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西武新宿線で恋ヶ窪という駅ありました。
なんか恋の窪地に入り込むみたいで、
艶めいた名前だななんて思ってしまいました。
紙ヒコーキという劇は劇団シアター2+1がやっていました。
劇をよく見てる方があまり大したことはないと言っていたので、
あまり期待してなかったのですが、
期待してなかったせいか割と良かったです。
期待してると期待ハズレだったりするのですよね。
西荻小が廃校になるというので、
急遽同窓会を開くという設定なのですが、
私も近所の井荻小に半年いたので、
感情移入してしまったかも。
兄の代理と名乗る妹が兄を思い出して欲しいと
その同窓会にやってきます。
皆誰も思い出せないほど、陰が薄い男の子。
ようやく少しずつ思い出すけれど、
足を引きずっていたことと、
歌が上手かったということだけ。
小さい頃遊んだことはあるけれど。
妹が仲間外れにされたと言うと
口々にそんなことはないと否定する。
都合の悪いことは覚えていないのでは?
という妹に敵意まで抱いてしまう。
実際にいじめられた頃の記憶を失ってしまった少女が
いるほどなのだから、と伏線をはっている。
人間は自分に都合のいい方に記憶を摩り替えてしまう。
それも無意識に。
そうしないと辛すぎて生きていけないのですよね。
哀しいテーマだったけど、最後はまだ救いがあった。
亡くなった兄の朝顔を母が育て種を幼馴染みに送っていた。
そうとは知らずに毎年種を楽しみに咲かせていたこと。
また兄が紙ヒコーキが得意で
善福寺公園の池を越すほどだったと思い出してもらったこと。
妹も憎まれ役を買ってでも来た甲斐があったのか。
兄の復讐の為というより、
死んだ兄に心を囚われた母に復讐しようとしていたのか。
自分の記憶と兄の記憶を混同してしまうほど、
母に兄の話を聞かされて育った。
その母も亡くなった今、復讐できるのは
兄を死の病に追いやった幼馴染み達。
哀しいですね。復讐して気がすんだのだろうか。
やっと兄と母の亡霊から逃れられるのかしら。
妹が救われるようにと思います。
脚本は興味深かった。
演技が少しわざとらしい所もあったけど、
舞台だから仕方がないかな。
小学校時代のいじめが将来を左右するほど
影響を与えてしまうものなのかと、今更ながらに痛感して、
小学校の教師をやるのがますます怖くなります。
やはり私はやらない方がいいのかしら。
いじめもケンカも止めきれなかったから。
私が井荻小学校にいたとき、
隣のクラスでいじめられてるという子と一緒に帰ったことがあった。
なんでこの子が?と思うようないい子だったけど、
同じクラスだったら仲良くできたかどうか分からない。
いじめられっ子をかばうと自分がいじめられると分かっていたから。
私は勇気がないんですよね。
劇の帰りに、前に住んでいた家を探し当て、
通学路の途中のどんぐり公園や
井荻小学校まで行って思い出したのが、
こんなことでは情けないですね。
もちろんいいことも思い出したけどね。
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