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・7、30、土午後から、9月25日の「第二回 NSK第九を歌う会」の演奏会に向けて、皆で集中した練習。練習会場では僕のCD(8月3日リリースを待たずに予約販売)を並べ、皆さん多くの方にお買い求めいただく。実を言うと、最低でも700枚は売らないと赤字が埋まらないという事情であるため、誠に有りがたい思いであった。ライナーノートにも書いたが、とにかくこのCDは聴いて下さる方々のことは考えて作製されていない。もちろん歌い手になら興味も持ってもらえるかもしれないが、一般の方にとっては耳慣れないドイツ歌曲ばかりだ。でも僕の訳詩と曲説明を読みながら何度か我慢強く馴染んでいただくと、あるいは専門家よりもずっとクリアーで、純粋な心で詩と音楽を捉えていただくことができるのではと僕は思っている。歌い手、専門家というものは、とかくお花畑に行っては周りに目もくれず一直線に根っこを掘り起こし、その生態系や成り立ちの研究に没頭してしまう。発掘作業の頭の上でどんな魅力を備えた花が咲いていたかなんて、その場を離れても覚えてもいない。そういう意味で、どんな分野でも専門家というものは悲しいものなのだ。お客様の方を向いて、心がけて聴き手に喜んでもらう演奏を行なうのが「芸」。それに対して、自分の表現したいことを形にして、他人に受け入れてもらえるかもらえないかは興味の外、それはあくまで結果であり、自分自身を表現しないといられないから仕方なく形あるものにする、それが「芸術」。これは僕独自の定義で、どちらも行なうし、どちらも大事なものだ。しかし今回のCDは後者のものにしたかった。だから聴いていただく方の努力が少々必要となるのかもしれない。皆さんの個人的な時間の中でお聴きいただいているだろうことを、心から嬉しく思う。さて、それを置いても我々の食の問題は深刻である。とうとう武田氏は「国産の肉は一切食べるな!」と述べた。これだけはっきり言う限り、その汚染状況は深刻なのだろう。我々の外食も充分に気をつけなければならない。肉の姿がなくても、出し汁やスープにも牛肉は使用されている。これが鳥や豚までだめとなれば、一体何を食べればいいのだろう。国そのものが国民の命をおびやかすようなところには住みたくない。ーーーーーーー食品の暫定基準値は1年20ミリシーベルトの内部被曝を想定している牛肉の汚染が問題になっています。くれぐれも「暫定基準値内だから大丈夫」という言葉にごまかされないでください。今の食品の汚染に関する暫定基準は、1年17ミリシーベルトから22ミリシーベルトの被曝を基準にしていますから、子供はもちろん、大人でもダメです。簡単に言うと、原子炉で働いている作業員が白血病になったとき、その白血病が「原子炉で働いて被曝したのが原因」という認定を労働災害で受けるのが5ミリシーベルトの被曝です。だから、20ミリシーベルトでも大丈夫ということが、100年後に学問的に正しいとわかっても、今までの私たちの放射線防護の常識とあまりにかけ離れています。また、年間20ミリシーベルトというのは、1年間に胸のレントゲンが400回ですから、これもとうてい、子供にさせても安心できる量ではありません。食材を求める人は大変ですが、当面は国内産の牛肉はダメです。オーストラリアは放射線に対しても厳しいので、オーストラリア産でしばらくは回避しておきたいと思います。外部、ホコリ、雨、風などでの被曝が終わらず、まだ福島原発からも毎日250億ベクレル程度の放射性物質が出てきますので、牛肉のように何とか被曝を避けられるものは、日本製を止めましょう。農家の人も「消費者に安全な食材を提供したい」という意志は固く、政府や中間業者がいい加減なのです。(平成23年7月28日 午後10時 執筆)武田邦彦
2011.07.30
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・7、28、木武田氏が昨日のブログに、本来触れてはならない事柄に触れた一言を記載した。もしくは皆世間の人々にとっては周知の事実なのかもしれないが。「そして、なぜ、危険とわかったのに、まだ原発を進めたい人がいるのだろうか?最後に、「なぜ、こんなに簡単なことが疑問のまま残っているのだろうか?」それは、おそらく現代の日本は日本人が主人ではなく、どこかに主人がいるからではないかと思います。このようなことを一つ一つ、解明していかないと、なかなか原発を進めたいという空気を消すことができないと思うからです。」正に、原発にしがみ付く悪魔はそこに潜んでいると僕も思っていた。以前のブログにも書いたが、すでに乗っ取られた日本という国は、今からでは取り戻す事は難しい。しかし実はとても簡単なことでひっくり返すことも可能ではと僕は考えている。それは、我々日本国民が徒党を組んで活動できることだ。すべてにおいてネットワークを築くことが出来たものが最も力を発揮する。原発にしがみ付く連中を振り落とし、間違った利益のシステムをぶち壊し、我々国民を我々の手で守り、皆安心して生活できる、言い換えれば上の者を信じて身を委ねることのできる社会。それらを今改革するには、まともな国民がネットワークを持ち、皆で一斉に事を起こすことでは。国民がネットワークで事を起こして行けば、マスコミも無視することはできないし、マスコミが動けば社会は動かずにはいられなくなるだろう。そして、今の内閣自体を根本からぶち壊す。もしそんな気が国民にあるのなら、事は不可能なことではないと思われる。しかし結果から言えば不可能なのだ。先日僕は河内長野市内の給食について、その危険性について周りの親御さんたちに水を向けてみた。しかし「怖いね」の一言で、心から切迫感を持ち、政府への疑念を抱き、事を起こそうと思う人はいなかった。今の国民が万事そうなのだ。今の生活を変える勇気などないし、面倒くさいし、色とか臭いとか、痛いとか気持ち悪いとか目に見える不快さがない限り、本気でそれをどうにかしようとは思わない。それにテレビではみのもんたはべつに何も警告していないし、政府も「大丈夫」と言っているから、あたふたすることはない。皆そんな感じだ。列車事故を機会に、政府への疑念と怒りをぶちまけている中国国民とは全く違う。だからこそ「日本国を取り返すことは不可能」と僕は述べた。ーーーーーーー原子力関係者はどこに行ったのか?これまで長い間、私たちは東電から電気を買ってきた。東電にとっては東京や関東地方の人たちは、もっとも大切なお客さんのはずだ。そして、そこには今、東電の事故で苦しんでいるお母さん、お父さん、そして子供たちがいる。その人たちは、高くなっていく空間線量、汚染されていく食材を前にして必死で防衛をしている。東電のお客さんは東電からの被害を小さくしようと、苦しい生活費の中で出費を重ね、心労の中にいて、少しでも正しい情報が欲しい。ところが、東電はまったく姿を見せない。ホットスポットの地図も作らないし、食品の放射線を測ろうともしない。もちろん公園も除染しないし、子供たちを守らない。それでも、電気代を取り、自分たちは給料を貰っている! いったい、どういうことだろうか?・・・・・・・・・私は今度、また東京での講演会を断った。東京のお母さん向けの被曝を避けるための話をする講演会だったが、あまりにも話をお聞きになる方の聴講料が高い。毎日、苦しみ、出費の多いお母さんに、さらに高い聴講料をとる講演会はやりたくない。主催者も商売であることもわかるが、「この機会にボロ儲けしてやろう」という魂胆が見える。講演会の収入は多いのに支出とのバランスがとれていないのだ。こんなことを繰り返していると、お母さんたちの疑問に答えるチャンスを失う。でも、自分も原子力を進めてきた一員としての責任がある。本来はボランティアに近い活動をする必要のあるときと思う。・・・・・・・・・事故の責任のある東電、保安員、安全委員はもちろん、原子力関係者が一体になって、あるいは福島に放射性物質が入っていない野菜を送り、土壌を除染し、田畑をきれいにし、ホットスポットを測って地図を作り、安心して生活できるように一刻も早く行動をおこして欲しい。また、講演会などを企画する会社も、多くの人たちが参考になるような講演会を安価にやってもらいたい。原子力関係者、行政担当者などは、苦しんでいるお母さんや子供たちの姿が見えないのだろうか?(平成23年7月28日 午後2時執筆)武田邦彦
2011.07.28
