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31日の日経平均は、前日の日銀追加金融政策発表直後引け際に急落したものの、政府と日銀が共同で文書を作成し、デフレ脱却について強い姿勢を示したことを改めて評価する動きが出て8,911円(前日比+69円)と寄付きから高く始まり、午前中は8,905円(同+63円)を下値に揉み合う展開が続き8,926円(同+83円)で引けた。後場に入るとアジア市場も堅調となり、為替も落ち着きを示したことで再度買い物が入り8,985円(同+143円)まで上昇したが、引けにかけては休場明けのNY市場に対する様子見気分も出て利益確定の売りが出されて8,928円(同+86円)で取り引きを終了した。これでとりあえず前日の下げを1日で取り戻した形となっている。寄り前の外資系証券注文状況も390万株の買い越し、値上がり銘柄数は1,148、値下がり銘柄数は413とほぼ軒並み高で、出来高も1,820百万株となり、騰落レシオは91.79%と低下し、PERは12.83倍、PBRは0.92倍となっている。この日の決算発表で業績を下方修正した「日本郵船」、中国減速で増益が僅か1%にとどまった「資生堂」なども悪材料出尽くし感から反発に転じており、市場のムードはかなり改善し始めている。3営業日ぶりの取引再開となった31日のNYダウは、GDPを0.2~0.3%押し下げると言われている巨大ハリケーンの影響を見極めたいとして積極的な売買が手控えられたが、冠水した道路や住宅などの復興需要が見込めるとの指摘もあり、13,096ドル(前営業日比-10ドル)と小幅反落して取引を終了した。なお、この日発表されたシカゴ購買部景気指数は僅かながら下ぶれしていた。また、NASDAQも2,977P(同-10P)と反落して終了している。市場には欧州債務問題や米大統領選に対する警戒感も出ているものとみられる。また、この日は10月の最終売買日に当たるためお化粧買いで下支えされた可能性もあり、この日1日の動きで相場の基調を語ることはできないが、ショック安とならなかったことは評価したい。為替は、ユーロは対円で103円30銭台とユーロ高円安となり、ドルも対円で79円80銭台とドル安円高となっている。市場はやはり今後の更なる追加緩和期待が残るとみており再度円安を目指す展開となりそうである。また、金利は低下し、原油は続伸となり、金も小幅に続伸したが、欧州株式市場は軒並み反落となっている。一方、上海市場は続伸し、香港市場も4日ぶりに反発、インド市場も反発していたが、ブラジル市場は反落となっている。国内各社の業績発表は中国、欧州の景気減速で軒並減額修正、今3月期見通しも下方修正が続いている。「京セラ」「村田製作所」「TDK」等電子部品株、海運大手3社、トヨタ系6社など軒並み下方修正と伝えられており、「パナソニック」は7,650億円と過去2番目の巨額赤字を計上する見込みと報じられたことから、各材料出尽くしの反発となるか1日の「パナソニック」の動きには注目しておきたい。ここ数日の動きから目先は「フリービット」の動きに要注目。今期業績は好調で香港子会社設立で中国の次世代インターネット対応のクラウドシステムを構築しさらなる飛躍を目指していると伝えられている。
2012.10.31
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30日の日経平均は、前日のNY市場がハリケーン上陸により休場であったため様子見気分の強い中8,941円(前日比+12円)で始まり、この日発表される日銀の金融政策の期待感から8,995円(同+62円)まで買われる場面もあったが、9,000円台に乗せられないままに前場は8,966円(同+37円)で引けた。昼休み中に先物が売られたことから後場に入ると、寄りから値を下げ一時8,900円割れとなったが、日銀政策会合が長引き発表が遅れたことでこれが期待感を呼び、引け前には再度8,900円台まで上昇していたが、追加金融策が発表され為替が円高に振れると期待感の裏返しで一転売り物が殺到し8,841円(同-87円)とこの日の安値で取り引きを終了した。寄り前の外資系証券注文状況は140万株の売り越し、値上がり銘柄数は370、値下がり銘柄数は1,222とほぼ軒並み安で、出来高は2,038百万株と急増、騰落レシオは91.85%と低下し、PERは12.88倍、PBRは0.91倍となっている。引け後のナイト取引では急速に切り返しており、目先筋のふるい落としで相場はアク抜けとなった可能性もある。30日のNYダウは、昨日に続きハリケーン「サンディ」の米国本土上陸のためNY証券取引所並びにNASDAQは休場。市場閉鎖の2日連続は124年ぶりとなる。ハリケーンの被害は最大200億円に上る見通し。一方、CME日経平均先物は8,915円(大証比+65円)で取引を終了している。また、この日発表された9月のケースシラー住宅価格指数は前月比+0.5%と上昇が続いており、住宅市場回復の兆しも見えている。為替は、ユーロは対円で103円10銭台とユーロ高円安となり、ドルは対円で79円60銭台と小幅なドル安円高となっている。この日は日銀の金融政策発表で振らされる場面もあったが、今後の更なる追加緩和期待が残ることもあり、為替は早晩83円前後の円安を目指す展開となりそうである。また、金利は変わらず、原油は小反発となり、金も3日ぶりに反発、欧州株式市場も軒並み反発となり、上海市場も小幅反発なったが、香港市場は3日続落で2週間ぶりの安値となり、インド市場は続落、ブラジル市場は3日ぶりに反発となっている。この日の日経平均は前述のように乱高下となったが、出来高は2,000百万株を超え、売買代金も12,577億円と9/20ぶりの高水準に達している。また8,800円台は売買高が多い価格帯で25日移動平均線が位置しており、一目均衡表の雲の下限ともなっていることでもあるため下値抵抗感が出る水準となっている。一時円高に振れた為替もすかさず円安への切り返しをみせており、この日の引け際の急落は相場に弾みをつける結果となる可能性もありそうである。31日の反発力がどの位のものか注目してみておきたい。好決算発表銘柄はもちろんのこと、決算悪銘柄も発表後反発しているものには注目をしておきたい。
2012.10.30
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29日の日経平均は、前週末のNYダウが小幅続伸しCME日経平均先物が8,965円(大証比+35円)で引けていることを受けて8,958円(前日比+25円)で始まり8,986円(+53円)まで買われる場面もあったが、前場は8,954円(同+21円)で引けた。後場に入ると、上海市場がこの日も企業業績悪化で続落となったこと、「ホンダ」が誤って決算発表前にHPに情報を開示し、その数字が中国市場における売上が減少で今期業績見通しを下方修正したことを嫌気して、後場寄りから値を下げ8,909円(同-23円)とマイナス圏に沈んだが引けにかけては小戻し、8,929円(同-3円)と小幅反落で取り引きを終了した。寄り前の外資系証券注文状況は売り買いトントンだったが、値上がり銘柄数は803、値下がり銘柄数は693と個別銘柄ではしっかりしたものが多く、出来高は1,416百万株は低調で、騰落レシオは96.28%、PERは12.69倍、PBRは0.92倍となっている。このところの相場は下げてくると見送り気分が強くなり出来高は減少し、上げてくると出来高が増える状態が続いている。いよいよ明日に迫った日銀の金融政策決定会合の行方が果たしてどうなるか。市場では10兆円規模の増は既に織り込み済みとしているが、一部に17兆円となり、また米国同様実施無期限とあるとの見方もありそのような方向が出ればポジティブサプライとなり、相場上昇のきっかけとなるのでやはりこれが目先の最大の焦点となろう。29日のNYダウは、ハリケーン「サンディー」襲来のためNY証券取引所並びにNASDAQは29日、30日は終日の市場閉鎖が決定された。自然災害による取引停止は1985年9月以来27年ぶりとなる。GLOBEXも一時100ドル安となった後取り引きが中止されている。一方、CME日経平均先物は8,920円(大証比+5円)で取引を終了している。また、この日発表された9月の個人消費支出は前月比+0.8%で7カ月ぶりの高水準となり、3カ月連続プラスとなっている。可処分所得は増加したものの貯蓄率がやや減少していることで、貯蓄取り崩しにより消費が行われており予断はできないとの見方もあるが、消費マインドが回復してきたことは注目に値しよう。