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「女将修業中さん」のダイナマイト・バディが今、楽天ブログを席巻しています。まだご覧になっていない方がいらっしゃるなら…大至急ご覧になってください。私はまだ、歌は聴いておりませんが…あの写真のボディラインなら間違いなく迫力満点の歌声のはず! そのうちCDデビューしたなら、売り切れ必至でしょう!ぜひ、裏から手を回しても入手したいものだと思います。新しい芸名は「ダイナマイトりっちゃん」!流行の最先端を行きたいなら、今がチャンスです。そんな「ダイナマイトりっちゃん」へ捧げる駄洒落…「ルイ・アームストロングってどんな人だっけ?」「ジャズの帝王だよ!…サッチ(キ)も…トランペットを吹きながら歌ってたでしょ?」
2009.11.30
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頃は元禄十五年十二月の十四日・・・・ご存じ赤穂浪士討ち入りの日・・・・吉良邸に巣くうネズミが、討ち入りの声に大慌てしていた。「チュー・・・お前さん・・・討ち入りだよ・・・早く逃げなきゃ!・・・なに持って逃げようか?」「そうだな・・・チュー・・・寝具だ!」
2009.11.30
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前回の「歌手になるつもりが・・・(35)」に関してはコメントが一つもないから・・・・「この続きを書いてわかるのかなあ?」と思いつつ、書き始めています。どうしても、土・日になるとこういう現象が起こるんですよね。かといってアクセス数が減ってるわけでもなく・・・・コンスタントにお客様はいらっしゃるわけで・・・・平日と土・日の「客層」が違うのかな?まあいいや・・・・とにかく続きを書きます。 《歌手になるつもりが・・・(36)》「ねえ・・・さっき、U山さんとずっと話してたでしょ?」合宿初日ということもあって、夕食は庭でのバーベキューパーティということになったが・・・OBからの差し入れのお酒もふるまわれた。今日の夕食後の練習はない。したがって・・・・おなかのいっぱいになったものは部屋に戻ったり、散歩に出かけたり・・・・てんでバラバラの行動をする。私は・・・「キリン先輩」の目くばせがあって・・・・一緒に散歩に出かけたのだが・・・・最初に出てきた言葉が・・・・これであった。「ああ・・・特にこれといった話じゃないよ。・・・・彼女のお母さんが岩手県の盛岡出身なんだって・・・・同じ東北出身だからっていう話しなんだけど・・・・彼女が盛岡出身なわけじゃないし・・・・それに東北といっても岩手県の県庁所在地の都会と青森県の田舎の方と・・・全く違うっていうのが全く理解できてないんだよね?・・・・東京の子は・・・・」「あら?・・・・アタシだって東京の子よ?」「麗子は・・・熊本生まれじゃないか?・・・・・2歳で東京に来たんだろ?」私は彼女と二人っきりになると、ファーストネームで呼んだ。なんだかんだいっても、付き合いは3カ月以上続いているから・・・お互いの生い立ちなどは聞いていた。「あの子・・・・あなたが好きみたいね?」「そんなことないよ・・・たまたま話しをしただけ・・・・ほかの女の子とだって話したし、・・・俺、あの子を意識したことなんかないよ。」「U山」の話しが出た時から・・・次はこう言う話しになると予想していた私は・・・間髪を入れずに返事をした。間を於くべきだった。「すぐに否定するところなんか、かえって怪しいんじゃない?」(おやおや・・・・キリン先輩ってこんなに嫉妬深かったのかな?)そう思って彼女の顔を見ると・・・・それでも彼女は笑っていた。「俺・・・約束しただろ?・・・・麗子を大事にするって・・・浮気なんか絶対ないよ」これ以上、痛くもない腹を探られるのはいやだし・・・・私は彼女の肩に手をかけて口を塞ぐためにキスしようとした。「合宿中はやめよう?・・・・・誰かに見られても困るし・・・・」そう言われたが・・・私たちのそばには誰もいなかった。私はぎゅーっと彼女を抱きしめ・・・・いつもより念入りにキスをしたが、彼女は特に抵抗もしなかったのである。ここで誤解のないように話しておくが・・・・・この時点で・・・私たち二人は・・・・キス以上の進展はしていない。体が離れて・・・・少し間があってから彼女がつぶやいた。「ほんとに好き放題しちゃう人なんだから・・・・」それでも彼女の中に、安堵した気持ちが見え隠れした。「じゃ、合宿所に戻ろうか?」二人は・・・宿の近くまで並んで歩いたが、やっぱり散歩に出かけた数人と、最後は一緒に帰った。翌日は・・・朝食までの時間・・・・各パートリーダーに任せられる。私は「バスパート」・・・パートリーダーは「O坂先輩」である。実は4年生の「N中」という「パートリーダー」がいるのだが、機械科の4年生で・・・・就職活動と卒業研究があり・・・合宿には参加していなかったし、普段の練習にもなかなか顔を見せなかった。実質、「O坂先輩」が仕切ることになっていた。「おい・・・マラソンに行くぞ」コーラス部の合宿というと・・・・なんとなく気軽に歌を歌っていればいいと思われるかもしれないが・・・このパートリーダーの練習はきつかった。。他のパート・・・「ソプラノ」・「アルト」の女性陣・・・そして「テノール」の連中は、軽いラジオ体操をしていたのだが、その目の前を「バス」パート7人は「マラソン」に出かけたのである。「前もって言ってくれてれば・・・・スニーカーの準備もしていたのに・・」仲間のひとりが言った。彼の足元を見ると文句を言いたくなる気持ちがわかる。ビジネスマンが履いているような真っ黒な革靴・・・・・走るには全く適さない。私は・・・・というとしっかりスニーカーだった。当時、他の学科の学生は・・・・おしゃれな靴を履いてくる人が多かったが・・・・土木科の学生はそうはいかなかった。私はまだ実験室に所属していなかったが、一年生で実験室に所属している仲間の話を聞くと・・・・泊まり込みの実験の手伝いなんかの途中・・・・突然集合をかけられ「一年生はマラソンに行って来い」などという・・・・全くもって理不尽な命令を受けることがあるのだ。普段の大学生活においても、・・・・おしゃれな格好で通学してきた同級生が・・・「おい、おまえ・・・教室が汚れてるから掃除してくれ」などという命令を受けたことがあった。「教室の掃除」などということは、ふつうは大学と契約している「清掃業者」がやることになっているから・・・・学生が掃除しなければならないのは、所属している実験室などの場所・・・・つまり泊まったりする生活している場所だけなのだが・・・・・断るわけにはいかない。なにしろ先輩の命令なのだ。私も一度そんなことがあった。構内を歩いていると・・・・ある先輩の姿が見えた。以前にも話したが・・・私たちは先輩の姿を見るとその場で後ろ手を組み、先輩が近づくのを待つ。もちろんその時にはマッチをしっかり握っている。その時はその先輩から・・・・「ナイト、たばこを買ってこい」と言われたのだが・・・・・その時点で私なら駆け出している。「金は?」などと聞いてはいけない。とにかく走りながら、あの先輩の銘柄は?ということだけ考えてタバコ屋に走る。そして、たばこを買うと一目散で帰ってきて・・・・先輩からお金をもらうのである。これは、先輩たちにも暗黙の了解があって・・・・後輩にたかりはしないことになっている。なかには、そのルールを破って・・・・「お前は誰の世話になってるんだ?うーん?」というような先輩も少なからずいたが・・・・幸いなことに私はそんな先輩に当たらなかった。ことほど左様に・・・土木工学科の一年生は綺麗な格好もできず・・・走り回ることが多かったから、「スニーカー」は必需品だったのである。マラソンはしばらく続いた。しかし、いったいどこまで走るのか・・・・・・民宿からは相当な距離、離れてしまったようだった。「先輩・・・どこまで走るんですか?」「黙って走れ!」「でも、そろそろ帰らないと・・・・」朝食の時間に遅れる・・・・そう言おうとしたとき号令がかかった。「整列!!」何事かと思ったが・・・・・道路の向こうから土煙を上げて一台の車が向かってくる。見覚えのある車?それは「T崎先輩」たちの車だった。もちろんタレントであるから・・・・電車やバスを乗り継いで来ると、ファンに囲まれることはあるかもしれないが・・・・・彼等は合宿に車で乗り付けたのである。「O坂先輩」は「T崎先輩たち」のことを、何があったのかは知らないが尊敬していた。だから出迎えのためにここまで我々を走らせたのだろうが・・・・・民宿で待っていても良かったんじゃないだろうか・・・と私は思った。車が停まる。「T崎先輩」が窓を開ける。「なんだ・・・・迎えに来てくれたのかい?・・・そんなことしなくていいのに・・・・乗れよ!」声を掛けられたのは・・・・「O坂先輩」だけ・・・彼は聞きとして車に乗り込み・・・我々に・・・駆け足で民宿に戻るよう命令した。車が走りすぎると残された我々6人は、その場にしゃがみこんだ。「なんだよ!・・・走って来ることなんぞ無いじゃないか?」「あの人たちは勝手に遅れてきて、勝手に帰るんだから・・・わざわざこんなことしなくても・・・・」みんなかなりブー垂れている。「なあ・・・知ってるか?・・・・あのフォークバンド・・・・T崎先輩がメンバーを集めたとき・・・今の3年生を中心に集めたらしいが・・・・O坂さんには声がかからなかったのかな?」そう言われれば不思議だった。「O坂先輩」はパートリーダーを務めるほどの声量や音感を持った人だった。低音部の響きだって・・・・私がほれぼれするような声の持ち主で・・・・なぜこの先輩が「フォークバンド」に誘われなかったのか?・・・・気になってきた。
2009.11.30
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土日の更新って、コメントが少ないんですよ。 少ないっていうより、「恵姐さん」だけなんですよ。 「恵姐さん」って…いつもキツイこと言ってるようだけと、基本的には優しい女性だからね… 私のような男は、その隙に入り込むのが得意だから、直ぐ甘えちゃうんですよね。 「恵姐さん」…いつもアリガトね! ところで昨日の「板門店」の写真だけど、外観の写真が一枚だけありました。 これです。 この写真は展望台から撮ったものなんですけど… 左端の「青い小屋」が昨日、内部の写真をお見せした「会談場」なんです。 この小屋の向こう半分が北朝鮮の領土で、こっち半分が韓国の領土なんです。 隣の小屋はなんに使われる小屋なのか解らないけど、反対側にも同じものがありました。 奥に見えるビルは「北朝鮮側の本部ビル」っていうんでしょうか? 韓国側にももっと立派なビルが建っていましたが、…あの「青い小屋の会談場」に入る前の、代表団の控室兼準備室、会議室のようなものでしょうか? 写真には写っていませんが、右側の方に「北朝鮮兵士待機所」のような建物もあり、そこからカメラのレンズが我々観光客の写真を撮っていました。 残念ながら、この写真には写ってないようなんですけど、この「会談場」を挟んで、両国の兵士が…一触即発の状態で睨み合っていましたから、いやがうえにも緊張感が高まっていましたよ。
2009.11.29
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携帯のカメラを使った写真を掲載してみようと挑戦してみました。これは昨年でしたっけ?韓国に行ったときのものですが、カジノだけにいたわけじゃないんですよ。板門店…つまり、韓国と北朝鮮の会談場の内部写真です。上の写真の中央のテーブルが、韓国と北朝鮮との真ん中に置かれてるんですけど、韓国側から観光でこの小さな小屋に入るときは、北朝鮮側のドアがガッチリ鍵を掛けられ…韓国の兵士がふたり…警備に付くわけで…下の写真は二人目の兵士が北朝鮮側のドアの前に立って、我々が向こう側に行かないようにしているわけです。つまり、下の兵士の立つ場所は、完全に北朝鮮なんですよ。もちろん、私も北朝鮮へ2メートルほど入ってきたわけで…いやあ…緊張しました。北朝鮮側から観光客が入るときも、まったく逆で…韓国側のドアの鍵が閉められ、北朝鮮の兵士が警備に付くそうです。「38度線の恐怖」でした。
2009.11.29
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さっき、とあるところで、「とっこ先生」とばったり出会いました。どうも地元の読者の方に出会うと…今日は「官能的」な場面を描こうかと思ってても、「会長…いやらしい!」なんて言われそうで書けなくなりそうです。「歌手になるつもりが…35」合宿所は、長い塀に囲まれた広い敷地を持つ民宿だった。元々は温暖な気候を利用して、高級な果物や野菜の栽培をしていたらしいのだが…事情があって今は殆ど作っておらず、民宿に泊まりに来る客が食べるトマトやスイカ…枝豆など、自家消費するものを作っていた。「塀に囲まれているとは言っても…隠れるところはいっぱいあるし…ここのどこが警備万全なんだよ?」宿を選んだ「A山部長」が文句を言うと、宿の裏から3頭の大きな犬に引きずられた「貧相なおやじ」と、そのおやじの後ろについて来た「デップリ肥えたおばさん」が現れた。「いらっしゃいませ・・・・〇△大学のコーラス部の皆さんですね?・・・お待ちしてました。」貧相な「主人」ではあったが「女将さん」が「亭主関白」にさせているのか、それとも犬を3頭も御してるからか、なんとなく威厳に満ちていた。「よろしくお願いします。」如才なく先頭を切って挨拶するのは、「N沢渉外担当副部長」…そのあと、全員が慌てて挨拶をした。「若い人の挨拶は気持ちがいいね…」言葉は全員に向けられているように聞こえるが、その目は女子部員に注がれているように思える。それを諌めるように、「女将さん」が「主人」の袖をひっばりながら…「皆さん、お疲れだから…」そう言ったのだが、「わかっとる!…女の子達に、ちょっと宿泊に当たっての注意点を説明しようと思っていただけじゃ!」やっぱり女子部員だけしか見ていないようだ。関係ない話しだが、よく「いやらしい中年男」のことを…「脂ぎった中年」と表現するが、私に言わせると…痩せていても太っていても「男はみんないやらしい」が、比較すると「脂肪分」が少ない男ほど、フットワークが軽い分、より……と思う。皆さんのご意見をいただきたいところだ。「ところで、この民宿を紹介して頂いた方から、警備万全て聞いたんですけど?…実は…」「A山部長」が、昨年の合宿で…「T崎先輩達」のファンが、今でいうところの「ストーカー」のような行動をしたことを説明した。「そりゃ大丈夫だ。…こう見えてもワシは柔道3段の元警察官じゃ!…強盗だって捕まえたこともあるし、県警本部長表彰だって3度も貰っとる!」「貧相なおやじ」が胸を張った。しかし、現役を退いてから何年たっているのか…その不安を察知したのか、今度は「女将さん」が言葉尻を繋いだ。「うちの犬は、普段はおとなしいけど、怪しい行動をする人を見ると、吠え掛かるんですよ。」私は心の声で…「このおやじが、風呂場なんか覗きそうじゃないか…」小さく叫んでいた。部屋に通され着替えると直ぐに「練習場集合」の声が掛かった。大学の練習場とは違い、ここにはピアノが一台しかない。パート練習用に4台の鍵盤ハーモニカを持参してきていたが、合宿に入る前の「夏休み集中練習」で殆ど「音取り」は出来ているし、この合宿では「暗譜」と「歌詞の暗記」をすることになっていた。誰かが…「T崎先輩達…来るって言ってたけど、音取りなんか出来てるのかな?」心配をしていたが…「O坂パートリーダー」が…「大丈夫だ…あの人達はプロ集団だ。…楽譜の初見は効くし、なんの問題はない。」と、断言する。「初見は効くでしょうけど、合宿ではもう仕上げをするんでしょ?」「お前達は彼等が4月に練習に来たとき、レベルが違うのを感じたろ?…だから、心配ない!」もう一度、念を押した。質問した同期の仲間が、質問の矛先を今度は私に向けて来た。「そういえば、ナイトはあの日、T崎先輩達に連れられて…そのあとも何度か呼ばれたんだろ?」言っておくが、私は一緒にボイトレをしたことさえ、「キリン先輩」以外の誰にも言ってない。「イヤ…呼ばれてないよ。…あの日、晩飯をご馳走になって、直ぐに別れた。…そりゃ大学構内ですれ違って挨拶ぐらいはしたけどさ。」彼等も学生だから、卒業に必要な単位を取るため、最低限の授業に出て来ていた。「ふーん…」仲間は疑わしげに頷いたが…パートリーダーが睨みつけるので練習に集中した。合同の練習が開始される。最初は「ミュージカルメドレー」ということで…「ウェストサイド物語」の中の曲に「キリン先輩」と「Y本」というテノールの2年生とのデュエットが入る。みんなより一歩前に「キリン先輩」が出て、楽しげに歌い始める。あぁ、「T崎先輩達」のことは、あまり気にしてないんだな。私がなんとなくホッとしたのもつかの間…「Y本先輩」が音を外した途端…「Y本君…しっかりしてちょうだい!」キッとなって叱り付けたのである。歌を歌う人は判ると思うが、声をハッキリ出す為には、大きな口を開き、こもった声にならないよう、歯茎まで見せるようにするため…笑顔で歌っているように見える。だから、機嫌よく見えただけだったのだ。「すみません…」3年生の「キリン先輩」に叱られしょげ返るる2年生の「Y本先輩」…その姿が私自身に重なった。3年生の「キリン先輩」の尻に敷かれる1年生の私が見えたのである。その日は初日ということで早めに練習は切り上げられ…民宿の広い庭でバーベキューパーティーとなった。OBから大量の飲み物も差し入れられ…普段、飲み会に参加しない女の子も、宿泊場所だからという安心感もあって皆アルコールが入っていた。私のそばに電車で隣に座った「U山さん」が近づいて来た。「ねぇナイト君…アタシ、うちの母に…青森から出てきてる子がひとり暮しでたいへんなんだって話したら…じゃ一度、ご飯をご馳走して上げたいから連れておいでって言われたの。…あ、誤解しないで…うちの母は盛岡市出身だから…田舎から出てきてるナイト君の苦労が解るんだって。」あの頃は、もしかしたら自分がかなりモテるんじゃないかと勘違いしていて…この言葉を「下手な」口説き文句」だと思ったが、…ひとり暮しは何も私ひとりではないし、だいいち…盛岡市出身なら同じ岩手県出身の「O坂先輩」を呼べば良い…しかし、ずるい私は…「キリン先輩」が他の3年生と談笑しているのを横目で確認しながら、…「ありがとう…合宿が終わったら青森に帰るから行けないけど、後期の授業が始まったら、お世話になります。」そう言ってしまったのだ。しかし、この「U山」は今まで男の子と付き合ったことがないのだろうか?最初から親に男を紹介しようなんて?けっこう可愛い子なのになあ…私はシゲシゲと彼女の横顔を見続けた。続く
2009.11.28