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初めてのCDがようやく発売に漕ぎ着けた。8月3日にフォンテックよりリリースとなるが、現物は先日すでにどっさり手元に届いている。ご購入方法も含めて、詳細は下記に記します。このCDは、この8年ほどの間にチャールズ・スペンサー氏と共に開催して来た幾度かのリサイタルの集約作品となる。選ばれたどれも僕が心より愛することのできる曲で、どの曲にも情熱と思い出を含んでいる。ライナーノートには僕自身の訳詩と、思うままに書いた曲説明を掲載している。これを読みながら其々の曲に思いを寄せていただくことが出来れば、これ以上の喜びはない。ということで、是非とも聴いていただきたく、ここにご案内差し上げます。*アマゾンでもすでに予約受付しているようです。ーーーーー CD発売!!2011年8月3日(水)fontecよりリリース ある旅路でAuf einer Wanderung 茶木 敏行 テノールチャールズ・スペンサー ピアノ プログラムL.v.ベートーヴェン●愛されないものの溜息 そして愛の答え ●新しい愛、新しい人生 F.シューベルト●リーゼンコッペの山頂で●また会おう 他F.リスト●三つのペトラルカのソネット ..H.ヴォルフ●愛する人に●じゃーな 他R.シュトラウス●セレナーデ●かわらぬもの 他 ご購入方法●全国主要レコード店(CDショップ)で販売●ネット購入:http://www.fontec.co.jp/●本人直売:ca_kurotaro-5774@beach.ocn.ne.jp(CA声楽コンセルヴァトワール)*定価:¥3000(税込み)発売元:株式会社フォンテック 03(3393)0183(代) URL:http://www.fontec.co.jp/ e-mail:info@fontec.co.jp
2011.07.25
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・7、22、金 この国の悪というのは、いつからどうやって蔓延ったか。 悪には悪のネットワークがなければ力は持てない。 そのネットワークはどのようにして築くことが可能であったか。 本当のところ、その成り立ちについては分らない。 今やそれは悪ですらない。 戦後こつこつとその触手を水面下で広げ、出版、マスコミ、警察、教育、宗教、政界、企業、農業、国土産業、??、それらを手の中に納め、今やこの国を乗っ取っている。 彼らは怖ろしく頭の良い者達であり、暢気でお人よしでバカな日本国民を食い物にしてあざ笑っている。 今からではどうあがいてもこの国を取り返すことはできない。 しかし彼らを生み出したのは我々日本国民であるとも言える。 彼らの一人が言った言葉に「車を走らせれば排気ガスが出る、我々は社会が生み出した排気ガスである」と。 しかしその排気ガスはオゾン層を破壊し、紫外線は我々の肌を破壊し、温暖化から災害を生み、多くの人々が犠牲となる。 早い話が復讐を受けている訳だ。 カールユングの言葉にこういうのもある。 「影は我々人間が前向な存在であるのと同じぐらい邪な存在である。 我々が善良で優れた完璧な人間になろうと務めれば務めるほど、影は暗く邪で破壊的になろうとする意思を明確にして行く。 人が自らの容量を超えて完全になろうとするとき、影は地獄に下りて悪魔となる。 何故ならこの自然界において、人が自分自身以上になることは、自分自身以下のものになるのと同じぐらい罪深いことであるからだ」 我々が自分たちの身の丈を知らずそれ以上のことに手を出すことこそが、悪に支配される道をおのずと歩むことに繋がる。 その通りかもしれない。 ーーーー 大企業の没落の兆候・・・闇の力になるのは悲しいこと 「制服向上委員会」の公式ブログによると、彼女たちのフジロックフェスティバル‘ 11の出演が大手企業の妨害によって中止になったと報じられています。 「大手企業」の名前はまだわかっていません。 はずされた理由は脱原発の歌を歌おうとしたことによるとされています。 よく知られたように制服向上委員会というメンバーは、「マナー向上委員会」など現 代社会の問題に取り組みながら活動するグループです。 ・・・・・・・・・ 第2次世界大戦に参戦した日本は310万人という膨大な数の犠牲を出し、それまでの日 本社会の未熟さを反省して、「表現の自由、学問の自由」など、政府や社会の権力に 対して自由に活動できる基本的人権を獲得したのです。 それは、戦後の明るい社会をもたらしました。 「日本は自由だ。なにを言っても逮捕されないし、解雇されない」 「こんなことを言うと昔は憲兵にしょっ引かれたものだ」 という話も自由にいえるとても良い社会に向かっていたのです。 それを考えると、この話は実に悲しいことです。かりにこの話が大手企業の妨害がた いしたことではなかったにしても、このような話が出ること自体、日本社会がだめに なっていく証拠でもあります。 ダメなのは首相は政府だけではなく、そのバックとなる日本社会が汚れてきたことを 示しています。 そして、今までも、原発事故を批判的に発言した芸能人に圧力がかかっています。 ・・・・・・・・・ 自由で明るい社会というのはどういうものでしょうか? 私は 1)誰もが意見や思想を持っていて、どれが正しいとか間違っているとかは本人の自 由である、 2)それを自由に表現したり、研究したりすることができる、 3)お互いに意見に違いがあることを認める、 4)もし「制服向上委員会」の活動がイヤだったら、その活動を見に行かなければ良 い、 5)他人に極端な迷惑をかけないのなら、その人の自由である、 ということと思う。 人間は生きているだけで、他人に迷惑をかけています。 ●地球には8億人の人が飢えているのだから、たらふく食べるのは迷惑と言えば迷惑 である。 ●自分が電車に乗って座席に座れば、その代わりに座れない人がでる。 ●生活をすれば必ず資源を使い、ゴミを出す。 だから、この程度の迷惑は仕方がありません。その行動の範囲が極端にでなければ、 なにをしても良いというのが気持ちの良い社会でしょう。 ・・・・・・・・・ 政府、中央官庁の役人、自治体、電力会社・・・考えてみると、何かを「独占」して いるものは傲慢になり、人をコントロールしようとしているようです。 競争相手がいれば、みんなはイヤなら別のものを買うので、自分の価値を他人に押し つけようとは思わないでしょう。最近の政治家も小選挙区制になったので、国民は政 党を選ぶことはできても人を選ぶことがほとんどできなくなり、独占的になっていま す。 それにしても、なにが真実だとしても、このようなひどいニュースが流れるだけで気 が滅入ります。なんでもっと明るく開けた社会を作りたいと思わないのでしょうか? ・・・・・・・・・ 芸術家や歌手のグループが反戦運動、環境運動、そして反原発などの運動を展開する ことは多いのですが、その中には時として私の考えとも違うことがありました。 でも、その活動はその活動として認め、なぜ芸術家がそのような活動をしようとする のかという根本的な原因を考える必要があるでしょう。 福島原発が事故を起こしていない前(3月11日の前)でも、原発に反対する運動はあ ったわけですから、福島原発の事故が起こった後では、反原発運動がない方がおかし いと思うのです。 また、ヨーロッパはもともと原発に対して辛い評価をしていますが、ドイツやイタリ アではすでに国民投票で脱原発が決まっているのですから、日本で脱原発の運動が盛 んになっても、それは当然のように思います。 また、長い歴史をみますと、強圧的な政治をすれば一時的に意見を押さえることはで きますが、正しいことは結局、最後には通じるわけですから、原発の推進派ももう少 し余裕を持ったらどうでしょうか。 (平成23年7月20日 午後11時 執筆) 武田邦彦
2011.07.22
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・7.20.水 いよいよ広がる牛肉と牛乳の汚染拡大で、これは最も皺寄せを食うのは給食だろうと考え、まず河内長野市役所に電話し、給食センターの電話番号を尋ねる。 そちらに掛けてみると、何人かの社員に用件を説明した後女性の担当者が出て来たので「毎日使用されている肉、野菜、牛乳はどこのものを使用しているか、牛乳においての独自の検査は行なっているか」など尋ねる。 女性には拒絶感はなく、速やかに僕の質問に応答。 「その週によって仕入れる場所は異なりますが、例えば今週なら肉は熊本産、野菜は和歌山産、業者には安全なものの入荷を希望しています。 ただ牛乳に関してはすべて明治乳業さんが担当していますので、詳しいことはそちらに尋ねてみて下さい」「明治乳業に任せて、給食センターとしては独自のチェックはしていないということですか?」「そうなりますね、すべての食材において今は確かに危険なことです。私にも小学生の弟がいますので、とても心配です」 声を聴く限り係りの女性は30代半ばというところで、小学生の弟とは不思議な感じがしたが、まあそれはどうでもいいことだからそのまま電話を切った。 もっと立場の上の者と話さないと、国との癒着のにおいは嗅ぎ付けない。 次に明治乳業に電話して、河内長野市内の小学校給食に卸している牛乳の安全性について質問する。 担当者として出て来たのは、40代ぐらいの流通班の男性。 言葉使いは丁寧だが、とても警戒している。 