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大野隆之

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 昨日は跡地はショッピングセンターばかりだと書いたのだが、読谷飛行場跡地のことを見逃していたので、若干ふれておく。

 読谷の跡地計画は「農業生産法人」を育成して、先進的農業地域にするというものである。これは私の知る跡地計画の中で、最も現実的かつ戦略的なものである。本来農地であった軍用地を農地に戻す。その際大規模化、合理化により生産性を高める。何年か前に訪れたときは、まるで荒野だったが、今はどうなっているのだろうか。今度見学してこようと思う。

 これに対して微妙なのが、沖縄市・北中城村合同のキャンプ瑞慶覧跡地計画である。
http://www.vill.kitanakagusuku.lg.jp/site/htdocs/zukeran/project/basic/index.html

 まず全体の3分の2弱ほどが宅地である。残りの3分の1がレクリエーション、学術、観光・ビジネス、その中でも最大の面積が、商業複合施設になっている。快適で住みよい街というのがコンセプトであり、後述するようにキャンプ瑞慶覧の場合、日本人のための住宅地にしたいという気持ちは痛いほどわかるのだが、問題点も明瞭である。これほど広大な敷地に引っ越してくる人々が、いったいどこで働くのか、という問題である。コンセプトには「学ぶ、交わる、休む、遊ぶ、住む、買う」とあり、「働く」は入っていない。実際には北部エリアはうまくいけば一定の雇用を生むだろうが、明らかに供給過剰である。

 今後普天間以外の中南部施設が順次返還され、それぞれの市町村が独自のプランで跡地利用するなら、おそらくどこもここと似たりよったりの計画になり、結果として住宅地の過剰供給という問題が発生すると思われる。現実に那覇市や空港に近く、ここよりはるかに利便性の高い、豊見城市豊崎タウンで既にそれは発生している。宜野湾市宇地泊・大謝名エリアも未だかなりの空き地を抱えている。

 軍用地の間は資産デフレから完全に守られているが、今後は厳しい市場原理にさらされることになる。造成してみたもののいつまでも買い手がつかない、という状況も想定しなければならない。その一方キャンプ瑞慶覧を住宅地にしたいという気持ちもわかる。そもそもキャンプ瑞慶覧は住宅地であり、それもおもいっきり贅沢な住環境だったからである。

 中に入ったことがある人ならわかると思うが、住宅そのものは一部老朽化しているというものの、アメリカ人の土地利用というのは半端ではない。広大に広がる芝生のなかに、ゆったりと間隔をあけた住居。ここを歩くと、アメリカの地方都市に来たような錯覚を覚えるのである。私は息子の親善サッカー大会で入ったのだが、野球グランドも2面も3面もあり、サッカー場も私の知る限りで2面はある。こんなところで暮らしてみたいというのも人情であり、やはりここは今後も住宅地にしたいという気持ちもわかるのである。だがしかし住宅地は雇用を生まない。沖縄に今何よりも必要なのは雇用である。それゆえここをアメリカンタウンというようなリゾート地にする、という案も検討すべきなのではないかと思うのである(続く)。





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Last updated  Jun 1, 2012 11:45:02 PM
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