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31日の日経平均は、前日のNYダウが大幅反落となり1カ月ぶりに安値となったことから8,891円(前日比-92円)と25日移動平均(8,927円)を割り込んで大幅安で始まりその後買い戻しに8,933円(同-50円)まで戻したものの長続きはせず、前場は寄り値を割り込んで引けた。200日移動平均(8,978円)をも割り込んできたことで後場に入るとさらに下げ幅を拡大し、アジア市場が続落となったこともあって8,839円(同-143円)と大幅続落しこの日の安値で取引を終了した。寄り前の外資系証券会社の注文状況は20万株の買い越し、値上がり銘柄数は286、値下がり銘柄数は1,270となり、出来高は1,585百万株となっている。騰落レシオは101.22%、PERは12.29倍、PBRは0.90倍となっている。さすがにこの日は一転弱気筋が台頭、個別銘柄もほとんど軒並安の状況となった。31日のNYダウは、注目のバーナンキ議長の講演では、市場が期待していた追加量的緩和に向けて踏み込んだ発言がなかったことで発言後二は一旦下げる場面があったものの雇用情勢に懸念を示し大きく悪化すれば行動すると発言したことで追加金融緩和への期待感が残り、反発し13,151ドル(前日比+151ドル)まで買われ13,090ドル(同+90ドル)で取り引きを終了した。NASDAQも3,066ドル(同+18P)で取引を終了している。なお、来週は3日がレーバーデーで休日となり、取引は4日から再開される。 為替は、この日はスペイン問題再燃でユーロが売られ対円で98円20銭台で終わったが、ドルは、様子見気分強く揉み合いながら対円で78円60銭台で推移している。また、金利は低下し、原油は続落、金も3日続落し、欧州株式市場は、英国は続落となったが独、仏は反発となっている。上海市場は続落で2009年2月以来の安値を更新し、香港市場も3日続落で2009年4月以来の安値となり、インド市場も反落となったが、ブラジル市場も続落となっている。、バーナンキ議長はやはり巧妙である。QE3への踏み込んだ発言は避けつつも市場の期待感はつぶさず、前日下げていた反動もあり相場はやはり反発に転じてきた。これで今後の米国の経済指標発表と来週のFOMCまで期待感が先延ばしされた形となった。もう一つの懸念材料である欧州問題の目先の最注目点はECBによる債券買い入れ計画に対する不透明感であるが、これも来週のECB理事会で正式に決議されるものと見られている。また、中国の景気低迷は首脳の交代で強力なテコ入れ対策が打たれる可能性があり、下期に向かっては好材料が出てくる可能性がある。前述のように日経平均はチャートから見れば25日線を割り込んで短期下落トレンドとなり、200日線を割りん込んで中期波動も下落トレンドを示してきており弱気筋が台頭、9月のメジャーSQを控えて来週は売り方、買い方の駆け引き相場がみられよう。本日のNYダウが大幅反発し、CME日経平均先物が8,890円(大証比+70円)で引けていることでもあり、週明け月曜はどこまで戻れるかがその後の相場展開を占うポイントとなろう。
2012.08.31
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30日の日経平均は、前日のNYダウが小反発したものの米QE3実施への不透明感が強まり9,062円(前日比-6円)と小安く始まりそこを高値にして下げ、前場は再度一時9,000円割れ9,000円前後でもみ合う展開となっていた。その後上海市場が年初来安値を更新してきたこともあって後場に入ると一段安となり8,960円(同-109円)まで下落し8,983円(同―86円)と反落して取引を終了した。寄り前の外資系証券会社の注文状況は170万株の買い越し、値上がり銘柄数は354、値下がり銘柄数は1,196となり、出来高は1,346百万株とまた減少してきている。騰落レシオは110.62%、PERは12.49倍、PBRは0.92倍となっている。中国の景気減速が鮮明となってきたことで為替に次いで景気敏感株の下げも目立ち始めた。前日STOP高となった「ルネサステクノロジー」も朝方高値335円(同+27円)まであったが引けは289円(同-19円)、注目の「シャープ」も予想通り前日に高値は抜けず227円(同-3円)で引けている。「ルック」も716円(同-18円)と反落し、南海トラフ地震発生時の想定被害額発表で朝方123円(同+8円)まであった「不動テトラ」も114円(同-1円)で引けている。30日のNYダウは、ユーロ圏諸国の景況感指数やドイツの雇用統計が低調だったほか、スペインのラホイ首相が、ユーロ圏諸国への財政支援は正式な条件が決まるまで要請しないと述べたと伝わりスペイン債務問題が再燃したことや、翌日のバーナンキFRB議長の講演に対する期待感の後退を背景に急落し一時、取引時間中としてほぼ1カ月ぶりに1万3000ドルの節目を割り込み、13,000ドル(前日比ー106ドル)で取引を終了した。NASDDAQも3,048P(同―32P)で取引を終えている。為替は、この日はスペイン問題再燃でユーロが売られ対円で98円20銭台で終わったが、ドルは、様子見気分強く揉み合いながら対円で78円60銭台で推移している。また、金利は低下したが、原油は続落、金も3日続落となっている。欧州株式市場は、揃ってマイナスとなっている。上海市場はこの日も年始来安値を更新し、香港市場も続落、インド市場は5日ぶりに反発したが、ブラジル市場は反落となっている。、この日の下げで日経平均は一時200日移動平均(8,977円)を一旦割り込む場面もあったがかろうじてこれを上回って引けている。夜間取引で8,900円まで売り込まれ1/3押しの水準まで既に下げており、CME日経平均先物が8,915円(大証比-55円)で引けていることから、月末31日の相場は8,900円の攻防となりそうである。その下は1/2押しが8,785円、2/3押しが8,630円となっているので目先はこの辺を意識した相場展開となりそうである。やはり注目は、ジャクソンホールにおけるバーナンキ議長の講演だが、これまでの同氏の対応を見ているとかなり市場の動きを意識しているので、講演前に下げていることでもありQE3の実施に何らかの言及をするのではないかと思われる。相場は常に先食いして動くと言う習性を考えても言及なしを見越しての下げであれば講演後は逆の反応を示す可能性あるので注目しておく必要があろう。また、欧州問題も独西会談でスペインが支援条件が明確になるまでは要請しないという発言で債務懸念再燃ととらえ、ユーロが売られ議みであるが、この辺は相場はある程度織り込み済みであり、余程想定外の危機の高まりが出てこない限り、大きく崩れる可能性は少ないのではないかと考えている。
2012.08.30
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29日の日経平均は、前日のNYダウが小反落となったもののNASDAQは続伸となり、為替が円安基調となっていたことや前日に一時9,000円の大台割れがあり、目先底入れ感から買い戻しが先行したことで9,045円(前日比+12円)と小高く始まり、直後に9,033円(同変わらず)と前日終値水準まで付けたもののそこを安値として反発し9,070円前後まで買い戻された。しかし、その後は再度9,040円の寄り付き水準まで前後まで売られたが、この日の安値を割り込まないまま反発に転じた。後場に入ると最近急落した銘柄を中心に買い戻しが進み前場高値を更新して9,073円(同+40円)まで買われ9,069円(同+36円)と反発して取引を終了した。寄り前の外資系証券会社の注文状況は100万株の買い越し、値上がり銘柄数は994、値下がり銘柄数は509となり、出来高は1,402百万株となっている。騰落レシオは122.64%と120%台に乗せ、PERは12.58倍、PBRは0.93倍となっている。この日の反発の主役となったのはルネサステクノロジーで308円(同+80円)とSTOP高となり、注目の「シャープ」も240円(同+25円)まであって230円(同+15円)で引け、ほぼ目標達成となっている。これに連れて「ソニー」も923円(同+20円)、「ルネサス」の親会社「NEC」も114円(同+7円)となっている。また、旬日調整となっていた「ルック」が734円(同+54円)と急反発し、「般若の会」がブログを更新するとの噂から他の仕手株にも上昇するものがめだった。しかし、復興関連の指標としてみている「不動テトラ」は115円(同-2円)となり、ぱっとしなかった。29日のNYダウは、同日発表された4~6月期の米国の実質GDP改定値が前期比1.7%増と速報値から上方修正され、地区連銀景況報告でほとんどの地域で景気の緩やかな拡大が続いたと公表されたが、いずれも市場の想定の範囲内として影響せず、月末のバーナンキFRB議長の講演を前にした様子見姿勢から閑散とした取引で小動きに終始し、13,104ドル(前日比+4ドル)とわずかに反発して取引を終了した。NASDAQも3,081P(同+4P)で終了した。為替は、この日はユーロは小安く対円で98円50銭台で終了、ドルは様子見気分強く対円で78円50銭台で引けている。また、金利は上昇したが、原油は再度反落、金は続落となっている。欧州株式市場は、揃ってマイナスとなっている。上海、香港市場は揃って反落し、インド市場は4日続落、ブラジル市場は反発となっている。、日経平均は前日ザラ場で9,000円割れとなったことでにの日は売りこみ株を中心にリバウンドとなっているが、日足をみると上値、下値ともに切り下げる形となっており、あまり良いチャートではない。これで戻りきれずに再度9,000円割れとなってくると今度は8/20につけた9,222円が7/4高値9,136円とのダブルトップと言う形になってしまう恐れが出てくることから目先は要警戒と言える。ここは新規投資は引き続き慎重姿勢とし、少し様子を見たいところである。
