方が解決しやすい。イジメている側に後ろ暗いところがあるから、公になればなるほど被害者を守りやすい。 しかし・・・この場合文章改ざんで懲戒免職になりましたが、昨今、国会で行われた森友、加計学園、桜を見る会などの公文書破棄、改ざんに関しては、なぜかそれを行った官僚は訓告程度の軽い処罰の後にこっそり出世しているんですよね・・・恐ろしい話で。
2020.12.08
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来年1月の劇場版エヴァンゲリオン公開前に、池袋のTOHOシネマで庵野監督のオリジナル商業初監督作品「トップをねらえ!」のOVA全話連続公開がありまして、アニメーターのお友達と見に行きました。個人的には実に15年ぶりに見る感じでしょうか。いい具合に内容を忘れていたので新鮮に見ることができました。 OVA発売当時、30分のお話を6話というサイズで販売していたのですが(あの頃はアニメバブルでOVAがかなり盛んでした)大きなスクリーンで今、見てもすげえ・・・まったく画面密度に古さを感じません。 後の庵野監督の得意演出になる漢字フォントとか(これは岡本喜八監督の影響が強いそうですが)爆発エフェクト、当時の人気アニメ(ヤマトやエースをねらえ!など)のパロディーや毎回必ずあるお色気シーンを入れつつ、きっちりSFとして面白い。 もちろん、絵柄やネタに古さはありますが、当時CGもない時代、動かす=手描き か背景スライドや拡大縮小撮影しかない時代。そのため背景動画を多用したり、大量の破片や細かい動きのシークエンスなどで盛り上げる。 これが30年前の作品ですから。 ちなみにこの作品の前にガイナックスは「オネアミスの翼」というロケット打ち上げの長編映画を作りましたが、こちらが赤字で。当時、渋すぎる,花のない作品で商業的には失敗した(作品としてはとんでもなくすばらしいのですが)ことへの借金返済とで、当時はやっていたオタク受けする要素(人気声優、アイドルソング、お色気、パロディー、メカバトル)を露骨に入れたところヒットするという。でも、基本がウラシマ効果を主題にしたSFなので「売るための努力を惜しまなかった作品で結果を出した」ということなのでしょうね。以降、ふしぎの海のナディア、エヴァにつながるのですが。 昔から思うのですが、実は日本のアニメって、80年代のあの当時、すでになんでもできた時代(AKIRAなどもあった)であり、以降はデジタル化や3Dモデルを使ったりと、効率化、高精度化しているだけで、当時は「手書き」ですべて処理していた、完成していたのだなと。むしろ手書きの狂気を感じられる、すごい作品です。 エヴァンゲリオンの最終話を見る前に、監督の原典になる作品を見て改めて感じました。これが20代の時の作品だったんだからなあ・・・
2020.12.07
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宅八郎の件で、今、それこそマンガやアニメ、ゲームを楽しんでいることが「当たり前」になっている時代と、彼がメディアで取り上げられ、公然とオタク迫害が行われていた時代とのギャップをふと考えます。 当時私は中学から高校にあたる時代で、学校のいわゆる漫画研究会に所属し、マンガ絵を描いたり、同人誌を作ったり、とはいえ、当時の学校の方針で「体育会系の部に入らなければいけない」というよくわからない規則で軟式テニス部にも所属していた(後半幽霊部員でしたが)タイプ。自宅ではパソコンでゲームを自主製作したりと、そういうタイプで。コミケにも晴海会場時代に夏休みに長野から希望部員で遠征して、なんてこともありました。 で、そこで起きたのが例の宮崎事件。当時にも年に2回、東京でコミケで大勢のオタクが集まるイベントを開ける(当時は10万人ぐらいでしょうか)程度のアニメ、マンガ、ゲームカルチャーはありました(地方でも小さな同人即売会などは行われていた)が、一般にはまだまだ知名度が低かった時代。それが事件によって「オタク族」という言葉と共にメディアに注目されるようになり、しかも「初手が凄惨な殺人事件」という、最悪のイメージで世間に広がってしまったんです。結果、コミケで売られているエロ同人などをとりあげて「こんなものを描く連中がああいう事件を起こす!