とにかくこちらの地区と名前を聞きたがるが、明言を避ける。 「私どもでは放射能に対する検査や対策は一切行なっておりません。 一般に出荷しているものと、給食に出しているものには細菌検査を含めて全く違いはありません」「えっ!?この時期に放射能に対する対策は全くされていない?」「はい、全く行なっておりません」「子供たちの口に入るものをそんないいかげんなことでいいんですか?」「私どもの方では、政府の規制にひっかかっていないものは安全と認識しています」「福島県の汚染牛乳が全国に出回り、他の地区の綺麗な牛乳と混ぜてベクレルを見た目だけ下げて出荷しているという事実があります。 北海道牛乳と言えども、それは福島の汚染牛乳の混ざったものだそうです。その事実をご存知のはずだ」「ほー!それは初耳ですね、そんな報告は聞いていません」 後は何を言っても「検査は行なっておりません」の一点張りで、悪ぶる様子すらない。 「俺たちは政府に守られているんだ、一庶民のおまえが何を騒ごうとも俺たちの会社を脅かすことはできはしないんだ」と言わんばかりだ。 大体給食という子供の命を預かる立場の機関が、どうして明治乳業などという大手と契約しているのだ? 世の中にはもう少し真面目に商売をしている一部の生協のようなところがあるはずだ。 給食センターとしては、そういう厳密な選択があってしかるべきではないのか。 さてここで僕はまた考え込んでしまう。 農家と企業と政府は、どうしてここまで助け合うのだろう。 政府としては、後ですべてが露見して大きな社会問題になり様々な責任を取る失態を曝すよりは、被害の出た農家の生活を補償する方がかっこいいし、予算はたくさん組まないといけないだろうけど国民の信頼感が得られて結局はメリットに繋がると思うのだが。 企業にしても、このチャンスに国民側に立った見地できっちり検査を行い、怪しい牛乳は締め出して安全な物を提供すれば、これからずっと明治乳業に対する信頼感も高まり、長期間の売上に大きくメリットがあると思うのだけれど。 僕が社長なら、検査に掛る費用を使っても絶対このチャンスは逃さないだろう。 政府にしても、企業にしても、農家にしても、今は信頼を得ることが一番利益に繋がると僕は思うのだが。 にも関わらず、相変わらず農家と政府の間には茶番劇が続く。 「肉牛に与えていた稲わらから放射性セシウムが検出されている問題で、国は原発事故のあとに屋外に置かれていた餌を与えないよう通知しましたが、肉牛を出荷していた福島県内の農家のほとんどがこの通知を「知らなかった」と話しています。福島県は周知が徹底されなかった経緯を調べることにしています。」 ーーーーー 常習的やらせ体質・・・政府、電力・・・「日本国民はバカだと思っている人たち」 私たちはそろそろ決断をしなければならない時期に来ているようだ。それは、日本か ら「日本国民はバカだ」と思って憚らない人を追放しなければならない。 いくら何でもひどい。これを我慢したら私たちは未来を失う。 ・・・・・・・・・ 九州電力と日本政府が「国民はバカだ」と思っていることは確かだ。 経産省主催で佐賀県で行われた玄海原発の再開に関する説明会は、地元の人が7人と いう異様な説明会で、現場は公開されず、ネットでだけみることができるという変な ものだった。 しかも、経産省の説明会に九州電力が組織ぐるみで社員に「玄海原発再開賛成」のメ ールを出させた。 しかも「ひな形つき」である。 ・・・九電が社員に指示した「メール」のひな形・・・ ■科学的データに基づいて、今回の福島原発事故の事象の要因は津波であるとの国か らの説明がありました。各電力会社では「緊急安全対策」に加え「シビア・アクシデ ント対策」を実施しているとの新聞報道がありましたが、安全対策については十分に 実施されており、発電を再開することについて全く問題はないと思います。国も「発 電再開しても問題ない」と示しているにも関わらず、何故発電再開が出来ないのでし ょうか。」 ・・・・・・・・・ 実に醜悪な文章だ。 ある程度、教育もされて文章の力もある人が書いている。泥棒(九電社員)も文章が うまくなったものだ。 「世に盗人の種はつきない」それはそうだけれど、「盗人」は捕まれば獄門入りであ る。社会では生活してはいけない。 今回のやらせメールは人の命(被爆)に関係することだから、明確な犯罪だ。九州電 力の人は盗人以上の重犯罪人だが、まだ不思議なことに勤めているし、もしかしたら 給料を貰っているかもしれない。 日本の道徳も法秩序も地に落ちたものだ。 ・・・・・・・・・ 説明するまでもないが、説明会で意見を聞くのに、当事者の九州電力が組織ぐるみで 「賛成」と言えば良いなら、もともと説明会はいらない。 いや、経産省も九電も本当に「説明会はいらない」と思っているのだ。 「国民はバカだから、原子力発電が日本国にとって必要なことなどわかりはしない。 だから説得するのは無駄だ。説明会を意味のないものにしてしまえ!」 ということだ。 断じて、許してはいけない。 福島で被爆に苦しんでいる多くの人がいるのに、その中でこんなことが起こるのだか ら、経産省にも電力会社にも「原発を許可したり、運転したりする資格はない」。 ・・・・・・・・・ 思えば、2006年9月2日。 青森県八戸市で開かれた政府の「教育改革タウンミーティング」で、内閣府などは、 「教育基本法改正案に賛成の立場で質問するよう」 こともあろうに中学校の校長先生に依頼した。 依頼の文章 「タウンミーティングの質問のお願い」 1)質問を依頼する。 2)内閣府から以下のとおり発言の仕方について注意があった。 <1>できるだけ趣旨を踏まえて自分の言葉(せりふの棒読みはさけてください) <2>「お願いされて」とか「依頼されて」と言わないで下さい(あくまで自分の意 見を言っている、という感じで) 何という情けない社会だろう。 依頼した内閣府の役人、発言した小学校の校長先生は、逮捕されたのだろうか? そ の後、給料を貰っていたのだろうか? 社会の指導者なら潔く名乗り出て欲しい。 (平成23年7月19日 午後6時 執筆) 武田邦彦
2011.07.20
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・7、18、月 今日も阿波座教室の近くのレストラン「さくら咲く」に行き、マスターと共にぼやいていたが、これだけ汚染された肉や牛乳の全国ばらまきが報道されても、世間の人々は300円の定食の店に行列しているという。 いったい皆の食への意識というのはどうなっているのだろう。 「世間の人たちは味やその安全性よりも、値段と量が一番大事なんです。 夜飲みに行くために昼飯はできるだけ値段を抑えたい、そのためなら放射能なんてどうでもいいんです。 真面目にやっている店が一番バカを見るという訳ですね」 そういってマスターは大笑い。 しかし皆が思っているよりも、食材の汚染、そのばら撒きはずっと申告なものなのでは。 例によって汚染肉のばら撒きについては報道するが、その危険性についてはあまり熱心に言わないからではないか。 皆まだまだ政府とマスコミを信じているのだ。 インフルエンザが流行ったときにはあれだけ皆でマスクをして町を歩いていたのに、なぜ今の情況には危機を感じないのだろう。 マスターも言う通り「全く仕入れには毎日胃が痛みます。 いったいどれが汚染されていないものか、分らなくなって来ています。 北海道から九州沖縄まで、汚染肉は流通しているし、餌の藁だってどこに移動しているか分りません。 じゃあ国産以外のものをと思っても、例えばアメリカの肉などは別の意味でまた危険です。 どれだけ夥しいホルモン剤を注入しているか、それは究極の選択です。 オーストラリアのものは比較的ましですが、ホルモン剤に慣れた我々の舌は硬い肉に我慢できないでしょう。 魚もだめ、野菜もよく産地を見定めないと危ない。 いやはや、現実はとても厳しいもんです」 すでにこの国は我々が安心して食べられるものはない。 一層周りの人々のように、一切気にせず生きて、運を天に任せるか。 とは言え、数年後の地獄を想像すると悪夢だ。 ーーーーーー どう乗り切るか、毎日、迷っているお母さんに 食品の汚染が広がってきました。 といっても、いつも北海道や九州の食材を求めることも難しいし、子供は守らなけれ ばならないし、財布はそれほど余裕はないし・・・と毎日、迷っているお母さんに、 思い切ってアドバイスをします。 ・・・前提・・・ 1)普通のお母さんができる範囲にする。つまり、 2)政府や農業団体、流通はごまかすことが前提とする(危険サイドで計算する)。 3)スーパーに行っても野菜は地元のものしかないので、汚染されているのを承知で 買う(思い切った前提ですが、現実を考えて)、 4)魚は注意して日本海、北海道、九州などのものを選ぶが時々、間違って汚染され た魚を買ってしまう(失敗あり)、 5)牛肉はオーストラリア、豚肉はアメリカなどに限る。