2012.08.29
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28日の日経平均は、前日のNYダウが小反落となったもののCME日経平均先物が9,100円(大証比+20円)で引けていたことからこれにさや寄せする形でこの日も9,138円(前日比+53円)と9,100円台で始まり、直後に9,140円(同+55円)の高値を付けた後、円相場、アジア株が軟調な動きを示していたことを材料に、海外ヘッジファンド筋の仕掛け売りで後場には一時9,000円大台を割り込み8,988円(同―97円)まで売り込まれた。引けにかけては小戻したものの、9,033円(同-52円)と反落して取引を終了した。寄り前の外資系証券会社の注文状況は70万株の買い越し、値上がり銘柄数は253、値下がり銘柄数は1,311とほぼ全面安となったが、出来高は1,629百万株と少し増加している。騰落レシオは114.03%、PERは12.52倍、PBRは0.92倍となっている。日経平均がこの日はザラ場でついに9,000円大台を割り込み、9月のメジャーSQを睨んで出来高の回復とともに売り仕掛けの動きに警戒を要する局面となってきた。ここ数日、朝高引け安となる陰線が続いていることで上値も重さが意識されるようになると、下値が出やすくなるものである。この中でここ数日リバウンドを期待してきた「シャープ」が215円(同+18円)で引けている。鳴海精密工業の出資を材料としてチャート上の穴埋め260円を目指すとの見方も出ているが、あまり欲張らず230円前後での利食いが肝要であろう。しかし、復興関連の指標としてみている「不動テトラ」も117円(同-6円)で引けているのは残念である。また、仕手株の先導役である「ルック」は680円(同+9円)と反発しているが、この動向も注目されよう。海外情勢は不透明でチャート的には弱い動きが目立ち始めたことで目先は少し警戒姿勢でみていきたい。28日のNYダウは、8月の米消費者信頼感指数は9カ月ぶり低水準となったことで売り先行で始まったが、6月の大都市の住宅価格指数は市場予想を上回る上昇となり、持続的な回復を示したことを受けて小戻し前日終値を挟んだ小動きに終始する形となり、13,102ドル(前日比-21ドル)と小幅続落して取引を終了終了した。一方、NASDAQは3,077P(同+3P)と3営業日続伸となった。市場は、やはり週末のジャクソンホールで行われるバーナンキFRB議長の講演に注目しており、それまでは見送り姿勢が続きな気配である。為替は、この日はユーロが小じっかりとなり98円60銭台で終わったが、ドルは、様子見気分強く揉み合いながら対円で78円50銭台で引けている。また、金利は低下したが、原油は4日ぶりの反発、金は逆に4日ぶりの反落となっている。欧州株式市場は、揃ってマイナスとなっている。上海市場は連日の大幅下げからリバウンド気運で上昇、香港市場も小幅反発、インド市場も反発、ブラジル市場も3日続落となっているとなっている。、国内景気見通しも10カ月ぶりに下方修正され見通しが不透明となっているが、これは海外要因のみならず折角予算取りされている復興関連予算に未消化といなっているものが多いという政府の対応に問題がありそうである。いよいよ選挙シーズ入りで与野党とも有権者に対し前向きな姿勢を示す可能性があり、この後の上昇に当たってはその週の材料が支援することになりそうである。しかし、目先は前述のように一寸要警戒ゾーン入り。強気姿勢は堅持しながらここしばらくは慎重姿勢で下値目途を見極める必要がありそうである。
2012.08.28
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27日の日経平均は、前週末のNYダウが反発したことを受けて9,140円(前週末比+70円)と9,100円台で始まり、直後に9,150円(同+80円)の高値を付けたもののその後は上海市場が大幅に下落したことを受けてじり安の展開となり、9,084円(同+13円)まで上げ幅を縮小し9,085円(同+14円)と小幅反発して取引を終了した。寄り前の外資系証券会社の注文状況は160万株の売り越し、値上がり銘柄数は560、値下がり銘柄数は923、出来高は1,096百万株と8/13以来の低水準で無気力相場となっている。騰落レシオは119.10%、PERは12.66倍、PBRは0.94倍となっている。日経平均のこのところ結果としては9,100円の出没を繰り返している。個別銘柄でもこの日は薬品会社や電鉄、小売り会社株の一部には引き続き年初来高値を更新するものが出ており、復興関連の指標としてみている「不動テトラ」も123円(同+2円)引けとなっている。一方、仕手株の先導役である「ルック」は671円(同-8円)と続落となっているが予断は許さない。また、先日、目先229~30円目標で注目とした「シャープ」は204円(同+12円)があって197円(同+5円)で引けている。27日のNYダウは、この日は経済指標の発表がなく目新しい手掛かり材料が乏しかったことや週末にジャクソンホールでのバーナンキ議長の講演待ちの気運が強く方向感に欠ける展開となっていたが、中国景気の減速懸念で上海市場が大幅安となったことから次第に売り物が嵩み13,124ドル(前週末比-33ドル)と小幅反落して取引を終了した。一歩、NASDAQは、サムスンとの係争で勝訴した「アップルコンピュータ」が上場来高値を更新しこれが他の銘柄のけん引役となり、3,073P(同+3P)と続伸して取引を終了した。為替は、ドルが、この日も政策期待から小じっかりとなり対円で78円70銭台のドル高円安で引けている。一方、ユーロは小動きで98円40銭台となっている。金利は低下したが、原油は3日続落、金は3日続伸している。欧州株式市場は、英休場、独、仏は揃って上昇となった。上海市場は景気減速懸念から年初来安値を更新、香港市場も反落、インド市場も1年ぶりの大幅安に見舞われている、アジア市場は軒並下落となっている。また、ブラジル市場も3日続落となっている。国内を見ると、明日にでも参議院で野田総理の問責決議案提出の動きがあり、いよいよ選挙シーズ入りとなってくる。相場の反発気運を背景にして、昨年3月の大震災以降何回も手掛けられながら調整場面を余儀なくされているが、9月はそろそろ動き出すタイミングとみているものとみている。公共投資関連株のこの押し目は拾っておく場面と思われる。
2012.08.27
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24日の日経平均は、前日のNYダウが大幅続落となったことを受けて9,069円(前日比-109円)と9,100を大幅に割りこんで始まり、9,045円(同-133円)の安値まで売り込まれたが、そこで踏みとどまり、その後、小戻して9,090円(同―88円)まで下げ幅を縮小した。後場に入るとアジア市場が下落したものの為替が落ち着いていたこともあって揉み合う展開となり、9,070円(同―107円)で取引を終了した。値上がり銘柄数は392、値下がり銘柄数は1,132と幅広い銘柄が値下がりし、出来高は1,188百万株と引き続き低調で、売買代金も今年4番目の少なさとなっている。騰落レシオは112.81%、PERは12.69倍、PBRは0.93倍となっている。前日の日経平均が大幅高となっていたこともあり、NYダウの下げに対しても9,000円の大台を割り込みことなく引けており、調整の範囲内にとどまっている、個別銘柄では、この日は米欧株安で景気への警戒感が再燃し、工作機械など景気敏感株の下げが目立った。復興関連の指標としてみている「不動テトラ」も121円(同-6円)で引けており、足踏みした形となっている。また、仕手株の先導役である「ルック」も679円(同-34円)と続落しており買い方の動向が注目される。相場の地合いが弱かったこともあり、注目銘柄の「東邦チタニウム」が、カンタス航空が米ボーイング35機の購入を取りやめるとの報で921円(同―40円)となっており、今後の動向は気になるところである。24日のNYダウは、FRBのバーナンキ議長が議会に宛てた22日付の書簡でさらなる行動を取る余地があると指摘し、FOMCでも委員の多くが早期の金融緩和が妥当との考えを示していたことが議事要旨で明らかになったことから、緩和期待を背景に買いが優勢となり13,157ドル(前日比?100ドル)と5営業日ぶりに上昇して取引を終了した。NASDAQも3,069P(同+16P)で取引を終えた。また、ECBが新たな国債購入策で利回り幅の目標設定を検討しているとの一部報道も市場の安定につながるとの見方から買いを支援した。ただ、来週末のジャクソンホールの会合結果を見たいとの機運が強く商いはあまり盛り上がっていない。 為替は、7月の米耐久財受注を受けて金利が上昇したことを受けてドルは対円で78円60銭台まで下げドル安円高で引けている。金利は前日のように小幅上昇、原油は戦略備蓄放出を材料に続落、金はQE3早期実施期待により続伸となっている。欧州株式市場も総じて上昇となっていたが、上海市場、香港市場、インド市場は揃って反落、ブラジル市場も続落となっている。日米ともに商い薄で様子見気分が強い動きとなっているが、値持ちは良いことから基調に大きな変化はなく、当面やはり米追加金融緩和が目先の最注目点となろう。週明け27日の日経平均は、週末のCME日経平均先物が9,115円(大証比+55円)で引けていることから再度9,100円台に切り返してくるものとみられるが、環境が不透明なため目先の変動を狙った個別株物色の動きが続くものとみられる。この中で、国内情勢では、いよいよ総選挙の実施時期が迫り、選挙関連銘柄が動いてくる可能性があり、崩れた感のある仕手材料株の動きも侮れまい。