失業率が低下し続けていることも鑑みると改善の兆しが見えてきているものとみられる。為替は、ユーロは対円で102円90銭台と若干円高が進んだが、ドルは対円で79円70銭台まで揉み合いとなっているいずれも日銀の金融政策決定会合待ちとなっている。しかし、チャートを見る限り円安基調は継続しそうな感じである。また、金利は低下し、原油は3日ぶりに反落し3ヵ月半ぶりに安値となり、金はドル高を映して続落となっている。一方、欧州株式市場は軒並は反落となり、上海市場はこの日も企業業績悪化を嫌気し前述のように3日続落、香港市場も小幅安となったが、インド市場は小幅反発となり、ブラジル市場は続落となっている。この日の日経平均は薄商いの中小幅安で終わったが、目先の注目点は前述のように何と言っても日銀の金融政策発表。予想通りであれば一旦下押す可能性もあるが、決定会合メンバーには積極論者が増えた上、周囲はより強力な追加緩和を求めるムードが高まってきていることもあって一時的な下げに終わるものとみられる。しかし、個人的には何らかのサプライズが出て相場反転のきっかけとなるのではないかと思っている。個別銘柄の物色傾向、新興市場への資金流入でジャスダックが10日続伸となり、東証マザースが半年ぶりのい高値となっているなどは先見性の表れとみている。出直ってきた「フリービット」や「リべレステ」の動きに要注目。
2012.10.29
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26日の日経平均は、前日のNYダウが小幅反発だったことを受けて9,058円(前日比+3円)で始まり一旦小安くなった後9,075円(同+20円)と10/23の高値つら合わせまで買われる場面もあったが、前場は売り買い交錯で9,042円(同-23円)で引けた。ところが、上海市場が企業業績悪化を嫌気し続落となったことを受けて後場寄りから9,000円を割り込んで始まり、暫く揉み合っていたが、為替が円高になってきたこともあって午後2時過ぎにはこのところ積極的に買っていた米系証券2社が利益確定売りとみられる売り物を先物市場に相次いで出してきたことで値を下げ、8,933円(同-122円)とこの日の安値で取り引きを終了した。寄り前の外資系証券注文状況はこの日も180万株の買い越し、値上がり銘柄数は424、値下がり銘柄数は1,101とほぼ全面安商状となり、出来高も1,792百万株も膨らみ、騰落レシオは97.25%、PERは12.65倍、PBRは0.92倍となっている。来週の日銀の追加金融政策を材料に買ってきた買い方が、材料出尽くしで売られる前に利益確定を先行させたものとみられることから、週明けには再度買ってくる可能性も高いものとみている。やはりカギを握るのは日銀の政策内容次第となりそうである。追加金融緩和で恩恵を受けるノンバンクの上げには弾みがついてきている。26日のNYダウは、朝方発表された7~9月期実質GDP速報値が前期比2.0%増と市場予想の1.9%増をわずかに上回ったことで取引開始直後は買いが優勢となったが、その後は、スペインの失業率が25%を超えたことやIMFがギリシアの債務について目標を大きく上回るとの試算を示したことなど欧州債務危機をめぐる懸念材料が再度意識されて一時マイナス圏に沈んだ。ただ、欧州市場が終了した後は、再び米景気に焦点がシフトし、GDPの底堅さが改めて評価されて買い戻しが入り13,107ドル(前日比+3ドル)と小幅ながら続伸となって取り引きを終了した。NASDAQは、前日1株当たり利益予想が市場予想を下回る決算を発表した「アップル」が安くなった反面、赤字発表した「アマゾン」が前向きの投資をした結果として材料出尽くしで上げるなど個別株は上げ下げまちまちの動きで2,987P(同+1P)と前日終値とほぼ同水準で引けている。投資家は、大統領選挙を来月6日に控え様子見の姿勢を強めつつあるが、焦点は「財政の崖」問題の行方でどちらが勝利しても展開が読みにくい状況であり当面は動きにくい状況が続くとの見方が強い。為替は、ユーロは対円で102円70銭台まで売られる局面があったが103円10銭台まで戻して終わり、ドルも対円で79円50銭台まで売られた後79円70銭台まで戻して引けている。金利は低下し、原油は続伸、金は反落となっている。一方、欧州株式市場は軒並上昇となり、上海市場は企業業績悪化を嫌気し前述のように続落、香港市場も大幅安となり、インド市場も大幅続落、ブラジル市場も大幅反落となっている。この日の日経平均は、為替が再度1ドル80円割れとなってきたことで利益確定売りに下げて終わったが、急騰の後の調整場面の範疇を出ないものであり、ドルが再度80円台に乗せてくれば上昇に転じてくる可能性は高い。為替のトレンドは円安方向に向いていることでもあり、為替連動型となっている東京市場は来週もう少し突っ込む場面があったとしても早晩切り返してくるものとみている。注目の日銀による追加金融政策も30日に発表されることから、この内容如何でこのところ高値揉み合いをしている日経平均が9/19の9,288円高値抜けを一気に抜けてくるものとみられる。ここは強気方針堅持で行きたい。
2012.10.26
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25日の日経平均は、前日のNYダウが小幅続落だったこと、為替が若干円高にふれていたこともあり8,952円(前日比-2円)で直後につけた8,941円(同―12円)を安値に反発に転じ、前場は9,000円台を回復し9,007円(同+53円)で引けた。後場寄りこそ利益確定売りに小安く始まり暫く揉み合っていたが、午後2時過ぎに日銀が金融緩和の方針を固めたと伝わり先物に500枚を超える大量な買い物が入り急伸し、9,057円(同+102円)まで買われ9,055円(同+100円)とこの日の高値圏で取り引きを終了した。寄り前の外資系証券注文状況はこの日も160万株の買い越し、値上がり銘柄数は1,241、値下がり銘柄数は294とほぼ全面高となったが、出来高は1,592百万株、騰落レシオは95.49%、PERは12.78倍、PBRは0.93倍となっている。この日は4,000億円の緊急経済対策が発表されたことで久しぶりに指標とみている「不動テトラ」を始めとした財投関連銘柄が買われたことも目に付いた。25日のNYダウは、序盤は、業績警戒感から過去2日間で約270ドル下落した後の買いに加え、「プロクター・アンド・ギャンブル」など一部優良企業の決算が予想を上回ったことからプラスで推移していたが、決算は売上高が伸び悩む企業が目立ち耐久財受注も設備投資の先行指標が横ばいだったことから買いが続かず上げ幅を縮小し13,103ドル(前日比+26ドル)と3日ぶりに小反発し取り引きを終了した。NASDAQも2,986P(同+4P)と反発して終了した。 為替は、ユーロは対円で103円80銭台とユーロ高円安となったが、ドルも対円で80円20銭台と小動きで推移している。金利は上昇し、原油は6日ぶりに反発し、金も3日ぶりに反発、欧州株式市場は高安マチマチの動きとなっている。また、上海市場は小幅反落し、香港市場は横ばい、インド市場は反発となり、ブラジルは6日ぶりに大幅反発となっている。予想通り日経平均は力強い動きとなってきた。市場はまだ疑心暗鬼の気分が強く、空売りもかなり積み上がっていることから、早晩どこかで大踏み上げ相場が出てくるものとみられる。日銀の追加金融対策を期待して買っているので発表されたら材料出尽くしとなるとの見方も根強いが、9/19高値9,288円を抜けると相場はさらに一変するのでないかと思っている。この日は緊急経済対策が打ち出されたことを材料に財投関連株が動きだしているが、いずれもこのところ低位に放置されていたことでもあり、上げ余地は大きそうである。また、STOP高も続出し始め、「新日本科学」など仕手筋が介入する銘柄も出ており、仕手材料株の動きからも目が離せない。
2012.10.25
