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2024年04月11日

別に手札誘発がしたいわけではないという話

テーマ：遊戯王(479)

カテゴリ： TCG

いや、良いストラクなんだろうなぁ、とは思うんですよね。聞いてる限り。

……でもね。

私、別に手札誘発するために遊戯王ＯＣＧやりたい訳じゃないんだよなぁ……。

やりたいのは「遊戯王ごっこ」であり、「自分が好きなカードを活躍させたい」 であって、 「でも手札誘発ないと一方的にボコられるから手札誘発入れないとゲームにならない」 って、なんかもうそれ本末転倒じゃね？って。別に、うららとか、増Ｇを使いたい訳じゃなくてさ。

かといって、妨害しないと、相手がソリティアしまくるのをひたすら見守るだけでしょ？自分も、相手も。それって面白いのかなぁって。

リンクスやってても、皆、同じデッキ使ってて、同じパターンで、グルグルソリティアしてるの見てると、「この人らは何が面白いんだろう」って不思議なんですよね。だからこそ、時々、変わったデッキとかにぶつかると「おおー」ってなるんですけど。

遊戯さん·····😭 pic.twitter.com/8dYcTIGJ4l
February 20, 2022

綺麗事だとは思うんですけど、この考え方は常に忘れないようにしたいね。うん……。

※4月12日追記

そもそも、令和における遊戯王OCGの強みって何だろうなぁと改めて考えてみると、以下3点かなって。

・漫画やアニメを下敷きとしたカードへの思い入れ（物語性）
・基本ルール上の制約が少ないので（本来は）取っつきやすい

1点目は、そのまんまです。

ＴＣＧにはスタン落ちという概念があって、私のやってたモンコレもブシロード時代に、これが導入されたんですけど、個人的には余り好きじゃなかったですね。折角、新カードが出ても、既存の好きなカードと組み合わせできなくて構築の幅が狭くなっちゃうし。

でも、遊戯王ＯＣＧには、これが無いので、初期の古いカード（サンボルとか死者蘇生）でも最新カードと組み合わせ出来るんですよね。勿論、長い歴史の中で禁止されたり、制限されたり、酷い場合にはエラッタされて弱体化されたりしてるカードもありますけど。

おまけに、昔は全く見向きもされなかった微妙なカードがルール改正（新しい召喚方法の追加）などで価値が代わったりもしますからね。シンクロ召喚然り、リンク召喚然り。こういうのは横目で眺めてて、非常に面白いです。まぁ、大体、リリース要員とかだったりしますけど。

2点目も、そのまんまです。

遊戯王OCGのカードにはOCGオリジナルのカテゴリが少なくありませんが、並行して原作のカード、あるいは、その関連カードの実装も随時、行われています。私が、今でも遊戯王OCGを追いかけてるのは、割かし、この面が少なくありません。まぁ、長く遊戯王OCGをやっている間に、オリジナルカテゴリのカードにも大分、愛着が湧いてきましたけどね。蠱惑魔然り、ウィッチクラフト然り。

問題は3点目です。

本来、遊戯王ＯＣＧは、他のカードゲームよりも制約が少なく遊びやすい仕組みになっています。少なくとも、ギャザやモンコレ、ポケカにシャドバよりも私はルール覚えやすかったです。まぁ、漫画やアニメを読んでたから流れを把握してたってのも大きかったですけど。少なくとも、マナ（エネルギー）管理やアンタップ、進軍や同時攻撃など必要ないですし、とりあえず手札は全部使えますし、盤面は一つだけですし、他のカードゲームに比べて単純ではあったんです。本当、当初は。

……ですが、それは遠い昔の話。

今や、遊戯王ＯＣＧは長ーいソリティアの末に、相手の行動を封殺する盤面を作って迎え撃つというやってる方もやられる方も、ひたすら相手を蹂躙するゲームと化してます。理由は、まさにこの 「基本ルール上の制約が少ない」 影響で、とにかく手札を回し、モンスターの特殊召喚を繰り返し、強力な制圧効果を有する凶悪モンスターを並べて、 1ターン目から相手に王手を仕掛けることが出来るようになってしまってる のですね。これが短時間に終わるなら、まだ良いのですが、とにかく、互いにやる行動が長い。「ふっかつのじゅもん」の如き、長ったらしいソリティアを暗記し、繰り返す。これ、面白いですか……？

勿論、由緒ある遊戯王ＯＣＧのルールを無理に改変したりする必要はないと思います。リンクショックの時みたいに下手に改悪されても嬉しくありませんからね。

ただ、それとは別に、「通常召喚も特殊召喚も1ターンに1回ずつ」「魔法・罠は1ターンに1回」「手札誘発も1ターンに1回」「エクストラデッキから特殊召喚したターンは攻撃不可（召喚酔い）」みたいなリミテッドルールを採用して、既存のカードプールはそのまま、新しい環境を公式側で別途用意してやるのも手ではないか、と思う今日この頃でした。既存のルールはアンリミテッドルールとして併存する形で。ルールが二つあれば、それぞれのルール毎に光るカードも変わってきますからね。