2012.08.24
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23日の日経平均は、前日のNYダウが続落となったことを受けて9,080円(前日比-51円)と9,100を割りこんで始まり、直後に9,062円(同-43円)の安値を付けたもののその後は米追加金融緩和期待を背景にして先物に押し目買いが入り、9,100円台を回復し9,130円と前日終値水準で前場の取引を終了した。後場に入るとアジア市場が反発に転じてきたこともありさらに上昇し、9,194円(同+63円)と前日高値水準まで買われ9,178円(同+46円)と3ヵ月半ぶりの高値水準で取引を終了した。TOPIXも小幅高となって入るが、NT倍率は12倍となって2004年以来12年ぶりの高水準となり、当時その後ITバブルで相場が急落したことを想起し、警戒感を強めるコメントも出てきている。寄り前の外資系証券会社の注文状況は280万株の売り越し、値上がり銘柄数は775、値下がり銘柄数は700、出来高は1,389百万株と引き続き低調だった。騰落レシオは109.95%、PERは12.81倍、PBRは0.94倍となっている。日経平均のこの日の動きを見る限り9,000円トビ台には下値抵抗感があるように見える。しかし、この日の安値は前日安値を下回り、高値は一昨日高値を上回れなかったことからこれをとらえて目先弱気の見通しをする向きもあるが、終値では8/20の戻り高値を超えていることもあり、相場は上に行きたがっているものとみている。個別銘柄でもこの日は薬品会社や電鉄会社の一部には引き続き年初来高値を更新するものが出ており、復興関連の指標としてみている「不動テトラ」がこの日も127円(同+4円)とこの日の高値で引けていることにな注目しておきたい。一方、仕手株の先導役である「ルック」は713円(同-6円)と小幅続落となっているが、信用取引の売り残は積み上がってきており、いつまた買い仕掛けが出るかわからない情勢にある。また、時折突飛高を演じる「宮越HD」がいきなり買いものを集め329円(同+40円)で寄り付き314円(同+25円)で引けていることなどを見ると他の仕手材料株の動きからも目が離せまい。23日のNYダウは、前日引け後に発表されたヒューレッドパッカードの決算で四半期決算で過去最大の赤字を計上したことが嫌気され、業績見通しも引き下げらたことを受けて売り先行で始まり、その後、FOMCで追加緩和に積極的な姿勢が示されたが一部理事には慎重意見を見られたとつたえられたこと、7月の米新築住宅販売も前月比3.6%増と好調だったことで緩和期待が急速に後退したことを嫌気して売り込まれ、13,057ドル(前日比-115ドル)と4営業日続落して取引を終了した。また、NASDAQも3,053P(同-20P)と反落して終了した。信用不安を抱えるスペイン政府が支援要請に関する最終決断を下してないと報じられたことでリスク回避の姿勢が強まったことも下げに拍車をかけている。為替は、この日も米の追加緩和問題でドルが一時対円で一時77円70銭まで急落した後78円40差円台まで戻したが結局小幅ながらドル安円高で引けている。一方ユーロは落ち着いた動きで98円50銭台となっている。金利は低下したが、原油は3日ぶりに反落、金は反発し4カ月ぶりの高値となっている。欧州株式市場は高安まちまちの動き、上海市場、香港市場は揃って反発、インド市場も小幅反発となったが、ブラジル市場は反落となっている。当面やはり米追加金融緩和が目先の最注目点。前日も述べた8/31のジャクソンホールにおけるバーナンキ議長の講演の雪絵を気にしながら24日の日経平均は週末整理売りも巻き込み下値模索の展開となろう。
2012.08.23
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22日の日経平均は、前日のNYダウが小小幅続落となったことを受けて9,150円(前日比-6円)で始まり、直後に9,162円(同+6円)の高値を付けた後、CTAの売り仕掛けが入り9,100円台を割り込み9,075円(同―81円)まで売られ前場は安値圏で取引を終えた。しかし、後場に入ると押し目買いも入りすかさず9,100円台まで引き戻され9,132円(同-25円)と下げ幅を縮小して取引を終了した。寄り前の外資系証券会社の注文状況は20万株の売り越し、値上がり銘柄数は492、値下がり銘柄数は965、出来高は1,233百万株と引き続き低調だった。騰落レシオも114.45%、PERは12.78倍、PBRは0.94倍となっている。出来高薄の中で日経平均には下値抵抗感が見られている。個別銘柄ではこの日は薬品などに年初来高値を更新するものが出ている。復興関連の指標としてみている「不動テトラ」も119円(同-5円)と120円を割る場面もあったが123円(同-1円)と小幅下げで引けている。一方、仕手株の先導役である「ルック」は逆に760円(同+27円)まで買われる場面もあったが719円(同-14円)と続落となっている。また、業績悪で160円台まで売り込まれていた「シャープ」も国内メガバンクが金融支援する方針を打ち出したこともあり落ち着きを取り戻し始めたので、220~30円前後への戻りはあるかもしれない。22日のNYダウは、日本の貿易収支が欧州、中国向けの輸出が落ち込み、大幅な貿易赤字を記録したことで米景気に対する不安も広がり、序盤は売り先行で始まり、13,120ドル(前日比ー83ドル)まで下げる場面もあったが、午後に入ってFOMC議事要旨で追加金融緩和に意欲的な姿勢が示されたことから下げ幅を縮小し、13,172ドル(同-30ドル)と2営業日続落ながら小幅安で取引を終了した。一方、NASDAQは、3,073P(同+6P)と反発して取引を終了している。為替は、米の追加緩和観測からドルが急落し対円で一時78円20銭まで下げ78円50差円台のドル安円高で引けている。これに連れてユーロも98円50銭台のユーロ安円高となっている。従って、金利は低下したが、原油は続伸、金は6日ぶりに反落となっている。欧州株式市場も揃って反落、上海市場も反落、香港市場も3日続落となり、インド市場も反落となったが、ブラジル市場は反発となっている。米追加金融緩和が目先の最注目点となっているが、折から8/31にジャクソンホールでのバーナンキ議長の講演が予定されており、昨年その席上で発表されたQE2がその後の相場の上昇のきっかけとなっただけに本年もQE3に発表に期待が集まっている。これに対する思惑に日経平均の動きも左右されそうだが、この日のCME日経平均先物が9,075円(大証比-35円)で引けていることから、23日は再度下値を確認する動きとなることが予想される。しかし、9,000円を割り込んで来ない限り強気方針は堅持したい。
2012.08.22
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21日の日経平均は、前日のNYダウが小安かったことを受けて9,165円(前日比-6円)で始まり、9,146円(同-25円)まで売られる場面もあったがその後は徐々に押し目買いが入り、後場には9,196円(同+25円)まで買われた。しかし、欧州債務問題を懸念する一部の投資家から大引け間際に先物に大口の売り物が出されて値を下げ9,156円(同-14円)と小幅反落して取引を終了した。寄り前の外資系証券会社の注文状況は50万株の売り越し、値上がり銘柄数は922、値下がり銘柄数は586、出来高は1,231百万株と低調だった。騰落レシオも112.51%、PERは12.82倍、PBRは0.94倍となっている。日経平均は小反落で引けたもののTOPIXは小幅反発で、食品、鉄道など38銘柄が年初来高値を更新しており、個別株を見る限り堅調地合いが続いていると言える。前日に続き復興関連の指標としてみている「不動テトラ」はこの日も続伸し130円(前日比+9円)間で買われ124円(同+3円)引けとなり、国土強靱化関連の「日本橋梁」も312円(同+19円)まで買われ304円(同+11円)で引けている。一方、仕手株の先導役である「ルック」は733円(同-25円)と続落となっており、小休止の状態である。21日のNYダウは、スペインの国債入札が順調だったと受け止められたことや、ECBによる国債買い取り策実施への期待感などを受け、欧州株が上昇した流れを受けて金融株を中心に朝方から買いが優勢となり、足元の良好な経済指標などを背景に米景気の先行きに対する不安が後退していることもあって、一時13,330ドル(前日比+66円)まで上昇し、5月に付けた取引時間中の年初来高値に約8ドルの水準に迫る場面もあった。