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【Photo of the Day= way to country = by N.Geoglaphic】 【B.G.M. of the Day= Miles Davis - Hannibal - LIVE 1991 =】⇒ https://www.youtube.com/watch?v=UAqWeoEwez8 【 虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 05月31日】今度は南シナ海で対中制裁呼びかけ──米上院 = NewsWeek_Column 2019年5月24日(金) デービッド・ブレナン超党派の米上院議員グループが5月23日、南シナ海と東シナ海における中国政府の活動に関与した中国人や団体に対して、米国政府が制裁を科せるようにする法案を改めて提出した。共和党のマルコ・ルビオ上院議員(フロリダ州)とトム・コットン上院議員(アーカンソー州)、および民主党のベン・カーディン上院議員(メリーランド州)が提出した「南シナ海・東シナ海制裁法案」は、中国に圧力をかけ、中国が領有権を主張する中国沖の海域の実効支配をやめさせることを目的としていると、香港紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」は伝えている。この法案が成立すれば、東南アジア諸国連合(ASEAN)の1つまたは複数の加盟国が領有権を主張する海域で「平和、安全保障、安定を脅かす行為」をした個人に対して、アメリカ国内にある金融資産の凍結、ビザの取り消しまたは申請却下といった制裁を科すことが、アメリカ政府に義務づけられることになる。中国は南シナ海で領有権を主張しており、浅瀬や礁に軍事基地のネットワークを建設して実効支配している。だが、中国が領有権を主張する海域は、ベトナム、フィリピン、台湾、ブルネイ、マレーシアが主張する領海と重なり合っている。そうした国々はいずれもASEANの加盟国だ。この海域には豊かな漁場や重要な航路があるほか、豊富な天然資源が存在するとみられている。「中国政府に責任をとらせる」米インド太平洋軍司令官のフィリップ・デービッドソンによれば、中国の基地ネットワークは重武装であり、中国が「アメリカとの戦争を除くあらゆるシナリオで」同海域を支配していることを意味するという。アメリカの軍艦や航空機は、問題の海域で「航行の自由」作戦や飛行作戦をたびたび実施してきた。その狙いは、中国政府に継続的に圧力をかけ、同海域は国際水域の一部であるとするアメリカ政府の見解を主張することにある。アメリカのこうした作戦を中国は、挑発的で地域の平和を脅かすものだと非難しているが、今回提出された法案は、そうした作戦をさらに拡大することも求めている。ルビオは「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」に対し、「(この法案は)中国政府が実効支配する南シナ海の紛争海域において、不法かつ危険な軍事拠点化にアメリカや同盟国が対抗する取り組みを強化するためのものだ」と語った。「この法案は、同海域をあらゆる国に開かれた自由な海域として保つという米国の約束を改めて表明するものだ。また、同海域で他国を脅し、威圧していることに関して中国政府に責任をとらせるためのものだ」とルビオは付け加えた。同法案が成立すれば、米国務長官には、6カ月ごとに議会に報告書を提出することが義務づけられる。この報告書には、(中国政府の主張する領海を実効支配するための)人工島基地建設に協力した中国人や中国企業が列記される。この法案は最初、2017年に提出されたが、採決には至らなかった。だが、現在の緊張した米中関係や、2年以上にわたる中国の南シナ海の軍事拠点化が、この法案に勢いを与える可能性がある。また、外交委員会の委員長も当時から交代し、中国の監視を在任中の重要事項に掲げるジェームズ・リッシュに引き継がれている。ルビオの広報担当者によれば、ルビオは法案成立の可能性について「きわめて楽観的」だと言う。2017年の法案と比べて、文言はほとんど変更されないだろうとのことだ。制裁に次ぐ制裁同法案が成立すれば、米中関係はさらに悪化する可能性がある。ドナルド・トランプ大統領の中国に対する強硬姿勢は、トランプ政権の顕著な特徴のひとつになっており、軟化する兆候は見られない。アメリカは5月10日、2000億ドル相当に上る中国からの輸入品に対する関税引き上げを発動。税率を10%から25%に引き上げた。さらにトランプはロバート・ライトハイザー米国通商代表に対し、今回の引き上げの対象にならなかった中国からのほぼすべての輸入品について、関税引き上げの手続きを進めるように指示した。この追加関税の対象となる中国製品は3000億ドル相当にのぼる。それと同時に、中国のテック系大手ファーウェイにも圧力をかけている。アメリカ政府は、5Gにおけるファーウェイの突出した技術が、西洋諸国における将来の重要な通信ネットワークに中国政府が侵入する糸口を与える可能性があると懸念している。5月15日には、トランプがこの問題をめぐって国家非常事態を宣言し、ファーウェイをブラックリストに追加した。すべての米国企業とファーウェイとのビジネス関係を事実上禁止しようとする動きだ。増加する日韓のオゾン層破壊物質 中国企業数十社による違法行為が元凶 = REUTERS_Report[上海/北京 24日 ロイター] 科学誌ネイチャーに掲載された研究で、2013年以来、オゾン層を破壊するとして国際的に禁止されているトリクロロフルオロメタン(CFC-11)が増加している現象について、大半が中国由来だったことが分かった。国内の企業が国際規制に違反しているという。研究は、英ブリストル大学とオーストラリアの組織が行った。それによると、13年以来増加しているCFC-11の約40-60%が、中国北部の山東省や河北省といった工業地帯で発生していた。研究は、日本と韓国の大気データを分析し、14-17年に中国本土東部から排出されたCFC-11は、08-12年より年間700万キロ前後多くなっていると推定した。CFC-11はかつて冷蔵庫やエアコンに使用されていたが、10年までに段階的に生産を撤廃することを定めたモントリオール議定書に基づいて規制されている。大気中のCFC-11濃度は12年までは顕著に低下していたが、その後増加に転じている。中国は1991年に議定書を批准。昨年には、オゾン層破壊物質(ODS)の生産能力を年間28万トン分削減したほか、他のODSの削減努力も加速していくと表明している。しかし、ロンドンに拠点をおく環境調査エージェンシー(EIA)が昨年発表したリポートは、中国企業数十社が依然、ポリウレタンフォームの生産時にCFC-11を使用していると指摘した。 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;紀行・随筆・探検譜 http://thubokou.wordpress.com/】【疑心暗鬼;民族紀行・歴史紀行 http://bogoda.jugem.jp 】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2019/05/31
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【Photo of the Day= castelmezzano = by N.Geoglaphic】 【B.G.M. of the Day= MILES DAVIS - Time After Time =】⇒ https://www.youtube.com/watch?v=FpZHjvFXprk 【 虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 05月30日】中国を襲う高齢化、経済の歯車が逆回転 =人口動態上の危機で迫られる改革== The Wall Street Journal_-Column_ By Nathaniel Taplin 2019 年 5 月 22 日―WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」中国はなぜこれほど急速に成長できたのか。重要な理由の一つは、世界に向けた経済開放のタイミングが極めて良かったということだ。 1978年に始まった「改革開放」は、中国の生産年齢人口の急増とタイミングが一致した。生産年齢人口は、2013年に10億人超となりピークを迎えた。これは当時の米国の総人口の3倍以上だ。この途方もない規模の若い労働力を世界のサプライチェーンに結び付けることで、中国のメーカーは世界の他の低付加価値の製造業者より価格面で優位に立つことができた。また同国が投資資金となる貯蓄を大きく積み上げることにも役立った。所得が急増した若い労働者たちは、不確かな将来を見据えて積極的に貯蓄した。その資本は、より多くの工場や世界有数規模のインフラへの投資に回され、中国の比較優位をさらに強化することになった。 こうした状況が今、すべて逆回転しつつある。 中国の15~64歳の人口はすでに2013年を約1000万人下回っている。国連の予測によれば、同年比の減少幅は2035年には8000万人に達する。異常に高かった貯蓄率も2010年以降は低下している。同年には全人口に占める生産年齢人口の比率がピークに達した。人口動態以外の要因も作用している。金融危機以降、輸出の伸びは鈍化しており、企業の貯蓄を圧迫している。貯蓄の伸びはさらに鈍化する可能性が大きい。中国が高い経済成長率を維持するためには、外国からより多くの資本を導入するか、国内資本をより効率的に利用するか、その両方が必要となる。こうした事象が多くの人々の認識よりはるかに急速に進行している。 人口動態上の問題を抱えているのは中国だけではない。米国の2018年の出生数は32年ぶりの低水準に落ち込んだ。ただ中国に関して際立っているのは、生産年齢人口の膨張がいかに高度経済成長期と重なっていたか、そして13年以降の成長減速がいかに生産年齢人口の減少と重なってきたかだ。 幸運もあったし、当時の最高指導者・鄧小平氏とその側近が経済政策で適切な意思決定をしたという側面もある。中国が市場を開放したのは、人口動態上の優位性が、米国だけでなく他の開発途上国と比較しても頂点に近づきつつある時期だった。1990年から2010年までの間に、中国の生産年齢人口が全人口に占める比率は、既に高かった67%から75%近くに上昇した。米国での比率は67%を超えることがなかった。国連によると、同期間の他の全ての低所得国を総合した比率は約62%で頭打ちとなった。 しかし現在の人口動態のトレンドによると、2030年代終盤までに状況は逆転する。中国は他の途上国より高齢化が進み、米国とほぼ同等になる。農村部の住民の平均年齢は既に都市部のそれよりはるかに高い。中国は過去何十年にもわたり、付加価値の低い農業から高い製造業に労働者を移すことで生産性を上げてきたが、これも次第に難しくなる。加えて、貯蓄の伸びが低下することで、国家主導の投資拡大が維持できなくなるだろう。政府は2016年、長年続けてきた一人っ子政策を撤廃したが、期待された出生数の急増は実現できていない。 このため、巨額の貯蓄を使って世界的な次世代企業を生み出せる時間は限られている。急速に縮小し割高となる労働力で多くの高齢者を支える必要が生じる前に、それを行われなければならない。この観点からみると、非効率的な国家主導の金融システム――膨張した国有企業に貯蓄をつぎ込んで浪費し続けるシステム――が早急に修正されない限り、致命的な問題となりかねない。 時間が限られていることを中国の指導部が理解しているのは確かだ。しかし国家主導型のイノベーション施策は成否の入り交じったもので、現在では米国から強い反発を受けている。 成功を確実にするより良い方法は、動きの鈍い巨大国有企業を支援するために使われている膨大な資金を開放することかもしれない。企業家精神を持った野心的な人々がこうした資金を手にすれば、はるかに優れた仕事を行うことができるはずだ。 (The Wall Street Journal/Nathaniel Taplin)貿易紛争にどう対応するか:5つの投資戦略 = The Wall Street Journal_ 2019.5.24貿易紛争が激化する環境で投資家はどう取引すべきか。米中貿易摩擦が続くなか、以前は抽象的だったこの疑問が投資家にとって差し迫ったものになりつつある。 ステート・ストリート・グローバル・マーケッツの世界マクロ戦略責任者、マイケル・メトカーフ氏は「私たちは過去数週間、これが本物の交渉だと知った。双方とも事態がエスカレートしても構わないようだ」と指摘。そのうえで「それは確かな脅威であり、市場は備えていないようだ」と述べた。==投資家は以下のように対応している。==中国へのエクスポージャーを限定 一部の株式投資家は、素材、情報技術、資本財など中国へのエクスポージャーが高いセクターを避けている。主要ハイテク銘柄の5月の下落率では、アップルが8.9%と今年最悪の月になりそうだ。グーグルの親会社アルファベットは3.6%下落している。 スレートストーン・ウェルスのシニアポートフォリオマネジャー、ロバート・パブリクは「長期では選好しても、関連したヘッドラインリスクは取りたくない株がある。警戒の範囲を広げ、中国に直接のエクスポージャーがある企業を避けるようにしている」と述べた。安全資産に逃避 ドナルド・トランプ米大統領が5月初めに関税引き上げを表明した後、UBSグループは顧客がモデルに使うポートフォリオで米国債を増やし、ハードカレンシー建て新興国市場債に対するエクスポージャーを減らした。 実施済みの追加関税が世界成長に打撃を与え始めれば、米国債の価格がさらに上昇して利回りを押し下げる一方、新興国市場債は売られるとUBSは予想している。人民元を空売り 貿易摩擦の激化は元の打撃となっており、元を貿易政策の道具に利用しようとする中国の方針に関して疑問が再燃している。 プリンシパル・グローバル・インベスターズのアジア債券部門責任者は、貿易紛争が再燃する直前からデリバティブを使って元を空売りしていると述べた。様子見 「私たちは全く何もしていない」と述べたのは、フェデレーテッド・インベスターズのスティーブ・シャバロン氏だ。米連邦準備制度理事会(FRB)が金利を据え置くと決めたことに言及し、「現在、貿易協議の結末はどれも予想がつかない。私たちの強気な経済・相場観はFRBの方針転換に基づいている」と説明した。(The Wall Street Journal/Steven Russolillo and Michael Wursthorn) 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;紀行・随筆・探検譜 http://thubokou.wordpress.com/】【疑心暗鬼;民族紀行・歴史紀行 http://bogoda.jugem.jp 】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2019/05/30
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【Photo of the Day= woman-silhouette = by N.Geoglaphic】 【B.G.M. of the Day= Miles Davis - On Green Dolphin street =】⇒ https://www.youtube.com/watch?v=IrVnm66joQk&list=RD4i7-sXAgIEM&index=2 【 虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 05月29日】米中新たな火種、イランのミサイル開発を支援した危険人物の引き渡しをアメリカが中国に要求= NewsWeek_Column 2019年5月23日(木) ジェフ・スタイン米トランプ政権は5月22日、中国とイランを同時に標的に据えた、新たな制裁リストを発表した。イランのミサイル開発を支援したとして、過去に何度も制裁対象に指定されたことがある中国人実業家も、改めてリストに加えられた。李方偉(リ・ファンウェイ)、またの名をカール・リー(ほかにも様々な偽名を使い分けている)は、「精密誘導・制御システムの部品から、推進剤の原料まで、弾道ミサイルの製造に必要なあらゆるものをイランに供給してきた」と、トランプ政権の高官は匿名を条件に本誌に明かした。リーの制裁リスト入りは22日に連邦政府の官報で発表されたが、米当局によると、5月14日には議会の委員会に知らせていたという。リーは、1970年代初めから北朝鮮、イラン、リビアの核開発を助けてきたパキスタンの「核開発の父」、アブドル・カディル・カーンにも匹敵する危険人物とみられている。米政府はジョージ・W・ブッシュ政権時代から10年以上にわたり、リーの活動を制限しようとしてきた。米司法省は2014年、フロント企業を通じ、経済制裁の対象であるイランと取引した容疑でリーを起訴し、FBIはリー逮捕につながる情報提供に500万ドルの懸賞金を出すと発表した。米国務省は中国政府に対し、少なくともリーの活動を制限するようたびたび要請したが、中国はリーを逮捕して米当局に引き渡すどころか、何ら対策を取っていない。ちなみに米中間では犯罪人の引き渡し条約は存在しない。祖父は中国軍の英雄「われわれはリーと彼のフロント企業を制裁対象にし、中国政府に働きかけてきたが、中国政府は『リーは監視している。活動も制限している』と言うばかりだ」と、米当局者はこぼす。ジャイロスコープや加速度計など、弾道ミサイル計画に不可欠な、多種多様な機器や原料をイランに売却するリーの違法ビジネス。それを黙認している中国に、米当局は怒りを隠さない。「中国当局は彼を止める意志がないか、能力がないかだ」と、米当局者は言う。「中国当局の手に負えないか、あるいは中国にありがちな腐敗の1例かもしれない。中国共産党の幹部は見て見ぬ振りをすることで、リベートを受けているとも考えられる」「私は腐敗のほうに賭ける」と言うのは、米国家情報長官事務所・国家不拡散センターの元上級ストラテジスト、ロバート・マニングだ。「中国社会は法の支配ではなく、関係(グアンシー)で動いている」人脈や縁故などコネが中国の政治とビジネス慣行の土台ということだ。2015年に米捜査官が本誌に明かした話によると、リー(現在47歳とみられる)の祖父は朝鮮戦争で活躍した「人民解放軍の伝説的な大佐」だという。ワシントンの中国大使館に確認したが、回答は得られなかった。今回も中国当局がリー逮捕に動かなければ、米当局はより厳しい対応を取る構えだ(その具体的な内容は明かしていない)。これまでも中国政府の無策を批判し、「メンツをつぶす」作戦を取ったが、中国政府は動かなかった。 「中国はこうした問題で恥をかかされるのを嫌う。われわれが一方的に中国人を制裁対象に指定することも嫌う」と、ある米当局者は言う。「それを承知の上で、われわれは圧力をかけてきた。今後は中国にとってさらに耐え難い仕打ちをする用意がある」リーとイランの直近の取引がいつ行われたかは、米当局は明らかにしなかった。そのため、米当局がリーを改めて制裁対象とし、その活動の危険性を強く訴えたのは、中国よりも、イランを標的としたトランプ政権の国際的な政治キャンペーンの一環とも考えられる。二者択一で逮捕を迫るFBIの上級職員は21日、議会の公聴会で中国当局とリーについて証言を行った。「リーは中国の幽霊会社とフロント企業を通じて、アメリカの金融システムを常習的に悪用し、大量破壊兵器をイランに供給した」と、FBI刑事部のスティーブン・ダントゥオノ副次官補代理は、上院銀行・住宅・都市問題委員会の公聴会で述べた。リーはこれまでにもイランの核開発に関与していると言われてきたが、政府関係者がリーに関して「大量破壊兵器」という言葉を使ったのはこれが初めてだ。FBIの報道官はこれについてのコメントを避けた。米当局者は、イランが支援するイエメンの反政府武装組織ホーシー派がサウジアラビアにミサイル攻撃を行っていることに言及し、「全てのペルシャ湾岸諸国」は、イランのミサイル計画を支援するリーの活動を警戒すべきだと述べた。そして、リーを野放しにしている中国に怒れと訴えた。「選ぶのは中国だ」と、ある当局者は言う。「その気になれば、彼らはリーの身柄を確保し、われわれに引き渡すこともできるはずだ。そうでなければ、われわれはペナルティーを増やし続ける。政治的、外交的、経済的な苦痛という形で」「これはほんの序の口だ」と、この当局者は付け加えた。「中国に分からせるために、われわれが周到に練り上げた組織的キャンペーンの第1弾にすぎない。中国は思い知るだろう。信頼できる国家とみられたいのなら、リーを逮捕して引き渡し、アメリカの法廷で裁きを受けさせたほうがはるかに簡単だ、と」 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;紀行・随筆・探検譜 http://thubokou.wordpress.com/】【疑心暗鬼;民族紀行・歴史紀行 http://bogoda.jugem.jp 】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2019/05/29
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【Photo of the Day= old round arch = by N.Geoglaphic】 【B.G.M. of the Day= Miles Davis - Love Songs =】⇒ https://www.youtube.com/watch?v=4i7-sXAgIEM&list=RDXbW-K06t_qQ&index=13 【 虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 05月28日】対イラン開戦論の危うい見通し =後節== NewsWeek_Column 2019年5月22日(水)フレッド・カプラン(スレート誌コラムニスト)トランプの目的は何か侵攻当時、ジョージ.W.ブッシュ米大統領とドナルド・ラムズフェルド米国防長官はイラクに総勢15万の兵力を送った。フセインを追い出してイラク国軍を倒すには十分な数だったが、周知のとおり、その後の事態を安定させるには足りなかった。現在、米国防総省はイランからの攻撃に備えて12万の米兵を中東に派遣する計画を練っているとされる。だが事態がエスカレートすれば、とても12万では足りないだろう。それだけではない。トランプ政権がイランに戦争を仕掛けたとしても、伝統的な同盟国の協力は得られない。基地や情報面の支援、兵力の提供などを期待できるのはサウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)、イスラエルくらいだ。つまり、対イラク戦で政治的に重要な役割を果たした欧州諸国の協力は期待できない。しかもアラブのスンニ派とシオニスト、アメリカが結託してシーア派に敵対するという構図が鮮明になり、この地域の宗派対立が一段と激化するだろう。イランへの締め付けを強める理由について、トランプ政権の説明は一貫性を欠く。マイク・ポンペオ米国務長官によれば、これはイランを新たな核交渉に応じさせるための「最大の圧力」戦略の一部だ。一方でジョン・ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)は、あからさまに(必要なら武力による)イランの体制転覆を唱えている。では、トランプ自身はこの危険なゲームで何を得たいのか。それがよく分からない。そもそもイランとの核合意を一方的に破棄した理由も(あれが天敵オバマの功績だったという事情を除けば)定かでない。このまま緊張が高まれば、行き着く先は戦争だ。それを望まないなら、緊張をほぐす努力が必要だ。トランプの周辺には、それをやれる人間がいない。対イラン外交の経験者は、この政権に一人もいない。トランプ自身が乗り出すしかないが、それはそれで目を覆いたい事態だ。 <本誌2019年05月28日号掲載>「イランは終わりだ!」バグダッドの米大使館付近へのロケット砲攻撃にトランプ激怒 = NewsWeek_Column 2019年5月22(木) クリス・モランイラクの首都バグダッドにある米大使館付近にロケット砲が撃ち込まれた5月19日、一方が報じられた直後にドナルド・トランプ米大統領はツイートでイランに不吉な最後通牒を突き付けた。「アメリカと戦う気なら、イランは正式に終わりだ」と、トランプはツイートした。「2度とアメリカを脅迫するな!」 ワシントン・ポスト紙の報道では、犯行声明はどこからも出ていないが、イラク政府当局者はイランが支援するシーア派民兵組織を疑っているという。ロケットは、アメリカ大使館から約1.6キロの地点に着弾した。だが最近のイランとの緊張の高まりから、アメリカは数日前に大使館から多くのスタッフを避難させたところだった。「イラク国内でイランの支援を受けるシーア派民兵組織がロケット砲を配置している」という情報を得たからだ、と米政府は説明していた。ロイター通信によれば、バグダッド警察はバグダッド東部で、ロケット発射装置を発見、周辺の一帯を封鎖した。トランプ就任以来2年の間に、アメリカとイランの関係は大幅に悪化した。米政府はイランが制裁緩和を利用して武装集団や弾道ミサイル開発に資金を提供していると非難し、2018年にイランとの核合意から撤退した。今年4月には、アメリカがイラン革命防衛隊をテロ組織に指定。今月は、米空母エイブラハム・リンカーンを中心とする空母打撃群と爆撃部隊をペルシャ湾に配備した。小型船に巡航ミサイルも?アメリカの情報機関はイランが小型船に弾道ミサイルをひそかに取り付けているとしているが、イランはこれを否定している。イランがアメリカとの対決に戦争を準備中、という噂もある。だが、そうした情報の信憑性を疑問視する声もある。船にミサイルを取り付けているという情報は、イランと敵対するイスラエルがアメリカの高官に提供したものだという。同様に米国家安全保障議(NSC)を統括するジョン・ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)は、長年にわたってイランの脅威を主張してきた好戦的なタカ派として知られる。匿名で取材に応じたある米軍関係者は、イランが支援するイラク人民兵の脅威が高まっている、というNSCの警告には気を付たほうがいいと本誌に語った。これは、米軍が現地で実際に観察した状況とNSCの評価が一致していないということを意味している。 (翻訳:栗原紀子) 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;紀行・随筆・探検譜 http://thubokou.wordpress.com/】【疑心暗鬼;民族紀行・歴史紀行 http://bogoda.jugem.jp 】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2019/05/28
