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大野隆之

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書評1


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98年沖縄文学 回顧


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00年 沖縄文学回顧


海鳴り/長堂英吉


01年 沖縄文学回顧


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目取真俊『署名』


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久志芙沙子「滅びゆく琉球女の手記」


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学術系


オキナワの少年試論マイナー文学の視座から


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04、oct.nov.


des.2004


Aug 13, 2012
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テーマ: 教材作成(27)
カテゴリ: カテゴリ未分類
最初に説明。序論部分ではだいたい「作品の紹介」「だいたいどのように取り上げられてきたか」「自分はどのようにとらえるのか(テーマ・問題設定)」が必要。

今回のは「有名な作品だけど成立過程は知られていないよね、それを調べました」ということなんだが、ちょっとインパクトに欠けるので、最後に加筆修正するかもです。

 谷川俊太郎の「朝のリレー」は長く定番教材として親しまれてきた。最もシェアの高い光村図書の中学一年用教科書では、1981年から1992年まで10年にわたり採録され、現在も2002年以降の三省堂教科書に採録されている。
 またこの作品の受容者をさらに拡大させたのは、2004年、この詩の朗読と映像を組み合わせたCMであろう。このCMはACCグランプリ(テレビCM部門)を受賞しており、現在も動画閲覧サイト等に数多く上がっている。現代の日本人に最も広汎に親しまれた作品の一つと見てよいだろう。
 その一方この作品の成立が1960年代半ばであることは意識されないし、言及される事もほとんどない。これは他の多くの谷川作品同様、この作品が高い普遍性を持っているためである。またこの作品については「教材」という観点から論じられる事が多く、その場合「対句」という技法に関心が向けられ、成立過程等に関心が向けられることはほとんどなかった。これは詩集というコンテクストから切り離された「朝のリレー」という単独の作品のとらえ方としてはほぼ妥当だと思われる。しかしどのような文学作品であれ、具体的な時代の制約と特色の中で誕生したのである。特に1960年代の谷川は他の時期に比較すると、現実の具体的状況にきわめて敏感であり、また具体的な事象を作品化している。「朝のリレー」という作品もまた、その成立過程には1964年という具体的な状況と、その時期の谷川の関心対象、思想が存在しているのである。
 以下本稿では、「朝のリレー」という作品を、もう一度初出詩集である「祈らなくていいのか」に置き戻し、かつ1960年代半ばという具体的な状況から、何を捨象し、どのように抽象化したのかを明らかにしたい。





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Last updated  Aug 13, 2012 03:49:02 PM
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