しかし、買い一巡後は利益を確定する動きが広がり、ハイテク株やエネルギー株を中心に売られる展開となり、結局13,203ドル(同―68ドル)と続落して取引を終了した。NASDAQも同様に3,067P(同―8P)で終わっている。 為替は、ユーロはこの日はまたECBによる債務危機対策が9/6のECB理事会で可決されると言う期待感から98円80銭台と円安ユーロ高となったが、ドルは対円で79円20銭台と小幅なドル安円高となっている。金利は低下し、原油はすかさず反発、金も5日続伸となり揃って3カ月ぶりの高値となっている。欧州株式市場も揃って上昇、上海市場は反発したが、香港市場は続落となり、インド市場は上昇、ブラジル市場は反落となっている。相場は高値圏ながら依然として欧州問題をにらんだ動きが続いている。スペインとイタリアに対するよう支援額は8,300億ユーロ必要とみられているが、欧州救済基金の資金量は5,000億ユーロしかなく不十分との見方もあり、常にこの懸念が頭をもたげてくる。前日のECB理事会が9/6、独の憲法裁判所における基金設立の是非に対する判決も9/12に予定されていることもあり、今後も折に触れて相場の波乱要因として浮上してくることから、日経平均の10,000円目標は不変ながら、強気一辺倒にはならずポジション管理は怠らないようにしておきたい。上値は追わず押し目を買うことを心掛けたい。
2012.08.21
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20日の日経平均は、前週末のNYダウの高値更新と為替の円安基調を受けて9,202円(前週末比+39円)で始まり、9,222円(同+60円)まで買われ5/8高値を更新した後前場は高値圏でもみ合う動きとなっていた。しかし、後場に入ると国内投資家から利益確定売りが出されて9,150円(同―11円)までストンと下げたもののすかさず押し目買いが入り9,171円(同+8円)と3日続伸して取引を終了した。寄り前の外資系証券会社の注文状況は30万株の買い越し、値上がり銘柄数は626、値下がり銘柄数は880、出来高は1,319百万株と低調だった。騰落レシオも107.63%、PERは12.81倍、PBRは0.94倍となっている。この日は野村の日本株投信1,200億円の設定があったものの、先回り買いを入れていた投資家の利益確定売りに下げる場面もあったが、先物市場における上下動に過ぎず、現物株の商い増にはつながっていない。また、円安一服感で輸出関連株への買い戻しも手控えられる動きとなる中、復興関連の指標としてみている「不動テトラ」が121円(前週末比+7円)と上昇してきたことが目に付いた。この動きが低位建設株物色に繋がっていくのか注目をしてみておきたい。仕手株の先導役である「ルック」は758円(同-17円)と小反落となっているが、逆日歩が5銭つき、貸借倍率も0.81倍となっており引き続き踏み上げ相場が期待されている。20日のNYダウは、独連銀がECBの債務危機に陥ったユーロ圏諸国国債の購入に批判的な姿勢を示したこと、独誌シュピーゲルが同国債買い取りに当たりECBが利回りに上限目標の設定を検討していると報道したことなどを嫌気し13,230ドル(前週末比-40ドル)まで下げる場面もあったが、米国独自の材料がなく方向感のない動きで13,271ドル(同-3ドル)と最高値を目前にほぼ変わらずで取引を終了した。NASDAQも「アップル」が上場来高値を連日で更新した一方、「フェイスブック」が上場来安値を更新するなど高安マチマチの動きで3,076P(同-0.38P)で取引を終了している。為替は、ユーロが前述のようなECBの買い取りを巡る夜半材料もあったが、それほど大きな材料とはならず対円で97円90銭台と小幅な円高ユーロ安、ドルも対円で79円30銭台と小幅なドル安円高となっている。金利は低下し、原油は5日ぶりに小反落し、金は続伸、欧州株式市場は軒並小反落となっている。また、上海、香港株式市場も揃って小反落、インド市場は高値もみ合い、ブラジル市場は反発となっている。日経平均はついに5/8高値9,207円抜けとなり、その後利益確定売りに小反落となったが当然の調整場面とみられる。海外市場も大きな材料がなく小動きとなっていることでもみ合う展開も予想されるが、商い薄の中すんなりとい9,350円までの窓埋めをしてくる可能性もある。冒頭でも述べたが、相場が天井を打つのは高値圏で大商いをするのが常。この日のように出来高が低水準の状況で天井打ちとなることは考えられない。ここは、やはり、売り残の多い株の買い戻しが進み、大商いをするまでは弱気になる必要はなさそうである。10,000円台乗せに向けての上昇相場は不変とみている。
2012.08.20
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17日の日経平均は、前日のNYダウの上昇と為替の円安基調を受けて9,120円(前日比+28円)で始まり、利益確定売りに9,097円(同+5円)まで値を下げたものの前日の終値は割りこまず、そこを安値にして再上昇し、前場は9,149円(同+57円)で引けた。後場も高値圏でのもみ合いが続き、9,181円(同+89円)まで買われ9,162円(同+69円)と5/9以来3カ月半前の終値を更新して取引を終了した。寄り前の外資系証券会社の注文状況は60万株の売り越しだったものの、値上がり銘柄数は1,074、値下がり銘柄数は426、出来高は1,746百万株となった。騰落レシオも110.19%、PERは12.82倍、PBRは0.94倍となっている。この日も円安を受けて個別銘柄では輸出関連株への買い戻しが主導する動きとなったが、世界景気先行き懸念後退もあり、鉄鋼株や建機株、海運株などの景気敏感株買い戻しの動きもみられてきた。ここ反面好業績の内需関連株や仕手株株には一服感が見られたが、仕手株の先導役である「ルック」はこの日も819円(同+14円)の年初来高値を更新し780円(同-5円)で引けている。このところ「ルック」は連日売り残が増加し株不足状態となっており、9月相場に向けた売りの溜めこみ場面となっているものとみられる。他の仕手材料株にも下値鍛錬からテクニカル指標が徐々に改善するものが見られ始めており、一切蜂起する時期が近付いているような気がする。17日のNYダウは、朝方発表された8月の消費者景況感指数が市場予想に反して前月を上回ったほか、アパレル大手「ギャップ」やスポーツシューズ販売の「フット・ロッカー」が好業績を発表したため、景気回復への期待が高まり、13,275ドル(前日比+25ドル)と続伸し、約3カ月半ぶりの高値を2日連続で更新した。これで5/1の高値13,338ドル更新も時間の問題となってきた。NASDSAQも3,076P(同+14P)と続伸して取引を終了した。市場の関心は、欧州債務問題から再び米経済にシフトしつつある模様である。為替は、ユーロは、前日に急騰した反動から揉み合う展開となったが対円で98円00銭台と小幅な円高ユーロ安、ドルは米経済指標の回復基調を好感して対円で79円50銭台のドル高円安となっている。金利は低下したが、原油、金は景気回復期待から揃って続伸、欧州株式市場も一斉に続伸となっている。また、上海、香港株式市場は揃って3日ぶりに反発、インド市場も利下げ期待で大幅反発し6カ月ぶりの高値圏となったが、ブラジル市場は反落となっている。日経平均は予想通り9,000円台に乗せると急騰し一気に7/4高値9,136円を抜け、5/8高値9,207円も目前に迫ってきた。9,150円~9,350円の間は5月の連休中の窓明け部分で価格帯別売買高では低水準の真空地帯となっている。この日は、CME日経平均先物が9,215円(大証比+45円)で引けていることから、週明け20日は5/8を抜け、状況次第で一気にこの水準を駆け上がる可能性もありえよう。これで、6/4安値8,238円、7/25安値8,328円がきれいな二点底形成が完成し市場は一転強気論が頭をもたげてくることになろう。今回の相場は、7/4に9,136円の高値を付け、一旦総強気となり天井を打ち、その後ギリシア、イタリア危機再燃でユーロ崩壊の恐れまで織り込んで売られた後の急激な出直りで、まだ大量な売り残が取り残されているとみられることからいよいよこれからその踏み上げ相場が起こり、10,000円に向けての上昇見通しは不変である。このところの相場は出来高を伴わず値段だけ上昇している相場であることから、一気に出来高が急増し9,500~600円前後まで駆け上がるような強気一辺倒となると目先は一旦調整に入る可能性もあるが売りは禁物、出遅れ銘柄を循環物色するのが賢明と言えよう。しかし、業績悪銘柄については、戻りは早めの利食いが大切で、相場環境が悪化すれば再度安値を更新する恐れがあるので注意が必要である。
2012.08.17