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【Photo of the Day= Scandinavia's = by N.Geoglaphic】 【B.G.M. of the Day= Miles Davis - A Day In Paris =】⇒ https://www.youtube.com/watch?v=0zLQw0UfnT8&list=RDXbW-K06t_qQ&index=12 【 虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 05月27日】対イラン開戦論の危うい見通し =前節== NewsWeek_Column 2019年5月22日(水)フレッド・カプラン(スレート誌コラムニスト)イラン情勢が一触即発だって? 気にするな、事態の収拾は簡単だ――。アメリカにはそう考える人がいるらしい。例えば、かつて北朝鮮の指導者・金正恩(キム・ジョンウン)がしたように、イランの指導者もドナルド・トランプ米大統領に「素敵な親書」を送ればいい。そうすれば(米朝関係が険悪だった頃に金が使った表現を借りれば)ホワイトハウスの「老いぼれ」は喜々として話し合いに応じるはずだ。もし戦争になっても心配はないと考える人もいる。「2撃」で勝てる、「第1撃と仕上げの1撃」で十分だ。そう豪語したのはアーカンソー州選出の共和党上院議員で国防長官志望のトム・コットンだ。残念ながら、どちらも救い難い無知の産物だ。前者はイランの政治を知らないし、後者はイランの地理も歴史も分かっていない。まずは親書。確かにトランプは直接対話に乗り気で、電話を待っていると語ったことがあり、仲介役のスイス政府に電話番号を伝えてもいる。だがイランのハサン・ロウハニ大統領も最高指導者のアリ・ハメネイ師も、そんなことはしないはずだ。なぜか。イランには選挙も政党もあるが、真の民主主義国ではない。それでも一定の開放性は保たれており、北朝鮮とは大違いだ。北朝鮮は絶対的な独裁国家であり、国民は外の世界から隔絶されている。だから金は好きなように振る舞える。方針を急に変えても、誰も文句は言わず、うっかり口を開けば殺される。北朝鮮はそんな国だ。ハメネイはどうか。どんな形であれ米大統領と接触したことはない。そもそも「アメリカは悪魔」だというレトリックを放棄すれば、最高評議会に居並ぶ保守派の支持を失ってしまう。オバマ前米政権との交渉に応じたことも、核開発計画の放棄につながりかねない合意を受け入れたことも、イラン側の関係者にとっては途方もなく大きな賭けだったはずだ。イラン国民の目があるそんなイランがどうにか核合意の条件を守っていた(らしい)のに、トランプは一方的に核合意からの離脱を宣言した。こんな信用できないアメリカ人を相手に、ハメネイが二度と賭けに出ることはないだろう。制裁の強化でイラン経済が干上がれば、対話に関心を示す可能性はある。それでも首を絞められて、その相手に美辞麗句を並べた親書を送るはずがない。そんなことは不可能だ。何しろイラン国民の識字率は高い。そして都市部の住民の多くはインターネットや衛星テレビを使っている。もしもイランの指導者がトランプに「素敵な親書」を送れば、国民はすぐにその事実を知る。「アメリカは悪魔」で「トランプは脅威だ」と叫んでいた指導者がアメリカにすり寄ったと知れば、国民はその指導者を信用しなくなる。ちなみにイランは、バラク・オバマ前米大統領にすり寄ることもなかった。当時のジョン・ケリー米国務長官との核交渉は、穏やかとはいえ実務的に進められ、時には激論もあった。それでもトランプが本気でイランの大統領なり外相なりと話したいなら、(たぶん遠回りになるが)実現の道がなくはない。ただし彼らと親友になれるとか、親友のふりをしてもらえると期待するのは大きな間違いだ。次に開戦論だが、コットン議員らはイラク戦争の教訓を覚えていないものとみえる。03年にブッシュ政権がイラク侵攻作戦を立案した頃は、誰もが「楽勝」を信じていた。当時のトミー・フランクス米中央軍司令官は、歩兵部隊の配備が間に合わないのを承知で侵攻を3月に前倒しするよう進言していた。猛暑の夏が来る前に米兵を帰還させたいと考えたからだ。その後、米軍はイラクで9回の夏を過ごし、戦死者4424人、負傷者3万1000人以上という犠牲を払わされた。しかもイランとの戦争はイラクより厳しいものになる。イランの面積はイラクの3.7倍、人口は倍以上。地形的にも平坦なイラクと違って起伏が激しく、山岳地帯が多い。イラク侵攻時に最も恐れられていたのは、首都バグダッドでの市街戦だった。実際は米軍が到着する前にサダム・フセイン大統領が逃亡し、警察も軍隊も崩壊。支配階級のエリート層も四散したため、杞憂に終わった。イラン人、特に都市部の住民が現政権を嫌っているのは事実だが、彼らは侵略者を忌み嫌う。かつて民主的に選ばれたモハンマド・モサデク首相がCIAとイギリスの陰謀で倒され、親米の王政が復活した1953年の記憶はまだ生々しい。だから、彼らが米兵を解放者として歓迎する可能性は低い。おそらく最後は首都テヘラン市内で、長く、血なまぐさい戦いになるだろう。もう1つの大きな違いは、フセインには侵攻する米軍に攻撃を加える同盟勢力が国外にいなかったことだ。イラク軍は米軍と一対一で戦うしかなかった。しかしイランは国外で手を結ぶ武装勢力を使い、ゲリラ的な戦いを挑むことができる。世界の石油輸送の4分の1以上を担うとされるホルムズ海峡の封鎖という手もある。イランの息のかかった武装勢力が、イスラエルや中東に駐留する米軍をミサイルで攻撃する可能性もある。アメリカの軍事通信や諜報機関、ミサイル制御のネットワーク、さらには米国内の通信インフラにサイバー攻撃を仕掛ける可能性もある。アメリカにもサイバー戦の能力はあるが、実戦の経験はない。膠着状態になれば何が起きるか分からず、双方共に大きなダメージを受けかねない。 ・・・・・・・つづく 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;紀行・随筆・探検譜 http://thubokou.wordpress.com/】【疑心暗鬼;民族紀行・歴史紀行 http://bogoda.jugem.jp 】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2019/05/27
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【Photo of the Day= Barley_Field = by N.Geoglaphic】 【B.G.M. of the Day= Miles Davis - Miles In The Sky (1968) =】⇒ https://www.youtube.com/watch?v=S6eZHnIA__A&list=RDXbW-K06t_qQ&index=11 【 虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 05月26日】ファーウェイたたきはトランプの大博打 = NewsWeek_Column 2019年5月21日(火) シャノン・ティエジー米中貿易交渉が膠着状態に陥り、再開の見通しが立たないなか、アメリカが新たなパンチを繰り出した。それも強烈なダブルパンチだ。ドナルド・トランプ米大統領は5月15日、国家安全保障上のリスクがあると見なされたIT企業の調達を禁止する大統領令を発表した。「国外の敵が所有し、支配し、またはその管轄または指揮下にある者が設計、開発、製造、または供給する情報通信技術またはサービス」の使用を禁止するというのだ。誰が「国外の敵」に当たるか、そしてどのような取引が安全保障上のリスクに当たるのかは、商務長官が他の閣僚と相談して下すという。この大統領令は「中国」はもとより特定の国名に言及していない。しかしその念頭には、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)や中興通訊(ZTE)といった中国のIT企業が、中国政府に盗聴目的などで利用されることへの懸念があるとみられている。その懸念を確認するかのように、米商務省も同日、ファーウェイとその関連企業を産業安全保障局(BIS)の「エンティティー・リスト」に加えると発表した。このリストに加えられるのは、アメリカの安全保障や外交政策上の利益に反する活動に関与していると見なされた人や組織。そのような人や組織にアメリカの技術を売却または移転する場合は、BISの許可を得なければならない。すぐに中国は反論した。外務省の陸慷(ルー・カン)報道局長は16日、「『国家安全保障』という、どうにでも解釈可能な言い回しで、輸出規制を乱用している」と非難。米政府は「その間違った慣行をやめる」べきだと呼び掛け、「中国は中国企業の正当な権益を守るため必要な措置を取る」と警告した。トランプの大統領令と、ファーウェイのエンティティー・リスト入りは、名目的には米中貿易戦争とは無関係の措置を装っているが、このタイミングといい、ターゲットといい、無関係と考えるのには無理がある。ZTE式の解決はない?2つの措置が発表されたのは、米中貿易交渉が膠着状態に陥り、トランプが中国製品2000億ドル分への追加関税に言及した10日後のこと。米通商代表部(USTR)が、追加関税の対象品目を示した3日後だった。一方、中国政府は13日、米製品600億ドル分に対する最大25%の追加関税を発表した。さらに中国政府は、中国で事業活動を行う米企業を標的に、もっと非公式な形で、もっと大きなダメージを与える報復措置を取るのではないかと懸念されている。実際、中国で著名なアメリカ研究者として知られる中国人民大学国際関係学院の金燦栄(チン・ツァンロン)副院長は、共産党系タブロイド紙・環球時報への寄稿で、「米企業の中国国内市場」にそのような攻撃を仕掛けてはどうかと提案している。ファーウェイに対する一連の措置は、昨年4月のZTEに対する「死刑判決」を思い起こさせる共通点がある。どちらの企業も米中の貿易摩擦が悪化しているときに、アメリカ企業から部品を調達することを禁じる措置を受けた。ZTEのときは、中国の習近平(シー・チンピン)国家主席がトランプに直訴した結果、ZTEへの制裁は解除された。このため、トランプは今回も徹底的なファーウェイ排除措置を取ることで、習が再び譲歩に応じることを期待しているとの見方がある。なにしろファーウェイは、中国が世界に誇る巨大通信機器メーカーだ。実際、今回のダブルパンチは立法を伴わない行政措置だから、発令したときと同様に、撤回するのも簡単だ。ファーウェイをエンティティー・リストに残したまま、取引申請をほぼ例外なく許可する方法を取ることもできる。だが、習が再びトランプに直接助けを求めてくることを期待するのは、環境の変化を読み誤っている。昨年ZTEが制裁を受けたときは、米中貿易戦争はまだ比較的初期段階にあり、中国は交渉のテーブルに戻る道を積極的に模索していた。次回協議の見通しなしあれから1年がたち、中国メディアの報道は、ナショナリスト的な論調が強くなっている。それは中国の忍耐が限界に近づいているサインだ。中国政府は、貿易交渉におけるアメリカの「態度の急変」に辟易し、もはやアメリカの「ガキ大将的な行動」に譲歩するべきではないというのだ。例えば、中国商務省の高峰(カオ・ファン)報道官は16日の会見で、「11回目の(米中)高官級協議では、双方がオープンで建設的な話し合いをした」と語った。「アメリカ側が一方的に対立をエスカレートさせ、交渉を大幅に後退させたことは遺憾だ」中国外務省の陸も、「アメリカは協議のルールを繰り返し否定し、交渉を難しくしてきた」と、アメリカ側の態度を厳しく批判した。「有意義な協議のためには、誠実な態度が必要だ」この見方によれば、アメリカによる一連のファーウェイ攻撃は、アメリカの「誠実性」を疑うべき新たな理由にすぎない。ただしトランプ政権側に言わせれば、こんなことになったのは中国のせいだ。アメリカの交渉担当者らの話では、貿易合意の最終案が固まりつつあった段階で、大幅な変更を言い出したのは中国のほうだ。この「ちゃぶ台返し」がトランプの追加関税強行ツイートにつながった。これまでの順番でいけば、次の貿易交渉は北京で行われるはずだ。だが、アメリカ側も中国側も、現在のところ開催の見通しは立っていないとしている。トランプ政権のファーウェイに対するダブルパンチは、交渉を生き返らせるのか、それとも完全にとどめを刺すのか。世界は固唾をのんで見守っている。 From thediplomat.com 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;紀行・随筆・探検譜 http://thubokou.wordpress.com/】【疑心暗鬼;民族紀行・歴史紀行 http://bogoda.jugem.jp 】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2019/05/26
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【Photo of the Day= the Pier = by N.Geoglaphic】 【B.G.M. of the Day= Red Garland Quintet - All Mornin Long (1957) =】⇒ https://www.youtube.com/watch?v=A883c3YWoU4&list=RDXbW-K06t_qQ&index=9 【 虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 05月25日】戦争は不可避? 米世論調査で半数が「イランと数年以内に開戦」= REUTERS_Report 2019年5月22日(水)[21日 ロイター] ロイター/イプソスが21日に公表した調査によると、米国民の約半数は数年以内にイランとの開戦を予想している。調査によると、イランが米国の安全保障上の脅威になるとの懸念は昨年より高まっている。ただ、イランへの先制攻撃は大半が反対。一方、イランが米軍を攻撃した場合、5人中4人は、限定的、もしくは全面的に反撃すべきだと考えている。調査は5月17-20日に実施。全米1007人から回答を得た。うち、民主党員は377人、共和党員は313人。誤差の範囲は4%ポイント。トランプ米大統領の対イラン政策については、支持しないが49%、強く反対が31%。支持するは39%だった。数年以内にイランと開戦すると予想した人は51%で、昨年6月の同様の調査から8%ポイント上昇した。イランは米国にとり「深刻な」もしくは「差し迫った」脅威だとの見方は53%で、昨年7月の調査から6%ポイント上昇した。北朝鮮が脅威との回答は58%、ロシアが脅威だとの回答は51%だった。米国はイランに先制攻撃をすべきでないと60%が回答。先制攻撃すべきだと回答した人は12%にとどまった。ただ、イランが攻撃した場合、米軍は報復措置を取るべきだと回答した人は79%だった。限定的な報復措置を支持する人は40%、本格的に反撃すべきだとの回答は39%だった。イラン外相、トランプ米政権に警告 「敬意」なければ交渉には応じず = CNN_Report 2019.05.22テヘラン(CNN) イランのザリフ外相は21日放送のCNNとの単独インタビューで、トランプ米政権が同国への「敬意」を示さない限り、交渉には応じないとの姿勢を示した。ザリフ氏は、米国が今月、空母打撃群や爆撃機部隊をイラン近海へ派遣したことについて、狭い地域に配備を集中させること自体が事故につながる恐れもあると指摘。「米国は極めて危険なゲームをしている」と強調した。同氏はまた、2015年に欧米など6カ国と結んだ核合意から、米国が1年前に離脱したことを改めて批判。「約束を破った相手と交渉する気はない」と明言した。イランは今月、核合意の履行を一部停止すると表明した。トランプ大統領は19日のツイートで「イランが戦いを望むなら、それがイランの正式な終わりだ」「二度と米国を脅すな」と威嚇していた。ザリフ氏はインタビューで、イランが脅しに屈することはないと主張し、同国とは「脅しを通してではなく、敬意を通して」話し合うのが唯一の道だと述べた。事態がエスカレートすれば「つらい結果」を招くことになると警告する一方、イラン側はエスカレートさせたいわけではないと強調。米国側が仕掛けている「経済戦争」をただちにやめるべきだと訴えた。米国の制裁はイラン国民から生活の糧を奪っていると語ったうえで、米国を「人々が我が国から石油を買うのを邪魔するいじめの加害者」と呼び、制裁はイラン国民に対する「テロ」に等しいと非難した。イランのタスニム通信は20日、同国が低濃縮ウランの製造ペースを4倍に加速させたと伝えた。このペースでは、核合意で低濃縮ウラン貯蔵量の上限とされていた300キロをまもなく超えることが予想される。コラム:トランプ氏の対イラン攻勢、原油市場が足かせに = REUTERS_Column 2019年5月22日 George Hay[ロンドン 21日 ロイター BREAKINGVIEWS] - トランプ米大統領が原油の値上がりに強い不満を示す一方、主要産油国のイランに経済制裁を科して輸出を阻止するなど矛盾する政策を進めた結果、油価は昨年大きく揺れ動いた。最近はトランプ氏が軍事力の行使を再びちらつかせたため、原油は70ドル台に戻している。危険なのは、トランプ氏が対立激化に伴う油価上昇は抑え込めるという間違った考えの下に、対イラン関係の行き詰まりに誤った対応を取る可能性だ。米国とイランは政府当局者による攻撃的な発言が増え、米国はペルシャ湾に空母を配備。12日にアラブ首長国連邦(UAE)の領海内で石油タンカーが攻撃を受けた事件も未解明だ。一方、サウジアラビアはイランの支援を受けるイエメンの武装組織「フーシ派」がサウジの石油施設を攻撃したと非難している。ただ原油価格は10日以降に2%上昇したとはいえ、4月末を下回る水準にとどまっている。原油相場が比較的落ち着きを保っているのは、米国が本格的な対立にまで踏み込むことはないとトレーダーが高をくくっているのが一つの理由だ。北海ブレントは1カ月物の価格が7カ月物を上回る逆ざやとなっており、最近は期近物のプレミアムが2014年以来の高水準となった。これは目先の供給減少を示す信頼に足るサインだ。米商品先物取引委員会(CFTC)とインターコンチネンタル取引所のデータでも、資金運用担当者は北海ブレントのポジションを7億バレルの買い持ちにしている。基礎的な諸条件もこうしたポジションの傾きを裏付けている。今年は汚染問題でロシア産原油の供給が落ち込み、ベネズエラとイランで供給が途絶。トランプ大統領の対イラン制裁復活でイランの原油輸出は日量250万バレルから100万バレルに落ち込んだ。米国はイランの輸出を完全に止めたいと考えている。しかし紛争が勃発すればホルムズ海峡の船舶航行に支障が生じる。原油は世界の消費量の5分の1相当がホルムズ海峡を経由しており、海峡が通行できなくなれば原油価格は急騰するだろう。5月21日、トランプ米大統領が原油の値上がりに強い不満を示す一方、主要産油国のイランに経済制裁を科して輸出を阻止するなど矛盾する政策を進めた結果、油価は昨年大きく揺れ動いた。・・・・・・以下割愛、 詳細URL: https://jp.reuters.com/article/trump-iran-oil-idJPKCN1SS08L 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;紀行・随筆・探検譜 http://thubokou.wordpress.com/】【疑心暗鬼;民族紀行・歴史紀行 http://bogoda.jugem.jp 】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2019/05/25
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【Photo of the Day= scotland = by N.Geoglaphic】 【B.G.M. of the Day= Miles Davis - Walkin' (1957) {Full Album} =】⇒ https://www.youtube.com/watch?v=4-L6zc-xlU0&list=RDXbW-K06t_qQ&index=8 【 虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 05月24日】中国のウイグル弾圧、欧米企業も無縁で済まず =後節== The Wall Street Journal_-Column_ Eva Dou, Chao Deng 2019/05/17 新疆南部のホタンおよびカシュガルの当局は2017年、「田舎の余剰労働者」10万人を職業訓練に送り込む3年計画を発表した。 アクス当局の文書によると、同地の当局者は過去2年に4000人を超える住民を招集し、工場労働のニーズに合った「集中的で非公開の軍隊式管理」の下、脱急進思想や布製造のコースを施した。多くは工場に向かったと書かれている。訓練プログラムに関連した文書は、WSJが地元当局者に質問した後に政府サイトから削除された。 カルバンクライン、トミー・ヒルフィガー、ナイキ、パタゴニアを顧客に持つという世界最大のシャツ製造請負会社、香港の溢達集団(エスケルグループ)は、綿花の一大産地である新疆に3つの製糸工場を設けた。車克焘・最高経営責任者(CEO)は、当局者が2017年に新疆南部出身のウイグル人の紹介を始めたと述べた。 同社は過去2年に34人を受け入れたが、採用の決定や訓練は政府からは独立して行っており、「採用は強制されていない」という。 カルバンクラインとトミー・ヒルフィガーを傘下に持つPVHは、素材サプライヤーの精査を強化する計画だとした。ナイキは新疆産の綿を使用しているかどうかをサプライヤーに聞いていると述べた。パタゴニアはコメントを控えた。 政府の発表によると、新疆ジンリユアン・ガーメントは政府当局から紹介された村民の就業前に、「脱過激思想」を含む訓練プログラムを実施した。 同社は欧州を拠点とするコフラ・ホールディング傘下の小売りチェーン、C&A向けにジャケットを生産した。新疆のテレビでは7月、ミニーマウスの描かれたピンク色の子供用パーカを同社工場の労働者が縫っている場面が流れた。 ディズニーの広報担当者は、同社には新疆の衣料品工場との関係は存在せず、アクスの同工場によるパーカ製造の許可もしていないと述べた。それらが偽造品かどうかは明らかにしなかった。C&Aの広報担当者は、監査で問題が見つからなかったため同工場から昨年ジャケットを買ったと述べた。ジンリユアンはコメント要請に応じなかった。 7月に政府系の現地経済誌に掲載された記事によると、国有企業の中糧屯河(COFCO)の幹部らは政府の貧困緩和策に貢献するため、アクスのある村を訪ねて工場の労働者を採用した。同社は中国最大のトマト加工会社で新疆は最大の生産拠点だ。クラフト・ハインツやキャンベル・スープにトマトペースト、コカ・コーラに砂糖を供給している。 記事では、働きたがらない村民がいることにマネジャーらが言及していた。 中糧屯河は文書で、記事に書かれた出来事は「断じて起きなかった」と述べた。同社の労働者は自らの意思でそこにいるという。 クラフト・ハインツは、新疆産トマトは調達全体の5%を占めており、米国で売られているものはないとした。キャンベルは自社トマトペーストのうち中国産は2%未満で、オーストラリアとマレーシアで販売していると述べた。コカ・コーラは、サプライヤーが「責任ある職場と人権に関する当社の厳しい規定」に従うことを義務付け、第三者機関を使って順守状況を監視していると語った。焦点:米国のファーウェイ排除、世界IT供給網に混乱必至 = REUTERS_Column 2019年5月17日 Sijia Jiang and Michael Martina[香港/北京 16日 ロイター] - ハイテク業界のサプライチェーンは中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]と深く結びついており、米政府がファーウェイと関連会社を規制リストに正式追加したことで混乱が避けられそうもない。米商務省は16日、ファーウェイと関連会社68社について、米政府の許可なく米企業から部品などを購入することを禁止する「エンティティ―リスト」への正式な追加を発表した。ファーウェイより経営規模の小さい同業の中興通訊(ZTE)(000063.SZ)は昨年、一時的に米政府の制裁対象となり、経営危機に陥った。規制リストへの追加でファーウェイも経営が悪化するとみられるが、影響は同社だけにとどまらず、米国のサプライヤーも打撃を被りそうだとアナリストはみている。ファーウェイの昨年の部品調達700億ドル分のうち、クアルコム(QCOM.O)やインテル(INTC.O)、マイクロン・テクノロジー(MU.O)など米企業が110億ドル前後を占めた。ファーウェイへの規制強化で米企業はこの売り上げを失う。一方、アップル(AAPL.O)など米国の製品メーカーは、主要な市場である中国から手痛い報復措置を食らう恐れがある。スマートフォンメーカーとしても世界2位のファーウェイは、昨年の売上高が7210億元(1050億ドル)と、ZTEの8倍、韓国サムスン電子の半分だ。米国はファーウェイ製品が中国政府のスパイ活動に使われていると主張。ファーウェイは国際的に厳しい視線にさらされ、事業が圧迫されている。ファーウェイが生産を抑制せざるを得なくなれば、アジアと欧州で多くのサプライヤーの経営が影響を被る。ファーウェイに半導体を供給しているサプライヤーの幹部は「ファーウェイは米国製の主要部品が手に入らなければネットワーク用サーバーを製造することができず、米国以外の国からの部品調達も停止するだろう」と述べた。ファーウェイはスマホについては社内で部品をそろえることができるが、サーバーやネットワークの分野では事情が異なるという。米国によるファーウェイ規制に反対している通信業界も混乱に見舞われるだろう。ジェフリーズは、米国によるファーウェイの規制リスト追加は中国の5Gにとっても「悪夢だ」と指摘。中国は来年中に5Gを全国展開する目標を掲げているが、ペースが遅くなりそうだとした。ただ、業界関係者によると、ファーウェイは規制に備えて半導体などの部品在庫を増やしている。ファーウェイの規制リスト入りが伝わるとアジアではファーウェイのサプライヤーの株価が軒並み下落。ファーウェイは、米政府に協力する用意があり、製品のセキュリティー確保のために実効性のある手立てを講じると発表した。ファーウェイの輪番会長である徐直軍氏は最近のロイターとのインタビューで、不測の事態に備えて緊急対応策を立てていると述べた。NHインベストメント&セキュリティーズのアナリスト、ドー・ヒュンウー氏は「最大の懸念は、ファーウェイ製品を使っていた米国の同盟国が、米国の顔色をうかがってファーウェイとの取引を打ち切ることだ」と述べた。中国に進出している米ハイテク企業の関係者は「米国はファーウェイを徹底的に叩くと決めたようだ。問題は、当面は米中貿易協議で妥結の見通しが立たたないため、米国がファーウェイの抹殺を急いだ点だ」と話した。 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;紀行・随筆・探検譜 http://thubokou.wordpress.com/】【疑心暗鬼;民族紀行・歴史紀行 http://bogoda.jugem.jp 】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2019/05/24
