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大野隆之

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 「週明け」といいつつ、やっぱ入院してからになってしまった。

 先週「琉球大学びぶりお文学賞」の授賞式があった。

http://www.u-ryukyu.ac.jp/top_news/biblio2014122401/
沖国のページの方が見やすいかも・・・
http://www.okiu.ac.jp/topics/detail.jsp?id=791

 行けないという程の体調では無かったのだが、夕方の院生指導は絶対休めないので、大事をとった。後で聞いたのだが、沖国の佳作の学生は、去年卒業したゼミの学生の弟だと言うことである。また詩の部門では日文の名嘉さんが佳作を貰っており、今写真をみるとちょっぴり行けば良かったと思う。

 今年の小説部門は一作だけの受賞作が沖大生、佳作横並びながら実質的な二位が沖国生の作品と言うことになり、県内大学オープン化二年目にして、その効果が早くも出たといえるだろう。もちろんわれわれ選考委員には受賞者決定後までは、それぞれの属性等秘されており、純粋に内容だけで審査している。

 この上位二者は、学部生の作品としてここ数年の中で突出しており、またタイプが違うため単純比較は難しいのだが、この二作品のうちでは「クオリティオブライフ」が受賞作であるというのが、三人の選考委員の共通した感想であった。

 「クオリティオブライフ」は福祉施設実習に参加した大学生の体験を中心とした作品である。問題を先鋭化するために、本人の意識が全くなく、回復不能と判断された状態での安楽死・尊厳死が、合法化された世界を舞台としている。若い世代の一人として医療費の増加や家族の負担等の問題から、尊厳死に肯定的であった主人公だったが、非常に包容力のある施設長の判断で、実習生ながら尊厳死の現場に立ち会うことになる。単純にシステムとして許容してはいても、実際に生きている存在が死んでいくその瞬間何を感じるのか。ここらへんはぜひ作品そのものを読んでいただきたいところである。



 作者が福祉文化学科3年次ということで、日頃の学習や貴重な実習体験を今回の作品で素材としたことは明かであるが、必ずしも体験重視というだけのタイプの創作者ではない。この作者は秋沙美代という女性的なペンネームで女性視点の作品を書き、今年の「おきなわ文学賞」を受賞しているからである。(つづく)





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Last updated  Dec 25, 2014 12:23:56 AM
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