オタク族は性犯罪の巣窟」みたいな、そういう感じ。と、同時に事件を加害者本人の問題、というより、その人物の属性(趣味)でとらえて報道する典型的なバッシング方法でした。 しばらくしてテレビに現れたのが件の「宅八郎」というキャラクター。ひょろっとした体に眼鏡をかけ、長髪で手にマジックハンドを持ち、当時トップアイドルだった森高千里のフィギュアをペロペロ嘗め回す、という行為をバラティー番組で「役として」演じていた人。そしてその異常なキャラクター性を番組内でとんねるずなど体育会系芸人にいじられ、馬鹿にされ、ひどい目に合うドッキリなど仕掛けられて番組内で笑いものになるキャラでした。 今と違ってネットはなく、テレビの影響力が絶大な時代です。 結果どうなったか?最悪の形で始まった「オタクな人」のイメージを当時完全に定着させてしまった。「オタクってこういうことをする人なんでしょ」となってしまった。で、その効果は学校や会社などに波及する。クラス内に必ずと言っていいほどいる、内向的で漫画やアニメが好きな生徒をいじる(バカにする)格好の材料になるのだ。 たとえば手元に当時のコミケカタログ(コミケの40回のもの)があるが、マンガレポート(当時のオタクの状況を一コマで書くコミケサークル参加者の投稿漫画)には「隠れオタ」なる言葉がたくさんある。これは「クラスなどの組織で漫画やアニメが好きだと知られることを隠しているオタク」で、今でもあるけど当時は比べ物にならない、それこそ誇張でなく、迫害レベルの差別を受けた時代なんです。 その大きな要因を作ったキャラクターが宅八郎であり。当時のバラエティー番組なんです。以降、その残滓は何十年も引きずられていて、いまだにネットで「チー牛」なる言葉でバカにするような、「オタクは馬鹿にしても許される」という社会的認知を産まれさせたアイコン的な人物でもあります。 これに関して「宅八郎はあくまで当時のオタクを誇張しただけで、彼がいなくてもオタク文化は別の人によって馬鹿にされていた」という人がいますが、ここまではひどくならなかったと否定できる。というのは、宮崎事件以前にもアニメや漫画普及の土壌はあり、特にアニメでは宇宙戦艦ヤマトやガンダム、宮崎駿作品、マンガではマガジン、サンデー、ジャンプなど雑誌が売れていたように、すでにオタクカルチャーの理解の土壌が少しづつ作られていた時代なんです。(このは島本和彦の「アオイホノオ」の時代でもあり)そのせっかく育ててきた、ようやく漫画やアニメが一部マニアだけのものではない土壌ができつつあった時代に、その土壌に大量の毒をぶっかけ、少なくとも一般と呼ばれる社会認知を大きく歪めてしまった、彼らテレビバラエティー制作側の「面白さ」のためにめちゃくちゃにされた土地でもあります。 また、「オタクがいじられたのは本人の性格に問題がある」って人がいますけど、それこそなにも悪いことをしていない、クラスの片隅で絵を描いているような大人しい生徒をバカにするために「オタク」という流行の記号でいじって楽しむ、この行為をする側に正当性など何もないと。わかりやすい例では、当時私の学校の文化祭で、漫画研究部の展示物(同人誌やイラストなど)が開催中に何者かによって破壊、「オタク死ね」の落書きをされたことがありました。(犯人は見つからず)。この手の嫌がらせは規模や内容は違えど各地であったかと。 その後のオタク迫害の歴史は調べていただければと思いますが。だからこそ、私はこの人物を許せないわけです。(余談ですが、藤子不二雄A先生の「まんが道」でも、終戦直後、子供だった先生が漫画を描くことでいじめられる描写があります。当時もいたクラス内のマッチョ系男子の攻撃対象として、こういうオタク趣味というのは格好のえさになるんだと) 私は今、40過ぎましたが大手ゲーム会社でゲームを作るという、それこそオタクな仕事をしています。今の自分があるのはこういうオタク文化につかり、そこからいろんな技術や能力、面白さを知ったからこそ。だからこそ、彼の死に対して一部で「彼はオタクというものをメジャーにした立役者」みたいな取り上げ方をする報道には憤りを感じるのです。 興奮して長文になりましたが、あの時代、彼によって負わされた負債はいまだに残っています。 「もう過ぎたことをぐちゃぐちゃといっている」のではありません。今の漫画やアニメ、ゲームが大人でも気軽に楽しめる時代を作ったのは、彼やバラエティー番組が荒らした土壌を30年も根気つよく、地道に耕しなおした「好きなものを愛する」本当のオタクたちです。そのことを忘れてはいけません。