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【Photo of the Day= rotterdam-x = by N.Geoglaphic】 【B.G.M. of the Day= Miles Davis - Apple and Lemon Trees (dinner for two) =】⇒ https://www.youtube.com/watch?v=YlxpzLiRJ-Q&list=RDXbW-K06t_qQ&index=7 【 虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 05月23日】中国のウイグル弾圧、欧米企業も無縁で済まず =前節== The Wall Street Journal_-Column_ Eva Dou, Chao Deng 2019/05/17【アクス(中国)】欧米の大手衣料品メーカーや食品会社が、中国政府のイスラム教徒同化策に巻き込まれている。 アディダス、へネス・アンド・マウリッツ(H&M)、クラフト・ハインツ、コカ・コーラ、ギャップといった企業が、新疆ウイグル自治区を通る同国の長く不透明なサプライチェーンの最後に位置しているのだ。地元住民や国営メディアなどによると、同自治区では住民が強制的に訓練プログラムに送り込まれているが、その一環で地域の工場で働くケースが珍しくない。 複数の公式文書からすると、ウイグル人や他のイスラム教徒を対象とした同プログラムには政治的な教化という重要な要素がある。プログラムの課程は職業訓練のほか、標準中国語、共産党の重要性や国家団結、法律や過激思想対策(あまりに保守的な服装や頻繁すぎるお祈りを避けること)を網羅している。軍隊さながらの訓練が含まれることもある。 労働者も工場の幹部も、そうしたプログラムに抵抗すれば過激派シンパと疑われ、拘束されかねない。 一部の企業はそうした強制的な訓練プログラムについて、差別のない職場環境を義務付けたサプライヤー規定に反するとしている。 ただプログラムの一環としての工場での労働は、企業側には気づかれないことが多い。中国政府は新疆での暴力や過激な宗教思想への対策の一環として、国内企業に同地での雇用創出を指示しており、それが欧米企業の関知しない下請け契約を通じて行われることも少なくないからだ。 地元当局者らは取材に対し、訓練プログラムが強制ではなく、貧しい住民の職探しを支援するための施策だと述べた。新疆の政府は文書を通じ、同自治区に強制労働はなく、そうした話は「うわさや中傷」だとしている。 綿製品を手掛ける華孚時尚(ホアフー・ファッション)がアクスに持つ大きな綿糸工場は、政府と協力して1カ月の職業訓練を実施している。中国とカザフスタンの国境に近いこの都市は、有刺鉄線や警察による検問所、監視カメラで埋め尽くされている。住民の4人に3人はウイグル人だ。 華孚の訓練は2017年12月に600人でスタートした。ネットに掲載された発表文の写真には、迷彩服を着て直立不動の姿勢を取る女性労働者が写っている。地元政府は通達で、同社の工場を「大規模な職業訓練施設」の一部だとしている。 住民と話すのは難しい。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が最近行った現地取材は当局者に干渉された。華孚の工場近くでスビナ・ゴジャムさん(20)らに話を聞いた時には、当局者数人が近くをうろついていた。ゴジャムさんは訓練プログラムを経て同工場で働くようになったという。「以前は過激な思想を抱いていたが、全てなくなった」と語った。 ゴジャムさんはその後、当局者に連れられて隣接する飲食店の部屋に入った。戻ってくると、「それ(訓練センターにいたこと)は秘密だと言われた。それについて話すことも許されない」と述べた。 同社のことを良く知る関係者2人によると、華孚が新疆で生産する糸は中国の他地域のほかにバングラデシュやカンボジアの工場に運ばれ、スウェーデンの衣料小売り大手ヘネス・アンド・マウリッツ(H&M)の店舗で売られるTシャツになる。そうした糸はアディダスやエスプリ・ホールディングスのサプライチェーンにも登場する。ただ、両社は華孚から直接の購入はしていないという。 アディダスは質問に対し、調査が終わるまで華孚からの糸購入を見合わせるようサプライヤーに助言したと述べた。同社はサプライヤーが新疆政府の機関を通じて人を雇うことを16年に禁止している。強制労働や差別への懸念が理由だ。エスプリは華孚を調査中だと説明。H&Mは新疆でサプライヤーとの新たな関係を築く計画はないとしている。 ギャップの広報担当者は、サプライヤー2社が新疆の複数の工場で生産された糸を使っていると明かし、そのうえで、現在はサプライヤーの工場を「好ましい」と「好ましくない」に分類していると述べた。 一方で華孚は、労働者全員が自らの意思でそこにおり、同社の労働管理システムは「国際慣例と規制を完全に順守している」と主張。社内訓練プログラムは民族や宗教に関係なく、全ての新入社員に義務付けられていると説明している。 中国の習近平国家主席は数年前に新疆の本格的な抑圧を命じた。当局がイスラム武装派による犯行だとする爆弾事件などが相次いでいたためだ。政府の戦略の中心にあったのが雇用促進であり、習氏は14年に地元当局者に対し、「仕事のある者は安定する」と述べている。 大手衣料品メーカーは新疆への生産移転に際し、5年間の税控除や電力・土地および職業訓練に対する補助金を提供されてきた。 米アパレル・履物協会(AAFA)の幹部ネイト・ハーマン氏は、同協会がウイグル人の置かれた状況や新疆のサプライチェーンの不透明性について議論してきたと述べた。 新疆南部のホタンおよびカシュガルの当局は2017年、「田舎の余剰労働者」10万人を職業訓練に送り込む3年計画を発表した。 アクス当局の文書によると、同地の当局者は過去2年に4000人を超える住民を招集し、工場労働のニーズに合った「集中的で非公開の軍隊式管理」の下、脱急進思想や布製造のコースを施した。多くは工場に向かったと書かれている。 WSJは取材中、アクス周辺の村の掲示板に極貧生活を送る住民のリストが掲載されているのを目にした。そこにはフルネームと国民ID番号、貧しい原因(「土地がない」「スキル不足」「やる気がない」)が書かれていた。2つの村で見た数十人の名前すべてには、解決策として「労働に送られた」と一様に書かれていた。訓練プログラムに関連した文書は、WSJが地元当局者に質問した後に政府サイトから削除された。・・・・・・・つづく 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;紀行・随筆・探検譜 http://thubokou.wordpress.com/】【疑心暗鬼;民族紀行・歴史紀行 http://bogoda.jugem.jp 】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2019/05/23
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【Photo of the Day= The Up Helly Aa festiva = by N.Geoglaphic】 【B.G.M. of the Day= Miles Davis - Bags Groove (Full Album) 1957 =】⇒ https://www.youtube.com/watch?v=8WxgoqwSUCo&list=RDXbW-K06t_qQ&index=5 【 虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 05月22日】「Made in China」が米国市場から消える日 =後節== WEDGE Infinity《世界潮流を読む 岡崎研究所論評集》 2019年5月15日 立花 聡 (エリス・コンサルティング代表・法学博士) 貿易交渉の席では、一連の妥結を引き出した後、米国側が中国に約束の執行(実施)の担保を求めた。その要求には数多くの国内法の改正も含まれていたであろう。国内法の改正は主権問題であり、外圧に屈しての国内法改正はまさに負けを意味する。これは政治的に断じて受け入れられないことである。すると、米中交渉の実質的決裂はいずれ不可避になる。・・・・・・・・ 面白いことに、「無毒不丈夫(情に引かれめめしい振る舞いをせず、毒をもって、容赦なく徹底的に相手を叩きつぶす者こそ真の男だ)」という中国のことわざがあり、こうした「仁義なき戦い」のできる猛毒男トランプ氏は逆に、中国人から尊敬されているのではないだろうか。「サプライヤー、製造施設の中国外移転を加速―米中交渉結果待たずに」。5月8日付けのブルームバーグ記事が報じているように、企業はもう動き出した。トランプ氏が狙っていたところだ。ここにも中国の誤算があった。 中国は対米交渉で従来の「引き延ばし」戦略を使った。トランプ氏が次期大統領選で落ちれば、局面を挽回できると考えていたのだろう。これに対してトランプ氏はあえて、「交渉は急がない」と微笑んで対応した。理由は簡単だ。企業はもうこれ以上待てない。交渉が引き延ばされている間に、製造業はどんどん中国から逃げ出している。次期大統領選まではもたない。 時間は誰の味方か? これを考えれば分かる。中国は経常収支が赤字に転落し、数千万人あるいは億単位の失業者が路頭に迷う。一方、米経済は好調だ。「ゼロ和ゲーム」の仕掛け ゼロ和ゲーム(「ゼロサムゲーム」とも言われる)とは、一方の利益が増せば、その分だけ他方の損失が増え、参加者の得点と失点の総和(サム)がゼロになるゲームを指す。これに対し、非ゼロ和ゲームでは両方(全員)が勝者となる場合や、両方(全員)が敗者となる場合を指している。 中国は盛んに「米中の戦いは、両方が敗者となるから、止めよう」と呼び掛けている。つまり中国は両敗の非ゼロ和ゲームと主張している。しかし、トランプ氏はどう思っているのだろうか。この辺、彼は明言しない代わりに、新冷戦下の「take sides(どちらか一方の側につく)」、つまり米中のどちらかの陣営を選ばざるを得ないムードを漂わせている。 米ジャーナリストのトーマス・フリードマン氏は東西冷戦について、「It was also a zero-sum game, in which every gain for the Soviet Union and its allies was a loss for the West and NATO, and vice versa.(あれはゼロ和ゲームだ。ソ連とその同盟国のあらゆる『得』は、西側諸国やNATOにとっての『損』になる。逆もまた然り)」と指摘した。この法則は米中の「新冷戦」に適用するかどうか、これからの見所だ。 イデオロギー対立に基づく対決の姿勢も度々示唆された。 トランプ大統領が2018年9月25日、第73回国連総会演説で、ベネズエラのマドゥロ社会主義政権を例に引き、「少し前までベネズエラは世界で最も豊かな国の1つでした。今日、社会主義は石油資源に恵まれた国を破産させ、国民を赤貧に至らせました。事実上社会主義や共産主義が試みられたところではどこでも、苦悩、腐敗、そして衰退を生んできました。社会主義の権力への渇望は、拡張、侵略、そして抑圧へとつながります。世界の全ての国は、社会主義とそれが全ての人にもたらす悲惨さに抵抗すべきです」と社会主義や共産主義を痛烈に非難した。 さらに、2018年11月7日、ホワイトハウスは「共産主義犠牲者の国民的記念日」(ロシア・ボルシェビキ革命101周年記念)に際してトランプ大統領の声明を発表した。「今日、私たちは共産主義によって生命と自由、そして幸福を追求する祝福を奪われた方々のことを偲び、共産主義の下でこれだけ多くの人たちが蒙った耐え難い損害を悼みますとともに、あらゆる人のために自由と機会を求め続けることを改めて誓います」「Made in China」が米国市場から消える日 米陣営側で注目すべきは、共産主義に背を向けたベトナムと、中華圏の民主主義老舗である台湾、そしてこれからの出方が注目される日本である。 先の米朝ハノイ会談で、なぜベトナムが会談地に選ばれたかといえば、トランプ氏が意図的に社会主義の行方を示唆しようとしたのではないだろうか。社会主義や共産主義に対する明確な変節宣言がなくとも、米陣営側に立った時点で、現にベトナムは中国からの産業移転の受け入れ先として莫大な利益を手に入れようとしている。 さらに台湾。中国からの産業移転先として、労働集約型のベトナムと並んで、台湾は高度な電子部品の生産などハイテク産業の受け皿になる。明確な役割分担があって都合が良い。米国が米台FTA、日本はTPPとそれぞれ台湾を後押しすれば、アジア地域のサプライチェーンの脱中国的な再編が加速化する…・ というのが、トランプ氏の描いている将来像ではないだろうか。「トランプを読み解く」と題して10回連載してきたが、一旦ここで筆を擱きたい。トランプという人物は総じて言えば、決して日本人が好むようなタイプではない。政治というものは将来のある時点に立てば、歴史になる。歴史的視点から人物像を評価する場合は、結果を折り込んだ包括的なパースペクティブが可能になり、また評価される歴史的時点にかかわる種々の利害関係から脱することも可能になる。そうした意味で、もう少し客観的かつ公正な評価もできるようになろう。 とは言っても、数十年数百年経っても、悪人は相変わらず悪人であり続けることもある。善人として歴史から消えるのと、悪人として歴史に残るのと、選べるとすれば、どっちを選ぶか、トランプ氏に聞いてみたい。答えは恐らく後者だろう。 米中の戦いはどうなるか分からないが、もし、「Made in China」(の大部分)が米国市場から消えるのなら、トランプ氏は間違いなく「名君」として歴史に名を残すことになろう。 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;紀行・随筆・探検譜 http://thubokou.wordpress.com/】【疑心暗鬼;民族紀行・歴史紀行 http://bogoda.jugem.jp 】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2019/05/22
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【Photo of the Day= boy-scout = by N.Geoglaphic】 【B.G.M. of the Day= Miles Davis - Workin' with the Miles Davis Quintet (1959) =】⇒ https://www.youtube.com/watch?v=KjZVy45MMIU&list=RDXbW-K06t_qQ&index=4 【 虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 05月21日】「Made in China」が米国市場から消える日 =前節== WEDGE Infinity《世界潮流を読む 岡崎研究所論評集》 2019年5月15日 立花 聡 (エリス・コンサルティング代表・法学博士)対中制裁第4弾が発動される。トランプ米政権は5月13日、年間の輸入総額約3000億ドル分の中国製品に最大25%の追加関税を課す詳細案を公表した。米中の戦いは本格化する。トランプが狙っている「戦勝」とは? トランプ大統領は5月1日のツイッターでこう語った――。「Such an easy way to avoid Tariffs? Make or produce your goods and products in the good old USA. It’s very simple!(高い関税を避けたければ、非常に簡単な方法がある。アメリカに戻ってきて製品を生産することだ。とても簡単だろう)」 人間(企業)は往々にして退路を断たれなければ、なかなか重い腰を上げようとしないのだ。トランプ氏は中国からのほぼすべての輸入品に対して関税を引き上げることにより、中国との「全面戦争」を宣告し、企業の退路を断った。 多くの在中国外資系製造企業に残される道は、米国や台湾、日本など本国への引き揚げ、あるいはベトナムなどアジア第三国への移転にほかならない。要するに、中国からの転出である。この大移動は、移動する個別の企業の単純総和だけではない。最終的にサプライチェーンの移動であり、つまり「量」の積み上げにより、「質」の根本的変化を遂げることである。 昨年12月9日付けの寄稿「休戦あり得ぬ米中貿易戦争、トランプが目指す最終的戦勝とは(http://wedge.ismedia.jp/articles/-/14734)」にも書いた通り、いわゆる交渉は、休戦でも停戦でもなく、激戦の先送りに過ぎず、トランプ氏が目指しているのは、最終的な「戦勝」である。さらに、この「トランプを読み解く」シリーズで何度も繰り返しているように、トランプ氏の交渉は妥結を目的としていない。交渉は最終的な「戦勝」を得るための小道具にすぎない。 では、トランプ氏が描いた「戦勝」とは、どんなものであろうか。氏の胸中を推し量ることは難しいが、本シリーズの初回寄稿「1ドルで働く大統領の欲求とは?(http://wedge.ismedia.jp/articles/-/14817)」に、私はマズローの欲求5段階説を根拠に、トランプ氏は「歴史を創る」あるいは「歴史に名を残す」というような最高次欲求である第5段階の頂上に立とうとしているのではないかと仮説を立てた。「歴史を創る」というキーワードから引き出される「戦勝像」とは、「新たな秩序を創り上げる」辺りにたどり着く。その内実は、米国はあらゆる勢力の台頭や挑戦を排除し、世界で唯一のスーパーパワーとしてその地位を維持し続けることではなかろうか。 パワーの保有を裏付ける指標は、「ルールの制定権」にほかならない。国家最大のパワーは何と言っても法律の制定権であるのと同じように、世界のルールを決める王者は1人(1国)しかあり得ないのである。米中妥結があり得ない理由 この辺、中国は米国と非常によく似た考え方を持っている。「一山容不下二虎」(1つの山に2頭の虎を収容する空間はない)という中国のことわざがある。さらに、「一決雌雄(勝負を決する)」(『史記』項羽本紀、『三国演義』第31回)という形で最終的に勝敗、上下の位置を決める。 歴史を見ても、中華中心の朝貢制度の下で、「皇帝」の唯一性は中国にとって譲れない一線だった。周辺属国に「王」がいても良いが、「皇」は許されない。皇帝は「天子」であり、天からミッションを託され、世界の中心に存する唯一の最高権力だったからだ。そこで、日本に「天」を戴く「皇」たる「天皇」が存在することは、中国にとってまったく面白くない話であった。 天が広くても1つしかない。同じ天を戴く複数の「皇」が存してはならない。それこそ、漢語成語の「不共戴天」があるように、同じ天を共に戴くのは敵にほかならないという歴史の経緯を見れば、今日に至るまで日中関係に抜本的な改善が見られないことも理にかなっているといえる。 中国が考えている他国との友好関係は、基本的に上下の位置を明確にしたうえでの平和親善に過ぎない。対等の友好関係と勝手に思い込んで中国と付き合おうとする日本には理解できない本質なのかもしれない。友好関係の構築にはまず、中国に頭を下げて「臣服」する必要があったからだ。米国にも同じことが言える。ついに力が付いたと自認する中国は、米国との勝負に出て上下を位置づけようとしていた。米国に残される道は1つしかない――勝負を決する。 中国は一旦他国との上下関係が確定すれば、経済的利益を多少は度外視してもよいというスタンスであり、これも歴史的に検証可能である。属国の地位を認めた時点で中国から若干の経済的利益を引き出すことはさほど難しくない。要するに、「量」と「質」の関係を明確に切り離し、「量」は相談可能だが、「質」は原則の問題で一歩も譲ることができないということだ。 トランプ氏はこれをよく理解しているようだ。対中交渉の過程を見ても分かるように、中国は米国からの輸入をどんどん増やしてもよいという条件をアピールし続けてきた。ところが、トランプ氏は一点張りで中国に構造的改革を迫った。まさに「量」と「質」の議論で噛み合うはずがない。時間は誰の味方か? 貿易交渉の席では、一連の妥結を引き出した後、米国側が中国に約束の執行(実施)の担保を求めた。その要求には数多くの国内法の改正も含まれていたであろう。国内法の改正は主権問題であり、外圧に屈しての国内法改正はまさに負けを意味する。これは政治的に断じて受け入れられないことである。すると、米中交渉の実質的決裂はいずれ不可避になる。 トランプ氏はもしや、これを知っていたのか? この辺は、拙稿「悪人よりも悪魔を目指すトランプ、毒は猛毒をもって制す(http://wedge.ismedia.jp/articles/-/15591)」で述べたように、トランプ氏の中国との戦い方は、洗練された紳士ルールよりもむしろ無頼漢らしきものが目立つ。「以其人之道,還治其人之身」(朱熹『中庸集注』第13章)。「その人のやり方をもって、その人を倒す」という意味で、俗にいえば、「毒をもって毒を制す」という策略だった。 ・・・・・・・つづく 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;紀行・随筆・探検譜 http://thubokou.wordpress.com/】【疑心暗鬼;民族紀行・歴史紀行 http://bogoda.jugem.jp 】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2019/05/21
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【Photo of the Day= bicycle&shot = by N.Geoglaphic】 【B.G.M. of the Day= The New Miles Davis Quintet – Miles (1956) =】⇒ https://www.youtube.com/watch?v=XbW-K06t_qQ&t=26s 【 虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 05月20日】「最大12万人の兵力を投入」米国の対イラン戦争の計画判明= WEDGE Infinity《世界潮流を読む 岡崎研究所論評集》 2019年5月16日 佐々木伸 (星槎大学大学院教授) ペルシャ湾を舞台に米国とイランの対立が激化する中、トランプ政権が検討している「対イラン戦争」の内容の一部が明らかになった。米紙ニューヨーク・タイムズが報じたもので、米国は最大12万人の兵力を投入する計画。ペルシャ湾の石油タンカーや、サウジの石油パイプラインが攻撃される事件も発生、米政府は危険に備えバグダッドの大使館員の一部に撤収命令を出した。地上侵攻は含まれず 13日付の同紙によると、国防総省の対イラン攻撃計画は何年も前から更新され続けてきたが、今回の新たな計画は政権一の対イラン強硬派であるボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)の指示で、策定された。きっかけはイラン並びにその配下のアラブ人武装組織が中東地域の米軍に攻撃を仕掛ける危険性が高い、との情報があったためだ。計画にはイランが本格的に核開発に乗り出したケースへの対処も含まれている。 計画は9日のホワイトハウスでの安全保障担当者会議で検討された。会議の出席者はボルトン補佐官、シャナハン国防長官代理、ダンフォード統合参謀本部議長、ハスペル中央情報局(CIA)長官、コーツ情報長官らが出席した。まずシャナハン国防長官代理が概要を説明した後、ダンフォード議長が細部を補足したという。 計画の最も重要なポイントは米部隊がイランに侵攻するのかどうかだが、侵攻までは考慮されていない。しかし、最大で12万人もの大兵力を動員することについては、政権上層部の一部に衝撃を与えているという。同紙によると、この新計画の1つ前の計画は「ニトロ・ゼウス」と名付けられていた。 ギリシャ神話のゼウスをもじったこの計画では、サイバー攻撃を発動し、開戦当初の数時間、イランの主要都市やイラン軍部の電力を落とす作戦だった。サイバー攻撃を使うのはできる限り爆撃という手段を回避するためだとされる。だが、この作戦ではイランのコンピューター・システムに浸透しなければならず、またイラン側のサイバーによる反撃のリスクもある。 イランは2012年、米金融市場やラスベガスのカジノなどにサイバー攻撃を仕掛けたことがあり、サイバー技術をさらに磨いているとみられている。またイランの核開発については、イラン核合意に基づいて高濃縮ウランの97%が国外に搬出されており、新たに核爆弾に必要な燃料を生産するには1年以上の期間が必要。米国はこの間に秘密作戦や核施設への攻撃で開発を阻止できると踏んでいるようだ。イラク戦争とは全く勝手が違う しかし、イランとの戦争は米国が行ってきたイラク戦争やアフガニスタン戦争とはまるで勝手の違う戦いになるだろう。イランの国力がイラクなどとは比べてはるかに大きいからだ。 人口はイラクが約2500万人だったのに対し、イランは8000万人を超える。中東でも指折りの大国だ。兵力も正規軍、革命防衛隊合わせ、約52万人。バシジと呼ばれる人民動員軍は100万人の動員力を誇っている。国土もイラクの4倍以上あり、民族的にもアラブ人とは違う誇り高いペルシャ人だ。 1979年のシーア派イスラム革命を指摘するまでもなく、宗教心は強い。今でこそ自爆テロは過激派組織「イスラム国」(IS)などスンニ派の代名詞になっているが、元々はシーア派の専売特許だった。イラン・イラク戦争当時、イラク軍が敷いた地雷原をイランの若者軍団がオートバイで「アラー・アクバル」(神は偉大なり)と叫んで突破していったのは記憶に新しい。 決定的なのはイランが弾道ミサイルを保有しているという点だろう。イランの中距離弾道ミサイルの射程は2000キロとされ、宿敵イスラエルに届く距離だ。イランと米国との戦端が開かれた場合、イランはかつてのイラクの独裁者サダム・フセインが湾岸戦争で行ったように、イスラエルやサウジアラビアなどにもミサイル攻撃を仕掛ける可能性がある。中東全域に戦線と混乱を拡大し、懸念した国際社会が米国に圧力を加えることを狙ってのことだ。 何よりもイランがペルシャ湾の出入り口であるホルムズ海峡を封鎖すれば、世界の原油供給量のざっと3割が止まる。同海峡は狭いところで30キロ余りしかない。イラン革命防衛隊のスピードボートが機雷をまくだけで石油タンカーが海峡を通過できなくなってしまう。日本を含め世界経済には大打撃だ。ドローンの脅威 米国はイラク戦争で約4000人の兵士を失った。うち600人以上はイラン支援のイラク民兵の攻撃によるものだ。「米国が対イラン戦に踏み切る時には“100年戦争”を想定しないといけない。しかし、中東の紛争に巻き込まれることを毛嫌いしているトランプにはそこまでの覚悟はあるまい」(ベイルート筋)。中途半端な攻撃では大国イランとの戦争は成り立たないのだ。 トランプ大統領は13日、イランの神権国家の転覆を求めるのか聞かれ、「何が起きるか見てみよう。イラン人が何かを行えば、それは大きな過ちになるだろう」と述べ、明言を避けた。大統領は最高指導者ハメネイ師ら聖職者が権力を握るイランの体制転換までは求めていないとの見方が一般的。体制転換まで狙っているのはボルトン補佐官らタカ派だけだろう。 だが、こうした政治的な思惑とは別にペルシャ湾の緊張は高まる一方だ。先週末にかけ、ホルムズ海峡付近でサウジの石油タンカー2隻、ノルウェーのタンカーとアラブ首長国連邦(UAE)のタンカーそれぞれ1隻が何者かの攻撃を受け、船体の一部を破壊された。イランは否定しているが、米軍はイランが事件の背後に介在していると疑っている。 タンカーへの攻撃とは別に、サウジアラビアの石油パイプラインが14日、イエメンの反政府勢力フーシ派のドローン(無人機)攻撃を複数回受けた。フーシ派はサウジのイエメンへの侵略に対する報復だとしている。 サウジ当局によると、フーシ派はこれまで140回を超えるドローン攻撃を行っており、時速240キロで1500キロ以上航行できる無人機も開発しているという。フーシ派はイランが支援しているとみられており、米国とイランとの対決がさらにエスカレートすれば、米軍にとってはドローンも大きな脅威になりかねないだろう。 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;紀行・随筆・探検譜 http://thubokou.wordpress.com/】【疑心暗鬼;民族紀行・歴史紀行 http://bogoda.jugem.jp 】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2019/05/20