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昨夜は「むつ市連合PTA・会長会議・・・・教育長との懇談会」でした。むつ市内には24校の小学校と中学校があるんですけど・・・それぞれの単位PTA会長が24人いるわけで・・・・・それが年に一度だけ・・・・「むつ市教育長」と、腹を割った懇談をするわけですよ。PTAとして困っていることとか・・・今の学校教育の現状とか・・・・日頃、一般の方には相談できないこととか・・・・ここでは紹介できないこともいっぱい話しをさせていただきました。このイベントは・・・・今年で13年目・・・・私も5回でていますが・・・・今年で退任しますから、最後の「教育長懇談会」でした。有意義な会議だと思います。来年はないと思うと・・・ちょっとさびしいですね。それでは駄洒落・・・・・「そのアロハシャツ・・・・・君が着ると似合うね?・・・・常夏のハワイにいるような気になるよ。」「サマーになるかい?」
2009.11.28
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先日・・・・アクセスアップの方法を考えました。今日はそれでやってみます。その方法とは・・・・・・「ダイエット」・「肥満」・「脂肪」・・・これで記事を書くことです。先日の「太ってる人は役所に届けなさい・・・・脂肪届」・・・・これだけで、アクセス数が上がりましたもの・・・・・ということで・・・・二匹目のドジョウを狙います。「ご試着でございますか?・・・申し訳ございません・・・ただいま大きいサイズと小さいサイズしかございませんが?」「じゃ、大・・・(いや、小さいサイズでも入るかもしれない)・・・えっと、小!・・・小にしてちょうだい!」「お母さん・・・・無理だよ・・・ダイエットしよう!」 ところで「女将修業中さん」明日のコンサートのドレス・・・・ファスナーが閉まるようになりましたか?心配です。「大えっと小!」
2009.11.27
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最近・・・・また朝起きると・・・見た夢を覚えているようになりました。これって高校時代・・・受験ノイローゼのようになったときと同じなんですよね?その高校時代の見た夢は・・・・断片的にノートに書き留めてあって・・・・今読むと意味がよくわからないんですけど・・・そのノートからどんな夢だったか思い出してみよう・・・あるいは続きを作ってみよう・・・と思って始めたのが・・・・「小説もどき・夢の続きシリーズ」なんですよ。それはそれで、皆さんに喜んでもらえる作品も・・・・ほんの少しは出来たんですけど・・・・最近、あの高校時代と同じように・・・夢を覚えている!これって、やっぱり精神的に疲れてるんでしょうかね?昨日見た夢は・・・・なぜかブログ仲間の「Hirikochanさん」の夢・・・・私が青森県知事さんと仲を取り持って・・・彼女の旦那様の「グレッグさん」の絵を(彼は画家ですが・・・・)、「青森県立美術館」に展示することになったという夢なんですよ。(アンダーラインのあるところはブログ・ホームページに飛びます。)お二人とも、ブログにまんま・・・顔写真を載せられてますから、なんとなく会ったことがある気になってるんですけど、チャットとブログだけの知り合いなのにね。そう言えば・・・先日見た夢のことで、・・・・その記事(ほら・・・神社にお籠りする夢)を見た地元むつ市のある飲食店のママさんが・・・・「ナイトさん・・・ちょっと手相を見せて?」って言うんで、・・・鼻の下をのばしながら、手を握ってもら・・・いや手相を見てもらったんです。そしたら・・・・「あの夢は近々・・・大金が手に入る夢だと思うよ?・・・・だってほら運命線と・・・・・」良くわかりませんが・・・手相にはそう出ているんだそうです。「あの古代出雲大社のような神社が表紙に載ってる本っていつ買ったんだっけ?」「えーっと・・・確か24日だと思ったけど?」「その日は年末宝くじの発売日だよ・・・・宝くじ買いなさいよ!」今日宝くじを買いたいと思います。それでは、「小説もどき」を・・・どうぞ・・・ 《歌手になるつもりが・・・(34)》高校時代のコーラス部でも合宿した経験はあるが・・・その費用は親に出してもらったもの・・・・自分でバイトをして合宿に参加するというのも、何かランクが一つ上がったような気がしてワクワクしていた。その年の合宿は・・・伊豆半島弓ヶ浜の民宿・・・伊豆急の「踊り子号」という特急で下田まで行き・・・そこからバスに乗り換えて石廊崎方面に向かう途中にあった。前年の合宿も、伊豆半島の民宿を使ったということだが、昨年「T崎先輩たち」のファンの子が・・・今でいうストーカーのようなことをしたり・・・塀に落書きなどしたり・・・・騒ぎを起こして、その民宿は断られたそうだ。最初、電車に乗り込むと・・・・その座席は学年ごとに仕切られた。1年生は1年生同士・・・2年生は2年生同士・・・「キリン先輩」はもちろん3年生の席に座っている。「U山」という、ソプラノの女の子が・・・私の隣に座った。「あれ?・・・俺の隣ってテノールのA川が坐るんじゃなかったっけ?」「良いじゃないの・・・A川君は・・・ほら?」彼女が指さす方向を見ると・・・・今まで見せたことのないほど満面の笑みを浮かべ、アルトの「K野」という女の子と隣り合って・・・一生懸命話しかけている。「ああ・・・あいつ、いつもK野さんが可愛い・・・とか言ってるもんな?」付き合ってるという話しは聞いてないが・・・この合宿を機会に、一気に仲良くなろうというのだろう。「だから、あたし席を代わってあげたの。」その「U山」っていう女の子は・・・手に持ったバッグの中をごそごそさせながらつぶやいた。「ねえ・・・食べる?」ようやくバッグを探し終え・・・・彼女はチョコレートを私に差し出した。「バレンタインデーからもう半年たってるんだぜ?・・・・くれるなら来年2月にしてくれよ。」「なにバカなこと言ってるのよ!」彼女はぴしゃっと跳ね付け・・・・そのまま私を無視してチョコレートを食べ始めた。この辺はやっぱりまだ子供だなあ・・・・私は「U山」の顔を見ながらそう思っていたのだが、なぜか冷たい視線を感じる。3年生の席から「キリン先輩」がこちらを見ていたのかもしれないが・・・・私はそちらを見ないようにして目を閉じ・・・眠ったように見せた。「ハイ!・・・みんなこっちを注目してくれ。」列車が動き出すと、突然「A山部長」が立ち上がってみんなに声をかける。「せっかく寝てたのに・・・なんだよ・・・・」私はそんな演技をしながら、今起きたようなそぶりを見せた。「えーっと、これから1週間の合宿が始まるんだけど、諸注意な?・・・部屋割はそれぞれのパートごとにするけど・・・・女性の方が人数が余計だから・・・大きな部屋っていうのはしょうがないよな?・・・・」「えーーっ!」男声パートからブーイングが起きる。「顧問の先生と指揮者の先生が二人1部屋で良いっていうのに、文句言うな!」なぜか、「A山部長」は「A川」の方に向かって叱った。「それとね?・・・・途中3日間だけ・・・T崎達も合宿に参加する。・・・彼等は5人1部屋にするから。」さっきの「ブーイング」とはまた違った「どよめき」が起こる。「なんであの人たちが参加するんですか?」そう言ったのは「キリン先輩」だった。「何でって・・・・あいつらだってコーラス部員だ。・・・参加する義務があるし権利もある。」「去年は合宿に参加しなかったじゃないですか?」「都合で参加できなかったのは、あいつらだけじゃないだろ?・・・・今年だって4年生は就職活動で来てないのもいるし・・・実家に帰らなくちゃならなくて参加してないのもいる。」「A山部長」も4年生だが、すでに就職内定をもらったという噂だ。しかも、あのプロダクションの社長に関連している会社という話しも・・・私は「キリン先輩」から聞いている。入部したとき・・・・「A山部長」はある「右翼の大物」の息子だという話しを「O坂先輩」から聞いていたのだが・・・それは嘘だったらしい。「A山部長」は「T崎先輩たち」のプロダクションから、コーラス部の運営費として多額の金品を貰い・・・・その金で、土木工学科の先輩やら・・・応援団、空手部、柔道部の主将など・・・あちこちに金をばらまき、手なずけているという話しも、「キリン先輩」から聞いた。「とにかく・・・T崎達も来るんだが・・・・昨年のような不届き者はやってこない。・・・・今回の合宿場所は・・・・警備もしっかりしているという話しだ。」ファンの子たちは入って来れないということなのだが・・・たかが民宿で、警備までしてくれるのだろうか?もしかしたら合宿費用の一部も、あのプロダクションからでているのでは?私は、なぜか不安を覚えた。 あれ?昨日書いたのから先へ一歩も進んでない。まあいいか・・・続く
2009.11.27
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「お客様、クルマの点検整備終わりました。」「そう、ありがとう…」「おや?…いつも美しいあなたが、今日のメークは更に念入りですね?…特に目の辺りが…デートですか?」「お世辞はいいのよ。…それより、愛車、どう?」解ると思うんだけど…「目の回りのメーク」ってことで…不調は更に続きます。………
2009.11.27
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先ほども申しあげましたように・・・「魔法の木のマスター」のところに初孫が・・・・そしてしばらく行方不明だった「rinちゃん」が帰ってきました。今日はなんだかメデテェな!それじゃ、「小説もどき」の続きを・・・・・ 《歌手になるつもりが・・・(33)》翌日の朝・・・・私は大学へ向かうつもりで駅に急いでいた。昨日の「T崎先輩」の提案は・・・・おそらく今日・・・「キリン先輩」から根掘り葉掘り聞かれることになるであろう。その時は、「ボイストレーナーが私の声を気に入って」・・・「T崎先輩達」のフォークバンドとは全く関係ないところで、個人的に安いレッスン料でレッスンを続けてくれる。・・・・そう言う風に説明をするつもりだ。彼女だって、「スキルアップ」のためのボイストレーニングは賛成だと言ってくれてるし・・・・問題はない。少々の嘘はなんとかなる・・・・そんな気もしていたが・・・・駅に着くと・・・ホームに「キリン先輩」が大きく手を降る姿が見えた。「なんだよ・・・・あさ、駅まで迎えに来てくれるなら・・・前もって時間を決めてくれればよかったのに?」しかし、彼女はそんなことはどうでもよいという風に・・・すぐに昨日の報告を欲しがった。「チャント断ってきたんでしょうね?」「ああ・・・T崎先輩に理由を話して・・・・プロの歌手になるつもりはありません・・・ってボイストレーニングを断ってきた。」「よく簡単に許してくれたわね?」「俺の意志が固いと思ったんだろ?・・・でもね・・・・・」最初に考えていた通りのことを話した。「トレーナーが・・・・残念がってね?・・・・せっかくこれまでレッスンを続けてきたんだから・・・フォークバンドとは別に、個人的にレッスンしてくれるって・・・それも格安で教えてくれるっていうんだよ?・・・・・俺もせっかく声が出るようになってきたから・・・途中で辞めるよりは・・・その先生にボイトレを受けさせてもらえるなら良いかなって思って・・・スキルアップのためだったら良いって言ってたよね?」彼女は少し疑いのまなざしで私を見た。「それも断ってくれない?・・・・ボイストレーナーなら・・・あたしがお願いしている先生がいるから・・・そっちに頼んでみるから?」私は慌てた。「だって、今まで教えてくれた先生が・・・・せっかく安く教えてくれるって言うんだよ?・・・・レベルだって格段に上がったと思うから・・・俺は今の先生で良いと思うんだけど・・・」「あら・・・ナイト君・・・あなたは私と一緒にレッスンを受けるの嫌なの?」「そんなことないよ・・・一緒に受けられればそれほど良いことはないと思うけど・・・・レッスン料だって高いだろうし・・・・」「そのトレーナーのレッスン料っていくらなの?」私はますます慌てた。最初のレッスンから・・・プロダクションもちだったから・・・・基本料金がどれくらいなのかさえ知らない。「えーっと・・・・確かワンレッスン・・・・・10000円だったかな?」私は彼女の眼の色をうかがいながら・・・そっと答えた。「え?それって高いじゃない」「あ、違う違う・・・・・あれはフォークバンド全員分だから・・・」私はどれくらいが適正価格なのか全くわからない。しどろもどろの私を見て・・・「キリン先輩」はますます怪しんだのだろう・・・「とにかく、・・・・そのトレーナーさんが個人的に教えてくれるっていうのも全部断って!」この日から・・・私はしばらく怖い夢を見続けることになる。それはこんな夢だった。「T崎先輩」が・・・大学の構内で私を見つけて近寄って来る。そして・・・・「君、うちの社長を甘く見ない方がいいよ・・・・・組関係の人がしょっちゅう出入りしてる会社だからね」・・・そう言うのだ。それから場面が変わって・・・・アパートの中にいる。真っ暗闇の部屋なのに・・・・ドアを「ドンドンドンドン・・・・ドンドンドンドン」「ナイトさん、いるんでしょ?・・・・組長がいつになったらレッスン料を返してくれるのか聞きたいって言ってるんすけど・・・一緒に来てもらえませんかね?」そしてまた・・・「ドンドンドンドン・・・・・」ドアをたたく音が響き・・・・・そこで汗びっしょりで目が覚める。その同じ夢の連続だった。当時はまだ、芸能界と暴力団の黒い噂が残っていた時代であったから・・・・全くの素人の私には、それが当たり前だと思っていたのだ。しかし・・・それからも特別に変わったことはなく・・・いつしかそんな夢も見なくなっていった。そして夏休みが始まり・・・・・しばらくはデパートの配送センターのアルバイトをして合宿費を稼いだ。聞くところによると、合宿費の半額も「T崎先輩たち」のプロダクションが出していたという噂があったが・・・・伊豆での一週間の合宿費用の個人負担分にしては・・・当たり前の金額だったと、今思い出している。その合宿までの間は・・・・ごくごく普通の学生生活を送り、「キリン先輩」とも、ほぼ毎日会うことができたし・・・アパートに来て夕飯を作ってくれたりもした。もしかしたら学生生活で一番充実した毎日だったかもしれない。いよいよ合宿に旅立つ日・・・・電車に乗り込むと・・・「A山先輩」から、今回の合宿・・・・・「T崎先輩たち」が3日間だけ参加すると伝えられる。部員全員がざわつく・・・・私はなにか胸騒ぎがした。
2009.11.26
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皆さん喜んでください。「魔法の木のマスター」に待望のお孫さんが誕生しました。お嬢さんは帝王切開で・・・大変だったと思いますが・・・まず元気そうな男の子で一安心。名前は・・・私が考えましたが・・・・「日本奇術協会」の創始者の名前を頂いて・・・・「天勝」君か、「天洋」君なんていかがでしょう?それでは・・・お祝いの駄洒落を・・・・・「魔法の木のマスターのところに・・・待望のお孫さんが誕生したんだって!」 「それで、男の子?女の子?」 「それは、プリンスでありんす」 花魁か! でも一つさびしい事が・・・マスターはどうでもいいんだけど、あの美人の奥さんを「おばあちゃん」とは呼びたくないなあ・・・・・・
2009.11.26
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今日の会合は「下北・むつ市企業連携協議会設立総会」でした。内容については、説明がちょっと面倒なので割愛させていただきますけど、なにしろ市長はじめ副市長・市役所部長級とは2日連チャンの会合です。先週もこの連中との会合が2回ありましたから、もう話すこともないんですよね。実は明後日もあったんですけど、別な会合も二つ重なってるんで、そっちに出ることにしました。じゃ「小説もどき」の続きを… 《歌手になるつもりが…32》「…だから、アタシは彼等を退部させたいのよ。…アタシたちはアタシたちの音楽を…彼等は彼等の音楽をすればいいのよ…」「キリン先輩」は吐き捨てるように言った。「あなたが自分の為にスキル・アップしようと、ボイストレーニングすることは良いと思うの…だけど、あの人達のようになって欲しくない。」私は彼女に押されっぱなしになっていた。「それなのに…あなたはそんな大切なことを内緒にしてて…まるでアタシよりあの人達の方が大事みたいに…」いかにも悲しそうな顔をした。「わかったよ!…今度T崎先輩に会ったら、ちゃんと断って来るから!」 私は彼女の圧力に負けた。「プロの歌手になれる」という誘惑には抗しがたいが…これ以上、彼女に責め続けられるのは辛い…それにヒット曲一曲のフォークバンドの交替要員というのも、自分の将来に不安を感じた。そして最期に彼女の「とどめのひとこと」…「T崎さんは自分が卒業引退することを考えてあなたを交替メンバーとして選んだのよね。…来年になれば他の4人も卒業してあなた一人が残されることになるのよ?…そうなったら、あなたがコーラス部のメンバーから嫌われながら、男声を4人…スカウトする責任を負わせられるのよ?…よく考えてね。」ここまで言って…彼女は家に帰ると歩き出した。私は慌てて「キリン先輩」を追い掛ける。この頃は、彼女とデートしたとき…必ず家まで送り届けるようになっていたから、彼女も当然のように思っていて一緒に帰る電車の中でも説教は続いた。「アタシはスターと結婚する気はないの…アタシが結婚するつもりなのは、土建屋さんなんだから…」これが、「20歳の女子大生」が「18歳の少年」への言葉であった。まだ一度の肉体関係もないのに…まったくの「おままごと」のようなものだったのである。そして翌週の火曜日…私は重い気持ちを引きずったまま…渋谷のスタジオに向かい、「T崎先輩」と話しあったのである。「じゃ君は、せっかくここまで伸びたのに…ボイストレーニングを辞めるっていうのかい?」「T崎先輩」は大袈裟に驚いて見せた。「誰に何を言われたのか知らないけど、勿体ないと思わないか?」「そりゃそうは思うんですけど…」ここでも私は気弱だった。「そうだろ?…だったら続けようよ!」「だけど…」「なんだよ…続けるだろ!」「ダメなんです。約束したから…」強く言われたことで反発する気持ちが生まれ、私は彼から続く次の言葉を想定して、少し意地悪しようと考えたのだが、案の定…食いついた。「誰と約束したの?」「実は俺…以前T崎さんと付き合ってた、N田さんと付き合い始めてて…」「T崎先輩」の顔色が青くなった。「そう…彼女か…」私としては、言われっぱなしでいることが自分の弱さを露呈されてるようで…だから少しでも上に立ちたくて…「キリン先輩」の名前を出してしまったのだが、これが「T崎先輩」の心に直撃してしまったようだ。「それなら、今まで君に掛かった費用をどうやって返済するつもりなの?…社長だって君に期待してたから、ボイトレ代を負担してくれてたんだから…」「えっ、好意でやってくれてたんじゃないんですか?」「当たり前だよ。…社長だって商売でやってるんだ。…」私はますます追い込まれた。そこへ「T崎先輩」が、折衷案を持ち出してくる。「そしたらどうだろ?…僕達と一緒のボイトレは辞めて、君ひとりで先生のところへ行ってレッスンを受けたら?」「だって彼女は、T崎さん達のグループに入ることを嫌がってるんですよ?…レッスンをひとりで受けるにしても、最終的にグループに入るんだったら、認めて貰えませんよ!」「それだったら、トレーナーのS木先生が勿体ないから個人的に教えたいと言ったことにして…費用も安くしてもらったことにして…」「私、月謝なんか払えません。…」「ポーズだけだよ。…N田だけ、ごまかせれば良いんだろ?…」「T崎先輩」は…まるで猫が捕らえたネズミをもてあそぶように…私を見ていた。続く