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24日の日経平均は、前日のNYダウが大幅安で引けCME日経平均先物も8,910円(大証比-90円)終わっていたことを受けてこれにさや寄せする形で8,896円(前日比-117円)と8,900円をも下回ってで始まったもののこれを安値に反発に転じ、前場は8,983円(同-31円)で引けた。後場に入っても中国のPMIが前月比改善の様相を見せたこともあり続伸となり9,043円(同+29円)と前日終値を上回る水準まで買われたが、さすがに引けにかけては利益確定売りに値を下げ8,954円(同-59円)と8日ぶりに反落して取り引きを終了している。寄り前の外資系証券注文状況は8この日も小幅ながら80万株の買い越し、値上がり銘柄数は519、値下がり銘柄数は983となり、出来高は1,781百万株と若干増加し、騰落レシオは94.18%と低下し、PERは12.61倍、PBRは0.92倍となっている。24日のNYダウは、中国の製造業景況感を示す指標が好調だったことに加え、米国でもボーイングの決算や新築住宅販売が市場予想を上回ったことを好感し前日大幅に下落したこともあって買い戻しが先行したが、世界的な景気減速への懸念は根強く上値は重い展開で、。午後に発表されたFOMC声明が予想通りながら弱い景気の現状を確認する結果となって企業業績への懸念が改めて意識され、じりじり売られる展開となって結局13,077ドル(前日比-25ドル)と小幅ながら続落して取引を終了した。NASDAQも2,981P(同―8P)となっている。 為替は、世界景気後退懸念からこの日もユーロは対円で103円40銭台とユーロ安円高となったが、ドルは対円で79円80銭台と小動きで推移している。金利は上昇し、原油は在庫増を嫌気して5日続落、金も続落となり、欧州株式市場は軒並4日ぶりに反発となっている。また、上海市場はPMIの改善を好感し小幅に反発、香港市場は9日続伸となったが、インド市場は続落となり、ブラジルは5日続落となっている。この日発表されたFOMCの声明は、前月QE3を発表した直後でもあり「動かざること岩の如し」で新たな性先の打ち出しはなかったが、例月の住宅ローン担保証券400億の購入、ゼロ金利政策も2015年半ばまで、オペレーションツイストも年末まで継続は確認されている。今ところの住宅関連指標を見ると金融政策の効果が出て改善の兆しが見え、メンバー内で緩和政策の反対論は一切出なかった模様である。ECBも国債無期限購入を継続、英国も個人・企業向け融資の低金利調達を実施しており、日銀の追加金融対策が期待されている。市場は既に日銀の政策は既に織り込んでいるとの見方もあり利食い先行の動きもみられるが、NYダウの大幅下げに対しても連動しなくなっており、米国株離れの動きがみられる。NYダウは10月に前初来高値を更新していたが、日経平均は安値圏に低迷していたこともあり、このところの動きは冷静に見れば当然ともいえる動きである。世界中の異常ともいえる超金融緩和で市場に流入してい売る過剰流動性資金は投資先を求めてさ迷っている状態であり、この資金がいよいよ割安出遅れの東京市場に流れ込んでくる気配が出始めている。相場が安寄りして戻す動きはこれを物語っている様な気がする。強気堅持で行きたい。個別銘柄では目先は「野村HD」「ピーエス三菱」「ダント-」等に注目してみたい。また、仕手株にもそろそろ動きが出始めているので要注目。
2012.10.24
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23日の日経平均は、前日大幅安で寄り付いた後切り返し陽線を立てて6連騰となり、NYダウも小幅反発となったことを受けたCME日経平均先物9,065円(大証比-45円)にさや寄せする形で9,066円(前日比+55円)で始まったものの直後に付けた9,075円(同+66円)を高値に利食い先行の動きとなり、前場は9,017円(同+6円)で引けた。後場に入っても売り物は続き8,970円(同-32円)まで売られたが、9,000円割れには押し目買いも入り9,014円(同+4円)と小幅ながら7日続伸して取り引きを終了している。しかし、中身を見ると寄り前の外資系証券注文状況は40万株の買い越し、値上がり銘柄数は474、値下がり銘柄数は1,031となり、出来高は1,577百万株、騰落レシオは98.50%、PERは12.70倍、PBRは0.93倍となっている。23日のNYダウは、朝方発表された「デュポン」の7~9月期決算が市場の予想を下回る大幅減益で通期の利益見通しも大幅に下方修正、「ユナイテッド・テクノロジーズ」や「スリーエム」など大手優良企業も軒並業績見通しを相次いで引き下げたため、欧州や中国の影響が米企業の業績に及び米経済の減速を受けて世界経済が下ぶれするという悪循環に陥るとの不安が高まって急反落し、一時前日比-260ドルまで売り込まれ13,102ドル(同-243ドル)と大幅反落して取引を終了した。米大統領候補者による前日の最終討論会ではオバマ大統領が優位だったとの認識が広がり共和党政権の下で金融規制が緩和されるとの期待が後退したことや、「アップル」がこの日発表した「iPad mini(アイパッドミニ)」の販売価格が高かったことで既存機種の売り上げも減少するとの懸念から材料に同社株が売られたことも相場の重しとなっている。また、バーナンキFRB議長が来年辞任する意向を漏らしたことで、金融緩和終局が早まる懸念が高まったことも材料視されている。NASDAQも前述の「アップル」が3.3%安となったこともあり2,990P(同―26P)と大幅安で3,000Pを割り込んで引けている。相場は大統領選を目前に神経質な展開となっており、これを利用して短期筋が暗躍している節もみられる。為替は、世界景気後退懸念からユーロが対円で103円60銭台とユーロ安円高となり、ドルも対円で79円80銭台と僅かながらドル安円高となっている。金利は低下し、原油は手仕舞い売りに4日続落、金はバーナンキ議長が続騰しないとの報を受け反落となり、欧州株式市場も軒並大幅続落となっている。英は-1.4%、独は-2.1%、仏は-2.2%となっている。また、上海市場は底固いが小反落、香港市場は休場、インド市場は反落となり、ブラジルは4日続落となっている。欧米の株式市場が揃って大幅安となり、CME日経平均先物も8,910円(大証比-90円)で引けていることから24日の東京市場は下値を模索する展開となろう。相場が強気のシグナルを発すると天井打ちとなるここまでの天邪鬼相場が想起されるところで、海外市場の動きが波乱商状を示していることから目先は成り行きを見守るところか。基本的には個別株物色が続くものとみている。個別株は吹き値売りの押し目買いのスタンスか。
2012.10.23
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22日の日経平均は、前週末のNYダウの急落を受けたCME日経平均先物8,850円(大証比-140円)にさや寄せする形で8,974円(前週末比-128円)で始まったものの直後に付けた8,867円(同―134円)を安値に押し目買いや買い戻しを巻き込んでジリ高の展開となり、8,929円(同―73円)と下げ幅を縮小して引けた。さらに、後場に入っても買い物は途切れず一気にプラス圏に浮上し9,031円(同+28円)の高値を付け、9,010円(同+8円)と終わってみれば6日続伸して取り引きを終了している。企業業績見通しの下方修正が相次ぐ中、為替の円安を背景にして予想以上に強い動きとなっており、相場は明らかに変化の兆しを見せている。寄り前の外資系証券注文状況は160万株の買い越し、値上がり銘柄数は733、値下がり銘柄数も733と拮抗となり、出来高は1,564百万株、騰落レシオは106.28%、PERは12.76倍、PBRは0.93倍となっている。22日のNYダウは、この日発表された「キャタピラー」の7~9月期決算が市場予想を上回ったものの、世界景気の不透明感を背景に通期見通しを下方修正したことで。先週末に業績不安を背景に優良株が売られた流れを引き継いで複合企業や資本財など景気動向に敏感な株を中心に一時、大幅に売り込まれ、一時108ドル安まで下落する場面もあったが、「アップル」や「インテル」など主要ハイテク株に堅調な値動きの銘柄が目立つ中で取引終了前に全般に急速に買い戻され、13,345ドル(前週末比+2ドル)と辛うじてプラス圏を回復しプラス圏を回復して取引を終了した。「ヤフー」も増収増益決算を発表し、1株利益も予想を上回る数字となっている。また、月末のFOMCに対する期待感も出始めている。NASDAQも3,016P(同+11P)で取引を終了している。 為替は、ユーロ圏の財政赤字が改善の兆しを見せ信用リスクも後退し始めていることなどを好感し、ユーロが買われ対円で104円40銭台となった。スペイン地方選で与党が勝利したことも安心感を与えている。ドルも上げに弾みがつき始め79円90銭台となっている。ドル・円相場の均衡表では、転換線が基準線を上回り、レートが先行スパンを上回り、遅行スパンがこのレートを上回ると言う三役好転状況となり、先高観を示していることがドル高を加速させている模様である。金利は上昇し、原油は3日続落となり3週間ぶりの安値となり、金は3日ぶりに反発となり、欧州株式市場も軒並続落となっている。一方、上海市場は反発して1ヵ月半ぶりに高値となり、香港市場も8日続伸となり1年2カ月半ぶりの高値を付け、インド市場も反発したが、ブラジルは3日続落となっている。前週末のNYダウが大幅安となったにもかかわらず、日経平均は初押しは買いの動きで寄付き安値の大陽線で極めて強い動きを示している。このところ相場上昇の背景をみると、日銀による追加緩和期待、選挙モードによる景気対策期待、先物市場の買い煽りによるPKOの匂い、JALの売り出し価格による市場ムードの改善、テクニカル面での三空の出現などがみられ、国策相場となる気配も出始めている。これで俄かに9/13高値9,288円を抜けていよいよ6月以降形成していた三山天井を打ち返し10,000円台奪回を狙う強い相場が出てくる可能性が強まっている。強気一貫で良さそうな情勢が出始めている。