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【Photo of the Day= railroad bridge = by N.Geoglaphic】 【B.G.M. of the Day= Bill Evans Trio I will Say Good Bye =】⇒ https://www.youtube.com/watch?v=xElBE7JwJSk&list=RDveX9dotK_do&index=25 【 虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 05月19日】拡大する格差、分断する社会。「劇場型政治」がもたらした負の産物 <「言葉」から見る平成政治史・第5回> =後節== Harbor Business Online_HBO取材班 2019年04月09日 By Web_Ronza / 西田亮介 齎され始めた「小泉政治」の負の部分●2006年 (トップテン)格差社会/山田昌弘(東京学芸大教授) ”これまでの「一億総中流」が崩れ、所得や教育、職業などさまざまな分野において格差が広がり二極化が進んだといわれる。市場原理を重視し、改革・規制緩和を進めた小泉政治の負の側面との指摘もある。” 中流の崩壊や格差を巡る議論が論壇を賑わせたのもこの時期である。社会学者佐藤俊樹の『不平等社会日本――さよなら総中流』(中央公論新社、2000年)、山田昌弘の格差社会を巡る一連の著作(『希望格差社会――「負け組」の絶望感が日本を引き裂く』の単行本本発売は2004年)や、経済学者橘木俊詔の『格差社会――何が問題なのか』(岩波書店、2006年)など、中流崩壊や格差を巡る議論が多く戦わされるようになった。なかでも、かつて日本社会に存在したのは実際に格差がない社会という意味での実体としての中流社会ではなく、富裕層も貧困層も中流意識を持つことができた社会であったという指摘は、実際には所得税の最高税率の引き下げ等の制度の変化はあったものの、いっそうの分断可能性にさらされている現代においても一読の価値があるのではないか。 ●2007年 (トップテン)(消えた)年金/舛添要一(厚生労働大臣) ”5000万件ともいわれる基礎年金番号に統合されていない記録のこと。元経済誌記者の調査能力を活かし、年金問題を徹底して追及していた“ミスター年金”長妻昭議員が国会で質問し、大きくクローズアップされた。” 「消えた年金」問題は、小泉内閣の2004年頃から与野党問わず相次いで発覚した政治家の国民年金未納問題ともあわさって社会から大きな注目を集めた。政治家の年金未納は小泉内閣当時、閣内にも多数の未納者が発覚し、当時の福田康夫官房長官は大臣を辞任した。だが同時にこの問題を厳しく追求していたはずの野党からも同様の問題が発覚し菅直人が民主党代表を辞任するなど、政界を揺るがす大問題に発展した。また年金に関する個人情報への不正閲覧の常態化等の当時の社会保険庁の不祥事が相次いで発覚し、多くの職員がその積を問われ、500人を上回る免職者を出すことになった。同庁は消えた年金問題の影響もあり2009年をもって廃止されるが、既に年金と政治に関する厳しい世の中の雰囲気が存在した。 そのなかで新たに発覚したのが、納付の有無が定かではなく、一元化して入力されてさえいない検証困難な大量の年金記録の存在であった。後継の日本年金機構によれば2013年時点で「約5,095万件の持ち主不明の年金記録のうち、約2,961万件の記録が基礎年金番号とむすびつきました」という。 しかし言い換えれば、半数の照合はできておらず、問題の根本的解決がなされていないともいえそうだ。結果、政権に対する強い不信感に結びつき、2007年7月に実施された第21回参議院議員通常選挙を経て自公は議席数を減少させ、民主党は議席数を伸ばし、参議院第一党の地位を獲得し、衆参で第一党が異なるいわゆる「ねじれ国会」が発生し、のちの民主党による政権奪取への重要な足がかりとなった。 (トップテン)ネットカフェ難民/川崎昌平(「ネットカフェ難民」著者) ”働いてはいるものの、事情によりネットカフェに寝泊まりする人たちがネットカフェ難民として報道された。日本複合カフェ協会では「難民」という言葉の使用を控えることを求める緊急アピールを発表した。” 先の「格差社会」同様、センセーショナルな新たな貧困の形態が次々に告発されるようになった。この年、朝日新聞社がかつて発行していた論壇誌『論座』2007年1月号に、フリーライターの赤木智弘が「「丸山眞男」をひっぱたきたい――31歳、フリーター。希望は、戦争。」という論考を発表し、話題を読んだ。将来が見えない非正規雇用のフリーターとして働く/働かざるをえなかった身を振り返れば、むしろ戦争という金持ちもそうでないものも、正規雇用者も非正規雇用者もある意味では公平に死に直面しうる時代のほうが望ましいようにも見えると丸山眞男に代表される戦後民主主義や平和主義に対する批判を展開し話題を集めた。就職氷河期に直面した世代も、活発に言論活動を行い「ロスジェネ論壇」や日本における「プレカリアート」言説としてもまた注目された。社会・政治・経済の先行きに対する不信感が増した2008年●2008年 (トップテン)埋蔵金/中川秀直(元自民党幹事長) ”「埋蔵金」論争のきっかけは、「自民党財政改革研究会」が2007年にまとめた報告書にある。特別会計の積立金を埋蔵金にたとえて、特別会計を見直せば数十兆円単位で金が捻出できるという議論である。” 特別会計とはなにか。予算単一の原則が存在するものの、財務省によると「1 特定の事業を行なう場合」「2 特定の資金を保有してその運用を行う場合」「3 その他特定の歳入を以て特定の歳出に充て一般の歳入歳出と区分して経理する必要がある場合」には法律によって特別会計を設置可能で、2017年時点で13本の特別会計が存在するという。 この特別会計が少子高齢化や長く続く不景気などで財源が逼迫し始めるなかで、まさに埋蔵金として「有効活用」できるのではないかという期待が高まった。後の、民主党政権でも財源の目処がたたない政策の新規財源になりうるのではないかと思われたが、実際には行政のムダを省く事業仕分けなどと組み合わせてもそうは機能しなかった。現在では、予防線を張るためか、財務省は平成31年度予算で特別会計の歳出総額が389.5兆円だが、会計間の相互の重複等を除くと197.0兆円で、国際償還費や社会保障給付金、地方交付税交付金、復興経費を除くと、6.1兆円しか残らず、それらも雇用安定事業等の保健事業が4割、石油備蓄等のエネルギー関連が2割にのぼる旨をかなり詳しく紹介している。政治の過剰期待に対する予防線にも見えてくる。 他にもトップテンとして「後期高齢者」「蟹工船」「あなたとは違うんです」など、社会、政治、経済の先行きに対する不信感を表現した語が複数選出されている。変革の流れが政治的に具現化するのが2009年の第45回衆議院議員総選挙であり、当時の民主党はその受け皿となった。 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;紀行・随筆・探検譜 http://thubokou.wordpress.com/】【疑心暗鬼;民族紀行・歴史紀行 http://bogoda.jugem.jp 】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2019/05/19
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【Photo of the Day= countory-field = by N.Geoglaphic】 【B.G.M. of the Day= Dave Brubeck Quartet - Jazz Impressions Of Japan =】⇒ https://www.youtube.com/watch?v=jFB37Hlm6s4&list=RDveX9dotK_do&index=26 【 虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 05月18日】拡大する格差、分断する社会。「劇場型政治」がもたらした負の産物 <「言葉」から見る平成政治史・第5回> =中節== Harbor Business Online_HBO取材班 2019年04月09日 By Web_Ronza / 西田亮介 上の図表は=新規参入とリスクを象徴する起業はどうか=である。平成を通して、会社開業率と廃業率の推移を見てみると、会社開業率はバブル崩壊とともに一気に4.0%前後の水準に半減し、以後若干の変動は認められるがほぼ横ばいで推移している。加えて会社廃業率が会社開業率を上回る年が近年増加している点も注目すべきか。日本は中小企業大国といわれるが、開業、つまり新規参入は廃業を下回り足元が揺らいでいる。同白書や定評ある国際比較調査の『Global Entrepreneurship Monitor』などでも、開業率の低さは世界最低水準であることが知られている(先進国の開業率はあまり高くないことを考慮しても、そのなかでも低位に位置する)。日本生産性本部が定期的に実施している調査「2018年2018年度 新入社員 春の意識調査」を見ても、加盟企業の新入社員のなかで「将来への自分のキャリアプランを考える上では、社内で出世するより、自分で起業して独立したい」という質問に対して、「そう思う」という回答は13.7%。2003年から導入された質問だが、質問導入の2003年に31.7%を記録して以来、ほぼ一貫して低下の傾向にある。対して、「そう思わない」という回答は2018年に86.3%、こちらはほぼ一貫して高い値で推移している。 政治の不人気と新規参入の乏しさも相変わらずだ。地方選挙にはいよいよ担い手不足が深刻化し、無投票やイレギュラーな統治の仕組みの模索も続くが切り札に欠く。「岩盤規制の緩和」とそれに伴う多分野における新規事業者参入は第2次以後の安倍内閣の切り札に思われたが、盛り上がりに欠く。それどころか、民泊を促進するはずの住宅宿泊事業法には利益相反関係にある旅館業法の事業者らからの巻き返しで、事業者に対して営業日数の上限規制(180日)がついた。地方自治体が創意工夫と試行錯誤しながら、自ら稼ぐ存在になる競争を促すのがふるさと納税制度だったはずだ。だが、総務省の意に沿わない派手な振る舞いをする自治体が出てくるや否や、総務省は返礼品の上限規制を設け、ペナルティを課そうとするなど強硬な姿勢を見せている。海外の動向などを横目で見ながら、思いつきのように新規参入者を募ってみつつ、集ってきた見知らぬ新参者を冷たくあしたいながら、昔なじみに適度に新しいふりをさせたうえで新規参入の少なさを嘆いてみせる。まさにマッチポンプ的だが、そんなことを平成を通して、各所で何度繰り返してきたのかといえば、数えきれないほどである。 しぶとく残る「中二階」麻生。でも考案者のほうが「中二階」化(トップテン)中二階/山本一太(参議院議員) ”次期リーダーのポジションにいながら、いまひとつ影がうすい自民党の有力者、具体的には平沼赳夫前経済産業相、古賀誠元幹事長、高村正彦元外相、麻生太郎総務相のビミョーさを表現したことば。小泉首相が使って脚光をあびたが、考案者は自民党若手で世代交代の切り込み隊長、山本一太参院議員。実に言い得て妙。~『現代用語2005』さまざまなことば用語より~” ここで名前が挙がった自民党議員らはどうなったのだろうか。平沼は郵政選挙を機に自民党を離党。たちあげれ日本や日本維新の会、次世代の党と保守政党を転々としたのち、自民党に復党して政界を辞任した。宏池会の流れを汲み、道路族の一人だった古賀もまた小泉と対立を深める。平沼のように離党こそしなかったものの、2012年末の衆院選には出馬せず政界を引退した。麻生はその後、総理の座に就くが相次いだ失言などで政権は迷走。2009年の総選挙で敗北を喫し民主党政権誕生のきっかけとなった。だが、安倍を支え、有力派閥の長として第2次以後の安倍政権を支え、自身も長く副総理の座に着いたという意味においてもっとも順調な政治家人生を送ったといえそうだ。高村は第2次以後の安倍内閣で自民党副総裁を担い、政権を引退した後もとくに得意の改憲論議などで存在感を見せている。 ところで当時「中二階」などと口にした山本一太はどうか。その後、外務副大臣、内閣府特命担当大臣、参議院予算委員長など、政府自民党、国会の要職を務め、メディアの露出も多いはずだが、どこか華に乏しいところがある。最近も国会議員を辞して、地元群馬県の次期都道府県知事選挙に立候補すると報道されているが、平成末には本人自ら「中二階」に上がってしまった感は否めない。いよいよ開幕した「劇場型政治」●2005年 (年間大賞)小泉劇場/武部勤(自由民主党幹事長)ほか ”2005年9月の衆院選は、小泉首相の意図するせざるに関わらず「造反」「刺客」「くのいち候補」の登場、郵政民営化問題に絞られた単純な争点などにより、さながら「小泉劇場」の態をなした。その結果「小泉一人勝ち」。” 第44回衆議院議員総選挙において、小泉純一郎率いる自民党は296議席を獲得した。以後、地方政治や住民投票も含めて、わかりやすい単一争点を設定し、その是非を問う手法は多用される。大阪都構想の是非、普天間から辺野古への米軍基地の移転もそうだし、国民投票法が定める憲法改正の是非を問う国民投票も実現に至れば同様の構図になるはずだ。本来の多様な民意を、二項対立の図式に収斂させたうえで勝利するには、耳目をひく仕掛け――革新的に見える手法とそれらを形容するキャッチーなネーミングが重要だ。その点、小泉は凄まじいまでのセンスを見せつけた。連日テレビカメラは小泉の一挙手一投足を追いかけた。彼の口数は少ないが、しかし短く切れ味のよい言葉は耳に残り(サウンドバイト)、立ち居振る舞いは画になったからだ。いまでもテレビ制作の現場では、政治の季節になると当時の制作陣たちの反省が共有されることがある。メディアの世界には第44回総選挙で、政治の言葉を本来チェックすべき自分たちが小泉の政治の言葉を安易に流通させてしまったのではないかという懸念が残り続けている。郵政民営化に反対する自民党現職の選挙区に、小泉らは有力な対抗馬を送り込み、メディアはその候補者らを「刺客」と呼んだが、この言葉もまたこの年の「トップテン」に入っている。いま、確かに政治の言葉はかつてより形式的にはコストが投入され形式面では洗練されているが、これほどまでにメディアの熱狂を生み出すには至らない。改めて小泉の凄みを想起させるが、結果として派閥政治を弱体化させ、自民党の多元性、多様性を減少させたことの功罪も考えるべきだろう。 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;紀行・随筆・探検譜 http://thubokou.wordpress.com/】【疑心暗鬼;民族紀行・歴史紀行 http://bogoda.jugem.jp 】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2019/05/18
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【Photo of the Day= sun_down = by N.Geoglaphic】 【B.G.M. of the Day= Bill Evans Trio I will Say Good Bye =】⇒ https://www.youtube.com/watch?v=xElBE7JwJSk&list=RDveX9dotK_do&index=28 【 虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 05月17日】拡大する格差、分断する社会。「劇場型政治」がもたらした負の産物 <「言葉」から見る平成政治史・第5回>=前節== Harbor Business Online_HBO取材班 2019年04月09日 By Web_Ronza / 西田亮介 「メディアと政治」の共犯関係が構築された2000年代 日本社会が本格的に変化し始める「移行と試行錯誤の時代」と評したが、ポスト昭和、つまり平成の時代が本格化するための試行錯誤がなされていた2000年代。 この時期は、小泉純一郎に代表される「劇場型政治」と「ワンフレーズポリティクス」によって、政治とメディアが共犯関係となった時代だと言える。 果たして、そんな時代に何が語られたのか。 前回(底流の”平成政治概史” 11-16/18)は、「『現代用語の基礎知識』選 ユーキャン 新語・流行語大賞」のサイト内の「過去の授賞語」について、2003年までの「政治の言葉」を取り上げたが、今回は2004年以降について言葉を選評とともに取り上げて論評する。 「サプライズ」政治でスポイルされたメディアと大衆●2004年 (トップテン)サプライズ/武部勤(自由民主党幹事長) ”英語 surprise は「びっくりさせる」の意味だが、小泉首相に関しては単なる「サービス」の意味で使われる。第1次内閣から田中眞紀子外相など組閣にあたって意外な女性を採用。このコトバは拡大解釈され2004(平成16)年7月の参院選前に突然訪朝してジェンキンスさんを返せと金正日総書記に迫った行動なども、小泉流サプライズ。同年9月の第2次組閣ではついに「ノーサプライズ」とがっかりされる始末。~『現代用語2005』社会風俗用語より~” 政治のサプライズはメディアにとって蜜の味といわんばかりに、小泉の一挙手一投足にメディアは注目した。劇場型政治のひとつの完成形を見る郵政選挙まであと1年。小泉の打ち手を官房副長官、自民党幹事長、官房長官と間近で見ていたのは安倍晋三その人であり、いまも周辺を固める人々だ。 我々の社会はいつの間にか、政治をサプライズなしに眺められない体質になってしまった。サプライズがなければ物足りなく、サプライズがあれば喝采する我々の体質を政治はじっと見ているはずだ。人々の反応の一歩先を行くことができれば、生き残ることができるだけに彼ら彼女らは感じのよい笑顔の裏で必死だ。インターネットやソーシャルメディアはそれぞれの陣営にとって耳に心地よい言葉ばかりを届ける傾向にある。政治の言葉を冷静に咀嚼できる成熟した社会へと至る途はいかにして可能か。改めてそんなことを考えてみたい。 (トップテン)自己責任/該当者なし ”本来はリスクをとって行動した者が自ら「結果責任」をとることをいうが、最近では責任を転嫁する際にしばしば用いられている。特に自己責任という言葉が頻繁に用いられたのは、2004(平成16)年4月、戦闘が続くイラクで発生した武装グループによる日本人人質事件のときだった。3人の日本人人質に対して自己責任という言葉が向けられたのだ。政府の勧告を無視してイラクに向かったのだから、自業自得だという議論だった。彼らが果たそうとしたイラクの子供たちへの支援や真実の報道という尊い目的は無視され、政府に迷惑をかけたことだけがクローズアップされた。全体主義の下で、自ら考え、独自の行動をした人を切り捨てるための言葉が自己責任となってしまった。~『現代用語2005』くらしと経済用語より~” イラクで武装勢力に拉致された日本人人質事件に対して、総じて人々は冷ややかな眼差しを送った。その後、幾度も繰り広げられることになった同種の事件では複数の死亡者が出たにもかかわらず概ね同様の世論が定着してしまっている。無事帰国することができた当時の人質の一人今井紀明氏は、帰国後、まちなかを歩いていたら知らない人に殴られたこともあると述べている。 「自己責任」のレッテルは溜飲を下げ、一瞬のカタルシスを得られるのかもしれないが、多くの社会問題の解決にはつながらない。社会学者のアンソニー・ギデンズは『左派右派を超えて――ラディカルな政治の未来像』(松尾精文・立松隆介訳、而立書房、2002年)において、保守派は従来市場に委ねなかった(≒護持すべきだと思われていた)対象まで語義矛盾だが革新的に市場依存に陥っているという。本質的に区別なく擁護すべき対象であるはずの国民に対して恣意的な選別を行う国家はいずれあなたを擁護の対象外と恣意的に判断しかねないということを、安易な自己責任論を口にする前に想起すべきだ。思いつきで新規参入募集。でも新参者は冷遇するマッチポンプ政策(トップテン)新規参入/堀江貴文(ライブドア社長) ”近鉄・オリックスの合併で5球団となったパ・リーグに、新たにライブドアと楽天が参入を表明。業種は両者ともIT関連の情報産業。おまけにライブドアが仙台・宮城球場を本拠地と定めたのに続き楽天も同球場を指名したためにNPB側は受け入れる1社をどちらかに決めなくてはならず、公開ヒアリングを開き選定を急いだ。結果は2004年11月2日のオーナー会議で楽天に決定となった。~『現代用語2005』野球の問題用語より~” 日本社会では予定調和と皆が慣れ親しんだ基準に立脚した分配が好まれ、肯定されがちだ。堀江はこの時期、本業のみならず球団買収、放送事業、政治と手広く新規参入を仕掛けた。既得権益の壁は分厚く、いずれも成就したとは言い難い結果に終わった。のち、2006年に堀江と村上ファンドの村上世彰が相次いで逮捕され、日本社会の新規参入者に対する風当たりの強さを見せつけた。堀江は今も宇宙、健康、オンラインサロンと新規参入を続け、若年世代のオピニオンリーダーになった。 社会と政治はどうか。人手不足が常態化し、大学新卒の就職率は過去最高の水準になった。だが、各種人気ランキングに並ぶのは、銀行証券、航空関係、商社、観光と以前と大きくは変わらない企業である(強いて言えば、マスメディアの地位低下は目立つ)。 また一般社団法人全国高等学校PTA連合会と株式会社リクルートマーケティングパートナーズが合同で実施した第8回 「高校生と保護者の進路に関する意識調査」 2017年報告書 によると、「高校生が就きたい職業ランキング」で安定した職業の代名詞である公務員は2位に位置している。ちなみに1位は教師だが、こちらも正規職で採用されれば安定職と考えられるし、全体3位、女子1位となったのは看護師だ。看護師も引く手数多の手堅い専門職の代名詞だとみなすことができる。興味深いのは、同調査の「保護者が子どもに将来就いてほしい職業」という項目でも、ほぼ同様で公務員が1位、看護師2位、5位に教師と当事者、保護者ともに安定した職業に対する人気が本人、保護者ともに高くなっている。 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;紀行・随筆・探検譜 http://thubokou.wordpress.com/】【疑心暗鬼;民族紀行・歴史紀行 http://bogoda.jugem.jp 】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2019/05/17
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【Photo of the Day= a snow-capped mountain = by N.Geoglaphic】 【B.G.M. of the Day= The Dave Brubeck Quartet -Balcony Rock =】⇒ https://www.youtube.com/watch?v=McqN3JZBgW8&list=RDveX9dotK_do&index=28 【 虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 05月16日】自衛隊の多国籍軍参加へ──シナイ半島派遣はその第一歩= NewsWeek_Column 2019年5月10日(金) ジェフリー・ホーナン(米ランド研究所)日本はどうやら新しい時代を迎えたようだ。といっても、新天皇の即位とは関係ない。日本政府は4月26日、安全保障の分野で小さな、だが重要な一歩を踏み出した。戦後初めて、自衛隊員を国連以外の多国籍軍に参加させるために海外に派遣したのだ。新元号「令和」発表の翌日、政府はエジプトのシナイ半島で活動する「多国籍軍・監視団(MFO)」に陸上自衛隊の幹部隊員2人を送る計画を閣議決定した。MFOは1979年のエジプト・イスラエル間の平和条約成立後、82年から停戦監視任務に当たっている。新元号とは違い、この決定は日本国内でも国際的にも大きな注目を集めることはなかった。それはそうだ。2人の陸自隊員を中東に送り、非戦闘部門の司令部で活動させる──それ自体は何の変哲もないことのように見える。派遣される2人は連絡調整の任に当たり、拳銃と小銃を携行する。それに日本は88年以来、MFOに総額約2500万ドルの資金援助を行ってきた。PKO(平和維持活動)参加も目新しいことではない。92年のPKO協力法成立後、日本は国連PKOへの参加を解禁。これまでに自衛隊を9回派遣している。国連PKO参加に当たっては、紛争当事者間の停戦合意、武器使用は自身の生命保護のためなど最小限にとどめる、といった「5原則」を満たしていることが条件とされた。その後01年に法改正で、「自己の管理下にある」自衛隊員以外のNGOスタッフなどを守るための武器使用も可能になった。それから10年以上、日本はこの原則を維持してきたが、15年に安全保障関連法が成立。国内避難民などの保護、国連職員の救助なども必要に応じて可能になった。武器の使用範囲も自衛隊員などの自己防御に加え、宿営地の「共同防護」や「駆け付け警護」も可能になった。国連以外の活動の端緒にただし日本はまだ、実際にそのような活動を行っていない。国連PKOの一環として南スーダンに自衛隊を派遣したが、安全保障関連法が想定するような事態は起きないまま、政府は司令部の自衛隊員4人を残して部隊の撤退を決定。そのため現在まで、国連PKOで日本の不在が目立つ状況が続いてきた。しかし、シナイ半島の任務はこれまでとは違う。15年のPKO協力法改正を含む安全保障関連法の成立で、国連PKO以外の「国際連携平和安全活動」への参加が可能になった自衛隊の隊員が、同法に基づき実際に派遣される初めての機会だ。17年の南スーダンからの撤退以来、初の自衛隊の海外派遣であるだけでなく、日本政府が15年の法改正に基づき、自衛隊の派遣基準を初めて世界に示したささやかな(だが無視できない)一歩でもある。自衛隊がいきなり多国籍軍と肩を並べ、独裁政権の打倒やテロリスト根絶のために戦うようになるわけではない。それでも、今回の決定は大きな前進だ。日本の安全保障政策は、少しずつ段階的に変わる。今回の派遣がうまくいけば、平和と安定のために自衛隊が多国籍軍と共に貢献を期待されている多数の国際的活動の最初の例になるかもしれない。「国連の管理下」という制約から解き放たれた日本は、もっと幅広い海外での任務にもっと自由に自衛隊を派遣できるようになるはずだ。今はささやかな動きにしか見えないかもしれないが、日本は安全保障でも新時代に突入した可能性がある。 From Foreign Policy Magazine9.11からスリランカテロまで──ムスリムエリートのゆがんだ使命感 =NewsWeek_Column_2019年05月11日、 ユーラシアウォッチ 楊海英・本誌コラムニスト(静岡大学教授、日本名は大野旭)スリランカで4月21日に起きた同時爆破テロは犠牲者253人という大惨事となった。その後、テロの首謀者や実行犯の意外な人物像もまた、世界に衝撃を与えた。テロ実行犯9人は、そのほとんどが富裕層で、中にはイギリスやオーストラリアへの留学経験者もいた。容疑者の1人、ユスフ・ムハンマド・イブラヒムはスリランカの有力な香辛料貿易商。インド洋からアラビア世界を経てヨーロッパ各国へ運ばれるスパイスの輸出入で財を成した。その息子たちも実行犯となり、コロンボの高級ホテルで自爆。日本人を含む大勢の市民が巻き込まれた。 香辛料はスリランカの歴史を語る上で欠かせない、重要なシンボルだ。セイロンと呼ばれていた平穏な島に西洋列強が現れたのは16世紀初頭。ポルトガルとオランダ、イギリスはこの美しい島を植民地に改造。洋の東西の要に位置する島から産出する香辛料を略奪して潤い、現地の人々を搾取した。西洋に流入した富が近代資本主義の発達を支えた、と奪われた側の南アジアの人々は認識している。貧困層生まれという俗説テロリストは日常的にこわもての顔をしているわけではない。現にイブラヒムは紳士的で、慈善活動に熱心だったという。ムスリムにとって喜捨は5つの義務の1つで、貧者や負債者、困窮者に財産の一部を自発的に施さなければならない。イブラヒムは率先して喜捨を実行していた、と現地のムスリムは証言している。彼の息子たちも孤児に食べ物を分け与えていた姿がよく目撃されていた。これは「テロリストは貧困層から現れる」、つまり貧困や失業、差別で絶望に追い込まれた若者が過激派に加わるという俗説を裏切る現実だ。そのような青年もいなくはないが、テロリストの多くは近代の植民地支配の現実に目覚めたエリートであるという冷徹な事実を認めなければならない。国際テロ組織アルカイダの最高指導者だったウサマ・ビンラディンは、サウジアラビアの実業家だった。79年のソ連によるアフガニスタン侵攻の際、ロシア人の侵略から「ムスリムの同胞を解放」しようと大勢の「聖戦士」が駆け付けた。その中でビンラディンは持ち前のカリスマ性でリーダーとなり、屈強な男たちを団結させた。後にサウジ政府が「異教徒」である米軍駐留を認めたため、彼はアルカイダを結成し、アメリカとも戦った。ビンラディンの盟友にして、アルカイダの現指導者アイマン・アル・ザワヒリもエジプトの上流階級の家庭に生まれ、カイロ大学医学部を卒業し、修士号を有する知識人だ。指導者だけでなく、実行犯もまたエリート出身であることが多い。11年に起きた米同時多発テロの実行犯、モハメド・アタもそうだ。エジプト人のアタはカイロ大学工学部を卒業後、ドイツの名門ハンブルク工科大学で修士号を取得した。アタはアルカイダのメンバーではなかったが、ムスリムの同胞が世界で不条理な立場にあると認識し、イスラム原理主義思想に傾倒していった男だ。飛行機を操縦して世界貿易センタービルに突進していったのにはそうした思想背景がある。国際テロで先頭に立つのは貧困層の青年ではない。むしろ西洋列強による近代化の恩恵を受けながらも、植民地からの解放を求めるエリートとしての使命感――その複雑な心理を直視することがテロ時代の今を考える一歩となる。 <本誌2019年05月11日号掲載> 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;紀行・随筆・探検譜 http://thubokou.wordpress.com/】【疑心暗鬼;民族紀行・歴史紀行 http://bogoda.jugem.jp 】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2019/05/16