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16日の日経平均は、前日のNYダウが小反落となっていたにもかかわらず、為替の円安基調を受けて8,967円(前日比+42円)で始まり、寄り後の8,962円(同+37円)を安値に先物主導で上昇し、9,000円前後でもみ合う場面もあったが、前場は9,060円(同+135円)まで買われ9,046円(同+121円)で引けた。後場もアジア市場が軟調だったため高値圏でのもみ合いが続いていたが引けにかけて再度買いが入り、9,094円(同+169円)まで買われ9,092円(同+167円)で取引を終了した。寄り前の外資系証券会社の注文状況は560万株の買い越しとなり、値上がり銘柄数も1,236、値下がり銘柄数は332、出来高は1,574百万株となった。騰落レシオも101.49%と100%乗せとなり、PERは12.73倍、PBRは0.94倍となっている。この日は円安を受けてハイテク株に買い戻しが入ったが、仕手株の先導役である「ルック」も813円(同+99円)まで買われ785円(同+81円)で引けた。しかし、他の仕手材料株への波及は少なかった。この日の上げは、追加緩和を見越して裁定売り(株売り債券買い)をかけていた機関投資家が解消売りを入れたことによるもので、薄商いの中、指数寄与率の高い「ファナック」や「TDK」「京セラ」などの値がさ株に集中して買いを入れた格好となっている。16日のNYダウは、前日引け後に発表された5~7月期決算のシスコシステムズが大幅増益となったことで朝方から急伸、ハイテク株を中心とした相場全体の上昇をけん引したことにより13250ドル(前日比+85ドル)と反発し、5/2以来約3カ月半ぶりの高値で取引を終了した。米経済指標は好悪まちまちながら、先行指標である住宅着工許可件数が3年11カ月ぶりの高水準となったことが好感され、一時、104ドル高まで上伸する場面もあった。NASDAQも3,062P(同31P)で取引を終えている。為替は、独のメルケル首相がECBの国債購入対策を支持したこと、スペインのバンキアBKが支援を受け入れる意向を示したことを受けて欧州危機対応が進むとの見方からユーロは、対円で98円10銭台へ急騰、ドルも米経済指標が下振れQE3実施観測が再浮上したことを受け対円で79円30銭台のドル高円安となった。金利も引き続き上昇し、原油、金は揃って続伸、欧州株式市場も一斉に反発となっている。また、上海、香港、インド市場は揃って続落したが、ブラジル市場は大幅上昇となっている。日経平均がついに9,000円手前での揉み合い調整を経て、お盆明けとともに上抜け節目の9,200円前後に迫ってきた。この水準は、直近では5/8高値9,207円、7/4高値9,136円でここを抜けると以前にも述べたように、6/4安値8,238円、7/25安値8,328円がきれいな二点底を形成することになり、次の目標は3/27戻り高値10,255円を目指す動きが期待されることになる。とりあえず17日はまず7/4の9,136円抜け、26週移動平均線9,176円抜けが目途となろう。物色対象はやはり仕手材料株や内需関連株に絞りたい。このところ、海外投資家が出遅れの日本株に目を向け始めており、米景気回復の行方と相まって買い越し姿勢が見られ始めていることから、安値圏に売り叩かれているハイテク銘柄に買いが入ってくる可能性もあるので、そろそろ欧州情勢、為替動向をにらみながら主力株の安値にも注目しておきたい。
2012.08.16
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15日の日経平均は、前日のNYダウが小動きだったものの、為替の落ち着きから8,960円(前日比+31円)と小高く始まったが、この日も200日移動平均線(8,959円)に頭を押さえられ寄付きを高値に利益確定売りや海外ファンドの解約に伴う売りで8,866円(同―43円)まで値を下げた。しかし、8,900円割れには買い物が入り始め反発に転じて8,925円(同-4円)と8月SQ値を上回って取引を終了した。寄り前の外資系証券会社の注文状況は10万株の売り越しとなり、値上がり銘柄数も601、値下がり銘柄数は895、出来高は1,500百万株となった。この日は円安にもかかわらず業績悪化のハイテク株「シャープ」「ソニー」「パナソニック」などが再度売り込まれた上、金融関連株にも値を下げるものが増えている。また、仕手株もこの日は小安い銘柄が目立っていた。15日のNYダウは、夏休みシーズンで閑散とした取引となる中で、8月のニューヨーク州製造業景況指数が市場予想を下回る一方、鉱工業生産指数や住宅建設業者信頼感指数が強い内容となるなどまちまちとなり、13,164ドル(前日-7ドル)と小幅に反落して取引を終了した。一方、NASDAQは3,030P(同+13P)で取引を終了した。FRBの追加金融緩和に関しては、前日の堅調な小売売上高を受けて期待が一部で後退しており、米国債相場は大幅に続落したが、株式市場は大きく反応しておらず実施されなければショックとなるとの見方もあり警戒を要する。為替は、ユーロは、対円で96円90銭台と揉み合いの展開、ドルは対円で一時79円台に乗せ、78円90銭台とドル高円安基調が続いている。金利も引き続き上昇し、原油は続伸、金は反発、欧州株市場は揃って小幅反落となっている。米経済指標が強弱双方の数字が出て、追加金融緩和に対する思惑で為替が一喜一憂する展開となっている。株式市場はまだ大きな反応示していないが、潜在的にはQE3に対する期待感があるため底堅い動きが続いている。NYダウも日経平均もテクニカル的に見れば理想的な短期調場面にあり、大きな外的要因が出るまでは揉み合いながら上昇していくものとみている。特に出遅れている日経平均は今度9,000円台に乗せてくれば節目の9,200円前後抜けから10,000円方向への上昇が期待できよう。しかし、この日の「シャープ」の安値更新などハイテク関連銘柄は避け、やはり仕手系材料株、テーマ株など内需関連株の押し目をけいぞくちゅうもくしておきたい。仕手系銘柄の照準は日柄でみてどうも9月上旬に向けられているようであり、先導役である「ルック」の動きに要注目である。また、テーマ銘柄は「ソフトバンク」要注目である。
2012.08.15
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14日の日経平均は、前日のNYダウが小反落となっていたものの、為替が落ち着いていたこともあって8,913円(前日比+46円)と小高く始まり8,970円(同+85円)と200日移動平均線(8,959円)を抜ける場面もあったが、結局この水準が上値抵抗線となって反落に転じた。しかし、安値は8,897円(同+12円)までで前日終値を割ることなく再度反発に転じ8,929円(同+44円)と3営業日ぶりに反発して取引を終了した。寄り前の外資系証券会社の注文状況は90万株の買い越しとなり、値上がり銘柄数も1,240、値下がり銘柄数は336、出来高も1,670百万株と増加してきている。このところ外国人の売り越し額も減少し、信用取引の買い残も減少の傾向を示してきていることから需給はかなり改善されつつあるとみられる。この日も仕手株人気が続き出遅れていた「明和産業」が528円(同+80円)のSTOP高まで買われ510円(同+62円)で引け、「新日本理化」も一時558円(同+41円)まで買われる場面もあった。注目の「ムーンバット」も154円(同+6円)となっている。これら仕手株は「ルック」を先導役として循環物色されていくものとみられるが、本格介入で再度高値を更新していくものと戻り場面で売り抜けを図っている銘柄があるので物色に当たって選別が必要となろう。これらの銘柄は買っても欲張らないことが肝要である14日のNYダウは、朝方発表された7月の米小売売上高が前月比0.8%増と4カ月ぶりにプラスに転じ、今年2月以来最大の伸び率を記録したことを受けて13,223ドル(前日比+55ドル)まで買われる場面もあったが、市場は夏休みモードで参加者が少なく、上値を追う動きは限定的で次第に利益確定売りに押され13,172ドル(同+2ドル)と小幅反発して取引を終了した。ユーロ圏の4~6月期実質GDPで、欧州経済をけん引するドイツやフランスがマイナス成長にならなかったことも安心感を与えているが、引き続き、欧州債務問題や主要中央銀行による金融政策の行方を見極めつつ次の一手を打ち出すタイミングをうかがっているようにも見える。一方、NASDAQは3,016P(同―5P)と反落して取引を終了している。為替は、ユーロは、イタリア国債入札が上限に達したことで安心感が出て、対円で97円00銭台のユーロ高円安となり、ドルも米小売売上高が改善を受けて対円では78円70銭台とドル高円安となっている。金利も小売り統計改善でQE3が遠のくとの見方から上昇し、原油は反発して1週間ぶりの高値、金は急落し欧州株市場は揃って反発に転じている。また、上海株式市場、香港市場、インド市場、ブラジル市場も揃って反発しているが、ブラジル市場は反落している。NYダウが13,200ドル手前でテクニカル調整場面となっており、日経平均も同様に9,000ドル手前の揉み合いとなることが予想される。恒例のお盆安みで夏枯れ相場の様相を呈しており、ここ数日は閑散小動きの相場が続くものとみられる。日経平均の動きに拘わらず狙いは仕手材料株や復興再生関連のテーマ銘柄の個別物色となろう。引き続き「ムーンバット」「不動テトラ」「日本橋梁」などに注目するとともに「日成ビルド」「エスバイエル」「飛島建設」など低位の建設株などにも物色の矛先が向かう可能性が出てこよう。
2012.08.14
