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一度「できた!」と宣言したのですが、実はまだ百発百中ではないのです。懸垂から一気に鉄棒の上に上がる技。できたときとできないときとを比べると何が違うのか、考えてみました。ひとつ気がついたのは、視線の先。できないときは、「あとほんの少しで上がれるのに〜っ!」と、越えられない手もとの鉄棒を見ている。できたときには鉄棒の、ずっと向こうの空見てる。だからといって、今度は空を意識しすぎると、力んでしまって、また失敗。鉄棒にぶら下がったときから、鉄棒の上で気持よく空を見ている感覚に、実際の動きを合わせていく。自転車に初めて乗れたときにも、いつもの友達と一緒に、補助輪なしで駆け回る光景が、まず頭にあって。派手にこけて、膝をすりむいたり、ハンドルに胸をぶつけたりしている実際の自分を、だんだんと合わせていったはず。「夜明け前はいちばん暗い」っていいます。何かをあと少しで突き抜けられる、ほんの一歩手前がいちばん苦しい。ただ、朝日が昇る前の暗い空の下って、なぜか居心地がよく、なかなか夜を明けたくなかったりもしますよね。梅雨空の毎日に入りました。四季があり、いろんな空が見えることに感謝しつつ、今朝も鉄棒、チャレンジしてきます。
2013年05月31日
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20日(月)と21日(火)の2日間、身体均整師会主催の第121回全国講習会が、日本大学医学部「リサーチセンター(医学部創設70周年記念館)」にて開催されました。今回は11名の講師チームの一人として参加。※頸椎の観察法を解説中かなりタイトなタイムスケジュールのため、駆け足の説明になってしまったところがいくつかありました。ここに補足します。◯腰痛に長年お悩みの方は、仰向けのときに、ご自身のいちばん楽な脚のポーズを、経験から編み出していることがあります。そのポーズと、脚を伸ばしたポーズとで頚椎の状態を比べ、浮き出てきた頚椎の歪みを調整しても、よい変化が期待できます。◯頭頚関節部調整は、後頭下筋群を地道にゆるめるのもよいですが、それらのコリをも利用して、こちらの指先で支えたコリの上に頚椎1番を載せるイメージで、コリごと頚椎1番を固定して、後頭骨はフリーにし、徐々に落ちてくるようにすると、さらにゆるみやすいです。◯今回ご紹介した上部頚椎調整法は、オステオパシーの手技のひとつです。工夫次第では下部頚椎、上部胸椎も同じ方法で整えることができます。◯上部頚椎、特に頭頚関節をやさしく調整すると、副交感神経を通じて、ぎっくり腰のもとになりやすい内臓疲労調整にもなるし、脊髄硬膜の捻れ調整にもなる。相関関係の根拠ともなりそうな、様々な考え方を視野に入れた調整ができます。◯浮いてきた頚椎調整を何度か繰り返しても結果が今ひとつのときには、乳様突起と上後腸骨棘の相関も使ってみて下さい。◯今回の講習を、受講者の一人としての視点で見たとき、ぎっくり腰でうずくまっている方の腰の中で何が起こっているかを知り、その姿勢のまま腰椎と筋肉の触診により調整ポイントを見つけ、立位のくつろぎ調整により側臥位に、側臥位の大転子調整により仰臥位にまで持っていき、頚椎調整の後、腹臥位にできたら坐骨神経調整へ……と、手前味噌ながら、腰部以外の箇所からの、より確実な腰部調整の流れを作れるように感じました。◯追伸:2日目、筋力検査法のモデルとして仰向けになったときには、前夜の3次会突入が響き、即寝しそうでした。
2013年05月24日
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来月号かその次の身体均整師会 『東京支部だより』に、過去の東京支部研修DVDリストを掲載予定です。均整法学園をこの春卒業したばかりの方々、ぜひ今後の勉強の参考にして下さいね。研修の様子をDVDに収めることになった時期は2006年4月から。ざっと100タイトル近くはあるでしょうか。その前、そしてDVDに収録されている支部研修、ほとんどすべてに参加してきました。「俺たち、‘支部研育ちの均整師’って、言ってもいいよね」同じ頃に均整法学園を卒業し、その後、支部研で毎回のように顔を合わせ続けてきた均整師仲間と、ときどきそんな話をします。DVDリストを眺めているだけで、その回ごと、印象の強かった技や観察法が頭に浮かびます。施術に使った技名をカルテに記入するとき、「鏡式」「深沢式」など、研修会でその技を教えて下さった先生の名前に「式」をつけています。こうしておくと、「骨盤(腸骨)の左側が開いているのを、仰向けで、左膝を立てて内側に倒しておいて、逆側の右手を呼吸に合わせて引っ張って整えた」などと長ったらしくなるところ、「左腸骨、鏡式」だけで、どんな技を使ったのかが、パッとイメージできるのです。さらにDVDリストを眺め続けているうち、「あれとこれをつなげたら」「この観察法に対して、あの技を使ってみたら」など、3つほどひらめきました。1回約4時間の研修中にも、ひらめきは頻繁に起こります。思いもよらなかった視点からの観察を目の当たりにして、あれほど悩んでいた疑問が、あっさり解決するときの、突き抜ける感じ。縁あって今年度から、東京支部長を引き継ぐことになりました。ひらめく支部研修を、今後も継続していきますね。お客様も均整師も、あらゆる面でますます豊かになりますように。