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【Photo of the Day= old-windows = by N.Geoglaphic】 【B.G.M. of the Day= Chet Baker - Alone Together =】⇒ https://www.youtube.com/watch?v=zdDhinO58ss&list=RDveX9dotK_do&index=28 【 虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 05月15日】イラン戦争に突き進むアメリカ =後節== NewsWeek_Column 2019年5月9日(木) コリン・カール開戦を正当化する理屈を検討ほかの全ての条件が同じなら、トランプはおそらく中東でアメリカが新たな戦争に携わることを望まないだろう。だが過去が「序章」であるならば、イランが火に油を注ぐような好戦的な挑発をしてくれば、トランプは本能的にそれに(おそらくツイッターで)反応すると予想される。またイランの行動を受けて、右派の献金者や議会タカ派、地域の同盟相手――トランプにイラン核合意からの離脱を強く求めた勢力――がトランプに対して「武力行使すべき」と強烈な圧力をかけることも容易に想像できる。それにトランプの周囲にはもう、H.R.マクマスター前国家安全保障担当大統領補佐官やジェームズ・マティス前国防長官のような冷静な頭の持ち主がいない。今のトランプを取り囲んでいるのは、長年イランとの戦争を支持してきたボルトンやポンペオのようなアドバイザーたちだ。実際、トランプのアドバイザーたちは万が一の事態とそれを法的に正当化する可能性について検討しているように見える。4月には上院外交委員会の公聴会で共和党のランド・ポール上院議員が、2001年に議会で可決された、アルカイダやその関連組織に対する軍事行使権限付与決議によって、トランプ政権にはイランとの戦争を始める権限が認められるのかとポンペオに尋ねた。これに対してポンペオは明確な回答を拒否したが、トランプ政権はイランとアルカイダの間につながりがあると確信していると語った(イラク戦争の開戦前を彷彿とさせる論調だ)。さらに悪いことに、もしもイランが核開発を再開すれば、2009年から2012年の間によく見られたように、イスラエルがイランに武力行使をちらつかせる事態がまた発生するかもしれない。しかも今度は、米政権は自制を求めるどころかむしろそれを奨励する可能性の方がずっと高い。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相をトランプは無条件に支持している(国内の政治的計算に深く根差していると思われる)。そしてトランプに最も近いアドバイザーたちは、トランプがイスラエルに攻撃開始のゴーサインを出すよう促す準備があるように見える。ボルトンは2015年、イランの核の脅威への最善の対処法は、アメリカの支援の下でイスラエルがイランを攻撃することだとの見解を示していた。これらを考え合わせると、今はきわめて危険な瞬間だ。事態が制御不能になる前に沈静化させ、イラン政府との間に高級事務レベルの対話チャネルを開設し、新たな交渉の第一歩として核合意に戻る意思を示すのが、トランプ政権にとって賢明な道だろう。だがトランプ政権がその道を選ぶ見通しはゼロだ。同政権は緊張を最大限に高める戦略を強化しており、トランプ自身が認識しているかどうかに関わらず、彼らが既に戦争に向かう道を歩んでいることを示す証拠は増加している。 (翻訳:森美歩) From Foreign Policy Magazine北朝鮮のミサイル発射直後、アメリカはICBMを発射していた = NewsWeek_Column 2019年5月10日 トム・オコナーアメリカと北朝鮮は5月9日、ほぼ同時にミサイルの発射実験を行った。北朝鮮の非核化を目指した米朝間の交渉が行き詰まり、両国間の緊張が再び高まりかねないタイミングだが、背景には何があるのか――。韓国軍によると、北朝鮮は現地時間で午後4時半過ぎに、中西部の亀城(クソン)付近から東方向の日本海に向けて、短距離ミサイルと見られる飛翔体を発射した。この飛翔体は約420キロ飛行して日本海に落下した。さらに約20分後にも同様の飛翔体を発射し、この2発目も東方向に約270キロ飛行して日本海に落下した。北朝鮮は4日にも、東部・元山(ウォンサン)付近から短距離弾道ミサイルと見られる数発の飛翔体を発射し、米韓の専門家から「国連安保理決議に違反する」と指摘されていた。米朝間の非核化交渉が行き詰まりを見せる中で、北朝鮮が弾道ミサイル実験を実施したとすれば2017年以来、約1年4カ月ぶりのこととなる。一方ほとんど報じられていないが、9日の北朝鮮の1発目の発射実験から11分後には、アメリカも大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を行った。カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地から、約6700キロ離れた南太平洋・マーシャル諸島のクェゼリン環礁に向けて発射された。「今回のミサイル発射実験で米朝両国は、外交努力で積み重ねてきた脆い成果を吹き飛ばすリスクを冒している」と、核廃絶を目指す民間団体「ニュークリア・エイジ・ピース・ファンデイション」のリック・ウェイマンは本誌取材に語った。米原潜のミサイル実験も同時に両国の発射実験がほぼ同時刻だったにもかかわらず、またアメリカと北朝鮮は先週も数日の間を開けてミサイル発射実験を行っているが、米空軍の地球規模攻撃軍団(AFGSC)の広報は9日、米軍の「ICBM発射実験は、世界的なできごとや地域情勢の緊張に反発、反応したものではない」とコメントした。さらに9日のICBM発射実験の数時間後には、米海軍のオハイオ級原子力潜水艦ロードアイランドが、フロリダ州の沖合で核弾頭の搭載が可能なミサイルの発射実験を行った。9日の北朝鮮の発射実験の直後、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領はドナルド・トランプ米大統領と電話で協議し、北朝鮮問題に関して「緊密に連携」することで合意した。トランプと文は、朝鮮戦争以来続いてきた北朝鮮との緊張関係の緩和を昨年から主導してきた。文は9日夜に公営放送KBSに出演し、北朝鮮の発射実験について「このような行為が続けば、対話が難しくなり得ると北朝鮮に警告したい」と述べた。昨年以降、北朝鮮との非核化交渉が続く中で、このような厳しい発言が文から出たのは初めてのことだ。またトランプも抑制した表現で非難した。「(ICBMではなく)もっと小さい、短距離ミサイルだ。誰も幸せではないが、今後の事態を注視する」と、記者団に語った。「米朝関係は今後も継続する。しかし今後の推移を見守りたい。北朝鮮は交渉を継続したがっているが、その準備が北朝鮮はできていない」。 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;紀行・随筆・探検譜 http://thubokou.wordpress.com/】【疑心暗鬼;民族紀行・歴史紀行 http://bogoda.jugem.jp 】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2019/05/15
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【Photo of the Day= mosque-AbuDave = by N.Geoglaphic】 【B.G.M. of the Day= Paul Desmond Feeling Blue 1996 =】⇒ https://www.youtube.com/watch?v=TZaUByp-AX4&list=RDveX9dotK_do&index=27 【 虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 05月14日】イラン戦争に突き進むアメリカ =前節== NewsWeek_Column 2019年5月9日(木) コリン・カールジョン・ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は5月5日、イランにあからさまな警告を突きつけた。空母エイブラハム・リンカーンを中心とする打撃群と爆撃部隊をペルシャ湾に派遣すると発表したのだ。「アメリカと同盟国の利益に対するいかなる攻撃も、容赦ない武力行使を招くという、明白で間違いようがないメッセージを送る」ためだ、とボルトンは述べた。「(アメリカは)イランと戦争をするつもりはないが、あらゆる攻撃に対応できる十分な用意がある」何がきっかけで米軍の派遣が決まり、ボルトンが脅迫めいた発言をしたのかははっきりしない。当初の報道によれば、イランが支援するイスラム教シーア派の武装勢力がイラクに駐留する米軍に対する攻撃を計画している兆候があり、それを封じるためだということだった。イランが近々、湾岸地域におけるアメリカの権益、人員、もしくは同盟国を攻撃するという情報がイスラエルから入った、という報道もあった。いずれにしろボルトンはこれまでも、武力行使を正当化するためにたびたび情報を誇張し、操作してきた男だ。そのため今回の件もボルトンの自作自演の危機扇動劇とみる向きもあるだろう。だが、イランの行動が引き金となって大規模な軍事衝突が起きる可能性は十分にある。緊張を高めているのは、イランを追い詰めるトランプ政権の政策そのものなのだが。互いをテロ支援国家呼ばわりボルトンの警告の背景には、アメリカとイランの緊張が急速に高まっている状況がある。ドナルド・トランプ米大統領は1年前、イランと米英など6カ国が2015年に交わした核合意からの離脱を表明。イランを経済的に締め付け、現体制を不安定化させるために、金融、石油部門などを標的にした経済制裁を復活させた。イラン経済は大打撃を受けたが、トランプ政権が最大限の圧力をかけても、今のところイランは核合意の再交渉に応じる姿勢も、テロ支援や地域の武装勢力へのテコ入れを自粛する姿勢も見せていない。かくて、締め付け政策は失敗に終わったが、トランプ政権はそれを見直すどころか、圧力を倍加させている。イランの現体制を崩壊寸前に追い込むため、米政府は4月末、イラン産原油輸入禁止の適用除外を打ち切ると発表した。中国、インド、日本、韓国、トルコなどはこれまで日量約100万バレルまで輸入できたが、それができなくなる。米政府は打ち切りの目的を、イラン経済の生命線である原油輸出を可能な限りゼロに近づけることと説明した。これに対抗してイランは、自国沖合のホルムズ海峡(世界の原油輸送の約20%を占める重要ルート)を封鎖すると警告した。さらにイラン政府筋によると、自国の宿敵であり、トランプ政権のイラン制裁を後押ししているサウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)の原油輸出を妨害するため、バブ・エル・マンデブ海峡と紅海を航行する石油タンカーを攻撃するか、この2国の重要なインフラをサイバー攻撃で破壊する可能性もあるという。トランプ政権は締め付けを一層強化するため、イランの精鋭部隊である革命防衛隊をテロ組織に指定した。アメリカが他国の軍隊をテロ組織に指定するのはこれが初めてだ。これに対抗して、イランの国防・外交を統括する最高安全保障委員会は、中東などを管轄する米中央軍を「テロ組織」、アメリカを「テロ支援国家」に指定した。イラン限界で核開発再開か一方で、イラン指導部は核開発の再開も検討しはじめているようだ。これまでイランは核合意で約束された経済的な恩恵をほとんど受けていないにもかかわらず、履行義務を守り、ウラン濃縮などの活動を自粛してきた。この1年程イランは、アメリカの制裁の理不尽さを国際社会に訴えつつ、2020年の米大統領選でトランプ政権が退陣するまで、何とかしのごうとしているようだった。だが5月8日、イランのハサン・ロウハニ大統領は核合意の履行の一部を即時停止すると宣言し、初めて核合意に逆行する決定を下した。アメリカの反応は激しかった。トランプは即日、金属の輸出を禁止する追加制裁をイランに科す大統領令に署名した。今や、核開発再開を自粛すべきだというイランのエリート層の政治的合意は崩れつつある。中部のフォルドウにある地下核施設で、核合意の制限を越えて低濃縮ウランの備蓄を増やすか、高濃縮ウランの製造を再開する可能性があると、イラン高官は示唆した。核合意の一部停止だけでなく、政権内には核合意からの完全離脱を主張する声さえあるとジャバド・ザリフ外相は述べた。今すぐこうした極端な措置を取る可能性は低いものの、イランの我慢が限界に達しつつあるのは間違いない。2018年5月8日にトランプが核合意離脱を表明してから1年、今や制裁と報復の連鎖がエスカレートし、緊張はピークに達している。軍事対決のリスクは日々高まる一方だ。米軍とイランの支援を受けた武装勢力はイラクとシリアで、また多くの船舶が航行するペルシャ湾で、隣り合わせで活動している。「世界最悪の人道危機」の舞台とされるイエメンでは、サウジアラビアとUAEがイランがテコ入れするイエメンの武装勢力ホーシー派への空爆を続行。イスラエルは、シリアにおけるイランの拠点と武器輸送に対する軍事攻撃を繰り返している。こうした極めてキナ臭い状況では、意図的に、あるいは意図せずして、アメリカとイランの間で戦争が勃発する可能性はいくらもある。もしもイランやその代理勢力がアメリカの圧力に対して、アメリカを怒らせるような、あるいは地域の重要な石油インフラに大打撃を与えるような方法で対応すれば、事態は急速に手に負えない状態に悪化しかねない。バラク・オバマ前政権の後半には、両国政府の間に危機管理のための高級事務レベルの対話ルートがあったが、今はそれがない。そして双方の強硬派は争いを望んでおり、緊張を緩和させるよりもむしろ増大させるチャンスを伺っているように見える。 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;紀行・随筆・探検譜 http://thubokou.wordpress.com/】【疑心暗鬼;民族紀行・歴史紀行 http://bogoda.jugem.jp 】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2019/05/14
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The manuscript is missing. Will you excuse me?? 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;紀行・随筆・探検譜 http://thubokou.wordpress.com/】【疑心暗鬼;民族紀行・歴史紀行 http://bogoda.jugem.jp 】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2019/05/13
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【Photo of the Day= Buddha in a limestone cave = by N.Geoglaphic】【B.G.M. of the Day= If I Were A Bell - The Miles Davis Quintet =】⇒ https://www.youtube.com/watch?v=36wafFjFdYs&list=RDveX9dotK_do&index=27 【 虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 05月12日】世界の闇社会を牛耳る、頭脳派麻薬王を追え! =前節== NewsWeek_Column 2019年5月8日(水) メアリー・ケイ・シリング凶悪犯と麻薬について書かせたら、この人の右に出るライターはまずいない。ニューズウィークとタイムの元ベテラン記者、エレーン・シャノン。メキシコの麻薬王と腐敗した警察の癒着を暴いた88年刊行の『デスペラードス』で、一躍この分野の第一人者となった。映画監督のマイケル・マンがこの本をドラマ化したNBCのミニシリーズ『ドラッグ・ウォーズ/麻薬戦争』はエミー賞を受賞。続編もエミー賞にノミネートされた。シャノンの新刊『ルルー狩り(Hunting LeRoux)』(ウィリアム・モロー社)も、マンが映画化する。巨大犯罪組織を率い、サイバー犯罪にも手を染めた新手の凶悪犯ポール・ルルーを追い詰める米麻薬取締局(DEA)の死闘を活写したドキュメンタリーだ。ローデシア(現ジンバブエ)で生まれた希代の天才大悪党ルルーと彼が築いた犯罪帝国について、本誌メアリー・ケイ・シリングがシャノンに話を聞いた。***――ルルーを知ったのは?ヘロインが戦争とテロの資金源になっている現状を書こうと、アフガニスタンで取材を進めていた。私の知る限りでは、イスラム原理主義勢力タリバンは資金の90%をヘロインで得ている。そんなとき知り合いの捜査官が今までにないタイプの大物を追っていると話してくれた。それを聞いてすぐさま方針転換し、ルルーについて調べ始めた。――ルルーは従来の麻薬密売人のイメージとは違う。彼が目指すのはコロンビアの麻薬王パブロ・エスコバルとロシアの武器商人ビクトル・ボウト、それにアマゾンCEOのジェフ・ベゾスだと、あなたは書いている。そう。でも、それだけじゃない。先を読む目がずば抜けている。その証拠に早い段階でコカインに見切りをつけた。彼が麻薬ビジネスに乗り出した04年には、アメリカではコカインの使用は減り始めていた。一方で処方薬──当時はまだそう呼ばれていなかったが、オピオイド系鎮痛剤の使用は増え始めていた。ルルーは、アメリカ人が好きな2つのことを組み合わせれば、いくらでも儲かると考えた。その2つとはピルとオンラインショッピング。錠剤型のオピオイド系鎮痛剤の密輸を真っ先に始めたのは彼だ。だいぶたってからブームが彼に追い付いた。――世界各地の紛争や戦争が生み出した「人材プール」があると、あなたは書いている。カネになるなら犯罪でも殺人でもやる連中がごろごろいる、と。「傭兵のフェイスブック」という言葉を教えてくれたのは、南アフリカの情報機関の元高官。今はサイバーセキュリティーの仕事をしている人物で、いわゆる「善玉ハッカー」だ。彼によると、戦争中や軍事訓練中に人脈を築いた男たちが警備の仕事にありついているという。ここで言う警備とは傭兵のことだ。アフガニスタンにいたとき、各国政府や軍隊の特殊任務に就いている人たちに話を聞いたが、これから厄介な事態になると、異口同音に言っていた。高度な技能を持ち、アドレナリンがばんばん出るような仕事をやりたがっている連中がいくらでもいるからだ。彼らは普通の仕事では満足せず、危ない橋を渡りたがる。そういう人間を雇う企業は限られているが、ルルーの組織はその1つだ。――ルルーの名はあまり知られていないが。アメリカ人は麻薬王と言えば、いかにも凶悪で派手な男を連想する。ダイヤをちりばめた銃を持ち、美女をはべらせ、メキシコの豪邸に住んでいるといったイメージだ。ドナルド・トランプ米大統領もそんな固定観念を持ち、国境の壁でそういう連中を閉め出せると思い込んでいる。だが麻薬取引は以前とは様変わりした。武器密輸と結び付き、資金は中国やレバノンに流れる。レバノンのシンジケートがコロンビアのカルテルと手を組むといった状況だ。それを先取りしたのがルルーで、今のアメリカのオピオイド禍もそういう状況から生まれた。――DEAは6年前にリベリアでルルーを逮捕し、司法取引で捜査に協力させた。そう。DEAは彼の手下を検挙するために、彼に関する情報を全て極秘扱いにした。彼の存在や活動も、彼が牛耳るグローバルな犯罪帝国についても。ルルーが雇った殺し屋は世界中どこにでも出没する。捜査当局はそのネットワークの全容をまだつかんでいない。実際、彼の傭兵の1人が私と話したいとメールを送ってきたばかりだ。――それは本当か。ルルーは7件の謀殺を認め、恐怖支配で組織を統率してきた男だ。あなたの命が危ないのでは?それはないと思う。むしろ情報提供者のことが心配だ。ルルーは復讐心が強い。捜査官は彼がどこかに巨額の資金を隠しているとみている。香港にマンションを持っていて、中国の銀行にも口座があった。香港当局は大量の金塊と爆薬の原料を押収したが、それが全てという保証はない。ルルーは一般の刑務所に移送されれば、今よりも外部と連絡が取りやすくなる。そのとき彼が何を指示するか予測不可能だ。――彼には良心が欠けているようだ。北朝鮮から覚醒剤のメタンフェタミンを買い、北朝鮮は収益を核兵器開発に充てていた。彼が北朝鮮から入手したメタンフェタミンは純度99.7%。覆面捜査官が録音したテープで、彼は北朝鮮の製造施設は1カ月に何トンもの高純度メタンフェタミンを生産できると豪語していた。私の計算では、末端価格で10億ドルにもなる量だ。 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;紀行・随筆・探検譜 http://thubokou.wordpress.com/】【疑心暗鬼;民族紀行・歴史紀行 http://bogoda.jugem.jp 】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2019/05/12