2020.12.05
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人の死を喜ぶ、ということについて。 私は、「亡くなった人を悪く言うもんじゃない」「死体に鞭打つのはみっともない」という感覚が嫌いです。それは「生前にその人間にされた悪行の被害を死という区切りで許せ」という圧力を感じるからです。 オタク評論家の宅八郎 がなくなったということで。個人的には「私のようなオタクに世間的イメージを作り上げた芸人」として、それを面白おかしく取り上げたとんねるずとならんで最悪の芸人だと思い、いまだに許してません。 忘れもしません。とんねるずの「生でダラダラいかせて」という番組内でオタクキャラを笑いにした。が、その笑いというのは「オタクでない側の笑い」であり、いわゆる学校でのスクールカーストの底辺の人間としてオタクをいじって笑うことを「面白いこと」としてあつかった番組でもあり。 当時は宮崎事件の記憶も生々しい時代。そんな中、クラスに必ず一定数いる漫画やアニメ好き(自分もそうでしたが)をバカにしてもよいキャラであるというアイコンになったことを覚えています。 当時はネットもなく、世の中の世論を形成するのはテレビが圧倒的な時代。そんな中に本来「クラスの片隅で迷惑もかけない」石の裏にこっそり隠れてオタク趣味を楽しんでいる虫みたいな我々を、無理やりほじくりかえして天日にさらし、水をかけて逃げ惑う姿を笑うということをされた、いや、その感覚は未だに世間に残っています。 宅八郎というキャラは本人は後に「バラエティー番組用のキャラだった」と言ってますが、その言い訳こそ当時迫害を受けた我々オタクにとって憤りをさらに燃え上がらせる。明らかなヘイトキャラ。そんな恨みは30年近くたった今でも忘れていません。 亡くなった今だからこそ言いたい。宅八郎。てめえが死んでも(あととんねるずやあの番組を作った連中)オタク文化発展の初期に大きく偏見と傷をつけた恨みは絶対忘れねえからな!
2020.12.04
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コロナの新規感染者数高止まりが収まらず、都内どころか全国規模で重篤者が増えています。 で、奇妙なのはこれに対して私たちの生活様式が、春先のような自粛ムードになっていないこと。これはある意味怖い事であり。 特にGOTOキャンペーンの効果は大きく。これは単に旅行者が増えた、というだけでなく、気分的に「政府が旅行を推奨するんだから、コロナは大したことないんだろう」と勝手におもっていまう。 ここ半年間、ずっと外に出ることを憚られていた巣ごもり生活が続いただけに、どこかで私の心にも「もういいだろ」という浮ついた根拠のない感覚が出てしまっていますが・・・ とりあえず、私の会社も引き続きテレワーク推奨なので、週に一回の出社以外は在宅で、なるべく自宅作業&巣ごもりを継続します(ここ最近は週2,3日にしていたので)。 コロナは飛沫感染。人が少ないところ、換気の良い場所であれば安全のはずです。
2020.12.04
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ゼルダ無双 厄災の黙示録 をやってつくづくゲームの自由度 というものを考えるのですが。 たとえば一時期はやった何でもかんでもオープンワールドにする風潮がありました。が、その実は結局「〇〇のところまで行け」「××と話をして△△村に住む◇◇という敵を倒せ」のように、マーカーで示された場所に行くだけ。多少、順番が前後しようと最終的には決められたイベントのフラグを全部立てて次のストーリーが進む。 で、この理由って結局「ストーリーの整合性の都合」でしかないんです。そうしないとお話がつながらない、というような。しかし、それってゲームに必要なことなのかと。 ちなみにゼルダBOWのすぐれているところは、広いマップに物語が「断片的に存在する」ことであり。それをたとえ取り逃したとしてもなんとなく「ガノンを倒す」という当初の目的だけでいい。