2009.11.26
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昨日は・・・私たち商工会議所の役員と、市役所幹部・・・それに海上自衛隊大湊地方総監部の幹部との合同懇談会でした。たまたま隣の席の方が、「音楽隊の隊長」で・・・・音楽談義に花が咲きましたよ。「今日、第九コンサートの協賛広告の件でお見えになった方がいたんですけど・・・・今回の第九は、オーケストラじゃなくて・・・・ブラスバンドの演奏になるようですね?・・・・音楽隊に要請はなかったんですか?」「ブラスのアレンジはしてやったんですけど、出演は断わりました。・・・・入場料を取るっていうのは、我々公務員ですからなじまないんですよ。」そんな話しをしてきました。かなり意気投合したんでね・・・・今度「音楽隊」に遊びに・・・いや表敬訪問に行ってきます。それじゃ、「小説もどき」の続きを・・・・ 《歌手になるつもりが・・・(31)》チケットを売らなくていい・・・・それを大半のコーラス部員たちは喜んだ。そんなに高い金額ではないにしても、友人に無理やり押し付けるっていうのは、なんとなく申し訳ない気がして、なかなか売れないのだ。それが売らなければならないチケットを「T崎先輩たち」のプロダクションが、半分以上買い取ってくれるとなれば・・・・かなり気持ちが楽になる。3月にデビューしたとはいえ、「T崎先輩たち」も、はじめのうちは練習に参加していたらしい・・・・それが・・・・夏休みの合宿が決まったころから少しずつ狂ってきた。そのグループのデビュー曲がヒットし始め、合宿には参加できなかったらしい・・・その昨年の合宿にはもちろん、「キリン先輩」も参加してて・・・・彼らが合宿に参加できないことは・・・・まだ我慢できたらしい。ところが・・・・彼らが参加していないにもかかわらず・・・・この「T崎先輩たち」も所属している「コーラス部」が伊豆で合宿をしている噂が・・・・初物買いのファンたちに漏れたらしく、合宿所近辺を、若い女の子たちがうろうろしはじめたのだ。うろうろするだけならまだしも、部屋の窓を覗きこんだり、叩いたり・・・散歩しようと誰かが外に出ると・・・・「T崎先輩たち」の情報を仕入れようと追いかけてきたり・・・・一般の部員達は徐々にノイローゼ状態になっていった。 そしてその後、合宿が終わったあとも・・・・「T崎先輩たち」は練習に全く姿を見せなくなったというのだ。後期の授業が始まり、練習もまた普段通りに再開されたが・・・貴重な戦力の男声が・・・5人も減ってしまって・・・・幹部は緊急会議を開いたらしい。案件はもちろん・・・・「T崎達」の処遇である。定期演奏会に出る気はあるのか?その練習に出てきてくれるのか?退部する意思はないのか?その案件を持って、全権委任された「A山・現部長」は・・・・マネージャーと話し合いを持ったという。結果、退部する気はない。定期演奏会には出たい。練習にはなかなか参加できないが、本番1週間前からスケジュールをあけ・・・・そこで集中練習をする。そんな返事だったが、実力があるメンバーなのはだれしもが認めていたので・・・・その練習だけでOKと、コーラス部幹部は了承したのだった。ところが・・・・本番一週間前になっても彼らはやってこない。慌ててプロダクションに連絡すると・・・・・スケジュールがいっぱいになった・・・練習はきちんと5人で続けているから、本番直前のゲネプロだけで大丈夫だ。こう返事が来たのである。テレビで見かけることも多くなり・・・・かなりの売れっ子になったというのは傍目にもよくわかる。プロダクションとしては、売れる時に売ろう・・・そう考えたのかもしれない。とにかく本番当日を迎えたのだが・・・・・彼等はゲネプロには間に合ってきた。さすが毎日歌を歌い・・・・プロデビューする前とは数段実力も上がっていたらしいが・・・・今度はコーラス部の方で困った。普段聞こえない男声の声が・・・倍以上の声で出てくるのである。混声合唱なのに、男声合唱のように聞こえる・・・・そんな感じだったのかもしれない。それでも・・・・素人のコーラスなんだから・・・・とそのまま舞台に出そうとしたのだが・・・・「T崎」から提案があったという。「コーラスのステージには出ない。・・・・代わりに10分だけその“フォークソングバンド”のステージを取ってくれ」というのだ。無茶苦茶な提案だった。それは一年かけて練習してきたコーラス部への侮辱である。さすがに「A山部長」が断ると・・・・彼等は、定期演奏会にも関わらず、出て行ってしまったのである。そのあとの収拾が大変・・・・・・演奏会が始まる前・・・・部長は観客席に影のマイクでお詫びをしなければならなかった。「本日、出演予定の〇〇バンドは・・・・都合により出られなくなりました。誠に申し訳ありませんがご了承ください。」これが火に油を注いだのである。チケットの半分は・・・プロダクションが持っていて・・・・それをファンの子たちに売ったらしい。その半分のチケットを持った人たちのうち・・・・ほとんどは帰ってしまうし・・・・残った人たちも、演奏中に騒ぎだしたのである。こうして、散々なうちの定期演奏会は終わった。そして・・・・現在・・・・・彼らの人気も若干下火になり・・・・また夏休み合宿が近づいて来たのである。
2009.11.25
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「恵姐さん」から・・・「初心にかえれ」と言われたので・・・・4年ほど前に・・・最初にブログで作った駄洒落を思い返してみます。「太ってる人は役所に届けを出してください。」「何の届けだよ?」「脂肪届!」今とそんなに変わらない気もするが・・・・・
2009.11.25
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今週も忘年会がらみの会議が3つあります。夕方に会議を始めて、その後の懇親会ってことなんですけど・・・今日は早く帰るぞ!じゃ駄洒落・・・・・「トンネルの見学会で・・・大変だったらしいな?」「そうなんだよ・・・・かなりの数の見学者が来ちゃってね・・・大混雑・・・・・そこへ大蛇がいるぞーって誰かが叫んだもんだから・・・・大騒ぎさ。」「蛇が?・・・・どんな?」「穴、混んだ・・・」
2009.11.24
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11月18日の私の更新した日記に・・・「夕べ見た夢」と題しまして、「変な夢を見た」っていう記事を書きました。ジュニアと二人で・・・神社のところに「お籠り」という神事をする夢なんですけどね・・・・覚えてらっしゃいますか?そこでは五つの神事を行いまして・・・・最終的には大きな神社に行って「お籠り」をするんですけど・・・・その大きな神社が・・・「古代出雲大社」の天空高くある神社なんですよ。でね・・・・夕べ2カ月ぶりぐらいに本屋さんに行ったんですが、そこに以前から良く読んでいる「高田崇史さんのQEDシリーズの新刊」が出てたんで立ち読みしようとしたら・・・その表紙がその「古代出雲大社の天空高くそびえる神社の想像図」が描かれていたんです。口で言うのは難しいな・・・・ この写真の通りなんですけどね・・・・「あの夢を見た理由が、この本の中に何かある。」そう感じて、思わず買ってしまいました。あ、タイトルですけど・・・・高田崇史著・・・「QED出雲神伝説」です。講談社の新書版で出ています。薬剤師さんを探偵役にした推理小説なんですけど・・・歴史をちりばめたもので・・・私好みの本です。とりあえず朝の更新はここまで・・・・・なにがあるのかなあ・・・・・?
2009.11.24
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なんだかんだで連載30回目になりましたね。どこまで続くんでしょうか?それは私しだいってことなんですけど、なんかもう少し続けていたい気分なんですよ…良いでしょ?それじゃ続きを…《歌手になるつもりが…(30)》「キリン先輩」の顔からみるみる微笑みが消えていって…確実に怒鳴られると思った。完全に「恋人」の顔から「先輩」の顔に変わっている。「ナイト君…どういうことなの?」意外にもその口調は静かなものだったが…「アタシね、あなたが自分の成長のためにボイストレーニングをすることには反対じゃないのよ?…だけど、なにもアタシにまで内緒にすることはないと思うの。」「キリン先輩」はわざとだとは思うが、「ボイストレーニングをする…」という言葉の前にあるはずの、「T崎先輩と一緒に」という言葉を省略したように思えた。そのことに少しムッとして、反論にならない反論をする。「そう言うけど、ホントはT崎先輩と一緒にボイトレしてたことに怒ってるんだろ!」彼女はハッキリと呆れた表情を見せた。「何言ってるの?…ボイトレのことは構わないって言ってるでしょ?…ましてやT崎さんなんて関係ないし…」「昔、付き合ってたのを知ってるぞ…」喉元まで出かかったが、途中でブレーキがかかったように言葉を代えた。「T崎先輩が嫌いなんだろ!」「それは誤解よ。…音楽に対する姿勢は、むしろ尊敬してるわ。…ただ…」「キリン先輩」は言葉を選ぶように…少し間を置いてから…「今の彼は、コーラス部のレベルアップなんか考えてない…アタシたちを利用出来さえすればいいのよ。」彼女はひとことひとことを噛み締めるように言った。「あのグループが自分達のイメージを作るためにコーラス部を辞めないっていうのは、あなたも聞いて知ってるだろうけど、そのおかげで去年の定期演奏会は酷いことになったの…」それはこんな話しであった。彼等がプロとしてデビューしたのは、昨年の3月だった。前年の定期演奏会の少し前から準備が始まったという…「T崎先輩」のおじさんという人が、レコード会社のプロデューサーで、フォークソングバンドを作るに当たり、どうせなら音楽の基礎がある程度出来ている…コーラスアレンジしても、つられないで歌えるくらいのバンドにするというプロジェクトが作られ、それなら「大学のコーラス部員」で編成した方が良いだろうということになった。ゆくゆくは、大学のコーラス部出身の「ダークダックス」のような男声四重唱に変化させることも考えていたようだ。皆さんはあまりご存知ないだろうが、当時でも「大学コーラス部出身のプロ集団」の需要は多く、レコードが売れなくても、「CMソング」だけで食っていけたのだ。今でも残っているグループは「タイム・5」など、たくさんある。もし、フォークソングで失敗しても、そちらへ変更できればリスクは小さい。そんなことで、そのプロデューサーの甥っ子である「T崎先輩」に白羽の矢が立ったのである。しかし、最低の条件として「大学の現役コーラス部員」だということがあり、時の「部長」と当時副部長であった「現・A山部長」に相談があったらしい。レコード会社と「T崎先輩達」が所属することになったプロダクションの社長が交渉の窓口だったという…その条件は、「コーラス部運営の為の具体的な資金援助」だったらしいが、詳しい金額は「A山部長」しか知らない。最初は部員達も喜んだ。私達、コーラスをやっている人間が困るのは…定期演奏会のチケット販売と歌の著作権料や会場借り上げ費…プログラムやチケット代など…細々とした資金調達だった。その資金が援助されるようになれば、歌だけを歌えば良いからかなり気持ちが楽になる。続く
2009.11.24
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最近・・・歳を感じます。忘れ物が多くなり・・・疲れるから早く寝るんだけど、寝るのにも体力が必要だから・・・ほんとに朝早くから目が覚めちゃうんです。「早寝早起き」は健康のバロメーターっていいますけど、・・・・・健康じゃないから自然にそうなっちゃうんですよね。今日も早く寝ようっと・・・・で、駄洒落。「なあ・・・今日は一緒に飯でも食いに行こうよ・・・・いいだろ?・・・な、二人でさ・・・」「な、二人(ん)でって・・・いやよ!虫が好かないんだから」若いころは断られても誘い続けたのに・・・・最近は・・・体力がないなあ・・・・
2009.11.23
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K会長の写真はいかがでしたか?予想通りの人だったでしょ?実は会場で「K会長」と「O田直前会長」に…「ブログに載せるから写真を撮らせろ」って了解を貰ったんです。「目を隠す」つもりはあるけど、酔っ払ってるから忘れるかも知れない…ってことまで了解貰ってまして、だからああいう風に発表しちゃったんですけどね。でも「悪乗り」する人達だから、二次会の写真は使えません。あ、ちょっとみっともないだけで、家庭内紛争まで発展するようなものじゃないですよ?だって僕等は、父兄の鏡たる…真面目な「PTA役員」ですから…それじゃ「小説もどき」の続きを…《歌手になるつもりが…(29)》そんなことがあって、話しは夏休みまで飛ぶ。その間…「キリン先輩」が私のアパートを毎週必ず一度は訪問するようになったが、キス以上のことは無かった。もちろん、カップ等の食器類は増えてきたのだが…毎週火曜日の「ボイストレーニング」も、「T崎先輩達」が「地方へ営業」に行くとき以外は順調に続いていたし、彼等のステージもキャバレーを中心に何度か見る機会を得たが…そのことは「キリン先輩」を騙し続けることが出来ていた。もうひとつ…「キリン先輩」への借金返済の件も、なんとか解決した。実家の建設会社で、大手の舗装会社から依頼を請け…舗装班が高速道路の舗装工事にやって来たので、そこへアルバイトとして潜り込ませて貰ったのだ。東京の高速道路の舗装工事は深夜に行われるので、大学の授業にはさほど問題はなく…無事借金を返し終わって、幾ばくかの小遣いも残った。それは「キリン先輩」を喜ばせた。金を返したってことより、私がそのために真面目に働いたこと…それが嬉しかったようで、借金を返す当日…彼女は私のアパートでエプロン持参で夕飯を作ってくれた。日々の生活が順調に進む幸せを感じたものである。夏休みが近づいてきたある日…昼休み、部室に行くことがあった。部室のドアを開けようとしたら、中から「A山部長」が誰かと話している。「12月の定期演奏会の会場はこっちで押さえておきました。…もちろん、チケットも半分預からせて頂きますよ。…だから、T崎達の件…よろしく頼みますよ?」なんの話しをしてるんだろう?私は何の気無しにドアを開けてしまった。中にいたのは、顔見知りの男…「T崎先輩達」のマネージャーだった。「A山部長」は私の顔を見ると手に持った分厚い封筒をアイビージャケットの内ポケットに慌ててしまったように見える。一瞬、悪巧みをしている「悪代官」と「越後屋」のように思えた。しかし、マネージャーは私を「悪巧み」の仲間であるように扱ったのだ。「A山さん…ナイト君なら大丈夫ですよ。…なにしろT崎が可愛がってますからね。…毎週のボイストレーニングにも呼んでるんですよ。」確かに可愛がってもらってるとは思うが…何が「大丈夫」なのか理解出来ない。以前、「こだぬき先輩」が…「1番の悪はA山部長よ!」そんな言葉を吐き捨てたことが思い出された。私のことを味方だと思ったのか…「A山部長」はホッとしたように…「ナイト…そうか…おまえがT崎の後に入るのか?」ニッコリと微笑む。「T崎先輩のあとって?」「T崎は今年で卒業だから、引退してレコード会社にディレクターとして就職するんだよ。」「卒業しても、グループで歌い続けるんじゃないんですか?」「いつまでもフォークじゃないだろ?…それにあのグループは、内のコーラス部の中のグループってことになってるんだ。…いつかは卒業しなくちゃならんだろ?」え?私があのグループで「T崎先輩」のアトガマ?っていうことは、メインヴォーカルじゃないか!テレビのセンターマイクで歌う自分の姿が浮かんだ。でも、前に社長の前で歌ったときに、合否については何も言われてなかったのに…「最近のボイトレ、…だいぶ良くなってきたし…かなり期待してるんだよ。」マネージャーが続ける。この言葉に…私は有頂天になってしまって…今、目の前で行われた「A山部長」とマネージャーの怪しいやり取りはすっかり忘れてしまったのである。そして、そのことを「キリン先輩」に言う…今が一番良い機会だ…そう思ってしまったのである。夜の練習が終わり、私はいつものように彼女に目配せして、待ち合わせ場所に向かった。最近では、「キリン先輩」と私の関係を気づいている部員もいるようだが…バレていようとどうであろうと…公私のけじめだけはつけておこうと、秘密で会うことにしていたのである。「俺、麗子に話しておきたいことがあるんだけど…」公私の公の時は「先輩」と呼び、私の時は「麗子」と呼んでいた。「どうしたの?…ずいぶん嬉しそうね。」よほど嬉しそうな顔をしていたのだろう。彼女もそれに併せて微笑んでいた。私は、今まで「T崎先輩達」とボイストレーニングを続けていたこと…そのグループのメンバーになれそうなこと等を話した。しかし、「キリン先輩」の顔から笑顔がみるみる消えていったのである。続く
2009.11.23
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今日は昨夜の祝賀会の写真を・・・・・最初の写真は、今回の受賞者「K会長」を褒め称えようとして・・・・かなり無理をしている「O田直前会長」です。いつもの「ツッコミ」のさえを見せておりますので、かなりの大爆笑でしたが・・・書き言葉ではニュアンスが伝わらないので・・・・そのうち皆さん、会いに来てください。 あ、下のほうには「K会長」ご本人と、校長先生が写っています。 続いての写真は、「K会長」が・・・・祝賀会開催を待ってます。このあと、いつものように津軽弁での挨拶となっておりますが・・・本人は標準語のつもりでしゃべっておりますから・・・・後ろの席でまたいつものように・・・若い女性教師がクスクスと笑って・・・・おります。 五所川原から・・・・むつに来て20数年になるって聞いてますけど・・・なかなかお国訛りは治らないモノですね。それがまた可愛いんですよ。 次の写真は・・・あ、これは誰が見てるかわからないから発表できません。ということで・・・・「K会長」も私も・・・・PTA活動はあと5カ月で終わります。両校の役員の皆さん・・・長い間支えてくださってありがとうございました。私の場合は人気がないんで・・・表彰もなければ慰労会もないので・・・・「K会長」の御席を借りてご挨拶させていただきます。皆さんありがとう。