鶏肉はできるだけ買わない (肉だけは気をつける)、 6)牛乳は時々、間違って汚染されたものを買ってしまう(失敗あり)、 7)卵は売っているものを、選ばずに買う、 8)米は去年のものか、今年なら、北海道、青森、秋田、新潟、西日本、外国のもの しか買わない(産地を選べるから選ぶ)、 9)お茶は汚れていると言われる静岡茶を飲む、 10)水は水道水を飲み、気にしない。 これなら現実的ではないかと思います。 それで被曝量を計算してみました。そうすると次のようになりました。 表にあるように、年間被曝量の予想値は2ミリシーベルト。1年1ミリの2倍ですが、来 年からの2年間で取り戻すか、健康に留意して生活することを考えます。 私はこれでも今年を乗り切ることができると思います。 大丈夫!! 肉と米を気をつければ、政府にだまされても大丈夫。時々、失敗しても OK。 そのために、買うとき以外に必要なことが少しあります。 1)野菜は地元産のものを買うけれど、よく洗い、5分の4は生で食べないで、ゆで たりして加工する。お湯は必ず捨てる。生で食べるときにはよく洗う。今年は生野菜 は減らしてください。 2)魚は煮魚を主とする。煮汁はすてる。計算では半分を煮魚としました。 3)外部放射線は1時間に0.15マイクロのところに住み、家の中を除染する。ホット スポットにむやみに近寄らない。 4)風の強い日はマスクをし、雨が降った日には家に帰ったら玄関先で靴と靴下を脱 ぎ、ぬれティッシュで拭き取る。 5)(残念ですが)子供の運動を制限する。 をしてください。 これで、2ミリ。現実に子供たちを守ることができます。人間は5年間で調整できます し、子供も2年ぐらいの余裕がありますので、これで私は大丈夫と思います。 もちろん、魚を控え、牛乳の産地を選び、外部被爆を0.10のところに住めば、1年1ミ リに入ります。 ・・・・・・・・・ (感想) 今まで私は一貫して「1年1ミリ」という目標を言ってきました。 でも、現実に地元野菜しか買えない人もおられますし、どうせ政府や農業関係の団体 、流通は今後もごまかします。 でも、ごまかされても大丈夫なようにこちらも作戦を考えたいと思いました。そして 、日常生活では、なにからなにまで注意ができないので、肉とお米だけを注意するこ とにしました。 肉とお米なら産地を選んだりすることが現実に可能だからです。少し不便ですが、今 年は我慢してください。 また静岡のお茶はまだ汚れていますが、計算してみると0.004ミリですから、お 茶はあまり気にしないでも良いようです。 (学校関係者にお願い) 給食を実施している学校関係者は、この計算のような計算をして、ご自分の学校に通 っている子供たちが、現実にどのぐらいの被爆をしているか、学校給食は今のままで 良いのか、子供の側にたって計算をしてください。 運動部の先生方も同じです。 (政府、自治体、学者の皆さん) 私が、 1)福島、関東の平均空間線量、 2)政府が公表している食品の暫定基準値、 3)政府が公表している食品の摂取量、 4)空間の放射性物質の濃度に呼吸量をかけたもの を計算しますと、おおよそ1年間50ミリシーベルトを超えます。 「健康に影響がない」と言っておられますが、それは50ミリシーベルトでも大丈夫と いっているのか、それとも、50ミリシーベルトに行かないのか、具体的な根拠を示し て、計算結果を出してください。 日本人は自分で判断できるのですから、「大丈夫です」と言う代わりに数字を示して ください。 (静岡のお茶の方へ) 静岡茶が汚染で騒がれたのは、国の暫定基準値があまりに甘いことや、消費者の立場 で発表がおこなわれないことです。お茶の汚染は早く解消することにして、現在のお 茶も問題がないことを、消費者の立場になって示せば、誤解は解けると思います。 正々堂々、放射性物質の量を測定をし、生茶にはベクレル表示と年間被爆予想値(3 %以下になるから)を出して販売してください。 (平成23年7月17日 午後9時 執筆) [2。] 武田邦彦
2011.07.18
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・7、17、日 先日のブログで、武田氏が書いた記事に多くの批判が寄せられているようである。 「どうしても原発を動かしたいなら、救命ボートを用意してください! 原発の救命ボートは簡単です。 1)インフルエンザ用のマスク、 2)当面の水、 3)気象庁が風向きをテレビで連続的に示す、 4)市役所が放射線をはかって高いところを示す、 5)県は女と子供を避難させるバスを用意する。 これだけやってくれれば、原発の近くの人も被爆しない。 そしてさらに国家は 6)すぐ除染を始められる体制をとる、 7)農家などの1年分の生活費を用意する(1年で除染する)。 この7つができたところから原発の再開をしたければ仕方がない。 私は技術者として再開して欲しくないが、どうしても電気が欲しい人がいれば仕方が ない。」と述べた。 確かに僕もこの記事を読んだ時にははー?!と頭に来た。 結局下記の記事にもあるように、彼は何とかして安全を確保した上で原発を推進した いのだ。 その思惑は今までも彼の文章の狭間に垣間見えていた。 彼がよく言うことに「科学者は商品をショーウインドーに並べて、説明書を付ける、 そこまでで終わらなくてはならない」と。 しかしそれを買い取る人がいれば嬉しいはずだ。 世のためだけに役立てばいいが、原発においては怖ろしい危険が伴っていることが分 りながらショーウィンドーに並べ続けて来た。 それを買い使う者は、利益のことだけしか考えはしない。 科学者、技術者だけがその恐ろしさを知っている。 1960年代(原発運転開始時期)以降、この日本だけでも驚くべき数の原発事故を繰り返 し、その度放射能漏れを隠蔽して来ているのだ。 その詳しい記述も武田氏は記事にしているので、また別の日に引用したい。 ようするに彼は彼自身の中で、相反する思いに揺れ動いているのだ。 でも専門的な知識がなくとも、何百年経っても安全な原発運転などこの世には有り得 ないと僕は断言できる。 我々が不完全な人間という動物である限り、原子力を利用することなど考えるべきで はないということだ。 ーーーーーーー 「安全な原子力なら賛成」という立場はあるか? 今から1000年前に、清少納言さんに 「テレビをどう思いますか?」 と聞いたら、 「人が小さくなって箱に入るなんて、鬼の仕業よっ!」 と一蹴されるでしょう。 科学を志すもののもっとも大きな悩みは、「今と違うこと」を作り出してしまうこと です。時にそれは自動車だったり、機関銃だったりします。 110年前、ポーランドからパリに来て、「原子力」を初めて発見したキュリー夫人は 、「太陽がなぜ光っているのか」という謎を解明する手がかりを作ってくれたという 点では人類の恩人ですが、原爆の作り方を教えてくれたという点ではマイナスだった かも知れません。 科学を志すものとして、自分が発見・発明するものが、どのように化けるか、それは わからないのです。 1920年、今から90年前の日本人の平均寿命は43歳。それからみると命は約2倍になっ ています。 あかぎれの手、薄暗く不潔な便所、そして冷蔵庫の無い生活・・・それは現代からみ ると悲惨な日々でもありました。 だから、科学が悪いだけではないようです。 ・・・・・・・・・ ところで、55年体制と言いますが、少し前まで個人の思想や行動は「資本主義か社会 主義か」という2つに分かれていました。 正当で言えば、自民党対社会党の対立で、何かの争点があると、その人がどういうか は発言する前にわかっていたものです。 原発 自民党・・・賛成(経済発展) 社会党・・・反対(危険性) アメリカ 自民党・・・親米 社会党・・・反米 と決まっていた。 ところが、村山政権の時にこともあろうに自民党と社会党が連立し、社会党の村山首 相が自衛隊の観艦式にでて、敬礼をした瞬間、それまでの「思想対立」はなくなりま した。 それからというもの、 労働組合・・・実質、解体 福祉・・・・・全党、賛成 環境・・・・・全党、賛成 経済発展・・・全党、賛成 となり、政党は融解し、腐敗が広がったように感じられます。 それまで「お金持ち」は自民党を支持し、「庶民」は社会党だったのですが、その後 は、「お金持ち」は利権をむさぼる、「庶民」はエコポイントを貰うという、私が思 うところでは「乞食日本」になったと見えます。 ・・・・・・・・・ そんな社会の変化の中で、原発は「原理的賛成」と「原理的反対」の中で戦いは地下 に潜っていました。 特に地球温暖化問題がおこってから、「原理的反対」は陰を潜め、国民全体が原発賛 成になりました。当時、といってもそれは半年前ですが、私は、 「なぜ、地球が温暖化すると、原発が安全になるのか?」 などと発言して顰蹙を買っていました。 そして3月に福島原発の事故が起こると、またもや「安全な原発はOK」という私の 立場は必ずしも支持されていません。 「なんとか原発を続けられないか」という推進派と、 「絶対、原発はやめるべきだ」という反対派の間に挟まれてしまっています。 推進派は私を「放射線の被害を正しく伝えるとは何事か!」とうさんくさい目で見ま すし、反対派は私を「やはり、武田は原発推進だ」と冷ややかです。 ・・・・・・・・・ 「原発が安全になるまでは、石炭やLNGなどを使えば良いじゃないか」 「なんで、それほどまでして電気が欲しいのか?」 「200年後に安全になれば、やっても良いのではないか」 という私は、右から左へと大きく変化する社会の中で、またかつてのように孤独にな りつつあるようです。 若い頃、私は「バランスのとれた中庸がもっとも優れている」ということをお釈迦様 に習ったのですが、それは違っていたのでしょうか? いや、間違っていないと思います。私はこれからも「額に汗して、楽しい生活」がで きる社会を少しずつ目指して行きたいと思います。 (平成23年7月17日 午前11時 執筆) 武田邦彦