2012.10.22
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19日の日経平均は、前日まで4連騰となり9,000円目前まで上昇してきたこともあり、利益確定売りで8,944円(前日比-38円)で始まったもののすかさず押し目買いが入り、前日終値を抜け一気に9,016円(同+34円)まで上昇した。しかし、さすがに9,000円台乗せで目標達成感が強まり一転8,940円(同-42円)と寄り値水準まで売られたが、そこまで下げると再度押し目買いから反発に転じ8,970円(同―12円)で前場を終了した。後場に入ると再度8,950円台まで下げたものの為替の円安も幸いして徐々に買いものが増え始め、9,002円(同+19円)と5日続伸して取り引きを終了した。5日続伸は何と7カ月ぶりとなり強気に転換するものが増えている。寄り前の外資系証券注文状況は180万株の買い越し、値上がり銘柄数は991、値下がり銘柄数は519となり、出来高は1,759百万株、騰落レシオは108.00%、PERは12.66倍、PBRは0.93倍となっている。19日のNYダウは、「マクドナルド」や「マイクロソフト」など前日の取引終了以降に発表された7~9月期決算の多くが市場予想を下回ったことで企業業績に対する不安が高まり、一時235ドル安まで下げ13,343ドル(前日比―205ドル)で取引を終了した。NASDAQも「マイクロソフト」(-2.9%)「グーグル」などのハイテク株が急落したことを受けて3,005P(同―67P)と大幅安となり、10/12の終値を割り込み新値3本足も陰転となってしまった。折しもこの日は、株価が大暴落した「ブラックマンデー」から25年で高値圏にあったこともあり心理的な影響が出て4カ月ぶりの大幅な下げに繋がったものと見られている。 為替は、スペインの支援要請が進まず、かくこくのきき対応の遅さが嫌気されるとともにこの後の不透明感が増したことでユーロが売られ、対円では103円20銭台となり、ドルは対ユーロで高くなったこと、また日本の追加金融緩和が月末にも打ちだたされるとの観測から79円20銭台となっている。原油、金は揃って続落となり、欧州株式市場も軒並反落となっている。一方、上海市場は、4日ぶりに反落したものの、香港市場も7日続伸となり、インド市場は反落、ブラジルは続落となっている。この日のNYダウが大幅安となり、CME日経平均先物が8,850円(大証比-140円)となっているため、週明けの日経平均は下放れて始まるものとみられるが、為替の円安基調に変化はないことから、その後は落ち着きを示してくるものとみられる。ここ2週間の日経平均の週足をみると大陰線のあと大陽線を出しており、これに続いて再度大陰線が立つケースはまれであり、寄り後下げる場面があったとしても早晩切り返してくるものとみられることから弱気は禁物である。米国も大統領選を間近に控えて続落するとは思えない。ここは、循環物色の押し目買いのチャンスとみている。「ムーンバット」の動きには要注目。
2012.10.19
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18日の日経平均は、前日のNYダウが小幅高だったものの為替の円安進行でこの日も8,886円(前日比+80円)で始まり直後につけた8,877円(同+70円)を安値に買い戻しが進んで8,900円台に乗せ、25日移動平均を上回ってくると上げが加速し8,992円(同+184円)まで買われた。その後は商い交錯で高値でもみ合う展開となったが、8,982円(同+176円)と大幅続伸して取り引きを終了した。チャート上では今週に入り4日連騰で窓を開けて上昇する「三空」が出現、強気のシグナルを発しており、この日先物は一時9,000円まで買われている。寄り前の外資系証券注文状況は140万株の買い越し、値上がり銘柄数は1,327、値下がり銘柄数は240と売り物をこなして幅広い業種にわたり上昇となり、出来高も2,088百万株と増加し、騰落レシオは111.51%、PERは12.63倍、PBRは0.93倍と買い意欲が盛り返してきた。18日のNYダウは、フィラデルフィア連銀の景気先行指数が予想を上回りことを好感して朝方はプラス圏で推移していたが、「グーグル」の7~9月期決算が取引時間中に誤って開示され、その内容が純利益で前年比-20%と大幅減益で、売上高、利益ともに市場予想を下回ったことで一時ー10%急落し、これをきっかけに売りが優勢となって、13,548ドル(前日比-8ドル)と5営業日ぶりに反落した。特に、IT関連株が中心に売られたこともあり、NASDAQは3,077P(同―31P)と大幅反落となった。ただ、7~9月期決算については、ある程度の悪い内容は織り込み済みであり、朝方発表された保険大手トラベラーズの決算が過去最高益を更新するなどのプラス材料も多く、引けにかけては買い戻しが入っている。 為替は、ユーロは、EU内の金融統合で独仏の意見対立が表面化と伝えられ対円で103円50銭台と若干売られていたが、ドルは米景気回復と日本の追加金融緩和観測を背景に一時79円40銭台まだ買われ79円20銭台とドル高円安で引けている。また、金利は上昇し、原油、金は揃って3日ぶりに反落となったが、欧州株式市場も軒並4日続伸となっている。上海市場も7月GDPが7.4%と政府見通しを下回り、7四半期連続で低下したものの、温家宝首相が今後の成長見通しには強気の姿勢を示したことで3日続伸し、香港市場も6日続伸し7ヵ月半ぶりの高値となり、インド市場も大幅続伸となったが、ブラジル市場は4日ぶり反落となっている。この日の日経平均は、NYダウが小動きだったことで旬日もみ合うものとみていたが、為替の円安を受けて一気に9,000円につっかける展開となってきた。今週に入って連日窓を開けながら4日連騰となり、チャート上でいう「三空」という強気にシグナルが出てきた。このところ相場は、チャートが悪くなると反発し、ちゃーとが良くなると天井を打つ天邪鬼相場が続いている。この日は出来高も2,000百万株台に乗せ、この見方からすれば目先天井ということになるが、果たしてどうなるか。まだ、弱気筋が多数存在することから「もうはまだなり」という格言が通用するのではないかと思っている。目先調整があっても循環物色が続くとの見方は変わらない。
2012.10.18