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【Photo of the Day= Architecture-Big_toun = by N.Geoglaphic】 【B.G.M. of the Day= Miles Davis - Sketches of Spain (1960) =】⇒ https://www.youtube.com/watch?v=mSS5p9BdNGU&list=RDveX9dotK_do&index=27 【 虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 05月11日】南シナ海に五星紅旗掲げる戦略原潜 中国が高める核報復力 =後節= = REUTERS_Report 2019年5月5日(日)「核のトライアド」確立めざす中国はおよそ60年をかけ、複雑で高度な潜水艦建造技術を習得し、米国、ロシア、英国、フランスの戦略原潜クラブに仲間入りした。米国防総省は、昨年8月に発表した中国の軍事動向に関する年次報告書で、中国がいまや「実行可能な」海洋配備型の核抑止力を有するとの、これまでで最も明確な評価を下した。戦略原潜の配備は、中国核戦力の劇的な向上を象徴する。国防総省によると、4隻の「晋(ジン)級」戦略原潜は核弾頭を装填した弾道ミサイルを最大12発搭載でき、その推定射程は米国を圏内に収める7200キロメートルに達する。総合的な核戦力を比較すると、中国はまだ米ロよりはるかに劣勢にある。中国側は実戦配備している核弾頭の数を明らかにしていないが、ストックホルム国際平和研究所が2018年に公表した報告書によると、中国が保有する核弾頭数は280発。これに対し、米国は1750発、ロシアは1600発の核弾頭を実戦配備し、保有数はその数の約3倍にのぼる。しかし、国家主席、習近平が率いる「強軍戦略」の下、中国は主要核保有国のなかで唯一、核弾頭を増やし、空中発射型弾道ミサイルのほか、核兵器が搭載可能な長距離ステルス戦略爆撃機の開発も計画している。海中からの第2撃能力の整備と合わせ、中国は最終的には米国やロシアのような空、海、陸における核戦力のトライアド(核の三本柱)態勢の構築を狙っているとみられている。 海南島南岸は、核兵力の増強と展開にとって重要な戦略拠点だ。中国を取り巻く水域の中で、黄海は浅すぎるため、大型の弾道ミサイル搭載型の潜水艦を隠すには適さない。東シナ海は十分な深さがあるものの、朝鮮半島、日本列島、台湾に囲まれている上、米国と日本が最新鋭の対潜水艦兵器を配備して警戒を続けている。一方、南シナ海は広さも深さも潜水艦の隠密行動には適している、と専門家は指摘する。フィリピン東方の太平洋に核装備の潜水艦を展開すれば、米国をミサイルの射程に捉えることができる。それを狙う中国にとって、海南島南部は軍事的な要衝であり、それゆえに、南シナ海の制海権は何としても手放すことはできない。ただ、中国の核戦力を長期にわたり分析している研究者の中には、同海軍基地から戦略原潜が哨戒活動に出ているかどうか、疑問視する指摘もある。米国科学者連盟の核情報プロジェクト責任者、ハンス・クリステンセンは、中国海軍の活動が活発化しているとしても、弾道ミサイルを搭載した潜水艦を展開させたと確認できる情報はまだ得られていない、と話す。米国防総省も、中国が核抑止力を大幅に強化したことは認めるが、中国の潜水艦が24時間体制で警戒監視を行っているとはみていない。同省国防情報局 (DIA)は今年1月、中国海軍が海上で持続的な核抑止力を維持するためには、現在4隻ある晋級戦略原潜が少なくとも5隻必要だと指摘した。 潜水艦技術もなお遅れが否めない。中国は、1950年代後半から核ミサイル搭載潜水艦の建造に取り組んできたが、1980年代に進水した最初の一隻は敵に探知される「音(静粛性)」に問題があり、就役できずに終わった。核抑止に必要な第2撃能力を最大化するためには、哨戒中に探知されないような機能や構造が求められる。米国をはじめとする外国の海軍専門家は、晋級戦略原潜は、それまでの潜水艦に比べて飛躍的に進歩したが、米国、ロシア、フランス、英国の潜水艦に比べると、依然ステルス性が低いと指摘する。自国潜水艦隊のそうした弱点ゆえに、中国は米国や同盟国による監視活動に対して極度に敏感になっている、と軍事専門家は指摘する。昨年9月末、南沙(英語名スプラトリー)諸島のガベン礁やジョンソン南礁付近で「航行の自由」作戦を実行していた米イージス駆逐艦「ディケーター」に中国の駆逐艦が至近距離まで接近したことは、その一例だ。さらに、中国は、自国のミサイル艦を追跡しようする外国の潜水艦にも防御を強めつつある。軍事関係者は、中国海軍の「056A型」コルベット艦が南シナ海から台湾とフィリピンの間にあるバシー海峡を通過し、日本の南、フィリピンの東の西太平洋に大規模かつ頻繁に展開していると指摘する。056A型は、5年前にはなかった可変深度ソナー(海中に下ろして曳航する方式のソナー)を搭載し、潜水艦探知能力を高めた最新鋭の「対潜型」艦艇である。中国は空からもにらみをきかす。潜水艦捜索能力が向上したソノブイを搭載した「Y-8GX6」対潜哨戒機部隊を海南島に配備。またターボプロップ機が、南沙(英語名パラセル)諸島のウッディ島に着陸する姿が確認されている。こうした空からの監視は、以前から頻繁に行われていたが、いまではほぼ常態化して、外国艦艇への「威圧」はいちだんと強まりつつある。海南島だけでなく、南沙諸島や西沙諸島で実効支配する島や礁にもレーダ・通信施設などを建設した。いずれも、対潜水艦作戦を支援する目的で作られたものだ、と国際戦略研究所(IISS、ロンドン)は昨年2月のリポートで指摘している。数年前には考えられなかった規模南シナ海を管轄する南部戦区の司令員に北海艦隊司令員で中将の袁誉柏を昇進させた17年1月の人事も、習指導部が同基地を拠点とする潜水艦作戦を重視している証だと中国の海軍専門家は指摘する。同戦区の司令官に海軍出身者が就くのは初めてのことだった。こうした中国の動きに対し、米国内の警戒感も高まっている。「晋級戦略原潜は、中国に重要な戦略的能力を生み出す。(我々は)これに対抗しなければならない」。昨年2月、当時の米太平洋軍司令官だったハリー・ハリスは議会証言で指摘した。この証言を裏付けるように、米国と日本、オーストラリア、英国を含む同盟軍は、中国潜水艦が完全に核武装し核抑止作戦を展開しているとし、東アジア全域で動きを把握しようと懸命だ。米軍はシンガポールや日本に対潜哨戒機P-8「ポセイドン」を配備し、中国原潜に対する空からの監視や偵察活動も強化している。 [ロイター] (日本語版編集:北松克朗、武藤邦子) 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;紀行・随筆・探検譜 http://thubokou.wordpress.com/】【疑心暗鬼;民族紀行・歴史紀行 http://bogoda.jugem.jp 】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2019/05/11
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【Photo of the Day= humpback whales = by N.Geoglaphic】 【B.G.M. of the Day= Dave Brubeck - Time Further Out (Not Now Music) =】⇒ https://www.youtube.com/watch?v=FDkkKo3S1OI&list=RDveX9dotK_do&index=31 【 虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 05月10日】金の切れ目が縁の切れ目、中国「一帯一路」夢のあとさき = NewsWeek_Column_2019年05月04日、 外交官の万華鏡 河東哲夫中国の首都北京で4月25~27日、第2回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムが華々しく行われる。17年の前回は参加首脳数が29人だったが、今回は100カ国以上から首脳をはじめ数千人の代表団がはせ参じる。まるで中世のモンゴル帝国さながらの光景だ。メディアは中国の脅威を書き立てることだろう。カネの魅力で各国首脳を呼び寄せるのは簡単だが、問題はその中身だ。もう忘れられてしまったが、97年に橋本龍太郎首相が「シルクロード外交」を提唱。その後数年、ユーラシアでの日本の動向が注目された。日本はアジア開発銀行や世界銀行などと、中央アジア・コーカサス諸国への積極的な経済支援に着手。中央アジア5カ国だけで合計5000億円を超える円借款を供与し、工場や鉄道、道路整備を行った。筆者は02年に駐ウズベキスタン大使になったが、当時日本は低利あるいは無償の公的資金供与、技術支援など、この国で最大のODA供与国として大きな存在感を持っていた。04年に大使を退任して数年後、北京のある国際問題研究所を訪れたことがある。中央アジアの専門家と話をしようと思ったら、所長が自ら出てきて、「日本が中央アジアで大きな地歩を築いた秘訣」について根掘り葉掘り聞いてきた。日本は「合気道外交」を急成長を遂げたばかりの中国は当時、中央アジア方面に翼を伸ばそうとしていた。筆者は、日本はインフラ整備に融資するだけでなく、文化交流などで「心の手当て」にも意を用いていることを懇切丁寧に説明した。中国が中央アジアに進出するのは、日本にとっていいことだと思っていたからだ。実は日本が中央アジアとの経済関係で期待するものはそう大きくない。中国が乗り出しても、日本が失うものは少ないどころか、旧「宗主国」のロシアが焦って、中央アジアとの協力を進めるだろう。そうなれば、中ロ両国が日本と提携を求めてくるのではないか──。その後の中国の進出は、相手の心も全てカネで買うと言わんばかりに鼻息が荒かった。各省庁や官民の企業がユーラシアの津々浦々、バルト諸国やバルカン諸国にまで進出。中国政府の予算、融資、補助金を当て込んでは、あらゆるプロジェクトに唾を付けた。それを束ねて13年、習近平(シー・チンピン)国家主席は「一帯一路」という旗印を繰り出す。実際は各地でプロジェクトが停滞しているようだ。中国とヨーロッパを結ぶユーラシア横断鉄道構想も、既存のロシア経由の路線が細々と機能しているだけ。両地域間の貨物はほとんどが海上輸送で、高コストの鉄道輸送は中国政府の補助金を要するだけに新たな建設は進んでいない。結局、日本のシルクロード外交は中央アジア諸国がODAよりも直接投資の誘致に政策の重点を変えると勢いを失った。中央アジア諸国にしてみれば、直接投資は返済する必要がないので好都合だが、投資する側は大変だからだ。同じく、投資環境の厳しい中央アジアで操業しようとする中国企業も少ない。そして今、中国の国際収支は赤字寸前でばらまき外交ももうできない。金の切れ目が縁の切れ目。現代のモンゴル帝国は、夢に終わることだろう。中央アジアでは3月にカザフスタンで大統領が交代した。ウズベキスタンでは16年に就任したミルジヨエフ大統領がまだ権力を固め切れていないなど、不安定要因は残る。だが日本は一帯一路に神経質になったり、圧倒されたりする必要はない。中国の手掛けるプロジェクトでいいものがあれば協力し、中国が設けたインフラを利用させてもらう。この様子だと、中央アジアは中国に牛耳られてしまうことはない。逆に不安定要素を乗り越えて国家の体力を強化すれば、中国やロシアに物申す存在になるだろう。日本は中国の力を逆手に取って自分の利益を図る、「合気道外交」を心掛ければいいのだ。<本誌2019年4月30日/5月7日号掲載>南シナ海に五星紅旗掲げる戦略原潜 中国が高める核報復力 =前節= = REUTERS_Report 2019年5月5日(日) Greg Torode, David Lague[2日 ロイター] 南シナ海に浮かぶ中国の海南島。トロピカルリゾートが広がる同島南岸に世界の軍事情報機関の関心が集まっている。風光明媚な三亜地区にある人民解放軍の海軍基地で、米国をにらんだ核抑止力の整備が着々と進んでいるからだ。衛星画像を見ると、同基地には弾道ミサイルを搭載できる原子力潜水艦(戦略原潜)が常駐し、潜水艦を護衛する水上艦艇や戦闘機が沖合に見える。基地内には、弾道ミサイルを保管、積み込む場所とみられる施設もある。中国は海中から核攻撃ができるミサイル潜水艦部隊を保有し、米国などに対する核抑止のための哨戒活動を行なっている、と軍事関係者らは指摘する。核を装備した潜水艦部隊の展開によって、中国は敵の先制核攻撃に核で報復する「第2撃能力」を着々と強化している。そして米国は、かつて冷戦時代に世界の海を潜航するソ連原潜を追いかけ回したように、いま中国の戦略原潜の動向に神経をとがらせつつある。 [ロイター] ・・・・・・・つづく 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;紀行・随筆・探検譜 http://thubokou.wordpress.com/】【疑心暗鬼;民族紀行・歴史紀行 http://bogoda.jugem.jp 】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2019/05/10
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【Photo of the Day= the aurora borealis = by N.Geoglaphic】 【B.G.M. of the Day= My Favorite Things - John Coltrane [FULL VERSION] =】⇒ https://www.youtube.com/watch?v=qWG2dsXV5HI&list=RDveX9dotK_do&index=27 【 虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 05月09日】劇場型政治と“カリスマ”――00年代、小泉「ワンフレーズ・ポリティクス」の影響力 <「言葉」から見る平成政治史・第4回> =後節== Harbor Business Online_HBO取材班 2019年03月12日 By Web_Ronza / 西田亮介「移行と試行錯誤の時代」だった2000年代 / 現在を予見していたかのような故野中広務氏の言葉●2003年 (年間大賞)「毒まんじゅう」野中広務(元衆議院議員) ”2003(平成15)年9月の自民党総裁選で、政界引退を決意した野中広務元幹事長が、小泉首相支持に回った一部の政治家を非難する際に使った言葉。具体的には小泉再選後に密約されたポストをさし、自己の功利にはしる政治家の実態にこの一言で警鐘をならした。” 京都の地方政治家から国政へと叩き上げのキャリアを積んだ野中広務の言葉が取り上げられた。 小選挙区制のもとで、個々の政治家は中長期の展望を持ちにくくなった。余裕を失ったといってもよい。新人候補や当選回数の浅い議員は議席を守ることに必死である。しかしごく短期の視野の合理性は中長期におけるそれらと合致しないことが多々ある。 中間団体や地方組織が弱体化し、インターネットが政治の個々人に対する(擬似的な)直接アクセスを可能にするなかで、無防備な有権者もまた直接政治と向き合わざるをえない機会が増えた。 同時に、個々の議員もまた政党や政治と対峙せざるをえなくなりつつある。こうして徐々に政治は多元性と多様性を喪失しつつあるかのようにも見える。多元性と多様性を失い、萎縮して表層的な民意に左右される政治は不安定だ。少し先の日本政治の将来像を予見したかのような表現だった。(年間大賞)「マニフェスト」北川正恭(早稲田大学教授) ”通常は「政権公約」と訳される。期限、財源、数値目標、プロセスなどが明らかにされた具体的な公約のこと。“はっきり示す”というラテン語にその語源がある。イギリスの総選挙で行われており、書店などでマニフェストが売られている。日本でも、2003(平成15)年の春の統一地方選で多くの候補者が有権者にマニフェストを提示し、同年秋の衆院選でも各党が冊子を作成して「マニフェスト選挙」などともいわれた。長年マニフェストの必要性を提唱してきた受賞者の北川教授は、授賞式で「流行で終わっては困る」と話した。” 百花繚乱的で具体化の筋道も見えづらかった「政権公約集」に背を向け、地方政治のなかから存在感を高めたのが2000年代のマニフェスト政治だった。当時の民主党が本格的に採用し、自民党やその他政党も後に続きはじめた。与野党が得意分野を中心に具体的な政策論争を戦わせるようになるかに思われた。 皮肉なことに、国政において2009年からの民主党政権のもとでマニフェスト政治はぐっと時計の針を巻き戻したかのように後退した。人々は民主党政権の残滓に心底辟易したかのようだった。2010年代の国政選挙では流行のバズワードと百花繚乱的な政権公約集が復活した。 野党第一党は集合離散を繰り返し、安全保障、憲法改正の是非、経済政策といった重要政策の基軸すら未だに明確にならないまま、政権批判を展開している。政権批判は重要な野党の役割だが、それだけでは我々は政権交代を期待することはできない。最近では野党もマーケティング政治の流れを汲み、プロモーションや訴求方法の開拓に熱心だが、肝心の政策が見当たらないままでは如何ともし難いものがある。NPO等の市民社会との対話など得意分野の開拓を行い、地元の名士や官僚など、いつの時代にも一定数存在する政治家志望者たちの受け皿としての期待感を高め、マニフェストも含めて世論を味方につけていった筋道は再度顧みられる価値がある。(トップテン)「年収300万円」森永卓郎(UFJ総合研究所 経済・社会政策部長) ”いま転職すれば即刻年収300万円、転職しなくてもじわじわと賃金が下がっていき300万円に落ち着く時代。2003(平成15)年3月、日本経済新聞が経営者に行ったアンケートでも「今後とも定期昇給を残す」と回答した者18%。” 長く続くデフレや少子高齢化に伴う年金生活者増も踏まえながら、年収300万円の時代が訪れると当時はセンセーショナルな予言だった。厚生労働省の「国民生活基礎調査」によれば、2003年の全世帯平均所得金額は579.7万円、高齢者世帯290.9万円、児童のいる世帯で702.6万円だった。つまるところ素朴に考えれば。全世帯平均の半分、高齢者世帯並になるというのが筆者の予言だった。 現在、どうなったか。2016年の全世帯平均所得金額は560.2万円、高齢者世帯で318.6万円、児童のいる世帯で739.8万円だ。直近のピークがそれぞれ1994年664.2万円、1998年の335.5万円、1996年の781.6万円となっている。ほぼ横ばいか微減で推移しており年収300万時代には至らないが、中央値は442万円、平均所得金額以下の世帯が61.5%を占めていることを踏まえると楽観視もできない状況だ。 ・・・・・・・つづく 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;紀行・随筆・探検譜 http://thubokou.wordpress.com/】【疑心暗鬼;民族紀行・歴史紀行 http://bogoda.jugem.jp 】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2019/05/09
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【Photo of the Day= Upside Down = by N.Geoglaphic】 【B.G.M. of the Day= Dave Brubeck Quartet Newport 1958 Remastered =】⇒ https://www.youtube.com/watch?v=6bpJ4XeVRs0&list=RDveX9dotK_do&index=27 【 虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 05月08日】劇場型政治と“カリスマ”――00年代、小泉「ワンフレーズ・ポリティクス」の影響力 <「言葉」から見る平成政治史・第4回> =中3/3節== Harbor Business Online_HBO取材班 2019年03月12日 By Web_Ronza / 西田亮介 「移行と試行錯誤の時代」だった2000年代 / 後に摘み取られる「情報公開」の萌芽●2002年 (トップテン)「内部告発」串岡弘昭(『ホイッスルブローアー=内部告発者』の著者) ”食品の安全・表示事件、リコール事件、医療過誤事件、牛肉偽装事件、原子力発電所トラブル隠し事件など、一連の企業の不祥事を明らかにするきっかけとなった「内部告発」が注目されている。アメリカでは、内部の腐敗などを告発するホイッスル・ブロワー(whistleblower)を保護する法律を先進的に制定しており、イギリスでも、1998年に、公益情報公開法(Public Interest Disclosure Act 1998)が成立した。日本でも、国民生活審議会消費者政策部会「消費者に信頼される事業者となるために ―― 自主行動基準の指針」(平成14年4月)が「公益通報者保護制度」について言及している。 受賞者の串岡弘昭さんは、27年前に勤務していた運輸会社で違法運賃の実態を内部告発したことから、その後さまざまな嫌がらせと闘いつづけている。告発以来、昇給・昇格は無いといわれている。これを不当として2002年には勤務する会社に対して損害賠償を求め訴訟を起こした。” 地方自治体における情報公開制度の条例化の流れを受けるかたちで、行政情報公開法が1999年に成立し、施行されたのが2001年のことである。以来、行政情報の公開は至上命題となっている。 開示請求は活発に利用され、総務省の「平成28年度における行政機関情報公開法の施行の状況について」によれば、2016年に各行政機関に対して行われた開示請求は126502件で、前年に比べて約15000件程度増加したという。そのうち97.8%にあたる109750件が開示決定に至っている。不開示理由の97.1%は「不開示情報に該当」とされ、「行政文書不存在」や「存否応答拒否」「その他」を大きく上回る。「不開示情報に該当」のうち区分の多くが「1号 個人に関する情報」(82.6%)「2号 法人等に関する情報」(79.1%)(複数回答有り)となり、「3号 国の安全等に関する情報」(1.9%)「4号 公共の安全等に関する情報」(8.5%)を大きく上回った。それなりに機能しているといえそうだが、ITを活用した情報公開の進化は遅々として進まない一方で、2013年に特定秘密保護法が成立し、この間統治機構の権限集中と情報公開の流れに逆行する動きも見られる。 前後する話題でいえば、80年代前半の薬害エイズ問題しかり、1999年の東海村JCO臨界事故などを含め、国、民間を問わず不祥事の隠蔽は組織の性であるかのように繰り返され続けている。消費者保護の側面も含めて、切り札として注目されたのが、内部通報であり、公益通報であった。 情報公開請求が組織の外から問題や不祥事の所在に接近する手法だと捉えるなら、内部通報と公益通報は逆に組織内部から組織内のしかるべき機関に、ときには組織外にアプローチし問題解決を迫るいわば対照的な手法といえる。ちょうど1999年に実話に基づくタバコ産業の不正告発を描く『インサイダー』(マイケル・マン監督)が話題になった。同作のなかでも、ラッセル・クロウ演じるタバコ会社の副社長が告発するか否か葛藤する様が描かれる。最近の『スノーデン』(オリバー・ストーン監督、2016年)もひとつのバリエーションだが、米映画では「告発物」は定番のジャンルとして確立されている。それらの作品で共通で描かれるのがやはり告発者の苦悩だが、一般に長くひとつの組織で働くことが美徳とも結びついて捉えられえきた日本社会では、組織の恥部を晒すこれらの手法は組織内で強烈に白眼視されがちである。そのままでは内部通報、公益通報制度は機能しないものになりかねないから、通報者を保護する仕組みの重要性が指摘されていた。部分的には2004年に「法令違反行為を労働者が通報した場合、解雇等の不利益な取扱いから保護し、事業者のコンプライアンス(法令遵守)経営を強化する」ことを目的とした公益通報者保護法が成立し、公益通報者保護制度が導入された。ただし実効性に関する指摘もなされており、いっそうの発展が期待される。 (トップテン)ムネオハウス ”佐々木憲昭(衆院議員・共産党)あっせん収賄、受託収賄、議院証言法違反、政治資金規正法などの容疑で逮捕、起訴、追起訴されている鈴木宗男・元北海道沖縄開発庁長官は、「疑惑のデパート」とよばれた。北方四島支援事業に絡む「友好の家」(ムネオハウス)建設の不正入札問題はじめ、ディーゼル発電所不正入札問題、国有林の無断伐採の製材会社「やまりん」から収賄…。鈴木議員が、報道や部外者のみならず支援や利益を受けている側からも「鈴木」ではなくカタカナの「ムネオ」であるのは、強引な利権誘導・金権政治というスタイルがもはや少々古いということ、所作・行動が少しこっけいな印象を与えるからであろう。受賞者の佐々木憲昭議員は衆院予算委において北方領土・国後島の「友好の家」(ムネオハウス)の不正入札問題等を鋭く追及した。” ロシア問題に造詣が深い鈴木宗男元北海道沖縄開発庁長官と、鳴り物入りで小泉内閣の外相となった田中真紀子の対立は小泉内閣における頭痛の種となった。その後、自民党を離れ、起訴に至る。その後も新党大地代表などとして政治活動を継続し、民主党政権では与党会派に所属するも、最高裁まで争った結果実刑判決が確定し、国会議員を失職。作家の佐藤優との親交が深く共著を記すなど、その後は論客としての地位を固めている。 田中真紀子は総裁選で小泉を推薦した人物でもあった。舌鋒の鋭さとメディア受けする言説でいえば小泉に勝るとも劣らない田中と小泉はその後、決裂し田中の更迭に至った。他、この年の「トップテン」に「拉致」。2002年9月17日に開催された、はじめての日朝首脳会談において,当時の金正日北朝鮮国防委員長は,長年否定していた日本人の拉致を初めて認めて謝罪することになった。外務省によると、日本政府認定の拉致被害者13名のうち4名は生存,8名は死亡,1名は北朝鮮入境が確認できない旨が提示された。後に、事実調査チームの派遣に繋がり、10月には5人の拉致被害者が帰国した。2004年には第2回の日朝首脳会談が実施され、拉致被害者家族の帰国も実現した。その後も実務者協議などが続くが、今のところ顕著な成果には至らず、日朝間の緊張関係は再び冷え切ったものとなっている。・・・・・・・つづく 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;紀行・随筆・探検譜 http://thubokou.wordpress.com/】【疑心暗鬼;民族紀行・歴史紀行 http://bogoda.jugem.jp 】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2019/05/08
