Veronica Swift / This Bitter Earth セシル・マクロリン・サルヴァントに続くMack Avenue正統派ヴォーカリスト、ヴェロニカ・スウィフトが現代が抱える社会問題に焦点を当て、メッセージ性を強く打ち出した新作。 4ビート的な王道の表現に加え、ミュージカル、R&B的なサウンド、ロック、フォークまで表現の幅も広げ、本格派の歌唱を聴かせる注目作。
しかし、それは、表面的な幅ではなく、原曲が持っているメッセージとの対話から生まれた機微も含んでのもの。 例えば、M2の「How Lovely to be a Woman」では、この曲の詩が皮肉を含んでいることを読み取り、従来の劇的な歌唱に“加えて”、ユーモアとアイロニカルな要素を入れてアレンジしたとのこと。 また、M8「He Hit Me (And It Felt Like a Kiss)」では、虐待をテーマにした内容を、削ぎ落としたアレンジで、陰鬱なムードを出すようにしたとし、一方、ミュージカル『南太平洋』の挿入歌 M3にも主題が持つ重みを表現するように試み、今まで明るさを伴って表現されてきた音楽に“怒りのフィーリングを加え”て表現したとのこと。 つまりは、選曲はもちろんのこと、さらに、楽曲と“対話”し、自らの解釈をアレンジや演奏に反映させ、表現しようとする試みと言えます。 メンバーは、前作から作品を支えていたピアニスト、エメット・コーエンが今回も参加するほか、ベロニカの志を理解する仲間が集合。 1994年生まれ、2019年の録音のときは25歳。 しかし、貫禄は、すでに充分。歌唱力も抜群。 先輩であるセシル・マクロリン・サルヴァントとともにレーベルの本格派正統ヴォーカリストとして看板になっていくことを十分感じさせる作品です。
Steven Feifke – conductor (1, 3, 4, 13); background vocals (13) Ryan Paternite – background vocals (13) Will Wakefield – background vocals (13) Stone Robinson Elementary School Choir – background vocals (13) Walton Middle School Girls Choir – background vocals (13)
1. This Bitter Earth 2. How Lovely to Be a Woman 3. You’ve Got to Be Carefully Taught 4. Getting to Know You 5. The Man I Love 6. You’re the Dangerous Type 7. Trust in Me 8. He Hit Me (And It Felt Like a Kiss) 9. As Long as He Needs Me 10. Everybody Has the Right to Be Wrong 11. Prisoner of Love 12. The Sports Page 13. Sing 2021年作品 3月下旬入荷予定 ご予約承り中です。
「CD Veronica Swift / This Bitter Earth」のご試聴、ご予約はこちらへ