2013年05月17日
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ゴールデンウィーク中も、指トレ(指感覚トレーニング)だけはかかさず、休み明けからトップギアスタート。ただ、いきなり上げすぎためか、クールダウンが必要に。いくつかある中から、「お風呂場を真っ暗にして、蝋燭の明かりを浮かべた湯船につかる」を選択しました。たしか、かなり以前にいただいた「茶香炉セット」の蝋燭が余っていたはず、と押し入れをさぐったら、あった、ありました。一個取り出し火を灯すと、ボッと一瞬、芯だけ燃えて、すぐ消えた。2年前の震災直後、計画停電で困っていたお客様にも、いくつかお分けしたのに。あのときちゃんと着いただろうか。心配しつつ、もう一個試してみたら、今度はOK。ホッ。自分のアイデアに対して心を開いていれば、宇宙は助けてくれる。(中略)心を閉ざして「このアイデアは十分に練り上げられている。思ったようにできないならこの仕事をそもそもやるつもりはない」とは言わないほうがいい。(『C・オットー・シャーマー著『U理論 (英治出版)』P.524より)湯船につかりながら、施術も同じかもと。施術経験が増えるほど、指先からは、それまで感じられなかった情報が入ってきます。自分が正しいと信じる理論に、都合の悪い事実をシャットアウトしないよう、疑問も気づきもひらめきも全部拾い上げて。解剖書や均整の教科書に照らし合わせて。頭でっかちにならず、首から下も全部とぎすまして。それらの間に、蝋燭の明かりを浮かべたとしたら、どれに引かれることもなく、ちょうど真ん中でゆらゆら。なんてことを考えながら、コーヒーカップのソーサーに蝋燭をのせ、そっとお湯に浮かべます。ギリギリのところで浮いているので、ちょっ体を動かすとゴボッと沈みそう。結局、集中力トレですね。持ち込んだビールがいちばんのクールダウンでした。乾杯。
2013年05月10日
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先月開かれた、10年以上前に勤めていた職場の同窓会。今でも会いたいなと思える人が何人もいて、楽しみにしていました。災害の起きた国に、日本から救助チームや医療チームを送る仕事。例えば地震が起きれば、援助物資とともに、72時間以内に被災地で活動開始できるよう救助チームを出発させたり、その後も間を空けず、医療チームに続いてもらったり。あちらの国では地震、こちらではハリケーンなどと、災害が重なったときには、成田空港と都内をいったりきたり、何日も徹夜のオペレーションが続きます。ハードでしたが、自ら希望して、他の部署から異動してくる人の多い職場でした。だからこそ「仕事を辞めたらそれっきり」の関係にならず、また会いたいと思える、熱い人達揃いなのかもしれません。暇であればあるほど、世界は災害もなく穏やか。もちろんそんなときこそ、レスキュー機材扱いの訓練や、医薬品の補充など、やっておくべきことはたくさんあります。宴席で、相変わらずの熱のこもった語りを聞いているうちに当時を思い出し、また、均整の仕事にも似たところがあるなと気づきました。寝違えやぎっくり腰で駆け込んでくる方に対しては緊急援助。そのための、普段の勉強や研修会参加は、機材整備や訓練。災害が起こっても被害を最小限で食い止めるためには、建物や防波堤を、あらかじめ強化しておかなければなりません。人体でいえば、風邪を引いても、一晩寝たら自力ですっきり治せるくらい、免疫力を高めておくこと。春に体調をくずす人は多いです。冬の寒さ用から暖かい季節用に自律神経がうまく切り替わらないから。逆に、一年を通じて定期的に施術を受けていた人が、春になってもこれまでのように体調をくずさなくなったら、体質の改善がうまくいったサインです。施術と施術の間は、なるべく空けないほうがよいですが、少なくとも年4回、内臓活動の主役が入れ替わる、春夏秋冬の季節ごとに受けるとよいですよ。緊急の駆け込みも、長い目で見た体質改善も、どちらも均整法の得意技。急場をしのげてから何年か後、またどこかを痛めたときに、「あ、あの整体院があった!」と思い出してもらえるよう、このGWも自分整備、しっかりしておきます。
2013年05月03日
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