2011.07.17
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・7、15、金 北九州で起こった裁判。 学校内で君が代を起立して斉唱しなかったことで、解雇された教員たちが訴えを起こした。 裁判の結果は、教員たちの訴えは退けられ、起立して共に斉唱しなかったことが法律に違反するという判決。 ただ一人の裁判官が「それが本当に法律違反に相当するか検討の余地がある」とと述べた。 さて、これは大阪で橋下知事によっても提言された問題ではあるが、様々な意見があるようだ。 まず「公務員である限り、政府の決めたことに随うのが基本である、君が代斉唱がいやなら教師になるな、生徒の前でもそれは人心を惑わす行為である」という意見。 もう一方「明治維新以降、学校は国のために喜んで死ぬ若者を育成する機関であった訳で、それは国を上げて国民に行行なったマインドコントロールの場であった。 そして君が代は校内で軍国主義の基本として利用された歌であり、それを今強制するということは間違った愛国心を植えつけ、次世代の軍国主義の扉を開けようとする動きの火種となるのではないか」という意見。 もちろんこれは僕の想像による二つの意見であるが、別の側面から見ると前者は憲法改正、核保有、自衛隊を軍と名を変える準備とも考えられるし、後者は一部の党がその主義、政策として行なう決まりごととも考えられる。 またアジア諸国の日本に対する恨み、疑念とも関係するかもしれないし、もっと踏み込んで考えれば、ある一部の人たちの日本国乗っ取りとも関係しているかもしれない。 どちらにしても両者とも表に掲げた大義名分の裏に、我々には分かりにくい様々な思惑が潜んでいるように思える。 捕鯨問題も、君が代問題も、原発問題も新エネルギー問題も、すべて表と裏があるだろうからとても疲れる。 僕が常に拘るポイントは、とにかく国に騙され、丸め込まれることが最大の侮辱であるということだ。 ーーーーーー 子供の未来はあまり心配ない・・・電気 ここ20年、自分で未来を拓けない人たちが増え、「国民を脅かしてお金をもらう」 という傾向が強くなりました。 その一つが「石油が無くなる」という話です。専門的なことは別にして地球は大きく 、人間が少しぐらい石油や石炭を使っても無くなることはありません。 私の計算では、あと8000年はあります。1000年前というと紫式部の世界です から、そんな将来まで心配することはありません。 専門的なことは別にして、その証拠を2つ示します。 1)石油ショックの時の脅かし 1970年、「石油の寿命はあと40年」と言った。 それから40年たった2010年、「石油の寿命は43年」になった。先入観の無い 人に40年後に「2050年の寿命は?」と聞いたら、「46年」と答えるだろう。 1970年に石油の寿命を40年と言って、1バレル2ドルだった石油を30ドルに した人は作戦成功だった。 悲観的になるのがバカらしい。 2)尖閣諸島事件 中国が尖閣諸島の領有権を主張した。その理由は尖閣諸島の地下に「イランイラク並 みの原油がある」と言うことだった。ということは1500億バレル。ということは 100年分。 尖閣諸島の下だけで100年分。それなのになぜ40年でなくなるのか? そんなこ とは全くない。 「石油や石炭が無くなる」というのは、実は「おとぎ話」なのです。騒げばみんなが 不安になり、「自然エネルギー」とか「再生可能エネルギー」に税金を使ってくれる という作戦に他ならないのですから、情けない社会になったものです。 3月のはじめ、オーストラリアに行って、炭坑をみてきました。どう見ても1000 年はある良質の石炭が待っています。そしてオーストラリアの人も、日本の掘削技術 と購買力に期待しているのです。 資源はいくらでもあります。でも、値段をつり上げるために「無い、ない」と言いま す。ゴールド(金)はいつも19年しか寿命が無いのですが、それは金の値段をつり 上げるための作戦です。 ・・・・・・・・・ 私たちの子供の未来は明るいのです!! 原子力が無くても、石炭火力発電所を作れば景気はよくなるし、資源の心配はないし 、安全だし、節電をすることもないし、子供たちも安心して勉強できます。 よかった!! 子供に「将来は明るい」と教えてあげたいと思います。子供はそれを聞いて張りきっ て勉強してくれるでしょう。 日本人は本当に優れています。その自信と誇り、そして「額に汗して働いただけで十 分」ということを教えたいと思います。 (平成23年7月13日 午後10時 執筆) 武田邦彦
2011.07.15
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・7、12、火 今日も朝にテレビで専門家が言っていたが、近いうちに間違いなくもう一度大きな地震が来ると。 それは実際には関東に来るか、西日本に来るかは分らないらしい。 それが分っていて、何故原発を動かそうなどという考えがでるのか。 また何故たった4ヶ月前の事故から学習することができず、それを止める力が国にないのか。 西日本のあちこちにある原発が、震度6に耐えられないことは分っているのだ。 今のままでは第二第三の福島が生まれることは分り切っている。 武田氏も含めた専門家は、何故もっとはっきりと54基の原発すべてを停止し、いずれ廃炉への方向に進む意思を表明しないのだろう。 そこには我々庶民の知らない何が潜んでいるのか。 新エネルギーが、孫社長のような人たちによって新たな金儲けに利用されようとも、原発事故で日本だけではなく、地球が住めない星になるよりはましではないのか。 ーーーーー 汚染牛肉を「安全」という専門家 また、基準値以上の牛肉を食べても「健康に影響がない」という専門家が現れました 。 2011年7月12日、朝7時のNHKニュースに登場した何とか研究の権威の先生 で、彼は、 「1日500グラムの牛肉を200日食べたら1ミリシーベルトになるので、汚染牛 肉食べても健康に影響はない」 と言っていました。 放送するNHKもNHKですが、こんなことを言う専門家も専門家です。 ・・・・・・・・・ 問題点の1 この計算は「足し算が出来ない専門家」の計算です. 人間は、空間、水、主食、副食、おやつ、ホコリ、運動などから被曝するので、それ ぞれの基準は合計した1年1ミリシーベルトの10分の1ぐらい(0.1ミリシーベ ルト)にしなければなりません. また、副食と言っても、牛肉、豚肉、鶏肉、卵、ほうれん草、小松菜、にんじん、タ マネギ、ゴボウ、ジャガイモ、ネギ・・・など少なくとも10種類はありますから、 一つ一つの被曝はさらに10分の1が一つの目安です(0.01ミリシーベルト)。 このような考え方はすでに食品安全の領域では普通です。そうすると、 「1年に500グラムを200日」 というのが、 「1年に50グラムを20日」 となり、これは現実に食べる量より少ないので、危険な牛肉になります。 つまり、被曝計算をするときには、生産者側から(牛肉だけ)ではなく、消費者側か ら(一日に食べる量全体と外部被曝など)計算しなければなりません。 専門家やNHKが被曝側にたって計算してくれるのはいったい、何時になるのでしょ うか? 福島原発事故が起こってから、日本政府は終始、事故を小さく見せることに力を注い できました。 でも、報道の自由をもっている報道機関、学問の自由で守られている研究者が、なぜ 政府に追従して、国民を被曝させようとするのでしょうか? (平成23年7月12日 午後4時 執筆) 武田邦彦
2011.07.12