2009.11.22
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さっきまで、「T名部中学校・PTAのK会長」のある賞を頂いた「祝賀会」に出席してきました。ほら、3年ほど前に私のブログで紹介して…けっこう全国的に話題になった「K会長」ですよ。彼も私と同じく、今年度をもって会長職を辞任するんですけどね…なんとなく「退任慰労会」も兼ねてるようなので、彼の了解をもらって写真を撮らせて頂きました。明日にでも、彼の漫才をやるときの「ツッコミ役」…中学校では直前会長…うちの小学校では「顧問」を勤める「O田さん」の写真と共に発表したいと思います。もうひとり、「K会長」を上回る「スーパースター」…「K本副会長」っていう人もいるんですけど…地方公務員で…本日は残念ながら欠席のため、写真は撮れませんでした。明日をお楽しみに…それじゃ「小説もどき」の続きをどうぞ!《歌手になるつもりが…(28)》コタツの中で転がりながら、唇を重ね続けた「キリン先輩」と私…しかし、何故か彼女は震え続けていて…私には想像出来ない反応だった。私だってそんなに経験豊富というわけではないが、こんなにキスで震える女の子は、「初キス」の子が多かった。もちろん、「初キス」で震えなかった子もいるにはいたから逆も有り得るが…少なくとも「キリン先輩」には「T崎先輩」というお付き合いしていた恋人がいたわけで…しかし、歯の根も合わないような震え方は「演技」とも思えない…これが「演技」だとしたら、「天才詐欺師」以外のなにものでもない。そう思った瞬間…私は急激に冷めていった。「どうしたの?」彼女はまだ震えの残った声で聞いた。私は彼女の嘘を見逃さないよう、彼女の目を真っすぐ見つめて尋ねる。「ねぇ…もしかしたら初めてキスした?」その問いに…「キリン先輩」は恥ずかしそうに視線を外してコクンと頷いた。これも演技?それを確認するなら、このまま最後まで続ければわかるだろうが…この時の私はまだ「純」だった。彼女がまだ「T崎先輩」のことが好きで…彼への当てつけで、私と付き合おうというなら、それは私の方から願い下げだ。彼とのことは完全に忘れて、純粋に私と付き合うっていうなら、私は全力で彼女を愛そう。だから、それがハッキリわかるまでこれ以上のことはすまいと決めた。「18歳の若い男が、目の前にある据え膳を我慢できるの?」そう考える皆さんもいらっしゃっとは思うが…その時の私は、頑固にそう決めた。私に抱かれながら、他の男のことを考えてるなんて、私には絶対許せないことだった。今日はこのままで終わろう「ねぇ…俺、送って行くよ。」もしかしたら、何故途中で止めるのか…そう問われるかも知れない…そう思ってもみたが、彼女は素直に「うん」と答えた。駅まで歩きながら、ひとことも言わず…「キリン先輩」もただ隣を並んで歩いている。電車に乗ってから…彼女は私の隣に座り、小声で…「何を怒ってるの?」私がキスをしてから、その先に進まなかったことで、不安にかられたのか?…そう尋ねてきた。「俺、君のことをもっと大事にしたいんだよ。…」彼女はその言葉の意味を考え続けるように、それだけで後はなにも言わなくなった。電車を降りる。相変わらず、二人はなにも言わず並んで歩いた。そして…彼女の家の明かりが見えてきたところで、彼女の肩に触れて呼び止めると…彼女は驚いたように振り返る。「さっき言ったことってホントだからね…さっきキスをしたとき、先輩は震えてた。…正直にいうと、先輩って綺麗だから、もう初キスは済ませてるんだと思ってた。…」「キリン先輩」は何か言おうと口を開きかけたが、私が続ける。「でも聞いたら初めてだって言うだろ?…その時思ったんだ。…麗子は俺のためだけに、この世に生まれたんだって…だから感情のままに行動するんじゃなくて、もっとお互いを大事にしていきたい。」この時初めて「キリン先輩」のファーストネームを呼んだ。キザな言い方のようだが、その時は真実そう思った。その言葉を聞いた彼女は直ぐに私の胸に飛び込んできたのだが…暗いとはいえ、「キリン先輩」の家は目と鼻の先…私は辺りが気になった。続く
2009.11.22
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昨夜は、うちで請け負った建築工事の「安全祈願祭」でした。ほんとは「地鎮祭」なんだけどね・・・・公的な建物の場合・・・「政教分離」っていうことを騒ぐ政治家がいるんで・・・「「土地の神様に掘ったり削ったりすることをあらかじめお詫びして、神様の気持ちを鎮める」っていうのは禁止なんです。そこで・・・「工事施工業者が、工事の安全を願う」ってことで・・・「安全祈願祭」っていう名称になったんですけど・・・こんなことで「政教分離」って騒ぐ政治家たちが、今の日本の経済・社会をおかしくしちゃったような気がします。今日は・・・PTA仲間の・・・・ほら、以前話題になった「T名部中学校・K会長」が、全国表彰をいただいたのでその祝賀会に行ってきます。先日は「学芸発表会」の延期で・・・・いつも彼が事件を起こす「青森県連合PTA研究発表会」に・・・・我が校は参加できなかったから・・・・取材してきます。なんか噂では・・・今年は「K会長」ではなく、一緒に行った「K本副会長」が事件を起こしたようなので、その辺も調査してきますけど・・・・できたら彼等の写真も許可をいただいて撮ってきたいと思います。それじゃ駄洒落。 「革命家チェ・ゲバラの伝記を、神格化された英雄としてでなく、人間味あふれる弱い人間としての彼を・・・・永年の友人であった貴方に書いて欲しいんですが?」「そりゃ悩むな・・・・わしはあいつの弱い部分を誰にも教えたくないんだ。」「でも、今書かなければ…本当のチェ・ゲバラの姿が永遠の謎になっちゃいますよ・・・・?」「うーん・・・悩むな・・・書こうか、・・・書くめぇか?」「
2009.11.21
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色っぽいシーンにとうとう突入してしまいました。「突入」っていう言葉を使うことさえ、なんとなく気恥ずかしいような・・・それでも突入してしまったものは仕方がない。早く次の場面に転換できるよう・・・順番通りなら「駄洒落」を書くところですが、このママ「小説もどき」を続けましょう。 《歌手になるつもりが・・・(27)》「お姉ちゃん・・・・来るなら来るって前もって言ってよ・・・急に来るんだもんなあ」大家さんの家の前を通る時に・・・私はわざとこう言った。「だってお母さんが・・・ちゃんとしてやってるか姉として見てきてちょうだい・・っていうんだもの・・・しょうがないでしょ?」「キリン先輩」も調子を合わせ、姉としての演技をする。その声は大きくもなく・・・かといって小さすぎもせず・・・ごくごく自然に聞こえるように会話をしているつもりだった。しかし途中・・・はっと思いだす。大家さんは私が青森出身だということを知っている。その青森出身の姉弟が・・・・標準語で会話しているのはおかしい。ここまで来てしまえば、・・・明日の朝問い詰められたとしても、しらばっくれるか開き直るしかしょうがないと覚悟した。私のアパートは・・・総2階建てで・・・・上に3室、下に3室・・・・計6室のアパートだった。その一階の一番手前が私の部屋である。出来れば誰にも見られたくないという思いから、ポケットにある部屋の鍵を探し出す手ももどかしい。ようやくの事、ドアをあけ・・・「キリン先輩」をドアの中に押し込んでおいて・・・すぐに私も中に入りドアを閉める。そのために40センチ四方の小さな玄関口で、二人がピッタリと密着して立つことになった。つまり、「キリン先輩」の背中に私の胸が・・・・彼女の細長い、真っ白な「うなじ」が私の目の前にあった。「ゴクン!」生唾を飲み込む音が、彼女に聞こえそうな気がして・・・その反動からか思わず彼女の肩を抱き寄せ・・・そのうなじに私の唇を這わせようとしたのだが・・・・この時、彼女の肩が微妙に震えているのを感じた。その震えがかすかに上ずった声とため息になって・・・彼女の口から洩れた。「部屋に上がっていいの?」しかし彼女は・・・私の返事を待たずに靴を脱ぎ・・・ふらつくように部屋に上がってゆき、私は玄関に立ったまま呆然と見送っていた。私の部屋は、玄関からすぐにキッチンがあり・・・・右奥のガラス戸に隔てられて居間兼寝室となっていた。「キリン先輩」がガラス戸を開けっ放しにする。「あ、蒲団が敷きっぱなしだ!」私は慌てて後を追いかけたのだが・・・彼女はその蒲団の乱れも気にせずに・・・・テーブル代わりに使っているコタツのところで座り込んでいた。なにも言わないまま・・・ただじっと坐っている。「あ・・・紅茶でも入れるよ」キッチンに立ったままの私は・・・そのまま振り返って薬缶に水を張り、ガスコンロに火をつけた。沈黙が数分続き・・・・彼女がポツンと一言つぶやいた。「寒いね?・・・」「そうかな?」「寒いよ・・・・」「コタツのスイッチ入れなよ」短い言葉のやり取りが続いたが、いつもの彼女の声とは違うように感じた。出来るだけ冷静でいようという気持ちからか、ゆっくりと・・・しかも声のトーンがいつもより一段低い。私自身も少しおかしかった。玄関先で・・・・彼女の首筋に唇を這わせ損なった気まずさから・・・・「キリン先輩」の目を見ることができなかった。薬缶から湯気が噴き出すのをじっと見てた。しかしそれは彼女も同じようで・・・・・お互い、背中越しの会話が続く。「ねえ・・・あたし待ってたのって迷惑だった?」「イヤ・・・嬉しかったよ。」「驚いたでしょ?」「ああ・・・とっても・・・」本当に短い会話の連続だった。ほどなくして薬缶の注ぎ口から、湯気が勢いよく噴き出し始めたがその時になって・・・初めて・・・うちには大きなマグカップが一つしかないのに気付く。(しょうがないな・・・そのうちもう一つカップを買おう・・・・とりあえず、今日は先輩に飲んでもらおう)そう思い、そのマグカップにティーバッグを一つ放り込みお湯を注いだ。「・・・紅茶できたよ・・・」「じゃあ、ケーキの用意をするね?」彼女は座ったまま手の届く範囲のところにある茶ダンスから・・・・皿をふたつ取り出しケーキを並べるが・・・・うちにはカップもなければケーキ用のフォークというシャレたものもなかった。「ごめん・・・今度来る時まで、カップとかスプーン・フォークを買っておくよ。」その時になって彼女は・・・私がマグカップ一つだけを持って立っていたのを見つけた。「あれ?・・・・あなたのカップは?」「ああ・・・良いんだよ・・・うちにはカップが一つしかないのを、今思い出しちゃって。・・・・」その言葉に・・・「キリン先輩」は声を殺しながらも、愉快そうに笑った。「そう・・・今気付いたの?・・・でもあたし一人飲んじゃ悪いよ・・・あなたが飲んで?」ホントに気の毒そうな顔をする。私はカップをテーブルに置くと・・・彼女に気を遣わせないように・・・「良いんだよ、・・・カップが大きいんだから、君が先に半分飲んだら、残りの半分を・・・君が口をつけたところから飲むつもりだからね」ここでもう一度・・・また彼女が笑い・・・私はその笑顔を楽しみながらコタツの、彼女の隣の席に足を滑り込ませた。その時のタイミング・・・・コタツ布団の中で・・・私の指が彼女の膝に触れてしまった。反射的にその指を払いよけようとした彼女の手もコタツ布団の中に・・・・私はその手をグッと握り締めてしまったのだ。そしてさっきまでお互い、目も見ることができなかった二人が・・・今はしっかりと見つめあっている。しばらくの沈黙の後・・・・・先に「キリン先輩」が声をかけてきた。「紅茶・・・・一緒に飲もうか?」「どうやって?」「こうやって・・・」それは口移しで飲ませようとする仕草だったが・・・・彼女の形の良い唇は・・・・一滴の紅茶もこぼさないほどピタッと・・・私の唇を塞いだ。紅茶なんて一滴も含んでいない口なのに・・・・・続く
2009.11.20
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昨日・・・PTAの三役事務局会議を開催したのですが・・・・そこで「残念なお知らせ」をしました。「ムラサキの花」も3年目になり・・・・「卒業記念品」にそのムラサキで染めたハンカチをプレゼントしようと計画してたんですけど・・・・「染物」をしてくださる方が見つかりません。したがって、今年度は「諦めます」と言っちゃったんです。私のPTA活動も最終年・・・・残念ですがどうにもなりませんでした。それでは、「小説もどき」の続きをどうぞ…… 《歌手になるつもりが・・・(26)》そのキャバレーは歌舞伎町にあった。先日と同じ車に乗せられ・・・・私は「T崎先輩たち」と一緒に・・・歌舞伎町の・・・そのキャバレーに向かったのである。途中・・・・先輩の一人が「買い物をしたい」と・・・デパートに立ち寄ったのだが・・・そこは日曜日に「キリン先輩」と一緒に出かけた「伊勢丹」だった。そこから歌舞伎町に向かったのだが・・・・同じ新宿でもデパートの立ち並びショッピングストリートとしての「新宿」と、不夜城と称される「歌舞伎町」が目と鼻の先にあることが驚きだった。「そう言えばナイト君・・・・君、この前 歌舞伎町に来た時も作業服だったね?」先日の練習後・・・「T崎先輩たち」に食事しに行こうと誘われて・・・「ゴーゴークラブ」に行った時も作業服を着ていたのだが・・・・あの「ゴーゴークラブ」と同じ歌舞伎町のキャバレーに・・・・また作業服で来るとは思いもしなかった。「先輩・・・・そうおっしゃいますけど・・・・こういうところに来るなら来ると・・・先に言ってくれれば・・・私だってちゃんとした服を着て来るんですよ。」お追従笑いをしながら・・・私は彼等に言ったのだが・・・「良いじゃないか・・・・そのうちナイト君が売れっ子になれば・・・・歌舞伎町の若い子たちが、作業服を流行のファッションとして取り入れるかもしれない。」「T崎先輩」が独り言のように告げたが・・・・「そりゃ、ナイナイ・・・」誰かがつぶやいた。キャバレーに到着して・・・私たちは「通用口」のようなドアから中に入る。「おはようございます。」中では・・・真っ白な上っ張りに蝶ネクタイ姿のボーイさんたちが忙しそうに働いていた。作業服姿の私のことを・・・ちらっと見たりしたのだが・・・・「先輩たち」と一緒のせいか、誰一人咎め立てしなかった。楽屋に入る。そこにはすでに数人のバンドマンが中央の場所を占拠して、トランプゲームをしていた。「おはようございます」「T崎先輩」は礼儀正しく挨拶したが・・・・彼らはちらっと見ただけで、一言も言葉を発しない。先輩達は着替え始めた。普通のフォークバンドは・・・・普段着と言うか・・・大学の構内で見かけたままの服装でステージに上がるのだが・・・・この先輩たちのグループは違った。たしかに同じコーラス部の仲間なのだが・・・・自然発生的に出来たバンドとは違い・・・レコード会社のディレクターだかプロデューサーが、人為的に作ったバンド・・・そんな位置づけだったから・・・・雰囲気的には「歌謡ムードコーラス」のグループのような感じだった。着ているものも・・・タキシード風の白っぽいジャケットを着ている。これはあとから聞いた話なのだが・・・・もともと「コーラス部の仲間が集まって作ったフォーク集団」という歌い文句だったせいもあり、コーラスの演奏会で着ているような服装でステージに出るということになっていたらしい。しばらくすると・・・・さらにフルバンドのメンバーが増えてきて・・・・狭い楽屋が息苦しくなってきた。「ちょっと部屋の外に出ても良いですか?」私は先輩の誰かに了解をもらって部屋の外に出たのだが、そこにはドレス姿の女性たちが右往左往していた。そして作業服姿の私を訝しげに眺めては、近寄らないようにして去っていった。(ここは・・・私のいる場所じゃないな?)そう感じた私は・・・もう一度楽屋に入り・・・「T崎先輩」に帰る許可をもらった。「僕たちのステージを一度見てもらいたいと思ったんだけどな」「T崎先輩」は優しくそう言ってくれたのだが・・・・「今度またゆっくり来ます。・・・今日はなんだか疲れちゃったので・・・・」私があまりにも固辞するものだから・・・彼は許してくれた。私がアパートのある駅に降り立ったのが午後9時少し前だった。「ナイト君!」そこに待っていたのは・・・「キリン先輩」だった。「どうしたのこんな時間に?」私は今日・・・・彼女に会えないものと思っていたので驚いて聞いた。「あのね・・・今日、家庭教師のバイトに行ったら・・・美味しいケーキをいただいたの。・・・ナイト君に食べさせたくて・・・・」あまりにも無謀な訪問だと思った。私がこの時間に帰らないで・・・遅くなったら・・・いったいいつまで待つつもりだったんだろう。逆に・・・彼女がこの駅に着く前に・・・アパートに戻っていたら・・・・彼女は待っても帰ってこない私を待つことになる。「無茶だよ・・・先輩」私は彼女を真剣に叱った。「でも・・・さっきここに着いた時にアパートに電話したのよ?・・・・そしたらまだ電気の明かりがついてないから帰ってませんよって」彼女には、アパートの隣に住む大家さんの電話番号を教えてはあったのだが・・・・「でも・・・今日帰ってこないかもしれないって思わなかったの?」「あら・・・誰か私に内緒で会う人がいたの?」ドキッとした。相手は女性ではないが・・・「キリン先輩」が以前付き合っていた「T崎先輩」・・・そのことを言う代わりに・・・「今度来る時は前もって言っておいてくれないと・・困るよ」私はもう一度彼女を叱った。「ごめんごめん・・・でも今度来る時っていうのは・・・君のアパートに行っていいっていうこと?」カーッと、頭に血が昇る・・・・・「それが今日じゃダメ?」ぐいぐいと迫られてくる感じがした。「だって・・・せっかくいただいたケーキなんだもん・・・・一緒に食べようよ」その時点ではまだ私の理性が働いた。「ダメだよ・・・・大家さんの家の前を通るんだよ?・・・もし見つかったら…説明のしようがないじゃないか?」「大丈夫よ・・・・さっき電話で姉ですけど、今日・・・・これから部屋に行くって伝えてくれるようお願いしてあるから。」そんな嘘が通じる大家さんだとはとても思えないが・・・・・私の心臓は爆発寸前だった。「ねえ・・・コーヒーか紅茶はあるんでしょ?」どちらもインスタントならある。私たちは並んでアパートに向かった。 続く
2009.11.19
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慌てました。!!だってネットが繋がらなかったんですもの・・・・・・まあ結局・・・「ウィルスバスター」の悪戯ってわかったんですけどね・・・・ということで遅ればせながら・・・・駄洒落・・・・・ 「あんたはこのマリー・アントワネットの肖像画をどこで手に入れたんだ?・・・・・これはフランスの美術館から盗まれたもんなんだぞ!」 「知らなかったんです・・・・楽天のオークションで出てたもんですから・・・・・」 「つまりー、あんたはネットで買ったのか?」 ごめんなさい・・・「楽天」では盗品を扱ってないと思います。 「小説もどき」は後ほど・・・・・・