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13日の日経平均は、前日のNYダウが小高くなっていたにもかかわらず、寄り前に発表された4~6月のGDPが予想を下回ったこともあり8,871円(前週末比-20円)と小安く始まり、8,867円(同-24円)を付けたがそこを安値に上昇し前場は8,906円(同+15円)まで上昇した。しかしその後はSQ値(8.914円)が心理的な節目となり小幅な揉み合いを続け8,885円(同-6円)と続落して取引を終了した。寄り前の外資系証券会社の注文状況は110万株の売り越しとなり、値上がり銘柄数も716、値下がり銘柄数は762、出来高も1,090百万株と低調で将に夏枯れ相場となっている。この中で仕手株の指標として注目している「ルック」が754円(同+43円)と年初来高値を更新し、これに連動する形で「新日本理化」「ムーンバット」「明和産業」なども動いてきた。また、この日好決算を発表した「日本橋梁」が国土強靱化法案関連として見直される動きとなり、消費税法案可決により衆議院解散総選挙の日程が俎上に上り、これを先取りする形で選挙関連銘柄やさらにその後の政策テーマ銘柄として公共投資関連銘柄にも先回り買いの動きが出始めている。13日のNYダウは、週明け13日のニューヨーク株式相場は、取引材料に乏しい中、日本の4~6月期のGDPが4四半期連続のプラス成長だったものの、年率換算で1.4%増と1~3月期と比べ伸びが大きく減速したことなどを受けて、世界的な景気低迷への警戒感がやや広がり、売りが優勢となった。しかし、米国内で目立った材料はなく、欧米中央銀行に対する政策期待も残っていることから下げ幅は限定的で13,169ドル(前週末比38ドル)と反落して取引を終了した。一方、NASDAQは3,022P(同+1P)で取引を終了している。為替は、ユーロがイタリア、スペイン国債の証拠基金率引き上げの報で対円で96円50銭台まで、ユーロ安円高となり、これに連れて、ドルも対円では78円30銭台と小幅なドル安円高となっている。金利は上昇し、原油は続落、金は世界経済鈍化の動きを察知して続伸している。また、上海株式市場、香港市場、インド市場、ブラジル市場も揃って続落、欧州市場も軒並み続落となっている。NY市場がマチマチの動きで日経平均も方向感がつかみにくいが、CME日経平均先物が9,885円(大証比+15円)で引けていることもあり、再度8,900円乗せから静かにSQ値を抜いてくる動きとなるものとみている。しかし、前述のように相場の眼はあくまでも仕手材料株や好業績の内需関連(財投関連)銘柄物色となりそうである。引き続き「ムーンバット」「日本橋梁」や「不動テトラ」の動きに要注目。
2012.08.13
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10日の日経平均は、前日のNY株が高安マチマチで方向感がはっきりしないことから、高値警戒感もあって8,931円(前日比-46円)で始まり、前場は週末でもあることから売り買いともに積極感が乏しく、一時8,957円(同-5円)と前日終値に迫る水準まで下げ幅を縮小する場面もあったが、決定したSQ値8,914円を下回ることなく終始し、8,924円(同―54円)で前場を終了した。ところが後場に入ると、中国の貿易収支悪化でアジア株市場が軒並小安い動きとなったことを受けてSQ値をあっさり割り込んで8,898円(同ー80円)とあっさり8,900円の大台割れで始まり、利益確定売りが進み8,891円(同-87円)と5日ぶりに反落して取引を終了した。寄り前の外資系証券会社の注文状況は360万株の買い越しとなり、値上がり銘柄数は585、値下がり銘柄数は892、出来高は1,592百万株と低調となっている。10日のNYダウは、中国の7月の貿易統計が思わしくなかったことを受けて世界景気減速の懸念から朝方は小安い展開となっていたが、中国がてこ入れのための利下げに動くとの観測や、米欧の金融緩和への期待感もあり、引けにかけてプラスに転じ13,207ドル(前日比+42ドル)と反発して取引を終了した。NASDAQも3,020P(同+2P)と続伸した。ダウは13,200ドル付近と高値圏にあるため、利益確定売りが出やすい状況で夏の休暇モードと週末が重なったことで取引は閑散、値動きも小幅にとどまった。為替は、世界的な景気減速感や7月の米輸入物価指数の下げ幅拡大や米成長率見通しの下方修正からリスク回避の動きが強まり、ドルが対円で78円20銭台とドル安円高となっている。原油は反落し、金は続伸、また、上海株式市場、香港市場、インド市場、ブラジル市場は揃って下落となっている。欧州市場も揃って反落している。日経平均は、予想通り、9,000円台への戻り達成、並びにSQ通過で目先の達成感が出てこの日は反落となったが、陽線積み上げは5本となり、ボリンジャ-バンド1θの水準での攻防となっている。下値は着実に切り上がり、8,780円~8,570円をサポートラインで旬日調整後再騰に向かうものといみている。しかし、来週は夏休みのピークで商いはさらに薄くなる可能性が強く、往々にしてこういう場面は仕手材料株が活躍するものである。この観点から、目先は仕手材料株の指標である「ルック」の動きに特に注目しておきたい。また、テーマ銘柄の指標である「ソフトバンク」や国土強靱化関連の指標として「日本橋梁」も動きも目が離せまい。
2012.08.10
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9日の日経平均は、前日の欧米の株価が伸び悩み、CME日経平均先物も8,880円(大証比+10円)で終わったことを受けて8,870円(前日比-11円)と小安く始まり、8,862円(同-19円)を付けたがそこを安値に上昇し前場は8,918円(同+37円)と8,900円台に乗せて引けた。後場に入ると断続的に買い戻しが入り、9,004円(同+48円)と9,000円台に乗せ8,978円(同+97円)と4日続伸して取引を終了した。騰落レシオは83.84となり、PERは12.61となり、PBRは0.93となっている。寄り前の外資系証券会社の注文状況は250万株の売り越しとなり、値上がり銘柄数も1,128、値下がり銘柄数は399、出来高も1,944百万株となっている。9日のNYダウは、同日発表された直近週の新規失業保険申請件数が市場予想と比べ少なく、6月の貿易赤字も原油価格の低下を背景に縮小したことを好感し、朝方はおおむねプラス圏で取引されていたが、利益確定売りに押され結局13,165ドル(前日比-10ドル)と5営業日ぶりに小幅に下落して取引を終了した。一方、NASDAQは3,018P(同+7P)で引けた。為替は、ギリシアの失業率が過去最高になったことを受けてユーロは対円で96円60銭台とユーロ安円高となったが、ドルは対円で78円50銭台と小幅なドル高円安となっている。金利は上昇し、原油は反発に転じ、金は続伸している。また、上海株式市場は中国政府の景気対策期待から5日続伸となり香港市場も反発したが、インド市場は続落となり、ブラジル市場は反落となっている。欧州市場は独以外は揃って上昇している。日経平均は、ついに9,000円台乗せまで戻ってきたこと、オプションSQ日の到来で目先は一服感も出る可能性もあるが、昨年10月以降上値の節となっている9,150円が目前に迫ってきた。この水準を抜けると中期波動では昨年9/26の8,359円、11/25の8,136円、本年6/4の8,238円、7/26の8,326円とチャート面での底入れが確認されたことになり、次の目標値である10,000円に向けて上昇する可能性が強くなってきた。上値を追ってまで慌てて買う場面ではないが、このところの動きを見て、目先の下げを狙った空売りは危険と思われる。
2012.08.09
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8日の日経平均は、前日の欧米の株価が続伸し、CME日経平均先物も8,880円(大証比+80円)で終わっていたことを受けて8,889円(前日比+86円)で始まり、そこを安値に上昇し前場は8,962円(同+159円)まで買われで8,946円(同+143円)で引けた。後場に入ると消費税法案採決を前に3党合意破棄の懸念も出てきたことから利益確定売りに押される展開となり、上げ幅を縮小し8,851円(同+48円)と寄り値を割る水準まで下げる場面もあったが、引けは小戻して8,881円(同+77円)と続伸となり1カ月ぶりの高値で取引を終了した。今週末にオプションSQを控えていることもあり、この位置取りを巡る駆け引きもあったものとみられる。騰落レシオは81.14となり、PERは12.50となり、PBRは0.92となっている。寄り前の外資系証券会社の注文状況は400万株の連続買い越しとなり、値上がり銘柄数も1,149、値下がり銘柄数は394となった。出来高も2,089百万株と増加し久しぶりに20億株を超してきたことには注目しておきたい。8日のNYダウは、前日のダラス連銀総裁の追加金融緩和否定発言を受けて利益確定売りに一時50ドル余り下げる場面もあったが、欧州債務問題が不透明な中で株価が高値を更新してきたこともあり、買わないリスクも発生し始め下げは限定的となり、13,175ドル(前日比+7ドル)と小幅ながら4日続伸して取引を終了した。一方、NASDAQは3,011P(同-4P)と反落して取引を終了している。 為替は、ユーロはS&Pのスペインの銀行格付け引き下げを嫌気して対円で一時96円半ばまで売られ96円90銭台とユーロ安円高となり、ドルも対円で一時78円20銭台まで売られる場面もあったが78円40銭台と小幅なドル安円高となっている。金利は上昇し、原油は4日ぶりに反落、金は反発している。