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知人にとある雑誌のことを教えてもらい早速買いに行ったその本屋さんに雑誌より先に目にしてしまったのが『野球が好きすぎて』。帯には捜査一課刑事×謎のカープ女子野球ファンが起こす珍事件を、名推理!アリバイは阪神vs広島戦⁉「僕の2021年の”隠し玉”です」 東川篤哉とあれば買わずにはいられないじゃありませんか!雑誌なんてほんのついでになり、立場逆転。いや、それよりも何よりも作者が広島出身なんてこの作品を手にするまで知りませんでした。なんて、あんぽんたん。まぁ、広島出身者の多くがカープファンであるのですが、彼もそれにもれずだったわけです。しかし、この作品の面白いところは、主人公の親子刑事はヤクルトファン。子の方は「つばめ」という名前。そして、この親子の苗字は「神宮寺」。はい、ふざけております(笑)。で、この二人が毎回事件で壁にぶち当たってしまうのですね。そのヒントを与えるのが謎のカープ女子。そして、そのヒントを与える場所は「ホームラン・バー」という名のベースボール・バーで、野球ファンが談義するバーです。まぁ、ふざけていること。この親子1年に1回、難事件に遭遇して、1年に1回このバーに行き、カープ女子に指南を仰ぐというますますふざけた内容になっております。が、事件はなぜだか野球のよもやま話満載で進行していきます。全ては親の方の勝男があまりにもの燕さんファンなことにあるのですが。もちろん、事件も伏線が野球となっており、基本的にその時期にあった試合のエピソードが盛り込まれていますので、野球ファンはよだれだらだらです。で、なんとこの作品、作者が初めて「あとがき」を書いております。一部引用。なお、作中には作者独自の視点による偏った記述、作中人物による極端な見解なども多々ありますが、どうか鯉党目線の戯言と、ご容赦いただければ幸いです。(p248)この作品がそんな皆様のご期待に応えられたとするなら、作者としてこれに勝る喜びはーーーカープ悲願の日本一くらいでしょうかね。(p248)2021年4月 貧打に喘ぐカープが4位転落の日に 東川篤哉 (p248)これだけ、カープのことに触れてくれたらファンとしては必ずやこの作品を手にしなければならないでしょう!現在5位に転落しているカープファンよりにほんブログ村
2021年07月17日
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木下明美氏Blog内「kimuraの読書ノート」を更新して頂きました。(7月15日の記事)気持ちが鬱々するのでコロナ関連の本からしばらく遠ざかっていたのですが、ネット上で少し話題になっていたので気を取り直して読んでみました『分水嶺 ドキュメント コロナ対策専門家会議』。ここまでよく追いかけられたなーと思うほどの記録です。恐らく筆者との信頼関係がなければここまでの取材はできなかったのではないかと思います。それくらい、ひとつひとつの関係者の発言が詳細なだけでなく、現場のひっ迫した臨場感まで伝わってくるのです。なのに、あぁ、予想通りの政府の対応……。政治家が感染症において門外漢であることは国民誰もが知っていること。それに関して誰も責めることはできません。なのに、政治家の方々自身がそうだとは思っていない様子。そのため、余計にコロナ対策が混乱しているのだと本書で知ることになります。もう、どうなのよ!これだけ、世界が日本が、命の危機にあるというのに、自分の立場を優位にしたいというのが最優先の思考回路についていけず……。と、まぁ読後感は今後の日本も暗い感じ……という思いが残ってしまうのでした……。にほんブログ村
2021年07月15日
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「法医昆虫学捜査官」シリーズではまった川瀬七緒作品の新刊(と言ってたら、更に新刊が刊行されたので、新刊とは言い難いのですが、私の中では新刊)『ヴィンテージガール』を読みました。仕立て屋の桐ケ谷はテレビで見た未解決の事件に興味が沸きます。近くでヴィンテージショップを開く小春と一緒に、被害者の衣類からその背景と犯人を追っていきます。いやーーー、この桐ケ谷は人の姿を見るだけで、身体のどこが悪いとかどんな病気を持っているとかわかっちゃう人なんですね。筋肉の付き方などからそれを判別するそうですが。そして、衣類もどこの時代のものとか、もうめーーーいっぱいの蘊蓄が凝縮されていてめろめろ。やたらに衣類について細かく書かれているなーと思ったら作家さんでもともとデザイナーさんなのですね、ということを読んだ後、しっかり奥付を見て分かりました。しかしながら、川瀬七緒氏はどの作品も蘊蓄満載でかつこっそりと社会問題も切り込んでいて、もう私のツボ。この作品もシリーズ化される予感。わくわくして次の作品を待ちたいと思います。にほんブログ村
2021年07月04日
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木下明美氏Blog内「kimuraの読書ノート」を更新して頂きました。(7月2日の記事)今回は昨年の三冠を獲得した『たかが殺人じゃないか 』です。戦後すぐが舞台の作品で今の時代とこんなに距離を感じさせなかったのは初めてかも。辻氏がこの時代を生き抜いてきたからもあるでしょうが、それでも時代考証をしっかりとしており(巻末の参考文献の数々)、決して今どき風に書き換えているわけではないのです。言い換えれば、モノクロ写真がカラーになったような感覚。少し分厚いですが、是非手にしてみてください。にほんブログ村
2021年07月02日
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