2009.11.19
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こんな時間から書くことじゃないけど・・・・・駄洒落「ダメよ・・・耳を触っちゃイヤー・・・・あたしを誘う時は眼で合図して・・・・」耳はEAR・・・・目はEYES・・・・だったよね?しかし、我ながら・・・エロ親父だと思います。(いえいえ、可愛いもんです・・・ある読者の女性;談)
2009.11.18
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今日は、夕べ見た夢のお話しをします。いつもの「小説もどき」の「夢の続きシリーズ」じゃないんですよ。あまりにも宗教的というか・・・変な夢だったんで・・・・・ 昨日はね・・・・かみさんも疲れてて夕食が作れなかったらしく・・・・だから、ジュニアと一緒に外食したんです。なじみの料理屋さんに行って・・・「もつ鍋」を食べてきたんですよ。子供のくせに・・・うちのジュニアは「もつ鍋」が好きでね。でも、車で行ったから・・・お酒はなしで帰ってきました。かみさん?かみさんは、「食べたくない・・・・食べたくなったら残り物で食べるから」って、行かなかったんですけどね。家に着くと・・・・私・・・・急に眠気が差してきたんです。お酒も飲んでないし・・・なんで眠くなるんだろうと思いながら・・・・居間にゴロンと寝ころんで・・・・そのまま寝いっちゃいました。その時に見た夢なんです。 皆さんは「お籠り(おこもり)」っていう神事を知っていますか?「わらしべ長者」は、長谷の観音様に「お籠り」をしたと伝えられていますが・・・私の住んでいる下北半島では・・・佐井村というところにあるだけで・・・・経験したことはないんですよ。神様や仏様と一晩一緒に過ごす・・・というようなもんなんですけど・・・それが夕べの夢には出てきたんです。どこの神社・・・あるいは仏閣か・・・全くわかりませんけど・・・・私は子供と二人でその「お籠り」神事に参加していました。夢ですから・・・長男だったか次男だったか・・・・・それも覚えていませんが・・・・夕方近くになって・・・・その会場に向かうんです。それも艪でこぐ「和船」で・・・・石垣のところに船着き場があり・・・そこで降りると「世話役」の人がやってきて、「お籠り」の作法について説明するのです。「お籠りの作法としては重要なことがいくつかございます。・・・基本的には5段階の神事があり・・・その順でお籠りしていただきますけど・・・・お静かにお願いします・・・・・」そのほか、ずいぶん細かい説明を受けたように思います。まず最初に連れて行かれたところは・・・和風庭園によくある「あずまや」のようなところでした。月明かりに行燈の明かり・・・・虫の音も聞こえて風情あふれる佇まい・・・私と子供はそこで庭を眺めながら待っていたのです。ほどなく・・・・和服姿の女性が・・・「お膳」を持って現れました。「どうぞ神様と一緒にお召し上がりください」そのようなことを言ったと思います。しかし、その量たるや・・・・ドンブリが二つにてんこもりのご飯が・・・・そのドンブリとドンブリの間には洋食皿にピラフのように盛りつけられた「山菜おこわ」がありました。これが二人分ではないんですよ!子供にも同じ「お膳」が置かれます。ほかに・・・・「お煮しめ」とか「たくあん」・「味噌汁」が付いていました。全部食べなければ・・・次の神事に進めないんだろうか?不安にかられながら箸をすすめたんです。ようやくのこと・・・・ドンブリ二つを完食・・・子供は私より進んで食べていて・・・ほとんど残っていません。私も「山菜おこわ」に手をつけようかと思いますが・・・・満腹でこれ以上入らないような気がしました。そんな時・・・・・「お食事はお済みでしょうか?・・・・次の神事に移らせていただきます。」私は・・・・「山菜おこわ」には全く手をつけず残してきました。「世話役」の人は・・・「ここから、少し歩いていただきます」そう言って次の会場に案内します。あとをついて行くと・・・・・そんな遠くないところにポツンと明かりが見え・・・それが二間四方の小さなお堂であることがわかります。そんなに遠くないけど、・・・それでも少し歩いたおかげで・・・・お腹がこなれてきました。「さあ・・・・どうぞ・・・中にお進みください。」私たちは「お堂」の中に通されました。中には二人・・・・白い着物に水色の袴をつけた・・・・なんて言うんですかね・・・・神主さんが休憩中に来ているような衣装の男の人が坐っています。ということは・・・・ここは神社だったのかな?案内されて座布団の上に座ります。そこへ・・・・また食事が運ばれて来たのです。真ん中にでんと置かれているのは・・・・焼き魚(カマスだったような?)・・・・おかしいのは皿の上にアルミホイルが置かれ・・・魚がその上にあったこと・・・・お酒もありました。「どうぞ・・・・」神主姿の男たちに勧められ・・・私と子供は勧められるまま飲んでいました。息子は・・・オレンジジュースだったかもしれないなあ?・・・突然、隣にいた息子が・・・私の方を向いて・・・小声で・・・「お父さん・・・・魚に箸をつけようとしたら・・・見て!」私も魚を開いてみると・・・・中に財布が三つ四つ・・・箸でつまむと・・・小銭が入っている感触がします。「なんだよこれ!」思わずその財布を開いてみると・・・・小銭ばかりか・・・・お札も入っていたのです。その時・・・・神主姿の男は・・・・「こちらで食べ残されたものは、このビニールの袋に入れてお持ちください。」そう言ってビニールの袋をくれます。魚と財布をその袋に入れ終えると・・・・「それでは次に参ります。」今度は世話役でなく・・・・その袴姿の男二人が・・・私たちの前後について案内して行くんです。今度は少し下り坂になりました。気がつくと・・・そこは先ほど到着した船着き場。これで終わりってことか?そう思っているところに・・・・この写真とそっくりなものが・・・・これは新潟県公式観光情報サイトからいただいてきた写真ですが・・・・こんな「たらい舟」が・・・・近づいて来たのです。そして・・・その船に乗せられたんですよ。この写真だとお昼ですけど・・・・私が乗ったのは月明かりしかない夜です。なんでここに「佐渡のたらい舟」が出て来たのかはわかりませんが・・・しばらくこの船に乗っていました。そしてどこかの島に着きます。島と言ってもけっこうな大きさの島で・・・・うっそうとした森がありました。そこには・・・いつの間に来たのか?最初の「世話役」が待っていました。「ここから四つ目の神事に移ります。・・・・・・この先道しるべ通りに進んでいくと・・・石のお地蔵様とか道祖神様がございます。・・・・どうぞ一つ一つお参りしながらお進みください。」そう言うと・・・・息子と私に一本ずつ「ろうそく」が手渡されました。森の中を歩くわけですから・・・ろうそくでもなければ道が全くわかりません。どれくらい歩くかわからないので・・・・最初は私のろうそくに火をともしました。「お父さんにつかまって歩いてきなさい。」息子は素直に頷き・・・私のシャツをつかんでついてきます。最初にあったのは・・・小さな小屋に入った道祖神でした。そこでお参りします。その後・・・・道しるべの通りに歩き・・・お地蔵さまや道祖神様があるたびに・・・お参りをして進んだんですが・・・・最後に大きな鳥居が見えました。その「大鳥居」をくぐると・・・・そこには大きな神社の建物が・・・・・天空にそびえたっていました。これは・・・・昨年島根に行った時に見た・・・「出雲大社」の創建当初の想像図とそっくりで・・・・長い階段を上りきらないと本殿には到着しません。この写真はあったかな?あったあった・・・「島根県立古代出雲歴史博物館」にある「古代出雲大社本殿の1/10の模型の写真・・・このような神社で・・・この長い階段を上るんです。昇り切ると・・・そこには大広間が広がっています。そこで・・・・中に入り・・・・神様と一緒に・・・語り明かすようにお祈りしたんです。・・・・朝まで・・・・こんな夢を見ちゃったんですけど・・・・・なんかあるんですかね?夢占いに詳しい人・・・・ぜひ教えてください。
2009.11.18
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明日は仕事で大間まで行ってきます。マグロを食べてくるわけじゃありませんよ。でもジュニアにお土産で中落ち辺りでも買ってこようかな?夜はPTAの三役会があるし…一緒に夕飯を食べられないからね。じゃ続きを…《歌手になるつもりが…(25)》特にオーディションというわけではないが、社長は眼を閉じたままじっと私の歌を聴いていた。そして歌い終わった後も、そのままでしばらく動こうともしなかった。(合格?不合格?)私も彼に眼をそそいだまま…次のアクションを待っていた。2~3分それくらいたって…社長はようやくユックリ立ち上がり、「T崎先輩」と「ピアニスト」の二人だけを呼んで…なにやら小声で話し合っていた。「じゃそういうことで…」社長のその言葉で話し合いは打ち切られ、彼は私の目を見ることもなく部屋を出て行った。雰囲気からして「不合格」だ。「オーディション」に来たわけではない…「ボイストレーニング」に来ただけなんだ。私は自分自身に言い聞かせたが、やはり虚しい…。「さあ、始めるよ!」さっきの「ピアニスト」が手を叩きながら、グループのメンバーを急かせる。私はどうすれば良いんだろう?「不合格だから帰っていいよ」その言葉を待ったが、誰ひとり…なにも言ってくれなかった。たったひとりだけ…私の後ろに立っていた先輩が、肩をポンポンと二つ叩き、慰めるような目つきをして通り過ぎて行った。いたたまれない…しかし、「T崎先輩」から「帰れ」という指示もないので、勝手に帰るわけにもいかず、私は部屋の隅に置かれた椅子のところまで下がった。「君!なにしに来たの?」「T崎先輩」が叱るように私に言った。(なにしにって…あんたに呼ばれたから来たんじゃないか…不合格だからって、そんな邪険な言い方をしなくたって…)少しムッとしたが、顔には出さなかったと思う。「ボイトレに来たんでしょ?…それなら早くこっちに来て参加しなよ!」ボイストレーニングには参加させてくれるらしい。それならそれで、せっかくだからプロのトレーニング方法を盗ませて戴こう。転んでもただでは起きない。…藁一本でも拾って帰るつもりになっていた。「ピアニスト」が「ボイストレーナー」だった。「さあ、体の空間を増やそう…そのために余分な力を抜くよ…気持ちはマリオネット…天井から一本の糸で吊り下げられてる感じ…そうそんな感じ!いいよ…横隔膜を下げて…その為には腹筋が大事だからね…体全体に共鳴させるんだからね。…」普段やってることなのだが、的確な指示でいつもよりよく声が出る。魔法に掛けられてるようだ。これぞプロのマジックだと思った。2時間ほどたってボイストレーニング終了…心地良い疲労感…「ありがとうございました。」「あなたねぇ…声の波長が人とは違ったものを持ってるから面白い!…ソフトだし…けっこう良いわよ!」「トレーナー」がそう言って誉めてくれたのだが、…っていうことは不合格じゃないのか?私は「T崎先輩」の方を見た。しかし、先輩は表情ひとつ変えずに…「僕達これから、キャバレーの営業だけど一緒に来るかい?」口調からは「合・否」の判断は出来なかったが、フォークソングのグループがキャバレー営業するというギャップに興味をそそられ、私はついて行くことにした。続く
2009.11.18
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今日がとっても寒いのは・・・私の駄洒落のせいではございません。天気予報ではまもなく雪が降りそうです。それでは続きをどうぞ・・・・・ 《歌手になるつもりが・・・(24)》「どうして、T村さんに話したの?」月曜日の練習終了後・・・・私はまた、「キリン先輩」といつものところで待ち合わせをして問い詰めた。いや、問い詰めた・・・というのは正確ではない。どうせいつかはバレることだし・・・隠し通せるものではないと思っていたから、優しく持ちかけたのだ。「うん・・・ごめんね・・・・彼女って勘が鋭いのよ。・・・・あたし、あなたの名前なんか一言も言ってないのよ?・・・・昨日どこに行ってた?って聞かれて・・・正直に新宿って答えたんだけど・・・・誰と一緒だった?ってことまで聞くんだもの・・・・」「それでしゃべっちゃったのか。」「そうじゃないんだってば・・・・黙ってたんだけど・・・・麗ちゃんは最近ナイト君と付き合ってるみたいね?ってカマかけてきて・・・」女性の勘は鋭い・・・というが、この二人の先輩は背の高さを覗けば、顔つきも性格も・・・双子のようにそっくりだから・・・・それこそ双子のように解りあってしまうのかもしれない。「マアいいよ・・・どうせいつかはバレるんだから。・・・でも、これ以上広まらないようにしたいな?・・・・団体活動の難しいところってあるからさ。」彼女はもう一度、小さく両手を合わせて謝るしぐさをした。「ところで、明日は家庭教師に行く日でしょ?」「そうなのよ・・・明日は午前中に授業があるだけだから・・・家庭教師に行く時間までは自由なんだけど・・・・あなたは授業でしょ?」「あ、ああ・・・・」たしかに明日の午後の授業はあるが、私は一日だけ「T崎先輩たち」とボイストレーニングをするために、さぼることに決めていた。「明日はお互いに忙しいから・・・・明後日また部室で。」「じゃね」この日はそれで別れた。そして火曜日・・・・・・午前中大学で授業を受けると・・・・私は昼飯も食べずに渋谷に向かった。約束は2時・・・しかし、渋谷という町がよくわからない。迷子になることも計算して早く出たのだったが、意外にもそのスタジオはすぐに見つかった。まだかなりの時間なあったが・・・初めてのスタジオ・・・入口には守衛の詰め所があり・・・中に入るには勇気がいった。しょうがなく・・・入口近くの喫茶店で・・・フォークグループの誰か見知った先輩が来るまで、見ながら待つことにする。ほどなく・・・先日私が載せてもらった車が到着・・・・中から先輩たちが降りてきたので、私は喫茶店の支払いをして・・・そのスタジオに向かった。「こんにちは・・・・よろしくお願いします。」道路の向かい側からなので出来るだけ大きな声を出した。先輩達は一瞬驚いて私の方を見ていたが・・・突然げらげら笑い出した。「なんだいナイト君・・・その格好は?」私は何の事だかわからなくて・・・・「格好」と言われたから自分の姿を窓ガラスに映してみた。「あのう・・・・作業服ですけど・・・・」大学からまっすぐここへ来たものだから作業着姿のまま・・・・・「ここはおしゃれの街だよ?・・・・この前のジャケットでも着てくればいいのに・・・」「T崎先輩」だけは・・・笑いもせず・・・・逆に少しムッとした表情で私を見た。「今日はうちの社長が君に会いたいと言ってたじゃないか。・・・いわば、就職の面接だぜ?・・・・その格好はないだろ?」「すみません・・・・」まだ18歳の私は・・・・そこまで考えが及ばなかったのである。「まあ・・・良い・・・・社長が先に来て待ってるはずだから中に入ろう」「T崎先輩」に連れられて・・・・私は小さくなってあとに続いた。エレベーターに載せられ・・・私はそこでも小さくなっていた。「しかしおまえ・・・・よくこんなんでここまで来たね?」「だって・・・この前も作業服だったし・・・・」「だから、君に・・・あのジャケットをやったんじゃないか」おしゃれな一段に囲まれながら・・・作業服のあんちゃんが一人のエレベーター。自分の格好を改めて想像して・・・私は真っ赤になっていたに違いない。エレベーターを降りると・・・・すぐ目の前にあるドアを開ける・・・・・「おはようございます」口々にそう言いながら、メンバーは中に入っていき・・・・最後に私が入る。ベージュっぽいダブルのスーツを着たメガネのおじさんが、ソファーにでんと腰掛けていた。「社長・・・このまえお話しした子です。・・・」「T崎先輩」が紹介してくれたが・・・・作業服のことをさんざん言われたものだから・・・・私は委縮していた。「ナイトです。・・・よろしくお願いします。」よほど声が小さかったのだろう・・・・「え?なんていったの?」社長はライオンが吠えるような声で聞き返した。「ナイトと申します。」「なんか電話の声と違うね・・・・」社長こそ電話の声と違うような気がする。「とりあえず、聞いてみようか?」社長が目くばせすると・・・・少し離れたところにあるピアノから音がした。「え?誰かいたの?」私は体を少し斜めにして・・・・・ようやくピアノの前に小さな男が坐っているのを確認した。その小男は・・・何の感情もないような言葉で・・・・私に歌うように指示した。「ソルフェージでやってみようか。」「ソルフェージ」とはピアノの教則本「バイエル」のようなものっていうか・・・・発声練習の時によくつかわれる楽譜であった。ピアノの音に合わせて歌う。一通り発声練習が終わると・・・・「それじゃ、こいつらの唯一のヒット曲・・・・知ってるだろ?・・・・それを歌ってみてよ。」先輩たちのヒット曲・・・・それは昨年何度もテレビで聞いた歌だったが、私としてはあまり好きな歌ではなかった。フォークソングと言うと・・・当時はベトナム戦争の真っ最中であり・・・反戦歌というか世の中の暗い世相を反映しているようなテーマの物が多かった。しかし。今日は私にとって「オーディション」のようなもの・・・・好き嫌いは言っていられない。ピアノの伴奏に合わせながら歌い始めたのである。 つづく
2009.11.17
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「都はるみのような・・・唸り系の演歌歌手は・・・どんなものを食べてるか知ってるか?」「歌手、唸っつ・・・」 くだらないのは解りつつ・・・作ってみました。歌手、唸っつ→かしゅ、うなっつ→カシュ、ウナッツ→カシューナッツ・・・バンザ~イ、バンザ~イ、バンザ~イ・・・・・・・・
2009.11.17