それどころか4神獣とそれの使い手の仲間たちとよばれる重要なイベントさえ、無視してもラスボスは倒せるし物語に破綻はない(単にエンディングで解放しなかった仲間が存在しないだけ)これはストーリーを一本道化するのではなく、断片でばらまいたことによる破綻をきたさない方法で、オープンワールドのストーリーテリングとしては実に理にかなっている。ユーザーに物語を想像させる余地があるお話です。 盆百のシナリオライターにありがちなのが「全部を見せたい、語りたい」というもの。しかし、それを行うためには小説のように、結局一本道の進行になる。それこそ昔から言われているJRPGのシナリオ通りにしか動けない、プレイヤーには全く物語に介入できない方式で、その論法をオープンワールドのどんなに広いマップに置き換えても旧来の一本道RPGと変わらない。 アメリカでも昨今は「フィールドがだだっ広いだけで結局、指定されたマーカーに移動するだけ」と、オープンワールド疲れをおこしているとか。 私などは特にアクションゲームの場合、ストーリーなんていらない、レベルです。むしろそのストーリーとの整合性を取るためにアクションに制限をかけるようなことがあったら腹が立つタイプで。 上の自由度の話に戻りますが、自分の大好きなゲームに「地球防衛軍シリーズ」があります。このゲーム、何が自由度が高いかというと、どんなステージでも基本は「敵を全滅させろ」というだけ。で、その中の自由とは好きな武器を選び、自由に戦場を駆け回る自由」なんです。「〇〇を守りながら移動せよ」のようなストーリー的イベントなどほとんどない。とにかく画面にいる敵を片っ端から倒すだけ。逆に言うと、このゲームに対して「この敵は破壊してはいけない」「民間人に犠牲者を出さず誘導しつつ~」なんてあったらちっとも自由じゃない。面白くもならない。 ゲーム内の自由度の高さとは広大なマップでも、大量に選べるキャラクターメイクでもない。決められたゴールのためなら何をしてもいいという自由さなんだと思います。
2020.12.01
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現場で作業をしていない人が勝手に「こんなの簡単だからすぐできるでしょ?」ということが簡単に決定され、大混乱、ということはよくあって。 たとえば先日のテレビで竹中平蔵氏がコロナ重篤患者450人以上というニュースに対して「日本の医療がコロナ重篤者400人超えたぐらいで崩壊するわけがない」と・・・ アホか!コロナがない時期にも医療の現場は人手不足、ベット数不足といわれていたところに加わったから崩壊するんだよ!しかもコロナは他の患者と一緒にするわけにはいかないから手がかかる。それは現場で悲鳴を上げているって報告があるのに、「そんなことがあるわけがない」でなかったことにしようとする。 同じような経験がつい先日もありまして。ゲーム作りであるモーションを追加しよう。なーに、大した動きじゃないからすぐできるでしょ?と上の人が言ったことに私は大反対します。「一つだけだったらすぐにできますよ、でも、それを全キャラ、しかも全ポーズから対応する動きとして作るとしたら、乗算で増えるから一人でやって一週間はかかります!その割に効果が薄い(無ければそういうものだと気が付かない)程度じゃ割に合わない!やるとしても全部データがそろった後に、余裕があったらやるものだ、と。これは作業量を実数で正確に把握できる側だから言えるんです。 怖いのは結局「どうにかなるでしょ」で見切り発車したものが現場で大混乱が起きると、上で「現場で何とかしろ」と丸投げになる。GOTOトラベルなんていい例ですが。とくに上の医療の現場のひっ迫はひどいことになっている。コロナ以降、医療関係者に必死の働きによって持ちこたえているにもかかわらず、病院ではコロナ対応で赤字、看護師や医師の冬のボーナスも下げられるという、こりゃ逃げ出されても文句を言えない状況ですよ。 冒頭の話に戻りますが竹中平蔵氏みたいな「人数足りないなら派遣でもなんでも一時的に人手で埋めれば間に合う」と、働く側の技術、能力、そして生活を無視した発言ができるような奴が、日本の労働環境をここまでひどいことにしたんだろうな。
2020.12.01
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