やってきました、恒例の”振り返ってシリーズ”。
”振り返って”を”振り返ってみると、2010年から始めているので、今回で6回目。
人は1年で成せることは少ないが、10年で達するものは大きいという。
このブログ自体が10年半、"振り返ってシリーズ"もこのまま続ければいずれ10年を迎えるであろう。
その時10年を振り返って、自分にもたらした成長を確認できればいいと思う。
今年も『読売新聞・読者が選らぶ10大ニュース』の項目を借りて、僕の感じたこと、考えたこと、伝えたいことを述べてみたいと思う。
これは第一回からの方法で、当時は読売新聞を購読していたので、当然の流れで採用したのだが、現在我が家の新聞は『東京新聞』だ。
震災以後の読売の”原発報道”に疑問が湧き(許されざる偏向報道)、東京新聞に変えたのだが、これはいい判断だった。
東京新聞は他の事件や評論についても、僕の考えるスタンスとほぼ同じ感覚で記事が描かれているので安心ができる。
なぜ読売が狂ってしまったかについては、ここで論じる意味がないので次に譲る。
ともかく今年は時間がないので、深く掘り下げている余裕がない。
自分の反射神経のみを頼りに、ともかく開始したいと思う。
【1月】
1)箱根駅伝、青学大が初優勝
第91回東京箱根間往復駅伝競走(箱根駅伝)で、青山学院大が、大会新の10時間49分27秒で初総合優勝となる。
これがニュースになったのは、監督の原晋氏のユニークさが話題となったため。
駅伝は毎年何となく見ているが、あいにくそれほど深く語れる知識は持ち合わせていない。
「山の神」とかのチェックを入れるぐらい。
この監督の話も、駅伝と無縁のビジネスマン出身とか伝説の営業マンとか言われていても、明確な異質性が伝わってこない。
行き詰った日本社会全体が、何か新しいパワーを必要としていて、新年ネタとしてこのニュースに食いついたのだろう。
2)マクドナルドなどで食品に異物混入
マクドナルド”など”としているが、この異物混入騒動が巨大企業を傾かせるまでに拡大したということだ。
異物混入事件は昨年の「ペヤングソース焼きそば」から引き続いているものだが、釈明会見に出席したマクドナルド重役の謝罪態度も悪影響して、SNSの投稿も激しさを増し、水に落ちた犬を一斉に叩き出す様相だった。
昨年の中国工場のマックナゲット期限切れ肉騒動に対処したカサノバ新社長も不遜でイメージを悪化させたが、大企業のサラリーマン重役の心理は売り上げ至上主義で、客に対する共感は一切ない様だ。
企業も人も、”成功体験”はあまり将来の進歩につながらない。
うまくいったことだけを引き継いで継続しているだけでは、いずれほころびが生まれ、不測の事態の対応を誤る。
と言っても、クレーマー全盛の”消費者王様風潮”は行き過ぎている気がする。
被害を補てんすべきは当然だが、次の事故を防ぐための行為であると、お互いに善意で対処するべきものだろう。
感情をどうなだめるかのテクニックを学ぶのが目的ではない。
どこか変なのだが、だれも止められない。
この後、11月の決算でマクドナルドは前年比20%減、約300億円の史上最悪の赤字を計上する。
いろいろ手を打って企業存続の努力をしているのだろうが、一度冷えた需要を復活させるには、よほどの努力と決断が必要だろう。
もっとも、我が家でも子供たちが成人してからは、さっぱりマックに食指が伸びず、何年も食していない。
むしろ経年の悪評が積み重なり、敬遠している。
個人的には2004年公開のドキュメンタリー映画『スーパーサイズ・ミー』を見てから食べてないような気がする。
3)「イスラム国」が日本人2人を拘束、殺害映像を公開
今年の話題の中心は「イスラム国」だった。
そしていまだに収束しておらず、「イスラム国災禍」は難民問題も含め広がる一途、シリア・イラクを戦場としてアメリカ、EU、ロシア、トルコが交錯し、第三次大戦前夜の様相も見えるほどだ。
遠く離れた日本としては、本来客観的な判断もできたはずだが、この事件でフィルターがかけられたことは否めない。
