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国家としての「君が代」については、以前から多くの議論が戦わされている。ただそのほとんどは歌詞に関するものだ。私も「君が代」についてはかなり前から、ある種の違和感を抱え続けているが、それは歌詞にではなく、メロディーについてのものだ。私は「名曲」の条件として、歌詞がスムーズにメロディに乗っているかどうかを見る。この点に限って言えば、「君が代」は必ずしもそうとは言えない。メロディーの音数と、歌詞の語数が合ってないのだ。歌詞に関する議論はかまびすしいのに、メロディーに関して声を上げる人があまりいないのが不思議なくらいだ。調べてみると、この曲が作られたのは1880(明治13年)で、西洋音階が導入されてまだ間もない時期だったと思われる。だから何となく雅楽調の色合いが残っているのかもしれない。今ではみんな普通に歌ったり聴いたりしていると思うが、西洋音階に馴染んだ耳には何とも思わないんだろうか?まあ長い年月を経てすっかり馴染んだということかもしれない。それとも「君が代ってのはこんなもんだ」と、割り切ってるのかな?
2017年01月26日
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明日と明後日はセンター試験だ。ウチの末娘も受験する。ところがどうも天候が思わしくない。下手をすると雪が積もるかもしれないという。それにしてもセンター試験というと、大雪に見舞われるという報道を眼にする年が多い。まあこんな1月中旬という時期にやるから、当然といえば当然だが。この時期になると、いっそのこと大学入試自体をずらしちゃえばいいのに、とよく思う。雪だけでなく、風邪が流行るシーズンでもあるし、何かとリスクが高いと思うのだ。ただ現行の枠組みの中で考えると、秋くらいに前倒しするしかないが、それはそれでまた窮屈だ。話は変わるが、一時期東大が欧米と同じ「秋入学」を検討したことがあった。その後どうなったかは詳しく知らないが、入試のタイミングとセットで考えれば、秋入学というのも十分にアリだと思う。つまりすべての大学を9月入学にするのだ。そして入試は6~7月に設定して、3月で高校を卒業した後は、自学で受験に備える。これによって入試の時期に寒さと戦うことも無くなるし、さらには高校3年間の時間を、もっと有効に使えることにならないだろうか。ただこうなると今度は大学卒業のタイミングが問題になる。今までの「秋入学」論議では、卒業が7月くらいになるので、就職採用のタイミングとのズレが問題視されていた。しかしこれもプラスに捉えればよい。現在は大学4年生の時期、その時間の多くが就活に費やされていて、卒論などにじっくり取り組むことができていないのではないだろうか?それならば例えば7月くらいに卒業式を設定して、そこまでは学業に専念させ、卒業を待って就活開始、というスケジュールにすればよい。そうすると今度は、卒業してから翌年4月に就職するまで半年以上間が空いてしまうことになる。まあその期間の前半は就活に充てられるだろうが、就職が決まれば後は「モラトリアム期間」として各自が自由に使えばいい。アルバイトするのもいいし、海外へ行って見聞を広めるのもいい。企業にはこの期間にインターンシップを義務付けるのも手だ。もちろん就職するのと別の企業にインターンで行くのもいいだろう。特に公務員や教員になる人には、ある意味絶対に必要なことだと思う。このプランだと社会に出るのが現状より1年遅れることになるが、現在のように息つく暇もなくベルトコンベアのようにホイホイと流れていくよりも、半年とはいえちょっと立ち止まってみる時間があってもいいと思う。まあ現実にはいろいろと問題があるだろうし、そもそも極論には違いないけど、これくらいドラスティックな発想でもしない限り、社会なんて変わっていきっこないだろう。
2017年01月13日
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