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「恵姐さん」に叱られちゃいました。「女性はウインドウショッピングが好き」って言うのは…ナイト…あんたの偏見だよ。そうおっしゃりたいようです。そうかも知れませんが、それがわかっていないから「モテモテ・ナイト」になれなかったわけで…え?…お前の顔じゃ「モテキャラ」になれないよって?酷い! そこまで言う? まあ、当たってるからしょうがないか! それじゃ続きを…《歌手になるつもりが…(23)》彼女から借金をしてしまったことで、翌日の私は大学に行くのに気が重かった。どうやって返済すれば良いのか…途方にくれていた。そりゃ元々…私に洋服を買って上げたい…という積もりで用意したお金だろうから、直ぐに返せとは言わないだろうが、…それでなくても「先輩」と「後輩」…これ以上、弱い立場にはなりたくなかったのである。気が重いまま登校…学生課前の掲示板を見に行った。掲示板には「休講」の案内等がでているのだが、端っこの方には「学生アルバイト募集」のポスターも貼ってある。けっこうな数のバイト先はあるのだが、こっちにはコーラス部の練習日程のこともあって…なかなか条件が厳しい。そこへ偶然…「キリン先輩」が通りかかった。「あ、ナイト君…おはよう」彼女は自分の首筋に手をやった。そこには、昨日プレゼントしたネックレスが光っていた。「あ、N田先輩おはようございます。」他人行儀な…と思われるかも知れないが…ここは大学構内…よその学科の先輩であろうと、先輩から先に挨拶されて挨拶を返さないところを、土木工学科の先輩に見られたら…厳しい制裁が待っていた。それに彼女はひとりではなかった。同じコーラス部の「T村先輩」と一緒だったのである。この二人…大学入学以来の大親友で、どこに行くのも一緒…何をするのも一緒という…まるで双子のような二人だった。しかも、本人達は否定するが…本当の双子のようにそっくりである。違うのは背の高さ…「キリン先輩」をそのまま二まわり小さくすると「T村先輩」になる。その「T村先輩」がニヤッと笑って、私に声を掛けてきた。「ナイト君、おはよう…昨日の日曜日は良い日曜日だった?」この質問の意図は明らかに…「おまえが昨日、何してたか知ってるぞ。」ということを意味している。「コーラス部のみんなには内緒にしておこうね」と言ったのは、「キリン先輩」…彼女の方なのに…まだ付き合い始めて1週間しか経っていないのに…私は返答に窮して…「昨日は…あ、新宿に買い物に行きました。…そしたら偶然…N田先輩とばったり会って…」そう言い訳しながらも…コーラス部全体に知れ渡るのも時間の問題だな…と覚悟した。「キリン先輩」を見ると、両手を小さく合わせ…囁くように「ゴメン」と謝っているようだった。「へえ…偶然か?」「T村先輩」はさらに追及してくる勢いだったので先手を打ってその場を逃れた。「すみません!これから授業が始まる前に、友達のノートを写さなきゃならないんで失礼します。」続く
2009.11.17
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「歌手になるつもりが」っていうタイトル・・・・我ながらダサいな・・・って思ってます。 「ナイトはほんとに歌手になるつもりだったのか?」 そうおっしゃる方もいらっしゃると思いますが、「小説もどき」ですから話し半分としても・・・・実際自分が「土木技術者」に向いてるかどうか・・・それよりも、花のあるうち歌手を目指すのも・・・・って悩んだこともありました。 まあ現実はこんな甘いものじゃないんですけど・・・・そのへんを踏まえて呼んでください。 ところで・・・・私の好きな川柳に・・・ 「世の中は・・・澄むと濁るの違いにて・・・ 刷毛に毛があり・・・ハゲに毛がなし」 っていうのがあるんですけどご存知でしたか? ペンキ塗りの刷毛には濁点がないのに毛がフサフサ・・・しかしながら、はげには濁点があっても毛がない・・・っていうくだらないものなんですけどね。 私は、そんな駄洒落を目指しています。 今日は「小説もどき」ですけど・・・・そのうち、「駄洒落」のヒットも飛ばしますよ! 《歌手になるつもりが・・・(22)》日曜日の新宿デートは・・・・借金を作ってしまった大散財のデートとなった。お昼をお好み焼きですませ・・・・・この後どこに行こうかと言われたが・・・田舎からポッと出たての私には充てもなく・・・・まだ買いたいものがあるからと・・・デパートを散策するのみであった。これは自分が高校生の時のデートコースと同じ・・・・・青森は夏の間ならたくさん行くところもあったが・・・・冬期間・・・暖かいところといえば・・・デパートだけだった。女性はウインドウショッピングが大好きである。これは、高校時代に得た教訓だったが・・・・「キリン先輩」にも当てはまった。洋服や靴・・・アクセサリーをゆっくりと時間をかけてみていた。「ねえ・・・これなんかアタシに似あうと思わない?」時折私に聞くのだが・・・・そんな時はあいまいな返事はしない。「それも良いけど・・・俺ならこっちの方が似あうと思うよ。」「それならばっちりだ。・・・・これしかないよ」その辺のテクニックは心得ていた。しかし、彼女にプレゼントするにはあまりにも高すぎる。「今日の借金を返し終わったら、プレゼントしてあげるよ」と言うに留めたが・・・実際のところ・・・・学生の私に買えるのだろうか?私は真剣にバイトを探そうと思った。新宿に当時あった5つのデパート(小田急・京王・三越・伊勢丹・丸井)を見終わる頃は・・・・さすがにあたりも暗くなっていた。「ねえ・・・この後どうしようか?」疲れた足を喫茶店で休め・・・・私たちは相談した。「東京見物って言いながら・・・けっきょくデパートを回って終わっちゃったわね。・・・でも、ちゃんとした東京見物させてあげたかったなあ・・・」その時、現在地が伊勢丹付近だということを思い出して・・・・「ねえ・・・今日は何時まで帰ればいい?」「いいわよ、何時でも・・・・」「それじゃ付き合ってくれないかな・・・・確かこの辺にあるはずなんだけど・・・」「何があるの?このへんに?」「寄席!」私は子供のころから・・・テレビの寄席中継が好きだった。たしか・・・・伊勢丹の近くの小路を曲った所に「新宿末広亭」という寄席があったはずだった。彼女も「落語」の趣味はないから・・・寄席がどこにあるのか知らない。はじめて彼女より優位に立った気がした。思ったより簡単に「末広亭」は見つかった。私とて・・・寄席に入るのは初めてだったが・・・「キリン先輩」より「落語」に関しての知識はあると思う。当時の「末広亭」は日曜日のみ入れ替え制で・・・5時からの「夜席」だったから・・・・先に近くの食堂で早めの夕食を取った。「ね・・・落語って興味がないかもしれないけど・・・今回だけ付き合ってよ」「良いけど・・・寄席に行くとなったらずいぶん顔が輝いてきたわね・・・・そんなに好きなの?」たしかに好きだけど・・・今日はじめて優位に立てたということがそんな顔にさせたのかもしれない。寄席は・・・すべて自由席だった。いす席がほとんどを占め・・・・左右に桟敷席があった。プログラムを見ると・・・今日は落語協会の当番で・・・・トリは「柳家小さん」が務めることになっていた。・・・豪華なメンバーである。「三平・談志・円楽・円鏡・歌奴」・・・もう亡くなってしまった噺家もたくさんいて・・・・今の落語ファンにはうらやましい取り合わせだ。これには・・・・「キリン先輩」もはまったようだ。終わったときには・・彼女も落語が好きになっていたのだ。二人並んで新宿駅までの道を歩く。「ねえ・・・おもしろいものねえ・・・・食べず嫌いだったから・・・落語なんて・・・って思ってたけど・・・今度また連れてきてね。」この言葉を聞いた時・・・・私は「勝った」と思った。その時、路上でアクセサリーを売っている露天商を見つけた。当時は路上で店を出し・・・・針金を器用に曲げて文字を作るアクセサリーが流行っていた。でも私は目もくれず・・・・ひとつのネックレスを手にした。さっき「キリン先輩」が似あうかと聞いてきたネックレスによく似ていた。「1000円」の値札・・・・私はポケットから1000円を取り出してそのネックレスを買ったのである。「今日は借金しちゃったけど・・・きちんと返すからね。・・・・このネックレスはその利息分だ」彼女の首にそれをつけてあげた。彼女のうなじがまぶしく感じられたものだった。 つづく 基本的に・・・女性はウインドーショッピングが好き
2009.11.16
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今日・・・産休で休んでいた女性現場監督が戻ってきましたが・・・代わりに総務課長が入院。総務課の社員と産休後の彼女に手分けして・・・総務課長の抱えていた仕事を分散しました。それじゃ駄洒落・・・・・・「アメリカの、いちばん北のはずれでは…うかつにオシッコも出来ないぞ・・・・出たとたんに凍っちゃうんだ。」「そんなことアラ~スカ!」
2009.11.16
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昨日の「学芸発表会」は大変素晴らしいものでした。インフルエンザのため2週間遅れ、子供達の緊張の糸も切れたのではないかと心配してたんですけど、ホントに良い出来でした。特に6年生の劇…「子守唄」は「姥捨山」に題材をとったものでしたが、地元の「恐山信仰」を絡め、子供達にしっかりとした「下北弁」の方言指導がなされていて、涙が流れそうになりました。最近の子供達って、テレビの影響から標準語を遣うことが多く、若干アクセントに方言の名残がある程度…その子供達から、私の子供時代に頻繁に耳にしていた「下北弁」が聞けるなんて…感動ものでした。ジュニアに…「お父さんも泣いた?」って聞かれましたが、今年が小学校PTAとしての最期の「学芸発表会」…様々な事が思い起こされ、他の方とはまた違った涙をこぼしました。ジュニア…良かったよ!…上手だった。それでは続きをどうぞ…《歌手になるつもりが…(21)》日曜日…「キリン先輩」と私は、新宿駅で待ち合わせした。「東京見物」は一度に全てを見ることは出来ない。当時の若者の集まる街は新宿であり、とりあえず最初は新宿に行こうということになったのである。間に合うようにアパートを出たが、迷子になって5分ほど遅れた。彼女はいつもよりセンスの良い洋服を着ていたが、それに引き換え私は…先日と同じスカジャン・ジーパン・スニーカーといういでたちだ。顔を逢わせた途端…「キリン先輩」は私の頭の先から爪先までじっくり眺め、突如私の腕を引っ張って歩き出した。「先輩、どこに行くんですか?」余りにも突然だったから、思わず敬語のようになってしまった。「あなたの洋服買いに行きたいの。」私は慌てた。「ちょっと待って下さいよ!…私、今日はそんなに金を持ってないですって…」 彼女はその言葉に、急に立ち止まって…ニッコリ微笑みながら…「アタシが買って上げたいのよ。」そう言うと再び歩き出した。「買って貰う理由がわかりません!」私が抗うと、歩き続けながら…こう言った。「あなたには、アタシに相応しい人になって欲しいの…だから、今日はアタシの言う通りにして?」それでも私には男としてのメンツがある。「じゃ、お金を貸して下さい。…バイトでもなんでもして返しますから!」年下だからといって、彼女のオモチャのように扱われるのは阻止したかったのである。彼女は苦笑しながら、その申し出に応じてくれたのだが… ブレザーとズボンは彼女の好みで決められ…結局のところ、着せ替え人形にさせられたのだ。靴だけは、なんとか自分の好みと出来るだけ安いものを選んだが…鏡に写った「キリン先輩のセンス」の洋服姿は悪くなかった。彼女もまた、満足したようであった。すっかり洋服を着替えさせると、彼女は食事に行こうと言い出す。もちろん、田舎者の私が新宿での…彼女好みの洒落たレストランなんぞ知る由もない。だから、やはり彼女に引きずられるように連れていかれたのだが…そこは意外にも大衆的な「お好み焼き屋さん」だった。恥ずかしい話しだが、青森には「お好み焼き」がその当時無かったように思う。したがって、私は一度も口にしたことがなかったし、作り方も知らない。注文も彼女にまかせた。「ありがとう…洋服選んでくれて…」私は、選んだのは「キリン先輩」だけど、買ったのは自分だということを再確認するつもりで、わざとお礼を言った。その時になって、彼女が私に詫びたのは意外だった。「ゴメンね。…わがまま言っちゃって…」「謝る事なんかないよ。俺だって子供っぽい洋服だけじゃまずいなって思ってたから、そのうち買わなくちゃって思ってたんだもの…」謝られたことで、逆に慌ててしまった。「アタシ、ノッポでしょ?…だからオシャレしたくても着るものが限られちゃって…どうしても可愛い洋服が着られないの。」現代なら背も高く美人でファッションモデルだと言われてもおかしくない「キリン先輩」だが、当時としては「大きな女」は若干異様な目で見られていたかも知れない。まあ、大きいといっても173センチの私より少し小さい。でも絶対にヒールの高い靴は履かなかった。私は付き合い始めたばかりなのに、そんな悩みを話してくれた事が、少し嬉しく…だからこそ「T崎先輩」との隠しごとが心苦しい。よほど「一緒に歌の練習をする」と話そうか…考えたのだが、言えなかった。「ねぇ、洋服を買ってやるって…随分生意気な女だと思ったでしょ?」彼女が若干、話題を変えた。「あのね…昨日、アタシが家庭教師のバイトしている高校二年の女子高生…模試の成績が上がって、喜んだその娘の親がボーナスくれたんだ。」だから、「キリン先輩」も嬉しくなって…つい、私に洋服を買ってやると口走ってしまったらしい。「へえ…その娘って、うちの大学狙ってるんだ。?」その女子高生がその後大学へ入学してきて、また様々な問題が起こるのだが、それはまた別の話しとしよう。「アタシ、その娘に週2回、教えてるんだ。火曜日と土曜日…その日は会えないけど良いよね?」火曜日と聞いて、「しめた!」と思った。「T崎先輩」との約束の日は「火曜日」…一昨日の電話では「来週の火曜日、一日だけ」という約束だが、もしかしたら毎週行けるかも知れない。そうなれば、先方の社長が私の声を気に入っているらしいから、私がプロデビューできるかもしれない。なんとなく明るい未来が見えてきたような気がした。続く
2009.11.15
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土曜日は朝から「学芸発表会」があります。というわけで、更新は簡単にしようと思います。ジュニア、小学校最後の「学芸発表会」今からウルウル来そうです。それじゃ続きを…《歌手になるつもりが…(20)》「キリン先輩」と付き合うことになったことは、コーラス部のみんなには秘密だった。そこにはもちろん「T崎先輩」も含まれていたが、彼とは「ボイストレーニング」を一緒にする約束がある。しかし、そのことを「キリン先輩」に話すわけにはいかなかった。付き合い始めたカップルって…毎日でも会いたいものという先入観が私にはあった。なんの根拠もないが、コーラス部という特殊な団体活動をしている女性って、特定の人が出来ると特に独占欲が強いように思っている。そんな女性に内緒で、しかもその彼女の元・恋人と一緒に歌の練習をするなんて出来るだろうか?私は不安にかられた。「付き合いたい…」と言い出したのは、私の方ということになっている。男の責任として、ここはプロのボイストレーナーから指導を受けるのを諦めよう…彼女の側にずっと居よう。そう決めて…私は「T崎先輩」のプロダクションに電話を掛けた。「あのう…先日電話をしたナイトといいますが…T崎さん…」「あぁナイト君か?…T崎なら今ここに居るよ…代わるから…」先日、電話で打ち合わせをした男だったが、直ぐに電話は「T崎」に代わった。「あ、ナイト君か…伝言は聞いて貰えたんだろ?…来週の火曜日…午後2時…スタジオは渋谷の……」彼は懇切丁寧に場所の目印まで教えてくれた。「あのう先輩…実は行けないんです。」しばらく無言が続いたような気がした。「なぜ?…コーラス部の誰かから行くなって言われたのかい?」「いや、ボイストレーニングに誘われたことは誰にも言ってません。」「じゃ、なんで?」言いよどんでしまった。「先日の電話の君の声…うちの社長が気に入ってね…一度、生の声を聴いてみたいっていうんだよ。…なんとか来週の火曜日だけ…なんとか一日だけでも来てくれないかな?」あぁ…最初に電話に出た人が社長だったのか…その社長が私の声を気に入ったっていうその甘い言葉に、気持ちがぐらつく…私にもあわよくば…という欲望が生まれたのかも知れない。しばらく説得されて…「じゃ一日だけなら…」了解してしまったのである。まあ、一日だけなら…なんとか「キリン先輩」もごまかせるんじゃないか…そんな甘い誘惑に負けてしまった。その日の夕方…コーラス部の練習があり、「キリン先輩」の視線を感じて…それが私の心臓を刺す痛みを覚えた。帰りの電車…彼女が目配せしてきた。合図があったら、ある特定の場所で待ち合わせすることになっている。同じ方向へ向かうコーラス部員をごまかすために、彼女は用事のあるふりをして、一つ前の駅で電車を降りる。そして先に着いた私が先に待ち合わせ場所に行き…次の電車に乗り継いで来る彼女を待つのである。10分ほど待っていると彼女がやって来た。「ねぇ…君…どっか具合が悪かったの?…練習中、顔色悪かったよ」まだ付き合い始めたばかりだから、「君」っていうのに慣れてたのだろう。「君って…年下にいうような呼び方は止めて欲しいな…」「だって年下じゃない?」「うん…だけど俺…馬鹿にされてるようで嫌だから…」少し強がって見せることで、逆に甘えん坊を演じた。「ハイハイ…でも、あなたも急に俺って言うのも…なんか少しくすぐったいな。」「まあ、徐々にお互い…慣れていこうよ。」「それは良いけど…あなた、ホントに大丈夫なのよね?」「あぁなんともないってば!」これが付き合って二日目の会話であった。「ねぇ…明後日、日曜日…なんか予定ある?」私の予定のあるのは火曜日…日曜日ならなにもないから…「日曜日はなにもないよ。」素直に返事が出来た。「じゃ、東京見物しようか?」「東京見物?」「そう…君…じゃダメだったよね…あ・な・た…東京に出て来て、2ヶ月でしょ?…だから案内してあげる。」彼女は恥ずかしそうに「あ・な・た」と…区切りながら…私を呼んだ。そして「キリン先輩」は…楽しそうに予定の説明をしてくれたのだった。あの怖い先輩が、すごく可愛く感じられた。続く
2009.11.14
