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俳優座スタジオ5階で。
前売り券完売。バックステージイベントには参加しなかった。

「あらすじ:フランスのとある森の別荘に、エレーヌとネリーの母子が住んでいた。
父ルオウは遠くの島で山を経営しており、月に一度生活費を届けるためのみに別荘を訪れていた。
今日はその日。いつもは金を渡して、4、5杯の酒を飲むとすぐに帰る習慣だったが、今日はなぜか帰ろうとしない・・・。父の口から自身の出生の愁密を告白され、心乱れるネリー。
そこにネリーに心を寄せる医師、ピエールがやってきて、女の幸福を説こうとする。
更に母エレーヌの告白は父ルオウと大きく違い…・。
三者三様の告白によって、愛とは何か!をそれぞれに教育させられたネリは苦悩し、絶叫する。」
セットは二階建ての家でコンパクト。
最後の方の( )内の叫んだ台詞が音楽と重なって聴き取れず、
終演後、劇団の人に訊いたら、わざわざ演出家を探して訊いてくれた。
「女」かと思ったら、
「一つ」と言われ、「どういう意味ですか?」とまた訊いたら、
「寝て、男女が心身共に一つになる」や、
「いろんな自分がいるけど、本当の自分になる」など、解釈が分かれるらしい。
私が「眠るは、夢を見るという意味かと思いました」と言ったら、
「母のように夢を見続けるということかもしれませんね」とも。
「刑罰とは、女に生まれたこと」という台詞も痛感してしまった。
月一度、生活費を渡しに来る父には、「実の父ではないが、母を愛していたから結婚した。初夜に母が愛し肺炎で亡くなった自分の友の名前を呼ばれ、指一本触れずにきた。でも、もう会いには来ない」と言われた。
母には、「初夜、処女生誕のマリアのように天使から授かった夢を見た。でも黒い天使だった。愛した人は肺炎ではなく、転落事故で亡くなった。そこに居たのは父だったから、もしかして、、、」と言われてしまう。
黒い天使は父だったのかも。転落事故も?
父を信じて、愛したいと願う娘。自分の人工授精に父の精子も使いたいと思うほど、実は愛していたのか。
外科医の上司の教育は、よくわからない。教育と称して、女性は結婚するのが幸せだとのたまう。そのくせ、妻が居るのに、自分と不倫をさせたいのか?と思ってしまう。
教育とは、マインドコントロールではないのに。
偶然にも、今日小説「みかづき」(森絵都)を読み終わりました。
小説【みかづき】一郎の教え子直哉との作文を通し成長する姿に心温まる!
その中で、「教育は、こどもをコントロールするためにあるんじゃない。不条理に抗う力、たやすくコントロールされないための力を授ける為にあるんだ。」と書いてあった。本当にそうだと思います。
この劇の題の「教育」とは「洗脳」やマインドコントロールなのでは?など、いろいろ考えさせられました。
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