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・7、11、月 緊急にもう一つ武田氏の記事を掲載する。 牛乳流通経路で、やはり関西もターゲットとなっているようだ。 牛乳が危ないとなると、様々なものが危ないということになる。 店で焼いているケーキやクッキーやパン。 レストランで食べる洋食全般。 アイスクリーム。 その他びっくりするぐらい多くの食べ物に制限が出る。 さて、我々はどう考えるか。 「そんなこと気にしてびくびくする方がストレスが溜まって病気になる」という考えの人も多いだろう。 でもそれは国に屈して、悪に飲み込まれて、餌食となり捨てられることを意味する。 「そんな大げさな!」と言う人もいるだろう。 それが日本人のお人よしとどのんきなのだ。 実際すべてを完璧に避けることは不可能かもしれない。 それでもせめて子供たちや若い女性の口には入らないように努力したいものだが。 しかし、本当にここはなんという国だろう。 こんな悪意に満ちた腐りきった国は、もはや国と呼べるのだろうか。 ーーーーー 誠実な社会を取り戻したい・・・牛乳と柏市の放射線 チェルノブイリでは原発から少し遠いところの牛乳を飲んだ子供たちから大量の甲状 腺がんがでました。 このことがあるので、私も牛乳については慎重に調査をしていましたが、どうも危険 なようです。 事故直後は、北海道産の牛乳は北海道産でしたが、今では、福島、茨城、千葉の牛乳 は大量に西日本に送り、そこで、「汚染された牛乳」と「綺麗な牛乳」をまぜて、ベ クレルを規制値以内に納めていることも分かってきました。 つまり、政府が「規制値を下回ったものを拒否するのは風評」と言い、それにのって 業者が「混ぜてベクレルを下げる」ということをしているのです。 もちろん、政府も業者も「罪の意識」がありますから、発表しませんし、マスコミの 調査も隠されているようです。悪いことをしているという気持ちはあるのです。 牛乳は産地が限定された少し高めの牛乳を買ってください。 ・・・・・・・・・ 【業者の方へ】 原発近くの牛乳を西日本に運んで、放射性物質を薄めていることを自ら発表してくだ さい。 食材の安全と安心を得るには「正直で誠実」であることだけが求められます!! 汚染された牛乳を飲む子供たちとともに。日本の酪農業には大変な打撃です!! ・・・・・・・・・ 千葉県柏市の焼却灰に7万ベクレルの放射性セシウムが検出されました。 おそらく半減期が短いヨウ素はそれほど無いと思いますが、ストロンチウムは測定さ れたかどうかは不明です. いずれにしても、福島原発事故当時から柏市の放射線量はたかく、放射線のチリが柏 市に流れたのは間違い無いと思います. このことは早くから柏市にある東大やがんセンターの測定値が示していましたが、柏 市は頑として市民の声を聞かず、「被曝してくれ」の一本槍でした。 かくして対策は遅れ、市民が除染したものが、焼却灰に入り、その処理に困っていま す。3月から対策を練っていたら、今頃はいろいろなことが解決していたでしょう. 東電がばらまいた放射性物質からの被曝を市民から守るのが市であり、被曝させるた めに柏市があるわけではありません。 そして焼却灰に放射性物質が入った原因を「市民が被曝を避けるために除染するから 市が迷惑を被った」と発表するのですから、いったい誰の税金で市を運営しているの でしょうか? ・・・・・・・・・・ 【柏市にも誠実を求めます】 柏市の役人の人。これまで市民が高い市税を払って暮れていたのですから、せめて被 曝を避けるように全力を尽くしてください。 ・・・・・・・・・ 誠意のある日本、それこそが私たちが子供たちに引き継ぐべき大切なことでしょう。 (平成23年7月11日 午前9時 執筆) 武田邦彦
2011.07.11
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・7、11、月 福島やその近辺の農家の方にも、先日京都で意見を表明された方のように、自分の身が危なくなろうとも汚れていない食材を出荷したいという、本当の意味の酪農のプロと言える人たちがおられるようだ。 野菜と同様、この汚染された肉と牛乳の全国へのばら撒きがとても気になっていた問題だ。 関西は皆人事みたいに構えている分、付け込まれやすいと僕は思う。 大阪では橋下知事が目を光らせると言っているが、どこまで確実にチェックが可能なのかというところだ。 皆が警戒し出すと、肉や魚や牛乳の値を下げて、レストランやスーパーに流すことになる。 レストラン側も経営が苦しくなるに随ってそういった安い食材に手を出し始める。 となると我々は外食がとても危険となって行く。 いや既に危険なのかもしれない。 入ったレストランで、いちいち「この肉はどこの牛ですか?野菜はどこで取れたものですか?」と聞き回る訳にもいかない。 本来はそう質問することが当たり前でなくてはならないのだけれど。 3月11日までは、とにかく国産のものを選んでいれば良いという考えだったが、今は国外の農薬だらけのものか、国産の放射能塗れのものか、究極の選択を強いられている。 給食に使用されている食材についても、関西もいよいよ危ないのではと思われる。 ーーーーーー 牛肉と牛乳について 2011年7月9日、牛肉に放射性物質が2000ベクレルも検出されました。 2000ベクレルというと、一日100グラムの牛肉を食べると1年で内部被曝を1 .5ミリシーベルト程度浴びます。 私は4月に各地のデータを見ていましたら、その時点ではまだ肉類には放射性物質が 取り込まれていませんでした。 7月に入って牛肉に放射性物質が入ることを予測できず、すみませんでした。 ・・・・・・ チェルノブイリの時に、事故を起こした原発からかなり離れた地域の牛乳が汚染され 、それで5000人の小児甲状腺がんが発生しました。 だから、食材というのはとても難しく、私が牛乳については煮え切らないことの原因 になっていて、それは良心的な酪農家も同じく迷っているのですが、牧草の汚染度が ハッキリしないのです. かつて私は北海道の牛乳は安全だと言い、途中で少し危ないと変えました。それは福 島の乳牛をこともあろうに、北海道に移動させた形跡があったからです。 日本の多くの人、子どもを抱えているお母さんは、安心な牛乳を求めておられます. 是非、生産者は「汚れている牛乳を絶対、出火しない」と決意して欲しいと思います . それがどんなに辛いことか、生活を脅かすものか、私なりに理解しているつもりです 。でも同じ日本人として健康と命を守ってください。 政府が「国民を被曝させても、生産者を守る」という基本的立場を取っているので、 政府に頼らず、私たちで子どもを守りましょう。 ・・・・・・ 牛肉の汚染は私の予想よりかなり早かったのですが、汚染されたと分かった限りは、 出来るだけオーストラリア産の牛肉を求めた方が良いと思います. 牛肉が汚染されているということは福島、関東の牛肉、豚肉、鶏肉、卵は全部、注意 した方が良いでしょう。 代謝速度は、動物の大きさのルートですから、ウシとブタが5倍違うとすると、ブタ の方が2倍速く汚染されることを示しています. 残念ですが、福島やその近郊の酪農家の方は、肉類の生産を一時、中断し、状況を見 られることが大切と思います. 多くの農家のかた、酪農家の方は、「安全なものを消費者に届けたい」という強い信 念を持っておられるからです. (平成23年7月9日 午後9時 執筆) 武田邦彦
2011.07.11
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・7、8、金 下記の記事で、重要なポイントに触れている。 「電気を15%削減できなかったら罰則というのは、政府が溢れるほどのお金を東電からもらっているからだ」 今回のことでもちろん気付いていたが、やはり我々の払う電気代を電力会社と政府は山分けしていたのだ。 日本の電気代が、世界の規準に比べて三倍も高いというのも驚いた。 このところあちこちで強引に原発を再起動しようという動きがある。 知事や町長はびっくりするほどの金を目の前に積まれ、あるいは国政への引き抜きを約束されたりして、欲と正義の間を揺れることになるのだろう。 それでも踏ん張って脱原発を唱え続ける者は、怖面のおじさんに脅されることも考えられる。 さてここでマスコミがどう動くかも重要になる。 今のところ、震災後すぐに述べていたセリフをすっかり忘れたかのように、脱原発側に傾いた意見を述べる番組も多い。 だがその反面節電を煽り、「節電ブーム」を巻き起こそうとしている。 これはマスコミの巧妙なトリックである可能性もある。 6チャンの朝の番組以外はプロパガンダのにおいがする。 ーーーーー 「節電」は本当に必要なの?(4) 日本人は劣っている?! アメリカの電力生産総量は8億キロワット、日本は1億8000万キロワットである 。 アメリカの人口は3億人、日本は1億2千万人だから、アメリカ人は一人当たりの電 気の使用量は2.6キロワット、それに対して日本人は1.5キロワットである。 日本人一人当たりの電気の使用量は、アメリカ人の1.8分の1だ。なぜ、こんな貧 弱なことで、なぜ日本人は我慢しているのだろうか? ・・・・・・ もちろん、「電気を使ったら幸福になる」と言っているのではない. 