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17日の日経平均は、前日の欧米株式市場が続伸となり、為替の円安進行でこの日も8,777円(前日比+76円)で始まり直後につけた8,758円(同+57円)を安値に買い戻しが進うんで8,837円(同+135円)まで買われた。その後は高値でもみ合う展開となったが、8,800円台を維持する官庁な展開で8,806円(同+105円)と大幅続伸して取り引きを終了した。寄り前の外資系証券注文状況は100万株の売り越しだったが、値上がり銘柄数は1,235、値下がり銘柄数は282と売り物をこなして幅広い業種にわたり上昇となり、出来高も1,829百万株と増加し、騰落レシオは102.95%、PERは12.43倍、PBRは0.92倍と買い意欲が盛り返し始めている。17日のNYダウは、IBMとインテルが前日引け後に発表した決算内容を受けて、業績の先行きに対する不安から売り先行で始まったが、その後発表された9月の住宅着工件数が年換算で87万2000戸(前月比+15%)と2008年1月以来4年ぶりの高水準となり、住宅着工許可件数も89万4000戸(同+11%)といずれも市場予想を大幅に上回る内容となったことを受けて反発に転じ13,557ドル(前日比+5ドル)と小幅ながら4営業日続伸で取り引きを終了した。NASDAQも3,104P(同+2P)で終了した。この日開催された米大統領選の公開討論会で前回劣勢だったオバマ大統領が巻き返しに転じたことも相場に安心感を与えている。 為替は、ユーロは、ムーディーズがスペインの格付けを据え置いたこと、ギリシア支援が大筋合意されたと伝えられたこともあってこの日も買われ対円で103円60銭台のユーロ高円安で引け、ドルも78円90銭台と小幅ながらドル高円安で引けている。また、金利は上昇し、原油、金は揃って続伸、欧州株式市場も軒並続伸となっている。上海市場は続伸して2,100P台乗せとなり、香港市場も5日続伸し7ヵ月半ぶりの高値となり、インド市場も続伸、ブラジル市場も4日続伸となっている。18日の注目点は中国のGDPなど減速の一歩をたどっている経済指標の発表であるが、このところのインフラ投資の積極化により9月の鉄鉱石価格が反転に転じたきたこともあり、現状は悪くとも最悪期は脱したとの感触が得られれば交換する可能性は強い。市場のセンチメントも改善し過去の数字を懸念するよりも未来予測を重視しようとする動きが見え始めている。日経平均は、為替が円安傾向となっていることでCME日経平均先物が8,865円(大証比+55円)で引けており、上伸して始まりその後は目先の目標達成感も出て8,800円台固めに入る可能性が高い。しかし、物価上昇率が日銀が掲げている1%目標に届かず、月末には追加金融対策を打ち出す公算が高まっていること、野田総理が緊急経済対策を取りまとめるよう指示を出したこともあり、日経平均は揉み合っていても個別にはこれらの関連銘柄を物色してくる可能性は強い。この日は予想通り連騰が続いていたバイオ関連株が利食われ急落する反面、「明和産業」が急反騰してきており、仕手材料株人気が復活してきそうな気配がある。これまでK氏関連銘柄として買われていた銘柄は軒並大幅に下落していることもありリバウンド狙いの買いが入るものとみられるが、この中で業績好調にもかかわらず低位に放置されている「ムーンバット」に注目しておきたい。同銘柄は2月のように動き出すと短期間で急騰する習性もあるため人気化する前に買っておくのが得策と言えよう。また、同様の感覚で「日本金属」の110円台にも注目しておきたい。また、反発の兆しが出てきた「日本橋梁」もまだこれから、「不動テトラ」を始めとする低位建設株も引き続き要注目である。「ダイセキ環境ソリューション」の120,000円以下は絶好の拾い場とみている。
2012.10.17
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16日の日経平均は、前日のNYダウが続伸となり、為替も円安に振れてきたことを受けて8,638円(前日比60円)で始まり直後につけた8,633円(同+55円)を安値に堅調な展開となり、後場には8,707円(同+130円)まで買われ、8,701円(同+123円)と1週間ぶりに8,700円台を回復して取り引きを終了した。寄り前の外資系証券注文状況も160万株の久々の買い越し、値上がり銘柄数は1,164、値下がり銘柄数は364と幅広い業種にわたり上昇となったが、出来高は1,555百万株と減少、騰落レシオは100.41%、PERは12.30倍、PBRは0.91倍となっている。16日のNYダウは、スペインのEUに対する支援要請が近いとの見通しから欧州危機に対する不安感が後退したことや「ゴールドマン・サックス」や「ジョンソン・エンド・ジョンソン」、「ユナイテッドヘルス・グループ」などの四半期決算はおおむね市場予想を上回り、企業業績に対する期待感が高まったことから3営業日続伸し13,551ドル(前日比+127ドル)で取り引きを終了した。ただ、引け後発表された「インテル」の決算は減収減益となり、業績見通しも市場予想を下回ったことで2%下落となりこれには警戒は怠れない。また、NASDAQは3,101P(同+36P)と大幅高となり新値3本足は陽転となっている。欧州問題は、EUの財務統合では予算編成介入案が出されるなど調整を始められていること、またこれまで南欧北欧に逃避していたマネーの回帰減少もみられることから目先は終息の方向に向かっており、リスクマネーが株式市場に早晩戻ってくるものとみられる。為替は、ユーロは前述のように不安鎮静化を好感してこの日も買われ対円で一時103円台まで付け102円90銭台のユーロ高円安で引けた。ドルも78円80銭台とドル高円安で引けている。また、金利は上昇し、原油、金は揃って3日ぶりに反発し、欧州株式市場は軒並続伸となっている。一方、上海市場は小幅に反発となり、香港市場は4日続伸したがインド市場は反落となり、ブラジル市場は続伸となっている。日経平均は、この日のNYダウが大幅続伸し、CME日経平均先物も8,780円(大証比+70円)で引けており、17日は8,800円を伺う動きとなろう。ただここ一両日の動きは「ソフトバンク」の急落、急反発に振らされている面もあり、同銘柄の動き如何で引き続き波乱となる場面もあるかもしれない。しかし、相場はほぼ調整完了と考えており、欧州リスクの後退でいよいよ過剰流動性資金が株式市場に流れ込んでくることになり、大方の慎重な見方に反してリスクテーク相場で急反発となる可能性もありそうである。また、個別株ではここ数日間市場の注目を集めているバイオ関連銘柄も物色範囲がかなり広がってきたことでそろそろ警戒水域に来ており、物色対象が他に向いてきそうである。K氏の再出動の噂から大きく下げた「明和産業」も急反発となるタイミング待ち。テーマ銘柄でありながらこのところ220円台まで下げていた「日本橋梁」にも反発の兆しあり。まだ物色の圏外になる「不動テトラ」を始めとする低位建設株も要注目である。また、この日小口の売りで安値を更新している「ダイセキ環境ソリューション」が、同業種の「タケエイ」が好決算を発表したことで急反発する可能性もあるためマークしておきたい。
2012.10.16
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15日の日経平均は、前週末のNYダウの戻りが鈍かったことを受けて、8,517円(前週末比-16円)で始まり為替が一時円高に振れたこともあり8,500円の大台を割り込み8,488円(同-46円)を付けたもののその後円安反転とも相俟って輸出関連株が買いも出されたことで8,595円(同+78円)まで上昇した。その後一時8,550円前後までさげたものの、8,577円(同+43円)と5日ぶりに反発して取り引きを終了した。このところNT倍率は8/29の12.12倍をピークにして低下傾向が続き、前週末に「ファースリテイリング」「ソフトバンク」の急落にもかかわらずTOPIXが上昇したこともあり急低下し底入れの兆しを見せている。これは日経平均以上に個別株が堅調な動きを示していることを物語っており、底入れの兆しが出ているものと言える。また、中国の景気減速で20%減益を発表した「コマツ」が悪材料織り込み済みとして逆に反発してきていることは注目に値しよう。寄り前の外資系証券注文状況は240万株と連日の売り越しだったが、値上がり銘柄数は994、値下がり銘柄数は516となり、出来高は1,623百万株、騰落レシオは100.71%、PERは12.14倍、PBRは0.89倍となっている。15日のNYダウは、9月の小売売上高が前月比1.1%増と市場予想を上回ったこと、「シティグループ」の2012年7~9月期純利益が前年同期比87.6%減だったが、「モルガン・スタンレー」に対する同社との合弁証券会社の株式売却など一時的な要因を除くと27.3%増益だったことを好感して続伸し、13,424ドル(前週末比+95ドル)で取引を終了した。NASDAQも3,064P(同+20P)と7営業日ぶりに反発した。これで先週までの調整局面はいったん終了したとみられ、これからは「インテル」を始めとした大手企業の決算発表が注目される。欧州債務危機や中国の景気減速の影響を大きく受けた7~9月期の業績が底となるか、各企業の通期見通しがカギとなりそうである。為替は、ユーロはこの日も買われ対円で一時102円30銭台まで付ける場面もあったが、スペインの追加支援を巡る不透明感から上値は重かったが101円80銭台のユーロ高円安で引けた。ドルも、「ソフトバンク」による米社買収のためドル資金調達の思惑や好調な米小売売上高の発表を背景に78円80銭台まで買われ、78円60銭台とドル高円安で78円40銭台で引けている。また、金利は上昇し、原油、金は揃って続落し、欧州株式市場は軒並反発となっている。