《 幸せのひろいかた 》  フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA

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2007年04月04日
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テーマ: 足下を掘れ(72)
カテゴリ: 人間とは何だ
今、自分が一番欲しいものは何かと考えたら、“安心”かもしれないと思った。

現在の、将来の生命を存続させることが出来る“安心”

若かった頃には思いつかなかった結論だ。

冒険、挑戦、アバンチュール…、危険地帯に踏み込む勇気が人生の醍醐味のような気がしていた。

虎穴にいらずんば虎児を得ず。

たとえリターンがなくても、むやみにハイリスクを求めていた。

それが青春の証。

生命を感じる時。

しかし、今は違う。



安全第一。

煙じゃないんだ、高い所なんか行きたくねえ。

欲しいのは、安寧な今日と、今日と同じ明日。

夢のない老人の逃避的結論に聞こえるかもしれないが、“安心”を求める感情は案外生命の本質であるかもしれない。

生命体が与えられているミッションは二つ。

その生命体自身が生きること。

生命体の個の遺伝子を受け継がせること。

よって、生命体を維持するために、増殖を可能にするための環境が求められる。

それがかなえられれば、心おきなく生きられるし増えることが出来る。

これすなわち“安心”を追求することではないか。

そもそも、安心の地を求めた生物だけが生き残っており、危険を好んだ生命がいたとしたら、とっくに絶滅しているはずだ。



それがようやく解った。

賢い人々は解っていたことなのだろう。

生命体としての本来の目的を踏襲するには、99%が“安心”に立脚することが必要だ。

ただ、天変地異に備えて、1%は危険を冒す役回りも必要になる。

万が一に備えて冒険をする。



危険に対応する当番は、明らかに損な役回りだ。

だから本当は誰もやりたがらない。

誰もやらないと、全体の問題としてまずいので、それがカッコよく見えるように、密かにDNAにプログラミングされている。

それで、99%の凡庸な平和主義者より、1%の危ない奴がもてたりする。

もてたいから、バカな男は不良を目差す。

しかし、本質的に生命体は“安心”という引力の元に集結する仕組みを持っている。

生命体維持という第一目的の指令だから。

新たなる挑戦を試みるモードもあるのだが、適当な所で“安心”モードにオンするようになっているようだ。

どの時点でオンオフ入れ替わるかは個人差があるのだが、最後にはみんな入れ替わることになっている。

僕の場合は50年かかったと言うことだ。

早くはなかったが、遅すぎることはない。

それが解ったからには、堂々と“安心”に寄り添うことにしよう。

どっぷり浸かって、危険を遠ざけよう。

これは皮肉を言っているのではない。

僕という生命体の本質がやっと見えたと言うことだ。





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最終更新日  2017年09月05日 08時35分39秒
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