電気を節約したい人も、明るいところで陽気に人生を送りたい人もいるし、給料の範 囲で電気を大いに使った人生が良いと思っている人もいるだろう. 人生の過ごし方、その人の幸福というのは、万人が同一ではない。そして「電気を使 うこと」は「悪いこと」でもない。 電気を使わなければ、お金が余るから、その人はお酒を飲むかも知れないし、美味し いレストランに行くかもしれない。 電気、お酒、レストラン・・・それがその人の給料の使い方として正しいかを決める のはあまりにも傲慢だ。 「電気はエネルギーを使うから」というのも間違いだ。お酒もレストランもふんだん に電気を使っている. だから、国民に電気を供給できるということは、国民側から言えば、それだけ人生の 選択の幅が増えるのだから、良いことである. それなのになぜ、日本人はアメリカ人の2分の1ほどの電気しか使えないのか?それ をさらに15%も削減する必要はなぜあるのか?? ・・・・・・・・・ 日本のエリートの中には「白人崇拝、日本人蔑視」が染みついている人がいる.それ が個人の生活だけに及ぶなら良いが、「アメリカ人は高等民族だから2.6キロワッ トでもよいが、日本人は劣等民族だから1.5キロワットでも多すぎる」ということ を日本人全部に強制する傾向がある。 温暖化騒動の時もそうだった。アメリカ人が日本人よりCO2を2倍も出しているのに、 「アメリカ人は良いけれど、日本人はアメリカ人の犠牲になるべきだ」という識者が 多くて、手を焼いた。 ・・・・・・・・・ 日本文化は世界に誇るものだし、20世紀の前半、少し海外に軍隊を派遣したことはあ るが、アメリカほど長期間、大規模に他国を軍で抑えるようなことはしていない。 2000年に歴史、伝染病の少なかった日本社会、ほとんどの民衆が平等で階級制が発達 しなかった日本・・・そんな面から考えても日本人がアメリカ人に劣ることはない。 ・・・・・・・・・ もともと日本の電気代はアメリカの3倍と言われる. もともと日本人はアメリカ人の1.8分の1しか電気を使っていない。 電気が足りなくなったとしたら、東電のミスである. それなのに[電気を15%削減できなかったら罰則]というのは、政府が溢れるほど のお金を東電からもらっているからだ。 しかも、東電の電気生産能力はたっぷりあるのに、放漫経営で電気をだせないに過ぎ ない. ・・・・・・・・・ 私たちの電気代から、政治資金、マスコミ対策資金、御用学者研究費をだし、社会を コントロールすることに私たちは寛容であってはならない。 絶対に節電に協力してはいけない。また電力は増長する. (平成23年7月8日 午後3時 執筆) 武田邦彦
2011.07.08
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・7、6、水 政治家に人格の低い人しかいないというのは、やはり育った環境であろう。 まず人が政治家になりたいと思う理由とは何か。 この国を小さなことからコツコツと良い方向に変えて行きたいと志高く、そしてそれを最後まで持ち続けて仕事できる人がどれぐらいいるのだろう。 大半の者が、先日の松本大臣のような態度を他人に対して取りたいからこそ政治家を目指すのではと思ってしまう。 自己顕示欲と金銭欲のむき出しだ。 確かにこのようなレベルの低い、学歴だけが高い政治家に国を背負える訳がない。 上辺だけの民主主義ではなく、国政を国民が選ぶ方法をもう一度見直さねばならないのではないか。 ーーーーーー 松本復興相事件 松本復興相が、東北におもむき、暴言の限りを尽くした。 発言の内容はここに書きたくない。記事すら汚れそうだ。これまで首相の言動といい 、文部大臣はじめ、閣僚の発言といい、「なんということか!」と思うことが多かっ たが、それにとどめを刺したと行っても良いだろう. 「工夫する奴は助けてやるが、工夫しない奴は助けない」 「大臣が来ているのに、知事が遅れてどうする!」 「県内をまとめてからやってこい」 と地震の災害で多くの犠牲者を出し、苦しんでいる人たちへの言葉か! ・・・・・・・・・ 日本を指導している今の政府は、松本大臣以外の人も含めて「日本国民の誰より人格 が低い」ことが明らかになった。 原発で政府発表のウソが続き、多くの国民が被曝し、子供たちが被曝した。どうして このようになるのか?なにが「利権」なのかと考えてきたが、利権でも何でもなく、 単に人格が極端に低かったのだ。 これほど人格の低い人は日本にはほとんどいないので、多くの人が「なぜ、政府はウ ソをつくのか?」と首をかしげていたが、こんなことだったのか! 閣僚は飛び抜けて人格が低いのだ。ああ! かくなる上は、内閣総辞職はもちろん、閣僚を人選した首相、首相を選んだ民主党議 員は、即時、全員、議員を辞職すべきである. あまりにも酷い。これではなにを議論しても、検討しても、まったく無意味である. 人間として最低の人間が大臣であることは許されない。 今回の発言は「釈明すれば許される」というものではない、文部大臣の20ミリシーベ ルト発言とともに、国民を殺すものである。 こんなことを許して日本の民主主義、日本人の誇りが守れるはずもない. 松本復興相が辞任して済まされる問題ではない。民主党議員は全員が自ら意を決して 欲しい. (平成23年7月4日 午後6時 執筆) 武田邦彦
2011.07.06
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・7、5、火 さあ、我々は現実を直視せねばならない時がやって来た。 大人たちが自分たちの目の前の利益のことだけに固執し、またはそのような言動に我々国民全員が気付かず任せきりにして来た皺寄せを、子供たちが背負う現実だ。 そしてこれから生まれ来る子供たちにもその重荷を背おわせることになる。 2011年は、日本にとって戦後高度成長からの付けを一度に支払わねばならない年になった。 そして未だ大人たちはそのことに気付かず、放射能だらけの野菜や魚を国中にばら撒き続け、原発運転を元通りにしようと躍起になっている。 言いたくないが、夥しい子供たちが病院のベッドに縛り付けられる現実を目の当たりにしてから、バカな大人たちはその恐ろしさに気付くのだろうか。 何をもってしてもその代償を払うことはできない。 僕の極論だが、今の日本人の精神の歪みを少しでも直すために必要なもの。 それは正しい意味での宗教ではないかと感じることが多い。 今僕の言う宗教とは価値感の転換であり、自分を見詰める場としてのものだ。 だが今までの日本の歴史を覗き見ても、どうやら正しい宗教なるものはほんの一瞬にしか存在しないようだ。 もちろん突き詰めて勉強した訳ではないし、これも僕の想像の域だが、仏教を基本とした様々な宗派も、もとあった教えからいろんな人々の手でいろんな思惑も含んで変化して来ているのではないか。 それを一括りに仏教と考えるのは危険であるように思えて仕方ない。 これはキリスト教にしても同じこと。 僕は今までの人生で、宗教に身を置いたことがないし、深く勉強した訳ではないので偉そうなことは言えないが、長い年月変わらぬ思想、変わらぬ理念、変わらぬ志で一つの教えを伝え続けるというのは、原理的に人間には難しいのではないか。 多くの人々が集まれば集まるほど、そこに欲が生まれ、派閥が生まれ、権利が生まれる。 そして人々はその時代にとって都合のよい教典を書き換えて行くだろう。 ヨハネパッションやマタイパッションも、イエスが真心で唱えたものと本当に合致するのだろうかと思ってしまう。 ビジネスも煽動も、マインドコントロールもない、純粋な意味での生きる方向性を学ぶ場、もしくは物質にまみれた精神を洗い覚醒する場。 それこそが必要であるなどと感じるのは、今が本当の意味での世紀末であるからか。 釈迦やキリストが現れる前の無法地帯の世紀末だ。 ーーーーーー 子どものオシッコから放射性セシウムの検出 かわいそうなことですが、日本の子どものオシッコから放射性セシウムが検出されま した。 この問題を正しく判断するポイントは、 1)検出された量は、世界の水道水の規制のレベルだから、ハッキリした内部被曝を したことを意味している、 2)子どもが内部に取り込んだ時期は3月下旬から4月上旬と考えられる、 3)子どもの体内に入った総量はこの測定では分からず、一過性なら大したことはな いが、継続的にでる場合はかなりの量が体内に入ったと考えられる、 4)測定値が日本からではなく、フランスからであることが残念だ、 5)この件について、文部大臣が「健康に影響はない」と発言したことには何の根拠 もない。ただ「安全だ病」にかかっているだけ、 です。 放射性セシウムの半減期は30年ですが、体内には成人男子で約3ヶ月ぐらい体に残 ります. 子どもの場合、最短で2週間位から出始めます. この子どものオシッコを採ったのが5月中旬ですから、おそらく4月の体内被曝の分 が出たと考えられます. だから、もしこの子どものオシッコをもっと早く採ってい れば、高い濃度のセシウムが検出されたと思います。 