ギリシャの株式市場が8カ月ぶりの高値になっていることにも注目しておきたい。一方、上海市場は様子見の中で小幅反落となったが、香港市場は3日続伸、インド市場はインフレ率が10カ月ぶりに高水準だったものの利下げ期待も強く反発、休場明けのブラジル市場も続伸となっている。日経平均は、この日は一時8/3安値8,513円を割り込んだもののすかさず反発に転じており、前述のように目先は一旦りターンリバーサルの動きが出てきたものとみている。戻りにはまだ懐疑的な投資家が多いが相場は懐疑の中で育つものであることを肝に銘じておきたい。仕手材料株にも底入れ反発の兆しが出ており、K氏の再出動の時期も刻々と迫っている模様である。テーマ銘柄でありながらこのところ220円台まで下げている「日本橋梁」もそろそろ反発に機が熟しているような気がする。また、「不動テトラ」を始めとする低位建設株も忘れてはならない。10/1から株券併合してから音なしとなっている「東洋建設」や「日特建設」の動きも目が離せない。これらの銘柄は併合前の株価に換算するといずれも50円額面割れもしくは額面近辺まで下げている。なお、iPS細胞を材料に購入した「ジャパンティシュエンジニアリング」は主力の「タカラバイオ」や「コスモバイオ」が4日連続STOP高となってきていることから一旦利食うこととした。そして11/1に増益決算発表が予定されている「マースエンジニアリング」の下値を拾ってみたいと思っている。
2012.10.15
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12日の日経平均は、前日のNYダウが続落したが為替が円安に振れたことを受けて、自動車株を始めとする輸出関連株に買い戻氏が入り8,607円(前日比+61円)で始まり直後に8,620円(同+74円)を付けたものの海外事業の減速懸念から「ファーストリティリング」や米通信業者2社の買収を嫌気した「ソフトバンク」が大幅安で始まったことでオプションSQ値が8,517円で決まったことで前場は8,546円(と前日終値まで売られて引けた。後場にはさらに売り込まれ8,516円(同―30円)とSQ値寸前まで売られたが、そこを安値に小戻し下げ幅を縮めたが、8,534円(同-23円)と結局4日続落で取り引きを終了した。しかし、TOPIXは718P(同+4P)と反発して引けており、下げ止まりの感はある。寄り前の外資系証券注文状況は60万株と連日の売り越しだったが、値上がり銘柄数は839、値下がり銘柄数は650となり、出来高は1,731百万株と増加し、騰落レシオは96.37%、PERは12.07倍、PBRは0.89倍となっている。12日のNYダウは、10月の消費者信頼間指数が予想外の上昇となったことで一時13,401ドル(前日比+73ドル)まで買われる場面があったが、金融大手「ウェルズ・ファーゴ」の7~9月期決算が純利益で四半期ベースの過去最高を更新したものの利ザヤが大きく低下したことが嫌気されて株価は下落し、業績が好調だった「JPモルガン・チェース」など他の金融株にも売りが広がったため最終的には13,328ドル(同+2ドル)と小幅反発して取り引きを終了した。NASDAQは3,044P(同―5P)で取引を終えている。為替は、スペインが早期に救済要請をするのではとの思惑でユーロが買われ対円で一時101円80銭を付け101円30銭台で引けた。ドルも小じっかりで78円40銭台で引けている。また、金利は低下し、原油、金は揃って反落し、欧州株式市場も軒並反落となっている。一方、上海市場は小幅反発となり、香港市場は続伸し、インド市場は反落、ブラジル市場は続伸となっている。日経平均はこの日は4日続落とはなったものの8/3安値8,513円は割り込まずに引けており、週明け15日は再度この水準を割り込むことがないかどうかを試す場面があるかもしれないが、維持できればすかさず大幅安となった銘柄から買い戻しが入り、リターンリバーサルの動きが出てくるものとみられる。日本で開催されているIMF総会でも金融緩和政策と成長政策が言及される模様であり、EUが政治統合行程表作りの着手との報もあり、徐々に好材料とみられる話も出始めている。中国でも過去最大の金融緩和実施との話もあり、来週から月末にかけてのリバウンド相場が期待される。これまで何回か取りざたされているK氏の再出動もいよいよ来週にはありそうである。見捨てられている仕手材料株にも要注目。
2012.10.12
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11日の日経平均は、前日のNYダウが続急落したことを受けて、8,514円(前日比-84円)と窓を開けて一気に8/3安値8,513円まで下げて始まったが、そこを安値に急速に買い戻しが入り前場は8,579円(同-17円)と大幅に下げ幅を縮小して引けた。後場に入ってもアジア市場が堅調だったことを受けて8,607円(同+11円)と前日終値を上回って始まったが、今度は円高による企業業績悪化懸念からそこを高値にして一転に急落し寄り値近辺まで下げ、8,546円(同-49円)と3日続落で取り引きを終了した。株式市場が売られた反面為替市場は逆に円安となっており、後場の下げは多分に翌日のSQを意識した先物に対する売り叩きの動きではないかと思われる。寄り前の外資系証券注文状況は340万株と連日の売り越し、値上がり銘柄数は495、値下がり銘柄数は1,014となったが、出来高は1,719百万株と増加し、騰落レシオは90.96%、PERは12.01倍、PBRは0.88倍となっている。11日のNYダウは、朝方は最新週の新規失業保険申請件数が前週比3万件減の33万9000件と予想を大きく下回ったこと、過去3日間で260ドル超下げたため値頃感からの買いも入ったことで13,425ドル(前日比+84円)まで上昇したが、企業業績や終盤となった米大統領選挙の行方など先行き不透明感から次第に売りものに押され13,326ドル(同-18ドル)で取り引きを終了した。NASDAQも3,049P(同-2P)と続落している。この日発表されたソフトバンクの米携帯電話会社買収をめぐる報道を受けてダウ構成銘柄の通信株が売られたことも相場の重しとなっている。 為替は、ユーロはギリシアの1-9月期の財政赤字が縮小したこと、ラガルドIMF専務理事の発言を受けてギリシアの財政再建期間延長期待が強まったこと、EUがバーゼル銀行監督委員会の銀行資本規則の適用を最長で1年間先送りする可能性が強まったことなどが好感され101円30銭台とユーロ高円安となった。ドルも失業保険申請者件数の予想外の減少やソフトバンクによる米企業買収の思惑に絡んだ円売りが出て78円30銭台とドル高円安となっている。また、金利は低下し、原油は反発、金は続伸、欧州株式市場も軒並1%以上の反発となっている。一方、上海市場は3日ぶりに反落したが、香港、インド、ブラジル市場は揃って反発している。日経平均は予想通り8/3安値8,523円に下値を合わせた形で反発に転じてきた。NYダウはやはり大統領の交代の懸念を織り込んだ動きがこの日も出て続落となっているものとみられる。しかし、大統領選はこれからが佳境、終了までは株式市場の底割れはありえないとの見方は変わらず、逆に反転の機を狙うことになるものとみられる。懸念されている米国企業の決算発表についても期待値がかなり低くなっていることでもあり、事前予想を少しでも上回ってこればこれがぷ時ティ部サプライとなってくる可能性もあり注目である。東京市場も明日のオプションSQ通過で売り叩きの動きも一巡するとみられ、G7の会合でも目新しい具体策は出ず評価は低いが、経済失速回避で連携、欧州の危機対応に対する基本認識もされていることからユーロ崩壊が俄かに進む懸念もないものとみられることから目先的には売られ過ぎに是正相場が出てくるものとみている。ここは好業績銘柄中心に積極買いに出たい。この動きは既に新興市場で連日STOP高銘柄が出ている。また、仕手筋が注目するK氏が近々ブログを更新し新たな銘柄を仕掛ける模様であり、現在大きく売られている仕手材料株も突飛高してくる可能性があるので要注目である。また、全く見捨てられた形となり安値に放置されている財投関連銘柄も忘れてはならない。
2012.10.11