また、上海株式市場は4日続伸となったが、香港市場も小幅反落、インド市場も小幅反落となったが、ブラジル市場は大幅反発となっている。欧州市場は英は続伸したものの他の主要国は軒並み反落となっている。この日発表された国内の経済指標は、7月の景気ウォッチャ―調査では4カ月ぶりに改善を示し、4~6月の住宅価格指数も最大の伸びを示すなど予想外に強い数字が出てきている。その一方で街角景気の先行きは悪化となっているなど不安感はぬぐえないが、個別企業の決算発表でも好調は数字を出しているところも見られるため、海外情勢の不透明感の強い中、門間レベルではかなり健闘しているように思われる。このところ日経平均は、下げのきっかけとなった欧州株が安値より17%近く上昇し、NYダウも高値を更新しているのに日経平均はまだ5%前後の戻りでしかなく、出遅れ感が顕著となっている。以前にも述べたが日本市場は世界中でも流動性が高いため、換金市場として下げ相場では必要以上に下げる傾向を示しており、戻り過程ではこれは急速に解消されてくる可能性が高く、この日の動きはその兆しが出始めている可能性もある。出来高を伴って日経平均が9,000円台乗せから高値更新をしてくるようになると予想外に強い相場の復活も期待できよう。日本の収益を支えているのは中国、アジア経済であり、目先は中国の経済指標の発表に注目をしておきたい。大きく下げた内需関連株のリバウンドが最もパフォーマンスが高くなるものとみている。
2012.08.08
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7日の日経平均は、前日の欧米の株価が続伸したが、CME日経平均先物の引け値が8,740円(大証比+10円)と小幅高で終わっていたことを受けて8,714円(前日比-12円)で始まった。しかしその後は、前日同様直後につけた8,711円(同+121円)を安値にじり高の展開となり前場は8,778円(同+52円)で引けた。後場はさすがに揉み合う展開となったが、引けにかけて再度買いが入り8,812円(同+86円)まで買われ8,803円(同+77円)と続伸し1カ月ぶりに8,800円台に乗せて取引を終了した。騰落レシオは82.00となり、PERは12.43となったが、PBRは0.92となっている。寄り前の外資系証券会社の注文状況は180万株の買い越しとなり、値上がり銘柄数は1,017、値下がり銘柄数は495となった。しかし、出来高は引き続き1,466百万株と低調であるが、閑散に売りなしの状況となっている。7日のNYダウは、ECBによる重債務国の国債買い取りへの期待から欧州株式が上伸したことを受けて買い先行で始まり、ボストン連銀のローゼングレン総裁がFRBによる積極的な債券購入計画を支持したことで追加緩和期待が広がり13,215ドル(前日比+98ドル)まで上昇した。引けにかけては利益確定の売りも出て13,168ドル(同+51ドル)3営業日続伸して取引を終了した。NASDAQも3,016P(同+25P)と3カ月ぶりに3,000P台に乗せて取引を終了した。 為替は、ユーロはECBの重債務国債券買い入れ期待が再度高まり、対円で一時97円70銭台まで買われ、97円40銭台のユーロ高円安水準で引け、ドルも追加緩和期待に加え日本の政局不安の台頭で円が売られ、対円では78円70銭台まで買われ78円50銭台のドル高円安となっている。金利は上昇し、原油は3日続伸して2週間半ぶりの高値となり、金は反落に転じている。また、上海株式市場は3日続伸、香港市場も小幅続伸、インド市場も続伸して1カ月ぶりの高値となったが、ブラジル市場は反落となっている。欧州主要市場は軒並み3日続伸となり、4カ月ぶりの高値水準まで戻している国が多い。この日の上げで日経平均は25日移動平均線(8,742円)を上回り、8,800円台に乗せて引けているが、欧米市場が続伸し、CME日経平均先物が8,880円(大証比+80円)で引けており、8日の相場はこれにさや寄せする形で始まるものとみられる。この日は輸出関連株の上昇が日経平均を押し上げた形となり、注目の仕手・材料株や内需関連株の戻りは鈍い状況となっているが、閑散相場で売り物薄の中で小口の買い戻しに上昇しているものと思われる。従って目先の買い戻しが一巡し、相場が落ち着いてリスクオンとなって早晩これらの銘柄に物色に手が出てくる可能性が高いものとみている。個別銘柄では、引き続き仕手株の先導役となっている「ルック」や「ソフトバンク」の動きを注目しておきたい。超低位株の中にも物色され大幅高となるものがありリスクオンの流れが出てきていることにも注目を要する。
2012.08.07
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6日の日経平均は、前日の欧米の株価が大幅反発となり、CME日経平均先物の引け値8,675円(大証比+135円)にさや寄せする形で8,683円(前週末比+128円)で始まった。その後直後につけた8,676円(同+121円)を安値に、一段高となり、8,757円(同+196円)まで買われ8,726円(同+171円)と大幅反発して取引を終了した。騰落レシオは79.04となり、PERは12.29、PBRは0.91となっている。寄り前の外資系証券会社の注文状況は290万株の売り越しだったが、値上がり銘柄数は1,200、値下がり銘柄数は329と一転全面高となった。しかし、出来高は1,446百万株と低調で欧州問題や世界景気に対する不安感はぬぐえない状況が続いている。6日のNYダウは、ECBによる重債務国の国債買い入れ策について独財布が前向きの姿勢を示したと伝えられ楽観的な見方が台頭し、イタリアやスペインの国債利回りが低下したことで投資家のリスク回避姿勢が和らぎ、13,117ドル(前週末比+21ドル)と小幅ながら続伸し5/3以来3カ月ぶりの高値を更新して取引を終了した。前週末に発表された米雇用統計の改善も引き続き相場を下支えし一時13,187ドル(同+91ドル)まで買われる場面もあったが、引けにかけては、利益確定売りも出されて上げ幅を縮小している。NASDAQも一時3,000Pの大台乗せまであり2,989P(同+22P)と続伸して取引を終了している。しかし、米雇用計は市場予想を上回ったもののFRBの景気認識を覆すほどではなく、いずれ量的緩和を行うとの市場の見方は変わっておらず、当面相場は底堅く推移するものとみられる。 為替は、ユーロは前日の急反発の後だけにさすがに一服で、対円で96円90銭台と若干のユーロ安円高となり、ドルも追加緩和期待が根強くあり、対円では78円20銭台とドル安円高となっている。金利は低下し、原油は続伸して2週間半ぶりに92ドル台を回復、金も続伸となっている。また、上海株式市場は続伸し2週間ぶりの高値となり、香港市場は大幅反発し3カ月ぶりの高値に、インド市場も反発して3週間ぶりの高値となり、ブラジル市場も続伸となっている。欧州主要市場も軒並み続伸となっている。この日の上げで日経平均は25日移動平均線(8,742円)を一時上回ったものの引けでは維持できなかったが、13週移動平均は上回って引けており、この水準が週末まで維持できれば平均背事態も上昇に転じてくるため、1月同様の動きとなってくる可能性も高い。個別銘柄では、仕手株の先導役となっている「ルック」が605円(前週末比+100円)とストップ高で引けており、この動きが続けば他の仕手・材料株が一斉に蜂起してくる公算が高い。出直り相場はやはり仕手材料株が先導してきそうである。この観点から好決算を発表した「ムーンバット」を引き続き注目。愈々期日明けから動き出してくる場面が近いと考えている。前日急落した「シャープ」も反発力は弱いが、前日の大商いでかなり処分売りが出されたものと考えられるのでとりあえず目先は反発するところとみている。
2012.08.06
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3日の日経平均は、前日のNYダウがECB理事会で具体策が打ち出されなかったことで4日続落となり、CME日経平均先物も8,565円(大証比-65円)で引けたことを受けて8,539円(前日比ー114円)で始まり、前場は大幅赤字決算を発表した「シャープ」がSTOP安まで売られたこともあり、8,513円(同-140円)で引けた。しかし、後場に入ると日銀によるETF買いの期待もあって下げ渋り8,565円(同-88円)まで下げ幅を縮小し8,555円(同-98円)と反落して取引を終了した。騰落レシオは79.16となり、PERは12.06、PBRは0.91となっている。寄り前の外資系証券会社の注文状況は210万株の売り越し、値上がり銘柄数は22、値下がり銘柄数は1,360とほぼ全面安となり、出来高は1,765百万株となっている。3日のNYダウは、朝方発表された7月の米雇用統計で非農業部門の就業者数が前月比16万3000人増と10万人程度の増加を見込んでいた市場予想を上回る内容となったことを受けて急反発して始まり、その後発表された7月のISM非製造業景況指数も予想を上回ったことで米景気に対する不安が後退し一時13,133ドル(前日比+255ドル)まで上昇した。その後、利益確定売りも出されたが13,096ドル(前日比+217ドル)と5営業日ぶりの反発となり、5/3以来3カ月ぶりの高値で取引を終了した。前日までの4日間の下落分を1日で取り戻した格好となり強い動きを示している。