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世の中物騒な事件が多くなってきましたよね。 実は・・・この平穏な町「むつ市」でも・・・殺人事件や強盗事件があったんですよ。 どちらもまだ犯人が捕まっていませんけど・・・・・ 殺人事件の方なんですけどね・・・・今日、刑事さんが聞きこみに来ました。 うちの親父を訪ねてきたんですけど・・・マア以前話したかもしれませんけど・・・・うちの親父・・・すごく忙しい人なんで・・・むつ市内にほとんどいないんです。・・・・ 年に100日は東京にいますからね。 で・・・刑事さんはしょうがなくて私へ質問するんです。・・・・ 「亡くなられた方とどういうご関係ですか?」 「???????」 「香典を出されてるでしょ?」 香典を出した覚えはありません。・・・・だいたい・・・知り合いでも何でもないんですから・・・・ 「あのう・・・・お付き合いもないんで・・・香典を出した覚えがないんですけど?」 「でも、香典を出された方の名簿にお宅のお父さんの名前がありますけど?」 「うちの親父の役職・・・・名刺に書ききれないほどあるんですけど・・・」 「ということは?」 「企業の代表として5社・・・業界の役職で50ぐらい・・・・当て職まで入れると150くらいになると聞いてますが・・・・そのうちのどこかで出したのかもしれません。」 刑事さんが驚いてました。 「でも、むつ市内のものだと・・・10件ぐらいに電話すればわかると思いますから・・・少々お待ちください」 そう断って、関連会社にすべて電話したわけですが・・・・殺人事件のご近所に「舗装アスファルト合材販売会社」がありまして・・・・そこでヒットしました。 そこの専務が・・・・ご近所だし・・・ということで・・・会社名を入れずに「社長名」というこトで・・・親父の名前だけ書いて香典を包んだんだそうです。 会社名を書いておけば簡単だったのにね。 でも、150件の電話をかけることがなくてよかった・・・・ では・・・駄洒落・・・・じゃなくて「小説もどき」の続きを・・・・ 《歌手になるつもりが・・・(19)》酔っぱらいが通り過ぎてからも・・・「キリン先輩」は腕をほどこうとしなかった。今時の漫才のネタじゃないが・・・「惚れてまうやろ!」って叫びたくなるくらい・・・私の心臓は脈打っていた。「先輩・・・・この喫茶店にしませんか?」私は、この緊張感から早く解放されたくて・・・・目の前にあった喫茶店を指さす。中に入ると・・・ほかの客は誰もおらず・・・・ウェィトレスものんびり雑誌を読んでいて・・・・注文もこちらから声をかけた。「ところで・・・話しってなに?」「キリン先輩」はさっそく切り出した。えっ?・・・・・話しってなにも・・・・・・・「だって、さっき・・・もっと話しがしたい・・・って言ってたでしょ?」それは・・・・このまま帰りたくなくて・・・・だからもう少し話がしたいと・・・・「なんの話しをするの?」彼女は私を問い詰め始めた。いまだに先ほどの・・・彼女の胸のふくよかな感触が・・・腕に残っている。「N田さん・・・・今お付き合いしている人はいるんですか?」なんで私はこんなことを聞いているんだろう?「T崎先輩」のことが脳裏に浮かんだ。「・・・・・うふっ!」しばらくの沈黙の後・・・彼女は噴き出した。「ナイト君・・・それってあたしのことを誘ってるの?」まさかここで「成り行き上・・・」と言うわけにはいかない。「私は・・・入部してからずっとN田さんのことが気になっていました。・・・・だからこうやって誘っていただいて・・・嬉しかったんです。」入部の時のいざこざがあって・・・・確かに気にはなっていた女性だが・・・・少なくとも今日のお昼過ぎまでは・・・・「好き」という感情はなかったはずである。「そうね・・・あたしも昔付き合ってた人はいたけど・・・・」「T崎先輩」の顔がまた浮かんだ。「・・・・・でも・・・あたしあなたより年上よ?」「うちのおばあちゃんも、おじいちゃんより年上でした。」なんて口説き方をしてるんだろう?そして・・・・しばらくの沈黙・・・・・・・・・・「いいわよ・・・・」こうして・・・・思いもよらないところで・・・・・私には「急ごしらえの彼女」ができたのである。なんていうことだろう・・・・・あんなに「怖い女性」と思っていた「キリン先輩」を・・・・成り行きとはいえ口説くなんて・・・・・その日は・・・彼女を家まで送り・・・玄関の前で別れたが・・・・彼女の家・・・・想像以上の大きな家・・・・都会にこんな大きな家なんて・・・もしかしたら想像以上の金持ちの娘かもしれない。18歳の私は・・・「貧乏土建屋」の倅で・・・・将来嫁に貰いに行くとなったら釣りあうんだろうか?そんなことまで考えてしまった。まだ手さえ握ったこともないのに・・・・・さっき、なんとなく付き合うことになっちゃったっていうのに・・・・どうやってアパートにたどりついたのか・・・・まるで覚えてもいなかった。 その翌日のことである。昼休みに部室に顔をだそうとしたが・・・どんな顔をして「キリン先輩」と会えばいいのか戸惑っていた。昨日の今日で・・・急に馴れ馴れしくしてはいけない。かといって・・・・他人行儀っていうのも・・・・・部室までの足取りが重かったが・・・・・「ナイト君・・・おはよう」「キリン先輩」だった。彼女は小走りに私に近づいてきて・・・・「こうなったっていうのは・・・・みんなには内緒だからね」優しい笑顔でほほ笑んでくれた。「もちろんです・・・・いつもと同じ先輩後輩ですから・・・」二人は並んで部室に入っていった。中には「A山部長」が・・・手持無沙汰のように・・・左手に野球のグローブをつけボールで遊んでいたが・・・・二人が一緒に中に入っていくと・・・・「おっ、珍しいな?・・・・てっきり仲が悪いのかと思ってたN田とナイトが・・・手をつないで一緒にやってくるなんて・・・・」もちろん手を繋いでなんかいない・・・・・・「仲が悪いって見えたのは部長の偏見ですよ。・・・・・ナイト君は可愛い後輩ですからね」「キリン先輩」はそう言うと・・・軽くウインクして見せてくれたのである。 続く
2009.11.13
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「今更遅いよ・・・」って言われても、いま思いついたんだもん・・・・ 酒井法子被告の刑が出ましたよね。懲役1年6ヶ月、執行猶予3年でしたっけ?裁判の中で・・・・旦那の高相被告と離婚するなんていうことを言ってたみたいですけど・・・・旦那の方は別れたくないみたいで・・・・だいたい・・・「自称プロサーファー」っていう職業で・・・・家族を養っていくつもりもないでしょ?父親が金持ちだから・・・その財産を食いつぶすつもりなんでしょうけど・・・・裁判なんだからもっとまともなことを言えばいいのに・・・・ということで・・・駄洒落 「酒井法子さん・・・・旦那の高相さんから・・・・離婚を考え直してくれって・・・・高そうなサファイアの指輪が届いてますけど!・・・・」 「もうイヤ!!・・・サーファー、いや!!」 子供と二人で・・・人生をやり直しましょう。
2009.11.13
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中学生の時の化学実験の授業でした。ドラえもんに出てくる「ジャイアン」のような友人が近づいてきて…「なあ…昼飯代、忘れたんだよ。…金、貸してくれないか?」優しい口ぶりなのだが、明らかに脅している。少し怖かったが、私は近くに「しずかちゃん」のように可愛い女の子がいたので、強がってみせた。「借りるって云うけど、その前に今までのある借りを返してくれ!」「なんだと!」「だから、ある借りを返せ!」怒った「ジャイアン」はコブシを上げたが、その時…クラスのみんなが私の応援をした。「そうだそうだ!…ある借り(アルカリ)を返すのに…賛成(酸性)!」リトマス試験紙が必要かなあ?
2009.11.12
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「小説もどき」に官能シーンを・・・というご要望にお答えしようと思って・・・・なんとか女性とデートするシーンまでやっとこさこぎ付けたんですが・・・問題はここからですよ。 こんな時・・・私のような「もてない男」は・・・・経験不足が露呈するのです。 「子供が二人いるくせに・・・」って言ってるのは誰ですか? うちの子供は・・・「コウノトリ」が運んできたんですからね! ということで・・・・ぜひ皆さんからの教えを請いたいと思います。 取材にうかがいますから・・・官能シーンを見学させてください。 それでは続きをどうぞ・・・・・ 《歌手になるつもりが・・・(18)》 「入部して1か月たつけど・・・どう?コーラス部は?」「うーん・・・・正直に言っていいですか?」酔っ払っていたせいもあって・・・・私は日頃の鬱憤をここで吐き出した。「まず基本ができてない。・・・・・女声で腹式呼吸ができているのはほんの数人・・・・腹筋が弱いんだから・・・・腹筋を鍛えることをしなくっちゃ。・・・腹式呼吸ができてないから・・・鶏の首を締めあげたような・・・・のどに力の入った声しか出せてないでしょ?・・・・そこからまずやらなくちゃ。」「あなたがおっしゃる通り・・・・うちのクラブは基本からできてないもんね」この言葉に・・・私はどきっとした。今まで・・・・「君」とか「ナイト君」としか呼ばれたことがないのに・・・・「あなた」と呼ばれ・・・・「おっしゃる」なんていうのは尊敬語じゃないか?彼女もけっこう酔ってきたんだろうか?「あなたが指導者なら・・・・これからどんな訓練をすればいい?」私はこの質問に・・・様々な練習方法を説明した。かなり・・・情熱的な話し方をしたのも・・・きっと酔った勢いだったと思う。「あなたって・・・・T崎君に似てるね?」突然・・・・「キリン先輩」がポツンとつぶやく。その瞬間・・・私は息が詰まった。ゆうべの「T崎先輩」の顔がまざまざと蘇って来たのだ。「僕は昔・・・・N田と付き合っていたんだ」「T崎先輩」の言葉がじわじわと・・・・頭の中に広がってゆく。「似てませんよ・・・」あんなにカッコよくないし・・・あんなにキザじゃない・・・・そう続けようとしたが・・・「昔は彼も・・・・コーラス部をこうしてレベルアップしたいって・・・・良く言ってたなあ・・・・」思い出すように呟く彼女・・・・独り言のようだったが・・・・彼女の眼はしっかりと私を見ていた。2時間ほどいただろうか・・・・・「ああ・・・そろそろ帰ろうか?・・・・もう9時だし・・・・」「そうですよね・・・」私はモッと一緒にいたかったのだが・・・若い女性・・・しかも両親と一緒に暮らしているとなると・・・この辺がタイムリミットだと思った。彼女が御馳走してくれるという話だったが・・・男のメンツっていうか・・・奢られるわけにはいかない。「先輩・・・私が払いますよ」そういうと彼女は・・・「やッぱり君ってあいつに似てるよ・・・・」そう言って自分の財布をあっさりバッグの中にしまいこみ・・・さっさと外へ出て行った。私が支払いをするということは・・・・それは男として当たり前のことだと思ってはいたが・・・それより・・・・さっきまで・・・・「あなた」と呼ばれていたものを、また「君」に逆戻りされていることが少しさびしかった。「麗ちゃんの方が年上でしょうに・・・あの子金持ちのお嬢さんよ?・・・支払ってもらえばよかったのに?」女将は気の毒そうにそう言った。「いいんです。・・・・このお店紹介してもらっただけで・・・・青森が恋しくなったら、また寄せてもらいます。」店を出ると・・・彼女が待っていた。「じゃ、駅まで送って行ってあげる」「いいですよ・・・・子供じゃないんだし・・・駅ぐらい一人で行けますよ」「なに言ってるの?・・・・まだ未成年のくせして」「それより・・・今日は楽しかったです。・・・まだまだ先輩といろんな話がしたかったな?」そう言うと彼女はきょとんとした顔をして・・・・「それだったら・・・もう一軒どこかに行く?」「えっ?・・・・だって先輩・・・門限が・・・・」「なに言ってんの・・・・君が未成年だから早く帰してあげなくちゃと思ったから帰ることにしたのに・・・・言っちゃなんだけど・・・あたしは成人式が済んでるから立派な大人・・・君はまだ18歳の未成年じゃないの。」そう返事が返ってきた。「ねえ・・・じゃ、喫茶店にでも付き合ってくれませんか?」私から誘ってみた。「時間大丈夫?・・・・あたしならいいけど・・・」正直・・・・小料理屋で支払ったから財布の中にいくらも入ってない。喫茶店ぐらいしか入れないのだ。ふたりは並んで歩きながら喫茶店を探す。その時・・・・向こうから酔っ払いの二人組がふらふらと上機嫌で歩いて来る。「キリン先輩」はその酔っ払いから逃げるようにして私の腕にしがみ付いてきた。ワンピースを通して、彼女のやわらかな胸のふくらみを感じた。 つづく
2009.11.12
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むつ中央ロータリークラブが「創立25周年記念」としてむつ市に寄贈する予定になっていた「石碑」がようやく完成しました。これです。むつ市の新しい「花・木・鳥」がようやく制定されたのが先月末・・・・・デザインが決まって石屋さんに発注。一か月かかりようやく完成しました。見えますか?それぞれの石柱の上に・・・・写真が刷り込まれています。花は・・・・はまなす木は・・・・ヒバ鳥は・・・・白鳥(以前はオオハクチョウでした。)昨日・・・むつ市長を交えて、除幕式を行ってきたんですが・・・・これでようやく私も「創立25周年記念式典実行委員長」の役割を終え・・・肩の荷がおりました。あ、ついでにこの日参加できた「むつ中央ロータリークラブ」のメンバーの写真もご覧ください。
2009.11.12
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「父ちゃん…今日もお酒を飲むのか?」「あぁ…今月は忘年会も始まるし…浮世の義理って奴でね。」「母ちゃんの機嫌が悪くなるぞ。」「みさえは、男の付き合いってものの大切さがわかってないからな!…しんの介…みさえをとりなしといてくれよ?…父ちゃん、飲んできても良いだろ?」「しょうがない…今月だけは…飲~べ~んばあ…」11月はノーベンバーで良いんだよね?あなたも今晩辺り…「飲~べんば~?」
2009.11.11
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駄洒落が不調につき・・・こうして「小説もどき」を書く事が多くなっています。どうしちゃったんでしょうね?・・・・・私・・・・・昨年までは「湯水のように」湧き出でていたものなのに・・・・駄洒落・・・・夏あたりからさっぱりです。それじゃ続きをどうぞ…・ 《歌手になるつもりが・・・(17)》銭湯から帰って・・・着て行くものを選ぶ。といっても、「キリン先輩」と併せようとすると無理だった。「これは着て行くわけにはいかないよなあ・・・・」目についたのは・・・・先だって「T崎先輩」からいただいた・・・グリーンのジャケットだったが・・・これを着て「T崎先輩の元カノ」の前に行くっていうのは度胸がいる。もしかしたら・・・・「キリンさん」はそのジャケットのことを知っているかもしれない・・・・・これを着て行ったら…喧嘩を売ってるみたいだしなあ。かといって・・・入学式用に買ったスーツにネクタイだと・・・・まるで七五三のように見えてしまう。考えた末・・・高校時代から履いていたジーパンにスカジャン・スニーカー・・・それで行くことにした。「キリン先輩は・・・お昼に着ていたスーツなんだろうな?」想像してみると・・・その衣装の二人は・・・家出少年と少年補導員のように思えたが・・・これしかなかったのである。 吉祥寺の待ち合わせ場所は・・・・駅の改札口。田舎から出てきたばかりの私には・・・・ほかのところでの待ち合わせは出来ない。約束の30分前には改札口に立っていた。「おまたせ・・・・」彼女も5分ほど前には到着したのだが・・・・やはりお昼と同じスーツだった。「すんません・・・私・・・着るものがこんなのしかなくて」彼女はしばらく私の全身を見ながら・・・・・「なかなか良いんじゃない?」そう言った。「でも、先輩の洋服と全く似合わないでしょ?」「姉と弟が・・・カップルと間違えられるような洋服を着ているよりいいと思うよ!」姉と弟・・・・言われてみるとそう見えなくもない。「じゃ行こうか・・・・・」彼女は先に立って歩き出し・・・私はそのあとを小走りに駆けだした。背が高い・・・ということは・・・彼女は脚も長いのである。じゃっかん私の方が身長はあるが・・・・自慢じゃないが胴がより長い。つまり、歩幅は彼女の方が大きいのだ。5分ほど歩いただけで疲れてしまった。「ここよ・・・」連れて行かれたお店は・・・・学生たちが良くコンパで使っているような居酒屋ではなく・・・こじんまりした小料理屋であった。10人ぐらい腰掛けられるカウンターがあり・・・・後ろの小上がりは2テーブル・・・「あら・・・麗ちゃん・・・・男の子を連れてくるなんて珍しいじゃない?」この時初めて「キリン先輩」のファーストネームが「麗子」であることを知った。「この子ね・・・・大学の後輩なんだけど・・・・おかみさんと一緒の青森県出身だから連れてきてあげたのよ。」小上がりの奥の席に上がりながら、彼女がこう言うと・・・・「へえ・・・あんたも青森なの?・・・・青森のどこよ?」女将が興味深げに聞いてきた。「むつ市です。」「あらそう・・・・あたしは青森市・・・・へえ・・・・青森県人か・・・・もっともあたしはしばらく帰ってないけどね」そんなことから・・・女将と私の故郷談議がしばらく続いた。話しに入って来れない「キリン先輩」が・・・・「ねえ・・・なんか作ってよ・・・・それからあたしは日本酒・・・・ほら津軽のお酒があったでしょ?・・・・あれにして・・・・ナイト君は何にする?・・・・日本酒で良いんでしょ?」口をはさんだ。「私も・・・じゃあ日本酒で」「このお酒・・・・辛口すっきりで美味しいんだから・・・」女将は御銚子に入った日本酒を運びながら、私に小声で囁くように言った。「この女には気をつけなさいよ・・・・元は九州女だからお酒は強いからね」もちろん冗談で・・・「キリン先輩」にも聞こえるように囁いていたから・・・彼女も切り返した。「そんなことないよ・・・・この子は土木科だから・・・きっとあたしより強い・・・」偏見である。私は大学に入るまで・・・・まるで飲んでいないと言えば嘘になるが・・・そんなにお酒は飲んだ事がなかった。ましてや…ビールなどの軽めなお酒だけだから・・・・日本酒はお正月のおとそ程度しか飲んだことはない。でも、「九州女」という言葉に引っ掛かって・・・そのことを質問した。「N田さん・・・・九州なんですか?・・・・・私はてっきり東京生まれの東京育ちだと思ってました。」「ああ・・・生まれも育ちも・・・・小学生の時までは熊本」「熊本」は・・・・私の祖父の生まれ育ったところである。・・・そのことを告げると・・・・「へえ・・・熊本のどこなの?」私も詳しくは知らないが・・・・祖父の実家は・・・祖父が一人っ子だったことから・・・今は私の母親の姉夫婦が守っていた。・・・・確か「水前寺公園」の近くであった。「あら・・・私も水前寺公園の近くで生まれたのよ?」カウンターの中で女将が、料理の手を休めて・・・「青森育ちで熊本の血も入ってるのか・・・・それじゃあんたはお酒が強いね」そう断言されたが・・・・正直・・・今でもお酒は弱い。この時も・・・「キリン先輩」の肌は・・・いくら飲んでもほの赤くなる程度なのに・・・・私ときたら茹でダコのように真っ赤になっていたに違いない。そのうち別のお客も入ってきて・・・・女将さんとの話は途切れ・・・・話題はコーラス部のことになってきた。 続く
2009.11.11
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今日は・・・・昼食付きの会議がふたつある。片方は11時半からの会議で・・・・もう一方は12時半からの会議。どちらも出席できそうなのだが、もう一方を明日にしてもらえれば助かるのになあ・・・・・二つとも食べればいいって?若いころと違って・・・・そんなに食べられませんよ。じゃ駄洒落・・・・・ 「あの喫茶店のウェィトレス・・・・昨日シネコンで見かけたよ?」 「ああ・・・そういえば、マスターと一緒に映画を見に行くって言ってたもの。」 「へえ・・・どんな映画を見たのかな?」 「タイトルは知らんけど・・・・マスターと洋画らしい」 マスタード=洋辛子・・・・バンザ~イバンザ~イ!!