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【Photo of the Day= panorama = by N.Geoglaphic】 【B.G.M. of the Day= Thelonious alone in San Francisco - FULL ALBUM (1959) =】⇒ https://www.youtube.com/watch?v=g4mVNZQC9DM&list=RDveX9dotK_do&index=25 【 虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 05月07日】劇場型政治と“カリスマ”――00年代、小泉「ワンフレーズ・ポリティクス」の影響力 <「言葉」から見る平成政治史・第4回> =中2/3節== Harbor Business Online_HBO取材班 2019年03月12日 By Web_Ronza / 西田亮介 「移行と試行錯誤の時代」だった2000年代 , ワンフレーズポリティクスで変質する日本社会●2001年 (年間大賞)「米百俵/聖域なき改革/恐れず怯まず捉われず/骨太の方針/ワイドショー内閣/改革の『痛み』」小泉純一郎(内閣総理大臣) ”所信表明演説で使われた「米百俵」「恐れず怯まず捉われず」、首相のスローガンである「聖域なき改革」、それにともなう「改革の『痛み』」、首相を議長とする経済財政諮問会議の「骨太の方針」、小泉政権に名付けられた「ワイドショー内閣」。2001年4月、第87代(56人目)の総理大臣となった小泉純一郎首相は、空前の国民支持を背景に、説得力あるキャッチフレーズを駆使することで01年最多の「流行語生みの親」でもあった。” 拙著『メディアと自民党』(角川新書、2015年)などでも言及したように、小泉内閣は類まれな個人的な資質と自民党の組織能力をハイブリッドに活用しながら「作られた政治の言葉」を駆使して新しい時代の「言葉の政治」を展開した。 個人の印象が弱いとされた歴代の日本の総理大臣とは対照的なその姿をメディアは連日大きく取り上げた。小泉の言葉は連日ワイドショーを賑わせ、彼が口にした一連のフレーズが新語流行語大賞の年間大賞を受賞した。 『メディアと自民党』でも論じたが、この時期を期に与野党ともに、増大する無党派層に訴求する戦略、戦術の開拓、ビジネスで用いられているようなマーケティング手法の活用等の組織能力の向上に強い関心を向け始める。 政党単位では広報部門の拡充、インターネットなど新たなメディアの利活用が模索された。こうした動きは90年代の政治制度改革の一環として取り入れられ、96年の第41回衆議院議員総選挙で初めて実施された小選挙区制の世界でいかにして生き残りを図るのかという問題とも関係する。「自民党をぶっ壊す」を公言し、96年の総選挙で与党の地位を自民党に取り戻した立役者橋本龍太郎に競り勝ち、3度めの挑戦で自民党総裁、総理の地位を手にした小泉は「言葉の政治」を駆使しながら確かに一時代を築くことになった。だが、「作られた政治の言葉」は瞬間瞬間に、ワイドショーやのちにはインターネットから拍手喝采で迎えられるが、着実に日本社会と政治を変質させていった。 (トップテン)「e‐ポリティックス」 天野外支子(市民団体代表) ”インターネットを利用した政治。2001年6月創刊の小泉内閣メールマガジンには、創刊時に計100万件以上の申し込みが殺到した。電子投票、電子政府などの構想もあるように、政治の世界でもインターネットは大変重要なツールとなりつつある。選挙候補者のインターネットによる選挙運動は現在認められていないが、01年の千葉県知事選では、応援する候補者への支持、擁立のよびかけなどでインターネットを活用した市民グループが注目を集め、堂本暁子新知事誕生のきっかけとなった。” この言葉を耳にする機会もめっきり少なくなった。それは何も政治行政分野の情報化が進んだからではあるまい。住民基本台帳時代の紆余曲折を経て、行政の利便性向上の鳴り物入りで導入されたはずのマイナンバーカードの普及も10%前後で低迷したままで、源泉徴収票や領収書をはじめ、確定申告では未だに多くの紙と戦わなければならない。 インターネットの透明性、双方向性といった技術的特性はその初期から政治改革との相性の良さが期待された。だが新技術を使った情報公開や寄付を可能にするための法律、条例の制定には、定義上新技術を十分には活用できないというもどかしさも残った。メディア研究の世界では大別すると、新技術(メディア)が政治を変えるという変化仮説と、新技術も資金力や組織力など従来型の権力関係と独立ではない要因によって規定されるので大きくは変化しない(従来どおり、すなわち通常状態が継続する)という通常化仮説という2つの学説が競合しているが、もっぱら後者のほうが有力視されている。ちなみにここで言及される「小泉内閣メールマガジン」は内閣広報の一環として取り入れられたもの。なお初代編集長は当時の安倍晋三官房副長官。 (トップテン)抵抗勢力 受賞候補者が全員辞退のため、受賞者なし ”小泉内閣が推進する「聖域なき改革」に抵抗する勢力のこと。道路族や郵政族、医療族といった「族議員」は、自己の関係する省庁の影響力が低下する恐れのある改革には、強く抵抗する傾向があるので、種々の改革や規制緩和の障害となる場合が多い。これまでの族議員型、利益誘導型の政治は限界にきているといわれるが、従来の自民党内閣とは正反対の方向を向いた「小泉改革」に抵抗する勢力、「既得権益派」はまだまだ多い。” 小泉改革に反対する勢力、とくに昭和の自民党政治では問題視されなかったどころか、ごく一般的な存在だった業界との繋がりの深い族議員や、小泉内閣に反駁する自民党内の派閥などは「抵抗勢力」というレッテルを貼られることになった。 清和会出身で自民党内基盤が必ずしも盤石ではなかった小泉は、小選挙区制やメディアと相性がよく、普段政治に関心の乏しい無党派層に訴えかける非伝統的な手法を活用せざるをえなかった。抜群のセンスといわざるをえない。 小泉が総理になったこの年、アメリカの同時多発テロ、いわゆる「9.11」が生じ、世界の、そして日本の政治、安全保障を取り巻く環境が激変していく予兆に見舞われたからか、この年の新語流行語大賞にはここで取り上げた言葉の他にも政治と関連した言葉が「トップテン」のなかに取り上げられていることは注目に値する。小泉内閣の財務大臣だった塩川正十郎の愛称「塩爺」、日本の金銭面のみの貢献がしかも後手にまわって国際的に不評を買ったとされる湾岸戦争への関与の反省を踏まえて対テロ戦争への貢献をいち早く表明するきっかけとなったアメリカ由来の「ショー・ザ・フラッグ」、イラク攻撃の口実とされたが実在は真偽不明のままとなり、のちにイギリスではアメリカ追従を選択したときの首相トニー・ブレアは強い社会的非難を浴びることになった「生物兵器(BC兵器)」(日本では政治的責任の所在は十分に追求されず曖昧なままに現在に至っている)である。確かに新語・流行語大賞を政治の言葉が賑わせた年となった。 ・・・・・・・つづく 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;紀行・随筆・探検譜 http://thubokou.wordpress.com/】【疑心暗鬼;民族紀行・歴史紀行 http://bogoda.jugem.jp 】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2019/05/07
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【Photo of the Day= city-cahors = by N.Geoglaphic】 【B.G.M. of the Day= Thelonious Monk - Monk's Dream (Full Album) =】⇒ https://www.youtube.com/watch?v=icFRHJ9VZaw&list=RDveX9dotK_do&index=23 【 虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 05月06日】劇場型政治と“カリスマ”――00年代、小泉「ワンフレーズ・ポリティクス」の影響力 <「言葉」から見る平成政治史・第4回> =中1/3節== Harbor Business Online_HBO取材班 2019年03月12日 By Web_Ronza / 西田亮介 「移行と試行錯誤の時代」だった2000年代 / 政治とメディアが「共犯関係」になった時代の「政治の言葉」●2000年 (年間大賞)「IT革命」木下 斉(早稲田大学高等学院高校三年) ”情報技術(Information Technology)分野での革命が、経済の新たな成長を担うとともに、国家・社会・企業等の組織を変えていく現象。コンピュータの高性能化、低価格化と通信の大容量化、高速化を二つの柱とするIT革命はインターネット利用を急速に普及させ、電子商取引の比重を大きく高め、企業間および企業-消費者間の直接取引を増やしている。一方、IT革命の波に乗る者とこれに乗り遅れる者の情報格差(デジタル・デバイド)が問題となっている。IT革命のもたらす光と影については九州・沖縄サミットでも注目された。”2000年代に入って、「インターネット」は単なるバズワードではなくなり、職場、家庭への本格的普及を見せ始める。静止画や動画を比較的高速にやり取りできるブロードバンドが事実上の標準的なインフラとなったことの影響や、「IT立国」を掲げて、官民挙げた取り組みや先に言及した「iモード」を始めとするインターネット接続可能な携帯電話の爆発的普及が功を奏した。 任期中に急死した小渕総理の跡を密室の合議で継承し、「神の国」発言など失言が相次いだ当時の森総理はこの「IT」を「イット」と発音し失笑を買った。だがそれでも2000年代前半の日本はビジネス、社会、文化の面で明らかにインターネット先進国であった。2000年の年間大賞に「IT革命」が選ばれているのはまさに当時の雰囲気や期待感を物語っている。 確かに「インターネット」には、日本社会の負の部分を迅速に解決してくれそうな予感がした。その予感は相当程度、素朴なものであったが、2000年代にはブログのヒット、ソーシャルメディア、SNSの流行と普及、AIブームなど、幾度かの同種の技術的、社会的な盛り上がりが繰り返されることになる(仮想通貨や自動運転、共有経済(シェア)的なものなども該当すると考える人もいるだろう)。しかし現在ではそれほど楽天的に、しかも短期間に日本の政治や社会をインターネット関連技術がしかもより良い方向に変えてくれるという楽天的な感覚をもつことは難しいのではないか。「カリフォルニアン・イデオロギー」などと呼ばれることもある自由至上主義と反権力が結びついたエンジニア・カルチャーがなぜ日本ではあまり一般には共有されず、『動員の革命』や『ネットで社会を変える』(いずれもジャーナリスト津田大介の著作)といった期待がもたれながらも、大規模で恒常的な変革に結びつかなかったのかという問いは再度問うてみる価値があるようにも思われる。 (トップテン)「『官』対『民』」 福田 昭夫(栃木県知事) ”長野県では、2000年10月の知事選で市民活動への積極的な参加でも知られる田中康夫知事が前副知事らを破っての当選。その選挙の構図は新聞、テレビ等のメディアで「『官』対『民』」という言葉でクローズアップされた。そして、11月には栃木県知事選で無党派の福田昭夫知事が6党相乗りの現職知事を破っての当選。ともに「草の根運動」の選挙活動を行い、民衆が組織に勝った選挙として注目された。” 「保守王国」長野での田中康夫の奮闘は90年代からの地方分権や直接的には地方分権一括法等の流れを汲むものであった。 無党派層を勝手連的かつ緩やかに組織する手法は、インターネットとの相性もよかったとされる。その一方で官と民を対立させながら、政治的存在がさも後者の味方であるかのようなふりをして舌鋒鋭く前者を批判する手法は現在に至るまで、一定の支持を集めやすいため踏襲されている。 「行政改革」を旗印にした過剰なコスト削減政策との相性が国、地域問わず良い。 たとえば小泉内閣が取り組んだ郵政民営化や各種の特殊法人民営化の題目にもこの構図が用いられた。橋下徹元大阪市長らによる大阪「改革」も同様である。地域代表的性質の強い少数政党を国政で立ち上げ、うまくときの与党に影響力を行使しながら大都市地域特別区設置法の立法を実現し住民投票に持ち込んだその手法は田中的手法のひとつの完成形だったと見ることもできる。 いまも官対民の構図の人気は根強く、国政では一時期の勢いは見られないが、地域政党や首長、地方議員など地方政治ではいまも頻繁に見かける主張である。もちろん日本型官僚機構の課題は少なくないが、前田健太郎『市民を雇わない国家――日本が公務員の少ない国へと至った道』(東京大学出版会、2014年)など優れた仕事が指摘するように、日本の公務員数は総定員法によって管理され人口比でみたときには必ずしも諸外国より多いとはいえず、その一方で行政業務の拡大を通じた疲弊や官僚機構に対する過剰な不審感情の将来も指摘される。センセーショナルで溜飲を下げ、カタルシスを生むが、果たして現実生活を実際に改善しているかどうかはよく注視する必要があるだろう。・・・・・・・つづく 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;紀行・随筆・探検譜 http://thubokou.wordpress.com/】【疑心暗鬼;民族紀行・歴史紀行 http://bogoda.jugem.jp 】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2019/05/06
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【Photo of the Day= brides celebrate the day = by N.Geoglaphic】 【B.G.M. of the Day= Dave Brubeck Quartet - Margie =】⇒ https://www.youtube.com/watch?v=Liyj2ICuImw&list=RDveX9dotK_do&index=20 【 虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 05月05日】劇場型政治と“カリスマ”――00年代、小泉「ワンフレーズ・ポリティクス」の影響力 <「言葉」から見る平成政治史・第4回> =前節== Harbor Business Online_HBO取材班 2019年03月12日 By Web_Ronza / 西田亮介 「移行と試行錯誤の時代」だった2000年代 2000年代は過渡期の時代であった。1990年代のバブル崩壊や就職氷河期、証券会社の破綻、自民党政治の終焉と復活等変化の兆しはありつつもそれらは本格化していなかった。変化が急速に具体化するのが2000年代に入ってからである。変化は小刻みに生じ、不安定なものであった。政治に限定しても、2000年~2009年の自民党出身の総理大臣は小渕、森、小泉、安倍、福田、麻生と実に6人に及ぶ。そのうち小泉内閣は5年余りの期間であったわけだから、小泉を例外視するなら、それ以外の内閣は均すとおよそ1年程度の在任期間だったことになる。 本連載の初回でこの期間を「移行と試行錯誤の時代」と評したが、ポスト昭和、つまり平成の時代が本格化するための試行錯誤がなされていた時期といえよう。それは政治の内的システムのみならず、メディア環境もインターネットを中心としたものへと本格的な移行が始まる。1990年代におけるインターネットは実在するメディアというよりもなんでもそこに重ねてみることができるバズワードであり、技術の水準や普及率の観点からしてもごく一部の先駆的なユーザーやビジネスで利用されているにすぎず、まだ広く政治やメディア、社会に大きなインパクトを与えるには至っていなかった。 だがモバイル化や普及率の向上、さらに回線の大容量化と高速化、いわゆるブロードバンド化が進んだことで状況は変化し始める。 少し振り返るかたちで、2009年に公開された総務省の『平成21年版 情報通信白書』を紐解いてみたい。 劇的に拡大したインターネット、そしてスマートフォン 総務省の『平成21年版 情報通信白書』によれば、2000年(平成12年)のインターネット普及率は37.1%、それが2002年にはじめて人口普及率が50%を上回り、2008年末には75.3%になった。 同白書では「ブロードバンド」を「ケーブルテレビ回線(CATV回線)、固定無線回線(FWA)、第3世代携帯電話回線、光回線(FTTH)、DSL回線のいずれか」の利用とみなしているが、利用者は2002年には約1400万世帯だった契約数が、2008年末には倍増し3000万世帯にまで普及している。 総務省の『平成21年版 情報通信白書』は、2000年には80%程度だった携帯電話は95.6%にまで普及したこと、また2001年には20%程度だった携帯電話からのインターネット接続が2008年には62.6%にまで増加したと記している。 ちなみに2008年には、日本においてスマートフォンの代名詞ともなったiPhoneがAppleによって発売される。2000年代冒頭には、かつて有名なインターネット時代のビジョナリーであったハワード・ラインゴールドはインターネットとネット接続可能なモバイル機器(携帯電話)普及の社会的インパクトと世界的な未来像を描くのに、日本の渋谷と女子高生の描写からはじめている(ハワード・ラインゴールド『スマートモブズ――“群がる”モバイル族の挑戦』NTT出版、2003年)。 しかし日本型モバイルは先駆的ではあったが海外進出やデファクト・スタンダードを本気で取りに行ったとはいえず国際標準となることはなかった。2010年代にその地位を得たのがiPhoneとGoogleのAndroidを搭載したスマートフォンだったが、この時期にはまだその意味は認識されていなかった。 いずれにせよ、2000年代を通して、インターネットは標準的な日本のインフラとなっていったが、その移行過程において多くの試行錯誤がなされたと推論することができる。 メディアと政治の関係や、さらに社会や民意との関係も同様に考えることができるはずだ。「政治の言葉」を操った小泉純一郎 2000年代の政治と言葉を考えるにあたって、さしあたり長期政権だった小泉内閣とそれ以外をわけて考えられる。 小泉内閣は新しい政治と言葉の使い手だった。小泉は小選挙区制がはじめて導入された96年の総選挙に勝利した橋本龍太郎に2001年の自民党総裁選で競り勝ち、自民党総裁、そして総理の座を射止めている。在任期間中、新語・流行語大賞に多くの小泉、そして小泉内閣の言葉が取り上げられていることからしても、小泉の発する言葉が政治の世界に限らず、広く支持された様子が伺える。「劇場型政治」と言う言葉は政治家に向けられるべきなのか、それとも政治家の特定の発言を切り取り伝えるメディアに向けられるべきなのかという選択は難しい。小泉を除くと、多くのマスコミは失言が相次いた政治家らの失言を辛辣に評価しながら報じていた。ノミネートされた言葉を通しで、見ていくとその様子は垣間見えてくる。メディアは批判的に論じていなかったわけではなかった。2000年初頭において、新たな手法が模索されていたが、それでも選挙運動の主要な戦場はマスコミだった。そうはいっても新聞は少しずつ部数を減少させていたが、テレビのなかでも政治を専門に扱うわけではなく、情報番組、いわゆるワイドショーにおける取り上げられ方が検討対象になっている。報道番組に比べると、政治の話題に割くことができる尺が短く、さらには報道番組ほど専門性やチェックが乏しいという事情にうまく符合していた。 話を聞く限りでは、この時期、小泉的なものにマスコミが加担しすぎたという話はメディア業界、とくにテレビ業界では共有されてもいるようだ。小泉が発する言葉は、短く、歯切れがよく、テレビで映えた。言い換えると、短いゆえに編集しやすかったともいえるし、コメント等を通じて多義的な解釈や演出が可能な余地があった。 そのような事実は薄々メディア関係者には理解されていた。しかしわかっていてもとめられなかった。実際の日々の選挙運動や政治活動と、言葉は絶妙な相互補完関係に置かれていた。刺客や抵抗勢力など、形容する言葉もそうだ。「ワンフレーズ・ポリティクス」は政治に対する定見に乏しく、振れ幅が大きな無党派層に訴求する効果的な手法だった。 政治とメディアが共犯関係となった時代に何が語られたのかを改めて見ていくことにしよう。前回同様、「『現代用語の基礎知識』選 ユーキャン 新語・流行語大賞」のサイト内の「過去の授賞語」を通じて、それぞれの年から1語程度ずつ広義の政治に関わる言葉を選評とともに取り上げて論評する。 ・・・・・・・つづく古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;紀行・随筆・探検譜 http://thubokou.wordpress.com/】【疑心暗鬼;民族紀行・歴史紀行 http://bogoda.jugem.jp 】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2019/05/05
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【Photo of the Day= Suvarnabhumi Airport = by N.Geoglaphic】 【B.G.M. of the Day= Dave Brubeck Live in 64 =】⇒ https://www.youtube.com/watch?v=-3R3Avq--RE&list=RDveX9dotK_do&index=13 【 虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 05月04日】去りゆく象徴、善良なる男性、平成日本の「普通の天皇」= NewsWeek_Column(ニューズウィークが見た「平成」1989-2019) ビル・パウエル(本誌シニアライター、元東京支局長) そのとき、歴史を振り返らずにいることは不可能だった。昭和天皇の大喪の礼の当日、弔意を示すべく参列する各国指導者などの要人の到着を、ほかの取材陣と一緒に待っていたときのことだ。一国を治める「現人神(あらひとがみ)」から「普通の人間」に転じた存在、それが昭和天皇だった。彼を崇拝の対象としたこの国は破滅的な戦争に突き進み、敗戦後の廃墟と焦土の中から驚異的な復活を遂げた。太平洋戦争は、昭和という時代を区切る2つの出来事のうちの1つだ。大喪の礼の数日前、皇居前で記帳したときのことは今でも覚えている。日本のメディア関係者がたちまち私を取り囲み、アメリカ人のあなたがなぜそんなことをするのかと質問した。答えは単純だと、私は言った。戦後の日本という国の在り方に敬意を表するためだ、と。戦後、日本は平和憲法を有し、世界2 位の経済大国に変貌する奇跡を成し遂げ、アメリカが率いる民主主義陣営の強力な一角になった。こうした変化の総体こそが昭和という時代を区切るもう1つの出来事であり、そのそれぞれが画期的な出来事だった。それと比べて、平成はどんな時代だったのか。思い浮かぶのは「安定」と「普通」という言葉だ。今の天皇その人がそうした特徴を体現していたと、私には思える。私は1度だけ、天皇にお会いしたことがある。1994 年の訪米を前に、数人のアメリカ人記者が招かれた懇談の場でのことだ。優雅な美智子皇后と共に、彼は心の籠もった握手をし、にこやかに私たちと話をした。実に礼儀正しく、伝統が深く根差す国で皇族として育った人物にしては、実に普通の人物という印象だった。彼が天皇であった時代、日本もまたそうなった。つまり「普通の国」に。もちろん、戦後世界において富と影響力を持つ大国となったこの国では、平成になってからも国際社会の注目を集める複数の出来事が起きた。いわゆるバブルとその崩壊。低成長からゼロ成長に至る長い経済低迷(私は本誌記事で「失われた10年」と形容した)。そして1995 年の阪神淡路大震災、2011年の東日本大震災と福島第一原発事故という大惨事もあった。天皇は日本が激動に見舞われた2011年、本当の意味で名を成した。私はチェチェンやアフガニスタン、イラクの戦場を取材したことがあるが、津波が襲った後の東北地方で目撃したような惨状と破壊はこれまでに目にしたことがない。それはまさに、言葉では表現できない光景だった。即位以来、皇室と国民の距離を縮めることを願ってきた天皇は、国民が苦しみと衝撃と圧倒的な悲しみの中にあったそのとき、自らの誓いを実行に移した。彼は国民に向けて歴史的なビデオメッセージを発表し、連帯して「不幸な時期を乗り越える」ことを呼び掛けた。皇后と共に避難した人々を見舞い、被災地を訪れた。被災者の力と慰めになろうとする感動的な姿こそが、私にとっては今の天皇の歩みのクライマックスだ。彼は威厳がありながらも共感に満ち、天皇という存在を人間的なものにすることに成功した。後世に残る彼の功績とは、その点だろう。愛する故国が負った痛ましい傷を少しでも癒やそうと、力の及ぶ限りのことをした善良で立派な男性──天皇が退位した後、私は彼をそんな人物として思い起こすに違いない。令和と天皇──皇室制度はこれからも時代に順応する = NewsWeek_Column 2019年4月11日 ピーター・タスカ(経済評論家、英国出身)皇太子徳仁を次の天皇として迎えることは、日本にとって幸運だ。明るい笑顔と、しなやかな強さを思わせる表情。そのオーラは、失われた数十年と3月11日の二重三重の大惨事から、日本が立ち上がる姿を象徴している。戦争と占領の時代から時を置いて生まれた皇太子徳仁は、イギリスのオックスフォード大学で学んだ。より自信に満ちた前向きな日本を体現するのに理想的な人物だ。日本の皇室制度は、世界最長の君主制だ。ただし、天皇の役割が時代錯誤だという意味ではない。君主制が時代の変化に順応できる永続的な制度であることは、歴史が証明している。ノルウェーやスウェーデン、デンマーク、ベルギーなど、世界でもとりわけ裕福で進歩的な国の一部は立憲君主制を取っている。スペインでは、残酷な内戦のトラウマを癒やすために王制復活が行われた。立憲君主制の君主は基本的に、政治指導者よりはるかに高い支持を国民から得ている。一方で、私たちは君主について、かつてないほどいろいろなことを知っている。タイでは2016年12月に即位した新国王が、皇太子時代に偽のタトゥーを入れ、へそ出しのTシャツを着てショッピングモールをぶらぶらしている動画がフェイスブックに投稿された。19世紀後半には、後の英国王ジョージ5世を含む英王子たちが横浜を訪れた際に刺青を入れた。だが、当時はソーシャルメディアが存在しなかった。私生活は私生活だった。現代の君主は、完璧な存在である必要はないが、裕福さとライフスタイルの規範から懸け離れてもいけない。日本の皇室にも問題はあるかもしれないが、普通の家庭も同じような問題を抱えており、共感を得やすい。もう1つ、君主の黄金律は、政治から距離を置くことだ。聡明で社会的に活発な人ほど、純粋に儀式的な立場を束縛だと感じるかもしれない。しかし、19世紀の思想家で『イギリス憲政論』の著者ウォルター・バジョットは次のように述べている。「国は党派に分かれるが、王位に党派はない。(君主は)世の中の出来事から明らかに隔絶されることによって、憎しみと冒瀆から解放され、神秘性を保ち、対立する党派の気持ちを1つにまとめることができる」この意味を誰よりも知っているのは、イギリスのエリザベス女王だ。65年を超えるその在位の間に、イギリスは政治も社会もあらゆる激変を経験してきたが、議論の分かれる問題に関して女王は慎重に中立を貫いている。王位継承第1位のチャールズ皇太子は長い待ち時間の間に、女王とはかなり違う道を歩んできた。環境保護や都市計画、遺伝子組み換え食品、農業への補助金など、大きな政治的争点について、個人の意見を公言するだけではない。閣僚に度々書簡を出して働き掛けているのだ(即位したら、こうした活動はやめると表明している)。皇太子徳仁は天皇として、これまでと違う新しい問題に直面するだろう。日本の社会はかつてないほど多様化され、進化している。皇室に対するメディアの敬意は薄れている。皇室制度は国民から強く支持されているが、生前退位をめぐる騒動や女性天皇問題が示すように、その役割は流動的だ。一方で、皇室制度はこれからも時代に順応するだろう。目まぐるしく変わる世の中で、君主制はますます重要になる。その逆ではない。君主制は過去と未来をつなぎ、私たちがどういう国なのかを思い出させてくれる。 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;紀行・随筆・探検譜 http://thubokou.wordpress.com/】【疑心暗鬼;民族紀行・歴史紀行 http://bogoda.jugem.jp 】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2019/05/04