当初二人が拘束されたというニュースが伝わった時、かつて高遠菜穂子さんが拉致されたときの記憶があり、日本人だから結局解放されるだろうという甘い憶測があった(裏でどんな取引があったにせよ)。
(あの時から誤解されたままの高遠菜穂子さんのことは http://plaza.rakuten.co.jp/ )
しかし、期待は無残に裏切られ、二人は惨殺され、日本は国としては何もできなかった。
そして日本のイスラム国に対する論調は一つに染まった。
それが悪いということではない。
感情が思考を制限するのが嫌な傾向にあると言いたいのだ。
そもそもなぜ「イスラム国」なるものが生まれたのか。
いったい我々はシリアについて何を知っているのか。
中東問題の根源は何なのか。
すべてすっ飛ばして「イスラム国」殲滅の協調を計るのはいかがなものかと思う。
集団的自衛権の問題が当然絡む。
”地球温暖化詐欺”からの”原発問題”も左右する。
アメリカ・EUとロシアの対立は歓迎するものではない。
トルコは親日国で、ありがたい国であるが、真実の姿を果たしてどこまで理解していたのだろうか。
僕らは中東との実際の距離以上に、歴史や文化に距離を持っている。
それと、もう一つ嫌な感じなのは、「イスラム国」っていうけど、一時「IS」って呼ぼうって誰かに言われてそうしたよね。
あいつら勝手に国を名乗っているだけで、実際はテロ集団、暴力組織なんだから犯罪者なんだからと。
それがいつの間にかまた「イスラム国」っていうようになっている。
そして、オランド仏大統領も、「イスラム国との戦争」と言って空爆を開始した。
20年前、日本で「オウム真理教」というテロ組織によって「地下鉄サリン事件」など多くのテロ攻撃を受けた。
これはテロ組織だったから、日本の警察が対処した。
もし、オウムが「オウム国」を名乗り、外国でもテロ攻撃をしていたら、外国は「オウム国」との戦争だと言って、オウムの拠点を空爆する理由が発生していただろう(もちろんあり得ないが)。
当然空から爆弾が落ちれば、周りの住民にも被害が及ぶし、そもそもオウム教信者たちのほとんどはテロ活動とは無縁の人達だったはずだ。
「国」を名乗って「戦争」の定義に当てはめれば人を殺してよいというロジックはおかしくないか。
4)横綱白鵬が史上最多優勝
それまでの最多優勝は、大鵬。
「巨人・大鵬・卵焼き」
日本の特有の競技である”相撲”の、大昔のあり得ない記録が、外国人によって破られた。
人種偏見はあってはならないが、ちょっと残念。
子供の頃は、大相撲をよく見ていた。
それこそ大鵬・柏戸から輪島・北の海・千代の富士の頃。
スポーツニュースで相撲の情報も入るから、その程度は継続して知識があるのだが、いつも思うのは、白鵬さえいなかったら優勝争いは混とんとして面白いのにということだ。
かつての巨人大鵬のように、白鵬は強すぎて面白くない。
スポーツは勝ったり負けたりするから、ハラハラして感情移入が出来て面白いのだ。
5)スカイマーク、民事再生法適用を申請
僕はほとんど旅行も出張もしないので、飛行機にも乗らない。
電車に乗るのも年に1、2回かな。
建築業時代に、羽田や成田空港の工事に携わっていたけど、空港の工事だから飛行機ではない。
ということで、日本の航空産業の見取り図はわからない。
たぶん、安価な運賃で大手に挑んでいたベンチャー企業が、大手を追いすぎて、さらに格安な後発ベンチャー企業に足元をすくわれたということなのではないか。
時代を先取りし、新しい企業形態を生み出すベンチャー企業の役割は重要だ。
しかし、規模が大きくなると必ず末端でひずみが生まれる。
それで脱皮が必要となるのだが、ここで間違うケースも多い。
経営に関しては、僕などは何にも言えるものがないが、ひとつ自信があるのは、”感謝の気持ち”が薄れると何事もうまくいかなくなる。
上手くやるために感謝するでは打算的過ぎるが、「ありがとう」をおまじないのように唱えると、結果的にうまく事が運ぶようになる。
スカイマークに感謝が足りなかったかどうだったかは知りませんが。
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