リカーの海にちょっと漬かってくる

リカーの海にちょっと漬かってくる

2013年11月04日
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カテゴリ: 焼酎類感想
先日1本新しい焼酎の栓を開けたばかりだが、昨日また別の1本が空いたので、もう1本新しい焼酎を開けることにした。先月も月頭にまとめて何本か開けたせいで、空になるのも同時期にまとまってしまうのは仕方ないよねー。

本日開栓するのは大山甚七商店の「宮ヶ浜」。これは黄金千貫と黒麹を和甕で仕込み、常圧蒸留で造られる黒麹系の伝統的な芋焼酎で、先日開けた「西海の薫」と同じく、近所のチェーン展開していない地味な酒屋で900ml瓶を970円で購入した。ちなみに私の行動範囲ではそこ以外で売られているのを見掛けたことはない。
——「鹿児島限定」商品らしい……相変わらず意味不明な限定であることだなー。

開栓した時に感じる香りはかなり弱く、軽く仄かに甘い芋焼酎の香りがしなくもない……という程度。くんかくんかしなければ判らないレベル。これは何もかも控え目系なのだろうか?

さて、初日なのでまずはロックで。

口に含むと感じるのはある種の渋みと軽い甘み。何と言うか、舌の上に焼酎が丸まるような感じの甘みを中心に、それ以外の味わいが口内に広がる。氷が溶け始める前の焼酎が濃い状態では特に、黒麹らしさと言うべきか、単純に旨味と言ってしまってはニュアンスが伝わりにくい複雑な味わいが感じられる。そして、氷が溶けていくに連れて、軽くほろ苦く甘く、そして飲みやすい印象に変わっていき、その頃には後味に残る印象は単純に旨味と言って良い。

次に6:4のお湯割で一杯。

お湯割にするとグラスを口に近づけた時に感じる香りが俄然芋焼酎らしくなる。お湯割なのでねっとり濃厚な香りではないが、これは案外期待できる感じの香りだ。
口に含むと軽い甘みとほろ苦さが目立ち、後味にちょっとした灰汁っぽい(?)癖が軽く残り、それがこの焼酎を特徴づけている。飲み込むと暖かい感覚が喉を中心にフワッと広がり、寒い季節にこれは中々良い雰囲気だ。



お湯割の時に比べると、口に含んだ時の甘みが控え目に感じる。その一方で、恐らくこれが焼酎の旨味であるというのが適当であろう感覚が目立つ印象。とは言え、こってり濃厚というよりは、あっさり系の焼酎で、強いて言えば旨味が強い感じ……という程度のものであり、飲み飽きない日常的に飲む焼酎に相応しい悪くない印象だ。

私の好みで言うと、この焼酎の場合にはお湯割で感じる仄かな甘さとほろ苦さとのバランスがとれている印象が望ましい……と、初日の今日は感じたが、恐らく摘みとかアテとか言われる物の雰囲気に左右される程度の差異だ。






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最終更新日  2013年11月04日 19時58分27秒
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