2009.11.11
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「ナイトさんてさぁ…歌手になるつもりだったの?」このブログを読んでくれている地元・むつ市の人から、こんな質問をいただきました。その質問に関しては、ノーコメントとさせていただきますが…学生時代の私は、ある曲を完全に私の「持ち歌」とし、ギター一本弾き語りで…女の子達にキャーキャー言われていた時期がありました。もちろん、プロのシンガーソングライターの歌をコピーして歌っていたんだけど…女の子達には…「本物よりナイトさんが歌ったほうが良い!」って言われたこともあったんです。その歌とは…「歩きつづけて」っていうタイトルで…「別れのサンバ」とか「黒の舟歌」なんかの「長谷川きよしさん」が作った歌なんです。「♪話し続けて、このまま~どんなことでも~その声を聞いていたい~今はそれだけ~」そんな歌詞だったんですけど、カラオケの中には入ってないんですよね。機会があれば、皆さんにも聞かせたいんですけど…残念です。それでは続きをどうぞ…《歌手になるつもりが…(16)》喫茶店で「キリン先輩」と向かい合って座り、私はピラフを食べ…彼女は真っ白なカップでコーヒーを飲んでいる。私はすごく緊張していた。確かに影では、背が高く首筋がホッソリしていることから、私はからかうように「キリンさん」と呼んでいたが…実際、これほど上品な美しさをもつ女性に会ったことがなかった。そんな女性と二人っきりで向かい合っている。周囲に知り合いは誰ひとりいなかったが、それでも周りが気になった。「ナイト君…どうしたの?」私を覗き込むその目に吸い込まれるような錯覚がした。「せ、先輩こそどうしたんですか?…悪いと思ったって伝えるだけなら、練習の時だっていいじゃないですか?…それに私…そんなに気にしていませんから…」「それだけじゃないの…君が入部してから、アタシの厭な部分しか見せてないような気がして…君とちゃんとお話ししたこともないし…」そう…この一ヶ月、私は「キリン先輩」の厳しいところしか見たことがなかったし、まともに話しをしたことも無かった。「ねぇ…アタシこれから授業なんだけど…今までのこと全部のお詫びに、夕飯をご馳走するわ!…」急に思いたったように彼女は言った。「い、いやいいですよ…」この時、恥ずかしながら…私は勘違いしたのだ。(彼女のアパートに連れて行かれて夕飯をご馳走になるなんて…)しかし…(待てよ?キリン先輩って親と一緒に暮らしてたんじゃないか?)そう…完全に私の勘違いだった。「あのね、美味しいものを食べさせてくれるお店、見つけたの。…日本酒のお店だけど良いでしょ?…吉祥寺なんだけど……」約束の時間と待ち合わせ場所を決め、彼女は目の前に置かれた伝票を手にして立ち上がった。「あっ、それ!」私が払います…という言葉が出かかる前に…彼女は…「土木工学科ではこんな時、先輩が支払うことになってるんでしょ?!」そして軽くウィンクをしてレジに向かったのだ。私は…相手は女性だぞ…と思いながらも…「オス!先輩!ご馳走になります!」そう叫んでいた。そのあと、どうしたと思う?私はそのあとの授業をすっぽかして、急いでアパートに帰り…いつも利用している銭湯へ走ったのである。続く
2009.11.11
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「聖徳太子様・・・ずいぶんお疲れのご様子ですね?」 「一度に何人もの人の話しを聞かなくちゃならないから、僕・・・疲れちゃったみたい。」 「お疲れの時は甘いものが・・・そうそう・・・ショートケーキがございますけど・・・あとになさいますか?」 「あ、・・・いまショート!食いたいし・・・・・」 こんなんしか思いつかない・・・・・・スランプだ・・・・・
2009.11.10
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夕べ何気なく「日本地図」を見ていました。 もちろんジュニアの地図帳なんだけど・・・・・実は地名から「駄洒落」を作れないものだろうかと・・・・一生懸命見てたんです。 北海道の地図を見てて・・・・今まで気付かなかったものを発見! もちろん地理に詳しい方や、北海道の方はご存じなんでしょうけど・・・・・ 「屈斜路湖」っていう湖・・・ありますよね? 実はあるときニュースで・・・「クッチャロ湖」っていう湖近辺のニュースが出てまして。 「アッ!・・・このアナウンサー間違ってらあ」 と思ってたんですよ。 「クッチャロじゃなくてクッシャロでしょ?」 知ったかぶりは恐ろしい・・・・・同じものだと思ってたんですよ。 ところが全く違う湖でした。 「屈斜路湖」は・・・北海道釧路支庁管内・弟子屈町にある湖で・・・・阿寒国立公園の中にある一方・・・・ 「クッチャロ湖」は・・・同じく北海道ですが、宗谷支庁・浜頓別町にあるもので・・・北オホーツク道立自然公園にあるものだったんです。 皆さんはご存知でしたか? すぐ地図帳を出してご確認ください。 それでは・・・・続きをどうぞ…・ 《歌手になるつもりが・・・・(15)》 幹部会に呼び出され・・・私は散々な目にあった。 前日「T崎先輩たち」・・・つまりフォークバンドとしてプロデビューしていた人たちと一緒に帰ったことが・・・・コーラス部員として軽はずみだ・・・・と言うのだ。 しかし、それはおかしな話・・・・・ なぜなら「T崎先輩たち4人」だって、いまだに退部したわけでもなく、れっきとした「コーラス部員」じゃないか。 私は問い詰められながらも、この幹部連中に不信感を抱き始めていたのだった。 昼休みが終わり・・・・私は、午後の授業が始まるからという理由で・・・・引き留めようとする幹部たちを置き去りにし・・・・さっさと部室を出た。 午後一番の授業は「製図」・・・・まだ初心者の段階だから・・・・「丸ケント紙」と言う独特の用紙に・・・直線を引いて行くだけの作業だったが・・・・胸のうちがモヤモヤして集中できない。 したがって線の太さが一定しないから・・・この「製図練習」を提出しても、まともな点数がもらえそうもなかった。 「先生・・・・私、少し熱があって・・・・製図がまともに出来そうもありません。・・・今晩、家で仕上げてきますから・・・今日は帰っていいですか?」 担当の講師の先生の許可を得て・・・・私は教室を出たのだった。 帰るつもりはなかったが・・・もちろん部室にも行くつもりはなかった。 まっすぐ公衆電話に走る。 そして・・・・「T崎先輩」から、夕べ貰ったメモを取り出し・・・そこに書かれてある電話番号のダイヤルをまわした。 「あ・・・もしもし・・・私・・T崎さんの大学の後輩で・・・ナイトと言います。・・・・昨日、T崎さんから、そこへ電話するように言われたんですが・・・・・」 そこは「T崎先輩たち」の所属するプロダクション事務所だったらしく・・・電話の相手はすぐほかの人と代わった。 「ああ・・・君・・・ナイト君・・・ていったね?・・・・T崎から聞いてるよ。・・・・」 昨日の今日なのに、連絡が通っていた。 「ボイストレーニングのことなんですけど・・・・・」 「ああ・・・今週の予定は・・・・明後日の11時、渋谷の〇〇っていうスタジオだから・・・・」 もう私が参加するものとしてあった。 電話を切り・・・・少し落ち着いて・・・その時昼飯がまだだったことを思い出す。 最初は「学食」に向かおうとしていたが、きっとそこにはコーラス部の誰かがいそうな気がして・・・・私は外の喫茶店で食事することにした。 ボックス席に座り、ピラフを注文してから・・・・これからの自分の方向を考えていた。 (コーラス部を辞めて・・・・T崎さんたちと一緒に歌が歌いたい) さっき、幹部会で責められたことを思い出し・・・またムカついてきたのだが・・・・電話をして自分の進むべき方向が決まったと思った。 そのとき・・・ 「ここ、いい?」 目の前に「キリン先輩」が立っていた。 「先輩・・・どうしてここに?」 「さっき君が電話しているところを見かけたのよ。・・・・で、さっき部室で君のことをいじめすぎちゃったかなと思って・・・・謝りに来たんだけど・・・・」 いつもの厳しい顔が少し和らいで・・・・優しそうな「キリン先輩」がそこにいた。 続く
2009.11.10
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土日は何かと用事があって・・・・けっこう疲れました。ところが夜・・・眠れないんですよね。ウトウトしかけたのがもう明け方近かったんだと思います。だから・・・・今朝起きたのは7時過ぎ!もう少しで遅刻しそうになりました。洗面をし、急いで着替えて・・・・朝食を抜いたまま家を出ました。おなかすいたなあ・・・・・ 《歌手になるつもりが・・・(14)》「週に一回・・・・僕たちと一緒にボイストレーニングしよう」「T崎先輩」の申し出に・・・・コーラス部の練習に物足りなさを感じていた私だったから、ありがたいことではあるのだが・・・返事をしないでいた。「N田のことを気にしてるんだろ?」「N田」とは「キリン先輩」のこと・・・・・・「いや・・・それは・・・・」特に「キリン先輩」のことを気にしていたわけではなかった。しかし、「T崎先輩」は・・・私の言葉尻をとらえて続けた。「あの子・・・・昔僕と付き合ってたんだよ・・・・よくコーラス部のレベルを上げるにはどうしたらいいのか・・・話し合ってたんだけど・・・・僕が我慢しきれなくなって・・・あいつらと一緒にプロデビューしちゃっただろ?・・・・裏切り者って言われて・・・それっきりさ。」二人が付き合ってた・・・・私にはなんとなく有り得ることのように思えた。似合うカップルだ。しかし、「キリン先輩」の気持ちとしては、誰よりも裏切られたという思いがしたんでしょう。だから、「T崎先輩」を責める急先鋒になってしまった・・・そう考えると納得がいったのです。「T崎さんは、なんでコーラス部を辞めないんですか?」それには笑って答えてくれなかった。「ところで僕・・・・明日早いから帰るけど・・・・君どうする?」どうするって言われても・・・・・「あのう・・・・ここはどこですか?」「え?ナイト君は歌舞伎町に来たことないの?」ここは東京一の不夜城・・・・「新宿・歌舞伎町」だったということを聞くまでまったく知らなかった。「駅はどっちですか?」「チッ」と舌打ちした「T崎先輩」だったが・・・・タクシーで駅まで乗せていってくれた。別れ際・・・・彼は1枚の名刺を渡して・・・・ボイストレーニングを一緒にしようと言って別れた。その翌日のことである。この日は授業が連続していて、部室に行く予定はしていなかったが、昼前の授業が終わり教室を出ると、そこに「O坂先輩」が待っていた。「ナイト…部室に一緒に行ってくれないか?」その声には、絶対に断ることの出来ない響きがある。不安を打ち消すために、わざとのんびりした口調で…「どうしたんですか?」…と聞いてみたが、それにはひとことの返事もない。さっさと前を歩く「O坂先輩」の後を…ただ黙って追いてゆく私を…周囲の人はきっと…断頭台に引かれて行く囚人のように思ったに違いない。部室に着くと…そこには5人の幹部が待っていた。「A山部長」が先に声を出した。「ナイト…おまえ…昨日、T崎達と一緒に帰ったんだって?」やはりそのことだった。「昨日の練習が終わった後、幹部会で彼等の対応を話し合ってたこと…君だって知ってたでしょう?」部長の話しを遮って、話しを継いだのは「キリン先輩」だった。「ただ一緒に帰っただけですけど…」ただそれだけなのに…幹部会の呼び出しを受ける謂われはない…私は少し膨れっ面をしていたに違いない。「叱ってるんじゃないのよ、ナイト君…ただどんな話しをしたのか聞きたいの。」 これはコーラス部でいちばん冷静な「N沢井副部長」…初登場かもしれないが、ある意味、一番怖い先輩であった。「どんなって…コーラス部は楽しいかとか…満足してるかとか…」嘘はついてないが、ボイストレーニングを一緒にしようと言われたことは話さなかった。続く
2009.11.09
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下書き保存しておいたはずなのに・・・・・消えちゃった。・・・・・「小説もどき」の続きですよ。どんな操作を誤ったんでしょうか・・・・・・・・ショックが隠せません!したがって駄洒落・・・・・・・・「あのナイトが・・・・・床板を踏み抜いて・・・大怪我らしいぞ」「そりゃ愉快だ!」 誰かお見舞いください!
2009.11.09
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皆さんから…「ナイトの駄洒落も枯れて来ちゃったね…もうヒットも出ないね」そう言われてますけど…こうなりゃデッドボールでもフォアボールでも…きっと塁に出てやる。というくらいの気持ちで駄洒落…「これから銀行に金を借りに行くんや…」「サラ金ならともかく…銀行…日曜日には貸さんでー!」振り逃げだけど、執念で塁に出てやる!
2009.11.08
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