NASDAQも2,967P(同+58P)と7/19以来の高値となり、一旦陰転していたチャートも陽転し強い動きとなってきた。為替も、ユーロが前日ECBに対する失望感から反落したが、今後何らかの刺激策が発表されると言う期待感から再度買い戻され、対円で97円10銭台と大幅なユーロ高円安となり、ドルは回復に転じた雇用統計発表を受けて対円では一時78円70銭台まで売られ、78円40銭台とドル安円高となっている。金利は上昇し、原油は米景気後退感の緩和で急反発し、金も4日ぶりに反発に転じている。また、上海株式市場は不動産株の上昇を受けて反発となったが、香港市場は小幅続落し、インド市場も小幅続落、ブラジル市場は反発となっている。欧州主要市場も軒並み2%以上の大幅反発となっている。欧米株式市場が揃って大幅上昇となり、日経平均先物も8,675円(大証比+135円)で終わっていることから週明け6日の日経平均は8,600円台回復~8,700円台を伺う展開となりそうである。これで、7/31高値8,732円を抜けてくれば、7/25安値8,328円が底値との見方が台頭してくるものと思われるので、積極的な押し目買いも入ってくるものとみられる。個別株では、目先は週末にストップ安を演じた「シャープ」が下げ止まるか注目点となろうが、この銘柄が急反発してくれば他の輸出関連株にもそこそこの戻りが期待できる展開となろう。一方、好決算を発表する会社も続出、リーマンショックにより大幅な落ち込みを見せていた自動車の生産台数が急回復し、「トヨタ」の4~6月期の純利益は2,900億円と4年ぶりの高水準となり、大手7社の合計では前年同期の8倍になってきている。自動車株の戻りも期待できそうである。さらに「楽天」の1~6月期経常利益が前年同期比19%増、「ミクシィ」の4~9月純利益同2,3倍となる見通しであり、これがネット関連株やSNS関連株を引っ張る形となり、大手ゼネコンの「大林組」の4~6月期決算が復旧・復興工事の寄与で同2.6倍となったことで他の復興関連株の反発も期待できよう。また、マンション販売が好調な「大京」も売上高40%増、経常利益95%増、引き渡し戸数も大幅増となっており、不動産株各社の決算も注目されよう。
2012.08.03
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2日の日経平均は、前日のNYダウが続落したが、CME日経平均先物も8,670円(大証比+40円)で引けたことを受けて8,642円(前日比変わらず)で始まり、寄り後につけた8,635円(同-7円)を安値に上昇し前場は8,705円(同+63円)まで買われたがその後は売り優勢となり、上げ幅を縮小し8,653円(同+11円)と小幅反発して取引を終了している。円高一服がこの日の相場に下支え要因となっている。騰落レシオは87.95となり、PERは11.57、PBRは0.90となっている。寄り前の外資系証券会社の注文状況は10万株の売り越しだったが、値上がり銘柄数は764、値下がり銘柄数は735となり、出来高は1,627百万株となっている。2日のNYダウは、期待されていたECB理事会で具体的な対策が打ち出されなかったことを受けて一時200ドル安まで売られる場面もあったが、EFSFによるスペイン・イタリア債購入は9月で合意が市場のコンセンサスとの報道もあり、その後は下げ幅を縮小し、12,878ドル(前日比-92ドル)で取引を終了した。しかし、ネガティブサプライとなった割には、ドラギ発言を含めた緩和政策期待の上昇の半分も取消していない水準で下げ止まっており、これも想定の範囲内ではないかと思われる。マーケットは、追加緩和は遅かれ早かれ時間の問題と認識していることを示唆している可能性が高く、深押しする心配は少ないものとみられる。NASDAQも2,909P(同-10P)と続落して取引を終了している。この日は、また、米証券仲介大手ナイト・キャピタル・グループが、ソフトウエアの不具合による大量の誤発注で約4億4000万ドルの損失が発生したと発表され、これも市場の雰囲気を悪化させていた。UBSが米フェイスブックの株式新規公開に関連して大規模な損失を発表した直後だっただけに、警戒を強めるきっかけとなった。ただ、売り一巡後は翌日の米雇用統計発表を控え小動きとなった。市場では、同統計が雇用の回復の弱さを示す内容となったとしても、FRBが追加金融緩和を実施するための材料として受け止める可能性が高く、底堅く推移するとの見方が支配的となっている。為替も、ECBが具体的な対策を打ち出さなかったことを受けてユーロ売りドル安が進み、対円で95円20銭台とユーロ安円高となり、ドルも対円では78円20銭台とドル安円高となったがこれも前に安値を切って切るほどの勢いはない。金利は低下し、原油も反落して3週間ぶりに安値となり、金も大幅続落し1,600割れとなっている。また、上海株式市場は住宅価格抑制策を嫌気し反落し、香港市場は6日ぶりに反落し、インド市場も5日ぶり続落、ブラジル市場も反落となっている。欧州市場もそ揃って下落となっている。NYダウが続落となリ、CME日経平均先物も8,565円(大証比-65円)で終わっていることから3日の日経平均は売り先行で始まるものとみられるが、底流には引き続き追加金融緩和期待があり、7/27安値8,522円~8,500円を下値の目途に底固めの動きとなるものとみられる。個別株では、決算発表を嫌気して「シャープ」「ソニー」などが安値を更新してくる可能性もあるが、その一方で好決算物色の動きも出てこよう。昨日注目とした「ムーンバット」は、この日が大商いの高値期日となっており、好決算が見込まれることから安いところは絶好の買い場となる見方は変わらない。期日明けの動きに期待したい。動くと変動率が大きくなる銘柄であり、期日明けの動きには要注目である。同様な観点から「ダイセキ環境ソリューション」もマークしておく必要があろう。
2012.08.02
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1日の日経平均は、前日のNYダウが続落し、CME日経平均先物も8,590円(大証比-90円)で引けたことを受けて8,622円(前日比-73円)で始まり8,578円(同-117円)まで売られたもののアジア市場が堅調に推移したことを受けて前日同様次第に買いが優勢となり、後場には8,654円(同-41円)間で下げ幅を縮小した。なお、引けは8,642円(同-53円)で取引を終了している。騰落レシオは91.82となり、PERは11.88、PBRは0.90となっている。寄り前の外資系証券会社の注文状況は310万株のい買い越しだったが、値上がり銘柄数は473、値下がり銘柄数は1,061となり、出来高は1,578百万株となっている。この中で、個別銘柄では、指標銘柄とみている「ソフトバンク」が4~6月決算で営業収益が2006年から7期連連続して過去最高を記録したことを好感して3,180円(同+175円)と年初来高値を更新しこの日の高値で引けていること、仕手材料株の「明和産業」「新日本理化」が下落しているのに対し「ルック」が538円(同+4円)で引けていることに注目しておきたい。「ソフトバンク」は売り残がかなり高水準にあり踏み上げ相場が期待できること、「ルック」はMACDがゴールデンクロス目前となり、25日移動平均突破も目前となってきていることから、再度仕手材料株の先導役として動き出してくることを期待したい。また、大証の「ムーンバット」ももうすぐMACDが反転することから決算発表とも相俟って現水準は買いのチャンス到来と考えている。1日のNYダウは、7月ADP雇用統計が前月比+163千人となり市場予想を上回り、7月のISM製造業景気指数も49.8と前月より改善、7月新車販売台数も149万台(前年比+13.6%)となり、小高い動きとなっていたが、FOMCの声明で新たな追加緩和が打ち出されなかったことで失望感が広がり一時前日比-70ドルまで売られ、12,976ドル(同-32ドル)と3営業日続落して取引を終了した。しかし、同声明では、景気認識を下方修正するとともに必要に応じて追加緩和を講じるとも指摘しており、次回までの追加緩和実施に含みを持たせていることから下げ渋る動きとなっている。NASDAQも2,920P(同-19P)で取引を終了している。為替は、米FOMCが追加金融緩和を実施しなかったことを受けてユーロ売りドル安が進み、対円でも95円80銭台とユーロ安円高となり、ドルは対円では78円40銭台とドル高円安となった。金利は上昇したが、原油は小幅反発となり、金は続落となっている。また、上海株式市場は景気対策期待から3日ぶりに反発し、香港市場は5日続伸し、インド市場も小高かったもののの、ブラジル市場は反発に転じている。一方、欧州市場も独以外は反発に転じている。NYダウが続落となったが、CME日経平均先物は8,670円(大証比+40円)で終わっていることから2日の日経平均は買い先行で始まるものとみられる。FOMC終了で次は欧州ECB理事会の結果待ちとなり、全般的には引き続き様子見気分が強まるものとみられるが、個別株物色の動きは出始めており、前述のようにそろそろ仕手材料株が動き出す気配が感じられる。また、消費税増税法案に議会通過後は「国土強靱化基本法案」がテーマとなってくることからこの関連株の動きにも要注目である。
2012.08.01
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