【4月】
15)「パナマ文書」公開で各国に波紋
「パナマ文書」はパナマの法律事務所「モサック・フォンセカ」の40年に渡って記録した1100万件以上の文書の電子データ。
何者かがPCをハッキングしデータを盗み、ドイツの地方紙「南ドイツ新聞」に提供した。
この情報により世界各国の首脳や富裕層が、パナマを初めとしたタックスヘイブン(租税回避地)を利用した金融取引で、資産隠しを行っている可能性が判明した。
主脳関係では、プーチンの友人3人、習近平の義兄、李鵬の娘、キャメロンの義父、盧泰愚の息子など近親者の名前があり、リオネル・メッシやジャッキー・チェンも名前もあった。
日本では政治家や関連団体の名前はなかったが、企業は270法人以上見つかり、セコム、ソフトバンク、丸紅、伊藤忠、楽天、CUU上島珈琲などが、子会社や社長名義で利用していたことが公表された。
haven は「避難所」の意であり、 heaven (天国)の意味ではない。
企業や富裕層はタックスヘイブンなどの裏技を使い、合法的に”節税”をする。
合法であれば租税回避は問題ないというのだろうが、納税義務者の心得としてはいかがなものか。
企業や富裕層がちゃんと税金を納めてくれれば、総税収の個人負担は減る。
逆を申せば、金持ちがちゃんと税金を払わない分、庶民が待ったなしの税金(源泉徴収・消費税)を徴収されているのだ。
彼らの租税回避は年間55兆円と言われている。
日本の国家予算の半分以上、つまり租税回避禁止法を作れば、日本政府の税収は2倍に増えるのだ。
奴らがちゃんと払えば、消費税は廃止できるし、国債の発行もしなくて済むしい、年金や社会保障も手厚くなる。
16)韓国総選挙で与党惨敗
最終議席数は、定数300議席に対し、与党「セヌリ党」122議席(改選前146)、野党「共に民主党」123議席(同102)、「国民の党」38議席(同20)となった。
報道によると、予想外だったらしい。
なぜなら事前の世論調査では、セヌリ党166議席、「共に民主党」91議席、「国民の党」30議席の予想だったから。
日本の”政権交代”のときもそうだったが、与党が敗れるときは、野党に支持が集まったのではなく、与党をお仕置き批判する票が野党に流れたと考えるべきだ。
ではなぜ朴槿恵政権が批判されたのかというと、ひとえに経済不況。
「従軍慰安婦合意」が反感を買ったという日本のマスコミもあるが、それはほとんど関係ない(安倍・朴合意が反故になる率は高くなったが)。
韓国経済は対中国政策の誤りから急転落、崩壊の危機を迎えている。
特に就職の場を失った都市部の若者層の不満が高く、”超格差社会””財閥優遇政策”への怨念が火を噴いたと言える。
この状況が下敷きとなり、半年後の朴槿恵弾劾デモに繋がっていく。
17)エクアドルで大地震、死者660人
熊本が大地震に見舞われた4月14日の3日後、太平洋の反対側のエクアドルもM7.8の大地震に襲われた。
死者661人、負傷者16,600人、行方不明58人の人的被害を受けた。
熊本と同じように、地震のあと豪雨に見舞われ、洪水・地滑りにより被災者をさらに苦しめることとなった。
二つの地震に関連性があるかどうかは、地震学者も意見が分かれているが、地球上は常に地震の危険があり、その大きさは限定的ではない。
ずーと未来の学者は地震を予測できるようになるかもしれないが、その前に人類は絶滅している可能性の方が高い気がする。
18)ロック歌手のプリンスさん死去
1月にデビット・ボウイの死を伝えたが、今度はプリンス。
ボウイは69歳だったが、プリンスはまだ57歳。
同い年のマイケル・ジャクソンと、10代の頃からポップス界をリードしてきた。
他にマドンナも同い年で、3人は常にライバルで親友だった。
マイケル・ジャクソンの金字塔「We Are The World」にプリンスとマドンナは参加していない。
マイケル・ジャクソン研究家(オタク)の西寺郷太氏の著書『ウィ・ア・ザ・ワールドの呪い』からこの二人は逃れた。
”呪い”というのは、西寺氏によると「参加した現役世代のアーティストは、翌1986年までの2年間で自身の調子を最大に上げた後、軒並み失速する」というのだ。
プリンスが「We Are The World」に参加しなかったのは、彼のボディガードが暴行問題を起こし取り調べのためレコーディングに間に合わなかったため。
その結果、呪いは避け、その後もポップス界をけん引し続けるが、最期はオピオイド(鎮痛剤)で命を奪われた。
プリンスは長年腰痛に悩まされており、フェンタニル(オピオイド系)という鎮痛剤を常用していた。
オピオイドはケシから作られる成分で、同じくケシから作るアヘンやモルヒネのように依存症になりやすい。
当時プリンスはインフルエンザにも罹患していたという情報もあり、何らかの副作用が現れたのかもしれない。
マイケルもプリンスにも、何故アメリカ人は「クスリ」を欲するのだろう。
それに、危険なほど与えてしまう医師も問題だ。
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