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【Photo of the Day= Suvarnabhumi Airport = by N.Geoglaphic】 【B.G.M. of the Day= Dave Brubeck Live in 64 =】⇒ https://www.youtube.com/watch?v=-3R3Avq--RE&list=RDveX9dotK_do&index=13 【 虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 05月04日】去りゆく象徴、善良なる男性、平成日本の「普通の天皇」= NewsWeek_Column(ニューズウィークが見た「平成」1989-2019) ビル・パウエル(本誌シニアライター、元東京支局長) そのとき、歴史を振り返らずにいることは不可能だった。昭和天皇の大喪の礼の当日、弔意を示すべく参列する各国指導者などの要人の到着を、ほかの取材陣と一緒に待っていたときのことだ。一国を治める「現人神(あらひとがみ)」から「普通の人間」に転じた存在、それが昭和天皇だった。彼を崇拝の対象としたこの国は破滅的な戦争に突き進み、敗戦後の廃墟と焦土の中から驚異的な復活を遂げた。太平洋戦争は、昭和という時代を区切る2つの出来事のうちの1つだ。大喪の礼の数日前、皇居前で記帳したときのことは今でも覚えている。日本のメディア関係者がたちまち私を取り囲み、アメリカ人のあなたがなぜそんなことをするのかと質問した。答えは単純だと、私は言った。戦後の日本という国の在り方に敬意を表するためだ、と。戦後、日本は平和憲法を有し、世界2 位の経済大国に変貌する奇跡を成し遂げ、アメリカが率いる民主主義陣営の強力な一角になった。こうした変化の総体こそが昭和という時代を区切るもう1つの出来事であり、そのそれぞれが画期的な出来事だった。それと比べて、平成はどんな時代だったのか。思い浮かぶのは「安定」と「普通」という言葉だ。今の天皇その人がそうした特徴を体現していたと、私には思える。私は1度だけ、天皇にお会いしたことがある。1994 年の訪米を前に、数人のアメリカ人記者が招かれた懇談の場でのことだ。優雅な美智子皇后と共に、彼は心の籠もった握手をし、にこやかに私たちと話をした。実に礼儀正しく、伝統が深く根差す国で皇族として育った人物にしては、実に普通の人物という印象だった。彼が天皇であった時代、日本もまたそうなった。つまり「普通の国」に。もちろん、戦後世界において富と影響力を持つ大国となったこの国では、平成になってからも国際社会の注目を集める複数の出来事が起きた。いわゆるバブルとその崩壊。低成長からゼロ成長に至る長い経済低迷(私は本誌記事で「失われた10年」と形容した)。そして1995 年の阪神淡路大震災、2011年の東日本大震災と福島第一原発事故という大惨事もあった。天皇は日本が激動に見舞われた2011年、本当の意味で名を成した。私はチェチェンやアフガニスタン、イラクの戦場を取材したことがあるが、津波が襲った後の東北地方で目撃したような惨状と破壊はこれまでに目にしたことがない。それはまさに、言葉では表現できない光景だった。即位以来、皇室と国民の距離を縮めることを願ってきた天皇は、国民が苦しみと衝撃と圧倒的な悲しみの中にあったそのとき、自らの誓いを実行に移した。彼は国民に向けて歴史的なビデオメッセージを発表し、連帯して「不幸な時期を乗り越える」ことを呼び掛けた。皇后と共に避難した人々を見舞い、被災地を訪れた。被災者の力と慰めになろうとする感動的な姿こそが、私にとっては今の天皇の歩みのクライマックスだ。彼は威厳がありながらも共感に満ち、天皇という存在を人間的なものにすることに成功した。後世に残る彼の功績とは、その点だろう。愛する故国が負った痛ましい傷を少しでも癒やそうと、力の及ぶ限りのことをした善良で立派な男性──天皇が退位した後、私は彼をそんな人物として思い起こすに違いない。令和と天皇──皇室制度はこれからも時代に順応する = NewsWeek_Column 2019年4月11日 ピーター・タスカ(経済評論家、英国出身)皇太子徳仁を次の天皇として迎えることは、日本にとって幸運だ。明るい笑顔と、しなやかな強さを思わせる表情。そのオーラは、失われた数十年と3月11日の二重三重の大惨事から、日本が立ち上がる姿を象徴している。戦争と占領の時代から時を置いて生まれた皇太子徳仁は、イギリスのオックスフォード大学で学んだ。より自信に満ちた前向きな日本を体現するのに理想的な人物だ。日本の皇室制度は、世界最長の君主制だ。ただし、天皇の役割が時代錯誤だという意味ではない。君主制が時代の変化に順応できる永続的な制度であることは、歴史が証明している。ノルウェーやスウェーデン、デンマーク、ベルギーなど、世界でもとりわけ裕福で進歩的な国の一部は立憲君主制を取っている。スペインでは、残酷な内戦のトラウマを癒やすために王制復活が行われた。立憲君主制の君主は基本的に、政治指導者よりはるかに高い支持を国民から得ている。一方で、私たちは君主について、かつてないほどいろいろなことを知っている。タイでは2016年12月に即位した新国王が、皇太子時代に偽のタトゥーを入れ、へそ出しのTシャツを着てショッピングモールをぶらぶらしている動画がフェイスブックに投稿された。19世紀後半には、後の英国王ジョージ5世を含む英王子たちが横浜を訪れた際に刺青を入れた。だが、当時はソーシャルメディアが存在しなかった。私生活は私生活だった。現代の君主は、完璧な存在である必要はないが、裕福さとライフスタイルの規範から懸け離れてもいけない。日本の皇室にも問題はあるかもしれないが、普通の家庭も同じような問題を抱えており、共感を得やすい。もう1つ、君主の黄金律は、政治から距離を置くことだ。聡明で社会的に活発な人ほど、純粋に儀式的な立場を束縛だと感じるかもしれない。しかし、19世紀の思想家で『イギリス憲政論』の著者ウォルター・バジョットは次のように述べている。「国は党派に分かれるが、王位に党派はない。(君主は)世の中の出来事から明らかに隔絶されることによって、憎しみと冒瀆から解放され、神秘性を保ち、対立する党派の気持ちを1つにまとめることができる」この意味を誰よりも知っているのは、イギリスのエリザベス女王だ。65年を超えるその在位の間に、イギリスは政治も社会もあらゆる激変を経験してきたが、議論の分かれる問題に関して女王は慎重に中立を貫いている。王位継承第1位のチャールズ皇太子は長い待ち時間の間に、女王とはかなり違う道を歩んできた。環境保護や都市計画、遺伝子組み換え食品、農業への補助金など、大きな政治的争点について、個人の意見を公言するだけではない。閣僚に度々書簡を出して働き掛けているのだ(即位したら、こうした活動はやめると表明している)。皇太子徳仁は天皇として、これまでと違う新しい問題に直面するだろう。日本の社会はかつてないほど多様化され、進化している。皇室に対するメディアの敬意は薄れている。皇室制度は国民から強く支持されているが、生前退位をめぐる騒動や女性天皇問題が示すように、その役割は流動的だ。一方で、皇室制度はこれからも時代に順応するだろう。目まぐるしく変わる世の中で、君主制はますます重要になる。その逆ではない。君主制は過去と未来をつなぎ、私たちがどういう国なのかを思い出させてくれる。 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;紀行・随筆・探検譜 http://thubokou.wordpress.com/】【疑心暗鬼;民族紀行・歴史紀行 http://bogoda.jugem.jp 】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2019/05/04
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【Photo of the Day= Bamboo_Grove = by N.Geoglaphic】 【B.G.M. of the Day= Chet Baker Trio – Someday My Prince Will Come =】⇒ https://www.youtube.com/watch?v=lpGpndN4q5U 【 虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 05月03日】国技館で天皇を見た、平成は立派で前向きな時代だった= NewsWeek_Column(ニューズウィークが見た「平成」1989-2019) Edge of Europe| コリン・ジョイス 両国に住んでいた2000年代半ば、僕はよく相撲を見に行った。あるとき国技館の入り口にイヤピースを着けた警備担当者がたくさんいたので、誰が来るのかと尋ねたら「言えません」という答えだった。きっと天皇だと思った。案の定、天皇と皇后が姿を見せ、僕は自分の席から2人をついつい見てしまった。驚いたのは、2人が退屈そうな表情も興奮したそぶりも一切見せず、ずっと静かにほほ笑みながら熱いまなざしを向けていたことだ。その数時間は、2人が国民の注視の中にあった30年間を象徴していたかもしれない。それは、天皇と皇后が完璧な振る舞いを見せた立派で前向きな時代だ。僕は天皇と皇后を2人が上野の東京国立博物館から車で帰る際に目撃し、皇太子夫妻は広島の原爆ドームで見掛け、新年の一般参賀で大半の皇族の姿を見た。自然災害が多いこの国で天皇は被災地に必ず出向き、人々に言葉を掛けている。だから日本の皇室は国民から遠い存在だという声を聞くと、それは違うと言いたくなる。僕がイギリスの王族をじかに見たのは1度きり、ロンドン五輪の最中に開かれた元五輪選手のパーティーに友達が僕を潜り込ませてくれたときだ(アン王女が来ていたのだが、本来なら僕はその場にいるべきではなかったのだ)。日本の友人や同僚の多くと違って、僕は平成の日本しか知らない。僕が日本に来たのは1992年。同時代を生きた日本人の多くは、平成を停滞の時代、もしくは凋落期とさえ考える。僕ははるかに肯定的だ。僕が来て以降、日本には多くの進歩があったと思うからだ。イギリス人男性なら誰もが言うことだが、人生で大切なもののうち2つはサッカーとビールだ。僕が来た頃、日本はその両方で失望する国だった。普通のサッカーグラウンドには芝がほとんどなく、選手がボールを大きく蹴るだけで観客は拍手した。そんな時代から2002年のワールドカップを駆け抜けて、今や日本は活気あるリーグと熱烈なファンと素晴らしいスタジアムを持つサッカー大国になった。ビールの選択肢が少ないことにも驚いた。缶のデザインで選んでも、中身はほとんど違いがなかった。今なら多少の印税が入れば銀河高原ビールを選べるし、友達をもてなしたいときはザ・プレミアム・モルツを、安く済ましたければ「麦とホップ〈赤〉」を選べる。日本は力が欠けていた分野で偉大な力を見せたのだ。高いレベルに達しても、まだ成長している。新幹線が北は盛岡、南は博多まで走っていたときは、そういうものだろうと思った。でも自分が世界的に有名な鉄道で、秋田や金沢、青森まで思い出深い旅をする日が来るとは想像もしなかった。もちろん1997〜2007年に本誌と英紙デイリー・テレグラフ東京支局の記者だった頃は、誰もが知る日本の問題を伝えた。高齢化社会、公的債務、政治の動脈硬化......。だが、楽しい仕事もたくさんあった。よく覚えているが、本誌が2004年に「世界が尊敬する日本人100」という特集を組んだときは、そんな人が100人もいるのかと心配した。候補者は十分見つかり、企画はその後も続いた。彼らの顔触れは実に多彩で、それぞれに魅力的な物語があった。デイリー・テレグラフ紙で働いていたとき、街頭で知らない人々にインタビューしたことがある。内気な僕には苦手な仕事だったが、こうした出会いは僕の目を開かせた。思いもよらない洞察に満ちた意見を聞き、平成日本の目撃者になれた喜びを新たにしたものだった。平成の日本:「新しい不平等」の受け入れと、無関心の仮面の下に見たもの =NewsWeek_Column(ニューズウィークが見た「平成」1989-2019) デーナ・ルイス(ジャーナリスト)私がニューズウィーク日本版の記者になったのは1990 年(平成2年)1月のこと。80 年代半ば(つまり昭和の終わり)にも米ニューズウィークの東京支局の記者として、アメリカの読者に向けてバブルに沸く日本の記事を書いていたが、今度は日本版編集部のアメリカ人記者として、「外側から内側を見る」ことになったわけだ。当時、日本版のオフィスは東京・麹町近くのたばこくさいビルの一角にあった。私たちはバブル末期の狂乱と、平成と呼ばれた日本の変革の時代を記録した。1993年には、皇太子と現在の雅子妃の婚約に関する私のコラムが日本の読者をいら立たせた。輝かしいキャリアを捨てて困難な環境に飛び込むことは、彼女にとって厳しい選択だっただろうと、当たり前のことを書いたのだが。編集部の電話が鳴り続け、コスモポリタン誌が私にインタビューをした。周りの男性が真実の愛だと主張する一方、女性は未来の皇太子妃に同情した。ネットの掲示板で私は一足先にソーシャルメディアの洗礼を受け、後に2ちゃんねるで「極左ババア」と炎上も経験することになる。平成は、世界に対する日本のイメージをリセットした時代だ。日本経済の猛烈な勢いが止まり、一億総中流という昭和の神話が崩壊した。昭和の終わりにディスコが流行したが、平成のお立ち台の主役は貪欲さだ。平成では貪欲さは美徳とされ、ホリエモンがロールモデルになった。平均的な労働者とトップエグゼクティブの貧富の差は、欧米並みに広がった。本誌は2006年3月に格差社会の特集を組み、私にとって最も印象深い仕事の1つとなった。平成の幕が下りようとしている今、誰もが「新しい不平等」を当たり前に受け入れているようだ。引きこもりやパワハラなど、二極化の時代に私が書いてきたさまざまなテーマも、今ではどこにでもある現実だ。私は本誌を辞める前に書いた記事で、神奈川県厚木市近郊の搾取工場で働くペルー人を取り上げた。無保険者で、子供が通う公立学校にはスペイン語を話せる教師はおらず、日本語の補習授業もなかった。外国人労働者の底辺層を懸念する、早めの警告だったと言えるだろう。誤解しないでほしい。私が「平成の記者」として取材した全ての記事が、気の重くなる話というわけではない。米ニューズウィークは1993年6月にアメリカのレズビアンを特集した。日本版として記事を追加することになり、私は東京の抹茶カフェで、快活な若い女性に取材した。彼女は職場では同性愛者であることを隠していて、しつこく予定を聞いてくる男性に、今夜は「ボーイフレンド」に会うと言っていた。ほかにもカミングアウトをしている勇敢な活動家たちに話を聞いて、平成の無関心な仮面の下は、私が思っている以上に沸き立っていると知った。最近、私は再び東京で暮らしている。若者に個人主義が浸透し、NPOやシェアオフィスが急増して、地元の図書館では高齢のボランティアが外国人に日本語を教えている。本誌で過ごした日々を振り返ってみれば、平成は私にとって素晴らしい時代だった。しかし今、私は昭和の終わりにも感じたように、日本の未来に困惑している。あまりに多くの混乱と、あまりに多くの変化。理解する唯一の方法は、中に飛び込んで、取材し、分析して、書くことだ。ニューズウィーク日本版が日本の未来をどのように伝えていくか、私は楽しみにしている。 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;紀行・随筆・探検譜 http://thubokou.wordpress.com/】【疑心暗鬼;民族紀行・歴史紀行 http://bogoda.jugem.jp 】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2019/05/03
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【Photo of the Day= a mountain path = by N.Geoglaphic】 【B.G.M. of the Day= Kenny Burrell - Midnight Blue (1963) =】⇒ https://www.youtube.com/watch?v=ElrSLxxGSvw&list=RDu5PG7aRYS1k&index=3 【 虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 05月02日】失われた20年に「起きなかったこと」に驚く──平成は日本を鍛え上げた時代= NewsWeek_Column(ニューズウィークが見た「平成」1989-2019) ピーター・タスカ(経済評論家)夜空を見上げれば、そこに星座があるように、過去を振り返れば、そこにはストーリーがある。ある時代を振り返ると、当時は気付かなかったパターンが見えてくる。平成が終わろうとしている今、筆者の頭の中でこの時代ははっきりとした形を取っている。それは日経平均株価のチャートだ。その後の経済、社会、政治の動きを先読みする市場のアンテナの精度には驚くばかりだ。偶然にも筆者は平成の初め、1989年3月から本誌にコラムを書き始めた。当時はバブル経済の最後かつ、最も浮かれた時期で、熱狂的な高揚感が日本を覆っていた。筆者もささやかながら時代の気分を味わった。倉庫を改造したディスコ「ジュリアナ東京」で踊り、大蔵省接待事件の舞台となった「ノーパンしゃぶしゃぶ」の店でも食事をした。1989年の日本の株式市場の規模は時価総額で世界の40%超。ばかばかしいほどの過剰評価だが、バブルは心理が生み出すものでもある。国内外で日本は「ナンバーワン」と持ち上げられ、米誌ビジネスウィークは2000年までに日本は経済規模でアメリカを抜くと予想した。参考までに言えば、今や日本株の時価総額は世界の8%程度にすぎない。 筆者が本誌に書いた最初の2本のコラムはリクルート事件を扱ったものだった。そして1990年3月15日号に掲載された3本目のコラムのタイトルは『「日本流錬金術」に赤信号』。この頃にはバブルは崩壊寸前で、不動産価格の暴落が壊滅的な結果をもたらすことは目に見えていた。筆者は悲観的なオブザーバーだったが、それでも日本経済が「正常化」にこれほど手間取るとは夢にも思わなかった。「失われた20年」はこの時期を必ずしも正確に言い表す言葉ではない。バブル崩壊後の20年にはいろいろなことが起きた。2度の金融危機、増え続ける企業の倒産、非正規雇用の増加、オウム事件、阪神淡路大震災。「一億総中流社会」や終身雇用の神話が崩れ、浮かれ気分に代わって閉塞感が日本を覆った。この間、入れ代わり立ち代わりマイクを握るカラオケ店の客のように、首相がめまぐるしく交代した。行き過ぎた幻滅は幻想に似ている。いずれも現実を無視して、ムードに浸っているだけだ。いま振り返れば、失われた20年に「起きなかったこと」のほうに驚く。日本は保護主義に走らず、それどころか徐々に外国人を受け入れ始めた。ポピュリズムの嵐が吹き荒れることも、フランスの「黄色いベスト」運動のような暴力的なデモが広がることもなかった。企業は少しずつ雇用、設備、債務の「3つの過剰」を解消し、利益率が上昇し始めた。企業も個人もより現実的になり、危機に強くなった。平成最後の10 年間にその成果が出た。2011年3月の東日本大震災――地震、津波、原子力発電所事故の三重災害の中で普通の人々が見せた反応は、日本の社会資本、すなわち人々のネットワークの底力を世界に見せつけた。過去6年、1人当たりのGDPの伸び率は先進国の平均を上回っている。経済規模ではアメリカと中国にかなわないが、独創性と勤勉さ、健全な競争が生活水準の向上を保証するだろう。今の日本は環太平洋諸国の貿易協定TPPの要であり、高齢化への挑戦で世界をリードする存在だ。30年前と比べ、日本は不確かな未来にはるかにうまく立ち向かえる国になっている。今年始まるまだ名前のない新しい時代は、気休めの神話ではなく、困難な現実をしっかり見つめて進む時代になるだろう。平成は日本人に「無常」を教えた──バブル崩壊から原発事故、そして次の「非常識」 = NewsWeek_Column(ニューズウィークが見た「平成」1989-2019) 長岡義博/本誌編集長平成3年(1991年)に毎日新聞の記者として社会人生活をスタートした私にとって、「平成」は取材対象そのものだった。平成18年(2006年)に弊誌に移ったが、今でも最も強く記憶に残っているのは平成7年(1995年)1月17日に起きた阪神淡路大震災だ。当時、神戸支局員だった私にとって、忘れられない地震発生直後の光景がある。見渡す限り爆撃跡のような瓦礫の山に囲まれた道を、打ちひしがれた被災者の列が続く。どの手もジュースやウーロン茶のペットボトルと食パンが入ったビニール袋を抱えている。大地震が起きたばかりの被災地は物流が止まり、ガスや電気が使えない。物流が止まれば食料はすぐに底を突き、ガスや電気がなければ調理もできない。そのことを直感的に察した被災者たちは、自宅の冷蔵庫にあった食パンとペットボトルの飲料を真っ先に持ち出した。物流と電気・ガスが止まった被災地で、食べられない紙幣や硬貨など何の価値もない。なぜかあの頃の日本では、「関西で大地震は起きない」という迷信が真理であるかのように語られていた。何の根拠もない。思い込み、いや、むしろそれは「あってほしくない」という願望の反映だったのだろう。起きるはずのない大地震に直撃された結果、神戸や阪神地区、淡路島で無防備な人々はカネに対する信用が消えたいわば原始社会に突然放り込まれた。そして6400人余りの命が失われた。平成は日本人に「無常」を教えた時代だった。高度経済成長という全てが右肩上がりの社会に慣れ、後に「バブル」と定義されるハイパー好景気の時代を生きた人々には、それこそが疑いなき日常だった。享楽の日々がいつか終わると予想した賢者はごく少数派でしかなく、だからこそ大半の日本人は宴の終わりに呆然と立ち尽くすしかなかった。バブル経済の崩壊と阪神・淡路大震災で「無常」を学習したはずの日本人だが、平成23年(2011年)の東日本大震災でも再び「高額の授業料」を支払って無常を学ぶことになった。全く想像を超える規模の大津波、そしてチェルノブイリ事故に次ぐレベルの被害をもたらした福島第一原発の放射能漏れ事故。巨大津波で壊滅的な被害が出た仙台市の地区では、4キロ内陸にまで海水が押し寄せた。宮城県の浸水想定はそのわずか40分の1の100メートルだった。平成の終わりを前に、日本人が「無常」の教訓を学んだかどうかは心もとない。米ビジネスウィーク誌がまとめたデータによれば、世界企業の時価総額ランキングで平成元年には上位50社のうち32社を日本企業が占めていた。ところが平成30年に残っていたのはトヨタ1社。「環境に適応できたものだけが生き残る」というダーウィンの進化論原則のまたとない好例だが、少なからぬ日本人が今でもかつての「ものづくり」の栄光にしがみついている。平成に戦争は起きなかった。GDPはアメリカに大きく離され中国にも抜かれたが、かつてはサービス残業が当然だったのに、今は働き方改革を真面目に議論しつつ世界第3位の経済力を維持している。悪くない現状のように思える。しかし、その実われわれは過去の遺産を食いつぶしているだけかもしれない。変わらないものは何もない。それは平成の次の時代も同じだろう。日本に戦争は起きない、という常識が消えてなくなることだって十分にあり得る。 ・・・・・・・つづく 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;紀行・随筆・探検譜 http://thubokou.wordpress.com/】【疑心暗鬼;民族紀行・歴史紀行 http://bogoda.jugem.jp 】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2019/05/02
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【Photo of the Day= harbor froze over = by N.Geoglaphic】 【B.G.M. of the Day= Herb Ellis & Remo Palmier – Windflower (1978) =】⇒ https://www.youtube.com/watch?v=fAi7IeJG-6Y&list=RDu5PG7aRYS1k&index=2 【 虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 05月01日】特別リポート:中国習近平の「強軍戦略」、米国の優位脅かす =後節== REUTERS_Column 2019年4月24日 David Lague, Benjamin Kang Lim<南シナ海に広大な布陣>国家主席として、習は過去の指導者よりはるかに積極的に軍を展開している。2013年、中国はフィリピン、マレーシア、台湾、ベトナムが領有権を主張する南シナ海の南沙諸島で、人工島の造成などを開始した。さらに、台湾を射程に収めるミサイルを配備し、台湾海峡で実弾射撃演習を実施した。南シナ海の広大な海域に布陣している人民解放軍は、必要であれば台湾を武力で「回復する」準備を進めており、元台湾国防相の楊氏は「中国は台湾を威嚇している」と懸念を示す。中国はいまや、米国との戦争以外のあらゆるシナリオにおいて、南シナ海を支配できる能力を備えている――。フィリップ・デビッドソン米インド太平洋軍司令官(海軍大将)は、司令官に任命される前、議会委員会でこう述べた。一方、中国共産党の幹部養成機関、中共中央党学校の機関紙「学習時報」は、南沙諸島での展開が習の指示を受けているとし、「海に万里の長城を築くことに相当する」と論評した。中国の軍事圧力は、日本やインドにも及んでおり、日本に対しては、尖閣諸島付近で領海侵入や領空侵犯を繰り返している。18年版の日本の防衛白書は「中国は日本周辺空域における行動を一方的にエスカレートさせており、強く懸念される状況となっている」と指摘。防衛省の今年4月の発表によると、18年の中国機に対する緊急発進は前年より138回増え、638回に上っている。2017年には、中国とブータンがともに領有権を主張するドクラム高原(中国名:洞郎)で、インドも巻き込んだ緊張状態が発生した。発端は中国人民解放軍が道路建設を開始したことで、ブータンが反発。ドクラムを安全保障上の重要地域と位置付けるインドもブータンを支持し、中国に抗議した。<米国の軍事優位は保証されていない>現役および退役した複数の米軍高官は、中国周辺の海域で米中衝突となれば、米国が勝つ保証はないとみる。トランプ米政権の防衛戦略見直しの超党派部会で共同議長を務めた元海軍作戦部長、ゲーリー・ラフヘッドは「米国が負ける可能性がある」とし、「われわれは、歴史の重大な転換点にいる」と述べた。この超党派部会の報告書は、米国が中ロの軍拡によって「国家安全保障上の危機」に直面していると警告。「米国の軍事的優位はもはや保証されておらず、米国の利益と米国の安全保障に対する影響は深刻だ」と結論付けた。トランプ大統領は、中国に巨額の対米貿易黒字の削減を要求し、関税をふりかざして「ディール」を迫る。しかし、貿易紛争よりも深刻なリスクは、中国周辺海域で誤算やアクシデントによって、米国とその同盟国が中国と衝突するというシナリオにある。すでに中国は、米国の兵器に匹敵するか、それを上回る通常兵器ミサイルの戦力を構築している。中国の造船所は、東アジア海域を支配する世界最大の海軍を誕生させた。中国は弾道ミサイル搭載潜水艦の実戦部隊から核ミサイルを発射することができ、強力な報復攻撃能力も確保した。こうした変化は、アジアにおける米国の絶対的な優位の時代が終わったことを意味する。<権限集中が抱えるリスク>しかし、人民解放軍の内部では、米国などの軍事大国に対抗できるのか、疑問視する声もある。軍幹部らによる多くの論説が、戦闘経験の欠如、技術面や指揮統制などの問題を指摘する。さらに、習への権限集中や大胆な政策は、間違いなく習個人、党、ひいては中国全体にとって大きなリスクとなる。軍組織内の汚職取り締まりと党・政府高官の粛清は、舞台裏で続く権力闘争の一端との憶測も聞かれる。17年10月の第19回党大会で、そうした憶測を裏付けるような事態が起きた。中国証券監督管理委員会(証監会)主席の劉士余が、郭伯雄ら失脚した幹部グループによるクーデターの企てを非難したからだ。このクーデター説に中国政府は沈黙しているが、軍の機関紙も、証拠を示すことなく、郭らを糾弾した。習は軍や党の幹部を数多く処罰し派閥を切り崩した。それによって多くの危険な敵を作ってしまったと党指導部と関係のある人々は指摘する。同年7月、習が中国返還20周年で香港を訪問した際、現地の治安当局はその警護態勢に驚いたという。要人訪問対応に詳しいベテラン警察幹部は、「桁違い」の厳重な警備だったと振り返る。習の身辺警護は強化され、万一の事態を想定した緊張が続く。身の危険を意識しつつも、習には「強軍化」の手綱を緩める気配はない。17年10月に広州市の司令部を視察した習は司令部の幹部に「戦争と戦闘の準備」に集中するよう指示した。習には新境地への志向があり「予測が難しく謎めいている」と福建省時代から彼を知る人物は話す。「(中国)本土の友人たちは『習はリスクを取る人物だ』と言う」。台湾元国防相の楊はそう語り、「彼が次にどのような動きに出るのか、読むことはできない」と続けた。(文中敬称略) 取材協力:Tim Kelly 日本語版編集:北松克朗、武藤邦子古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;紀行・随筆・探検譜 http://thubokou.wordpress.com/】【疑心暗鬼;民族紀行・歴史紀行 http://bogoda.jugem.jp 】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2019/05/01
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