国は測定値が高い頃に測定するのを控えていたと考えられます. 私は今回の福島原 発の事故で、何回か日本人としてのプライドを傷つけられました。 1)最初の段階で日本の気象庁のデータが出ないので、ドイツの気象庁のデータで風 向きを推定した、 2)ソ連は事故の翌日に1100台のバスで住民を大量に非難させたが、日本政府は なにもやらなかった、 3)福島沖から茨城沖の魚や藻類の放射線のデータをフランス原子力センターの測定 値を使った、 4)今回のオシッコの検査も外国だった。 この機会に文部大臣が反省して欲しかったのですが、逆に内部被曝の時に用いる「預 託線量計算」が50年(実質1年)であることを取り上げて、「大したことはない」 を繰り返していました。 ・・・・・・・・・ 子どものオシッコにでる放射性物質は、例えば、1ヶ月目から出始めて、最初は濃度 が低く、徐々に上がっていって1ヶ月半ぐらいでピークになり、それから徐々に減り 始めます. ということは、今回のサンプルが子どものどの時期に当たっているかによって、その お子さんの内部被曝量が決まるのであって、今の段階では、「極めて厳しい」という 状態から「大したことはない」まであって、誰も決めることは出来ません。 ・・・・・・ いずれにしても、空気中や野菜の中の放射性物質を体に取り込んだのですから、オシ ッコにでるのは当然です。 今後も「放射性物質を含む野菜を食べないなんて、風評だ!」といって放射性物質を 食べさせた子どものオシッコにはすでに放射性物質が出ているはずです. ひどいことをする日本の大人(政府、農水相、教育委員会など)です。「自分のオシ ッコにヨウ素やセシウムが出て欲しくない!」と叫んでいる子どもの声が聞こえない のでしょうか? その子供たちの態度を「風評を煽る」といって非難するのですから、鬼のような大人 です. ・・・・・・ 防御方法ですが、 1)新たに内部被曝しないように、風の日はマスクをし、食材に注意する、 2)新陳代謝を盛んにして、放射線に注意しながら(カリウムは自然のものでも若干 の放射性カリウムを含む)カリウムの食材を少しずつ採る、 3)体力を維持し、栄養のバランスをとり、3月に被曝した子どもはできるだけ放射 線の夏休みを過ごす、 ということです。 (平成23年7月3日 午前9時 執筆) 武田邦彦
2011.07.05
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・7、1、金とにかく我々日本人というのは、皆で同じことをしないと不安で仕方ない人種である。女性の服装もまるで季節ごと変化する国民服のように、見事に同じ格好だ。一旦ドーナツが流行れば、皆競って列を作る。それが美味しいかまずいかは興味の外だ。音楽界でも同じ。どんな怪しい方法で名を上げて来たアーティストも、一旦ブレイクすればそれが本物かまがい物かはどうでもいいのだ。目新しいものが金づるであり、もはや芸能界と同じのり。テレビが地デジに変わると言われれば、流行の薄型テレビを買い換えることばかりにうきうきして、理不尽な政府と電気屋の策略には誰も腹を立てない。そしてこんなことばかり言っている僕は、ひねくれ者として排除される。こういった日本人の傾向はある程度昔からのものだろうが、平成に入ったあたりから一層強くなって来たのではないか。これでは本当に美味しいもの、本当に素晴らしい芸術、本当に良い生き方は寄り分けられなくなり、誰もが自分の五感で何かを判断できなくなり、自分の頭でものを考えることができなくなって行くだろう。しかしこの国民性の最も恐るべきところは、情報操作に簡単に乗ってしまい、たやすくマインドコントロールに掛かり、それがどんな怖ろしい間違いであっても、群集に混じって河のように一方向に流れて行ってしまうだろうところだ。政府とマスコミが手を組めば、どんな非常識なことにだって国を動かすことができることがこの何ヶ月の間にはっきり分った。そして何かに付けて騙されることに注意ばかり促す僕のような人間は排除される。ドイツ人もちょっと似たようなところはあるが、基本的にその群集性は我々とは種類の異なるものであるように思える。皆で同じ格好をしたり、同じものを食べたりはしない。彼らは個性を出すことが格好いいとしているようだ。ーーーーーー「節電」は本当に必要なの?(2) 本当は津波ではなかった!先回、電気代がなぜ高いかを設備稼働率ということで整理をしてみた。原発事故が起こった後の3月14日、東電の設備は6300万キロワットもあるのに、東電管内の国民が使った電気は、わずか2800万キロワットだった。それでも東電は「計画停電」をすると言い張っていた。その理由は「原発が事故を起こしたから」ということで、多くの国民は「仕方が無い」と思った。・・・3月14日の状態電気設備 6300万キロワットやられた原発 200万キロワット(運転中のもの(203))差し引き 6100万キロワット(作る事ができた電気)消費量 2800万キロワット・・・えっ!と驚く数字だ。福島第一原発の発電量は全部で470万キロワットだが、事故当時、4号機から6号機までは定期点検中で、もともと動いていなかったから、3月14日に東電が「実質的に事故でやられた原発の発電量」はわずか200万キロワットだったのだ!残りは6000万キロワット。それに対して東電管内の国民が使った電気は2800万キロワットだから、ジャブジャブ余っている。これほど余っているのに「計画停電」をした。国民は大変な迷惑を被ったが、政府(経産省)も、マスコミもこのトリックはほとんど言わなかった。・・・どこにトリックがあったのだろうか? 実は「福島原発が想定外の津波で壊れたから停電」ではなく、1)東電は原発だけではなく、火力発電の耐震性もサボっていた、2)設備をいつも休ませていた。の2つが主な原因だった.繰り返して言いたいのだが、3月の計画停電は、「地震で福島第一が事故を起こしたから電気が足りなくなった」のではなく、「地震や危機に対する東電のあまい体質がもたらしたもの」だった。実際に東電はどんな状態に陥ったのだろうか?(単位は万キロワット)総発電能力 6266福島第一で動いていてダメになった量 203福島第一で休んでいた量 78津波でやられなかった福島第一 188津波でやられなかった福島第二 440地震でやられた火力発電所の量 680(止まった総量) 1588(津波に関係なく泊まった量) 1308地震後の総発電量 46783月14日の消費量 2800・・・これでもまだとんでもなく余っていた(約2倍)。「計画停電」を大々的に発表したが、現実には実施しなかった。それは、詳しく調べると現実には電気はあったということになるからだ。でも、こうして内容を見ると、ずいぶん印象と違う.東電は「津波でやられた。想定外だった」と言っているが、実は津波で破壊したのは、6266キロワットのわずか3%、203キロワットに過ぎない.今回の震災はマグニチュード9という大地震だったが、福島原発は震度6である。震度6で原発も火力発電もやられて、電気が来なくなるということになると、東電は「何やっているのだ。地震の備えが出来ていないじゃないか!」と言われるので、福島第一の1から4号機が津波に襲われたことを全面に出して釈明した。もちろん、地震でも津波でも備えなければならないのだが、実はこの説明もウソなのだ。本当のところは、大震災で停止した発電量1588キロワットの内、実に82%の1308キロワットが「地震」だけで壊れたのだった。それも震度6以下である。つまり、1)現実には3月14日の計画停電は必要がなかった(設備能力は2倍あった)、2)普段から稼働率が低い運転をしていたので、そのツケがまわった、3)計画停電の理由として東電が言った「津波」の影響はわずか3%だから、これはウソで、「普通の規模の地震」で、多くの原発、火力発電が壊れたからだった、というわけだ。でも、自分たちのミスは「大人しい国民」と「自分たちをかばってくれる政府とマスコミ」に押しつけるという、いわば小児病の会社、それが東電のようだ。・・・・・・今、滑稽なことが全国で始まっている.これから来る夏、電気が足りないから「節電」をしなければならないと言われている.それも東京ばかりではなく、名古屋でも大阪でも、また全国のほとんどのところで冷房温度を上げたりして、「省エネ」に努めている。いったい、どうしたことだろうか? 本当に電気は足りないのだろうか?東電の福島原発と中部電力の浜岡原発は止めたけれど、それだけでなんで日本中で「節電」が必要なのだろうか?また私たちは騙されて、暑い夏を過ごそうとしている。もう、日本の誠意はどこに行ったのだろうか?(平成23年6月29日 午後1時 執筆)武田邦彦
2011.07.01
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