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10日の日経平均は、前日のNYダウが続落したことを受けて、8,650円(前日比-119円)と窓を開けて大幅安で始まり、直後に付けた8,660円(同-109円)を高値に上値の重い展開が続いていたが、前日同様引けにかけては先物に売り叩きの動きが出て8,578円(同-191円)まで売られ9,596円(同―173円)と大幅続落で取り引きを終了した。チャート的には9/6安値8,646円を割り込んで三角持合いを下に抜けた形となっているが、もうひとつ前の8/3安値8,513円を割り込まなければ相場が崩れたとは思われず、ここは、SQ前の位取りを狙った売り方の仕掛けによるものと考えられる。寄り前の外資系証券注文状況は500万株の売り越し、値上がり銘柄数は230、値下がり銘柄数は1,334となっている。出来高は1,593百万株と若干増加し、騰落レシオは90.59%、PERは12.08倍、PBRは0.89倍となっている。10日のNYダウは、「アルコア」が前日発表した2012年7~9月期業績は市場予想を上回っていたが、中国の景気減速を背景に今年の世界アルミ需要の予想伸び率を7%から6%に下方修正したことが嫌気され株価が4.6%安となり、。「シェブロン」が、カリフォルニア州の製油所の稼働を年内停止すると発表し、7~9月期の利益が前四半期から大幅に落ち込む見通しと発表し4.2%安となったことで企業業績に対する警戒感が高まって13,344ドル(前日比-128ドル)と3営業日続落し、約1カ月ぶりの安値水準で取引を終えた。NASDAQも3,051P(同-13P)と4日営業日続落となっている。その一方で、「ウォルマート・ストアーズ」が年末商戦に向けた予約販売が好調だと明らかにしたことを受けて、過去最高値を更新している。為替は、仏オランド大統領と西ラホイ首相が欧州銀行同盟の迅速の進展を求めることで合意と伝えられユーロが100円70銭台としっかり。ドルも、78円10銭台となっている。日米欧の株価が下落している割には為替は落ち着いており、これまでのように相場が底割れするような状況にはない。また、金利は低下し、原油は反落、金は4日ぶりに反発し、欧州株式市場は軒並続落となっている。一方、上海市場は続伸し1カ月ぶりの高値となり、香港、インド市場は揃って反落、ブラジル市場は続落となっている。NYダウ急落の背景には、大統領選で劣勢と見られていたロムニー氏がこのところ急速に支持率を回復してきたことで大統領の交代の懸念を織り込んだ動きが出ているとの見方もある。しかし、現政権としてはこのような動きは断固阻止する筈であり、大統領選終了までは株式市場の底割れはありえない。したって言局面での下げは絶好の買い場、東京市場も一両日がヤマ場で、SQ明けから相場は反転上昇するものとみて断固強気で臨みたい。相場はこのところ陽転は売り、陰転は買いとなっており、弱気は損気となる局面である。日経平均の下値目途は8/3の8,513円とみておきたい。
2012.10.10
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8日の東京市場は体育の日で休場。8日のNYダウは、コロンバスディで政府機関などが休みだったため債券・為替市場の大半が休場、経済指標の発表もなく小動きで、高値警戒感による利益確定売りとこれから発表される企業業績への警戒感が出て13,583ドル(前週末比-26ドル)と4営業日ぶりに小反落で取引を終了、NASDAQは、中国の工場におけるストライキを嫌気した「アップル」が下落したこともあり3,112P(同-23P)と続落して引けた。国慶節明けの上海市場が下落したことも慎重な動きに拍車をかけている。米国企業の決算発表のトップは「アルコア」で9日に7~9月期決算を発表する予定。「キャタピラー」、「ヒューレット・パッカード」など世界規模で事業展開する企業を中心に業績見通しの下方修正が相次いでいること、世界銀行が中国などの2012年の成長率見通しを下方修正したことが警戒感に拍車を掛けている。 為替は、前述のように薄商いの中、ドルが対円で78円30銭台とドル安円高となり、ユーロも対円で101円50銭台とユーロ安円高となっている。原油、金は揃って続落、欧州株式市場も軒並反落となっている。また、休場明けの上海市場も下落し、香港市場は6営業日ぶりに反落、インド市場は続落し7月以来最大の下げとなったが、ブラジル市場は続伸となっている。週明けの東京市場は、前日の大半の海外株式市場が下落し、CME日経平均先物が8,800円(大証比-70円)で引けていることから小安く始まるものとみられるが、8日に欧州ではESM(50兆円規模)が正式に発足し、まだ前途多難ではあるがようやく一歩踏み出したこと、日本で世銀、IMF年次総会が48年ぶりに年次総会が開催され、種々の議論がなされることから何か材料が出てくる可能性もある。日本における開催で世界規模で防災対策が議論される可能性もあり、この関連株が物色されるきっかけとなることも考えられる。また、京大の山中教授がiPS細胞初期化でのノーベル賞を受賞したことで再生医療関連銘柄が物色される可能性もある。この観点から安値圏にある「ジャパンティッシュエンジニアリング」には注目しておきたい。しかし、この銘柄は商いが薄い銘柄なので上値を追いかけるとリスクが高くなるので株数をまとめて買うことは難しく慎重な対応は必要である。今週末はオプションSQがあること、日本でも月末にかけて企業決算発表が予定されており、増益銘柄、決算上方修正銘柄が先行して買われる可能性もあることなどから下げたら買いのスタンスが有効とみられる。
2012.10.08
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5日の日経平均は、前日のNYダウが続伸したことを受けて、8,850円(前日比+26円)で始まり日銀政策決定会合の結果に対する期待もあって8,880円(同+56円)まで買われたがその後はもみ合いに終始し、前場は8,861円(同37円)で引けた。ところが日銀からは追加金融政策の発表はなさそうと伝えられると後場寄り付きから一転売り先行となり8,805円(同-19円)まで売り込まれた。しかし、香港を始めアジアの株式市場が堅調で為替も円安傾向となっていたこともあり引けにかけて再度上昇し8,863円(同+38円)と続伸して取り引きを終了した。寄り前の外資系証券注文状況は210万株の売り越しとなり、値上がり銘柄数は961、値下がり銘柄数は520で、出来高は1,484百万株と低調で依然として様子見気分が強い状況となっている。また、騰落レシオも92.61%と増加、PERは12.41倍、PBRは0.91倍となっている。5日のNYダウは、9月の米雇用統計で失業率が7.8%と予想を下回り、2009年1月以来の8%割れとなったことを受けて買いが優勢となり13,661ドル(前日比+86ドル)まで上伸した。しかし、就業者数の伸びがさそれほど大きくなかったことから全面的には信頼できないとの慎重な見方も出て、買い一巡後に株価は伸び悩み、その後一時マイナス圏で推移していたが、引けにかけて再度買いものが入り13,610ドル(同+34ドル)と小幅ながら3営業日続伸となって取引を終了した。一方NASDAQは3,136P(同-13P)と4営業日ぶりに反落した。市場には来週から始まる米主要企業の第3四半期決算発表で業績見通しの引き下げがありそうとの警戒感もあり、株価の上値が抑えられている。為替は、9月の米失業率が8.1%から7.8%と大幅に改善し、2009年1月以来の8.0台割れとなったことを受けてドルが買われ対円で78円60銭台となり、ユーロもECB支援体制が進捗していることで102円80銭台とユーロ高円安が進んでいる。また、金利が上昇する一方原油は反落、金も反落となっている。欧州株式市場は軒並上昇、上海市場は休場だったが、香港市場は5営業日連続上昇し21,000P台を回復し、インド市場は反落したが、ブラジル市場は反発となっている。日経平均は、為替の円安とともにやっと反転の兆しが見えてきたがまだ個別銘柄には安値を更新する銘柄も出ている。直近では特に大型株が下げ渋る半面、中小型株の下げが厳しくなっている。中小型株はいずれもほぼ安値ゾーンに入ってきており買い場とみているが、月末近くの各企業の業績動向も気になるためじっくりと丹念に下値を拾っていくところとみている。特別な悪材料がないまま下げている相場は疑心暗鬼となるものだが、下げに向かい上げたら慎重にというスタンスが肝要と思われる。週明けの相場は、1週間ぶりに取り引きがおこなわれる上海市場の動きに注目したい。
2012.10.05
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4日の日経平均は、前日のNYダウが小反発したことを受けて、8,783円(前日比+37円)で始まりその後一時8,843円(同-8円)と前日終値を割り込んだものの前引けにかけては反発に転じ8,800円台に乗せて引けた。後場は香港、インドの株式市場が堅調だったこと、為替が円安に推移していたことなどを好感し寄付きから買い物を集め、8,865円(同*119円)まで買われる場面もあったがその後は利益確定売りに若干上げ幅を縮めたが8,824円(同+77円)と反発して取り引きを終了した。寄り前の外資系証券注文状況は20万株と小幅ながら買い越し、値上がり銘柄数は1,047、値下がり銘柄数は450となっており、出来高は1,636百万株と若干増加し、売買代金も1兆円を突破し、騰落レシオも86.59%と増加、PERは12.37倍、PBRは0.91倍となっている。この日は自動車株を中心に大型株に買い戻しによる上昇がみられたが、その一方で年初来安値を更新した銘柄も103あり、まだ買い意欲が回復したとは言い難い状況である。4日のNYダウは、ECMドラギ総裁の発言で欧州債務問題の対策が進展するとの期待感が出たこと、がこの日発表された新規失業保険申請件数の増加幅が市場予想を下回ったことや9月の人員削減数が減少し15年ぶりに低水準となったたことを背景に買いが入り、13,575ドル(前日比+80ドル)と続伸して取引を終了した。また、NASDAQも3,149P(同+14P)と3日続伸して引けている。さらに、FOMC議事録で、景気が回復軌道に乗っても金融緩和を続けるとの方針が改めて確認されたことも市場に安心感を与えている。為替は、ECBドラギ総裁が条件が整い次第国債買い支えを実施すると発言したことを好感してユーロは102円10銭台とユーロ高円安となったが、ドルは78円40銭台と小幅ながらドル安円高で引けている。また、金利は上昇し、原油は急反発して90ドル台を回復、金も続伸して11カ月ぶり高値となった。一方、欧州株式市場は英国以外は軒並下落、上海市場は休場、香港市場は小幅ながら4営業日連続上昇して5カ月ぶりの高値を更新し、インド市場も続伸して1年3カ月ぶりに19,000ドル台乗せとなったが、ブラジル市場は3日続落している。日経平均はやっと反転体制に入ってきたがまだ気迷い気分が強い状況である。個別銘柄を見ると先駆して下げていた銘柄が引けにかけて買い戻される動きが出てきており、この動きが継続するかどうかが今後の焦点である。野田改造内閣で経済財政担当大臣に就任した前原氏が就任早々、日銀に対し追加金融対策要請発言をし、日銀の金融政策決定会合にも出席することになったため、これが政策決定に何らかの影響を及ぼすことは決定的とみられる。これを先食いし材料視すれば本格反転上昇につながる可能性もありそうである。5日は連休前の週末でもあり手仕舞い売りも出るかもしれないが、堅調に推移するものとみている。
2012.10.04
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2日の日経平均は、前日のNYダウが反発したことを受けて、8,826円(前日比+30円)で始まり8,843円(同+57円)まで買われる場面もあったがその後は戻りの鈍さにじり安の展開となり、引けにかけては手仕舞い売りも出て薄商いの中下げ足を速め8,786円(同-10円)と3日続落で取り引きを終了した。寄り前の外資系証券注文状況は460万株の買い越し、値上がり銘柄数は406、値下がり銘柄数は1,125となっており、出来高は1,355百万株と低調、騰落レシオも84.50%と低下、PERは12.30倍、PBRは0.91倍となっている。このところの気迷い相場で信用取引買い残も個人投資家の期日による手仕舞い売りにより4週間連続で減少している。2日のNYダウは、スペインが今週末にもEUに支援を要請するとの一部報道を受けて買いが先行したが、その後ラホイ同国首相がこの報道を否定したためマイナスに転じ、週末の雇用統計待ちの姿勢も強まって13,482ドル(前日比―32ドル)と反落して取引を終了した。一方、NASDAQは引け際に「アップル」が急速に戻してきたことを受けて3,120P(同+6P)と3営業日ぶりに反発して終了した。個別銘柄では、年末商戦の売り上げが伸び悩むとの予想を受け小売り関連株がさえず、来週から発表される主要企業の第3四半期決算の下方修正懸念も出始めている。 為替は、スペイン支援問題が取りざたされたがユーロはほとんど反応せず、100円90銭台のユーロ高円安としっかり。一方ドルも、78円10銭台閉じ小幅ながらドル高円安で引けている。また、金利は上昇し、原油は在庫増を嫌気し4日ぶりに反落、金もはんらくとなっている。欧州株式市場は軒並反落、上海、香港、インド市場は揃って休場、ブラジル市場は反落となった。野田改造内閣が発足したが、国家戦略相に就任した前原氏が日銀に対し早速円高対策として更なる金融緩和を要請する姿勢を見せ、為替もこれを好感して円安方向に進む気配が出てきた。ドルの対円78円以上、ユーロの対円100円以上は上値の抵抗ラインとなる様相を見せ始めている。ユーロも一時崩壊に危機まで懸念されたことを考えれば、不安感が払拭され始めた現状では相場にこの悪材料は既に入りこみ済みで、今後は何らかのきっかけ次第で反転の機を伺う可能性が高いものとみている。この日は日経平均は引けにかけて下げたものの低位建設株にはしっかりしているものが出始め、為替の円高反転で輸出関連株にも下値買いが入り始めている。米国の9月新車販売台数が前年比+14%と増加し、特に「トヨタ」「ホンダ」などが大きく伸びており、自動車株にも買いが入ってク可能性もありそうである。いずれにせよ、この下値もみ合い場面はじっくり仕込むチャンスとみている。新興市場の業績好調株にも要注目である。
2012.10.02
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1日の日経平均は、前週末のNYダウが反落したことを受けて、8,815円(前週末比-55円)で始まり直後につけた8,829円(同-41円)を高値にしてじり安の展開となり、後場には8,759円(同-111円)まで売られた。引けにかけては小戻したものの8,796円(同-73円)と続落し8,800円台割れで取り引きを終了した。寄り前の外資系証券注文状況は370万株の売り越し、値上がり銘柄数は419、値下がり銘柄数は1,109となっており、出来高は1,373百万株と低調、騰落レシオは86.08%と低下、PERも12.33倍、PBRは0.91倍となっている。個別銘柄も薄商いの中で値を消す銘柄が増え、年初来安値銘柄は127と1カ月ぶりの高水準となっている。1日のNYダウは、朝方発表された9月のISM製造業景況指数が、4カ月ぶりに景気拡大・縮小の境目となる50を上回ったことを受けて、この数カ月間減速が目立っていた製造業が再び米景気のけん引役になるとの期待が広がり一時+161ドルとなる場面もあった。バーナンキ議長が講演で、雇用市場の見通しが改善するまで金融緩和を続ける方針を改めて示したことも安心感を与えた。しかし、後半はハイテクセクター中心に売り物が増え、13,515ドル(前週末比+77ドル)で取引を終了した。一方、NASDAQは3,113P(同-2P)と小幅続落して取引を終了した。為替は、先週末に発表されたスペインの銀行に対するストレステストがまずまずだったことでスペイン国債の金利が低下し、これを受けてユーロが再び買い直されて一時101円台まで上昇し100円50銭台のユーロ高円安で引けた。一方ドルは、78円00銭前後で推移している。また、金利は低下し、原油は3日続伸、金は反発して一時昨年11月以来に高値まで買われた。欧州株式市場は軒並反発している。一方、上海、香港市場は中国の国慶節で休場、インド市場は続伸し1年3カ月ぶりの高値となり、ブラジル市場は3日ぶりの反発となった。欧州問題は相場にはかなり織り込まれ、すぐにユーロ崩壊という事態になるようなことはなさそうであり、米国も大統領選前で波乱が起きる要素は少ない。問題は中国だが、今週一杯は国慶節で市場は休場なので悪材料が出てくる可能性も少ないとみられる。国内も民主党、自民党の代表、総裁選が終了し、野田改造内閣も発足したことから政治的にも一時的には小康状態になる。全体的に落ち着いた状況になればQE3の効果が出始める可能性もあり、市場も政策関連銘柄の個別株物色が出てくる可能性もあろう。ここは、安値を丹念に買い仕込んでゆくチャンスとみている。期日売りにいされ安値圏にある公共関連銘柄の狙い打ちにも妙味はありそうである。
2012.10.01
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